FILE 8
「さて。自己紹介しておこう。俺は通称アルファ。尋問官だ。レジスタンスについて何か言うつもりはないか? これが不快な思いをしないで済む、最後のチャンスだと思ってくれ」
「何が起きても、帝国におもねるつもりはありません」
尋問室の椅子に縛り付けられても、マリアは敢然と顔を上げていた。
「そうか。残念だ」
俺はハサミを取り出した。マリアの顔が緊張する。
「動くなよ」
一声掛けてから、囚人服に刃を入れていく。
ジョキジョキと前から真っ二つにした。巨乳を通り越して爆乳の域に達した胸が、豪奢なブラジャーの向こうからどーんと張り出している。
「な、なにをするつもりなのです?」
「アーロン=ファン=フリードルは今年55歳じゃないか。お前さんみたいに若い嫁さんがいて、師団長なんてエライ出世頭だな、と感心していたのに」
「それがどうかしましたか!?」
侮辱と受け取ったらしいマリアが剣呑に言い返してくる。
「シャルロットは本当にアーロンの娘なのかな、と思ってさ」
「当然です! なんと無礼な!」
「浮気の経験は?」
「あるわけないでしょう!」
「よく我慢できたなぁ」
「我慢なんかしてません!」
「本当に?」
「本当です! これ以上愚かな質問には付き合いません!」
「ふむ」
俺は無針注射器を取り出した。
「こいつには、人がとても素直になる薬が入っている。これを打たれても同じことが言えるかな?」
「もちろんです!」
「それじゃ……」
俺は、フロントホックのブラジャーをプチンとはずす。
「ちょ、ちょっと、何する気です?」
「注射を打つんだ」
「だからって、なんで……」
「そりゃ、ここに打つから」
俺はまだ埋没している乳首に、注射器の先端を押し当てた。
「ちょっとチクっとするからな」
プシュー。
「あっ、あっ、あっ……何か入ってくる……」
「感度がいいな。これからが楽しみだ」
たっぷりと重量感のある胸を、むにむにと揉む。素晴らしい感触だ。
「あふうぅぅぅ……。あつうぅぅい……」
トロンとした眼で、喘ぐマリア。まだ時間的に、効き始めといったところだろう。
だがマリアは、首筋から官能の色に染まり、首をゆらゆら動かしている。それを見ると、こっちまで欲情してくる。
「もう、ぐちゃぐちゃじゃないか」
俺は指をマリアの股間に伸ばした。目の前で陥没していた乳首が、むくむくと大きくなっていく。
こんもり盛り上がった土手を軽く撫でると、とろりと愛液が滲み出してきた。
「ふぁ、あふ……」
マリアは拒むこともなく、快楽を受け入れている。ちょっと意外だ。
「あ、なんか、なんか……乳首が……」
「熱いか?」
「あ、熱い……、ああ、熱いいぃぃぃ……」
ビクンと身体が跳ねた。乳首が、ピーンと起立する。
ぴゅっ、ぴゅっと愛液がほとばしった。
「ああああああああああああ……」
「もうイっちゃったのか? 早すぎるぞ」
「イってなんか、い、いません……。くふ……」
涙目で訴えられても、あまり説得力を感じない。
俺は蜜壷に指を挿し込んだ。
ぷちゅっ。
「あっふうぅぅぅ……」
洪水のように愛液が滴り出てきた。
「いやらしい身体だなぁ。こんな身体で本当に我慢できたのか?」
「ふっく、み、淫らな質問には、こ、答えません……んふ……」
「いいけどね。これならもう、入れても大丈夫そうだな」
俺はマリアの脚を肩に担ぎ、秘部を顕わにする。
「あうっ、や、やめて……」
「こんなに濡らして、何言ってやがる」
俺は肉棒を押し当てると、ゆっくりと熱いぬかるみに突き込んだ。
ずりゅうぅぅ……。
「んふぁあぁぁぁ……」
なんの抵抗もなく、熱く熟れた淫壷に、肉棒がくるまれる。
「うっく、凄い絡み付いてくるな」
「んっはっはうううう、か、絡みついて、なんか、い、いません」
今気付いたが、どうやらこれで抵抗しているつもりらしい。
しかしどう見ても、快楽に押し流されている。今まで懸命に抵抗してきたエミリアやセシルが、鼻で笑いそうな抵抗だ。
ぐちゅう、ぬちゅう、ぐちゅう、ずちゅうう。
俺はゆっくりとしたリズムで、マリアの中で動く。
マリアの中も、こっちのゆっくりとした動きに合わせてうねる。素晴らしい身体だ。アーロンが少し羨ましい。
「感じてるんだろ? いまさら、アーロン=フリードルに操を立てるもあるまい。どうだ、素直になってレジスタンスのことを吐かないか? 」
「ふ、フリードル家は、長年この国の為に尽くしてきました。て、帝国に足を折ることは、あ、ありません」
目尻まで欲情のピンク色に染まった顔で、マリアは言い返してくる。
「長年この国に尽くしてきたのに、こんな淫らなことは初めてなのか」
「あ、当たり前です。んく、こ、こんな淫らで、い、イヤラシイこと、は、始めて、です」
マリアの腰もこっちの動きに合わせて、ゆっくりと動き出している。それでもマリアの方は気付かず、一生懸命に抵抗しているつもりだ。
「そりゃ悪かったな。こんな淫らで、気持ちいいことを経験させて」
「わ、悪いと思っているのなら、し、しないでください。こんな、み、淫らで、気持ちいいことなんて……」
マリアの顔がふるふると揺れている。時々、一瞬白目を剥くときもある。
「でも、1度くらいはあるだろ? こんな気持ちいい経験したこと」
「だ、だから、あるわけないと言ってるでしょう。こ、こんな気持ちいい経験な、あう、んて」
「帝国が来なければ、こんな気持ちいいことを経験しなくて済んだのか」
「んあ、当たり前でぅ、す。こんな気持ちいいこと、帝国が来なければ、け、経験していません」
俺は腰をゆっくり回すような、動きに変えていく。マリアはそれに合わせて、腰を振る。
「今までなかった気持ちいいことをしてくれる、帝国に感謝する気はないのか? それがフリードル家なのか?」
「そ、そんなことは、ありゅ、ありません。フ、フリードル家は、ちゃ、ちゃんと、感謝のここりょを、知っています」
「でも、感謝してないんだろ? マリア、お前は」
「か、かんしゅ、感謝をし、んはぁ、していまふ。ちゃ、ちゃんと、か、感謝、ふぁう、しています……」
「じゃあ、ちゃんと感謝の言葉を言ってくれ。マリアの言葉で」
「わ、わかって、ますぅ。んふぁ、ま、マリアは、き、きもひいい、ので、か、か、かんさ、を、くひぃ、しています。あああ、な、なんか、わらし、変なことを、い、言って、あう、言って……」
「イッてしまうのか? マリア」
「あ、ああ、言、イッてしまい、ますぅ。くは、イク……。あは、ダメ……」
ろれつが妖しくなったマリアが、自分を取り戻そうと、身体を離そうとした。だがそれを俺は許さない。奥深くへ一気に貫いた。
ずっちゅううううっっっ!!!
「おはああああああああああああああああああああああああ」
長い長い悲鳴を上げて、マリアはイッた。
尋問室にマリアのメスの体臭が充満している。
淫らな女だ。身体も女盛りで、何もしなくても快楽を貪ってくる。
俺は、まだ抜かずにいる肉棒から、気を逸らして快感を逃がした。
――危なくマリアより先にイクところだった。危ない、危ない。
「ん……あはん……」
マリアが目覚める。俺はマリアの頬に手を添えた。
「マリア、大丈夫か?」
「あ、わ、私いったい?」
「イッてしまったんだ。俺より先に」
「イッた……。あ、嫌! ぬ、抜いて! 早く!」
マリアは自分の姿を見て、悲鳴を上げた。
「天国のアーロンは泣いてるだろうなぁ。最愛の妻が帝国軍人相手にイッちまって」
「い、いや……ああ、アーロン、わ、私は……」
涙をポロポロ流すマリア。俺はまたゆっくり抽送を開始する。
「ちゃんとアーロンに謝れ。マリア」
「あ、あなたに言われたくありません!」
「でも言ったじゃないか。こんな気持ちいいことは、今までないって」
「! あ、あれは、ち、違う……」
「気持ち良かったんだろ?」
俺はズンと突き入れた。
「あうっ!」
一瞬白目を剥くマリア。
「どうだ? 思い出したか? 感じたってことを?」
「わ、私は……」
「天国のアーロンが、嘘を見抜けないと思うのか?」
「!」
はっとマリアが顔を上げた。俺はその顔にゆっくりと近づけて囁く。
「ちゃんと謝るんだ、マリア。アーロンのために」
「ああ……」
マリアは絶望したように、がっくりと肩を落とした。
「ご、ごめんなさい。あなた……」
「ちゃんと理由を言うんだ。天国には誤魔化しは通用しないんだぞ」
「そ、そんな……」
俺は、またズンと強く貫いた。
「あうぅぅぅっっっ!!!」
「どうだ? 理由をちゃんと言わなければ、もっともっと恥ずかしいことになるぞ?」
「ああっ、わ、私は、私は……」
俺は今までになく荒っぽい動きで、マリアの中を蹂躙する。
「あはぁっ、いいっ、いいっ!」
「そうだ! マリア、気持ちいいから謝るんだ! そうだろ!」
「ああっ! ごめんなさいっ、あなた、ごめんなさいっ!! わ、私は! 私は! あはぁっ!」
「気持ちいいんだろ、マリアっ! ちゃんとあやまれっ!」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、そうなのっ! き、気持ちいいの! ああっ、私はっ、き、気持ちよくてっ! ごめんなさいっ! ごめんなさいっ!!」
俺はうねるように絡み付いてくるマリアの中で、懸命に腰を動かす。今にもイッてしまいそうだ。
「だめだ! もっとちゃんと謝るんだ! そうでないとアーロンに届かないぞ!」
「ああっっ!! あなたあぁぁっっっ!!! ごめんなさいっっっ!!! 気持ちいいのっっっ!!! 本当に気持ちいいのよおぉぉぉっっっ!!!」
「そうだ! アーロンより気持ちいいのは、罪だ!」
「ごめんなさいっっっ!!! あなたあぁぁぁっっっ!!! あなたの時より気持ちいいのおぉぉぉっっっ!!! あああっっっ!!! またイクうぅぅぅっっっ!!!!!」
「またイクのか、マリア! ダメだ! アーロンが悲しむぞ!」
俺は言いながら、一層激しくマリアを突き上げる。こっちも限界だ。
「そんなっっ!! またイクうっっっ!!! イッちゃうのおぉぉぉっっっ!!!」
「ダメだっ!! 我慢しろっ!! マリア、イッちゃダメだっっ!!」
「が、我慢できないぃぃぃっっっ!!! イクうぅぅぅっっっ!!! イクうぅぅぅっっっ!!!」
マリアの足が俺の腰に絡みつく。
「いくなあぁぁぁっっ!!!」
「イクわあぁぁぁっっっっ!!!!!!」
ビーンとマリアの身体がはじけた。
ぎゅうっと膣内が収縮する。俺も我慢できずに遂に射精した。
「あああっっっ!!! 出てるうぅっっ!!! 中にいぃぃっっっ!!! 熱いいぃぃぃっっっ!!!」
俺は頭が城っぽくなるほどの快感を受けて、射精を続けた。
「あああ、赤ちゃんできちゃう……。赤ちゃんが……」
頭がなんとか復活してきた。俺は、また愛撫を開始する。絶頂して全身が敏感になっている身体には、相当効くだろう。
「イクなと言ったろう? ダメじゃないか、マリア」
「ああ、ごめんなさい。が、我慢できなかったの」
愛撫に反応して、膣がまたうねり始める。大した身体だ。セックスするためにあるようだ。
「お前が足を絡めるから、中に出しちゃったじゃないか」
「そ、そんな私のせいじゃ……。ああ、どうしましょう。中にあんなに……」
泣きそうな顔で見上げてくる。本人はその気はないのかもしれないが、媚びているようにしか見えない。らしくなく、背筋がゾクリとした。いっぺんに肉棒が復活してくる。
「ああっ、また固く……」
「本当だな。お前と俺の身体の相性は、抜群のようだ」
「そ、そんな……」
「そうだろ? 初めて抱き合ったのにこんなイッしまって。しかもアーロンより感じてしまったし、俺の精液を身体にたっぷり受けた。違うか?」
「い、言わないで……」
眼を伏せてうなだれる。しかしその顔は、今の悦楽を反芻したらしく、とろりとしている。
「現実を直視しろ、マリア。お前は俺の女になったんだ」
「! ち、違います!」
この手の尽くす女には、この方法が一番効く。人のモノだと言わせれば、逆らえなくなるのだ。
「違わない。ほら、今も俺のものを食いしめているだろ? それも凄く美味しそうに」
「嫌! 抜いて!」
マリアは暴れた。しかし腰を抜くような動きはしない。身体はもうとっくに俺を受け入れている。
――マズイ。本気になりそうだ。
「本当に嫌なのか? ほら、こんな風に動くと気持ちいいんだろ?」
俺はとっくに勃起したクリトリスを押し上げるように、肉棒を突き上げる。
「んふぁっ! あうっ、いっ!」
「どうだ? 本当に嫌なのか? それならなんで、こんなに締めるんだ?」
「し、締めて、んふ、なんかい、いませんっ、んいっ」
ぐっちゅ! ぐっちゅ! ぐっちゅ! ずっちゅ!
「ああっっ!! 激しっっ!? くああぁぁっっ!!」
遠慮なく突き上げる。しかしマリアの身体は、貪欲に対応してくる。
「どうだ? 俺の女になるか? マリア?」
「い、嫌! な、ならないっ! ああっ! も、もうっ!!」
「イクのか? またイクのか?」
「ああ、イクっ! またイクぅっっ!!」
ぎゅんぎゅんとマリアの膣は肉棒を締め上げてくる。
「イキたいのか? マリアは俺にイかされたいのか?」
「いぃイキたくなぁいっっ!! イキたくないのおぉぉっっっ!!」
「本当にイキたくないのかっ!? 嘘じゃないのかっ!?」
「イキたくないっ!! イキたくないわあぁぁっっ!! でもっっ!! もうイクぅっっ!! イっちゃうぅぅっっ!!」
俺は腰の動きを止めた。
「え? ああ?」
涎と汗でぬるぬるになった顔で見上げてくる。
「イキたくないって言うから、止めた」
「そ、そんな……」
「本当はイキたかったのか?」
「ち。違います。い、イキたくなんか、ありません」
気丈に睨んでいる、つもりらしい。だが快美感に流された顔に、威厳のかけらもない。
「じゃあ、これでいいんだろ?」
俺は動かさずに快感が引くのを待つ。マリアの腰がブルッ、ブルッと震えている。
「あ、うっ、ああっ」
その微妙な振動だけで、敏感になったマリアは喘いだ。
「変な声、出すなよ」
「だ、出してません。あふっ。い、今の違います!」
俺は思わず微笑んだ。マリアは屈辱の表情で顔を逸らす。
「じゃ、動こうかな」
俺はゆっくりと律動を開始した。
「あっ、あっっ、あっっ! あっっ!! ああぁっっ!!! ああぁぁっっっ!!!」
俺の動きに合わせて、だんだんとマリアの声が大きくなる。マリアの媚肉がうねうねと肉棒に絡みつき、締め上げる。
「どうだっ!? 気持ちいいかっ!?」
「くああっっ!! 気持ちいいっっ!! ああっっ、ダメえっっ!! 感じちゃうっっ!!」
俺はまたクリトリスの裏を突き上げる。
「どうだっ!? イクか!? またイキそうか!?」
「ああっっ!! イクうぅっっ!! またイクうぅぅっっ!!!」
「イキたいかっ!? 今度はイキたいかっ!?」
「ダメえぇっっ!! イ、イキたくないいぃぃっっ!! イッてはダメえぇっっ!!!」
また俺は腰を止めた。
「そんな、酷い……」
泣きそうな顔のマリア。
「イってはダメだって言ったじゃないか」
「……」
悔しそうに唇を噛んだまま、答えない。
「ん? マリア、腰が動いてるぞ。お前が動かしてるってことは、本当はイキたいんじゃないか?」
「え? う、動かしてなんか、いません!」
しかし実際にゆっくりとだが、マリアの腰は動いている。
「じゃあ、見てみろ。ホラ。動いているだろ?」
俺が身体を離して、マリアの腰に触ると、マリアもそれに気がついた。
「う、動かしてない! 動かしてないわっ!」
「でも現実に動いてる。まさか、自分で止められないのか?」
「止められます! うっく……あっは……」
腰に力を入れて止めようとしているが、かえって締め上げてしまい喘いでいる。
「全然止まってないぞ」
「ああっ! 止まってぇっ! お願い、止まってえぇっ!!」
泣きながら腰を動かすマリア。熱い媚肉はそんなこと関係なくキュンキュン締めてくる。
「気持ちいいぞ、マリア」
「いやぁ、止まんないいぃぃぃ、止まんないのおぉぉぉ」
「すっごい気持ちいい。お前もそうだろ?」
「ああぁぁぁぁ、動いちゃう……腰が勝手に動いちゃう……」
「どうしてか、わからないのか?」
「わからない。わからないわ。こんなの、おかしいわよ。どうして動いちゃうの? どうして……」
俺はマリアに軽くキスしてから、打ちひしがれたその顔を覗き込んだ。
「身体が俺のことを認めたからだ。もうわかってるんだよ。お前の身体は」
「そんな……、そんなはず……」
「ないなら、なぜ身体はお前の意思に逆らうんだ?」
「ち、違う。たぶん、違う……」
「違わない。なんなら、俺が止めてやろう」
腰を両手で力づくで押さえた。
「どうだ? 腰が止まったぞ?」
マリアの腰はそれでも動こうとする。同時にきゅーっと膣がしぼんだ。
「あうぅぅ。子宮が、シビれる……」
さらに、ぴくぴくとマリアの身体が痙攣する。
「あうっ、ダメぇ。我慢できないぃぃぃぃぃぃぃ」
「どうして欲しい? マリア」
俺はマリアの耳元で囁いた。
「はあぁっ、はあぁっ、はあぁっ。ダメええぇぇ、もうダメよおぉぉぉ」
「どうして欲しいんだ?」
「ああ、言えないぃぃぃ。ダメなのおぉぉぉ……」
「言うんだ、マリア。動きたいんだろ?」
「んっく、はあぁ、はあぁ、ああ、あなたゴメンナサイぃ、本当に、ご、ごめんなさい。アーロン、あふぅ、もうダメなの。本当にダメなのおぉぉ……」
マリアは首を振りながら、ひたすら謝った。俺はじっとその懺悔を聞いてから、もう一度聞く。
「マリア、さあ、言うんだ」
「……ああ、言うわ。お願い。う、動いて……」
「動いて、いいんだな?」
「い、いいの。いいの。動いて」
「うーん、どうしようかな?」
「いやぁっっ!! 早く! 早く、動いてっ!」
一度認めてしまって、タガがはずれてしまったらしい。マリアは必死で叫んできた。
「お願い、動いてよおぉっっ!! 動いてったらあぁっっ!!」
「わかった」
俺は手を離して、腰の動きを再開した。
「ああぁぁっっ!! いいっっ!! いいっっ!!」
「どうだっ!? 感想はっ!!」
「いいわぁっっ!! 本当にいいっっ!!」
凄い膣の動きだ。まるでフェラチオされているみたいに、淫壷が肉棒をしごきまくる。
「俺も気持ちいいぞ! イキそうだ!」
「ああっっ!! 凄い、凄いわあぁっっ!!」
「イキそうかっ!? マリアっ!」
「イクっっ!! イクわっっ!!」
「俺の女になるかっ!?」
「そ、それは……」
「じゃあ、ダメだ」
俺はまたもや腰の動きを止めようとした。
「ああっ!! やめないでっ!!」
マリアが俺の腰に脚を絡めて、自分から腰を振ろうとする。
「俺の女になるか? それなら思いっきりイかしてやる」
「ああ、それは……そんな……」
悲嘆にくれるマリア。
「俺を愛せとは言わない。愛するのは、これからもずーっとアーロンを愛せばいい。ただ、現実では俺の女になればいいんだ」
俺の言葉に食い入るようにみつめてくる。
「あの人を愛したままでいいの?」
「そうだ。お互い大人なんだ。大人のイイ関係でいればいい」
実際には、そんな簡単にはいかない。こういう尽くすタイプの女は特にだ。
「アーロンへの愛は、お前の心の中にある。それを消すことは誰にもできない。そうだろ?」
「ええ。そうよ。誰にも消せないわ」
「だったら何も心配することはない。俺と男と女の関係になっても、愛を変えることはできないだろ? 違うか?」
「違わないわ。私の愛は変わらないもの」
「そうだ。俺の女になることは怖くないだろ?」
「え……ええ。そうね……。私の愛は変わらないから」
まだ躊躇するマリア。
「自分の愛を疑うのか?」
「ち、違うわ。変わるわけないもの。そうよ。絶対変わらないわ」
自分を安心させるために、何度も言葉を繰り返す。
「じゃあ俺の女になっても、変わらない。そうだな?」
「ええ、もちろんよ。あなたの女になっても変わらないわ」
マリアは熱っぽく頷いてきた。
「それなら続きをしよう。俺の女になった記念にたっぷりとイかせてやる。イきたいんだろ?」
「はあぁぁん。イきたいわ。とってもイキたい……」
「何度でもイかせてやる。俺の女は特別だからな」
「ああ、嬉しい。イかせて。狂っちゃうほど、イかせてえぇ」
マリアはついに恥じも外聞もなく、ねだってきた。
ぐっちゅ! ぐっちゅ! ぐっちゅ! ずっちゅ!
腰をマシンガンのようにマリアの身体に突き入れる。
「どうだっ!? マリアっ!」
「いいっっ!! 気持ちいいっっ!!」
半分白目を剥いたまま、マリアが叫ぶ。
「アーロンとどっちが気持ちいい?」
「あなたよう! こんな凄いの初めてえぇっ!」
「ちゃんとアーロンにも告白しろ。お前を満足させられなかった責任が、アーロンにもあるんだからな」
「そうだわぁっ! あなたの責任よぉっ! こんな、凄いセックスしてくれなかったせいよぉっ!! ああ、凄いぃっ!! ほんとに凄いぃっ!!」
「イクのかっ!? またイクのかっ!?」
「イクっっ!! またイっちゃうっ!!」
がくがく頭を揺らしながら、マリアが答える。
「ようしっ!! イクぞっ!! 俺の女になった証を受け取れっ!!」
「ああイクっ! イクっ! イクっ! イクっ! イクっ! イクっ! イクっ! イクっ! イクっ! イクうぅぅぅっっっっ!!!!」
「イクぞおぉっっ!!!」
俺は溜めていた精液を、全て吐き出した。
どぷっ!! どぷっ!! どぷっ!! どぷっ!! どぷっ!!
「あっはああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
続けて手錠をはずし、背面座位でマリアを大股に引かせて突きまくる。
「いいわあぁぁぁっっ!!! 凄いいいぃぃぃっっっっ!!!!」
「どれぐらい、いいっ!?」
「凄くいいぃぃっっ!!! もうっ!! もうっっっ!!! 最高よおぉぉぉっっ!!!」
舌を犬のように垂らして涎を撒き散らし、白目を剥きながらマリアはイキまくる。
「さあ、またイッたら、精子を子宮にたっぷり出されるぞっ!?」
「出してえぇっ!! 精液出してえぇっっ!!! 中にたっぷり注いでえっっっ!!!」
「そんなに、俺の精子が欲しいかっ!?」
「欲しいぃぃっっ!! 熱いのが欲しいのっっ!! あああああ!!!! 早く熱いのブチ込んでえぇぇっっっ!!!」
「くぅっ!! イクぞおぉっ!! マリアっっ!! お待ちかねの精液だっ!!」
「精液っっ!! せいえきっっ!! セーエキっっ!! 早くっっ!! 早くっっ!! 早くっっ!!」
腰に絡まった足が、1滴たりとも逃さないというように、固く巻きつく。
「マリアあぁぁぁっっ、受け取れえぇぇっっ!!」
どくどくどくどくどくっっっ!!!!
「あがあああぁぁぁっっっっ!!!!!!」
頭が白っぽくなるくらいの快感が、脳髄を貫いた。
ぐにゃぐにゃになってしまったマリアの身体を支えながら、マリアにキスをする。
「んふううううぅぅぅぅぅぅんんん………」
「ふぅ、マリア。これで、お前は、俺の女だな」
ちょっと息が切れてしまった。さすがにこれだけイイ身体だと、こっちも冷静にいられない。
「はあぁん、そうよぉ。私はあなたの女よぉ」
恍惚の表情で、マリアは答えた。
「よし。マリア、彼女にもそれを認めてもらおう」
俺は尋問室の壁を仕切る、電動カーテンのボタンを押した。
ここは2つ尋問室が、カーテンで仕切られるようになっている。
「かのじょ……?」
カーテンが上がっていく。
その向こうには、立ったまま縛り付けられ、口も塞がれて声1つ出せないシャルロットがいた。流れた涙が、照明に光っている。
「う、うそ……」
驚愕で凍りつくマリア。
「シャルロット、聞いての通りお前のお母さんは、俺の女になった」
「んーっ! んーっ! んーっ!」
抗議しているらしい。
「ごめんさい……。母は、その、なんと言っていいか……」
唇を震わせて、マリアは言う。しかしその間にも、しっかり俺の肉棒を咥え込み、ずぶずぶと動いている。もう彼女は俺ナシではいられないだろう。
「ほら、見てみろ。シャルのショーツ。ぐちょぐちょだぞ?」
俺の言う通り、シャルロットのパンティは、陰毛まで透けるほど濡れそぼっていた。媚薬を打たれているとは言え、あれだけの激しいセックスを側で聞いてれば、興奮しないわけはない。
「ほら、もっと近くで見てみよう」
俺は後ろから貫いたまま、マリアを歩かせる。
「あっ、はっ、ま、待ってっ……」
また喘ぎながら、のろのろとマリアは歩く。
「ああ、シャルロット……」
「んーっ! んーっ! んーっ!」
何を言ってるのかわからないが、涙を流しまま、シャルロットは叫ぶ。
「ホラ、見てみろ? こんなに濡れていて、イってないと辛いんじゃないか? お前ならわかるだろ? マリア」
俺の言葉に、シャルロットの股間の小さな布切れに目を這わす。
「んーっ! んーっ! んーっ!」
「ああ、本当に。こんなに濡れて……」
どこか濡れた声だった。欲情した娘を見て、背徳的な興奮を感じているらしい。
「俺がやってもいいが、お前がイかせてやれ、マリア。苦しみを知ってるのは、お前だからな」
俺の言葉に、マリアは熱っぽくつぶやく。
「そうです。イケない辛さは、私が一番良く知っています」
「んっ!? んーっ! んんーっ! んーっ!」
慌てて、シャルロットが首をぶんぶんと振る。
「大丈夫ですよ、シャル。あなたのせいではありません」
「そうだ。シャルロットがこんなイヤラシイ身体なのも、遺伝だろうからな」
「ああ、なんと罪深い……」
完全に背徳の欲情に溺れたマリア。ねっとりと舌なめずりをする。
「んんーっ! んーっ! んーっ!」
必死で首を振るシャルロットの股間に、マリアは、ゆっくりと手を差し伸べていった。
< つづく >