催眠術師 鋭次05 六日目

六日目 ポイント倍々デー と クーポンカード

 夢のようなお泊りから、週が明けて、優子は今週も学校が終わるとアルバイトに行くのであった。
 優子は、ご注文受付カウンタに立つ前に、鋭一店長から、注意を受けていた。
「今日は、”ポイント倍々デー”だから間違えのないように」
「はい。鋭一店長。分かりました」
 優子は返事をすると、お客様との応対で間違えを起こさない様に、マニュアルを確認するのであった。

 ”ポイント倍々デー”とは、お客様がポイントを得る機会があった場合、その機会の度に、ポイントが倍になるという制度である。
 ドレミバーガーでは、お客様用クーポン券の他に、クーポンカードの制度もある。
 クーポンカードは、100円の商品購入ごとに、1ポイントの点数が貰えるというものである。
 そのポイントを貯める事により、特別な商品を貰えたり、または、100ポイント以上で、バーガー等の購入に利用出来る といった、よくあるポイントカードの様なものである。
 しかしこれは、一般お客様の場合の制度であり、ゴールドカード会員の場合は、また違った使われ方をするのであった。
 ポイント倍々デーの場合は、商品を買って、一旦店を出てから、再度、店に入り、商品を購入すると、前回のポイントに今回の分をプラスされ、ポイントが倍になるので、そういった事をするお客様もいる。
 しかし、その様な事をしていた場合、先に買った商品が冷めてしまうので、そこまでするお客様はほとんどいない。あくまで、小さなポイントの話なので、そこまでしないのであろう。

 4番カウンタに、いつもの男性お客様が現れた。手には、何らかのクーポン券が大量に持たれている。
 見覚えのあるそのクーポン券に、優子はドキドキして、そのクーポン券を他の店員やお客様に見られない事を願うのであった。
 男性お客様が、受付カウンタに到着すると、ゴールド会員カードを見せながら、女性店員に言った。
「やあ。優子ちゃん。このクーポン券を、ゴールドポイントカードに移して欲しいんだけど」
 そう言うと、鋭次は、カウンタテーブルの上に、恥ずかしいお持ち帰りクーポン券を大量に並べるのであった。
 優子が慌てて、クーポン券を集めて、束にして、枚数を数える。こんなものが、近くの店員等に見られたら、バーガー店にいられなくなってしまう。それだけは、何があっても絶対にあってはならないのだ。
 優子は、束にした特別クーポン券を持ち、ゴールドカード会員様の申し出に答えるしかないのであった。
「お客様。かしこまりました。ただいま、カードに移しますので、しばらくお待ちください」
 優子は、リライタブル形式の薄いカードに、ポイントを移す作業を行った。
 作業が終わると、カードの表面には、次の様に書かれてあった。

 [ 葵 優子 お持ち帰り、特別クーポン:22ポイント]

 このカードは、リライタブル形式のカードで、表面の部分が磁気インクを使用して、文字を表示出来る様になっている。
 その部分は、何度でも書き換えが可能であり、最近のポイントカード等で使用される事もよくある。

「お客様。お待たせいたしました」
 優子は出来上がったカードを、鋭次に渡した。
「ありがとう。うん。ポイントは合っているね」
 鋭次は、ゴールドポイントカードを受け取り、大量のクーポン券から解放される事となった。
「それじゃ、早速だけど、このカードを1ポイント使うよ!」
 鋭次は、カードを女性店員に渡して、ポイント減額処理をしてもらった。
「はい。お持ち帰りですね。かしこまりました」
 優子は、カードを返すと、いつもの様に、お持ち帰りされる準備を行った。

 準備が終わり、エコバッグに荷物を詰めると、受付カウンタテーブルの前で、甘いキスが行われた。
 お姫様抱っこをされ、瞳を閉じて、しばらくして、瞳を開くと、そこは鋭次の部屋であった。
 お持ち帰り完了のキスをされると、優子はスイートベッドの前で、キャミソール制服のリボンを外された。
 続いて、胸元の可愛いホックを外されると、あっという間に、キャミソール制服は脱がされてしまった。
 スイートベッドの上で、リボンブラジャーとリボンパンティを脱がされた優子は、今日も鋭次の気持ちのいい愛撫を受けていた。
 そして、優子の秘部がたっぷりと濡れると、お召し上がりという名のセックスが始まるのであった・・・
 17才の女子高生が、鋭次の悩ましい腰使いに耐えれる訳が無く、今日も早くも、天国に昇ってしまうのであった。
「イクーー!! イクーーーー!!」
 優子は、愛しい男性お客様に抱きつき、恥ずかしい大きな声を出して、イッてしまうのであった。
「あーあー。イッちゃった。これで、1ポイントだね」
 鋭次は、ゴールドポイントカードをちらつかせながら言った。
「ああ・・・気持ち良かったの・・・鋭次様・・・ごめんなさい・・・はい、1ポイントになります・・・」
 優子は、イッてしまった事に対して、鋭次に謝り、ポイントが1つプラスされた事に返答した。
 そこで、鋭次の確認の質問があった。
「優子ちゃん。そう言えば、今日は、”ポイント倍々デー”なんだろ?」
「はっ、はい。そうですけど・・・」
「確か、お客様がポイントを得る機会がある度に、ポイントが倍倍になるんだよね?」
「はい・・・その通りです・・・」
「それは、優子ちゃんがイッてしまった時にくれるポイントにも適用されるのかなあ?」
「そっ、それは・・・」
 優子は、答えが分かっていたが、なかなか本当の答えを述べる事が出来なかった。男性お客様の言っている事が正解であるが、それを認めてしまうと、大量にポイントを獲得されてしまう。
 自分が我慢出来ずに何回イッてしまうか分からないが、数回、イッてしまうだけでも、いつもと比べられないくらいのお持ち帰り特別クーポンのポイントが増えてしまう事になる。そんな恥ずかしい事をなかなか、この男性お客様に言う事は出来ないのであった。
「適用されるんだよね!?」
「はっ、はいっ!」
 戸惑っている女性店員に大きな声で、再度、質問をすると、優子は反射的に返事をしてしまったのであった。
 鋭次はニヤリと笑いながら言った。
「優子ちゃんは、俺が召し上がるまで我慢しないといけないのに、いつもイッちゃうよね?」
「はい・・・鋭次様。ごめんなさい・・・」
「今日は、イッてしまった場合は、ポイントが倍倍になっていくから、気をつけるようにね!」
「はい。鋭次様・・・今日こそは、イカない様に我慢いたします」
「うんうん。いい心がけだよ。それじゃ、もう一度、食べさせてもらうよ」
「はい。鋭次様。ごゆっくりお召し上がりください。あんっ、あんっ!」
 優子が返事をすると、再び、巨砲が挿入され、夢の世界に連れていかれるのであった。

「イクーー! イクーー! また、イッちゃうーー! イクーーーー!!」
 優子は恥ずかしい声を出し、既に、5回目の天国に昇っていた。
「あーあー。またイッちゃった。優子ちゃん、俺が食べ終えるまで我慢してくれなきゃダメじゃないか!」
「ああ・・・鋭次様・・・ごめんなさい・・・」
 優子は、そう言うのが精一杯であった。
 鋭次に抜き差しをされると、とても気持ち良くなってしまい、どうしても数分くらいでイッてしまうのであった。我慢しようとしても、どうしても身体が反応してしまい、天国に連れていかれてしまうのである。

 不甲斐ない女性店員に、鋭次は一つの提案を出すことにした。
「5回もイッちゃって・・・優子ちゃん。ここで一つ、勝負をしてみないかい?」
「あの・・・勝負って?」
 優子は聞くと、鋭次は説明を始めた。
「これから、もう一度、優子ちゃんをいただくんだけど、優子ちゃんに3分間我慢出来るかどうか。勝負なんてどうかなあ?」
「3分間ですか?」
「そうだよ。これくらいなら、優子ちゃん。我慢出来るよね?」
「はい・・・出来ると・・・思います」
 優子は今までの鋭次の抜き差し行為を振り返って考えていた・・・
 今日は5回イッてしまったが、どのお召し上がりも、数分から十分くらい経過してくらいで、イッてしまっていた。
 本日の鋭次の抜き差しは優しい行為で、激しくなかったせいもあり、優子はそれくらい耐えられたのであった。
 今、勝負と言われたが、3分くらいなら、頑張れば我慢出来るだろうと優子は思うようになっていた。
「そうかい。それじゃ、ルールを説明するよ」
 そう言うと、鋭次は書斎の奥にある机の引き出しから、小さな置き時計を持ってきた。そして、スイートベッドの脇にあるミニテーブルの上にその時計を置いた。
 その時計は、ストップウオッチを大きくした様な時計で、秒針がとても大きく見易くなっている。12分の分針しか無く、12分で分針である短針が一周する仕組みになっている時計である。これはまるで何かを測定する用いられる為に作られた時計のようだ。
「ここに時間の測定がし易い時計がある。これで優子ちゃんに確認してもらいながら、俺が食べさせてもらうんだよ」
「あの・・・それで、3分間我慢すれば、何か良い事があるのですか?」
 優子は勝負という話に、自分が勝った場合にどういったメリットがあるのか気になって、鋭次に聞いていた。
「うん。もし、優子ちゃんが3分間我慢出来た場合は、優子ちゃんの勝ちになるよ!」
「私が勝ったら、どうなるのでしょうか?」
「そうだね。優子ちゃんが勝ったら、今まで5回もイッてしまった分を全て帳消しにして、ポイントをゼロにしてあげるよ!」
「本当ですか?!」
「ああ。約束するよ!」
 鋭次の力強い返事に、鋭次が嘘をついていない事が理解出来た。優子は、その返事を聞き、勝負をしようという気持ちになりつつあった。

「ただし、もし3分間、我慢出来なかったら、さっきまでと同じようにポイントを貰うよ」
 優子が負けた場合の説明を聞いたが、それは至極当然の内容であり、意義を唱えるようなものでは無いのであった。
「どうだい? 勝負してみるかい?」
 鋭次が優しい声で問いかけた。 優子はどうするか考える振りをしていたが、答えは決まっていた。既に優子はこの勝負を、やる気満々であったのだ。
 既に5回もイッてしまっている優子は、ポイント倍々デーの適用により、1・2・4・8・16(最後の16が適用される)と、16ポイントも男性お客様に特別クーポンを渡さなければならない状況になっていた。
 昨日までの残りクーポンポイントを加えると、40ポイント近くになってしまう。
 こんな恥ずかしいクーポンは、一枚でも早く無くしたいと思っていた。
 それ故、ここで勝負を行い、本日のポイントだけでも、ゼロポイントにしたいと思っているのであった。
「はい・・・鋭次様。勝負します」
 優子は、その勝負に同意する旨の返事をした。しかし、鋭次は再確認のため、もう一度、聞くのであった。
「本当に勝負するんだね? 大丈夫かい?」

 鋭次が優しく声を掛けたが、優子の気持ちは決まっていた。
(今まで数分以上我慢出来てたんだから、きっと大丈夫よ・・・)
(3分間くらい我慢出来ないなんて事無いよ・・・こんなの私が勝つに決まってるわ・・・)
(これで、今日のポイントは、ゼロね・・・)
 優子は自分が勝利する事しか考えていなかった。
「はい。大丈夫です。3分間我慢します。勝負しましょう!」
 優子は好条件の勝負に、やる気満々で返答した。
「そうかい。それじゃ、勝負開始のキスをしようか。このキスにより、今言った勝負をきちんと行う事が決定するよ」
「分かりました。鋭次様」
 そう言うと、二人はベッドの上で向かい合い、キスを行うのであった。
 こうして、6回目のお召し上がりが始まったが、優子は3分間我慢する事が出来るのであろうか?

 鋭次がミニテーブルの上にある時計を見て言った。
 時計の分針は、2と3の間にあり、秒針は40秒あたりを過ぎていた。
「それじゃ、あの分針が3になったら、スタートするよ。6を過ぎるまで我慢出来たら、優子ちゃんの勝ちだよ!」
「分かりました」
 優子は時計を見ながら、自分が勝利をする気持ちになっているのであった・・・
「3分になったね。それじゃ、優子ちゃん。いただくよ・・・」
 鋭次は時計の分針が3を過ぎたのを確認してから、ゆっくりと巨砲を、優子のおまんこに挿入していった。今までと同じ、優しい挿入である。ある程度挿入を進めると、優しく抜き差し行為を始めるのであった。
「3分間、我慢するんだよ」
「はい。鋭次様・・・」
 優子は、余裕とも見える表情で、抜き差し行為に対応するのであった。しかし、抜き差し行為が始まって、30秒くらいして、優子の悩ましい声が聞こえ始めた。
「ああん! 鋭次様っ! あんっ、あんっ! そこは、そこはっ!」
「んっ? どうしたんだい? ここがどうしたのかな?」
 そう言うと、ツンッと立っている可愛い乳首をクリクリと可愛がるのであった。優子の身体がピクンッピクンッと反り返る様に反応する。
「そこは・・・そこは・・・だめぇ・・・」
「ここが、ダメなのかい?」
「はい。あんっ、あんっ・・・クリクリはお許しください。あんっ、あんっ!」
 今日、初めて実施される弱点への愛撫に、優子の身体は恥ずかしい反応を示すのであった。
「じゃあ、ペロペロなら、いいかなあ」
 そう言うと、優子に見せつける様に、乳首を舐めるのであった。
「ああーん! ペロペロもダメです。あんっ、あんっ、あんっ! ペロペロもお許しください。あんっ、あんっ!」
「許してくださいというのは、もっと可愛がってくださいっていう意味だったよね?」
「ああん。そんな・・・あんっ、あんっ! ダメぇ・・・変になっちゃう・・・」
「ふっふっふ。まだ、時間はあるよ。大丈夫かなあ?」
 鋭次が意地悪っぽく言うと、優子は残り時間を確認した。時計の針は、まだ1分30秒くらいの所を移動していた。
(ああ・・・やっと半分の時間なの・・・もう少し我慢すれば・・・ああん、変になっちゃう・・・)
 優子は時計を見て、必死に我慢していた。
 しかし、悩ましい弱点への攻撃に、それを止めてもらう様に声を出してしまっていた。
「ああん。クリクリはダメぇ・・・」
「ふーん。クリクリがダメなんだあ。それじゃ、集中的に可愛がってあげるね!」
「ああん! だめっ、だめっ、だめっ!」
 優子が顔を左右に振って悶えるが、鋭次の攻めは尚更激しさを増していく。
「クリクリをしながら、素早く抜き差しをすると、優子ちゃんどうなるかなあ?」
「ああん・・・そんな事されたら、変になっちゃう・・・」
 優子が躊躇いの声を出したのを聞くと、鋭次は、一挙に最後の抜き差し愛撫を実施した。
「あんっ、あんっ・・・だめっ、だめっ! イクっ、イッちゃう・・・」
「ほらっ、ほらっ! 我慢しないとダメだろ? イッちゃあダメだよ!」
「はいっ! イカないように、あんっ! ダメぇ・・・ダメぇ・・・」
 優子は、完全に天国の入口に進んでいた。弱点を愛撫しながらの抜き差し行為は、あっけなく美少女店員を天国に昇らせるのであった。
「イクーー!! イッちゃうーーーー!!」
 優子は、鋭次にしがみつき、イッてしまったのであった。そして時計を見ると、2分30秒の辺りであった。
 優子は愛しい男性お客様に抱きついたまま、自分の負けを確認したのであった。

「あーあー。イッちゃった。3分間も我慢出来ないなんて、エッチな店員さんだね」
「ああ・・・言わないでください・・・」
 優子は、再び、自分の不甲斐なさを悲しく思いながらも、男性お客様の質問に回答していかなければならないのであった。
「この勝負は、俺の勝ちという事だね!」
「はい。鋭次様。鋭次様の勝ちです」
「という事は、また、倍のポイントが貰えるんだよね?」
「はい。鋭次様。勝負でのお約束ですので・・・」
「つまりこれで、32ポイント獲得って事かな?」
「はい。そうなります」
 優子は返事をしながら、大量のポイントを与えてしまった事に困惑していた。
 しかし鋭次は、特に気にした様子もないようであった。

 そしてしばらくして、落ち着いた女性店員に、言うのであった。
「優子ちゃん、そろそろ帰る時間だね。でも、帰る前に、もう一度だけ食べさせてもらってもいいかな?」
 優子が部屋にある時計を見るとアルバイト終了の時間が近づいているが、まだ時間は少しあった。鋭次は、もう一度だけと言っているが、状況によれば、二度三度食べる事が出来る時間はあった。女性店員は、お持ち帰りされたので、断る事が出来ないので返答をした。
「はい。鋭次様。お召し上がりください・・・」
「いいのかい? それじゃ、あと一回だけ、食べさせてもらうよ」
 男性お客様は嬉しそうに、女性店員に言うのであった。それを聞いた女性店員は勘違いをしたのか、鋭次に聞くのであった。
「あの・・・また、勝負されるのですか?」
「えっ? 勝負はしないよ。ただ単に食べさせてもらおうと思ったんだけど」
「そっ、そうなのですか・・・」
 女性店員は残念そうに、返事を聞くのであった。
 優子の脳裏には、先程、不甲斐なくイッてしまったが、今度こそは我慢してみせる と思っているのであった。
(あと30秒・・・あと30秒我慢すれば、私の勝ちだったのに・・・)
(今度は、今度は、きっと大丈夫よ。我慢出来るわ。我慢して、ポイントをゼロに出来るわ・・・)
 優子の脳裏は、もう一度、勝負をしたい気持ちになっているのであった。

 そんな様子を察したのか、鋭次が提案とも言える言葉を少しづつ出し始めるのであった。
「勝負してもいいけど、優子ちゃん。3分も我慢出来ないんだろ。勝負にならないよね?」
「そんなっ、そんな事ありません。今度は、今度は我慢してみせますので!」
「いやに自信があるみたいだね。まあ、さっきはもう少しというところだったからね。もしかしたら・・・」
「あの・・・もう一度・・・勝負をしていただけないでしょうか?」
 優子は、勝負の話が盛り上がってきたのを見て、思い切って、鋭次に勝負を持ちかけるのであった。
「また、勝負するのかい?」
「はい。お願いします」
「そうかい。それじゃ、また勝負するかい?」
「はい。お願いします!」
 優子は自信有りげに、勝負をしてもらうようお願いするのであった。しかし、鋭次より、思わぬ声が上がった。
「それじゃ、勝負をしてもいいけど、少し条件を変えさせてもらおうかな? それで良ければ、勝負をしよう!」
「あの・・・条件って?」
 優子は、男性お客様の言う条件の変更点を聞くことにした。
「どうやら優子ちゃんは自信があるみたいだから、もし優子ちゃんが負けたら、本日のポイント3倍というのでどうかな?」
「3倍・・・ですか?」
 優子は少し不安げに聞き直していた。
「そうだよ。32ポイントの3倍で96ポイントという事になるね」
「96・・・」
 優子はその数字を聞き、この勝負をして良いものかどうか悩み始めていた。
「でも優子ちゃんが勝てば、本日のポイントはゼロになるよ!」
 しかし好条件を聞くと、自分が負けた時の事を考えられなくなり、一気に勝負をしようという気持ちになるのであった。
「その上、昨日までの累積ポイントの、22ポイントを半分にしてあげるよ!」
「ええっ? 本当ですか?」
「ああ。約束するよ!」
 鋭次の力強い返事は、鋭次が嘘をついていない事を証明していた。
(今日のポイントがゼロになった上、今までのポイントが半分になるって・・・)
(こんなに良い条件は無いわ・・・)
(いけるわ・・・今度こそ、我慢してみせるわ・・・3分くらい我慢出来るわよ・・・)
 優子は、鋭次の新しい条件を聞き、完全に勝負をしようという気持ちになった。
「それでは、勝負してください」
「いいんだね?」
「はい。鋭次様」
 自信に満ち溢れている女性店員は、勝負の誓いのキスを男性お客様と交わすのであった。
「それじゃ、始めるよ・・・」
 優しい声で開始を告げると、本日、最後の勝負の挿入を行った・・・

「あんっ、あんっ! そこはダメっ・・・ああーん、変になっちゃうー!」
「ほらほら、ここがダメなのか? おっ! ピクピクしちゃって、可愛いなあ!」
 優子は、2分くらいで、既に天国に近づき、身体は恥ずかしい反応を示していた。
「あんっ、あんっ! イクっ、イクっ!」
「ほらっ、ほらっ、我慢しないとダメだろ?」
「ああーん。もうダメぇーー! イクーー! イクーーーー!!」
 弱点の乳首を攻められながら、素早い抜き差しをされると、美少女店員は、あっけなく陥落した。
 泣きそうになりながら時計の針を見ると、先程とあまり変わらない2分40秒であった。
 どちらにせよ、優子は勝負に負けてしまったのであった。
「あーあー。イッちゃった。優子ちゃん、俺の勝ちだね!」
「はい・・・鋭次様・・・」
 優子は我慢出来なかった事に、不甲斐なさを感じながらも、勝負に負けてしまった事だけはしっかりと理解するのであった。

 陵辱勝負が終わると、鋭次は美少女店員に、シャワーを浴びるように命じた。そして、シャワーを終えて、清潔な下着と可愛い制服に着替えさせると、帰る前の確認行為に進むのであった。
「優子ちゃん。今日はとても美味しかったよ。96ポイントも貰えるなんて嬉しいよ!」
 男性お客様は、はしゃいだ様に喜んでいた。
 そして、ポイントの付与について、ポイントカードの機械を持ってきた。それは、プリンタとパソコンが合体したポイント書き換え機器であった。
「そっ、それは?」
 優子は見覚えのある機械に、どうしてこの機械が、お客様の家にあるのか質問した。
 しかし、その問いは、ゴールドカード会員様の家には、何らかの理由でポイントの増減があるかも知れないので、お客様によっては、この機器を購入しておいて、すぐに利用出来るようにしているお客様もいるとの事であった。
 また、機器を使って、好きなだけポイントを増やせるのでは無く、あくまでも機器を操作するのは店員が行い、お客様では操作出来ない仕組みとなっていた。
 そんなポイント書き換え機器を鋭次は購入していたのであった。
「この機器の操作は出来るよね?」
 鋭次は、女性店員に、機器を見せて言った。
「はい。鋭次様」
「それじゃ、このゴールドポイントカードに、今日のポイントの付与をしてくれるかな?」
「はい。かしこまりました」
 そう言うと、優子は、ゴールドカードを受け取り、機器を操作して、ポイントの加算処理を行うのであった。
「特別クーポンを、96ポイント加算させていただきます・・・」
 優子は、機器の操作を終えると、大切なゴールドカードを男性お客様に返すのであった・・・

 計算式:残り22ポイント-1ポイント使用+96ポイント(7回イッてしまった分)

 [ 葵 優子 お持ち帰り、特別クーポン:117ポイント]

< つづく >

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