堕楽の家 第6話a
嵌められたエースアタッカー
沙奈たちを俺のものにしてから2ヶ月近くが過ぎた。
なんだかんだで1学期の期末試験も今日が最終日。
そろそろ夏休みも近い。
「ああ~、今日から部活解禁かぁ。これで、またしばらく進吾と一緒に帰れなくなっちゃうよ~」
俺の少し前を歩く沙奈が、いかにも残念そうにぼやく。
うちの学校は定期試験の1週間前から試験終了までの間、放課後の部活が禁止されている。
なもんだから、その間、沙奈は俺と一緒に下校していた。
それも、他の奴らにばれないようにしろと俺が命令しているもんだから、ご丁寧にも下校時間を少しずらして、後から追いついてくるといった具合だ。
で、他の奴らの目につかない路地に入ると、俺にべったりという状態だった。
「しばらくもへったくれも、夏休みになったら俺は学校行かねぇんだからな」
「そうそう。お姉ちゃんはバレー部とバスケ部掛け持ちしてるから夏休みも練習大変だよね。ま、お姉ちゃんはお姉ちゃんで、スポーツで汗かいて青春してなよ。私は進吾お兄ちゃんと楽しい夏休み過ごすことにするから」
俺と並んで歩く美奈が、あからさまに当てこすりを言う。
「なに言ってるのよ。私だって毎日部活があるわけじゃないんだからねっ。休みの時は私も進吾と楽しいことするんだからっ!それにっ、そ、それに……夜だったら、ま、毎日でもっ!」
「へ~、そうなの?でも、お姉ちゃんは部活で疲れてるから夜は早く寝ちゃうよね~」
「ばっ、馬鹿にしないでよねっ!私の体力を甘く見ないでよっ!」
なんの自慢をしてるんだか……。
「はいはい。体力だけはすごいもんね、お姉ちゃんは」
いやみっぽく、だけ、の部分を強調して美奈が言う。
「とにかくっ!私も進吾と夏休みを満喫するんだから!」
腰に片手を当てて胸を張り、もう片方の手で美奈を指さして沙奈は宣言する。
「というわけで、私は先に行くから。じゃ、また後でね、進吾!」
俺の方に軽く手を振ると、沙奈は小走りで駆けていく。
いちおう、学校の奴らに見つかりそうなところまで近づくと俺と離れていろっていう命令はきっちり守ってるんだが。
……また後でね、つっても、学校じゃ俺のことを無視する振りをすることになってるじゃねーか。
俺と美奈は、半ば呆れて沙奈の後ろ姿を見送る。
つうか、返す返すもあんな性格だったか?
まだ、沙奈を俺のものにしてからの変化にちょっとついていけてない気がする。
「もう、お姉ちゃんったら本当に邪魔なんだから」
……こいつは相変わらずだな。
「じゃ、俺ももう行くぞ」
俺の隣でまだブツブツ言っている美奈の肩をポンと叩くと、俺も学校に向かう。
「あっ、今日はお兄ちゃん何時に帰るの?」
「ああ、俺は試験が終わったら後は何もないからな。昨日と同じくらいだ」
「わかった!じゃ、私も早く帰るねっ!」
そう言って俺に手を振ると、美奈も学校の方に向かって駆けていく。
* * *
「おっと……」
放課後、さっさと家に帰ろうとして教室を出た俺は、手を滑らせてカバンを落とす。
「おいしょっと……うわっ!」
立ち止まってカバンを拾おうとした俺は、後ろから誰かがぶつかってきた勢いで前につんのめった。
「ンだよ。飯田じゃないの」
背後から、忌々しそうに舌打ちする声。
振り向くと、そこにいたのは、うちのクラスの中西千夏(なかにし ちか)だった。
こいつは、うちのクラスじゃ沙奈と並ぶ有名人だ。
沙奈と同じく、2年生にしてバレー部のレギュラーで、しかもエース級のアタッカーらしい。
俺はスポーツ全般にそんなに詳しくないからよくわからないけど、とにかく、180cm近い沙奈よりもさらに身長がある。
もちろん、俺よりもはるかに高い。
てか、何食ってりゃそんなに身長が伸びるんだ?
「ホントに、なにノロノロしてんのよ」
中西が、不機嫌そうに毒づいてくる。
「まあまあ。飯田くんが鈍くさいのは今に始まったことじゃないじゃない、千夏」
中西の隣にいるのは、うって変わって、身長150cmにも満たない小柄な女。
やっぱりうちのクラスの湯浅舞(ゆあさ まい)だ。
たしか、こいつもバレー部だったはずなんだけど、こんなにちっこくてバレーボールなんかできるのか、俺にはよくわからない。
「まあでも、飯田くんも鈍いのはけっこうだけど、あんまり人の迷惑にはならないでね」
言葉づかいは中西よりも柔らかいが、その方がかえっていやみだ。
こいつら体育会系の女子は、運動神経の鈍い俺をことさらに馬鹿にしているフシがある。
他の女子どもみたいにただ無視するだけじゃなくて、このくらいの嫌がらせをすることなんかざらだ。
……て、ん?
よく見ると、中西の後ろに沙奈もいた。
うちのクラスのバレー部の3人が揃ってるていうことは、これから部活に行こうってところか。
「ああ、まったく。飯田にぶつかるなんて、練習前にケチが付いたじゃないの」
「そうね、飯田くんの鈍くさいのが感染ったら大変だものね」
「舞ったら、嫌なこと言わないでよ。そんなのが感染るなんて冗談じゃないわ!」
「でも、彼の鈍いのってハンパじゃないからあり得るわよ~」
「うわっ、そんなのサイテー!」
まったく、こいつら好き放題言いやがって。
……て、おい。
ばい菌でも付いたみたいに俺とぶつかったところを手で払っている中西の横で、沙奈が目を怒らせて何か言いたそうにしている。
ていうか、ここでおまえがキレたらシャレにならないっての。
なんのために学校では今までどおり俺を無視する振りをさせてると思ってんだよ。
俺は、黙ってろと目で合図すると、カバンを拾って廊下の脇に退く。
「もう、千夏も飯田くんなんか放っておきましょ。急がないと練習遅れるわよ」
「そうね。じゃ、行こうか、沙奈」
「う、うん」
まだ少し不満げな表情ながら、沙奈は中西と湯浅と並んで俺の前を通りすぎていく。
少し先で、ちらっとこっちを振り向いて、ゴメンと手で合図をした。
……だから、気づかれたらどうするんだよ。
俺は、素っ気なく背中を向けるとそのまま歩きはじめる。
まあでも、たしかに今のはむかついたな。
中西と湯浅か……なんとかしてあいつらに目にもの見せてやることはできないものかな……。
そうだ!
沙奈を使ったらあいつらを家の中におびき寄せることができるんじゃないか?
あいつらが家の中に入りさえすれば、後は俺の思いのままだ。
家に帰る道々、俺はあのふたりを家に呼び込んで、今日の仕返しをしてやることを考えていた。
* * *
で、その日の晩。
「ゴメン!本当にゴメン!」
部活が終わって夕方遅く帰ってきた沙奈が自分の部屋に俺を引っ張り込み、手を合わせて謝ってきた。
つうか、こいつが謝ることでもないんだけど。
「今日のあれ、絶対にないよね!進吾さえ許してくれたら、私が千夏と舞にはよーく言って聞かせるから!」
「だから、それだと俺たちのことがばれるだろうが」
「ああっ、そっか」
俺に言われて、沙奈はポンッ、と手と叩く。
こいつ……勉強できるくせに抜けてるというか……。
そこまで頭に血が上ってるんのかよ。
「あいつらを謝らせるんだったら他にもやり方はあるさ」
「え?なになに?」
「おまえ、うちに遊びに来るようにあいつらを誘うことはできるか?」
「うん、それは、できると思うけど?」
「じゃあ決まりだ。今度、あいつらをここに連れてこい。その時に俺が直接あいつらに言ってやるさ」
「進吾が直接?」
「おまえ、俺の催眠術のこと忘れてないか?」
「えっ?催眠術?」
「ああ。あれを使ったらあのふたりを懲らしめてやることができるだろ?」
「あっ、そうか!」
本当は催眠術じゃなくてこの家に仕掛けてあるあの装置のせいだけど、沙奈は俺が催眠術を使えると信じ込んでいる。
しかも、目を合わせただけで掛けることができる催眠術だと。
……本当にそんなすごいことができたら、学校であんな惨めな思いしてるわけがないだろうが。
しかし、そこに疑問をまったく持たないほどに今の沙奈は完全に俺のものだ。
それに、沙奈たちには、この家に置いてあるあの装置のことは意識しないようにさせている。
だから、装置の効果範囲に入った人間が俺の思いのままになってしまうというからくりに気づくことはない。
とはいえ、沙奈は催眠術と信じていても、俺にとってはターゲットにこの家に入ってもらわないと困る。
「だからだな、あいつらはおまえのことは信用してるだろうから、あいつらをここに誘い込む役をやって欲しいんだ」
「うん!わかったわ!」
俺のやろうとしていることを察した沙奈が、笑顔で頷く。
その時、ドアをノックして恭子おばさんが入ってきた。
「進吾さんも沙奈も何をしてるの?晩ご飯の準備はとっくにできてるわよ」
「ごめんごめん、すぐ行くよ、恭子」
「ごめんなさい、母さん」
「じゃあ、あのふたりが誘いに乗ったらすぐに知らせるんだぞ」
「うん」
「あら?ふたりとも何の相談?」
「へへへ、ちょっとね」
「恭子にはまた詳しく教えるよ」
適当に返事をして俺と沙奈は立ち上がる。
まあ、どのみちこの家の中でやることだから、恭子おばさんと美奈にも手伝ってもらうことにするか。
具体的にどうするかはこれから考えよう。
夏休みに入って最初のバレー部の練習休みに中西と湯浅が来ると沙奈が知らせてきたのは、終業式の2日前のことだった。
* * *
ふたりが来る日までに、俺は恭子おばさんと美奈にも事情を説明しておいた。
俺のことをばい菌扱いしたやつらを懲らしめると聞いただけで、美奈のやつはすっかり乗り気になっている。
だいたいどういうことをするか、必要なものは恭子おばさんに頼んで揃えてもらった。
そして、中西と湯浅の来る当日。
その日は少し早めに昼飯を食ってから、あいつらが来る時間だと沙奈が言っていた午後1時に、事前に打ち合わせておいたとおり俺は家の2階にある沙奈の部屋であいつらが来るのを待っていた。
すぐ近くまで来ているというふたりを、沙奈が迎えに出てから5分くらい経った頃だった。
「おじゃまします~!」
「こんにちは~」
玄関のドアが開く音に続いて、女にしてはちょっと低めのハスキーな声と、それよりずっと甲高い声。
中西と湯浅だ。
すぐに恭子おばさんが出迎える声が聞こえてきた。
続けて、沙奈も含めた4人で何か話している声が聞こえたかと思うと、階段を上ってくる音がした。
「ここが私の部屋だから、入って入って!」
沙奈の弾んだ声に続いて、Tシャツにジーパン姿の長身の中西と水色のワンピースを着た小柄な湯浅が部屋の中に入ってきた。
入ってきたふたりに、俺はすっとぼけて手を上げる。
「よお、よく来たな」
「いっ、飯田!?」
「どうして飯田くんがいるの?」
俺の姿を見て、中西も湯浅も驚いて目を丸くしている。
「どうしてって、俺はここに住んでるからな」
「はぁ?ここは沙奈の家じゃないの!」
「いいや、ここは俺の家だぜ。つうか、この家は俺のもんだからな」
「なに言ってんのよ、あんた!?」
「ねえ、沙奈?飯田くんったらどうしたっていうの?」
「なにが?全部進吾の言ってるとおりなんだけど」
湯浅が不思議そうに訊ねても、沙奈は薄笑いを浮かべてそう答えるだけだ。
ふたりとも、俺が沙奈の家にいることと、いつもと違って俺が強気な態度をとっていることに戸惑っている様子だった。
「それだけじゃないぜ。この家に入ったやつはもう俺のもんなんだぜ」
「はあっ!?」
「この家の中に入ると、誰でも俺の言いなりになるしかないってことだ。もちろん、おまえたちだってそうさ」
「なにふざけたこと言ってんのよっ!」
「動くなっ!」
「きゃああああっ!」
「なっ、なによっ!これ!?」
悲鳴を上げると、中西はこっちに片足を踏み出したままの姿勢でピクリとも動けなくなった。
湯浅も金縛りになったみたいにその場に立ち尽くしている。
いけね。俺よりでかい中西が肩を怒らせてこっちに踏み出してきたもんだから、ビビって思わずきつく言っちまった。
あの装置って俺の言い方や念じ方が強いほど効果も強く出るのを忘れてた。
でも、ま、いいか。
このくらいの方が、俺の言うことが間違いないとわかるってもんだ。
「おっ、おいっ、飯田!どっ、どうなってんのよ!?」
「だから言ったろ。おまえたちは俺の言いなりだって。俺が動くなって言ったから動けなくなったに決まってるだろーが」
「ふざけたこと言ってんじゃないわよ!」
「そうだな。おまえに暴れられるとちょっと面倒だから今のうちに言っておくか。おまえらは俺がいいと言うまでここから逃げることはできない。それと、俺にも沙奈にも暴力を一切振るうことはできない」
「な……なに言ってるのよ、飯田くん……」
ふたりはどんなに足掻いても、体を動かすことはできないでいた。
喚き散らしている中西とは対照的に、湯浅の顔は早くも恐怖に引き攣っていた。
「じゃあ、とりあえず、ふたりともこっち来て俺の目の前に立つんだ」
「……うわっ!」
「きゃあっ!体がっ、勝手に!?」
悲鳴を上げながら、中西と湯浅がふらふらと俺の前まで来る。
勝手に足が動くので、バランスをとれなくて上体を大きくぐらつかせているふたりに、俺は次の命令をした。
「ほら、着ているものを全部脱ぐんだ」
「そんなことできるわけっ……きゃあああっ!」
「そんなっ……どうして!?」
ふたりの口からまたもや悲鳴を上がった。
俺の目の前で、中西はTシャツに手をかけてめくり上げ、湯浅は背中に手を回してワンピースのボタンを外していく。
「やだっ!どうして体が言うことを聞かないのよ!?」
「だめえっ!止まってええっ!」
中西と湯浅がいくら喚いても無駄だった。
Tシャツを脱ぎ捨てた中西の手はジーパンをズリ降ろしにかかり、ボタンを外して腰紐を解いた湯浅のワンピースは袖から腕を抜くとファサッと軽い音を立てて床に落ちる。
それでもふたりの手は止まらず、ブラを外すとショーツに指を掛けて足を抜いていく。
「くっ!なんでっ、なんでっ……!」
「こんなこと、したくないのにっ!」
「これでわかっただろ?おまえらは俺の言いなりだってことが」
「そんなっ、どうして!?」
「ふふふっ!それは私が教えてあげる。進吾はね、催眠術が使えるの!」
「催眠術!?」
「そうよ。千夏も舞も、もう進吾の催眠術にかかってるんだから、進吾の言うとおりになるしかないのよ」
「そんなバカなことがあるわけないでしょ!」
「あら、でも、ふたりともそうやって進吾に言われたとおりに裸になってるじゃないの」
「でもっ、それはっ!」
「あなたたちはね、もう進吾の思いのままなのよ」
「沙奈!あんたっ!」
「まあ、沙奈もそのくらいにしとけよ。それはこれからじっくり思い知らせてやればいいだろ」
「うんっ!それもそうね!」
俺がたしなめると、中西とやり合っていた沙奈はおとなしく引き下がった。
改めて、俺は中西と湯浅の体を眺める。
いやが上にも目に飛び込んできたのは湯浅の胸だった。
恭子おばさんほどではないけど、美奈とはいい勝負だろうか……。
とにかく見事なおっぱいだった。
それも、こいつの体が小柄で線も細いだけに、より存在感を感じる。
美奈といい、湯浅といい、体が小さいくせに胸がでかいのは、身長に行くはずの栄養がそこに行ってるからなのか?
それにひき替え……。
「おまえ……ものすごいペチャパイだな……」
中西の胸を見て、思わず心の声が口から出てしまった。
「飯田っ!あんたなに言ってんのよ!」
中西が顔を真っ赤にして喚き散らすけど、裸のままだと全然怖くない。
それにしてもぺたんこな胸だった。
沙奈もどちらかというと貧乳な方だけど、それでも手のひらから少しはみ出すくらいのふくらみはある。
最近は、毎日のように俺に揉まれているせいか、前より大きくなったような気もするし。
それに対して中西のは本当に申し訳程度にふくらんでいるだけだな。
こうやって裸にすると股間に何もないから女だってわかるけど、この身長もあって上半身脱いだだけだったら男でも通りそうなくらいじゃないか。
「……いや、沙奈。見たか、これ?こいつの胸に比べたらおまえなんか十分巨乳だぞ」
「そう?……でも、こんなのと比べられてもねぇ」
「沙奈!なに見てんのよ!おいっ、飯田もっ!ふざけんなよ!」
俺たちにからかわれても、中西は喚くばかりでこっちに手を出すこともできない。
と、その時ノックの音がして、包みを抱えた恭子おばさんと美奈が入ってきた。
「あっ!おばさんっ!」
「助けて下さい!」
恭子おばさんの姿を見て、中西と湯浅が助けを求める。
まあ、こんな状況でただひとりの大人に縋りたい気持ちはわかる。
でも、恭子おばさんはそんなふたりをちらっと見ただけで、すっとスルーすると俺の方に近づいてきた。
「もう始めていたんですか、進吾さん?」
「いや、まだまだこれからだよ」
「……え?」
「進吾さん……って?」
ニヤリと笑みを交わしている俺たちを、中西と湯浅は信じられないといった顔で見つめている。
「へえぇ、この人たちが進吾お兄ちゃんをいじめてたんだ。さすがお姉ちゃんの友達だね、こっちの人なんかすごくガラ悪そうだし、おっぱいも全然ないや」
「ちょっと、美奈!千夏と私を一緒にしないでよね!」
一方で、美奈は妙に感心したように中西の裸を眺めては、いつものように沙奈にいやみを言っている。
「……ちょっとっ、あんたたち……あたしたちをどうするつもりなのよ?」
この異様な状況に、さすがに中西の声も少し震えていた。
「どうするつもりって、女を裸にしてすることなんて決まってるだろ」
「ちょっと……冗談でしょ……?」
湯浅もすっかり怯えた表情を浮かべていたが、逃げることはもちろん、その場にしゃがみ込むことすらできない。
「冗談なもんか。おまえら、今までさんざん俺をバカにしてきやがって。今日は、その償いをしてもらうぜ」
「な、なに言ってんのよ……」
「今日ここで、おまえたちふたりは今まで俺にしてきた罰として俺たちに犯されるんだ」
「なに言ってんのよ!そんなことが許されると思ってんの!?」
「それがな、ここじゃ許されるんだよ。じゃあ、始めるぜ……おまえらは、俺たち4人に体を触られると、すごく気持ちよく感じてしまう。いいな?」
「な、なにをバカなこと言ってんのよ……」
「バカなことかどうかはやってみればすぐわかるさ。……ほら」
「きゃあああああっ!」
俺が、ボリュームのある湯浅のおっぱいを掴むと、絞り出すような悲鳴があがった。
「いやあああっ!やめてっ、ああっ、んはぁああああっ!」
そのままその柔らかい胸を揉みしだいてやると、湯浅はビクッと体を震わせて喘ぐ。
「気持ちいいんだろ?ほら、もう乳首が勃ってきてるじゃねぇか」
「ひやあああっ!やあっ、違うのっ、それはっ、んはぁああああ!」
「それじゃあ、私はこっちにしようかな」
「ふえええええっ!?ああっ、やっ、そこはだめええええっ!」
美奈がしゃがみ込んで湯浅の股間に手を伸ばすと、その体がまた大きく震えた。
「ひうううううっ!あふっ、ああああああっ!」
「うふっ、すっごい気持ちよさそうだね」
「ちがううううっ!気持ちよくなんかないのっ!」
「へえぇ?だって、ここ、もうこんなにおツユが溢れてきてるよ。それなのに気持ちよくないの?」
「ああ、こいつは素直じゃないんだよ、美奈」
「へえ、そうなんだ」
「まあ、口では気持ちよくないって言っていても十分感じてるはずだからたっぷりやってやれ」
「うんっ!」
「やあっ、やめてっ、はうっ、ふぁあああああああああ!」
俺に胸を、美奈にアソコを重点的に弄られて悶えている湯浅の姿は、完全に快感に溺れる女のそれだった。
一方で中西はというと。
「ちょっ!あんた舞になにしてんのよ!」
「ほらほら、千夏、あなたの相手は私よ」
「さっ、沙奈!?」
「……て言っても、こんなぺちゃんこのおっぱいじゃ触る気にもならないわね」
「なっ、なに言ってんのよ!」
「そんなこと言っちゃダメよ、沙奈。おっぱいにはね、快感を感じる神経がいっぱい集まってるの。だから、大きさに関係なく弄ってあげると気持ちよく感じるのよ」
「やっ、なに!?……あうっ、ひぁああああああ!」
背後から恭子おばさんに両胸を掴まれて中西が悲鳴を上げた。
「ねっ、ほら、気持ちいいでしょ?」
「やあっ、そんなっ、おばさん……やめて、やめてくださいっ!あうんっ、んふぅうううううううう!」
「やーね、千夏ったらそんなに喘いじゃって。……じゃあ、私はこっちを」
「……ひっ!?やああああっ、そんなところ、触らないでっ、沙奈!」
「でもね、女の子はここを触られるのが一番感じるのよ」
「だめっ、そんなところに指を入れないでっ!ああっ、ふああああああっ!」
沙奈がその細い指をアソコに忍び込ませ、中西は恭子おばさんに抱きすくめられたまま体を仰け反らせた。
「いやあああああっ!なんでっ?こんなのっ、おかしいのにっ!?んふぅうううううう!」
「いったいっ、どうなってんのよ!?あうっ、あはぁあああああっ!」
「だから言っただろ、おまえたちの体は俺の言いなりだって」
「そっ、そんなことがっ!?はうぅううううん!」
「やだっ、こんなので感じるなんてっ!あうっ、いぁあああああっ!」
俺たち4人がかりで愛撫されて、中西と湯浅は、口では嫌がりながらよがりまくっていた。
もう、膝がガクガクと震えているのに、俺の命令のせいで腰を落とすこともできないでいる。
「すっごーい、もう、溢れてくるおツユでドロドロだよ。うふふっ、ちょっと舐めちゃえ……ぺろ……」
「やあああっ!だめっ、舐めないで!あんっ、はううっ、むふぅううううっ!」
「れるっ……ふふっ、すっごくいやらしい味がするよぉ。ちゅむ、じゅるるる!」
「ひゃっ!ひぃああああああああああああああ!」
「きゃっ!」
ブルブルッと震えて湯浅の体が固まったかと思うと、美奈が悲鳴を上げた。
「やだ、もう、こんなにおツユ噴いちゃって。美奈の顔、ぐしょぐしょになっちゃったじゃない」
「なんだ、湯浅、もうイッたのか?」
「あふぅううううう……いやぁ……わたし……イッてなんか……」
からかう俺に口答えしようとした湯浅の顔はすっかり紅潮して、舌もろくに動いていない。
完全にイッたのが丸わかりだった。
「ほら、舞ったらもうイッちゃったみたいよ。じゃあ、千夏もイッとこうか?」
「なに言ってるのよ、沙奈!……はうううううううっ、だめっ、そんなとこっ、掻き回さないでええええっ!」
「だって、千夏のここ、もうグショグショだよ。それに、ほら、クリもこんなに真っ赤になっちゃって。……えい!」
「ひぐぅ!?いぎぃいいいいいいいいいいいいいっ!」
乱暴にクリトリスを摘ままれて、中西が痛がっているとも感じているともとれる悲鳴を上げて体を仰け反らせた。
「うふふふっ!千夏ったら、なんてみっともないイキ方なの?」
「はううぅ……ひぐううぅ……はうっ!ひっ!や、やめて、沙奈あぁ……」
イッた後もアソコの中をかき混ぜられて、中西がヒクヒクと体を震わせる。
中西も湯浅も、ぐったりとしたまま、それでも相変わらず突っ立ったままだった。
「さてと、ふたりとも一度イッてもう準備完了だな」
「……ふえぇ?」
「準備……て?」
俺の声に鈍い反応を示したふたりの目の前で、俺はズボンを脱ぐとギンギンに勃ったチンポを剥き出しにする。
「きゃあっ!」
「や、やだ……まさかそれを……!?」
中西と湯浅の顔が、恐怖で引き攣る。
「そうだ。まずは湯浅、おまえにこいつをたっぷりとくれてやるよ。それだけ濡れてりゃ、さぞ滑りもいいだろうしな」
「や……やめて……」
「仰向けになって、両手で足を抱えて股を大きく開け、湯浅」
「やっ!……またっ、体が勝手に!?」
恐怖に顔を引き攣らせた湯浅の体が、ゆっくりと動き始める。
床に尻をついて、俺の命令したとおりに湯浅は寝っ転がると、両膝を抱えて股を大きく開いた。
剥き出しになったその裂け目は、赤く充血してヒクヒクと震え、ドクドクと愛液を滴らせていた。
「いい格好だな。まあ、すぐに気持ちよくしてやるよ」
「や、やめて……」
いやいやと首を振る湯浅。
それにはかまうことなく、俺は湯浅のそこにチンポを押し当てると、力を込めて中に押し込んだ。
「ひいっ!いやああああああああああっ!」
「……?なんだ、おまえ、初めてじゃないのか?」
入れた瞬間の、美奈や沙奈のときとは違う感触に、湯浅が処女じゃないことに気がついた。
「なんだよ、誰とやったんだよ?」
「い……いや、言いたくない……」
「言えよ、湯浅」
「……う……サ、サッカー部の……山野…先輩」
「誰?それ?」
「うそっ?進吾ったら山野先輩を知らないの?私たちのひとつ上で、中盤の司令塔やってる人じゃん。うちのサッカー部って強豪だから、わりと有名人なのよ」
「いや、俺、スポーツは全然得意じゃないから」
「それにしても、舞が山野先輩とセックスしたことがあるなんてね、ふうん……」
「や、やめてよ、沙奈……」
相変わらず両手で膝を引っ張って股を大きく広げた姿勢のままで俺のチンポをアソコに入れられて、湯浅はふるふると首を横に振る。
そんな湯浅の姿を、沙奈はニヤニヤと意味深な笑みを浮かべて眺めていた。
「まあ、初めてじゃないならいいじゃねーか。俺がたっぷり気持ちよくしてやるよ」
「いやっ、あうっ!んふうぅううううううん!」
俺のチンポに突かれると、今までのセックスで感じたことがないくらいに気持ちよく感じる。
そう念じて腰を動かすと、ギュッと体を反らせて湯浅は鼻にかかった喘ぎ声をあげた。
「どうだ?気持ちいいだろ?」
「はぅん!はぁあっ!やあっ、そんなことっ!」
「でも、おまえのまんこ、俺のチンポをぐいぐい締めつけてくるぜ!」
「ちっ、ちがうっ、これはっ!あぅっ!んふううううううううう!」
実際、湯浅のそこは突くほどに俺のチンポに食いついてくるみたいだった。
「あうっ、はああああっ!やんっ、あふうううううう!」
「ほらほら、もっと感じろよ!ふん、なんだよ、乳首おっ立てて、こんないやらしい胸しやがって!」
「ひゃあああっ、だめぇっ!おっぱい触んないでええっ!……はうぅっ!?いやぁっ、なんでっ?どうしてこんなっ!?」
「なんだよ?」
「いやっ、そんなはずないのにっ!こんなのっ、うそよっ!……あうんっ、あふぅううううううっ!」
「だから、はっきり言ってみろよ」
「どうして無理矢理こんなことさせられてるのに気持ちいいのっ!あうっ、ふぁあああああああっ!」
「なんだ、やっぱり気持ちいいんじゃないか、この淫乱が!」
「違うっ!私はっ、淫乱じゃないいいいいっ!」
胸を揉まれながらチンポを奥まで突き入れられて、湯浅は狂ったようによがりまくっていた。
「くっ、舞っ!……やめなさいよっ、飯田!」
そんな俺たちの姿を見ていた中西が、いきり立って怒鳴りつてきた。
もちろん、どう足掻いても中西の体は動かないんだけど、俺と中西との間に立ちはだかるように沙奈が割って入る。
「あら?でも舞は気持ちいいって言ってるじゃないの」
「だって、あんなに嫌がってるでしょ!」
「でも、気持ちいいものは気持ちいいのよ。千夏、あなたはセックスしたことあるの?」
「そんなっ……あるわけないでしょ!」
「そう?じゃあ、決めた。あなたのヴァージンは私がもらうわ」
「な、なに言ってるのよ、沙奈……」
驚いている中西の前で、沙奈は服を脱いで裸になった。
そして、恭子おばさんが持っていた紙包みから取り出したのは、黒光りする棒が両側に突き出たベルト。
双頭ディルドーだった。
「……や、なによ、それ?何をするつもりなの?」
「こうするのよ……はっ、んんんっ!」
沙奈は、自分のアソコにディルドーを突き入れるとベルトを留めて、そそり立ったもう一方を誇示するように腰を突き出した。
「これで、あなたの初めてをいただくわよ、千夏」
「いや、やめてっ!沙奈……お願い!」
怯えた声を上げる中西の願いなんか無視するように、沙奈はその股間に黒い棒を押し当てると、場所を調節しながら奥へとねじ込んでいく。
さっきの愛撫で濡れたアソコの中に、ディルドーがゆっくりと入っていく。
と、中西の顔が痛みに歪み、大きな悲鳴があがった。
「いやあああああっ、やめてええっ!……ぐっ、つううううっ!痛いっ、痛いよおっ、沙奈ッ!」
「んっくぅうううううう!……それは、初めてのときは誰だって痛いわよ。……あんっ!んんっ、千夏の中、きつきつだからこっちに押し返してきてっ、ああっ、私っ、すごく気持ちいいわよっ!」
「やあああああっ!だめっ、痛いっ、動かさないでっ!くうっ、つううううううっ!」
痛みに喚く中西の泣き顔を間近に眺め、サディスティックな笑みを浮かべながら、沙奈はゆっくり腰を動かしてディルドーを出し入れしていく。
「痛くはないだろう、中西。おまえはそいつを入れられると気持ちよく感じるんだからな」
「そっ、そんなわけが……!……ええっ?やっ、なにこれ!?あぅんっ、いやああああっ!?」
俺の言葉を受けて、中西の顔に動揺が浮かぶ。
「どうしたの、千夏?」
「こ、こんなはずが!あうっ、やっ、そんなっ、気持ちいいなんてっ!?あふぅううううんんっ!」
沙奈に犯されながら、さっきまで痛みに泣き喚いていた叫び声の感じがはっきりと変わっていた。
「あら、もう気持ちよくなっちゃったの?つまらないわね。でも、その顔もいいわよ、千夏」
「いやああっ、だめっ、こんなの変だよっ、沙奈!あぅうううん、あんっ、やぁあああっ!」
「だめって言うんだからいいんじゃない。私としてはもっと泣き叫んで欲しいくらいよ。……あっ、でもっ、そんなにきつく締めると、こっちまで響くわ!あんっ、そうっ、それっ、いいじゃない!」
沙奈は、腰をぐいっと突き上げてはうっとりとした表情を浮かべている。
動けない中西の体に、自分から角度を変えてディルドーを突き入れては快感を得ようとしてしているその姿は、まさに犯している、といった感じだった。
その顔に浮かべる表情もどこか悪魔的な妖しさがあって、普段は見せない顔だ。
それだけ中西のことが腹に据えかねてたってことか?
ていうか、隠れサドじゃないのか、こいつ?
「どうしたのよ?千夏も気持ちいいんでしょ?んっ、はうううううっ!この角度っ、中で擦れてっ、イイのっ!」
「んふうううううっ!やあっ、やめてっ、沙奈っ!そんなっ、無理矢理!んくうううううっ!」
「どうして?こんな気持ちいいことをやめられるわけがないじゃないの。あなたを犯して、私も気持ちよくなれるんだから。じゃあ、激しくするわよ。んっ、はんっ、ああっ、はうんっ!やだっ、これすごいっ、腰っ、止まんなくなっちゃう!ああんっ、んっ、もっと、もっと行くわよ!」
「ひぁあっ、はうっ、んっ、うんっ!やめっ、やめてっ、沙奈っ!あああっ、あうっ!」
「もう、本当に素直じゃないのね。でも、そうやって嫌がっているところを無理矢理やるのもいいのよ!んんっ、あっ、ああっ、あんっ!」
沙奈が腰の動きを早くしていき、中西の体がガクガクと揺れる。
と、その時。
「……ねえ、進吾さん、そろそろ私たちも中に入っていいかしら?」
おずおずと話しかけてきた恭子おばさんは、もう服をすっかり脱いで双頭ディルドーを身につけていた。
「ああ、いいよ」
「ねえっ、進吾お兄ちゃん!私もいいでしょ!?」
同じく裸になってディルドーを装着した美奈も入ってくる。
「しょうがないな……よっと!」
「ひゃあぅううん!」
「やった!私はこっちのお姉ちゃんをもらい!」
寝かせていた湯浅の体を抱え上げると、美奈はその背後に回り込む。
同じように、立ったままで沙奈に犯されている中西の後ろに恭子おばさんが回った。
「じゃあいい?行くわよ」
「あぐぅっ!?ひぁああっ!?そっ、そこはっ?」
「よいしょっと、私はこっちの穴に入れるね」
「ひぎぃっ?いやっ、いやぁああああっ!」
後ろの穴に無理矢理ディルドーを挿し込まれて、ふたりの顔が苦痛に歪んだ。
「うわぁ、きっつきつだぁ。……あんっ!本当にきついからっ、こっちの奥まで入ってくるよおぉ」
「いぎぃいいい!だめっ、そっちは違うのおおおぉ!」
「いやぁあああああっ!だめっ、お尻!気持ち悪いぃいいいい!」
「大丈夫よ、最初は気持ち悪くてもすぐに良くなるわ」
「まったく、千夏ったらなに言ってんのよ。お尻の穴に入れられて気持ち悪いなんて。あんなに気持ちのいいことなんかないのに」
「沙奈っ!あんたこそなに言ってんのよ!?ひぐぅうううっ!やっ、いやぁあああっ!」
「もう、お姉ちゃんったら本当にお尻の穴に入れられるのが大好きなんだから。……んっ、ふぁああんっ!やっ、でもっ、入れるのもいいよぉ!」
「やめてっ、やめてぇええええっ!」
中西も湯浅も、引き攣った表情で悶えている。
まあ、この状況でいきなり尻の穴に入れられて気持ちいいわけがないよな。
だったら……。
おまえらは、尻の穴を突かれてもアソコと同じくらい気持ちよく感じる。
中西と湯浅に向かってそう念じると、湯浅のアソコが俺のチンポをギュッと締めつけてきた。
「ひっ?な、なに……これ……?ふぁっ!?ひぁああああああん!?」
「う、うそだよね……こんなこと……ああっ、ふぁああああああっ!」
尻の穴を突かれて、ふたりは戸惑いと驚きを隠せないでいた。
「なんだ?尻の穴に入れられて気持ちいいのか?」
「そ……そんなはずが……。あんっ、んふぅうううん!」
「なんだ?体の方が正直じゃないか。美奈に尻を突かれるたびに、俺のチンポをぎゅうぎゅう締めつけてくるぜ」
「そんなのっ!あんっ、あっ、やあっ!?んふぅううううううっ!」
「うふふっ!なんか向こうに当たってる感じがする。これってもしかして進吾お兄ちゃんのおちんちん?」
「はうううっ、ぁぅっ、あっ、ふぁあああっ!」
俺と美奈に前後から突かれて、湯浅は体をよじって喘ぎまくる。
「あんっ、なっ、なんでよっ!?なんでこんなにっ!?」
「気持ちいいの、って?もう、千夏っていやらしいんだね。アソコのヴァージンもお尻のヴァージンも失くしてすぐに気持ちよくなっちゃうんだ」
「そんなああぁっ!こんなのっ、おかしいのにっ!あんっ、あぅううん!」
「なにがおかしいのよ。単に千夏がやらしい体してるだけじゃない。こんなにおっぱいはぺちゃんこなのにね」
「沙奈、そういうことを言ったらダメよ。さあ、中西さんももっと気持ちよくなっていいのよ」
「いやああああっ!だめぇっ、もうこれ以上気持ちよくなんかなりたくないのおおおおっ!ああっ、はぅうううん!」
前から沙奈に激しく、後ろから恭子おばさんに優しく責められて、中西も髪をバサバサと振って悶えていた。
「どうだっ、湯浅?先輩とやったときと比べてどっちが気持ちいいんだ?」
「いやああぁっ!そんなのっ、言えない!んはぁあああああっ!」
「ほらっ、言えよ!どっちが気持ちいいんだよ!?」
「……こっ、こっち!でもっ、いやぁあああっ!こんなに嫌なのにっ、どうして気持ちいいのぉおおおおおっ!?」
「そりゃあ、おまえがいやらしくて、無理矢理やられるのが好きな変態だからじゃないか?」
「違ううううっ!私は変態なんかじゃ!ああっ、ふぁあああああっ!」
「へぇ、お姉ちゃんの友達って、変態ばっかりなんだ。まあ、お姉ちゃんも変態だしね。でも、本当に気持ちよさそう」
「ちょっと、美奈!変なこと言わないでよ!千夏と舞は変態だけど私は違うからね!」
「なに言ってんの?そんな気持ちよさそうに友達を犯してて」
「しかたないでしょ、気持ちいいんだから。んっ、やあっ、急に押し返してきてっ、感じてるのね、千夏!」
「んふぅううううっ、ふあああっ!やめてっ、もうやめてっ、沙奈!もうっ、気持ちよくさせないで!」
「やっぱり変態だよ、お姉ちゃんは」
「美奈も沙奈も喧嘩はそれくらいにしておきなさい。……はんっ!中西さんっ、いいわよっ、あなたのお尻!うんんっ!」
思い思いに中西と湯浅を犯しながら、沙奈も美奈も恭子おばさんもどんどん高ぶっていっていた。
そして、俺もそろそろ限界が近づいていた。
なにしろ、美奈が後ろから突くたびに湯浅のアソコが俺のチンポを締めつけるんだからたまったもんじゃない。
「くっ、湯浅!おまえの中っ、気持ちよすぎるぜ!これは、そろそろ出ちまうかもな」
「でるっ!?やっ、だめっ、それはだめええええっ!」
「でも、もう我慢できないぜ。しかたねぇな、サービスだ!全員イケっ!イキまくれっ!」
「ふぇえええええっ!?進吾!?あんっ!?ふぁあああああああああっ!」
「ああっ、すごいわ進吾さん!私っ、イッくぅううううううううううううう!」
「来ちゃうっ!すごいの来ちゃうよ!ふぁああんっ!私もイクイクイクぅううううううう!」
「ひぎぃいいいいい!?やああっ、激しいっ!だめっ、もうっ、わけわかなんなくなるっ!ふぁあああっ、あっ、だめっ、沙奈ぁああああああああっ!」
「よしっ、出すぞっ、湯浅!」
「ダメダメダメ!だめっ……ああっ!?出てるっ!熱いのが出てるっ!だめっ、こんなのだめっ!んふぅうううううっ、ああっ、おかしくなるうううううっ!」
俺の号令で、全員が一斉にイッた。
沙奈と恭子おばさんは中西を挟み込むように抱きしめて、3人とも立ったままで体をヒクヒクと痙攣させている。
中に出された湯浅は、震える体を弓なりに反らせて俺の精液を受け止めていた。
そこに背後からしがみつく体勢で、美奈も腰を突き出して体を仰け反らしている。
「んふううぅ……ふあぁ……すごい……」
「本当……すごかったわ……」
「うん……美奈もすごく気持ちいい」
トロンと蕩けた表情で、沙奈たちは絶頂の余韻に浸っている。
一方で、中西と湯浅は半ば茫然として、ボロボロと涙をこぼしていた。
「ひぐっ……こんなっ……こんなのって……」
「うそ……うそよ……。中に出されて……イクなんて……それも、飯田くんのなんかで……」
「おまえら、まだまだこんなもんじゃないぞ」
「……そんなっ!」
「これ以上、なにをするつもりなのよ!?」
「まだまだおまえらの償いは終わっちゃいないってことだよ」
そう言いながら立ち上がる俺を、ふたりは怯えた表情で見上げることしかできないでいた。
* * *
そして、今度はポジションを入れ替えて中西の前から俺が、後ろから沙奈が尻の穴を、そして湯浅は前から美奈が、後ろから恭子おばさんが犯していた。
「あうっ、ああんっ、やっ、もうっ、こんなのいやああああっ!」
「どう?千夏も少しはお尻の穴で気持ちよくなるのにも慣れた?はんんんっ!やあっ、そんなにお尻締めてこっち押し込んでこないでっ!はうんっ、もうっ、私の方が感じちゃうじゃないの!」
「やめてっ、もうやめてよぉ、沙奈ぁ……」
「どう?気持ちいい?」
「いやぁ……もう、これ以上気持ちよくさせないで……はんんっ!」
「なんで?気持ちいいと楽しいじゃない!こうっ……奥まで入れると、私も……ふぁああああんっ!ああっ、気持ちいいっ!」
「美奈、もう少し優しくしてあげなさい。こう、んっ、んんんっ!どうっ、かしらっ!?」
「ひゃふぅうううぅ……らめぇ……もう、気持ちいいの、らめえぇ……んんっ、はうっ……」
もう、何度もイカされ続けて、中西も湯浅もかなりグロッキーになっていた。
じゃあ、そろそろ俺もフィニッシュといくか……。
「よし、じゃあ今度はおまえの中に出してやる、中西」
「ふぁあああ!?だめっ、中はだめぇ……」
「いいじゃないか。中に出されたら、おまえは今日一番の絶頂を感じることができる」
「いやっ、なにそれっ?だめっ、だめよ!」
「なによ、せっかく進吾がイカせてくれるって言うんだからありがたくイカせてもらいなさいよ」
「なに言ってるのよ、沙奈!」
「本当は、私はこの程度じゃ足りないんだからね!」
「ちょっと、沙奈……」
「あなたたちがいつも進吾にしてきたことを考えたらこのくらい当然でしょ。ほら、もっとよがりなさいよ」
「沙奈……あうっ、んくうううううううっ!」
「と、そういうことだ。……ほら、湯浅も、次からおまえはアソコと尻を突かれるとさらに快感が倍増するぞ」
「……そんな……うそでしょ」
「まだわからないのか?おまえたちは俺の思い通りだってことが。じゃあ、恭子、美奈、そいつを盛大にイカせてやれ」
「わかりました」
「うん!」
俺の命令に頷くと、恭子おばさんと美奈が前後から湯浅を責める動きを激しくしていく。
同時に、俺と沙奈も前後から激しく中西を責め立てた。
「ふひぃいいいいいいっ!はうっ、らめっ、これっ、はげひいっ、やあっ、もうらめええっ!」
「いやぁあああああっ!やめれぇっ、沙奈っ、おねひゃい!はううううっ!」
狂ったように悶えるふたりの呂律が、どんどん怪しくなっていく。
「やめれえええええっ!きもひよしゅぎひぇっ、もうっ、わらひっ、へんになりゅうううっ!ひあああっ、イグッ!わらしっ、もうイグぅうううううううううう!」
まず、湯浅が体を派手に痙攣させて絶頂した。
続けて、俺もさらにペースを上げると射精感を一気に高める
「よしっ、じゃあ俺も出すぞ!イケ、中西!」
「らめらめらめええええっ!んっ、んんんっ!ひゃあああああああっ!でてりゅっ、なかにっ、でてりゅうううううううっ!こんなのっ、うひゃぁあああああああああああっ!」
俺が中で射精するのと同時に、中西も絶叫しながら全身を小刻みに震わせて絶頂した。
「ひうううう……わらし……イッでるううううぅ……んふううう……ん……」
「ひぁあああぁ……なかで……どぴゅっれ……はああああぁ……」
しばらく体をひくつかせた後で、ふたりはそのまま白目を剥いて気を失ったのだった。
* * *
中西と湯浅の目が覚めたのは、それから1時間ほどしてからだった。
「よお、気分はどうだ?」
「……っ!最悪に決まってるじゃない」
「飯田くん!あなた、こんなことして許されると思ってるの!?」
体を起こすなり、ふたりは怒りと怯えの入り交じった目で睨みつけてきた。
「言ったはずだぜ?ここでは何をしても許されるって」
「バカなことを言わないで!あなたたちがやったことが知れたら!」
「それはないな」
「なんでよ!」
ムキになっているふたりを指さすと、俺は強い口調で言った。
「おまえらふたりは、今日ここでされたことを他の誰にも知らせることはできない。絶対にな」
「なっ!?」
「誰かに教えたり、伝えたりすることは絶対にできない。だいいち、俺たちのことを誰かに話したり伝えたりすることもできない」
「そんなっ!」
「それと、おまえたちは俺たちに危害を加えることはできない。それと最後に、おまえたちは俺と沙奈の命令にには絶対に従わなければいけない」
「そんなバカことがっ!」
「あるって言えるのか?結局、今日おまえたちは俺の言いなりだったじゃないか」
「でもっ!」
「俺の言葉は絶対だ。おまえたちふたりは俺がさっき言ったことを守ることになるさ、必ずな」
「そんなことあるはずない!あたしはあんたたちを許さないから!」
怒りに燃える目で、中西が叫んだ。
だが、結局は全て俺の言ったとおりになったのだった。
* * *
夏休みも終わり、学校がまた始まった。
そして、10月になっても俺たちには別になにも起きなかった。
それどころか……。
「……っ!ぁぅっ、ぐっ!」
「ぃぁぁっ!はぅっ、んんんっ!」
放課後、人の気配の消えた体育倉庫で、声を殺して喘いでいる中西と湯浅。
「ほら、だめよ、大きな声を出しちゃ」
「……んっ!ぐぅぅっ!」
「……ぁっ!んぅぅっ!」
沙奈が命令したとおりに、ふたりは大声を出すことができない。
ろくに声も出さずに身をよじっているふたりの下半身は剥き出しにされ、中西のアソコには、沙奈が装着している黒光りするディルドーが、そして湯浅のアソコには俺の肉棒が突き刺さっていた。
いくら近くに人がいないとはいえ、さすがに大声を出されたらヤバい。
でも、こいつらにはそれができない。
「んんっ、んぐぅぅっ!」
「はぅっ!ぁぅぅぅっ!」
「やんっ、そんなに動くとっ、ああんっ!」
「バカ、おまえが声出してどうするんだよ」
「ごめんごめん、つい気持ちよくて」
「まったく、気をつけろよな。……ところで、今日はバスケ部の練習は?」
「うん、今日は休み……んっ!」
バレー部の練習が休みの日に、こうして中西と湯浅を人のいない場所に連れ出して犯すのが俺と沙奈の密かな楽しみだった。
もっとも、沙奈はバスケ部も掛け持ちしてるからそう頻繁にできることじゃなかったが。
「それにしても、俺たちを許さないって言ってたよな、じゃあ、なんでおまえらは今こんなことをされてるんだ?結局、俺たちにはなにも起こってないし、おまえたちは俺たちの言いなりじゃないか」
「ぐむむむっ!ぁぅっ!」
「ふんんんっ!んぐぅぅぅっ!」
中西と湯浅が反抗的な視線で睨みつけてくるが、俺たちが突き上げるとたちまち声にならない悲鳴を上げる。
「なんだよ、その態度は。おまえらだってこうしてると気持ちいいんだろ」
「そうよね、私も気持ちいいしね!んっ、んんんっ!」
「だから、静かにしろって」
「ひぃっ、ぃぐぅっ!」
「ぁくっ、ぅぁぁぁっ!」
俺たちは、腰を揺すって何度も何度も中西と湯浅を突き上げる。
そのたびに、薄暗い体育倉庫の中にくぐもった喘ぎ声が響き続けていた。
< 続く >