3. 魔法ノート
「今日先生に聞いたら、魔法を解くのはとっても難しいんだって。僕みたいに、なったばかりの魔法使いじゃ無理っぽい」
「じゃ、じゃあ、どうしたらいいのよ」
事もなげに耕太は言いますが、その意味する事の重大さに、私はサーッと血の気が引くのを覚えました。「いっぱいイク」と言う回数も期間もあやふやな魔法を掛けられた私は、このまま恥知らずなオナニー狂いが治らないんでしょうか? 適当に魔法を唱えてしまった耕太より、そんな未熟な少年に魔法を伝授した先生が恨めしくてなりません。先生が書いてくれたと言う魔法ノートに救いはないかと、私は必死に読み耽ったのですが。
「僕、レベルアップしたんだって」
「何よソレ」
「書いてない? 姉ちゃんが魔法に掛かったって言ったら、お前レベルが1になったって、言ってたけど。ほら、ここ」
ロールプレイングゲームの解説書みたいに、必要な経験値とレベルが書いてある表がありました。確かにレベルゼロの魔法使いは、一度魔法を掛ける事に成功しただけでレベル1に上がるみたいでした。でも私が困ってしまったのは、同じ表の「発動条件」と書いてある欄でした。レベルゼロが「射精を見せる」、1が「手コキ」、 2が「フェラ」、3が「ごっくん」、4が「スマタ」、5が「中出し」と、エッチな言葉が書いてあるのです。「スマタ」って何でしょう? 私だって知らないこれらの言葉を、国語の成績が最悪の耕太が理解出来るんでしょうか。
「だからさあ、レベル1になった僕が魔法使うには、姉ちゃんにチンチンをシコシコしてもらう必要があるんだよ」
「お姉ちゃんは、魔法を解いてって言ってんのよ!」」
「姉ちゃん、学校の勉強は出来るのに、頭悪いなあ。魔法を解くことは出来ないから、別の魔法を掛ければいいんだよ。先生が魔法の例を考えて書いてくれたから」
見ると、一段と下手な手書きで「お姉ちゃんは……する」と言うパターンの魔法の例が書いてあったのですが。
「ちょっと! 絶対無理なのばかり書いてあるじゃない」
「そう?」
「耕太は、お姉ちゃんに裸で学校通って欲しいわけ?」
他にも、交差点でウンコするとか、文字にするのも汚らわしい内容がいっぱい書いてありました。耕太だって、人間の尊厳を傷付けるような魔法はいけないと判断するだけの分別はあると思うのですが。
「僕、姉ちゃんの裸見たい」
「スッパダカは嫌よ」
「つまんないな。もうやーめた」
「あ、ちょっと待って」
それはそれで困ります。やっぱり小学生なのでそんなに私を困らせるつもりはなさそうなので、条件を付けて魔法に掛かってあげる事にしました。
「約束してくれる? 魔法は耕太とお姉ちゃんが一緒の時だけにする事」
「うん、わかった。じゃ、お姉ちゃん、やって」
素直にそう言った耕太が、そそくさとズボンから出した肉塊に、ついつい目を奪われてしまう私、もしかすると唾を飲み込んでいたかも知れません。欲求不満のエロ女みたいで嫌なんですけど。まだダラリと垂れ下がってましたけど、立派な「大人のチンポ」みたいです。もちろんまだ皮を被ってますが、妙に優しい気分の私は全体を握り締めたのと反対の手でゆっくり剥いてあげました。すると、プーンとオシッコ混じりの悪臭が漂いましたが、アソコの匂いフェチの私はウットリしてしまいます。どんどん硬度を増して来たペニスの伝える感触にもなぜか胸がキュンとなってしまう私は、ちっとも汚いとは思いません。気持ち良さそうな耕太は変な事を言います。
「姉ちゃん。皮を剥かないでよ。その方がシコシコし易いから」
「そうなの?」
彼氏とだってそんな話をしたことはありませんでしたが、耕太の希望通りにしてやると、確かに皮の上からしごく方がスムーズで、チンチンに優しいやり方のようでした。敏感過ぎるクリちゃん弄りにも応用出来そうです。
――クリトリスも皮の上からクリクリした方が気持ちいいものね。
一度もシタ事なかったのに、私のオナテクは長足の進歩を遂げ、今やオナニーマイスターを目指す勢いでした。その意味では耕太の魔法に感謝です。少なくとも快感を追及するためにはクリちゃんもペニスも無理に剥かなくて良い。剥き上げたクリやチンポは敏感過ぎて、リアルでは手に余っちゃうのでした。
「姉ちゃあん」
――気持ちいいのね。耕太が甘えん坊口調になっちゃってる。オチンチンは立派なのに、まだまだ子供ね。カワイイわ……
ついつい甘やかな気分をくすぐられた私は、ペニスを扱く手を緩め、シュルッ、シュルッとゆっくり楽しませてあげました。もう耕太はだらしなく表情を緩め涎まで垂らしながら、私のオテテにオチンチンをゆだねています。
――さあ耕太。一杯出してもいいのよ
少しペースを上げてあげると、たちまち大きなペニスがビクビクおののいて耕太が泣きそうな声を出します。
「姉ちゃん、出るう」
そのまま続けると、果たして耕太の大人顔負けペニスはビュルルと精液を吐き出して私の手を汚します。これだけ沢山出れば大丈夫でしょう。私は腑抜けたような顔をしてる耕太に催促しました。
「耕太、魔法掛けなおして、お願い。絶対他の人がいる時はなしだからね!」
「わかったよ。えーっと、お姉ちゃんは、裸でオナニーしながら、カレーを作ります」
「耕太、オナニーって言葉知ってたんだ」
「うん。先生が教えてくれたよ」
「エッチな先生ね。アレ?」
耕太のオチンチンから精液を搾り取って主導権を握ったように錯覚していた私が余裕を持っていられたのはそこまででした。何と私の手が勝手に制服を脱ぎ出しちゃったんです! 耕太の魔法が嘘偽りなく十分な力を持ってる事はわかってましたが、こんなにハッキリ体を操られるなんてビックリです。でも、とんでもない事態が起こっているのに、私はまるで夢の中だと意識してるかのように意外と平静でした。いつもマヌケで場を和ませてくれる耕太の魔法だからかも知れません。
「姉ちゃんのオッパイ、こんなにデカかったっけ?」
「成長してるの!」
「僕のチンチンといい勝負だね。又出したくなっちゃった。僕もオナニーやってみよっと」
「オナニー」と言う言葉を教えてもらった耕太は、ブラを外してお乳丸出しになった私を見ながらシコシコと始めていました。やっぱり包茎の皮を被ったままでしたが、さっき出したばかりなのにすぐに回復したオチンチンの姿に私は見入ってしまいました。
――この子、大きさだけじゃなくて、セックスの強さも大人顔負けみたい。ヨシオ君は1回出たら終了みたいだったけど……
こんな時に彼氏を思い出すのも嫌でしたけど、そんな事を言ってました。私の方も入れられて痛いだけでしたし、子供を作るためのセックスなんて1回我慢するだけでいいと、これまではそう思ってました。なのに耕太が2発目を出そうとシコシコしてるのを見てるとドキドキと胸の高鳴りを覚え、おまけにブラを外したオッパイを手が勝手に弄り始めてしまいます。手に余る成長し過ぎた膨らみを柔らかく包み、先端の乳頭を指で摘まむと強い快感が走ると同時にグングン固くなって来ました。
「姉ちゃんもオナニー?」
「耕太が魔法掛けたんでしょ」
「そうだっけ?」
後2時間は親が帰って来ない筈ですが、カレーを作って耕太に食べさせないといけません。耕太がこちらを見ながらオチンチンをしごいているのもわかってましたが、お乳弄りの心地良さでくじけそうになった私は、歯を食い縛って調理に掛かりました。片手がオナニーで塞がっちゃうんですけど、何とか野菜を切り始めた私はオッパイを揉んでた手が、オマタに向かうのにうろたえてしまいました。何しろ魔法のおかげで私の感じるポイントを知り尽くしてしまった手なんです。でも勝手に動いちゃうんですから、どうしようもありません。エッチな指が包皮の上からクリちゃんを揉み込むようにすると、余りに気持ち良くてああ~…と尾を引く声でよがっちゃいました。
「姉ちゃん、僕も出すから、お互い見合いこしながら、一緒にいこうよ」
振り向くと耕太が椅子の上で私に見せ付けるかのように露出させた大きなペニスをしごいて気持ち良さそうに表情を緩めていました。私のイタズラな手はクリ揉みに加えて余った指でオマンコをクチュクチュ掻き混ぜ始め、もう脚がガクガクして立っているので精一杯。包丁を置き、その手でオッパイまで揉み始めて、耕太と一緒に極めようとオナニーに精を出しました。魔法で操られているんだから仕方ないとは言え、親のいない家の中で全裸で料理し、あろう事か弟と一緒にオナニーする事の罪深さがおぞましい興奮を煽り、何が何だかわからない程の悩乱の中で、耕太が射精するのと同時に私も極め、大声でイクウっと叫んでしまいました。
「姉ちゃん、声デカイよ。女の人って凄いんだね」
ザーメンをテッィシュで始末しながら耕太がからかって来ましたが、私は真っ赤になって恥じらうばかりでした。もう姉の威厳なんか、かけらも残っていません。その後も調理と同時に、片手はオナニーを続けて私を悩ませ、さらにもう2回耕太と仲良く一緒にオナニーでイッテしまいました。耕太はまだ小学生なのに、こんなに射精が出来て凄いです。そして、私はひどい事をされてると言うのに、絶頂を繰り返す毎に耕太を愛しく感じる気持ちが生じて慄然としました。
――頑張ったね、耕太。ホメてあげる。でもこんな事は今日限りだから……
私が作ったカレーをおいしい、おいしいと喜んでくれて、ガツガツと頬張り口を汚しながら食事をしてる耕太を見ながら、料理が出来ると平静に戻った頭で考えました。脱いでしまった服も、すぐに着直しています。かわいそうだけど、もう耕太の魔法ごっこに付き合うつもりはありません。ところが、食べ終わった耕太が言いました。
「そうだ、忘れてたよ。大事なプリントを魔法ノートに貼って、姉ちゃんに見せろって先生に言われてたんだった」
「大事なものって、何それ?」
「取って来るよ」
耕太はわざと忘れたんじゃないかと思いそうなタイミングに、私はふと不穏な胸のざわめきを覚えました。で彼は家人に渡す書類を忘れるのがしょっちゅうありますから、やっぱりただ単に忘れてたんだと思います。そして、ハイこれ、と渡された紙切れはショボイ外見にも関わらず重大で衝撃的なものだったのです。
< 続く >