渡来商店 七色丸薬編 商品No.11

商品No.11『超強力精力増強剤S』

「う~~~~ん?ここは?どこ?」
 あやめは何も無い空間を歩いていた。
「えーと、私は何をやっていたっけ?」
 あやめは考え込んでいる。
「放課後の学校で優の野郎に出くわして・・・それから・・・・覚えてない」

「ぐはははは・・げはははは・・・・ひははははは・・・・」
 あやめの耳に突如として、不気味で下品な笑い声が響いてきた。
「何?この声?」
 あやめは不気味で下品な笑い声におびえている。
 次の瞬間、何かがあやめの手足に巻きついてきた。
「なに?なに?なに?」
 あやめは突然の出来事にパニックになった。
 あやめに巻きついているのは冷たい鉄の鎖だった。
 その鎖は、あやめの両手両足に巻きついて彼女の自由を完全に奪った。
「げへへへへへ・・・・・」
 そして、そんな彼女の前に不気味で下品な笑い声を放つ人物が現れた。
「お前は優!貴様の仕業か!速くこの鎖を解け!!速く解かないとただでは済まさないぞ!!」
 あやめは鎖を解こうと必死にあがきながら激怒している。
「ぎへへへへへへ・・・・・」
 優はあやめの声には反応せずにただ不気味で下品に笑っている。
「おい・・・聴いているのか?」
 あやめは大きな声で優に怒鳴りつけた。
『ギラン』
『ゾク』
 優はあやめをにらみつた、あやめはその視線に若干の恐怖を抱いた。
「速く・・・速く・・・解けよ!!」
 あやめは優の様子が変なのに気づいて慌て始めた。

『ニヤリ』
 優は今まで見せたことも無いような、不気味で恐ろしい笑みを浮かべた次の瞬間、どこからともなく皮製の鞭(ムチ)を取り出した。

「!!」
 あやめは恐怖のあまり絶句した。
「うおりゃあ!!」
 優はムチを、あやめの胸元に向けて目にも留まらぬ速さで振り下ろした。
『バシュン』
『バリバリ』
「う゛」
 乾いた空気と共にあやめの制服の胸元が破れて、彼女の白いブラが丸見えになった。
 それと共に、あやめは激しい痛みに襲われて短い悲鳴を上げた。

『バシュン、バシュン、バシュン』
 優は容赦なく、何度も何度もムチを振り下ろした。
 それと共に、あやめの制服のさまざまな箇所が破れていき、ブラも破けて彼女の片方の胸が丸出しとなった。
 それにより、彼女の体中にミミズ腫れが刻まれて行った。

「・・・・・・」
 あやめの顔は恐怖に染まっていた、あまりの恐ろしさに悲鳴を上げることもできない。
 そんな時、優は突然にムチを捨てた。
「・・・・終わったの?」
 あやめは怯えながらも恐る恐る優に尋ねた。

『カプ』
 だが優はあやめの問いに答えずに彼女のむき出しになった片胸に噛み付いた。
「痛い!!痛い痛い痛い!!!!」
 あやめは胸に噛み付かれて痛がっている。
「うるさい」
 そう言って優はあやめの顔を思いっきり殴った。
「う・・・」
 殴られたあやめの頬は赤くはれ上がり、優の拳の後がくっきりと残っている。
『ガプ』
 優は先ほどよりも強くあやめの胸を噛んだ。
「うわあああああああああああ」
 あまりの痛みと恐怖についにあやめは泣き出してしまった。

「うるさいと言っているだろうが!!」
 優はそう言って思いっきり彼女のお腹に蹴りを入れた。

『ゲボ』
 あやめは口から真っ赤な血を吐いた。その血の中には白い石ころのようなものがいくつか混ざっていた、おそらく先ほど殴られた時に折れた彼女の歯だろう。

「さっきからうるさいし、血は吐くし・・・なんて女だ・・・すこし思考をいじったほうがいいか・・・」
 そう言って、優はズボンのチャックを下ろしてペニスを出した。

「!!」
 あやめは優のペニスを見て驚いた。
 優のペニスはとても大きく赤黒く変色していて不気味でグロテスクだった。

「お前はこのペニスが好きだよな?」
 優はあやめに良く見えるようにペニスを彼女の目の前にやった。
「そんなもの・・・好きなわけ・・・好きなわけ・・・・好き・・・大好き・・・え・・私何を・・・・私はそんな物・・好き・・好き好き好き・・・大好き!!私はチンポが大好きなの・・・」
 あやめの様子がおかしい、ペニスを嫌がっているようで、好意を向けているようにも見える。
 そんな中、彼女の瞳から輝きが消えたり戻ったりしている。
「俺のチンポを咥えたくないか?」
「誰が咥えるか・・・・咥えたい・・・いや・・・咥えたい・・・いや・・・・咥えたいです私は優様のチンポにむしゃぶりついて、優様のチンポをナメナメして、優様の精液が飲みたいです!!・・・・・・・いやあああああああああああ!!」
 あやめは先ほどよりも落差が激しく、嫌がったり好意を向けたりしている。
「俺のチンポが欲しかったら俺の言うことを聞いて、静かにしていろ」
「はい・・わかりました・・・・」
 あやめの瞳から光が消え、彼女はうつろな表情を浮かべて返事をした。

『ガブリ』
 優はあやめの胸に再び噛み付いた。
「う・・・・」
 あやめは痛みを必死にこらえて悲鳴を出ないようにしている。
 優はさらに噛み付いた胸の根元を両手でつかんで強く激しく揉みだした。
 そして優は舌であやめの乳首を嘗め回している。
「う・・・う・・・・」
 あやめは激しい痛みに耐えながら声を出さないようにしている。
 そんな彼女の瞳からは涙が滝のように流れ出ている。
(誰か助けて・・・)
 あやめは心の中で助けを読んだ。
「無駄だよ、誰も来ないよ」
 優はあやめの胸から口と手を離して言った。
「・・・・・・・・」
(私が思っていることがわかるの?)
 あやめは優の命令のせいでしゃべれない。
「そんなに痛いのが嫌なら、痛みを感じないようにしてやるよ・・・」
 優は懐から何かの容器を取り出して、それをあやめの口に押し込んだ。
「うぐ・・・」
 あやめは何かの容器を口に押し込められて苦しそうにしている。
 その上、容器の中から苦くてすっぱい液体がどくどくと流れ込んでくるのでさらに苦しい。
 容器から液体が出なくなったところで、優は容器から手を離した。
「げは・・・ごほごほ・・・・」
 あやめは容器を吐き出したあと、苦しそうにセキをした。
「これでもう、苦しいことはない、快楽に酔いしれな」
 優はいつの間にか手元にムチを再び構えていた。

「・・・・・」
(・・・嫌・・・)
 あやめの顔は恐怖一色に染まっていた。
『バシュン、バシュン、バシュン』
 ムチによって空気を裂く音が再び響き始めた。
「ん・・・」
(え?・・・なに?・・・この感じ?・・・痛い・・痛い・・痛い・・・でも気持ち良い・・・・・痛いのに気持ち良いの・・・・もっと強く打って・・・・・)
 あやめは痛そうにしながら気持ちよさそうにしている。

「そろそろ、完全に痛みが快楽に変わったか・・・それじゃあ鎖を解いてやるか」
 優がそういうとあやめを拘束していた鎖はどこかへと消えて行った。
 それによってあやめの体は自由になった。
 自由になったあやめは右手を股間に当て、指でクリトリスを刺激してオナニーをし始めた。

「こらーーーー貴様!!」
 優はあやめを思いっきり蹴飛ばした。
「・・・あぐ」
 あやめは痛そうながらも頬を赤く染め気持ちよさそうに、優に蹴られた場所を両手で押さえている。
「俺様の許可も無く、勝手にオナニーなんかやるんじゃない!!」
 そう言って優はあやめの頭を踏みつけた。
「・・・・・はい・・・優・・・」
 あやめの顔から苦痛の色が消えて、ものすごく気持ちよさそうに微笑の表情に変わった。

「貴様!!この俺を呼び捨てにするきか?良い根性しているな!!」
 優はあやめの頭を思いっきり蹴飛ばした。

「あぐ・・・」
 あやめは蹴り飛ばされて壁に激突した。壁はとても頑丈であやめの体が傷ついた。
 そして彼女の頭からダラダラと真っ赤な血が流れ出てきた。
「えへへへ・・・・」
 あやめは笑った、虚ろな瞳で微笑みながら、とても気持ちよさそうに笑っている。

「俺様のことはご主人様と呼びな・・・それ以外の呼び名は却下だ!!」
「ハイ、ご主人様♪」
 あやめは嬉しそうに言った。

「お前は今日から俺様の奴隷・・・いや、メス豚で十分か?今日からお前は俺様のメス豚だ!!!俺様の命令を聞くことに喜びを覚え、俺様の欲求を満たすのがお前の生きがいだ、俺様に向ける怒りや憎しみを全て好意に変えろ、俺様から虐待を受けてもそれを快感に感じて俺様を好きになれ、俺様の許可無く俺以外の男とは関わるな、俺様の許可無くセックスするなオナニーするな、俺様に尽くすことだけ考えろ、俺様に尽くすことに疑問を持つな、疑問を持つくらいなら淫乱なことを考えて、俺様にエッチなことをしてもらう方法を考えろ!!」
 優はあやめの髪の毛をつかんで彼女の頭を持ち上げて、彼女の耳元に囁いた。
「ハイ・・・ご主人様・・・私はご主人様のメス豚です・・・・」
 あやめは嬉しそうに答えた。
「ただのメス豚じゃないだろう?エッチで淫乱でドスケベで変態でマゾフィストのメス豚だろうが!!」
「ハイ・・・私はエッチで淫乱でドスケベで変態でマゾフィストのメス豚です・・・・」
「貴様にとって俺のメス豚であることが誇りであり本望だ!!」
「ハイ・・・私にとってご主人様のメス豚であることが誇りである本望です」
「貴様にとって俺は愛すべき・・いや・・・世界でもっとも愛している者であり、俺以外に愛している者はいない」
「ハイ・・・ご主人様は私が世界でもっとも愛しているご主人様で、ご主人様以外に愛している者はいません・・・」
「良く言えた・・・それではご褒美だ!!お前の大好きなチンポだ!!好きなだけ咥えな!!」
 優はチャックを再び開けて自分のペニスを出した。
「わ~~~~~い♪」
 あやめは嬉しそうに優のペニスを口に咥えた。
 あやめは、優のペニスの亀頭を喉の奥まで押し込んで、舌で玉袋をなめまわしている。

【後1分で緑玉の効果切れるよ】
 その時、突然若い?女性の声が響いてきた。
【ギロ】
 うぐ・・・・訂正、若くて美しい女性の声が響いてきた。
【それでよし】

「時間がねえから、速めに出すぞ」
 そう言って優は腰を激しく動かし始めた。
 あやめはペニスを離すまいと必死にペニスを咥えている。

【後30秒】

「出すぞ!!」
 優は自分の欲望を解き放った。
『・・ゴクゴクゴク・・・ジュルジュルジュル』
 あやめは嬉しそうかつ美味しそうに優の精子を飲んでいる。

【後20秒】

『ゲホゲホゲホ・・・・』
 あやめは大量の精子を飲みきれずに吐き出してしまった。
「何やっているんだ、この馬鹿!!」
 優はあせっていた、速くしないとレンタル時間が切れて、延長料金を取られるラブホテルの個室にいるかのようにあせっていた。

【後10秒】

「くそー!!メス豚!!こぼした精子を速く綺麗に舐め取れ!!」
「ハイ、ご主人様」
 あやめはこぼした精子を舐め取り始めた。

【時間切れ、ハイさようなら♪】

 ところ変わって、どこかにある森に囲まれた学校。
 その学校の名前は暁女学院(あかつきじょがくいん)。
 小学生から大学生の女子生徒が通う、小中高大の一貫校である。
 その学校の学生寮のA棟の地下室、そこでは今現在、とても淫乱な好意が行われていた。

 A棟の地下室にはネコミミカチューシャに、猫の付け髭に、肉球グローブに、猫の尻尾をつけて赤いチェック模様のかわいらしい制服を着た女の子達が何十人もいた。
 その中には小学生や中学生の女の子が混じっているかもしれないし混じっていないかもしれない。言うまでもなく、美しい女子大生は何人もいる。
 ただ女性の中の何人かは、スカートの前の部分が山になっている。

 そして、女の子たちはお互いの匂いを嗅いだり、口付けしたり、胸を触ったり、尻尾を掴んだり、スカートの山になっているところに手を当てたりと無邪気にじゃれている。
「にゃーーー」
「なーー」
「ごろごろ」
「ふしゅーーーー」
「ごろにゃーーーご」
「うにょ」
「にゃーんてな」
「にゃんぱられ」
「ふるふるふるむーん」
「ぎゃーーーねずみ!!」
「ドララーー」
「にゃろめーー」
「にゃーの」
「にゃにゃにゃ」
「な゛~~~~」
「にゃんにゃん」
「・・・・にゃ」
「ごろごろにゃーん」
「にゃ」
「にゃーご」
 女の子たちは言葉は一切話さず、猫の鳴き声だけで会話していた。
 一部変な鳴き声が混じっているが気にするな。

「風ちゃん?どうこの学校にはもうなれた?」
 金色のネコミミカチューシャと金色の肉球グローブと金色猫の尻尾をつけた青子が言った。
「にゃあああ!!にゃにゃにゃにゃ!!ふしゅーーーー!!」
 風は緑色のネコミミ・・・面倒だから四つひっくるめて猫セットと呼ぶことにする。
 風は緑色の猫セットをつけて猫のように鳴いていた。
 しかも、自分の縄張りに入ってきたよそ者の猫に威嚇しているように鳴いている。
「風ちゃんたら・・・こわかわいい!!」
 そう言って紫色の猫セットをつけた米子が、風に抱きついてきた。
「にゃーにゃー」
 風は抱きついてきた米子を振りほどこうとしている。
「なになに?『こわかわいい』て何かって?それわね、怖いけどかわいいの略よ!!」
 そう言って米子はもっと強く風に抱きついた。
「米子ばっかりずるい!私にも抱かせてよ!!」
 青子も風に抱きついた。
「な~~~~」
 風は必死に二人を振りほどこうとするが、逆に二人がもっと強く抱きついてくるため、抵抗するのは無意味だとわかって、抵抗するのを止めた。

「それじゃあ風ちゃん、そろそろお腹すいたでしょう?」
 青子は風に尋ねた。
「にゃーーー」
『こくこく』
(やっと、二人のセクハラから逃げられる)
 風は嬉しそうに鳴きながら頷いた。
「それじゃあ・・・ソーセージ二本、後ろと前のお口に食べさせてあげるね♪」
 青子が言った。
「に゛やああああああああああ!!」
 風はその言葉の意味がすぐにわかったので再び抵抗を始めた、今度は先ほどよりも強く激しく。
「「それじゃあ行くよ・・・そーーれ!!」」
『『ブジュリ』』
 風のオマンコに青子のペニスが、風のアナルに米子のペニスが一蹴のうちに挿入された。
「ぐに゛ややややややあああああああああああああああああ!!」
 風は苦しそうな悲鳴を高らかに上げた。
「あらら?風ちゃんたら?そんなに大きな歓喜の悲鳴を上げちゃって?気持ちよさそうだね?」
「風ちゃん?いつも言っているでしょう?一人で先にイくのはずるいって!!」
 二人は相変わらず、風の意思を自分達の都合の良いように解釈している。
 そして、二人は静かにでも力強く腰を動かし始めた。
 青子が押せば、米子が引き。米子が押せば、青子が引く。
 かと思えば、まったく同時に押したり引いたりして。
 息の合った絶妙のコンビネーションで風を犯している。
「に゛ゃ に゛ゃ 」
 風は苦しそうな顔に笑みを浮かべ始めた。
 どうやら二人の攻めによって快感を感じてきたようだ。
「ところで青子?」
「なに米子?」
「なんで、私達?急に出番ができたのかな?」
「何でって?」
「だって、話の流れからして急に私たちの話になって?読者の皆様も戸惑っていると思うのよ?」
「フムフム・・」
「ここで私達が出る必然性は無いでしょう?なのになぜ?」
「それわね、簡単なことよ」
「え?」
「作者が書きたくなっただけよ」
「え!?そうなの?」
 そうです。
「それだけの理由で?」
 それだけの理由だよ!!
 ちなみに二人はそんな話をしながら見事なコンビネーションで風を犯していたので、風はとっくにイってしまっていた。
「風ちゃん!!なんど言ったらわかるの?一人で勝手にイっちゃ駄目よ!!起きなさい!!」
 そう言って青子は風の頬を叩いた。
「・・ん?」
 風は意識を取り戻した。
「それじゃあ風ちゃん、今度は一緒にイこうか?」
 そう言って青子は風の唇にキスをした。もちろん舌を風の口の中に入れてのディープキスだ。
「風ちゃん♪」
 米子は両手を風の胸のところにやって、ほとんど無い彼女の胸を揉み始めた。
「う゛ぐーーーーーーーーーー!!」
 風はディープキスで口を塞がれているのでうまく悲鳴が出せなかった。
 青子はペニスで風のGスポットを突きながら、巧みな舌使いで風の舌を手玉に取っている。
 米子はペニスでアナルを広げるように突きながら、風の胸の乳首をつまんで揉んでいる。

「そろそろ、イこうか?」
「イこう!!」
「「せーの」」
『『ブシュルルル!!ドババババババ!!!』』
 二人は風の中で一斉総射をはじめた。
「ぶぐぎゃぼばああああああああああ!!」
 風はやはりディープキスのせいで悲鳴がうまく出せない。
 そんな風のお腹は徐々に膨らみ始めた、二人の精子によってお腹が膨らんだのだろう。
 そして風は天にも昇る気持ち良さを味わった後、再び意識を失った。

『クチャクチャ・・・』
(また、この音?)
『チュルンチュルン・・・・』
(こうやって起こされるのが日常化しちゃったか・・・・)
『ペロンペロンベロン・・・・』
(これで何度目だっけ?)
『モグモグ・・・・』
(回数を忘れるくらいしてもらっちゃたね)
『パク・・バクバク・・ジュルンジュルン・・・ベロリン・・・・・』
(それじゃあ、起きますか)

 そして、起き上がった。
 起き上がってすぐに股間の方を見ると、そこには紫色の髪の女の子がいた。
 そして、その女の子は一生懸命にアレなめていた。
「おひゃよ(おはよ)」
 女の子はアレを舐めながら言った。
「おはよ、米子ちゃん」
 そう言って、風は布団をどかした。
 米子は布団を退かされたことを気にも留めずに、風のアレ(オマンコ)を舐め続けていた。
「風ちゃん、風ちゃん?」
 風の後ろから青子の声が聞こえてきた。
「何?青子ちゃん?」
 風が後ろを振り返るとそこには、ピロケース(枕カバー)を身に纏った青子が横になっていた。
「私の枕の寝心地はいかが?」
 青子は風に尋ねた。
「さいこーさいこー・・・よかったよかった・・・またねたいです・・・・」
 風は投げやりなほめ言葉を青子に言った。
「なんか、嬉しそうじゃないな?よしそれじゃ・・・罰ゲームカード引いてもらおうか?」
 青子はカードの束を取り出した。
「・・・・ハイ、ハイ、引けばいいんでしょ、引けば・・・」
 風はこれまた投げやりな風に、カードを一枚引いた。
 風が引いたカードには【メガネっ子フェチ祭り】と書かれてあった。
「うわーすごい、『ネコミミセクハラ祭り』の次に『メガネっ子フェチ祭り』のカードを引くなんて?風ちゃんて結構、マニアックなのね?」
 青子は感心していた。
「・・・私はカードを引かされているだけ、自分の意思で選んでない!!」
 風はあきれたように言った。
「ハイ、風ちゃんインテリメガネ、これつけてね?」
 米子は付けたら賢そうに見える眼鏡を風に渡した。
 そんな米子はいつの間にか牛乳瓶の底のような眼鏡をつけていた。

「うわ?前が見ない?こんな眼鏡で、ボールなんか打てないわ。」
 青子は何時の間にか星型の眼鏡をつけていたが、その眼鏡の度がきつ過ぎたのではずした。
 青子ははずした眼鏡の変わりに盗聴器や発信機の付いた、どこぞの小さいけれど頭脳は大人な少年の眼鏡に似た眼鏡をつけた。
「「これでOK!!メガネっ子だよ?萌える?」」
 青子と米子は風にたずねた。
「・・・似合ってるよ・・・・萌え萌えだよ・・・」
 やはり風は投げやりなほめ言葉を返した。

 そして場面は、突然に【私立正光学園】の【生徒会室】に移る。
 そこには十人の女性たちが円卓に座って並んでいた、ちなみに空席が二つある。

「浅木優から期限を二日過ぎても入金は確認されませんでした。」
 眼鏡をかけたセミロングの髪の女子生徒が感情をこめずに現状を報告した。

「これでもう、あいつをかばう理由は無いよな?」
 目つきの悪いボサボサのショートカットの女子生徒が、手を組んでポキポキと鳴らしながら恐ろしい表情を浮かべながら嬉しそうに叫んだ。

「これでやっとこの学園から汚らわしい男がいなくなって平和になりますわ」
 金髪の長い髪の扇子を持った女子生徒が、嬉しそうに笑いながら言った。

「あのような貧弱な殿方が一人いたくらいでは、元からどうということも無いのではないでしょうか?」
 黒髪の長い髪で簪(カンザシ)を挿したの女子生徒が言った。

「僕は別に?そいつとは顔もあわせたことも無いから、なんとも言えないな?」
 サッカーボールを頭に乗せている短い髪の女子生徒が、ヘディングをしながら言った。

「私、優君と同じクラスだから言わせてもらうけど、私が見た限りでは彼は悪い人間ではないです~~~、追い出すことも無いと思うよ?」
 帽子を被っているツインテールの幼い顔立ちの女子生徒が言った。

「いいえ、遅すぎです!!私の占いではすでに手遅れだと出ています!!私は何度も言ったはずです、あの男をこの学園に残しておくと悪いことが起きるという・・・占いの結果が何度も何度も出たのに、なんでいままであの男の処分するという決断が、このようなまでに遅れたのですか?」
 星の模様の付いたローブを纏った女子生徒が必死に訴えた。

「占いという理論的な無い確証の無い者で追い出すことはできません。それに手遅れといわれましても、彼が何か問題を起こしたという報告はありませんが?」
 最初に口を開いた眼鏡の女子生徒が再び口を開いた。

「問題はすでにあるぜ、男がこの学園に入学したこと!!これが最大の問題だ!!」
 目つきの悪い女子生徒も再び叫んだ。

「ZZZZZZ・・・・・・」
 その時突然、いびきの音が生徒会室に響き始めた。

「またですか?」
 一同はいびきが聞こえてきた方向を向いた。

「ZZZ・・・もう食べられないよ・・・」
 そこにはリボンをつけたかわいらしい見た目は小学生くらいな女の子が寝ていた。

「先生!!先生!!起きてください!!」
 女の子の隣に座っている背の高いおかっぱの女子生徒が起こそうとしている。

「まったく、同じ教師として恥ずかしいわ」
 眼鏡をかけて真っ赤な口紅をつけた髪を束ねている紺のスーツを着た女性が不機嫌そうに言った。
「・・・・仕方ありません、このままの状態で決を採ります・・・浅木優をこの学園から退学させるのに賛成の人は手を挙げてください。

 帽子を被ったツインテールの女子生徒と、サッカーボールでヘディングしている女子生徒と、寝ている先生が手を上げた。
「・・手を上げて・・・横断歩道を・・・・駆け抜けろ・・・・・ZZZZZ」
 寝ている先生は寝ぼけて手を上げたようだ。

「それでは下ろしてください、反対4票。次に・・・」
 眼鏡の女子生徒がそう言いかけたその時・・・

「ちょっと待てよ!!先生が寝ぼけて上げたのもカウントしたとしても、3票しか無いじゃないか?反対4てどういうことだよ?・・・まさかお前も・・・あの野郎の肩を持つために自分の票を入れたのか?」
 目つきの悪い女子生徒が眼鏡の女子生徒に向かって叫んだ。

「違います・・・上を見てください」
 眼鏡をかけた女子生徒は天井の方を指差した。

「あ!?」
 目つきの悪い女子生徒が上を向くとそこには・・・

「おはようでござる」
 ピンク色の覆面で顔を隠した女子生徒が、その女子生徒は重力に逆らって天井に逆さまに固定されている椅子に座っている。
 ちなみにその女子生徒が女子生徒だとわかったのは学園の制服をきていたからだ。
 後彼女は手を上げる・・・もとい逆さまになっているので手を下げていると言ったほうが正しいだろう。
「・・・いつからいたんだ?」
「最初からいたでござる」
「いい加減にしろよ忍者!!ちゃんと椅子に座れよ!!」
「座っているでござるよ」
 そういいながら忍者と呼ばれた女子生徒は手を下げて(上げて)自分が座っている椅子を指差した。
「く・・・それよりなんでお前は優のことをかばう?」
「それはでござるな、前に優殿に手裏剣を磨く手伝いをしてもらったことがあったでござるよ、その恩義に報いただけでござるよ」
「たかがそれくらいで?」
「そうでござるよ、それよりお主こそなぜそれほどに優殿のことを嫌うのでござるか?」
「あいつが男だからだ!!男なんてものはこの世から撃滅すべきなんだ!!男なんて汚れた存在いなくなった方が世の中のためだ!!」 
「・・・・・まあ、お主の意見に氾濫する気はござらん、拙者はこれで失礼いたすでござる」
 そう言い残すと忍者と呼ばれた女性は姿を消した。
「おい忍者!!まだ会議は終わって・・・あれ?」
 目つきの悪い少女があたりを見回すと誰の姿も一切なくなっていた。
「あの野郎!!またこの俺が誰かと話している隙に賛成の決を採って会議を終わらせやがった!!3対3でまた保留かよ!!」
 そう言って目つきの悪い少女は生徒会室から出て行った。

 さてここで問題!!
 今登場した女子生徒の中で生徒会長の北都百合は誰でしょうか?
 A:眼鏡の女子生徒
 B:目つきの悪い女子生徒
 C:金髪で扇子を持った女子生徒
 D:黒髪で簪をつけた女子生徒
 E:サッカーボールをヘディングしてた女子生徒
 F:帽子を被ったツインテールの女子生徒
 G:星の模様の付いたローブを纏った女子生徒
 H:背の高いおかっぱの女子生徒
 I:ピンクの覆面の忍者
 ちなみに正解しても何にも賞品は出ません。

「う~~~~~~~ん」
 優は寝ながらうなっている。
 優が寝ている右隣には髪の毛の塊の月島青葉が寝ている。その青葉は優の体のあちこちに自分の毛を巻きつけている。
 優の左側にはとても隠微な笑みを浮かべたあやめがメイド服で寝ていた。
「う゛はああ!!」
 優は突然に奇声を上げて飛び起きた。
「どうかなさいましたか?ご主人様?」
 あやめは心配そうにしながら顔を近づけて言った。
「ご主人様?・・・僕のこと?・・・・今の夢は現実?」
「違いま~~~す♪夢です!!ただお互いに同じ夢を見ていただけです♪」
 あゆめは嬉しそうにしゃべりながら、寝起きの優に強く抱きついた。
「ずるいですあやめさん!!優さんと同じ夢を見て!!今度は私と良い夢を見ましょう・・・」
 そう言って青葉は髪の毛をさらに大量に優の体に巻きつけた。
「えいやーーー!!」
 あやめはどこからとも無く日本刀を取り出して、優の体に巻きついている青葉の髪の毛を切り裂いた。
「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!」
 青葉はとてつもなく大きくて苦しそうな断末魔の叫びのような悲鳴を上げて気絶した。
「青葉ちゃん!!」
 優は気絶し青葉に心配そうに声をかけた。
「ご主人様♪そろそろ朝ご飯食べて、学校に行かないと遅刻しちゃいますよ!!」
 そう言ってあやめは部屋の外に出て行った。
「学校?・・・・もうこんな時間!!急いで学校に行く準備しないと遅刻だよ!!
 優は大慌てでベッドから飛び降りて、部屋から出て行った。

 その後、しばらくして青葉は目を覚ました。
「いきなり・・私の髪の毛を切るなんて・・・一気に絶頂しちゃったじゃない?もう少し伸ばしてから少しづつ毛を切って、ゆっくりと気持ちよくなろうとしてたのに・・・・仕方が無い、こうなったら髪を切り直してまともな髪形になろう!!」
 そう言って、青葉は携帯電話をどこからとも無く取り出した。
「あーもしもし?私よ私?・・・・・え!?オレオレサギ?違うわよ違うわよ!!月島青葉よ!!・・・・今日は髪の毛を切ろうと思っているの?すぐにあの人をこっちによこして?・・・・え?今日はスケジュールがいっぱい?・・・・そんなこと言っていいの?私がその気になればどうなるかわかっているわよね?・・・・・そうそう、わかれば良いのよ、すぐにあの人をこっちによこしなしなさい!!わかったわね?・・・それじゃあ切るわ!!」
 青葉は電話を終えて携帯の電源を切った。
「さてと・・・・荷物を出さないと・・・」
 そう言って青葉は次々と髪の毛の中からさまざまな物を取り出した。
「髪の毛の中は物をしまうのに便利だから、ついついしまっちゃうのよね。この癖をいい加減に何とかしないとね・・・」
 そう言って道具を髪の毛から出し終えた青葉は、取り出した物の中から小さなドアのミニチュアを拾い上げ、それを投げた。
 投げたドアのミニチュアはどんどん大きくなっていき、普通のサイズのドアになった。
 そう・・これこそ渡来商店人気商品の機械青狸シリーズの『空間接続戸』だ!!
 青葉は空間接続戸を開けて、空間接続戸の向こうへと消えて行った。
 そして、空間接続戸がしまってすぐに、空間接続戸も消えた。

 突然ですがここで読者の皆様に重大なお知らせがあります!!
 今回で【渡来商店 七色丸薬編】は、最終回となります!!
 今まで応援ありがとう!!皆さん、さようなら!!元気でね~~~~~~!!

< 【渡来商店 七色丸薬編】【終】 >

 次回から【渡来商店 学園戦争編】が始まるよ!!

【次回予告&次回の商品CM】
渡来商店 学園戦争編
「みんな、おはよう!!私は渡来商店の店長代理の藍綬暁(らんじゅあかつき)で~~~~す。ふたなりで~~~~す!!今日から私が賞品のCMと次回予告を行います。色々あって理性が何時、完全にぶっ壊れてもおかしくは無い浅木優は、私立正光学園の生徒達を次々と洗脳をしていく!!それに気づいた北都百合とその手下『十二人の恋人』は浅木優の前に立ちはだかった!!優は北都百合達を倒して学園の全員を洗脳しきることができるのか?で、次回の商品は商品No.12『色欲のニーソックス』このニーソックスに男性の精子をかけた後、それを女性に履かせれば、履いた女性はニーソックスに精子をかけた男性のチンポが踏みたくて踏みたくてたまらなくなります。しかも一度チンポを踏めば、もうその女性はニーソックスでチンポを踏むたびで踏んだ相手に好意を抱くようになります。そして、今ならサービス期間中に付き、なんと今なら色違いの11組の付いた12組で販売いたしております!!お値段はなんと特別特価の12万円!!お安いですよ!!」

 *これより下は読まないほうが良いです。
 気持ち悪くなって吐いても、悪夢でうなされても、私は一切責任をとりません。
 読んだからきっと後悔します?

 *本当にいいんですか?
  今ならまだ引き返せます。

 *それでも行くなら私はもう知りません。
  皆様の自己責任でお願いします。

【エピローグ】
 ところはアメリカ合衆国の首都『ニューヨーク』!!
 とあるビルディングの一室!!
 そこではベッドの上で二人の男性が全裸で一緒にいた。
 二人ともやや黄色ぽい肌をしている黄色人種だ、二人とも美形の分類に入る筋肉質な男だ。
「イく・・・イく・・・・イく・・・イってしまう!!」
「大丈夫です、イってください、高義(たかよし)さんあなたの性を全て受け止めます!!」
「うおおおおおおおおおおおおおお」
 高義と呼ばれた男性は、もう一人の男性の腹に精子をぶっかけた。
「それでは、今度は私が行きますよ!!えい!!」
 こんどは腹に精子をかけられた男性が、高義の胸に精子をぶち込んだ、その精子の量は半端ではなくあっという間に真っ白になった。
「黄龍(おうりょう)さん♪」
 高義は自分に精子をかけた男性に抱きついた。
「高義さん♪」
 黄龍と呼ばれた男性は抱きつき返した。
 そして、二人はお互い求め合って口付けした。
 うぐ・・・これ以上は書けません・・・気持ち悪い・・・吐きそう・・・・

 ちなみにこの二人のホモが誰なのかわからない人は、過去の話を読み返してください。
 さらに言っておくと高義さんは被害者です!!それだけは覚えておいてください。

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