エロいと楽しい 第七話

第七話

アキ

 ユミから妊娠の報告を受け、結婚の約束をさせられた翌晩、アキの家へ呼び出された。

 昨日は流れ的にユミとはエロいことはしづらかったし、なんか幸せな気分でいっぱいで、他の子とのエッチを設定する気分にもならなかったので、30時間ほどエッチしてない状態が続いていたのだが。
 アキに会ってそのでかい胸を見ると、またぞろエッチしたい気分が復活した。いくら他の女の人とエッチしても嫁さん気にしないんだから、楽しまない手はないよね。
 いくらユミを好きでも、同じ人とばっかりエッチしてりゃ飽きもでるだろうし、正直、ユミは四六時中一緒にいると疲れそうな性格してるし、ユミにはアキみたいなでかい胸はないし。

 でも、大事な話があるとのことだったので、アキを押し倒す前に聞いておくことにした。

「この線なんですけど、だいたい赤紫っぽい色してますよね」
「うん。そうだね」
「横の線と同じ色してますよね」

 リビングの椅子に並んで座り、棒状のプラスチックの器具を見せてもらいながら説明される。

「うん。だいたい同じ感じの色だね」
「生理が遅いなぁ、と思って念のために調べてみたんですけど、これって陽性ってことらしいんですよ」
「…まじで?」

 まじまじとアキの顔を見つめる。
 ここ数ヶ月いっぱいエッチしてたし、一度も避妊してないから、できてても不思議じゃない。
 しかし、さすがに2日連続でパパになりました宣言されるとは思わなかった。

「あのさ、アキのこと抱き締めていい?」
「いいですよ」

 椅子をどかして立ち上がり、ギュっと抱き締めたアキの柔らかい身体は、ユミよりも一回り大きくて、胸もずっと大きいけど、ユミと同じく俺の子どもを宿している。
 最高な気分だ。
 今朝起きたときとか、ユミが俺の子産んでくれるなら十分じゃね?もう中出しやめようか、とも考えてたんだけれど、撤回。
 やっぱり他の女も孕ませる。

「ケンさん喜んでくれてるってことでいいです?」
「そりゃそうだよ」

 なんかアキらしくない言い方だな、と思いつつ、もうちょっとキュっと抱きしめる。

「良かった!あの、前からちょっと考えてたんですけど」
「うん?」
「ケンさんと私って結構気が合うと思うんです」
「まあ、そうかな」
「エッチの相性はいいし」
「それは本当にそうだな」
「それだけじゃなくて、私、結構ケンさんのこと好きかな~って」
「…」
「ケンさん、結構子ども好きそうだし、いいパパになるんじゃないかな~って」
「…」
「ケンさん、いろんな人とエッチしちゃうけど、家族放っておいて遊びに行く人でもないと思うし」
「…」
「お母さんにも『ケン君いいんじゃない?」って勧められるし」
「…」
「赤ちゃんができた直後に言うのもどうかな、と思うんですけど、赤ちゃんできてたら、というかできてないってことになっちゃっても、結婚してくれません?」

「…ちょっと、目を見させて、あと、瞬きしないで」

 正直、一緒に暮すパートナーとしては、アキの方がユミよりいいと思うんだよ。うん。ユミとの婚約がなければ二つ返事でYesなんだが。どうしたものか。とりあえず、深呼吸をしてからインタビューを開始する。

「アキが結婚して子育てする相手としては、誰でも好きな男が選べるのは分かってる?」
「はい」
「それでも俺が良いの?」
「はい」
「結婚した後も俺は女遊びを続けると思う?」
「はい」
「それについてはどう思うの?」
「それは折り込みずみです。お母さんとか、他の女の人とケンさんと一緒にエッチするのも好きだから、いい面もあるし。そもそもケンさんが誰とでも寝ちゃう人じゃなければ、ここまで仲良くなってないですし」
「俺が他で子ども作ってきたらどうする?」
「それも考えて、結婚したいな、と。ケンさんの子どものお母さんは何人もいても、奥さんは一人だけだし」

 『奥さんは一人だけ』ってそう考えるよね。普通。そこら辺りはいじってないもんな。こっちとしては来る者拒まず何人でもカモンなんだけど。
 さて、どうすべきか。
 俺が何人もの人と結婚できることを当然の前提にして、他にも何人か妻ができることを折り込みずみで結婚したいという風に頭をイジるか。でもそうすると、せっかく結婚をを申し込むほど好いてくれた意味が消えちゃうよな。それは嫌だ。

「俺は相手の女性が望みさえすれば、何人の女性と同時に結婚できちゃうし、俺にとってはそれは自然なこと、というのをアキは前から分かっていた。いいね?」
「ハイ…」
「俺の性格的に何人もの人と同時に結婚するってことはやりたそうだと思う?」
「ケンさんはそういうの好きそうです」
「それでも、俺と結婚したい?」
「結婚はしたいですけど、他の人と結婚するのは止めてもらいます」
「俺を説得できると思うのはなぜ?」
「私、ケンさんの最初の子どもができたし、ケンさんに結婚申し込むのも最初だし、ケンさんからも結構好かれてると思うし、なんとかなるかもしれないと思います」

 最初の二つの前提事実が間違ってるんだよな。

「アキ、目を開いて」

 膝をついてアキの手を取る。こちとりゃ、昨日プロポーズを成功させたばかりだ、もう一回やってやる。

「アキ、話さなきゃいけないことがあるので、しばらく聞いていて欲しい」

 顔を上げて、ちゃんとアキの顔を見て説明していく。

 結婚の申し出はとても嬉しくて、感動していること。
 でも、昨日、院の同級生のユミという女性と結婚の約束をしたこと。
 ユミも妊娠していること。
 今後も妊娠させた女性については、相手が望めばなるべく結婚もしていきたいこと。
 こういう条件を付けてしまうのは心苦しいが、それでもいいと言ってくれるなら、ぜひアキと結婚して一緒に子どもを育てていきたいこと。

「その…ユミさんとの結婚はどっちが言い出したんですか?」
「形式的には俺だが、実質的にはユミだ」
「私と結婚するのはユミさんは許すんですか?」
「まだ話してないけど、そこは納得してもらうしかないし、納得してもらえないなら、ユミとの結婚はなしにする」

 ある意味、ユミよりアキを優先する、とも言ってるようにも聞こえる。いや、ユミに納得しない選択肢をあげるかどうかは決めてないんだけど。

「それなら、私の旦那様になってください」

 答えを受けて、立ち上がると、アキの唇を奪う。俺、プロポーズも上手くなってきたな。

「ありがとう。あのさ、アキが欲しいんだけど、妊娠初期はエッチとか、マズいよね?」
「詳しくないですけど、多分」
「じゃあ、胸でしてくれない?」
くすっ。「いいですよ、あなた」
「ありがとう、おまえ」

「アキ…それ…いい…愛してるよ…」
「うふふ。旦那さまのためなら、いつでもしてあげますよ」
「おまえ…いい奥さんになるよ…」
「ねえ、あなた?ユミさんと私だとどっちが好き?」
「…」

 もうフィアンセどうしのバトルスタートかよ。

 チロッ、チロッ。

「教えてくださらない?」

 ヤベい。アキの舌使いがさらに上手くなってる。

「ユミは…好きは好きなんだけど…」

 チロチロ。

「いろいろ疲れる奴でさ、戻るところというか、心を安心して預けておくところは…うんっ…アキがいい」

 ピタッ。

「本当ですか?」
「ユミには絶対言うなよ」
「言いませんよ!嫉妬されても困っちゃいますもん」
「俺さ」

 アキの頭をなでる。

「奥さん色々増えるかもしらんけど、アキがずっと本妻だと思ってるから」
「…はい。辛いときはいつでも私の所に戻ってきてくださいね」
「ありがとう。愛してるよ」
「私も」

 ジュルッ、ジュルルルッ。

「うお、それ凄くいい!!!」

 晩はそのままアキの家に泊まった。イチャイチャしながら結婚式だの新婚旅行だの子どもの名前だののラブラブトークをしていたら、二回戦をするのを忘れてしまった。

 でもまあ、妊娠初期にどこまでのエッチをしてもいいのか、良く分からないしな。今度一緒に産科に行くことを約束していたので、そのとき良く聞いておこう。

アオイ

 ウンッ、グチュ、ハッ、アンッ、ンッ

 研究室の脇にパーティションで区切られて作られた休憩スペースにアオイと俺のエッチの音が響く。

 俺が食後の運動と性欲の吐き出しのために休憩室でアオイとエッチを始めると、最初の頃はギャラリーができたり、時にはうるさいと文句がでたりしたのだが、最近はうちらを放っておいてエッチに集中させてくれるようになった。

 そのおかげで、俺も周りの目を気にせずに全裸になれるし、アオイも遠慮が減ってくれるから、ありがたい。

 ソファに座った俺の上に跨がり、ペニスをヴァギナで咥えこむアオイの胸をひとしきり揉みしだいて満足したら、アオイを抱き寄せて耳の裏を舐めてやる。

「実はさ。アキにも子どもができて、プロポーズされた」
「そう?」
「結局、両方と結婚することになってしまった」
「そりゃ、大変だな」

 こうなると、俺がいつもエッチしている女の子たち、実は皆俺に惚れてたりして。そうすると、最近ご無沙汰している女の子たちがいるのは悪いかもなぁ。

「でさ、子ども作ると大変なことになることがあるのが分かったからさ、少しエッチは控えようかとも思ったんだけど、アオイに会ったらムラムラ来て我慢できなかったわ」
「ケンの性格的に我慢が無理なのは分かるが、一日くらい我慢できないのか?いくら私の身体がそそるからといっても限度があるだろ」
「自分で自分の身体がそそるとか言うか、普通?」
「いつもケンが言うセリフじゃないか」
 こっちの耳の裏も舐め返された。
「まあ、それだからこそ、アオイなら子どもできても責任取って引き取ってもいいかとも思ったんだが」
「それは不要だ。私は子どもができたら彼と結婚すると決めている」

 えっ。

「アオイ、彼氏いたの?」
「うん」
「いっ、いつの間に?」
「6月ころからかな。最近は子どもできたら結婚しようって話になってる」
「進行早っ!って生でしてるの?」
「最近はね。ケンの子どもよりは彼の子どもが欲しいし。童貞だったから、ケン達に変なの広めちゃう可能性もないしね」

 こういうことをサラっと言えるのも誠にアオイらしい。俺は衝撃の告白にビックリだが。イジったとき、人とエッチするときコンドーム使え、とは言わなかったっけ?最初にイジッたのがアオイだったんで、細かい指示内容とかメモってないんだよな。

「どんな彼なの?」
「優しい」

 一言ですまされた。圧倒的に俺が負けているのだけは分かったが、それくらいでへこたれる俺ではない。

「へ~、今度紹介してよ」またアオイの胸に手を伸ばして揉みはじめる。彼氏持ちは彼氏持ちでそそるのだ。
「いやだ」
「そう言わずさ。だって、俺の子ができても彼と結婚したいでしょ?それにアオイが結婚しても、俺はアオイと普通にエッチ続けるし。そうすると彼氏に俺とアオイの関係理解してもらわないと困るじゃん」
「うっ」
「それにさ、3Pしようよ、3P。俺、男2人で3Pしたことないからさ、アオイとアオイの彼とでやろうぜ。きっと楽しいぜ」
「……そこまで言うなら仕方無いか」
「またまた。3Pかなりいいと思ったくせに。乳首もまた立ってきちゃってるよ?」
「別に乳首はさっきから立ってる」

 セクハラ発言は流されたが、今晩アオイのアパートでアオイ、彼のタカシ、俺の3人で合う算段はちゃんとまとめてくれた。

 タカシはいかにもいい奴だった。「ちょっと紹介しておきたい研究室の男の人」がいると言われて、いきなりアオイの自宅で引き合されても、不信な目で見なかったし。しかも頭をいじっている最中に、本当に表裏のないいい奴で、アオイを純粋に愛しているのことを確認してしまった。
 本来はいじった女に俺以外の男の子を孕ませるつもりはなかったのだが、アオイの希望をむげにするのも気がひけたし、かといって自分の楽しみを制限するのも嫌なので、タカシのいじり方はタツロウなんかとは少し変えることにした。

「いや~、俺とアオイはただ仲が良い研究室の同僚ってだけなんですけどね、ただ、俺がエロいことに目がなくて、アオイがどんなエロいことでも受け入れてくれちゃうもんだから、甘えちゃって。だってほら、アオイって良い乳してるじゃないですか」

 ムニュムニュ。

「男なら揉みますよね?」
「ええ。俺も揉んでも怒られなそうなときは、揉みますね」
「いや~、アオイの奴、いつ俺が揉んでも怒んないんで、ついついいつも揉んだり吸ったり。あっ、吸いたいからさ、乳出してよ」
「うん?それはいいが」素直にシャツとブラジャーをずり上げて形のいい胸をさらしてくれる。
「私が『させる』って言い方止めないか?『私が』どうこうというより、『ケンが』エッチなことをしたがるからだろ?」
「そうそう女の子って俺がエロいことするのだいたいウェルカムだったりして…アオイ、乳首立ってるね。さっきタカシさんを待ってる間に俺がクリちゃんイジってたからかな」
「わざわざ言わなくても私が乳首立ちやすいの知ってるでしょ」
「いやまあ、そういう訳なんで」改めてアオイのスカートの中に手を伸ばす「別にアオイが浮気してるとかそういうのじゃないのは分かりますよね?」
「そりゃ、分かりますよ。浮気とかとは全然違います。そんな彼女が男と話したからと言って嫉妬するようなバカとかと一緒にするようなこと言わないでくださいよ」
「いやー、分かってもらえて良かったです。アオイさ、やっぱ服じゃまだから脱いじゃおう」

「つー訳で、俺がアオイにこういう風に色々エロいことしても、問題ないっすよね?」
「もちろん。つーか、アオイも別にそんなこと隠さずに始めから言ってくれれば良かったのに」
「だって…アンッ、はっ、恥ずかしくて…アンッ」

 ソファの上で全裸で四つん這いになったアオイは俺に突かれながら答える。

「なあ、アオイ、俺とのエッチとタカシさんとのエッチだとどっちが良い?」
「タカシっ」
「断言された…」
「はっはっは、流石にそこでケンさんって言われたら俺も怒りますよ」
「なあ、俺のものとタカシのものだったら、どっちが大きい?」
「ケンのがちょっと大きいが、タカシのの方が好きだっ」
「はははっ」
「いつもアオイはこんなにあけすけに言うんですか?」
「いや~エッチに関しては照れ屋さんなんでこんなこと言ってくれないですね。もっと言ってくれてもいいんですけど」
「なんなら、タカシさんも入りません?アオイも大好きなタカシさんの舐めたいでしょ?」
「うんっ。タカシも来てくれっ…」
「それじゃあ、お客さんの前でこういうことするのも何だけど、アオイがこんなに積極的なのもめずらしいんで」

 ソファの縁に向かって立ったタカシが取り出したペニスをアオイは愛おしげに咥える。

「素直にエッチを喜んでくれるアオイも可愛いでしょ?」

 グチュッ、グチュッ。

「そうですね。アオイは俺とのエッチではいつも照れちゃって…うん。アオイそこいいよ、気持いい」

 ジュルッ、ジュルッ。

「そうですか。なら、ときどき一緒にエッチしましょうよ。俺と一緒にエッチするとアオイも素直ですし、色んなプレイにも付き合ってくれますよ。コスプレとか興味あります?」
「うんうん。白衣で着てして欲しいっていつも言ってるんですけど。変なの嫌って言われて」
「俺はアオイと白衣でエッチなんてしょっちゅうですよ。タカシさんも是非一緒にしましょう。なんなら写真も撮りましょうよ」
「凄くいいっすね!」
「でしょ?あと、俺そろそろ出そうなんですけど、どっちがアオイを妊娠させても恨みっこなし、タカシさんが責任取って結婚するってことで良いですよね」
「もちろん!でも妊娠させるのは俺ですけどね…」

 ドクッ、ドクッ、ドクッ。「一回目は俺が負けても」アオイの中にしっかり注ぎ込みつつ答える「二人目は俺が孕ませますから」

「いや、二人目も俺ですよ…アオイ、俺もそろそろ出そう…飲まなくてもいいからね」

 コクコクコクッ。

 タケシの吐き出した精を飲み終わると、さすがにアオイが怒りだした。

「あのな!私も研究の都合もあるし、そんなにポンポン子ども産めないんだが!二人ともちょっとは遠慮しろ!」

 そりゃそうか。タカシと二人で苦笑いしてしまった。

< つづく >

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