汚染 前編 その2

~ 前編 その2 ~

「ねー、みんな今夜うちでパーティーやろうよ」
 俺は、研究室のみんなの前でこう提案した。
「パーティー? なんのパーティー?」
「えっ、そうだな俺の記念日パーティーかな」
「何の記念日?」
「そんなこと気にしないで、記念日って言ったら記念日なんだから」
「そうね、楽しそうだから行くわ」
「私も」
「私も参加ー」
 みんな素直に俺の提案に乗ってくれる。
 ただ、一人だけのりの悪い奴がいた。助手の及川さんだ。あれっ、・・・どうしてだ?
 水の力が効かない?そんなはずは。
 それとなく、平野に尋ねてみた。
「及川さん、今日お茶飲んだ?」
「うーーん、どうだっけ。あ、そう言えば彼女自分でカロリーオフのアミノ飲料を買って飲んでいたわ。痩せているからダイエットなんてしなくてもいいのにね」
 そうか、これじゃ効いていないはずだ。
 さてどうしよう。
 一人ぐらい無視してもいいのだが、彼女を逃すのはおしい気がした。年は28ぐらいだが、他のしょんべんくさい学生と違って大人の色香があった。
「平野、遠山、森田で及川さんを説得して連れてきてよ、絶対だよ」
 そう、頼んで、俺は準備のため先に帰った。

 狭い部屋だけど、6人ぐらいは座れるだろう。そう思いながら掃除をしていた。なにせこの部屋に女の子が来るのは久しぶりだからな。
 そのへんに放り出していたビデオや雑誌を(冠に“エロ”がつく)を押入れに片付けたりと、結構大変だった。
 ちょっとしてから、玄関のチャイムがなった。
 ドアを開けると、買い物袋をいっぱい下げた彼女らが立っていた。
 これらおつまみやアルコールも前もって頼んでいたものだ。
「及川さんは?」
「ちゃんと連れてきたわよ」
 と、遠山が答えた。
 奥のほうにブスッとした顔をした及川さんが立っていた。
「あんまり、しつこく誘われるから、来たわよ。ちょっと参加したらさっさと帰るからね。」
 あまり乗り気でやってきたのではないらしい。まぁ、いい。来てくれただけでも。
「さー、どうぞ」
 みんなを部屋に招きいれる。
 こんなに大勢の女の子が入ったのは初めてではないだろうか。
 むさくるしい男の部屋があっというまに、香水や化粧のにおいで充満した。彼女らの格好も、華やかだ。
 夏のまっさかりということもあって、みんな薄手のシャツや、Tシャツ、ホットパンツやミニスカートなどの格好であった。けっこう露出度が大きく、目のやり場に困りそうだ。
 お嬢様の平野には、特に落差の激しい格好を要求してあった。やはりこれは注目を引いたようでみんなから、からかわれていた。
「由美ちゃん、今日の格好ちょっとすごいわね、研究室に着てきたのと違うじゃない、男の部屋に行くからって気合入っているんじゃない」
「何言ってるんですか、みなさんだってちゃんと着替えてきているし、わたしだけじゃないですよ」
「でも、普段の格好とギャップがありすぎるのよね、いつもはちょっとゆったり目のひらひらのブラウスに長めのチェック柄のスカートでしょう、お嬢様の定番よね。」
「そうそう、風に拭かれるとゆらゆらしてか弱そーって雰囲気なのよね」
「で、今日の格好は何! 胸元の切れこんだ身体にぴっちり貼りつたキャミソールに、ミニスカート、勝負服って感じね。」
「それに、由美ちゃん、ブラつけてないんじゃないの?」
「もー、そんなことどうでもいいわよ、今日は工藤君の記念日なんでしょ、お祝いしましょうよ」
 平野はみんなら冷やかされて顔が真っ赤になった。確かに格好はずいぶん変わったけど、性格的には前のお嬢様のままだ。
 彼女らはてきぱきと持ってきたビールやおつまみを広げ、パーティーの準備をしていった。
「この袋は何?」
 口の開いていない袋をみつけ、遠山が聞いた。
「あー、これ今は使わないからそのへんに置いといて」
 と、森田が返事をしていた。

******

「じゃ、乾杯しよう、みんな席について」
 それほど大きくないテーブルの回りに適当についた。 
「今日はお忙しい中、お集まりいただき・・・」
「工藤君、硬いよー。さっさとやろうよ」
 と、森田がちゃちゃを入れる。
「んーー、それじゃーはしょって、乾杯!」
 とグラスを上にあげた。
 及川さんのしぶしぶ飲んでいるが、心ここにあらずと言う感じで、いつ抜け出そうかと考えているようであった。
 及川さんには早くあれを勧めねば。
 しばらく談笑が続いた。今研究室でやっている発掘のことや、ファッションのことなどありきたりの話題で時間が過ぎていく。
 さてと、、、あることを確かめるために俺は行動を起した。
「あっ、いけねーー、つまみを落とした。」
 わざとみんなに聞こえるように声を出し、テーブルの下にかがみこんだ、あたかも落としたものを拾う振りをして。
 そこは、女の子たちのきれいなおみ足が並んでいた。でもそれだけじゃない。
 俺が下にもぐると一斉に足を大股に開いてくれた。
「うおー」
 思わず歓声が出た。
「工藤君、下で何変な声出しているの」
 と遠山が話し掛けるが、その当人も足をおっぴろげている一人である。
 今日はみんなノーパンらしく、開いた空間には黒々とした茂みの間からねっとりと汁を出しているピンクの割れ目が見えている。
 でも誰一人、自分の行動がおかしいと思っているものはいない。その証拠におしゃべりは相変わらず続いている。ただ、ひとり及川さんを除いて。
「奥に入ったみたいでなかなか取れないんだよ、手を奥に入れなきゃいけないな」
 と、返事をすると、及川さん以外の手がすっと、テーブルの下に伸びてきて、自分の股間をまさぐりはじめた。いやらしい手つきで集団オナニーをする光景をみるとこっちのボルテージもあがってくる。 
「なんだか、暑くなってこない」
「そうねー、かーって感じ」
「お酒、まだそんなに飲んでないよね?」
 などと、自分で触っているのに勝手に暑くなったように思っている。身体が自然にくねくね動いて、顔は上気してきている。
 それじゃ次のステップに行きますか。
 俺はテーブルの下から出ると、平野に指示を出した。
「平野さん、ビールもそろそろ飽きたから、サワーでもつくってよ。俺は焼酎の水割りにして」
「はーい」
 元気な声で席を立ち、台所へ向かった。
 それがきっかけになったのか、及川さんが立ちあがって
「私、そろそろ帰るわ・・・」
 と帰り支度を始めた。
 それは困る、ちょっとタイミングが早いぞ。サワーを飲んでもらうつもりだったのに。
 仕方がない、ちょっと荒治療だが、
「みんな、及川さんがつまらながっているから、楽しませてあげようよ。」
「出ていかないように、押さえて居間につれてきて」
「はーい」
 4人の声がそろった。いまから行うことは楽しいことだと断っているので全く罪悪感がない、声の調子だ。
「ねー及川さん、もうちょっといいでしょう。あっち行って楽しみましょうよ」
 と及川さんの手や身体を押さえつけ始める。
「ちょっと、なにするの! 痛いじゃないの。あなたたちどうしちゃったの」
 抵抗するが、4人につかまれたのじゃ身動きができない。
「工藤君、これはどういうこと! あなた何か知っているんでしょう。」
 すっかり押さえつけられて居間のカーペットに横たえられているが、口だけは自由が効くのでおおきな声で俺にあたり散らしている。
「及川さん、素直にじっとしていれば、いやな気持ちなしに、気分よくなれたのに」
「ちょっと、何をする気?」
 俺のその一言が不安に落としいれたようだ。
「大丈夫ですよ、みんな及川さんの服を脱がして、気持ちよくさせてあげよう」
 彼女らはすでに、オナニーをして身体がほってっているので、Hな指示でも抵抗なく受け入れられているようだ。
 わっと、及川さんに群がって手当たり次第服を脱がしていく。
「やめてーー」
 及川さんは涙目になって訴えっているが、4人がかりだとどうしようもない。
 完全に裸になった及川さんを、ひとりがうしろから抱きついて押さえ、ひとりはおっぱいをもみほぐし、もうひとりは舌で股間を責めている。
 最初は嫌がって抵抗も激しかったが、そのうちあえぎ声が聞こえてくるようになった。
 俺はこの様子を椅子に座りながら眺めていた。冷静なつもりだったが、身体は正直なもので頭には血が上り、あそこはギンギンに硬くなってきている。
 誰かに処理してほしいのだけど・・・やっぱりここは及川さんだろう。
 もうチョットの辛抱だ。
 森田が台所から袋を持ってきた。さっきどけておいたものだ。そうか、これがあったな。
 中から、黒光りした男性器をかたどったバイブレータが出てきた。何か使うこともあるかもしれないと、森田に買わせておいたのだ。森田は普段からこんなの使っているのだろうか。よく買えたな。後で聞いておこう。
「みんな、これ使ってみようよ」
 森田がみんなの前に差し出す。
「わー、す・ごーい」
 とみんながどよめいた。
 使ったことはなくても、知識だけでは知っているだろう、これが何をするものかは。でもみんなの反応は“自分も使ってみた――い”のような、ニュアンスだった。
 スイッチを入れるとくねくねといやらしい動きを始めた。
 それを及川さんのあそこにブスッと森田が挿入する。
「あ、あーーー」
 ひときわ、高い声が響いた。みんなはその瞬間を食い入るように見つめていた。
 それを出し入れするたびに、及川さんはのけぞり、身体をぴくぴく震わす。
「ねー、もー、やめて、どうかなりそー」
 と懇願するが、やめそうもない。それどころか、お嬢様の平野が
「面白そうですわ、わたしにもやらせていただけませんか」
 と、この場にはふさわしくない、丁寧な言葉でリクエストをした。
「いいわよー、本当は自分が使いたいんじゃない」
「えへっ」
 引き抜くとそれには及川さんの愛液がべっとりとついていてテカテカしていた。黒光りがより一層増してきている。
 森田からそれを受け取ると目の前でくねくね動くのをうっとりした顔で平野は眺めていた。
 そして、やっぱり自分のあそこにぶち込んでしまった。
「あーー、いいーーー」
 ノーパンでしかも、レイプまがいの行為を続けていたので平野のあそこはすっかり準備OKであった。ためらうことなく、バイブは彼女の穴の中に入っていった。
「あー、気持ちいいーー、あーー、」
 その声は他の連中の本能をよびさました。
「あー、ずるーーい、わたしにも貸してよね」
 という声があがった、
 チョットその前に及川を何とかしないと俺は気持ちよくなれない。
「紗耶果ちゃん、さっき作ったサワーを持ってきて」
「はーい」
 持ってきたサワーを及川の口元に運んだ。
「さー、喉が乾いたでしょう、これ飲んで」
 及川は直感で何か感づいたのか、口をつぐんだままである。
「しょうがないなぁ」
 コップを紗耶果ちゃんに持たせると、無理やり口をこじあけサワードリンクを流し込んだ。
 及川の喉がゴクゴクとなって、サワーが身体に中に入っていく。
 及川の様子がみるみるおとなしくなってきた。身体の力が抜けて抵抗がなくなった。
「どうだ、気分は」
「どうしたのかしら、生まれ変わった気分、工藤君のしゃべる言葉が頭に響いてくる」
「すごく、気持ちいいだろう。今までされたことが楽しいことに思えてきただろう」
「なんで抵抗したんだろう、こんな気持ちいいこと素直に受け入れればよかったわ」
 これで心配事はなくなった。
 思う存分、奉仕してもらおうか。
 その前に、
「みんな服を脱いでサー。思い切り楽しもうよ」
 と、みんなの気分を盛り上げておこう。
「及川さん、こっちへきて」
「うん」
 と軽くうなずくと一糸まとわない格好で、こちらへやってくる、さっきまでの反抗的な態度とはうって変わって。
 さすが、他の連中とは年季が違う。
 丸みを帯びたその身体は肉感的で、男を誘う容姿だ。
 髪の毛はショートボブで明るめの茶髪。考古学ゼミの助手とは思えない。どのかの企業の社長秘書のようである。とはいっても俺自体社長秘書がどのようなものかよくわかっていないから、まぁ感覚的なものではあるが。
「まず、俺の服を脱がして」
 腰をしならせながら、つぎつぎと脱がせていく。慣れたものだ。男性経験も相当あるのだろう。
「まずは、ムスコをなめてくれる」
 もう大きくそそり立った、ムスコをいやらしい舌使いで、念入りになめあげていく。
 こりゃ、気持ちいいぞ。森田にされたときより何倍も気持ちいい。
「おっぱいでもして」
「うん」
 と素直にその豊満な胸で両脇からはさんでしごき始めた。
 これも気持ちいい。やわらかいが、弾力のある肉が俺のムスコを上下していく。
 もう出そうだ。
 さっきから興奮しっぱなしだったので、すぐ限界がきた。
「出すよ、飲んでくれる」
 彼女は先をぱくっとくわえると、上下に動かした。
「あーー」
 思いっきり発射した。ぴくぴくいいながら、身体の奥から液体が絞りだされていく感じがする。ぴくぴく感は何度も襲ってきた。そのたびに白い液体が放出された。
「いっぱい出たわね」
 彼女の口元からは残りがたらっと出てきている。それを指ですくうと口の中に戻した。そして、またムスコを含むときれいになめあげ始めた。
「まだ、するでしょ」
 もちろん!
 彼女を四つん這いにされると、パックリ割れたあそこが目の前に迫ってくる。そこにかぶりつくように舌で責める。
「あーん、あーん、い、いーー、もっと、もっとなめてーー」
 彼女は快感のためか、無意識に腰をくねらせている。そのしぐさがますます俺を興奮させる。
「ねーー、もう大きくなったでしょ。ついて工藤君のチ○ポでわたしのオ○ンコついて」
 いやらしい言葉で俺のものをリクエストしてくる。
 もうとっくの昔に回復しているムスコを思いっきり突っ込んだ。
「あー、い、いーー、あそこが広がるーー」
 そして俺は力にまかせてピストン運動を繰り返した。
 さっき出したばかりなのに、快感が突き上げてくる。
「いいわー、工藤君のチ○ポがまた大きくなったーーー、あー突いて、突いてーーー」
 及川さんの身体も俺の動きに会わせてゆれまくっている。とくにおっぱいのゆれは圧巻である。
「うっぅ、うっぅーー」
 二回目のフィニッシュがやってきた。
 彼女の中にどろっとしたザーメンがぶちこまれた。
 お互いにはーはーしている。気持ちよすぎる。はまりそうだ。
 そのまま、近くのベッドにふたりとも倒れこんだ。
 あたりをみまわすと、他の連中はまだ真っ最中であった。
 遠山と紗耶果ちゃんは69でお互いのあそこをなめあっているし、もう一組は森田がティルドーを使い男役となって、平野を責めていた。

******

 次に気づいたときは夜中の12時をまわっていた。
 いつの間にか眠っていたらしい。
 他の連中も裸のまま、そのへんに転がっている。
 起すのもかわいそうだと思ったが、年頃の女の無断外泊はさすがにまずいたろうと、無理に起して服を着させた。
 みんな眠たそうな目をこすりながら、家路についた。そのときにちょっと重くなるけど、おみあげを持たせた。それは例の水である。
 彼女らの近辺の者にもこれを飲んでもらい、俺の信望者を増やす目的だ。たとえば平野は茶道部の連中に。遠山はテニスクラブの連中に。森田は飲み仲間に。及川は確か美人の姉と妹がいたはずだ。
 方法は各自考えてもらうとして、とりあえず持っていってもらおう。
 そして、今日のこの出来事は忘れてもらって、楽しいパーティーだけをやっていたことにする。もちろん、根本にすりこんでいる俺の念はそのままである。
「気をつけて帰ってね、できるだけまとまって帰ったほうがいいよ」
「ありがとうー、今日は楽しかったわ。またやろうね。 バイバイー」
 今度は及川もにこにこして帰っていった。
 彼女らを送り出すと、また睡魔に襲われた。
 そのままベッドに倒れこむよう眠ってしまった。

< つづく >

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