堕楽の家 第5話a

堕ちた母娘

 そうだな、さっさと沙奈も美奈たちと同じようにしてやる。
 俺だけのことが好きで、俺といやらしいことをするのがすべてだという女に。

 沙奈、おまえは気持ちいいのを止められない。自分で腰を動かすのを止めることができない。
 腰を動かすたびに、気持ちよくなるたびに、母親と妹を自分のものにした俺への憎しみや嫌悪感が消えていって、純粋に俺のことが好きになっていく。
 そして、中に出されたら、それはおまえに最高の快感と幸せを感じる。
 もう、俺とセックスする快感をおまえは手放すことができなくなるんだ。

 俺は、沙奈に向かってそう念じる。
 すると、涙を流して腰を動かしていた沙奈の様子が変化してくる。

「いああああっ!なっ、なにこれっ!?あああーっ!こ、こんなのってっ!?」
「なんだ、そんなに気持ちいいのか?」
「でっ、でもっ、これはっ、んくううっ!」
「なんだ、嫌なのか?」
「嫌に決まってるじゃないっ!だって、あんたはっ、母さんたちをっ!あくうううっ!こんなのっ、い…や、じゃない?えっ、えええっ!」

 沙奈の瞳が、愕然と見開かれた。

「どうしたんだ、沙奈?」
「こんなのおかしいのにっ!気持ちいいっ!それになんでっ!?なんでこんなに進吾のことをっ!?だってあんたは母さんや美奈をっ!ああっ、ひくうぅぅうっ!いいっ、いいのおおおっ!」

 沙奈は小刻みに視線を泳がせながら、腰を動かし続けるのを止めない。

「ああっ、気持ちいいよっ!それに、こんなことされてるのに全然いやじゃないっ!ああっ、ひ、ひどいよ進吾っ!やっぱり、私になにかしたのねっ!こんなのって、こんなのってないよっ!あああっ、なんでこんなに進吾のことを好きだって思ってるのっ!」
「でも、おまえはずっと俺のことを好きだったんだろ?」
「それはっ、そうだけどっ、こんなのってひどいよっ!だって、気持ちよくてっ、ふああっ!進吾といやらしいことっ、もっとたくさんしたいって、思っちゃうっ!そんなのってえええっ!くはあぁああっ!」

 体をぶるっと震わせ、沙奈がぎゅっと目を閉じて悲鳴を上げる。

「あああっ!いいっ!気持ちよくてっ、私が私じゃなくなっていっちゃうううっ!進吾のことで頭の中がいっぱいになってっ!あ……ああ……私が…消えて……いくううううっ!」

 固く閉じた沙奈の目から大粒の涙がこぼれたかと思うと、腰を動かす動きが一気に激しくなった。

「ふああああああっ!いいっ、いいよっ、進吾っ!進吾のおちんちんがっ、私の奥にごつごつ当たってっ、最高に気持ちいいいいっ!」

 俺の胸に手をつき、跳ねるようにして腰を振りはじめる沙奈。
 再び開かれた瞳は潤んで、恭子おばさんや美奈と同じいやらしい笑みを浮かべていた。

「ああっ、進吾のおちんちんっ、すごくいいのっ!んっ、んくうっ、はあっ、もっと、もっと奥まできてっ!」

 ぐいっと腰を押しつけてくる沙奈のアソコが、チンポを咥えこんできつく締めつけてくる。
 そんな沙奈には、もう戸惑っている様子がない。

「気持ちいいわっ!ああっ、好きよっ、大好き、進吾っ!だから、もっと、もっと!」

 俺の上に跨って、なんのためらいも迷いもなく腰を振っている沙奈。
 口を半開きにしてだらしのない笑みを浮かべたその顔には、さっきまで嫌がって涙を流していたことを思わせる気配すらない。
 俺が美奈と恭子おばさんに対してしたことへの憎しみや恐怖はすっかり消えているみたいだった。

「ふふっ、嬉しそうね、沙奈」
「う、うんっ!進吾のおちんちんっ、大きくてっ、ああっ、わたしっ、本当に幸せっ!あっ、はんっ!」
「ちぇ~、なんだ、面白くないの~」
「そんなこと言わないのよ、美奈」

 あからさまに面白くなさそうな表情の美奈をなだめて、恭子おばさんは沙奈の姿に嬉しそうに目を細める。

「良かったわね、沙奈。ずっと好きだった進吾さんとひとつになれて」
「うんっ、ありがとうっ、母さんっ!か、母さん?ん、んむむっ!?」
「ん…ちゅ……んむ。これは、沙奈が大人の女になったお祝いのキスよ」
「母さん……」
「うふ、母さん嬉しいわ、あなたが一人前の女になってくれて」
「もう~、お母さん優しすぎだよ~。私から見たらお姉ちゃんなんかまだ全然一人前じゃないんだからねっ!」
「だめよ、沙奈は初めてなんだからお祝いしてあげないと」
「お母さんったら甘いんだから~。私はまだお姉ちゃんが一人前だなんて認めないからね」
「ごっ、ごめんねっ、美奈。私っ、間違ってたっ!進吾とセックスするのがっ、こんなに気持ち良くてっ、幸せなことだなんて思ってなかったのっ!」
「なに言ってんの?謝ったってだめだからね」

 沙奈の受け答えがいちいち疳にさわるらしく、美奈はぷくっと頬を膨らませる。

「でもっ、本当なのっ!くううっ、ああっ、子宮の奥まで響いてっ、アソコがきゅうんってなってるっ!ふああっ、やっ、だめっ、わたしっ、もうイっちゃうよっ、進吾っ!」

 きゅううっと沙奈が体を仰け反らせた。
 その反動でチンポが奥まで入っていってぐいぐいと締めつけられる。

「くあああああっ!奥でっ、奥で進吾のおちんちんが中でビクビクッてしてるうううっ!あああっ、ひあああああっ!」

 嬉しそうに悲鳴をあげた沙奈の体が何度も震える。
 その度にイってる、そんな感じだ。

「出そうなのねっ、進吾っ!いいよっ、中で出してっ!」
「ああもう~、がつがつしちゃってさ~」
「ねえっ、進吾っ、お願いっ、きてっ!私の中にいっぱい出してっ!」

 美奈のいやみがまったく聞こえてないのか、うっとりとした表情で沙奈は腰をくねらせて俺の射精を誘ってくる。

 つうか、美奈、おまえもセックスの時はかなりがつがつしてるだろ。

「くうっ!」

 沙奈の激しさに、さすがに俺も限界が来た。

「んくうううううっ!きてるっ、きてるよっ、進吾の熱いのがっ、いっぱいにっ!ふあああああっ!」

 体をぐっと硬直させる沙奈。
 俺のチンポから、弾けるように精液が出ていく。それに合わせて沙奈の体が、ぴくっ、ぴくっ、と小さく跳ねる。

「はああああっ、こんなにっ……ああっ、熱いのがっ、溢れそう……んくうっ!」

 最後の一滴まで搾り取ると、沙奈はこっちの方にがっくりと体を倒してくる。

「んふう……ん……すごかったよ、進吾。こんなにいっぱい精子もらって、私、幸せだよ。んむ、ちゅ……」

 俺の耳元でそう囁くと、沙奈は蕩けた笑みを浮かべて俺の唇に吸いついてきた。

* * *

 3週間後。
 学校からの帰り道、沙奈が俺の腕に自分の腕を絡めてくる。

「おい、そんなにすると学校のやつらに俺たちのことがばれるだろうが」
「ここまで来たらもう大丈夫だって。それに、私は普段は部活があって一緒に帰れないんだから、たまに一緒に帰れるときくらい腕組んだっていいじゃない」

 そう言うと、沙奈は俺の腕をぎゅっと抱きしめた。
 いちおう、みんなには俺たちのことが知られないよう、学校では今まで通りにしておこうと言ってあるのに、わかってるんだかどうだか。

 でも、今のこの態度が、こいつが完全に俺のものになったことをはっきりと物語っている。

「ホントに、それがついこの間まで俺を無視していたやつの態度かよ」
「ゴメン、本当にゴメンね、進吾。あの時の私はどうかしてたの。でも、ずっと進吾のことを好きだったのは本当なんだからっ」

 俺がからかうと、しおらしく謝ってくる。
 俺を無視していたときのつんとした態度や、俺が美奈を襲うふりをした時の怒りと憎しみに満ちた視線はなんだったんだと思うほどだ。

「あの時はそのことを知られるのが本当に恥ずかしくて。今になってみたら馬鹿みたいだよね」

 そう言って、沙奈は俺の腕に頬をすり寄せてきた。

 後で聞いてわかったことだが、沙奈の中ではあの日の記憶がだいぶあやふやになっているらしい。
 はっきり覚えているのは、俺とセックスをして、それがものすごく気持ちよくて幸せだったということくらい。
 そして、俺が念じたとおりに、俺のしていたことへの憎悪や恐怖はすっかりなくなっていた。
 心をねじ曲げられてしまった記憶があやふやになってるのは、そういった悪い感情と一緒に消えてしまったからなのか、そういう難しいことはよくわからない。
 それどころか、性格まで少し変わってるような気がするのは気のせいだろうか?
 それとも、はずかしさとかを取っ払って素直になると、もともとの性格がこんなんだったのか。

「でも、今は違うの。進吾と一緒にいて、こんなに幸せなんだから」

 体をぴったりと寄せてきて、ちょっと頬を染めて俺の顔を見つめてくる沙奈。

 と、その時。

「あっ、おかえり、進吾お兄ちゃん!」

 パタパタと足音を立てて美奈が駆け寄ってきた。

「おう、ただいま、美奈」
「なんだ、お姉ちゃんも一緒なの?」

 俺と腕を組んでいる沙奈を見て、途端に美奈が不機嫌になる。

「ちょっと~、お姉ちゃんったら進吾お兄ちゃんになれなれしくしすぎだよ~!」
「腕くらい組んでもいいじゃない。進吾はみんなのものなんだからね」
「なに言ってんのよ。お兄ちゃんが私たちのものじゃなくて、私たちがお兄ちゃんのものなんだからね!」
「同じようなことでしょ」
「ちがうよっ!」

 苛立ったように叫ぶと、沙奈が抱いているのと反対側の腕をぐいと抱きしめてきた。

 沙奈の心の変化の影響がどの程度まであるのかわからないけど、美奈に対する恐怖も消えてしまったみたいだ。
 だから、沙奈は以前のように姉らしく振る舞い、おまけに、今では俺への好意を隠そうともしない。
 それがかえって美奈の神経を逆撫でしてるみたいだ。

「もうっ、行くよ!」
「どうしたのよ、美奈?」

 両脇から腕を組まれ、美奈と沙奈に引きずられるようにして歩く俺。

 この調子じゃ美奈に沙奈のことを好きにさせなきゃいけないかな。

 そんなことを考えながら俺はふたりに引っ張られていく。

 そして、俺たちの家。

「ただいま~!」
「お帰りなさい、美奈。あら、進悟さんと沙奈も一緒だったの?」

 元気よくドアを開けた美奈に続いて中に入ると、恭子おばさんが出迎えてくる。
 その姿は、裸エプロンといういでたちだった。

「すごいや、本当に裸エプロンなんだね、恭子」
「だって、この格好でお出迎えするように言ったのは進吾さんですよ」
「それはそうだけど、でも、お客さんが来たらどうするの?」
「うふふ、大丈夫ですよ。そろそろ進吾さんが帰ってくる時間だと思って、さっき服を脱いでおいたんですから」

 そう言って、恭子おばさんはふふっ、と声をあげて笑う。

「ねえねえ!私もお兄ちゃんの言いつけ守ってるよっ、ほら!」

 そう言うと、美奈が自分の制服とスカートを思いっきりめくり上げる。
 そこは、ブラもつけてないしショーツも穿いてなかった。

「おう、えらいぞ、美奈」

 俺が褒めてやると、美奈は満面の笑みを浮かべる。
 すると……。

「なに言ってるのよ、私だって!」

 沙奈も負けじと制服をめくり上げた。
 もちろん、そこに下着はなかった。

「ほら、私だって」

 そう言って、誇らしそうになにもつけていない胸とアソコを見せる沙奈。
 その表情には、妹と母親にあんなことをした俺のことを怖れ、憎しみの視線を向けていたあの時の沙奈はもういない。
 いや、それどころか、小さな時から俺のことを好きだった沙奈もここにはもういないんだろう。

 美奈と沙奈、恭子おばさんがそんな格好をしているのは、俺がそうするように命令したからだ。
 昨日の晩、3人の前でそうするように命令した。ただし、装置の電源は切って。
 もう、3人とも装置の効果がなくても無条件で俺の命令に従うほどに従順になっていた。

 だから、今、恥ずかしげもなく胸とアソコを曝している沙奈はあの頃の沙奈じゃない。
 ここにいるのはただただ俺のことを愛して、俺とのセックスを楽しむいやらしい牝。
 それは、恭子おばさんや美奈も変わらない。

 でも、それがなんだって言うんだ。
 俺は、こういうことをするためにあの装置を手に入れたんだろうが。
 もう、沙奈も美奈も恭子おばさんも俺のものだ。

「でも、下着つけずに学校行くの、ちょっとだけ恥ずかしかったんだからね」

 そう言って、沙奈は頬を赤らめる。
 そうか、俺の前で恥ずかしい場所をさらけ出すのはよくても、学校に行くのは恥ずかしかったのか。

「大丈夫だよ。お姉ちゃん胸小さいから誰も気づかないって」
「ああっ、美奈ったらひどい!」
「もう、美奈も沙奈もやめなさい」

 恭子おばさんが苦笑しながら沙奈と美奈をなだめに入る。

「だって今のは美奈がっ」
「ほらほら、進吾さんの前でみっともない」

 裸にエプロンをつけただけの恭子おばさんが笑顔で沙奈と美奈の肩を抱く。

「うん、そうよね、母さん……」
「もう~、お母さんは本当に甘いんだから~」

 恭子おばさんのその言葉に素直に頷く優等生の沙奈とまだ不満顔の美奈。
 そして、恭子おばさんは今度は俺に向かって訊いてくる。

「晩ご飯の支度はできてますがどうしますか、進吾さん?まだご飯には少し早いかもしれませんけど」
「うん、そうだな、今日は暑かったから先に風呂に入るか」
「はいはいっ!じゃあ、私もお兄ちゃんと一緒にお風呂入る~!」
「ああっ、ずるいっ!それじゃ私も一緒に入るわよっ!」
「ええ~、お姉ちゃんも~!?」
「そんなこと言わないのよ、美奈。じゃあ、みんなで一緒に入りましょうか、進吾さん」
「うん、そうだな」

 恭子おばさんが沙奈と美奈の肩に手をかけて風呂場に連れていく。
 なんだかんだ言っても、沙奈も美奈も恭子おばさんの言うことには素直に従うのがありがたい。

* * *

 そして、風呂場。

「じゃ、私はここきれいにするね、お兄ちゃん」
「じゃあ、私はここを……あら、進吾さんのおちんちん、こんなに元気になってますよ」

 ギンギンに勃った俺の息子を見て、恭子おばさんがいかにもおかしそうに笑う。

 そりゃあ勃つだろうよ。

 この4人で一緒に風呂に入るのは初めてじゃないけど、裸の女、しかも美人3人に囲まれて風呂に入ってチンポが勃たない方がどうにかしてるってもんだ。

「なになにっ?お兄ちゃんったら、もうエッチなことしたいの?」

 いや、風呂に入るときはいっつもそういうことをしてる気もするんだけど。
 すると、それまで黙っていた沙奈がおずおずと口を挟んできた。

「あの、進吾……」
「ん?なんだ、沙奈?」
「わ、私は、その、お尻の穴にして欲しいんだけど……。あっ、ちゃんときれいにしたからっ!」

 そう言って沙奈は顔を真っ赤にする。

「もう~、お姉ちゃんったらまたお尻~!?」
「だ、だってっ!お尻の穴に進吾のおちんちん入れてもらうのすごく気持ちいいんだもん!私、初めてはお尻だったし……」

 これも、後からわかったことだけど、沙奈が尻の穴で気持ちよく感じるのはリセットされてないらしい。
 しかも、あの時アナルヴァージンを奪った記憶も残っているみたいだ。
 その記憶が沙奈の中でどういう風に残っているのか、俺にはまったくわからない。
 あの時は沙奈を精神的に苦しめるのが目的だったんだけど、こいつの中ではどういう記憶になってるんだか。
 これも、沙奈を俺のものにしたときの副作用なんだろうか。

「本っ当にお姉ちゃんったらヘンタイだよねっ!」

 美奈が小馬鹿にしたように鼻で笑う。
 しかし……。

「そんなこと言うものじゃないわよ、美奈。お尻でしてもらうのも本当に気持ちいいんだから」

 恭子おばさんが笑顔で沙奈をかばう。

「えええっ!?お母さんも!?」
「そうよ、女はアソコでしてもらうだけじゃないのよ。お尻の穴におちんちんを入れてもらうのも気持ちいいんだから」

 目を丸くしている美奈を諭すように言う恭子おばさん。
 今さらだけど、この人がどういう経験をしてきたのか、考えるのも怖い気がする。

「そう、沙奈は最初にお尻の方で女にしてもらったのね」
「う、うん……」
「恥ずかしがらなくてもいいわ。沙奈はお尻でしてもらうのが気に入ったのね」
「母さん……」
「ね、わかった、美奈。お尻でしてもらうのは恥ずかしいことでもなんでもないのよ。そうだ!美奈も進吾さんにしてもらったら!?」
「ええ!?……お、お母さんがそう言うんなら……」
「じゃあ決まりね。いいですか、進吾さん?」
「ああ」

 俺が頷くと、恭子おばさんに促されて美奈が俺に向かって尻を突き出してくる。

「じゃあいくぞ、美奈」

 俺はそう言うと、まず、美奈に向かって俺のチンポでアナルを突かれて気持ちいいと念じた。
 その後で、一気に美奈の尻の穴にチンポを突き入れる。

「うっ、うそおっ!?ああんっ、ふああああああーっ!」

 同時に、美奈が甘ったるい喘ぎ声をあげて体を反らせた。

「どうだ、美奈?」
「やだあっ、お尻の穴っ、気持ちいいっ!なんでっ、あんっ、やんっ!」

 なんでもなにも、俺が尻で感じるようにさせてるからなんだけど。
 ほら、こんな風に。

「ひぐっ!やっ、すごいっ、お尻の穴っ、すっごく気持ちいいっ!あんっ、ああんっ!」

 どんどん気持ちよくなるように念じながら腰を動かすと、突くたびに美奈のからだがぐっと反る。

「あんっ、ひゃうっ、お尻の中っ、お兄ちゃんでいっぱいになってっ、あんっ、気持ちいいっ!」
「ね、お尻も気持ちいいでしょ、美奈」
「うんっ、お母さんの言ったとおりだよっ!ああんっ!」
「ほら、私は間違ってなかったでしょ、美奈」
「あんっ、ああっ、すごいっ、すごいよっ、お兄ちゃんっ!」
「もうっ、美奈ったらなんで私のこと無視するのよ!」

 あからさまに無視されて沙奈が口を尖らせる。

「あんっ、お兄ちゃんっ、もっと、もっと強く突いてっ!」

 ふくれっ面の沙奈をあっさりとスルーして、自分から腰を動かす美奈。
 そして、チンポをぐいぐい締めつけてくる。

 まあでも、尻の穴だけで比べると沙奈の方に軍配が上がるかな。

 美奈の尻を突くたびにパンパンと響くリズミカルな音を聞きながら、俺はぼんやりとそんなことを考える。
 こうして比べてみるとわかるけど、美奈のはちょっときつすぎる。
 沙奈の方が締めつけ具合といい、中でまとわりつく感じといいちょうどいいような気がする。

 どのみち、美奈ばっかりの相手もしてられないしな。
 ここはとっとと片付けて……。

「いいいいっ!そんなっ、激しいよっ!あっ、ああんっ、んくうっ、あああーっ!」

 もっと気持ちよくなるように念じて腰の動きを早くすると、美奈がぷるぷると大きく頭を振る。

「あっ、ダメっ、イクっ、わたしっ、もうイっちゃうっ!あああっ、イクイクイクっ!イっちゃうううううううううっ!」

 ばしゃ、と水音を立てて美奈の体が床に落ちた。
 そのまま、ぶるぶると小さく震えている。
 と思ったら、美奈の股間の辺りから、黄色い水たまりが広がりはじめた。

「なんだ、尻でイったうえにおもらしまでしたのか?」
「んんっ……ふああ。だって……こんなにすごいなんて思ってなかったんだもん」
「しようがないやつだな。俺はまだだってのに」
「んん……ごめんね、お兄ちゃん……」

 よっぽど激しくイったのか、風呂場の床でぐったりとしたままの美奈から弱々しい返事が返ってくる。
 と、横からぐいっと腕を引っ張られた。

「ねえ、進吾、美奈はもういいでしょ。次は私にお願い」

 もう待ちきれない、といった感じで沙奈がねだってくる。

「ね、進吾……」

 潤んだ瞳で俺を見つめた後、沙奈はくるりと向きを変えて俺の方に尻を突き出した。
 俺が美奈とやっている間よほど焦らされたのか、目の前に突き出された尻の穴はひくひくと震えていた。

「しようがないな」
「ありがとう、進吾!あ……ん……んんっ!」

 こっちを向いて嬉しそうな顔をする沙奈。
 俺がチンポを尻に宛うと、うっとりと目を閉じた。

「んっ、あああっ!入ってきたっ、進吾のおちんちんっ、あんっ、固くて熱いのがっ、あううんっ!」

 ゆっくりと尻の穴に挿入していくと、沙奈の頭がぐっと反り返った。
 いったん根元までチンポを突き入れると、俺は腰を動かし始める。

「あんっ、あうんっ!やっぱりっ、進吾のおちんちんっ、最高に気持ちいいよっ!」

 すぐに、沙奈が嬉しそうな嬌声をあげ始めた。
 俺の方に突き上げた尻を自分で動かして、奥までチンポを迎えようとする。
 その温かくとろっと包み込んでくる感触、そして適度に刺激してくる締めつけ。
 やっぱり、こっちの感触は美奈よりも沙奈の方が圧倒的にいい。

「はあんっ、イイッ!進吾のおちんちんが奥まできてっ、熱くてすごく気持ちいいよっ、あっ、ああんっ!うふうんっ、気持ちいいっ!私っ、最高に幸せだよっ、進吾!」

 はずかしげもなく自分から腰を振って俺のチンポを締めつけ、嬉しそうな声をあげている沙奈。
 今のこいつには俺とのセックスが最高の楽しみ。
 それが今のこいつの姿だ。

「くうううっ!もっと、もっとだよ、進吾!あんっ、くふうううんっ!」

 沙奈の喘ぎ声が風呂場の壁にこだまして響く。

 それにしても、4人でこんなことができるなんて、この家の風呂場はかなり広い。
 俺の実家の風呂場の倍以上の広さはあるんじゃないだろうか。
 家自体も大きくて、ぎりぎり装置の効果範囲に全体が入っているくらいだろう。
 沙奈の親父さんは相当稼ぎがあったんだろうな。

 もっとも、その人は今この家にはいない。
 自主的に”単身赴任”してもらっている。
 世間で言えば、それは”別居”だと言うんだろうが、当の本人には快くそうしてもらっているのでなんの問題もない。
 もちろん、この家にはちゃんと金を入れてもらっている。
 そんなことはあの装置の力を使えば簡単なことだ。

 今、俺の実家では親父とおふくろが俺のことを気にすることなく、平凡な生活を送っている。
 俺があの家に行くのは、たまに小遣いをせびりに行くときくらいだ。
 とにかく、今では俺がこの家の主人だ。

「ああああっ!イクううううっ!わたしっ、もうイっちゃうううううううううううっ!」

 沙奈が、背筋を海老反りに反らせて絶叫した。
 尻の穴に、深々と根元までチンポを突っ込まれて、その体がびくびくと震える。

「あっ、あああっ、あふうっ……」

 そして、そのままぐったりと床に伏せる。
 絶頂の余韻なのか、まだ時々ぴくっと体を震わせていた。

「うふふ。美奈も沙奈も本当に気持ちよさそう。お母さん、見てるだけで濡れてきちゃった」

 床で伸びているふたりを、嬉しそうに目を細めて見ている恭子おばさんの体は、湯船に浸かっていたわけでもないのに全身がほんのりと赤く染まっていた。

「じゃあ、私もお尻でやってもらいましょうか、進吾さん。うふふ、今日はお尻のフルコースですね」

 思わずドキッとするくらいいやらしい笑みを浮かべると、恭子おばさんは壁に手をついてこっちに背中を向ける。

「進吾さん、私は立ちバックでお願いします」
「あ、ああ」

 俺は、後から恭子おばさんを抱きかかえるようにすると、チンポを尻の穴に突き入れる。
 すると、温かい感触がねっとりとチンポを包み込んできた。

 この感じ、沙奈のとそっくりだ。
 なるほど、あいつの尻の穴は恭子おばさん譲りなのか。

「むふううううっ!大きくて固いのがっ、お尻の穴にっ!あああっ、熱いいいいいっ!」

 恭子おばさんが背中を反らせて、きゅっとチンポを締めつけてくる。
 そういうところの力の入れ具合はさすがと言うしかない。

「あふううんっ!久しぶりにお尻でエッチしたけどっ、やっぱり進吾さんのおちんちんが一番だわっ!あうっ、くふうんっ!」

 いつものことだけど、何人と比べて一番なのかはコワいから聞かないでおこう。
 とにかく、今では恭子おばさんは僕だけのものなんだからそれでいいじゃないか。

「ああんっ、大きいのが奥まで入ってるううううっ!ああっ、進吾さんっ、もっと激しく突いてっ!もっとめちゃめちゃに私のお尻を犯してくださいいいいっ!」

 風呂場に、恭子おばさんの喘ぎ声が響き続ける。

 これでこの家は俺のものだ。
 恭子おばさんも沙奈も美奈も完全に俺の女だ。

 ……さて、次はどうするかな。

 沙奈に命令して、学校の女どもをここに連れてこさせてもいいな。
 今の沙奈なら喜んで俺の命令に従うに違いない。
 あいつらもこの家だったら警戒せずに入ってくるだろう。
 そして、いったん中に入れば俺の思いのままだ。
 そうすれば、学校の女たちに仕返しができるな……。

「はうんっ、進吾さんのおちんちんでっ、お尻の中っ、いっぱいになってっ!ああっ、固くて熱くてっ、いいいいいいいいいぃーっ!」

 腰を突く動きを強くすると、恭子おばさんがびくびくと体を震わせて叫ぶ。

 そうだな、時間はたっぷりあるんだ。
 これからどうするか、このいやらしくてすばらしい生活を楽しみながらじっくりと考えればいいさ。
 この新しい生活はまだ始まったばかりなんだから。

< とりあえず続く >

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