第22話 放伐
「んっ、ちゅっ、んん、蓮ちゃん、おはよ」
今朝は綾子さんのディープキスで目が覚めた。
最近、花純さんが乱入してくるパターンが多かったので新鮮だった。
「もう、あいかわらず可愛い顔して寝てるんだから」
ぬちゅ。
濡れた唇が僕を飲み込みそうな勢いで吸い付いてくる。とろりとした甘い息が流れ込んできて、朝っぱらから猛烈にオチンチンが固くなっていく。
「ママ」
「あんっ、蓮ちゃんったら」
布団から手を出して綾子さんの胸を持ち上げる。
ずしりとした柔らかい重量が指の間からはみ出る。
「もう、エッチなんだから。ちゅく」
「んっ……」
耳たぶを甘噛みされて、吐息を吹きかけられる。
思わず声が出てしまった。
「朝からお元気さんなのね」
「あっ、ママっ」
パジャマの中に手が入ってくる。
僕のオチンチンを捕まえて、そのままベッドに上がって僕の上に跨がる。
「はむ、んんっ」
ディープキスと手の愛撫。綾子さんの匂いがますます僕を昂ぶらせる。
「ねえ、しゃぶっていい?」
僕と舌をチロチロ絡ませながら、綾子さんはうっとりと目を細める。
「蓮ちゃんのオチンチン、しゃぶらせて?」
蕩けるようなお誘いの言葉。
もちろん異議なんてあるはずないけど。
「でも、そろそろ花純とかが」
「大丈夫よ。札、出しておいたから。だから、ねえいいでしょ?」
プライベートバリア(PB)のプレートが僕の部屋にかかっているとき、どんな物音や声が聞こえても気にしてはいけない。邪魔してもいけない。
綾子さんはちゃんとルールを把握してくれていた。
「しゃぶって、ママ」
「うん! ありがと、蓮ちゃん」
子供みたいに嬉しそうな笑顔を浮かべて、綾子さんは僕の股間に潜っていく。
にゅるり。
履き馴染んだジーンズに足を通すの同じくらい、ぴったりとフィットする綾子さんの唇。
全身に彼女の体温が広がっていく。
「んっ、んぶっ、んんっ、んっ」
ちゅっ、ちゅっとバキューム音を響かせながら、綾子さんの頭が前後する。
美人で有名な義母に朝イチで絞ってもらえるなんて、僕のオチンチンは果報者だ。
綾子さんの髪を撫でる。ふわふわして撫でると気持ちいい。ほっぺたの中にある自分のペニスの感触にも触れて、今、彼女に愛してもらっていることの幸せを実感する。
「ちゅぶっ、んんっ、んぶっ、んっ、こくっ、んんっ」
徐々に速度を上げていくフェラチオの快感。
このまま綾子さんに飲んでもらうのもいいかもしれない。
でも、その前に彼女の許可が欲しいと思っていたこともある。
「綾子さん、顔を上げて」
「ん?」
「オチンチンから顔を離して、僕の顔とオチンチンを見て」
「ふふっ、どうしたのよ? これでいい?」
オチンチンを口から出し、それをシコシコこすりながら綾子さんは顔を下げる。
僕の顔とオチンチン。手コキを続けながら、綾子さんは小首を傾げる。
「そのまま、僕の話を聞いて」
「うん、いいわよ」
僕のオチンチンを見ながら答えたことは、綾子さんにとって真実になる。
一呼吸を置いて、僕は昨夜から考えていたことを口にする。
「ママは、僕のものだ」
「……え? やだ、どうしたのよ、いきなり」
綾子さんは少し狼狽え、頬を赤くした。
でも僕は真剣だった。
「言って。ママは僕のものだって」
「ちょっと待ってよ。急にそんなこと言われても……」
「お願い、ママ。言ってくれるだけでいいんだ」
綾子さんは、困った子ねって感じで優しく笑う。
心臓がドキドキ跳ねてる。罪悪感と期待ではち切れそうだった。
綾子さんを僕だけのものにする。その覚悟と責任をちゃんと僕は持ち合わせているだろうか。
父さんを裏切らせ、その優しさを独占し、セックスを支配する準備は出来ているんだろうか。
正直言うと迷ってる。
でも、綾子さんは僕を求めてくれた。僕たちはもうとっくに愛し合っている。
準備とか覚悟とかゴチャゴチャ言う前に、僕は男にならないといけないんだ。
「言って」
僕の真剣なお願いに、綾子さんは少し驚いたように目を開き、そしてまた微笑みを浮かべてくれる。
オチンチンと僕の顔をその瞳に映し、ぽってりとした唇を舐めて、僕の言葉をゆっくりと反芻する。
「ふふっ、しょうがないわねえ……いいわ。ママは、蓮ちゃんのものよ」
言ってから、まぶたが緩んで落ちていく。
とろりと溶けた視線で、綾子さんはもう一度「ママは蓮ちゃんのもの」と唇の動きだけ繰り返す。
自ら口にしたことが、意識の中に潜り込んでいく。やがてそれは自縛の言葉となり、無意識から彼女を支配する。
「ママは蓮ちゃんのもの……」
ゆっくりと細い指が、僕の存在を確かめるようにペニスに絡みつく。
瞳に徐々に光が戻ってくる。
「ママは、蓮ちゃんのもの……」
しゅっしゅっ。
頬は興奮の色の染まっていき、爛々とした目が僕のオチンチンと顔を情熱的に見つめる。
絡みついた指は、大事なものに触れるように優しく、そしていやらしかった。
「もう一つ、言って」
「ええ、何でも言って」
「もう父さんには抱かれない。僕以外の男には抱かれないって」
「……私は、あなたのお父さんの妻なのよ?」
「うん、知ってる」
「それでも、私にそう誓わせたいのね? 蓮ちゃんはママを独占したいのね?」
「うん」
とくん、と綾子さんの胸が鳴る。僕の太ももに乗せられた彼女の豊満な胸は、とくとくと鼓動を速めていく。
「私はもうお父さんには抱かれないわ。蓮ちゃん以外の男とは寝ない。あなただけのものよ」
奪った。
僕はとうとう綾子さんを父さんから奪った。
父さんと対立する最後の一線を、僕はこの瞬間踏み越えたんだ。
「はぁぁぁ……」
彼女の瞳が僕の顔とオチンチンだけを映し、潤んでいく。
これからは、自分を愛するたった一つのモノ。自分を独占する男の前でオンナでいられる幸せ。
綾子さんは蕩けた笑顔を浮かべる。彼女の美しい顔が、オンナの悦びに溶けていく。
僕のペニスは、はち切れそうなほど硬直していた。
「綾子」
「はい、蓮さん!」
慌ただしく彼女はスカートの中に手をやり、下着を下ろす。
そして僕の上に跨がり、すでに濡れているアソコを開いて見せる。
「いいのよね、ね? 蓮さんのこれ、貰ってもいいのよね?」
スカートを握りしめる手が震えている。
余裕のない表情で、綾子さんは僕にすがるような視線を向ける。
でも、まだ。
僕はもっとあなたを奪いたい。
「じゃあ、誓ってください。あなたは一生僕のオンナだ。オチンチンを見ながら言って」
「綾子は一生、蓮さんのオンナです……あぁ、アソコが疼く。胸が切ないの。お願いっ。入れさせて! ママのオマンコに、蓮さんのオチンチンちょうだい!」
「誓って。何があっても僕を裏切らない。ずっと僕の家族で、恋人で、母親で、オンナだ」
「裏切れるはずないじゃない、私はもうあなたのものなのよ! 蓮さんの家族です、恋人です、母親です、オンナです、オマンコです! 切ないの、ねえ、膝が震えてつらいの、ねえ!」
「花純も僕にください」
「え?」
「綾子の娘も、僕のものにする。母親として許可してください」
「そ、そんな、あの子はまだ10才なのよ……母親の私だけじゃなく、あの子まで蓮さんは……ッ」
「誓って。口に出して約束してください。じゃないと僕たちは結ばれない。もうセックスしてあげない」
「……蓮さんは、花純が目当てだったの?」
「違いますよ。綾子さんと花純さんも、睦都美さんも優惟姉さんが僕の目当てだ。うちの家族はみんな僕のものになるんだ。さあ、誓って」
「そんな……何を言ってるの、あなた……」
「誓ってよ、綾子さん!」
びくりと肩をすくませて、綾子さんは僕の顔を凝視する。
怯えた顔なんて彼女には似合わない。いつもニコニコして、色っぽく微笑むのが綾子さんだ。
「誓ってよ。僕は絶対にみんなを不幸になんてしない。綾子さんはみんなのお母さんだ。家族の中心だ。団らんだ。僕は、僕は……みんなが幸せな家族が見たい。作ってみせるから」
泣きたくなんてないのに、目が潤んできた。
僕は目の前でアソコを見せてオチンチンの上にいる彼女に欲情している。思いきり甘えたいと思っている。優しく僕を育てて欲しいと思っている。
母親として、僕の全てを包み込んで欲しいんだ。僕の我が侭も性欲も夢も全部だ。そういう女性を我が家の母親にしたいんだ。
だから、全部を僕にください。あなたの夫を裏切って、娘を僕に差し出してください。
僕は絶対に誰も不幸にしないから。
綾子さんは、もう二度とあんな寂しそうに微笑まなくていいんだから。
「蓮ちゃん……」
綾子さんのアソコから、液体が落ちて僕のオチンチンに跳ねる。
ゆっくりと息を吐き、綾子さんは薄く微笑んだ。
「花純を、蓮さんにあげる」
僕のオチンチンを見下ろす瞳が、ぐるりと色を混ぜるように一瞬ぶれて、そして確かな光を宿す。
「花純も、睦都美さんも、優惟さんも全部蓮さんのものよ。私の家族はあなたのもの。私に出来ることは何でも言ってください。これからは、あなたを家長として支えていきます」
「綾子さん……」
自分の言葉に酔いしれるように、綾子さんは焦点のぼけた瞳で微笑む。僕のオチンチンに光彩を溶かされ、そして自らの言葉を呪縛にして脳に植え込み、どんどんとアソコを濡らして腰を揺らす。
「私の心も体もあなたのものです。綾子はもうあなただけのオンナ。私の娘を捧げます。家政婦さんも義理の娘も、あなたの望むとおりにしてください。私は……はあ……あなたの母親になるために生まれてきたのね……あなたの望むものを全て叶えてあげたいって、そのためなら何でもしてあげたいって、ここまで思えるほど愛せる人はあなたが初めてよ……蓮さん。次はなんて誓えばいいですか? 何でも言ってください。私の夫を殺しましょうか? できます。あなたが望むなら」
ぽろりと涙を落とし、綾子さんは微笑んだ。
彼女はもう僕のものだ。
綾子。
もう僕のものだ。
「腰を落として。セックスしよう」
「はい!」
ずぶりと一気に綾子の腰が降りてくる。
彼女の豊満な腰と僕の細い腰がぶつかり、余すことのない一体感に包まれる。
「あぁぁぁぁッ!」
綾子は喉を反らせて大きな声を出した。
挿入だけで絶頂してしまったらしい。くたんと上半身から力が抜けて、ふぅふぅと荒い息を吐く。
「イッた?」
僕が聞くと、乱れた髪の隙間から濡れた瞳を上げ、コクンと綾子は頷いた。
「もう終わりにする?」
ふるふると首を振り、唇を噛みしめる。
「もっと欲しいです」
切ない表情をする彼女に、僕は「じゃあ動いて」と注文する。
「はい……ッ」
腰が上に引き上げられる。ぞぞっとペニスを擦り上げる感触に僕も唇を噛む。
「あぁッ!」
そして落ちてくる腰。自分でも力加減が出来ないらしく、ドスンと奥まで僕の飲み込んだ衝撃に、綾子さんはまた体を震わせて軽いエクスタシーに達した。
「もっとだよ。もっと動いて、綾子」
「あぁ、はいっ、はい、蓮さん……ッ!」
唇を噛みしめ、膝を立て、僕の胸に両手をついて浅い位置で腰を往復させる。
必死にセックスを続ける綾子のブラウスのボタンを僕は外していく。大きな胸を包み込むブラジャー。それも上にたくし上げる。
他の男には死んでも渡したくないなって思える美しい巨乳が、自らの動きで激しく弾んでいた。
「綾子、おっぱい揉んでいい?」
「ど、どうぞっ。あなたのおっぱいです、どうぞっ」
ギュウ、と強めに握りしめる。
「あぁぁっ!?」
と、綾子はだらしなく舌を伸ばし、ふんばりを失った腰がまたドスンと落ちてきた。
「いぁぁぁッ!」
ブルブルと膣が震えて潮が飛び散る。
僕のペニスに伝わる快感もとても強くて、思わず出そうになってしまうのを堪える。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
ぽたりと彼女の口からヨダレが落ちる。
汗ばんだおっぱいが、力をこめるとぐにゅりと形を変えた。
「あぁ……ッ」
快楽と息苦しさの混じったような吐息を綾子が吐く。
僕はゆっくりでいいと彼女の胸を撫でながら言う。
「ごめんなさい、蓮さん……私、すごく感じてしまって……」
緩やかに腰が前後する。
それに合わせて揺れるおっぱいに手を這わせ、僕はその極上の感触をゆっくりと堪能する。
「気持ちいい……蓮さんのセックス、すごく気持ちいい……世界一です……」
夢見心地の綾子の言葉に、僕も酔いしれる。
何もかもを僕に差し出してくれる女性とセックスするのが、これほどまでの安心感と気持ちよさを与えてくれるなんて。
これが母親とのセックスだ。
家族同士のセックスなんだ。
「綾子、見て」
「はい……」
僕は手のひらを綾子のお腹にあてて、優しく撫でる。
「覚えている? 僕のオチンチンは綾子の中で自在に形を変える。どんな風にでも君を愛してあげることが出来るんだ」
「あぁ……はい、もちろん覚えています……」
初めて僕らがセックスした日、やりすぎてお互いの性器をヒリヒリさせながら僕の考えた催眠ルール。
彼女のオマンコの中で、彼女の想像力を借りて僕のオチンチンは変化する。どんなあり得ないセックスも僕たちの間では可能だ。あらゆるルールをも作り出すことのできる催眠術に制限なんてない。
「僕のオチンチンが2本に分かれて広がっていく」
「あっ!?」
お腹にあてた手のひらを、中指と薬指から割っていく。
綾子さんはオマンコの中で分かれて広がるペニスを想像し、ビクンと体を震わせた。
「そして、ぐるぐると回転している。まるでミキサーだ。綾子の膣をかき混ぜ、泡立てている」
「やっ!? そんな、うそ! だ、ダメぇ!」
ぐるぐる、綾子さんの腰も回転を始める。
自分の中で回っている僕の2本のペニスに巻き込まれるように。
「ぐるぐる回ってる。綾子のオマンコがぐちゃぐちゃに混ぜられている」
「あぁぁぁっ! ダメ、ダメ、それ、気持ちよすぎるぅ! 止めて、止めてぇ!」
回転する綾子の膣の感触に、僕もぞくぞくと痺れが走る。
オチンチンが前後左右に揺さぶられて、膣壁にごりごりと擦られた。
歯を食いしばり快感を堪える。にやけてしまうくらい、綾子の体は気持ちよかった。
「綾子、逆回転だ」
「あぁぁぁぁッ!」
逆方向に捻られ、綾子は悲鳴を上げながら腰の回転を変えた。
強い刺激に射精を誘われる。でも、まだまだ我慢する。もっともっと彼女のセックスを味わい尽くしたい。
「もう1本、ペニスが生える。真ん中に太くて大きいのが1本。綾子の膣を突き上げに迫ってくる」
「あぁ、もう、待って、お願い、これ以上愛されたら、私、狂います、狂っちゃうの……ッ」
「どすん。綾子の膣奥を突き上げる。大きくて固い一撃。どす、どす、ピストンのように綾子の体ごと突き上げる」
「あぁぁぁぁッ! ダメ、ダメぇ!」
ビクン、と綾子の腰が上に跳ねる。
それは持ち上げるというよりも、本当に中から突き上げられたみたいな反応だった。
「ダメ、ダメっ」
どん、どんと腰が大きく跳ねる。
彼女の中では僕の巨大なペニスがピストンになって突き上げ、2本の枝がぐるぐると回転してかき混ぜている。
それを実際のものとして体感している彼女の快感がどれだけのものか僕には想像し難いが、激しく乱れながら腰をバウンドさせる姿はとてもいやらしく、狂っていた。
「あぁぁっ、あぁっ、あぁっ、死ぬっ、死んじゃいます!」
じゅぶじゅぶとスケベな音をさせる僕らの結合部。
朝イチのセックスだなんて信じられない濃厚な交わり。
僕は綾子のお腹を撫でる。
「綾子、中に出すよ」
「えっ、でも……あん、に、妊娠しちゃ……」
「膣内に出す。僕の精子を受精するんだ。ママが次に産む子供は父さんの子じゃなくて、僕の子だよ。息子の子供を産んでよ、ママ」
「だ、ダメよ、あぁ、そんなの、バレたら、んっ、大変なことになるのよっ」
「綾子」
「んんんんああっ!?」
腰を突き上げる。
膣内でぐるぐると回転する僕のペニスに、さらに大きな運動を加えて刺激する。
「いいよね? 綾子は僕のオンナなんだから、妊娠させてもかまわないよね?」
「ひぃぃっ! あぁっ、あぐっ、つ、強い、強すぎます、あぁっ、待っ、待って、あぁぁんっ!」
「妊娠させるよ、ホラ。出していいでしょ? 綾子のお腹に僕の精子をたっぷり出していいよね? 綾子の子宮も欲しいって言ってる。僕のにコツンコツン当たってるよ?」
「あぁっ、あっ、はいっ、当たってます、あっ、私の子宮、下りてきてますっ。あっ、やっ、でも、あの、んんっ」
「ここに出すから。絶対に妊娠まぬがれない場所に、僕の精液を注ぎ込むから。いいよね? 綾子を僕が妊娠させてもいいよね?」
「待って、あぁ、私、まだ、心の整理が……あっ、あっ、ダメ、そんなに動いちゃ、私、イク、イッちゃいます……ッ」
「イッてもいいよ。その代わり、僕の子を妊娠してもらうよ。女の子がいいな。綾子さんにそっくりの美人に育ってくれる子がいい。出すよ。精液を綾子の子宮に出すよ。いいんだよね?」
「でも、本当に、私、蓮さんの子を……息子の子供を孕んじゃうなんて、本当に……」
「膣内に欲しいでしょ? 僕の精液をこの中に欲しくないの? 言ってよ。膣内にくださいって言って。孕ませてってお願いしてみてよ。僕のオンナなんだから妊娠くらいしたっていいじゃない。これから先、一生、あなたの膣は僕のものだよ。あなたは僕の赤ちゃんの生産機だよ。綾子のお腹は僕の子供を作るためのベッドで、綾子の子宮は僕の精液タンクで、綾子のオマンコは僕のオチンチンケースで、綾子の体は僕のセックスだ。いいよね? だからここに僕の精液をぶっかけて赤ちゃん作りさせてもいいよね? いいんだよね? いいって言ってよ、綾子さん」
「んんっ、はぁっ、はっ、はぁっ、はぁっ」
激しく腰を上下しながら、綾子の顔はとろっとろに蕩けていく。
セックスの快楽。迫られる子作り。
冷静な判断など出来っこない。彼女の脳は迷いながらも体の求めるまま下半身をバウンドさせ続け、僕の精子を欲しがり子宮口を開いている。彼女の理性なんて僕の催眠術でいつでも溶かせる。熟れた大人の女性を掌に乗せて転がす優越感ならずっと前から持っている。
でも、今日の僕が聞きたいのは、催眠術によって言わされた言葉ではなく、セックスに支配されたメスの絶頂だ。
父さんから妻を寝取るのは、催眠術ではなくセックスだ。僕に抱かれながら綾子に僕を選ばせる。綾子が孕む子供の父親は、僕がいいと彼女にセックスで言わせる。
「僕のペニスがさらに分かれる。4つのペニスが綾子の膣をかき混ぜる。そして長くて太いペニスが、子宮の奥まで入っていく。精液のパンパンに詰まったオチンチンの先っちょから管が伸びて、卵巣の中まで侵入していく」
「ひやっ、いやっ、あぁ、あぁぁぁッ!? あぁ、らめ、そこダメ、妊娠しちゃう、ママ、妊娠しちゃうぅぅッ!」
「わかる? 綾子の卵子はもう逃げ場がないよ。僕の精子が、ホラ、ぽたぽた垂れている。もうすぐ出るよ。びゅびゅって出ちゃうよ。熱くてトロトロの精液が綾子の卵子をコーティングしちゃうよ。ねえ、欲しくないの? 欲しいって言ってよ、ママ。僕、ママの子宮にぶっかけしたいよ」
「あぁぁぁぁッ!? はぁ、はぁ、やめて、脳みそ溶けちゃう! そんな甘い言葉、ささやかないでぇ!」
おっぱいがますます激しく上下に揺れて、今にも千切れちゃいそうだ。
夢中になって彼女は腰を動かし、ひねり、回し、僕の変形ペニスが与える快楽にかき混ぜられ、目の玉をひっくり返して舌からよだれをこぼしている。
まるで、狂ったメス犬だった。
「はぁっ! はぁっ! はぁっ! はぁっ! はぁっ! はぁっ!」
奪える。
もうすぐママが父さんから僕のものになる。
綾子が僕の母親で、僕の妻で、僕の子供の母親になる。
完全なる家族。
僕は綾子も、睦都美さんも、優惟姉さんも花純さんも父さんから奪うつもりだ。
父さんは家族を幸せにできない。だから、僕がみんなを幸せにする。父さんのことだって幸せにしてやる。
だから、綾子は僕のものだ。綾子を抱くのは僕だけだ。綾子が産むのは僕の子だ。
「言ってよ、ママ。綾子。僕の子供を産むと言って」
「はぁぁッ! はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ!」
キュウキュウと膣壁が僕のに絡みつき、綾子さんの流す愛液がシーツの上に跳ねる。
彼女の体がいやらしいバウンドをして僕の目の前を弾み、彼女の舌が僕の胸によだれをぽたりぽたりと落とす。
だらしない笑顔の貼り付いた顔はますます紅潮し、膝ががくがく震えて笑い、そして彼女は限界を超え、とうとう叫ぶ。
「はぁっ! はぁっ! はっ、はっ、はっ、はっ、は、は……ッ、孕ませてええええぇぇぇッ!」
彼女の膣が掃除機みたいに僕のに吸い付く気がした。
搾り取られると思った瞬間に、全て放出した。体の一部を吐き出すみたいな強い発射感が体を突き抜け、そして一直線に綾子の子宮に到達するのを実感した。
膣から大量の愛液を吹き出して綾子はがくがく痙攣する。
美人が台無しになるくらい、だらしない顔で彼女は絶叫した。
「あ、あ、あぁぁぁッ!? 来ちゃった! お腹で、どぴゅどぴゅされてる! 、蓮の、蓮の妊娠液が、ママの子宮に来ちゃったぁぁっ! あ、あ、満たされちゃう、子宮が精子でぷっくりしちゃうっ、卵子が、精子まみれになって、あ、あ、あぁぁぁぁぁ、孕んでるっ! 孕んでる、ママ、確実に妊娠してる! 妊娠しちゃってるのぉ! あ、あぁ……中学生の息子の精子で、私、妊娠……あぁ……妊娠したわぁ……」
綾子の豊満な肉体が僕の胸に崩れ落ちてくる。
汗で濡れた肢体は火照って熱いくらいで、背中に手を回すとビクンビクンと何度か痙攣をした。
ドロドロの精液が僕たちの結合部からあふれ出てくる。初めての膣出しはこの上ない満足感を僕に与えてくれた。美しい女性との一体感。子供を作るという明確な目的を持ったセックス。快楽を貪るだけではなく、絆を作るための崇高な行為として僕を大人に押し上げていく。
綾子は僕の子供を妊娠した。そう確信できるぐらい、濃密なセックスだった。
僕がうなじを撫でると、「ン……」と声を詰まらせて綾子は顔を上げた。
髪の貼り付いた頬が真っ赤に紅潮している。瞳は涙すら浮かべている。
「綾子、孕んだね?」
「はい……蓮さんの子種、いただきました」
「これからは全部膣出しする。綾子とセックスするときは、必ず綾子の中に出す。何度でも妊娠させるからね」
「はい。私を蓮さんの精子で妊娠させてください、何度でも」
ぶるっと体を震わせ、綾子は嬉しそうに微笑む。
そしてまだ中に入っている僕のペニスもギュッと締めつける。
僕は枕元のコインを手に取り、いつものように鳴らす。
――キィン!
「綾子。君は僕の子を妊娠した。女の子だ。綾子にそっくりのとてもとても可愛い女の子。将来はおっぱいも大きくなって美人に育つ綾子みたいな子だ。想像して。強く信じて。君は女の子を産む。これから何人も産む。可愛い子ばかりたくさん産んで、育てて、そして僕にくれるんだ。綾子の子供たちも綾子だ。子供たちが僕とセックスをすれば、それは綾子とのセックスになる。綾子は永遠に僕に抱かれる。それが僕たちの夢だ。信じて。必ず僕たちの夢を叶えて。可愛い女の子をたくさん産むと約束して」
「私は……女の子を産む……可愛くて美人でおっぱいの大きい子をたくさん……それは私……たくさんの綾子……永遠に蓮さんに抱いてもらうの……」
綾子の子供を僕は抱く。抱かれる子も綾子だ。そして僕らは子供たちを通じてセックスする。
何度も綾子に言い聞かせる。都合の良い永遠を約束させる。綾子の子供も僕のもの。僕は彼女の全てを愛し、そして家族として独占する。
心の底まで彼女がそれを信じたことを確認して、僕は催眠を解除する。
綾子は、幸せそうに微笑んでいた。
「お腹の子供を大切にしてね」
「ええ、蓮さん好みの可愛い女の子に育ててみせます」
「女の子なんだよね?」
「もちろんです。私と蓮さんの子ですもの。この子も、蓮さんのオンナにしていただきますから」
すでに妊娠が確定した事実であるかのように、綾子はゆっくりとお腹を撫でる。
その優しげな表情に、僕は母の顔を見た。
「これからもいっぱい膣出しして妊娠させてくださいね。私、可愛い女の子をたくさん産みたいわ」
中出しすると決めたときには、まだ少し躊躇いもあった。
僕は父さんに反抗したことなんて一度もなかったから。
でも、父さんの妻を自分のものにした今、湧き上がってくるのは罪悪感でも後悔でもなかった。
「ふふっ、蓮さんも嬉しそうな顔してる」
圧倒的な勝利感だった。
セックスの痕跡を洗い流し、ダイニングルームに顔を出す。
すでに僕以外の全員が朝食の席についていた。
「おはようございます」
睦都美さんはいつもどおりの無表情で僕を迎える。
昨夜、あんなにも僕の下で乱れていた女性とは思えない。もっとも彼女自身も僕に抱かれた記憶を残していないけど。
僕に自分の過去の洗いざらいをしゃべってしまったことも、彼女は知らない。
「お兄ちゃん、おはよー」
「おはよう、蓮。最近、朝にシャワー使うようになったのね?」
花純さんが無邪気な笑顔を向けてくれる。優惟姉さんもいつもどおり。
「おはようございます、父さん」
「あぁ」
そして、父も普段どおり新聞の向こう側だ。
いつもどおりの僕ら。数週間前とは違う日常。僕の催眠術で少しずつ僕らは変化を続けている。
「はい、蓮さんのミルクよ」
綾子が、僕が席に着くタイミングに合わせて温かいミルクを置いてくれた。
その気遣いは義理の息子に対する愛情をとっくに超えている。まるで夫に対する献身だ。
「ありがとう」
目を合わせて礼を言うと、綾子は頬を赤く染めた。
そして、こっそりと僕にだけ聞こえる声で囁く。
「……ママにお礼なんて、言わなくていいのよ」
そっと自分のお腹を撫でて、恥ずかしそうに微笑む。
私はあなたのオンナなんだから、と無言のメッセージが伝わってくる。
心が通じ合っている幸せを感じた。
「睦都美、コーヒーだ」
「はい」
父さんは何も気づいていない。
妻が息子に寝取られていることを。奴隷として飼っている女性の秘密を、僕が知っていることも。
コーヒーサーバを持った睦都美さんが戻ってくるのを待って、僕はコインを鳴らした。
――キィン!
静まりかえる食卓。
もう何度もやって見慣れた光景だ。
僕がコインを鳴らすたびに僕たち家族は変わっていく。
慣れてしまった行為だった。
「まず、ちょっとした流行を作ります。これからは家の中で時々ブームが発生します。流行を決めるのは僕で、それは当たり前のこと。みんな、僕のセンスを信頼してくれているし、僕のセンスのファンだからね」
昨日、女性たちの下着ファッションショーを見て思ったこと。
我が家の女性はみんなスタイルがいい。楽しませてもらわなきゃ損だ。もったいなさすぎる。
「我が家では今、空前のミニスカブームです。綾子さんも睦都美さんも、優惟姉さんも花純も今の流行はミニスカートだから。ホットパンツでもいいよ。とにかく太もも見せる系のアイテムが我が家のマストでトレンドでナウだ。もちろん、外ではそんなエッチな服を着ちゃダメだよ。家の中だけだからね」
花純さんやメイド服の睦都美さんはともかく、綾子や優惟姉さんはそもそもそういう服を持ってない可能性もある。少なくとも僕は優惟姉さんがミニスカートを履いているところを見たことがない。なので、みんなが服を欲しがるかもしれない。
そのへんは父さんの財政力が頼りだ。
「父さん、またお金をお願いします。基金を作ってください。みんなの服の購入基金。とりあえず30万くらいからお願いします。通帳とカード、暗証番号を新たに作って睦都美さんに預けてください。睦都美さん、基金の管理をお願いします。足りなくなれば随時父さんに補填してもらってください」
30万円って多すぎるかな?
でも、女性の服の相場なんてよくわからないし、いずれは使い切るくらい僕もいろいろ遊んでしまうだろう。
睦都美さんに管理しておいてもらえれば安心だ。
「それと、朝の挨拶はほっぺにチューが我が家での常識だ。ただし長男に対してだけ。古来より三沢家では長男は家内の女性たちよりほっぺにチューを毎朝いただいている。家政婦さんもしかり。そして長男からのお返しのチューもしている。我が家だけの秘かな風習だ。あとでみんな、挨拶をやり直して」
欧米では当たり前の挨拶だよね。
でも、独占厨の僕はみんなが僕以外にチューすることは認めない。父さんにだってダメ。
我が家で“男”なのは僕1人で十分だ。
「そして父さん。今日からは綾子さんや睦都美さんを抱かないでください。家族と家政婦さんに対するエッチな欲望を禁止します。この命令は無意識の底で強固にあなたを束縛する。家の中では性欲が湧かない。綾子さんと睦都美さんは性の対象から外れる。でも、もちろん離婚も解雇もしたくない。家族、家政婦としての関係は今までどおりだけど、セックスだけがそこから消える。この命令は記憶からは消えるけど無意識をずっと支配する。あなたはもう、綾子さんと睦都美さんを抱かない。家族とはセックスをしない」
綾子も睦都美さんも僕のもの。
だから父さんのセックスも僕は支配する。
ひどいことをしていることはわかっているけど、僕はもう我慢しないと決めたから。
「以上、今日からの我が家のルールです」
催眠解除。
うつろな表情で僕の話を聞いていたみんなが、意識を取り戻す。
そして、ゆっくりと動き出す。
「あ、お兄ちゃん。おはよーのチュー忘れてた」
花純さんが席を立ち上がり、僕のそばに来て肩に手を置く。
そして、ニコッと微笑んで顔を近づけてくる。
「おはよ、お兄ちゃん。ちゅっ」
家族の見ている前でのキス。
可愛らしい音を立てて兄の頬に口づけをする花純さんを見ても、誰も不思議には思っていない。
「お兄ちゃん、花純にもしてー」
「あぁ、いいよ」
ちゅ。
花純さんの差し出す頬にキスをする。
真っ赤になったほっぺたを両手で挟み、「えへー」とだらしなく喜ぶ花純さんを見ていると、なんだか胸がポカポカする。
「ごめん、お姉ちゃんも挨拶忘れてたわ」
優惟姉さんは、いつもと変わらない態度で僕に近づき、ちゅっと頬にキスしてくれる。
「ちゃんと髪乾かしなさいよ」
そう言って僕の濡れっぱなしの髪をくしゃっとして、「ん」と自分の頬を突き出す。
昨日、ディープキスまでしちゃったんだけど、優惟姉さんに僕からキスするのって、なんだか照れくさい気がした。
「なによ? お姉ちゃんには挨拶してくれないの?」
「い、いや違うよ。するよ……ちゅっ」
「ん。おはよ」
姉さんがいつもどおりだから、余計になんだか恥ずかしいことしちゃってる気分になった。
父さんはそんな僕らは気にもかけずに、相変わらず新聞ばかりだ。
「蓮さん、私も挨拶しなきゃ」
「私もご挨拶させていただきます」
そして、綾子と睦都美さんが両側からキス。
ぶるっと全身が震えた。
花純さんに写真撮ってもらえばよかった。
「はい、ママにもご挨拶して」
「私にもお願いします」
僕は果報者だと思う。
誰もが羨む美女2人に、僕は遠慮無くキスをさせてもらった。
「ふふっ、嬉しい。今日も良い1日になりそう」
綾子のお尻をこっそり撫でると、「くふん」と甘い声を出して笑ってくれた。
もちろん、我が家は朝から天国だ。
「睦都美、あとで銀行に行ってくれ。カードを預けておくから、お前の名前で例の基金を作っておけ」
「はい、旦那様」
「睦都美さん、放課後買い物に行きたいんですけど、基金が出来たらさっそくお願いします」
「花純もー」
「私にもお願いします」
「はい。とりあえず基金より皆さんに3万円ずつ支給することでいかがでしょうか?」
「お前に任せる。俺はよく知らん」
女子のスカートの値段って僕もよくわからないけど、3万もあれば僕ならワンシーズン分の服が楽勝なんだけど。
みんな、そんなに高い服着てるの?
しまむら知らないの?
「私のメイド服は特殊な店でしか売っていないので、5万円をいただきます」
「じゃあ、今日の分は別にして30万円を積んで、それも無くなったら言え。あとは勝手にしろ」
えっ、こわい。
父さん、なんかごめんなさい。
どうやら僕のわがままには相当お金がかかるみたいだ。
そのうち、父さんにも負けないくらい稼げるようにならないといけない。
僕の家族を守るために。
< 続く >