魔法使いコウタ 2.

2.魔法解呪の精液

 今耕太が座って宿題に取り組んでるはずのリビング兼ダイニングは広い洋室ですが、隣は仏壇の置いてある和室で、ピシャリとふすまを締め切った私は、制服を着替えに掛かります。いつもは隣にコウタがいても気にせず着替えてるんですけど、今日はあの子を意識してドキドキと胸の鼓動を感じます。おまけに私がやろうとしていたのは単なる着替えだけではありませんでした。すぐにスカートとハーフパンツを脱ぎ捨てた私は、ベッチョリと濡れている白パンツの冷たさをうとましく思いながら、アソコの汚れを付着させた指をクンクン嗅ぐと言う、誰にも見せられない行為を行ってしまいます。プーンと鼻に付く匂いに、私はあろう事かウットリしていました。

――やっぱりオシッコだけじゃないわ。臭いけど、素敵なオマンコの匂い……

 自分の性器の匂いを嗅ぐ行為は、小学校低学年の頃から続く私のヘンタイチックな悪癖です。汚い部分の匂いなのに、つい陶然としてしまうのは困った事でしたが、オシッコのアンモニア臭より強い女の子の匂いを確認した私は、はしたない誘惑に白旗を上げました。ウズウズしてるアソコがどんどん熱くなって痒みが発生したら、我慢出来なくなるのは目に見えていましたから。耕太にバレないようにやってしまう、2回目のオナニーです。

 今度はハッキリ意識して石みたいにコリコリになり、半分皮からハミ出てるクリトリスを指で転がすようにすると、たちまち素晴らしい快感が迸ります。さっき生まれて初めてのオナニーでさっそく覚えてしまったテクで、こんな気持ち良い事を知らなかったなんて、バカでした。余った指をオマンコに入れてクチュクチュし、もう片手もオッパイを揉みながら乳首を弄ると、たちまちイッテしまいました。

――もう1回しちゃおう

 自分がこんなエッチな子だったなんてと情けなく思いましたが、耕太に「いっぱいイク」なんて魔法を掛けられたせいだから仕方ありません。立て続けに3回目のオナニーをしてしまうと、訪れたアクメはやっぱり素晴らしく、イキ過ぎるのが怖くなった私は何とか切り上げ、ゆったりしたホームウェアに着替えると台所に向かいました。2回オナニーしてもそんなに時間は掛かってないので、耕太に怪しまれはしなかった筈です。

 対面型キッチンなので、テーブルに座り宿題に取り組んでいる耕太とはお互い顔は見えています。お米を研いで炊飯器にセットし、耕太に向かった形で食材を調理してる時、恐れていた事態が到来しました。2回もイッテすっきりと落ち着いてる筈だったアソコがムズムズし始めたかと思うと、あっと言う間に猛烈な痒みが込み上げて来るんです。まるで沢山のエッチな虫にたかられてるようで思わずフトモモをギュッと擦り合わせると、一瞬エロティックな快感が走りました。

「ウッ!」
「姉ちゃん、どうしたの?」
「な、何でもないわ……」

 何でもないどころか、強烈極まりない痒みが昂じてとても我慢出来ませんでした。耕太には見えてない筈なので、すぐにパンツの中に手を忍ばせオナニーしてしまいます。変な声を出してしまったので、何事かこちらに注目してる耕太の視線を意識すると、全身鳥肌が立つほどおぞましい興奮に包まれ、その中でオナニーしてしまう快感は本当に天にも昇る心地良さでした。たちまち訪れた絶頂は恐ろしく強烈で、もう立っているので精一杯なくらいヘロヘロになってしまいました。火を使ってなくて良かったです。

 何とか落ち着いてから、慎重にフライパンに火を入れハンバーグを焼き始めます。耕太の好きなメニューなので、こんな情態でも美味しく作ってあげなきゃと思いました。焼け具合を確かめ何とか保ちそうだなと一安心していると、耕太が立ち上がってこちらへやって来るではありませんか。

「姉ちゃん、この問題がわからないんだけど」

 耕太が近寄って来るだけで緊張してしまい、又アソコがウズウズし始めたのを感じます。一体こんなひどい状態がいつまで続くんでしょう。そして大人しい耕太には考えられない事ですが、サッとお尻を触られた私はビクッと感じてしまい、ドクンと滴り落ちた体液でますますパンツを汚してしまいます。

「姉ちゃん、さっきアソコいじってたでしょ」
「何言ってんの! トイレ行って来るから、火を見ててね」
「やっぱり僕の魔法が効いてるじゃない。ウソつきの姉ちゃんにはお仕置きだね」

――バレてたんだ。じゃあ、私が何度もトイレに行くのも……アン、でも、もう我慢出来ないの!

 子供だと軽く考えてた耕太は、大人サイズのオチンチンを持つ、立派なオスに成長してたんです。トイレで私がオナニーしてるのも耕太にはバレバレでしょう。なのに火の付いた肉体の暴走を止める事は出来ません。もう半分やけで便座に座りオナニー態勢に入った私は、胸とアソコに手を忍ばせるなり声が出てしまうのを、慌てて水を流してごまかしました。もう自分の手じゃなく、まるで知らない男の人に触られてるみたいでした。おまけにこの手指は私の感じるトコロを知り尽くしてる(当たり前ですけど)ので、一溜まりもありませんでした。

 クリちゃんと乳首を優しくソッと摘み上げた指がクリクリすると、それだけでイッテしまいそうな鮮烈な快感がビンビンと体を突き抜け、足指が反り返り上体がグンとえび反って天を見上げてアアーとエッチな声を放ちます。実際しばらくすれば絶頂が訪れたと思うんですけど、すっかり欲深く恥知らずになってしまった私は大きな乳房を揉み上げオマンコを突き入れた指2本でクチュクチュと掻き混ぜてアクメへと驀進し、躊躇なく大声を張り上げていました。

「いくううっっ!!」

 直後に外からドンドンと叩く音が聞こえてハッと冷や水を浴びせられた気分になり、慌てて服を戻します。ジャーッと水を流して防音だった筈なのに。

「姉ちゃん、声デカ過ぎ。そんなに良かったの?」

 ニヤニヤしてる耕太を見て、私はもう駄目だと思い、頭を下げました。

「お願いよ、耕太。魔法を解いてくれない?」

 ところが耕太はキョトンとして困った事を言います。

「え? それわかんないや」
「ちょっと! 耕太の魔法凄いから! お姉ちゃん、もう降伏するから……」
「明日先生に聞いて来るよ。それより、僕おなかすいたな」
「ひどい……」

   もともと抜けてる子ですから、耕太を責めても仕方ありません。一日我慢する事にします。願わくば魔法の効力が少しでも消えてくれればと思い、台所に戻りました。耕太は宿題をやる気をなくしたみたいで、手を動かさずに私が好物のハンバーグを焼いてるのをジッと見ています。いつもなら注意する所ですが、とてもそんな余裕のない私は何とか調理を終え、耕太の前に食事を出してやると、アソコを押さえながらトイレに駆け込みます。耕太は生意気にも、ガンバッテねーとからかって来ましたけど、やっぱり我慢出来なかった私は口惜しさに唇を噛み締めながら、何度繰り返しても目減りしてくれないオナニーの快感に慄然としながら激しくイッテしまい、ベチョベチョのパンツを履き替える惨めさを味わいました。

 食事が終わると、程なく相次いで両親が帰って来て、私は不自然なくらい頻繁なトイレ通いでオナニーに耽り、イキ続けました。耕太は小学生ですから早々に寝てしまいましたが、後に残された私は彼の魔法に悩まれます。でも我慢出来る間隔は伸びて来たので、何とかなるかと思い、次の日も休まず学校に行きました。休み時間はトイレに通って授業中だけは回避しましたが、全然弱まらないオナニーの心地良さは私を狂わせます。パンツの換えも持って行ってましたが一枚では足らず、午後からはハーフパンツだけのノーパンで過ごしました。実はアソコの匂いを嗅いでウットリする行為もやってしまってたので、本物のヘンタイになった気分でした。

 それにしても、弱まったとは言えまだまだ魔法の効力は続いています。幸い今日も親の帰りが遅くなる日なので、放課後すぐスーパーで夕食の食材を買った私は急いで家に帰ります。今日も耕太の好物であるカレーにして、一刻も早くと家路を急ぐのは、まるで新婚の夫婦みたいだわ、と変な事を考えました。おまけにどうしても保ちそうにないので、スーパーのトイレで耕太の事を考えながらオナニーで激しく極めたのです。

「え、精液ですって?」
「そ、やっぱり僕がセーエキ出さないと駄目だって、先生言ってたよ」
「そうなの? じゃ、じゃあ、お姉ちゃんの、見る?」
「あ、ちょっと待って。先生がいろいろ書いてくれたから。難しいみたいだよ」

 先に帰ってた耕太が言うには、魔法を解くのにも彼の精液が必要なんだそうです。私は昨日の事を思い出し、小憎らしいほど落ち着いてる耕太をその気にさせようと、男の子が好きそうな女の恥ずかしい所を見せてあげると言ったのですが、耕太は魔法を教えた先生が書いたと言うノートを見せて来ました。そしてノートの内容は目の前が真っ暗になりそうな衝撃だったのです。

< 続く >

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