第2章
僕は奴隷となったあすかにご褒美をあげることにした。
「あすか...僕の目を見て...」
「あ...」
目を合わせると、あすかの体から全ての力が抜け、表情からは生気が失われる。
深い催眠状態に入ったようだ。
「とてもいい気持ちだ...もう何も考えられない...頭の中は真っ白...ただ僕の声だけが聞こえてくる...」
とろんとした視線を彷徨わせるあすか。僕はさらに深いところへと堕としていく。
「この状態は気持ちいい...そうだろう?」
「...はい...気持ちいい...」
そういうと、うっとりとした表情を浮かべる。
「いい子だ...素直なあすかにはご褒美をあげようかな...」
「あ...ホント...に...?」
あすかの、何かを期待するかのようなねちっこい視線を感じながら、更なる快楽へと堕とす命令を与える。
「あすか...君はだんだん自分でしたくなる...胸を触ってごらん...ほら...すごく感じるよ...あすかは気持ちよくなりたいだろう?」
「あ...はい...ご主人様...私は...気持ちよくなりたいです...」
僕の言葉を聞いて、あすかの瞳はさらに虚ろになっていく。
そして両手は制服の上から胸をもみ始める。
やがてその手はゆっくりと、しかし確実に、ブレザーを脱ぎ、セーターを捲り上げ、シャツのボタンをはずしていく。
そこにはパンティとおそろいの水玉模様のブラが姿を現す。
その隙間から細い指を侵入させ、可愛らしい、うすいピンクの乳首をコリコリとこねるように刺激していく。
「あっ...あん...はぁ...ん」
可愛らしい唇からあえぎ声が漏れる。
そのなんともいえない幸福感を漂わせる表情に、僕の興奮も高まっていく。
「下も触ってごらん...」
「...はい」
あすかの右手が彼女の開かれた脚の付け根に向かってゆっくりと下っていく。
白くしなやかな指が自らの陰唇をなぞる。
「はぁ...あ...気持ち...いい...」
耐え切れない、といったように膣口に指を入れ、自らの中を弄ぶ。
クチュッという卑猥な音が僕の耳にこだまする。
「すごく気持ちいいね...」
「あぁ...いい...いいよぉ...気持ちいいのぉ...」
自らの指が与える快感に惚ける、幼さの残る顔。
足首に絡まっている濡れたパンティが、妖艶さを引き立たせる。
「さぁ...あすか...どんどん気持ちよくなる...ほら...」
「はぁはぁはぁ...あンッ!いいっ!あぁん!」
「イっちゃいなよ」
「くうぅぅ...あぁ!...んん...」
あすかは再び絶頂へ導かれる。
イった後も、あすかの指は止まることなく自らを犯しつづける。
「はぁぁ...あ...」
もう彼女の意思が僕の催眠の力に勝つことは無いだろう。
そう思ったとき。不意に僕の中の黒いモノが不気味にうごめく。
繰り返される意識の暗転と浮上。
目の前の二人の少女が消え、教室の風景が消え、残ったのは...闇。
『ツギノオンナヲ...オトセ...オレノ...タメニ...』
なんだ...お前は...誰だ...
『オレハ...オマエノ...』
なんだ...なんだってんだ...こんなことして...どういうつもりだ...?
『コレハ...コイツラハ...オレノタメニ...ヒツヨウダ...』
闇の底から意識が浮かび上がる。
......................................
なんだったんだ今のは...?
まぁいいか...とにかく...
僕はこの子達を早く奴隷にしなくては。
催眠に掛かり、まどろんでいるあすかと加奈。
僕は次の獲物を眺める。
先程僕の指でイかされ、今もそのままの状態で脚を開いて自慰にふけるあすかの隣。
いすから投げ出された白い脚。
ダラリと下ろされた両手には何の力も入っていない。
少しずり下がった、青いフレームのメガネを直してやる。
僕の命令が無ければただ息をするだけの美しい人形、瀬野崎加奈―
僕は加奈の耳元で囁く。
「加奈...僕の声が聞こえるかい...?」
少しの間。その後。
「...はい...聞こえます...」
加奈の唇がゆっくりと動く。
「加奈...今の状態は気持ちいいだろう...何も考えなくていい...頭の中は真っ白...」
「...はい...気持ち...いい...です...」
そうだ、それでいい。
どうやら深化しなくても、すでに深い催眠状態に堕ちているようだ。
「ずっとこのままでいたいだろう...?」
「はい...このままでいたいです...」
加奈の素直な返事を受けて、僕は少し拍子抜けする。
こんなにも素直に催眠状態に入っていけるものなのか...
二人を交互に眺める。
加奈はきっといつでも気を張って生きてきたのだろう。
周りより『頭がいい』というだけで、その他は同年代の女の子と比べてもなんら変わりはない。
だが、その『頭がいい』ということ自体が、加奈にとって一つのプレッシャーになっているのかもしれなかった。
周囲の期待。
それに答えなければ、という圧迫感。
あすかは有名な大学病院の院長の娘だ。
彼女の場合も、周囲の環境は相当厳しいものなのだろう。
『院長の娘なら、いい子であって当然。勉強もトップクラスで当然』
そんな息苦しさを感じていたのだろう。
二人はそれらの苦しみから開放されたくて、催眠への抵抗が少なかったのだろうか...?
わからない。
......むしろ..................ドウダッテイイ......
...ハハハははは...
「いい子だ...」
加奈のみずみずしい唇を人差し指でそっとなぞる。
本当に美少女という表現がぴったりだ。
透き通るような肌の白さはもちろん、顔のラインもはっきりしているし、鼻筋も通っている。
薄く施した化粧も絶妙のバランスで明暗の均衡をとっている。
さらさらとストレートの髪は、茶色がかってはいるが少しも下品でなく、むしろ、その素材の美しさを強調している。
「加奈...何も考えずにスカートをめくって...何も考えずに...何も...」
僕は加奈に命令してみる。
加奈はゆっくりうなづくと、するするとスカートを持ち上げていく。
ほっそりとした、それでいて肉感のある太腿が姿を現し、ブラとおそろいのブルーのパンティが顔をのぞかせる。
「そのまま脚を左右に開こう...ゆっくりと...そうだ...」
加奈の脚がゆっくりと開いていく。
椅子に力なく腰掛け、うつろな視線を彷徨わせながら、僕の操るままにスカートをめくり、脚を開いていく美少女の姿に思わず興奮してしまう。
スカートと脚を元に戻させる。
興奮する僕の分身を抑えて、ふと時計を見る。
8時17分。
まずい。思ったより時間が無い。塾は8時半までだ。
このままでは何もできないまま、催眠を解かなくてはならなくなる。
ここで止めるのはもったいないな...
少し考えた後、ある事を思いついた。
僕は自分の考えにおもわず口元を緩ませてしまう。
「加奈...よく聞くんだ...そして大切なところを声に出していってごらん。いいね。まず...」
そういうと加奈と目を合わせる。この方が暗示が入りやすいと感じたからだ。
「これから僕が3つ数を数えると、君は目を覚ます...そして催眠にかかっている間のことは何一つ思い出せない...」
加奈はゆっくりと唇を動かす。
「はい...先生が3つ数えると目を覚まします...でも催眠にかかっているときのことは思い出せません...」
いいぞ。その調子だ。
「だけど僕が『僕の加奈ちゃん』というと、今のように気持ちいい、催眠状態になるよ」
「はい...今のような...気持ちいい、催眠状態になります...」
加奈の心にキーワードを刻み込む。さらに。
「ここからが重要だ。僕の言葉は全て正しい。だから僕があすかや加奈にすること、言うことにまったく疑問を持たない...僕の言ったことに従うんだ」
「...先生の言葉は全て正しい...疑問を持ちません...先生の言ったことに...従います...」
思わず笑みがこぼれる。
聡明な美少女が乱れていく姿、楽しみにしてるよ...
「そうだ。今言った全ての事は目が覚めると忘れるけど、加奈の心にはしっかり刻まれているよ。だから必ず僕の言ったとおりになる...では数えるよ...1...2...3!」
はっとして催眠からさめる加奈。まだボーっとしている。
「私...」
そして隣に座っているあすかの痴態に気付く。
「あっ、あすかっ!何してるの!?」
「私...んっ...感じてるの...加奈も...したら...気持ちいいよ...」
「なに言ってるの!そんな...そんなこと...!!」
加奈の叫び声にも、あすかの手は止まらない。
快感を貪る様に、シャツの前を開け、ブラジャーの上から胸を揉みつづける。
股を開き、指を滑り込ませ、自らの陰唇を擦り、秘壷に挿し入れる。
そこから溢れる愛液は、指の動きに合わせて、クチュクチュッと淫らな音を立てる。
「ふぁ...加奈ぁ...私...あぁ...気持ちいい...気持ちいいよぉ...」
恍惚の表情を向けるあすか。加奈の美しい顔に困惑の表情が浮かび上がる。
「いったい...どうして...?あすか...」
加奈の目が助けを求めるように周囲を見渡す。
そして目の前で微笑む僕を見て、あっと驚いた表情になる。
「先生っ!これはいったい...あすかに何かしたんですかっ!!」
明らかに敵意を秘めた瞳で、僕をキッと睨む。
そうだ。そうこなくちゃ...
「何かって...?」
「えっ...と...何って...わからないけど...でも...でも!あなたが何かしたに違いないわ!だって、なんであすかが一人で......」
「一人で...?なんだい?」
「...こんな...こんなことしてるのよっ!」
表情がこわばっている。
口調を荒げるのは、恐怖を紛らわせるためだろう。
僕があすかに何をしたのか、気になっているんだ。
そして、自分がこれからどうなるのかも...
しょうがない、お嬢様に教えてあげるとしようか...
「あすかちゃんには僕の操り人形になってもらったんだよ...」
加奈はその言葉の意味を理解できないようだった。
「何を...言っているの...?操り人形だなんて...」
「まぁいいじゃないか。それより加奈ちゃん、あすかちゃんが気持ちよくなってるのに、君は何もしなくていいの?」
「えっ?なに...?何が...」
困惑する加奈がしゃべり終わる前に畳み掛ける。
「加奈ちゃんも気持ちよくなりたいんでしょ?だったら同じようにしないと」
「あ...」
一瞬、加奈の瞳から輝きが消える。
思考が捻じ曲げられ、頭の中の常識が覆される。
そしてまたすぐにもとの光を取り戻す。
「...私も...気持ちよくなりたい...」
「じゃああすかちゃんを見習わないとね」
「はい...そうでした...あすかを見習わなくちゃ...」
今の加奈にはそれが間違った考えであることも認識できない。
いそいそとブレザーを脱ぎ、カーディガンとシャツを引きちぎる様に一気にはだける。
ちらっと薄いブルーのブラが見える。
「おっと加奈ちゃん...今は授業中だよ...勉強しなきゃ」
僕はわざと、加奈にだけこう言い放つ。
「あ...でも...私...あすか...」
加奈は今まさに胸を揉む寸前だ。
寸止めを食らって、少し涙目になっている。
そして隣で快楽にふけるあすかを羨ましそうに眺める。
「あすかちゃんはまだ休憩中だからね」
僕はすこし意地悪をする。
普通なら二人とも休憩じゃないとおかしいはずだが、僕の言うことは全て正しいと思っている今の加奈には、まったく疑問に感じられない。
「そんなぁ...」
加奈が僕に初めて見せる、媚びるような表情。
ふふ...大丈夫だよ...君もすぐに気持ちよくしてあげる...
「僕の加奈ちゃん」
僕はキーワードを告げる。
途端に虚ろになる加奈の瞳。
力が抜けきった体が再び椅子の背もたれに沈む。
やはりこの美少女たちが催眠に堕ちた姿は、なんと言うか、妖艶な美しさがある。
僕の愚息も先程あすかを堕としたときから勃ちっぱなしだ。
僕は興奮を抑えつつ、加奈の横で今だ自らの膣を犯し続ける、あすかの傍に立つ。
「あすか...君の気持ちよさを加奈にも分けてあげよう...」
「はぁ...はぁ...か、な...にも...?」
「そうだ...さぁ...彼女の体の感じる部分を触って...舐めて...気持ちよくしてあげるんだ...」
「あ...はい...ご主人様...」
あすかは従順にうなづくと、熱を帯びた、濡れた瞳で加奈の股間を凝視する。
僕はこれから起こるだろう事を想像してうれしくなる。
ふふ...加奈...友達に犯されるなんて幸せだね...いい表情みせてくれよ...
< つづく >