エロいと楽しい 第十五話

女性登場人物振り返り

アキ
 主人公であるケンの婚約者その2。学部時代のサークルの後輩で、来年4月から社会人。ケンの子を妊娠中。
 第1話で、同期の後輩の女の子たちとまとめて頭をいじってエッチした。身体の相性も良かったため、その後、アキの母親や、家庭教師先の女子高生も巻き込まれながらたくさんエッチをしている。巨乳にコンプレックスを持っていたが、ケンとの関係のおかげで克服したようだ。
 第1話、第2話、第5話、第6話、第9話にエッチシーンあり。第7話でアキからプロポーズ。

サユリさん
 アキの母。第2話で、アキのマンションを訪ねていたところ、アキと再エッチするために訪れたケンに頭をいじられた。形も色もアキに似た巨乳。
 第2話にエッチシーンあり。その後も、田舎からアキの家に遊びに来ると、アキと一緒にケンと3Pしている。

アキ、サユリ

 アキの実家への道中は、久々にアキと水入らずの時間を過ごせて楽しかった。アキの部屋にはしょっちゅう泊まっていたが、トモコちゃんを筆頭にいつも誰か他の女の子と一緒にイチャイチャエロエロしてたから、最近は二人きりでゆっくり話していなかったのだ、実は。

 お客さんを意識しないアキとのダベリに癒され、俺のエロもほとんど発動しなかった。アキの素敵な胸――世界一素敵な胸だと思う――に頬をちょっとスリスリしたくらいだ。

 リラックスした空気、サユリさんとの再会――つまりは久しぶりの親子丼――への期待、そしてアキのお父さんであるケンイチさんがサユリさんと「同じくらい優しい」という事前情報のせいで全く警戒していなかった。

「お前がケンとかいう奴か。いい面してるな」
 ケンイチさんと玄関で対面したときに最初にかけられた声にいきなりドスが効いていた。しかも、ケンイチさんは結構ガタイがいい。眼が座っている。

「ええ、俺がケンです。アキさんとは…」

 アキのお父さんの腕が動き始めているのに気づいた時には、俺は顔面にもろにゲンコツを喰らい、ドアに頭を打ち付けて、気を失った。

 アキの家は意外にお金持ちらしく部屋数も多かった。客間も和洋両方あって、ここは洋室の方。革張りの安楽椅子が2つ並んだ間に小さなテーブルがあり、そこには、サユリさんがつくってくれたブランデーの水割りが2つ置かれていて、ケンイチさんと俺がちびちび飲みながら親交を深めているところだ。

「なんだ、ケンくんがそんなに誰でも彼でもエッチできる男だったとはな。これは失礼した。結婚前に妊娠させたことに怒るんじゃなくて、やり捨てられてもしかたがないところをわざわざ結婚してくれたことに感謝しなければならなかったな」
「いえいえ、なにもそこまで恐縮していただかなくても」

 アキとサユリさんの介抱のおかげで来客用の寝室で意識を取り戻した俺は、これが催眠能力取得後、最大のピンチだと覚悟した。寝室にいる間にアキとサユリさんを催眠状態に落として指示を出し、協力してケンイチさんを催眠状態に落とし、頭をいじった。

「俺はたくさんの女性と好きなようにエッチなことをすることでき、ケンイチさんは、このことを疑問に思いませんし、悪いことだとは考えません。俺が誰にどんなエッチなことをしても、その結果女性を妊娠させたとしたとしても、俺を非難したり、責めたり、責任を求める発想は生じません」
「ああ…」
「女性が結婚していたり、交際相手がいたりする場合も俺がエッチすることには何の問題もありませんし、女性が俺とのエッチに応じることにも何の問題もありません。女性があなたの妻や、娘の場合も同様です」
「ああ…」
「俺がアキに中出しまくって妊娠させたことはどう思いますか?」
「俺がいうのも何だが、アキはとても母さんに似て綺麗な女の子だ。ケンとかいう奴がエッチしたがるのは当然だし、エッチすれば、子どもができるのは当然のことだろう」
「アキが中出しを許したことについては、どう思いますか?」
「ケンとかいう奴が中出し違ったんだから、仕方ないだろう。責めるようなことじゃない」
「仮に、妊娠後に俺がやり捨てて去っていたら、俺やアキについてはどう思いますか?」
「ケンとかいう奴については何も思わん。アキについては、ひとり親だと大変だから、実家に帰ってくるようにいうだろう。アキに非はなくても、こちらで就職活動をやり直すのは大変だが、親戚の会社を紹介することもできるし、なんとかなるだろう」
「そう、シングルマザーは大変なんですよ。だから、やり捨てても問題なかった俺がわざわざアキと結婚してあげること自体にあなたは感謝の気持ちを感じます」
「ああ…」

 などなど。

 おかげで、ケンイチさんとはガラスのテーブルを挟んで、革張りのソファに座りながら楽しく酒を飲み交わしている。
俺が下半身を丸出しにしていても、全裸のアキとサユリさんが目の前で俺のペニスに群がってダブルフェラをしていても、文句を言われない。

「いや、実に済まなかった。このとおりだ」

 頭まで下げられてしまった。実はいい人なのかもしれない。

「いやいや、本当にそこまでされてしまったら、逆に俺の立つ瀬がないですよ、お義父さん」
「そうまでいってくれるか。ケンくんもなかなかの好青年じゃないか」
「いやいや、アキさんこそ素敵な方です。ね、愛しのアキさんや、そろそろいれてくれる?」
 サユリさんとのダブルフェラをやめたアキは、ソファの上で横になった俺の上に跨り、お義父さんの前で、俺のペニスをズブズブとくわえこんでいく。
「何も…ぁん…お父さんの前ですることっ…ないのにっ」
「お義父さんの前で、俺達のラブラブぶりを見せつけたい男心を分かってくれよ」
「よくっ、分かんない…」
「お義父さんには、アキがこんなに立派な大人の女性に育ったところも見せてあげたいんですよ。ほら、こうやって胸をグイグイ強く揉まれると、喜ぶ所、サユリさんそっくりでしょ?」
「おう、たしかにサユリの若いころにそっくりだ。その頃はサヨリは全然奥手だったけどな」
「あなた、変なこと言わないで下さい。恥ずかしいでしょう」
「へー、エッチに奥手なサユリさんですか。一回見てみたいな」

 そんなことをいうサユリさんは、ケンイチさんと俺のために、全裸で水割り作成サービス中。

「いやん、ケンさん、そこ私弱いんだから」

 ソファの背を掴んでアキの胸の間に顔を挟んで、右の乳房の谷間側を舐めてあげると、反応がとってもいい。これはアキとサユリさんとで3Pしたときにサユリさんが教えてくれたアキの敏感スポットで俺が主導権をとりたいときに活用させてもらっている。

「右胸のここのところが感じやすいのも、サユリさん譲りなんですよ」
「そんなとこまで似るものなのか」

 お義父さんが感心しているのをよそに、右手をアキの乳首に伸ばす。円を描きながら刺激し摘んでいく。

「いやん、そこやばいのに!」
「イッちゃっていいんだよ」もう一方の乳房を甘噛みしてあげる。今回のアキの盛り上がりからすると…「んっっっっ!」ほらイッた。

「イッた?」
「うん…」

 満足して抱きついてくるアキも可愛いけど、

「俺もそろそろ出そうだから、サユリさんと代わってよ」
「ん、もうアキはいいのか?」と、聞いてくるのはケンイチさん。
「濃い精子は種付けに使いたいんですよ。だから今日最初の一発はまだ妊娠してないサユリさんが受け止めて下さい」
「エッチするのはいいけど、アキをちゃんと可愛がらないとだめよ」
「ちゃんと今晩仲良くしますから」
「しょうがないわね」

 サユリさんは夫の前で、アキと入れ替わりで、俺の男性器の上に腰を下ろしていく。

「温かくて気持ちいいです。サユリさんの中」
「そう?」

 きゅっと膣を絞られると、俺は情けない声を挙げてしまう。俺がハメている女性の中では一番年上なだけあって、腰使いは一流だ。アキもサユリさんから色々テクニックの指導は受けているけど、腰使いはまだ引き継げていない。

「そのまま、サユリさんが腰でイかせてください」

 自分は安楽椅子に身を任せ、腰の運動はサユリさんに任せる。サユリさんが上下させる腰に合わせて揺れるアキ似の巨乳に右手を伸ばす。

「サユリさんは、ヴァギナもおっぱいも最高ですね。そう…そこいいです。俺のツボが分かってきてるじゃないですか」

 ケンイチお義父さんの前で、喜んで腰を降るサユリさんは美しい。

「お義母さん、出しますよ」
「うんっ、ケンくん、久しぶりに出してぇ」
 
 サユリさんの中に精を吐き出しながら、もうケンイチお義父さんを許してあげることに決める。サユリさんをこんなにエッチに育て上げことと、アキを産んでくれたことにはやっぱり感謝しなければならない。

「アキさ~、男嫌いだったじゃない。高校でも浮いた話なかったし、よく結婚相手見つけられたよね」
「浮いた話あったでしょ。高2のときなんか一杯告白されて伝説築いてきたよ。確か、5人くらい告白されてなかった?」
「アキちゃんが全部断ってたら、浮いた話にならないよ。胸が大きくなった途端にモテはじめたって男子を軽蔑してたじゃん」
「ハザマ先輩カッコ良かったのにね」

 アキ家に来た翌日、アキの高校時代からの親友3人が遊びに来てくれた。

「あ~、ハザマ先輩。そんな人もいたね。野球部のエースだか知らないけど、一高に予選で敗退してたくせにやたら偉そうで、あれは無理だった。タイプじゃなかったし」
「じゃあ、ケンさんみたいな人がタイプなわけ?」
「タイプ、なのかな?多分。私はケンさんとじゃなかったら誰とも結婚しなかったと思うし」

 おおおぉ、のろけキター、私にはまぶしすぎる…… などのどよめきが広がる。

「ねえねえ、どんなところがタイプなの?」
「エッチしようとしても気持ち悪くならない所? ペニスも綺麗で、見ても吐きそうにならないし」
「えっ?」

 いきなりの下ネタに場の空気が凍った。

「元カレのとか、触るのも嫌だったし、挿入も痛かったけど頑張って我慢していたのに舐めてとかいわれて即効別れたし」

 ちょっと何いってるのか分からない、という表情が、アキのお友達たちの顔をよぎる。

「えっと、私、そこまで変なコト言ってないよね……」
「……かなりエキセントリックな発言だったと思うよ、私は」
「アキとしてもかなりぶっ飛んでた……」
「いやいや、みんなもケンさんのペニス見れば納得するって」
「いやいや、見ないし。そんなこと言われても、ケンさんが困るでしょ」

「ぜんぜん困りませんよ。実際、見てもらったほうが話が早いし」

 俺は立ち上がると、するするとズボンを脱ぎ、パンツも脱ぐ。

「ほらっ、綺麗でしょ」

 アキが誇らしげにいうと、

「綺麗というかはともかく…」
「不快じゃない」
「うん…いきなりおちんちん出されたのに、引く感じじゃないよね」

 もちろん、アキのお友達たちは最初の自己紹介を済ませたら、すぐにいじってある。

女性登場人物振り返り

アオイ
 ケンの研究室の同僚。ストレートの黒髪が似合う美人さん。「バランスのとれたナイスバディ」というやつよりちょっと胸が大きくて、ちょっと腰が細くて、ちょっとお尻がむっちりしてエロい体の持ち主。
 ケンが最初にいじってエッチできるようにした女性でそれ以来たくさんエッチをしている。
 ケンの子を妊娠しているが、婚約者のタカシとともに育てていく予定。
第4,5,8,15話にエッチシーンあり。

アオイ、フタバ、カエデ

 アキの父のケンイチさんの経験からすると、妊娠させた女の子の親族がもたらす危険を軽視してはいけない。
 俺の子を妊娠しているアオイと、その婚約者のタカシが、子供を二人の子として育てていくことに納得しているとしても、危険の目はつぶしておくべきだろう。
 アオイの結婚後もエッチは続けるつもりなので、そこのところは特に家族に納得しておいてもらったほうがいい。
 そして、写真を見る限り、アオイの家族の女性陣はナイスボディーな美女ぞろいである。つまり、エッチすべきだ。

 アオイとタカシの協力を得て、挙式予定のホテルの和風レストランの堀座卓の部屋に家族を呼びだす。名目は、「出張海外に出ていたため婚約の挨拶ができなかったアオイの父、マルオへの挨拶」と「結婚式の式次第等の相談」ということにしてもらっている。

 当日はアオイとタカシにまた協力してもらって家族を分断し、一人ずつ催眠状態におとし、家族全員の頭をいじれる状態を整える。また、テーブルごとに専任のお客様係がつくレストランなのを活かし、不測の事態が起こらないよう、担当者もいじっておく。

「じゃあ、アオイとタカシは私が名指しするまで、私の発言は無視してね」
「はい…」「はい…」
この2人にはこれ以上の催眠はいらない。

「そして、マルオさん、フタバさん、カエデさん、アユムちゃんをまとめて呼ぶときは、『皆さん』と言いますので、4人全員で返事してくだいさいね」
「「「「ハイ…」」」」
「そして、フタバさん、カエデさん、アユムちゃんのことをまとめて呼ぶときは「女の子たち」と呼びますので、三人だけが返事してくださいね」
「「「ハイ…」」」

「女の子たちは、俺がエロいことをしようとしたら、いつでも喜んで受け入れてください」
「「「ハイ…」」」」
「女の子は、俺がエロいことをしてもらいたがったら、いつでも喜んでそのエロいことをしてください」
「「「ハイ…」」」
「女の子は、俺がヴァギナにペニスを入れるときには、スムーズに受け入れられるように、しっかりと濡れてください」
「「「ハイ…」」」
「「「女の子は俺とエロいことをするときは、前向きに気持ちよくなろうとしてください。俺も自分も快感を感じられるように積極的に行動してください」
「「「ハイ…」」」

 アオイ似の美女が三人もエロエロの誓いを唱和してくれると、さすがに興奮してくるな。

「女の子は、俺とのエロは他のことよりも優先してください。仕事とか、家事とか、人付き合いとか、家族とかよりも」
「「「ハイ…」」」
「俺が女の子の邪魔をしたくないときもあるので、重要な予定とかあったら、俺に言ってもいいですよ。でも、俺がそれでもエロいことをしたがったら、迷わず俺とのエロを優先して、他のことを心配するのは止めて、エロを楽しもうとしてください」
「「「ハイ…」」」

「カエデさんは男性経験は何人ある?」
「4人です」

 これはイズミ先生チョックは外せないな。

「アユムちゃんは?」
「経験ありません」
「あら、処女?大学二年にもなって?」
「大学二年になっても処女です」

 処女ということは、イズミ先生チェックなしでも生ハメできるということだ。なら、今日はアユムちゃんとエッチしよう。

「じゃあ、女の子たちは俺とセックスするときは、ボクから性病がうつる心配はしないで。妊娠についても、特に心配はしないで、できたらできたで構わない、と考えて」
「「「ハイ…」」」

 フタバさんとカエデさんには時間を作ってすぐイズミ先生のところで検査を受けるように指示する。

「マルオさんも、セックスをするときは必ずコンドームを使って下さい。フタバさんとエッチするときや、ピルで避妊している人とするときもですからね」
「ハイ…」
「そして、皆さんと俺の今後の関係性についてですが……」

「皆さん疑問に思っていると思うんで、俺の自己紹介から始めますね。俺はケンといって、アオイと研究室が同じ同期です。そして、アオイの中の胎児の生物的な父親です。避妊せずにセックスして、俺の精子で孕ませました」

「なるほど」マサオさんは納得した顔だ。「前からタカシ君のことは聞いていて、結婚前にパートナーを妊娠させるような男には思えなくて不思議に思っていたのだけど、そういうことか」

「そういうことなんです」と俺が答えるとアオイとタカシもブンブンとうなずく。実際はタカシも中出ししまくってたんだが、そのあたりはわざわざ指摘しないでおこう。

「実際、こういう風に、ほら」俺は横からアオイの胸をムギュっとつかむと「俺はアオイにエッチなことしまくりなんです」服の上からその豊満なおっぱいを揉みしだきながら説明する。

「アオイの体がどこもかしこもエロいから、俺は性欲のままにしょっちゅう手を出しちゃうわけです。研究室とかでいろんなところで」アオイの背の後ろに腕をまわし、揉みしだくのを両胸にパワーアップする。

「で、アオイも喜んで応じちゃうから、俺も止まんなくなっちゃうわけです。ねっ、アオイ、そろそろ乳首立ってる?」
「うんっ、多分…でも私、乳首感じやすいから、だから」
「だから、すぐ下に行ったほうがいい」
「最近はそっちもヤバい」
「いつまでも、ご家族待たせるわけにはいかないし、早めにイっていいよ」

 左手をアオイの胸から外し、アオイが珍しく履いているスカートをめくるとショーツの下に手をのばす。

「すぐ濡れてくれるから、こういう風に指もすんなり入っちゃうし、こういう風にクリストスと乳首を刺激されると人前でも感じちゃったりするんです。エロイでしょ。ね、アオイ、舌だして」
「ん…」
「もっと長く、ご両親に見えるように出して」

 周りに見せつけるように、アオイと舌先どうしのキスをする。ついでに親指でクリストリスもアオイの好みに合わせて軽く刺激してあげる。

「んん…」

 アオイの目が潤んできたら、アオイの中へと中指を進め、最近発見したGスポットを軽く、単調なリズムで押してあげる。

「ごめん、それ、ヤバっ」

 このGスポットへの刺激にアオイが弱いのは確認ずみ。アオイはキスを続けられず、俺に抱き着いてきた。

「大丈夫、大丈夫、このままリラックスしてイっちゃっていいからね」
「でも、ヤバい、これ…」
「深呼吸して、リラックス。俺の指に身体を委ねて」
すーはー。「うん。うん。うん…」すーはー。「ヤバい、これ……あんっんんんんううう!」
「イっちゃった?」
「…うん、気持ちよかった」

「アオイとタカシが結婚したあとも俺はこういう風にアオイとエッチするんで、そこんとこ了承いただきたいんです。いいですよね、マサオさん」
「ああ、そもそも私が口出しするようなことでもない気がするがもちろん構わんよ」
「ありがとうございます。あと、二つほどお願いがあるんです」
「二つ?どういうことかね」
「アオイと俺の子供を通じて、俺もアオイのご家族とは血縁関係になるわけで、家族同然の付き合いをしてほしいのです」
「家族同然、というと、具体的には?」
「マルオさんはお義父さん、フタバさんはお義母さん、カエデさんはお姉さんと呼んばせてもらって甘やかしてもらって、アユムちゃんには俺をお兄ちゃんと呼んで尊敬して慕って欲しいんです」
「なんだ、それくらいならお安い御用ですよ。みんなもいいでしょ?」
「うん、私、お兄ちゃん欲しかったし」
「アユムちゃん、ありがとう。俺もアユムちゃんみたいなかわいい妹が欲しかったから、うれしいよ」
「えへへ、よろしくね、お兄ちゃん」
「でも、家族といっても面倒な義務とか、俺に対する期待とか、俺からの気遣いの必要とかはなしで行きたいんです。そういうのは、アオイの夫になるタカシに求めてください。俺が僕に一方的に甘えさせてもらったり、慕ってもらうたりする、俺に都合のいい関係で行きましょう」
「うん、それでいいんじゃないか」と認めてくれるマルオさん。心の広い人だ。

「最後なんだけど、お義母さんやお姉さんそしてアユムちゃんの体をアオイのように、僕の都合のいいときに使わせてもらって、いっぱいエッチしたいんですけど、いいですよね?」
「それは、アオイと同じ話だろ?わざわざ確認するほどでもないだろ」
「私もそれは織り込み済みだった。ケン君は会ったときから少なくとも私とアユムは性的な目でじろじろ見てるし、エッチするのは既定路線だと思ってた」
「お姉さんが俺の気持ちを分かってくれて嬉しいよ。ただ、アオイに負けず劣らずな美女家族といっぱいエッチして、アオイの子供の従兄弟や年近いおじやおばを産んでもらえると思うと、興奮しちゃって、念押ししたくなっちゃうんですよ」
「そうか。お義母さんが産んだ場合はおばさんかおじさんということになるのか」タカシが感心して相槌を打つと、
「そもそも父親が同じなら、兄弟でしょ」と、アオイが生物学的なツッコミを入れる。

「まあまあ、これからの俺の立場は分かってくれたと思うので、俺から全体に話す内容はもうないです。これから俺は新しい家族の味見をさせてもらうので、俺が味見している人以外は、結婚式の相談を始めてて下さい。

「味見」といわれて、アユムちゃんだけ頬を染めてモジモジしているが、他の人は平気な顔だ。

 俺は掘り座卓から脚を抜くと、まずは和服姿のフタバさんの後ろに移動して後ろから抱きしめるように座る。
「まずはお義母さんのおっぱいから味見したいんだけど、どこから手を入れればいいかな?」
「ここに身八つ口があるから、そこからいれて、ほら、のばせば」
「なるほど。うーん、柔らかい! ノーブラですね」
「和服にブラはちょっとね」

 フタバさんは背はアオイよりだいぶ低いけど、おっぱいの大きさは同じくらいある。股間を押し当ててるお尻もアオイくらいあるし、これは脱がせたら凄い体型をしているぞ。
 顔もとても40代とは思えない若さ。流石に20代で通すのは無理だろうけど、30代前半といわれても「えっ、お若いですね」と言ってしまうだろうくらい若い。
 うなじから首筋へとキスをはじめて、ほっぺた、耳たぶとキスを進めていくと、フタバさんは振り返って自分から唇を重ねてくる。ご褒美に乳首をつまんであげると「ん……」と甘い声を上げ始めたので、舌を入れるとガッツリ絡めてくる。フタバさんはアオイと違って、舌をいっぱい密着させるキスが好きなようだ。
 人妻の痴態をしばらく楽しんだら、キスをやめて、フタバさんの耳元に囁く。
 
「お義母さんのエロいお尻を掴んで後ろからはめるのを楽しみにしてるよ。その時もぜひ和服でお願いね」
「うん、私も楽しみにしてる」と囁き返してくれたフタバさんは、俺がカエデさんの味見に移るときに、ちょんっ、とズボンの上からペニスをつついてくれた。いや~最後まで抱いてあげたいのはやまやまなんだけど、今日はアユムちゃんのために精液溜めてきたから、また今度ね。

 次はカエデさんの後ろに同じように抱きつき、セーターの上からまず胸をもむ。
 
「でかっ! 姉さん、実はアオイやお母さんよりおっぱい大きいでしょ」
「うん。カップでいうと一つ大きいよ」
 アキほどとは言わなくても、ユミの指導教官のアカネ先生や、弁護士のイサコ先生くらいはありそうな気がする。体もさすがモデルだけあってアオイよりさらに細い。しかもこの感触だと、明らかに。
「姉さん、ブラしてないよね」
「いつもつけないよ? いらないし」

 こんなに大きいのにブラいらないって、カエデさんはどういう胸の筋肉の構造しているんだ。実際揉んでるとすごく抵抗してくる張りのあるおっぱいで、支えるブラもないのに、けしからんほど突き出して自己主張している。
 股間の感触と、座る前の観察からすると、お尻はアオイより少し小さいけど十分大きい方といっていい。そして、おなかや腰を触ってみると、そもそも細いアオイよりさらに細い。そして、身長は180cm越え。
 
「せわしなくいろんなところ触られても、お姉ちゃんくすぐったいだけなんだけど」カエデさんは俺の肩に頭を預けて、俺の方を向いて聞いてくる。化粧の傾向は違うけど、アオイ似の美人だ。座高の高さは俺と変わらないようで、やはり足がとんでもなく長い。つまり、「ボボボン、ギュギュギュ、ギュッ」な体形でスーパーモデルな脚の美女という奇跡の組み合わせだ。
「いや、お姉ちゃんはどこもかしこも綺麗だな、と思って」

 そのままキスをすると、すぐ舌を入れてきて、チロチロと舌の先っちょを合わせて刺激してくる。こちらも舌先で応えながらあえて唇を外すと、舌を伸ばしてくるので、舌先どうしだけでのキスを続ける。どうやらカエデさんのキスの趣味はフタバさんよりアオイに近いらしい。
 俺がスカートの方に手を伸ばすと、何も言われなくても自分から腰を上げて、ストッキングとショーツをずりさげて、ヴァギナにじかに触れるようにしてくれる。しかもこの感触だとカエデさん、下の毛がない疑惑。エロい。
 
「お姉ちゃん、エロいね」
「ケン君ほどじゃないでしょ」

 アオイにやるときと同じように親指でクリトリスを触ってあげると、
 「あん…」とかわいくもだえながら目を閉じて頭を俺の肩に預けなおしてくる。ツボがアオイとかぶっているっぽい。
 とすると、もしかして…
 カエデさんの中に人差し指をいれて、アオイならGスポットがあるあたりに指を伸ばして、優しく押してみると
 
「んんっ!」
「ここ?」
「もうちょっと、もうちょっと奥」

 そろそろ俺の中指の限界だが、頑張って伸ばして優しく、アオイのときと同じペースで押してあげる。
 
「んっ、それいいっ、あんっ、いいよ」
「お姉ちゃん、もだえちゃって、かわいいね」
「だって、お姉ちゃん、気持ちいいんだもん」

 目を閉じたままのカエデさんの唇を舌でつついてあげると、カエデさんも舌を出してきたので、チロチロと刺激してあげる。こちらを刺激し返す余裕はないみたいだけど。
 
「んんんんんっっっ!」
「イったね」
「うん…」

 いきなり殊勝でかわいらしくなっている。この反応はアオイと違うな。

「どう?感想は?」
「良かったよ~。またお姉ちゃんとしようね」
「うん、喜んで!」

 アユムちゃんはお姉ちゃんたちやお母さんの痴態を見て、いつ自分が襲われるかドキドキしていたようだが、ここではあえて、ほっぺたにキスをするのにとどめる。
「えっ」という感じで驚くアユムちゃんに対して、「実はさ、アユムちゃんは味見じゃなくて、今日から明日にかけて、じっくりエッチしたいんだけど、いいかな」と、手を握って、聞いてあげる。
「あ、うん、はい」
「じゃあ、17階のバーラウンジに個室があるから、アオイたちの顔合わせが終わったら、来てくれる?アユムのことを待っているから」
「はい、お兄ちゃん」
 顔を真っ赤に染めて、かわいいこと。

女性登場人物振り返り

ユミ ケンの婚約者その1。ケンと同じ大学院の院生。ケンの子を妊娠中。
 ケンが二人目に頭をいじった女性で、手足のほっそりした美人。胸はほぼないが、お尻は健康的。
 他の子のいじり方に加えて、「ケンがユミに対して性的に興奮したり、ケンにエッチなことをされると強い愛情を感じる」「愛情が足りないと感じたら、ケンを性的に誘惑する」という修正が加えられている。第2話、第3話、第8話、第10話、第12話にエッチシーンあり。

ユミ

 俺としては日常生活にも、各種のイベントにもエロを仕込みたいから、本当を言うと結婚式にもエロイベントを仕込みたいところだった。だが、ユミと一緒に結婚式のプランを立てていると、そんな遊びを仕込んでいる余裕はどこにもないことが分かった。
 結婚式も披露宴も二次会も人数が多すぎてとても頭をいじってはいられないし。そういうわけで、ユミとの結婚式には特にエロイベントは挟まなかった。

 そのかわり、花嫁にはちょっとした遊び心を仕込んでおいた。

「実は、ユミに特別なプレゼントがあるんだ」

 二次会も終えて、やっとホテルの部屋に帰ったところで、ウェディングドレス姿のユミに声をかける。ちなみに、ユミは自分で選んだドレスを気に入って、お色直しもせず、式も披露宴も二次会もずっと着っぱなしだった。

「ん? 何?」
「見ればわかるから、俺のジッパー開けてちょーだい」
「なにそれ…」

 ジト目でみられるけど、エロい提案なので、ユミはぶつくさ言いながらも応じてくれる。

「出せばいんいでしょ? で、プレゼントって何?」
「気づかないかな? じゃあ、ちょっと勃たせてみてよ」
「んんんん? 奥さんとしてはケンのなんか見慣れているんだけどな。くだらないダジャレとかじゃないよね?」

 ユミが白手袋でしごいてくれて、俺のは少しずつ固くなっていく。

「って、あれ? 大きい?」
「だって、ユミ、大きいのに興味あったでしょ?」
「いや、そんなことないし!」

 嘘である。催眠状態のときに聞いたから間違いない。こないだ、ユミが隠している性的なファンタジーがないか聞いてみたら、巨根とのセックスに興味があることが分かった。ユミは俺の前には経験人数は一人しかなく、そいつのサイズは俺と同じくごく普通の日本人サイズだったようなのだが、大きなペニスとのセックスだとどうなのか、内心気になっていたようなのだ。……アカネ先生の影響かな?
 奥さんが求めている性的なファンタジーについては、できる限り答えてあげるのが夫の務めだろう。
 そう考えた俺は、結婚式の誓いのキスの後からは、俺のペニスの勃起サイズを5割ほど大きく誤認するように、ユミの頭をいじった。いきなりペニスが大きくなったことについてはあまり疑問に思わないようにもしてある。
 ついでに、奥に入れられれば入れられる(と、認識する)ほど、感じるようにもいじった。
 最近、エッチの場面ではユミにリードを取られてしまうことが多いので、ハネムーンが終わるくらいまでは、生意気なユミを巨根で蹂躙するプレイを楽しもうと思ったのだ。

「これでもまだ勃起しきってないから、もうちょっと手でしてくれる?」

 肩あきドレスでさらされているユミの肩をなでながらお願いする。

「うそ、もっと大きくなるの? ってなんで大きくなったの?」
「ユミの中を奥の奥まで感じたくてさ。ユミも喜んでくれると思ったんだけど」
「この展開は予想してなかった。というか、想像もつかないパターンなんだけど」

 これも嘘である。2週間ほど前から、ユミが「俺のペニスがいきなり2~3割程度大きくなってしまい、それを挿入するとすごく感じて乱れまくってしまう」シーンで妄想してひとりエッチするように指示してあるから、このシーンは「最近のお気に入りの妄想が現実になってしまった」シーンに他ならない。ユミのごまかしとか細かいウソについて、最初はいらいらしていたが、最近はかわいく思えるようになってきた。

「マジでこれ、大きすぎるでしょ。入らないんじゃないの?」
「絶対大丈夫だよ。旦那さんのペニスが最愛の奥さんにすんなり入らないわけがない」
「その理屈まじわからない、って、きゃっ!」

 ユミは軽いので持ち上げてしまうと、白いハイヒールもベールもつけさせたままで、ベッドの上にのせてしまう。そしてレースが何層もあるスカートをめくっていく。

「ケンったら焦らないで、このドレス、先にコルセット脱がないと下着脱げないんだから」

 もう入れられる気満々である。
 そして、ユミのこの発言も、嘘である。今回は嘘だという自覚がないけど。

「嘘つけ。ユミ、下着はいてないじゃん。入れられたがってトロトロのここが丸見えだよ」
「うそ?」
「ドレスのままでエッチしたかったから、結婚式も披露宴も2次会も、あそこ丸出しで過ごしてたんだ。ユミはエッチだね」
「えっ? まじ? そんなつもりじゃ……嘘だって」
「こっちはちょっと触るだけで、ひくひくしてるよ。旦那様のペニス見て興奮しちゃったんだね」
「だからそんなんじゃ…」
「はいるよ」

 ユミの中にゆっくりと入っていき、半分くらい入ったところでちょっと止まる。

「どう?」
「んっ、ちょっときつい感じするけど思ったより平気」
「まだ半分しか入ってないからね。残り全部入れるよ」
「うそ、むりむりむり!」
「はい、全部入ったよ」
「だから、これは無理だってば!」
「またまた、俺にユミが喜んでいるかどうかが分からないと思うの?」

 実際、ユミの目を見れば欲情しているのは一目瞭然である。自分のヴァギナに存在するとも知らなかった深い部分を俺のペニスに押し広げられて、興奮している。
 その期待に応えてあげるために、ゆっくりと抽送をはじめる。

「夫の大きなペニスが好き、って言ってごらん」
「嫌」
「奥までいっぱい埋められて嬉しい、って言ってごらん」
「きっつ」
「ユミ、愛してるよ」
「うわー」
「はいはい。どんどん気持ち良くなっていいからね」

 ユミの息づかいを聞いていれば、いつもと違う所を刺激されている(と認識している)ことにユミが感じているのはよくわかる。

「ねえ教えて、今までのふつーサイズの婚約者のペニスと、きょうのXLサイズの夫のペニスとどっちが気持ちいい?」
「…夫ののほうが好き」
「ありがとう。俺はきっとユミが喜んでくれると思ったよ。じゃあ、夫の巨根でもっともっと感じさせてあげるね。」
「あん、もっと、ゆっくり!」
「いつもと同じペースだよ」
「だってぇ、いつもと違うもん! もう、イきそぅっ」
「俺もだっ」

 例になく最初から連続イキする初夜の奥さんの姿に興奮してまって、こちらも久しぶりにユミの中に精を吐き出す。ユミのお尻はカワイイから、次はバックにしよう。

「こっちが大きくなっても、絶倫にはならないんだね」
「3発頑張ったんだから、ほめて欲しいくらいなんだけど」
「うん。えらい、えらい」
 さすがにもう立たなくなっているペニスを、後ろから抱きつかれたユミ(流石にもう裸だ)の手慰みにいじられる。明日のフライトが早いから、もう寝ようって言った後なのに。俺の数えたところでは、ユミは今晩もう10回くらいイったはずなので、満足してくれてもいいと思う。
「あのね、ダーリン?」
「なんだい、ハニー?」
「大きければ誰でもいいってわけじゃないんだからね」
「俺も世界一の美女なら誰でもいいってわけじゃないよ」

< つづく >

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