魔法使いコウタ 6.

6.淫乱化(2)

 その日の夜、私は風呂上がりに自分の部屋で勉強机に付きながら、エッチな気分を振り払うことが出来ず悶々と悩んでいました。毎日寝る前に予習復習を欠かすことのない私ですが、どうしても勉強が手に付かないんです。理由は分かっています。この所毎日しちゃってるイケない指遊びを、今やってしまいたいのです。

 耕太の嫌らしい魔法で無理矢理覚えさせられたオナニーで絶頂する快感は、それまで知らなかった事が損に思えるくらい素晴らしいものでした。私は決して性を毛嫌いしてるわけではありませんが、前の彼氏に処女をあげちゃった時の大量出血と激痛がトラウマとなり、今の彼氏であるヨシオ君とのエッチもうまくいかないんだと思います。会ってるととても楽しくて幸せなんですけど、キスしてそういう流れになって来ると、どうしても怖くなり緊張してしまいます。そんな状態でエッチしてもやっぱり痛いばかりで、もうそんなもんなんだと思ってました。結婚すれば赤ちゃんを作るために我慢が必要ですけど、まだ高校生だし、無理してしなくてもいいんじゃないかと。

 ところが、耕太の魔法はそんな私の性に対する怯えをすっかり解消してしまいました。上手にすれば、こんなに気持ち良く感じることが出来るし、私のカラダは十分オトナに成長していたんです。そしてこれまでの反動からか、どんどん良くなってしまうカラダを次第に制御出来なくなって来ました。実はお風呂の中でもしちゃったばかりなんです。耕太の魔法は約束した通り、彼と2人の時しか効果がない筈です。なのに性懲りもなくオナニーにj耽ってしまうのはとても恥ずかしく、私の中に隠れていたそんなはしたない欲望は断ち切らなければいけません。

 でもどんなに固くもう駄目だと自分に言い聞かせても、お風呂でシャワーを浴びただけで挫けてしまいました。密かにウズウズしてた乳首を水流が直撃した途端に、泣きたいほどの鮮烈な快感が弾けてはしたない突起が一段とググッと生え返り、股間にシャワーを当てた時のクリ快感と来たら、もう目が眩みそうでした。シャワー音で誤魔化さねばならぬくらいエッチな声も出てたでしょう。私はもう無我夢中で乳首とクリを摘み、オッパイを揉みアソコに指を入れて一直線に絶頂していました。恐ろしいことに繰り返す度にますます強烈に感じられるアクメは私を完全に打ちのめし、猛烈な気怠さを覚えながら、今度こそ絶対にこんな忌まわしい手悪さはおしまいにしようとお風呂の中でも決意を新たにしたばかりの私でした。

 だけど私って何て意志が弱いんでしょうか。完璧にのぼせてお風呂を上がり、今日はさすがに変な気持ちに襲われる事はないだろうと思ったのは甘かったんです。机に付き勉強道具を並べている時でした。ちょっとした体の動きでブラジャーに押さえ付けられてた乳房の先端が擦れ、思わず「アン」と鼻声を洩らすほどエッチな感触が走りました。ハッと思って意識すると、反対側の乳首も揃ってツンと勃っちゃってるではありませんか。ブラで欲情するなんてあり得ない事態に私はうろたえ、一人で赤面していました。背に腹は代えられないとブラを外しても、ゆったりしたホームウェアの裏地に当たってしまい、この時ばかりは高校生にしては発育し過ぎたお乳が恨めしくなりました。

 風呂場のオナニーでは解消出来なかった嫌らしい体の欲情ぶりを乳首の勃起で知らされた私は、幼い頃からの悪癖であるアソコの匂い嗅ぎをやってしまい、風呂上がりなのにエッチな女の子が出すチーズみたいな悪臭にウットリしてしまいます。これはやっぱり女性器が発情してる証拠で、股間の恥ずかしい豆は、アタシを触ってと言いたいかのように凄まじい硬度に固まっています。ここでこの3点を指でクリクリ弄れば、きっと心地良い絶頂が訪れることでしょう。ところが私は秘密兵器を持ってる事に気付いてしまいます。そう、それは耕太の魔法でクリと乳首に貼ってしまい、何度も強烈にイカされてしまった記憶もまだ鮮明なローターです。敏感な部分にピタリとフィットして振動する流線形のフォルムはあまりにも魅力的でした。

――乳首とクリに1度だけ、1度だけだから……

 そうして疼く体を鎮め、勉強して寝てしまおうと言う魂胆でしたが、ブラで欲情してしまう程コリコリの乳首とクリトリスにローターの振動は天にも昇る快楽をもたらし、私は手の甲をきつく噛んでアクメ声を堪えすすり泣きました。何とか一通りの勉強を終えてベッドの中でもローターを使ってしまい、何度も激しく絶頂してようやく眠りにありつく有様です。そして起きても私の嫌らしい体は、男の人で言えば「朝勃ち」状態。乳首とクリトリスがピーンと凝り固まったまま戻ってくれず、私を悩ませます。
――これって魔法の後遺症? それとも私って、もともとこんなエッチで変態な子だったのかな?

 昔からアソコの匂いを嗅ぐのがクセだった変態の私です。オッパイもお尻も人並み以上に育ってしまい、とうとうエッチな本性が表れて来たのかも知れません。どんどん欲深い浅ましさに変わっていく体を持て余した私は、ほとんど自暴自棄な思いで、ローターを貼って学校に行くという悪魔の囁きに耳を貸してしまいました。あえてピチピチの小さめな下着で3つの敏感な豆にしっかり密着するよう張り付けたローターを押さえ付けると、そのイケない感触だけで私はもう気もそぞろ。胸と腰を揺さぶるように動かせば微妙に擦れる快感でウットリしてしまいます。こんな嫌らしい事してる女の子なんているのかしら?
 
 授業中はモーター音でバレやしないかとドキドキしながら、隠し持ったリモコンのスイッチをオン。物凄いスリルを味わいながらのローターオナニーは又格別で、1時間に2度も3度も気をやってました。そのうち慣れて平静を装う芸当が出来るようになりましたが、アクメへと上昇する快感が減じたわけでは決してありません。でもこんなイケない遊びに興じる罪悪感を覚えるほどに、変態な私はますます興奮して密かによがり狂ってしまう悪循環でした。

 こうして1日中オナニーに耽ってしまう日が続き、耕太に見られながら制服の下で蠢くローターで何度もイキ続ける間に夕食を作ったり、両親も同席した食卓でも平気で絶頂に達してしまうようになりました。そしていつの間にか何も言って来ない耕太に焦れ、エッチな魔法を掛けられるのを楽しみにしている自分に気付いて慄然としたのですが、体が淫らに変えられるのと同時に心までこのかわいい魔法使いに奪われて来たのかも知れません。仲がギクシャクして来たヨシオ君とも自然と別れてしまいました。もうこの変態で淫乱な私を癒してくれる相手は耕太しか考えられませんでした。

 さて悪魔がもたらすように強烈なローターの快感を覚えた日から3日過ぎた頃でした。夕食の食材を買い込んでから帰宅すると、速攻で耕太がやって来ます。ニコニコと上機嫌で、とんでもない代物を持って来たのです。それは絶対親には見せられない形の物でした。

「姉ちゃん、姉ちゃん! 先生が又プレゼントだって」

 私はもう先生の変質者ぶりを怒る気にもなりません。なぜなら耕太が手に持ったソレが目に入った途端スイッチを入れてしまい、耕太に抱き着かれながらローターで気をやっていたのですから。私の方も最早立派な変態でした。

< 続く >

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