或る村の記録 第二章

(3)

「ねえ、ちょっと変なことを聞くけど、大丈夫かしら?」
 ある日のカウンセリングで、小枝子は弘樹に声をかけた。
「はい、なんでしょう?」
「実は、この村で取れる食べ物には、どこか性欲を高める作用があるらしいのね」
 そういって、ためらうように、小枝子はうつむいた。
「こんなこと、プライベートなことだってわかってはいるんだけど、ちゃんとオナニーはしているかしら? ちゃんと発散しないと、いろいろと心理的に不都合なこともあるのね。あ、もちろん、言いたくなければいいのよ。ただ、それで困っている男の子も多いみたいだから……。特に来たばかりの思春期の子だと、急にたかぶった性欲に動揺しちゃう人もいるしね」
 弘樹は、この一ヶ月ばかり悩まされてきた、急激な性欲の上昇に、やっと説明がつけられる気がした。
 それでほっとしたせいか、いつもなら躊躇するような質問にも、さらりと答えられた。
「そういうことだったんですか。わかってよかったです。実は、一ヶ月ほど前から、性欲が高くなっちゃって……こういうことだから、相談できる人もいないし」
「そうよね。ごめんなさいね、もう少し早くに言っておくべきだったのかもしれないけれど、こういうことだから……」
 そういって、赤いルージュのぬられたくちびるが笑った。
「そうだ。せっかくだから、こういうのも、あるのよ?」
 そういって、小枝子は、黒い冊子を弘樹に手渡した。
「お馬鹿さんな上級生が作ったんだけどね……没収したんだけど、私が持っていても意味ないし、よかったらあげるわ」
「え、これは、何ですか?」
「家に帰ったら開けてみてね。ご使用はご自由に」
 この一ヶ月ほどオカズにしている、フェロモン抜群の女性が、弘樹に艶然と微笑みかけた。

「今日は、磯貝さん夫妻の、歓迎会で~す」
 公民館には、十人ほどの若い人たちが集まっていた。
 女性たちは、チアガールや、レースクイーンなどの扇情的なコスプレをしている。
「なまの女子学生とはめられるのは、この村だけですよ~」
 そういって、にこやかに笑いかける若い娘たちに、武彦は、自然とほおがゆるむのを感じていた。
「なまの男子学生とはめられるのも、この村だけだと思うんだけどな~」
 そういいながら、ジャージやブレザーなどを着た若い男たちが、美穂子に笑いかける。
 この子たちと、「ヤる」んだわ……。
 そう思った瞬間、美穂子の体の中に流れる血が、急に沸騰したようになった。

「えー、まずはですね、弘樹くんのクラスで委員長をしてます、恵美子ですっ! 弘樹くんのお父様にセックスを申込みますっ!」
 元気いっぱいに委員長が声をかける。
 チアガールのコスプレをしているが、理知的な顔と妙なギャップがあってエロい、と武彦は感じた。
「あっ、今、おちんちん、びくんっ、ってしましたね? じゃ、もっとサービスしちゃいまーすっ♪」
 そういって、敷かれたふとんの上で、大きく股を開く。
 下着などつけていないそこには、若く、小さな性器が口をぱっくりと開けていた。
 瞬間的にふっとびそうになる理性を抑えて、武彦は聞く。
「し、しかし、君のような若い子と……」
「あははっ、なーに言ってるんですか。ちゃんと避妊もしてますし、ここではそれが認められているんですよ」
 そうそう、と周りから声がする。
「俺も恵美子ちゃんとはやりまくってるぜ。気にすることないって。ここでは、みんなやってることさ」
「私だって、佐竹くんとは精通が始まったころからセックスしてたわよ。ちゃんと体が出来ていて、避妊もきっちりしていたら、セックスする自由は十代の子にだってあるわ」
「だ、そうですよ~」
 くちゅっ、と音がして、恵美子に握られたペニスが、恵美子の性器にくちづけする。
 くちゅ、ぴちゃ、にちゃ……と、恵美子の性器が分泌する愛液と、武彦のこれ以上ないくらい勃起した雄性器の鈴口からとめどなくこぼれでる粘液が、卑猥な音を立てる。
 武彦のペニスの先端は、粘液と粘液がこすれる快楽を、いやになるくらいはっきりと知覚していた。
 もう我慢の限界だった。
「うふふ、我慢できます~? いけない女子校生の、おまんこキス? ぐいっ、っておちんちん入れたら、外の世界では絶対に味わえない天国が、お父様を待ってますよ」
「うおおおおっ!!」
 ぐいっ、とペニスを叩きこむ。
 その瞬間、武彦の脳内に、快楽の火花が散った。
「あんっ、素敵っ、お父様っ!!」
「いけない子だ……大人を誘惑するとはっ、けしからん、実にけしからんっ!」
「はいっ、あたしは、いけない子ですっ。だから、いっぱい……いっぱいおしおきしてくださいっ!」
 理性もなにもない動きで、武彦は腰を動かす。
 正常位で、若い体が武彦のしたで揺れる。がっちりと足を武彦の腰にまわして、甘えた声でキスをねだる。
 上の口でも下の口でもつながったまま、武彦は一心不乱に、上下の口を味わっていた。
「もう……武彦さんったらやっぱり若い子がいいのかしら。チアガールの子にあんなに夢中になって腰を振ってるわ……」
 あきれたように美穂子は言う。
 しかし、その手はすでに、押し付けられた周りの若い男のペニスにからみついていた。
 先ほどからしごいているため、若い男の生殖器官から吐き出される、新鮮な粘液で、美穂子の手は汚れていた。
「じゃあ、俺はどうですか?」
 にっこり笑った男に、すぐさま後ろからペニスを入れられて、美穂子は嬌声をあげる。
「ああああっ!! そ、そんないきなり入れるなんて……でも、す、すてきぃ……だめぇ、だめだめ、おかしくなっちゃうわ……」
「いいんですよ、おかしくなっちゃえば……」
 佐竹、と名乗った男の声が、毒のように脳にまわっていく。
「おかしく、なれば、いい……」
 ぼんやりとした頭で、美穂子はそれを繰り返す。
「そうですよ、美穂子さんはもう村の一員なんですから。いっしょに、おかしくなって、楽しみましょう。ほら!」
「あっひゃぁああんっ!」
 どん、と突かれて、ひときわ高い声で美穂子は鳴いた。
「いい声ですねぇ、美穂子さん。この村では、自分を解放できるんです」
「かい、ほう……」
 ぼんやりとした目で、周りを見回す美穂子。
 歓迎会とは言うものの、すでにたくさんの人間が交わっている。
 武彦と恵美子だけでなく、みんなが自分の性欲を解放している。
 ここに今いるのは若い人たちだけだ、外の世界では制限されていても、ここでは自由だ。
 ここでは、自由に、若い男のペニスをむさぼることができる。
 それをみんなが認めている。
 自分の息子と同じくらいの年の男も。
 もっと若い男も。
 みんなみんな、わたしのものだ。
 この村にいる男は、みんなわたしのものなのだ。
「――――――!!」
 そう考えただけで、悦びの電流が体をかけめぐる。
「おおっ、こりゃあ名器だなあ。弘樹のお母さん、すっげー」
「んふっ、そんな、んんっ、褒めても何も出ないわよっ……?」
 周りに集まった若い男の子たちが、佐竹に貫かれている美穂子の胸をもんだり吸ったり、キスしたり、クリトリスをいじったりする。
「んじゅっ、じゅるっ、んはぁっ、み、みんな、弘樹のお友達なの?」
 その言葉に、みんなうなづく。
「ひ、弘樹とっ、な、仲良くっ、し、してあげてっ、ねっ……」
 また絶頂に上っていくのを感じながら、美穂子は言う。
「もちろんっすよ。弘樹のママさんともこうやってセックスできたし、俺の母親も早く味わって欲しいっす」
「村に入った以上、仲間だし、お母さんともセックスしたんで、みんなでお乱交できたらなーって思ってます」
「俺も自分のおふくろを弘樹とセックスさせるの楽しみにしてます」
 弘樹と、弘樹の友だちの母親たちと、わたし。
 みんなで自由にセックスする世界――。
「ああああああああああああああああ!!!! イク! イク! イク! イク! イク! イク! イク! イク! イク!」
 想像しただけで、あっという間に上り詰めてしまう。
「うおおっ、美穂子さん、すげえっ! 俺もいくっ!!」
 佐竹が精液を、美穂子の膣内にぶちまける。
「はああああああああああああああああああああああああんんん!!!」
 イった美穂子の前に、男の子たちが群がってくる。
 すでにその陰茎は、反り返るくらいに勃起していて、美穂子は、また体の奥がうずいてくるのを感じた。
「うふふ。すごいわぁ……」
 そういって、手じかな二人のペニスを、交互になめしゃぶる。
 すでに、美穂子の瞳は淫欲に浮かされ、ペニス以外には何も見えていないようだった。
 武彦のほうも、お尻をこちらにつきだして、後ろに流し目を送ってくる女の子たちに、浮かれたようにペニスを突き入れていた。
 女子校生のお尻が三つも四つも並んで、自分のペニスをねだりながら、ふりふりと浅ましく動くのを見ることができるなんて。
 武彦は、もはや迷いなく、自分の生殖器を、若い雌の中へと挿入した。
「ん、んんんっ……素敵です、お父さんっ!! もっと、もっと激しくぅ!」
「ちょっと、あんたばっかりずるいわよ。ね、お父さん、こっちにもくださいよぉ」
「ようし、待ってろ、今いれてやるっ!」
 ずぶっ、と左端の女の子に入れると、催促の声が次々にかかってくる。
「うちにも忘れずに入れてくださいよっ!」
「あたしも待ちきれなくて、おまんこ濡れてるんですから、すぐに交代してくださいっ!」
 武彦は、好色な笑みを浮かべながら、次の若い雌にペニスを差し込み始めた。
「あはああん! これよぉ! これがほしかったのぉ!!」
 一方、美穂子は男の上にまたがり、三人同時に相手をしていた。
「っ、はぁっ、いくっ……」
 下で男が果てると、上の方でも、ペニスをしごかれた男が、我慢の限界を訴える。
「うっ、だ、だめですっ……」
「ダメなのはこっちよ」
 ひょいっ、と手を離してしまうので、二つのペニスが、びくびくっ、と痙攣する。
「ちゃんとこっちにも入れてくれないと」
 二人分の精液が入っているはずなのに、貪欲なそこは、若い雄の孕み液をしっかりと飲み込んで、一滴も出していない。
「さ、おちんちん入れて頂戴」
 一人目は入れると同時に達してしまい、美穂子に抱きしめられながら、射精の軽い痙攣をする。
「うふふっ、若い子ってかわいい」
 よしよし、と頭をなでると、次の男を、いや次のペニスを迎え入れる。
 ぐいっ、とお尻を持ち上げて、獣のように相手を誘うと、男の子のほうも、獣欲のままにペニスを突き入れる。
「あはぁんっ! んんっ、そう、もっとよっ、ああ、いいっ、いくっ!!」
 同時に絶頂し、精液を注いでもらう。
 長い射精が終わり、尿道に残る最後の一滴まで注いでもらうと、美穂子は武彦のところに行った。
「あなた、わたしったら、弘樹の同級生たちに、たっくさん精液注いでもらったのよ」
 そういって、おまんこを広げると、そこからは大量の精液がこぼれおちてきた。
「俺も、弘樹の同級生たちにたくさん中出ししてね。いやぁ、気持ちよかったよ」
 笑いあう二人に、いつの間にか来ていた村長が声をかける。
「二人とも、いかがでしたか?」
「ええ、本当に最高でした……」
「まったく、天国ですよ……」
「いやあ、この村が気に入ってもらえたようで、何よりです」
 そういって、村のみんなはにっこりと笑いあった。
 歓迎会は、大成功だった。

「これ……なんだ……」
 弘樹は、黒い冊子の中を見て、呆然としていた。
 そこには、さまざまなコスチュームを着た小枝子が写っていた。
 レースクイーンやキャンペーンガール、ナースや警察官や、高校生の制服、あきらかに普通に着るためのものではなく、男の欲望をそそるために作られた服だというのは、明らかだった。大事なところが隠されているなんてことはなく、無修正で乳首や性器が見えているものばかりだ。そのように扇情的な服をきた小枝子が、こちらに誘うような目をむけてきている。
「上級生が作った……ってことは、画像を混ぜたってことか?」
 それにしても、よくできてるな、と思う。
 見ているだけで、股間のオスが自己主張をはじめるのがわかる。
 ご使用は、ご自由に―――。
 弘樹の手は、自然とペニスに伸びていくのだった。

(4)

 一ヵ月後。
 村長の家で、真昼間から美穂子はペニスをしゃぶっていた。
 もう、すっかりこの村の風習にも慣れ、いつでもどこでも、求められればセックスをすることは当たり前になっていた。
 最近では、美穂子から求めることもしばしばだ。
 今日は、村長と小枝子が経営する地元の小さな病院で、性病の簡易検査をした後で、村長に誘われたのだった。
「すっかりなれてきましたね、美穂子さん。弘樹くんにも、そろそろ、この村の文化に慣れてもらいたいと思っているのですが?」
 一心不乱にペニスをしゃぶる美穂子の髪を優しくかきあげて、村長は言った。
「んんっ、弘樹も……じゅぷ、きっと、この村の風習を、じゅるる、気に入ると思いますわっ、じゅぽ、村長さまっ……」
「そうですね、気に入ってくれるといい。ところで、どうです、私のチンポも、なかなかのもんでしょう?」
「はい、素敵ですわ……んじゅる、武彦さんのとは違う味わいがっ……んんっ……」
「ふふっ、村のすべてのチンポは、美穂子さんのものですよ。もちろん、美穂子さんも、村のみんなのものですがね」
 その言葉に、美穂子の体に、ぞくぞくっとしたものが走った。
 ペニスを口から離し、とろんとした目つきでつぶやく。
「うふふっ、わたし、マゾなのかしら……みんながわたしをいやらしい目で見ているって考えるだけで……達してしまいそうっ……!」
「いいんですよ。どんな変態行為も、ここでは許されるんです。ここでは、セックスにおけるタブーがない、自由の世界なんですから」
「自由の……世界……」
 ぼんやりとした美穂子に、村長はささやきかける。
「どうです? 今度また、うちに来てみませんか? 旦那さんと一緒でもいいですよ。ロールプレイなんて、いかがです?」
 そういって、村長は、クローゼットを開ける。白いエナメル質の素材で出来たそれを見せられて、美穂子は赤面する。
 だが、羞恥心だけでなく、また別の感情も自分の心にあることを、美穂子はすでに認識していた。
「これを…着れば、いいんですの?」
「そうですよ。この白いボンデージをね」
 美穂子は、言われるがままに、テディタイプのそれを着る。
 白く光るロングブーツは、美穂子の肌とあいまって、美しく光り、強調するように胸をつつみこむブラジャーは、乳首のところが、ハート型にくりぬかれていて、卑猥な様相を呈していた。下は一見普通だったが、よく見ると、大きくスリットが入っており、服を脱がさなくても挿入できるような仕様になっているのは明らかだった。
「うふふ……村長さんのおチンポ、わたしのいやらしい体を見て、こんなに勃起されてしまったんですか? さっきよりもカッチカチ♪」
 フィンガーレスのグローブで、村長のペニスをしごきながら、美穂子はたおやかに笑う。
「いやあ、美穂子さんは巨乳だと思ってましたが、強調されるとすごいですね。そんなスケベなものを着ているメスを見せられて、勃起しないオスはいませんよ」
「そんな……メスだなんて……」
 そういいながら、ごくりと美穂子がつばを飲み込んだのを村長は見のがさなかった。
「美穂子さんも、興奮しているようですし、いろんな人を呼んで、旦那さんと一緒に楽しみましょう」
 その言葉に、美穂子は、淫欲に浮かれた目で、こっくりとうなずくのだった。

「んんんっ…校長先生のおチンポすごいぃぃぃ、きひぃぃぃ、あはっ、あっ、あ~~~ん」
 自分の息子の学校の、校長先生の上にまたがりながら、美穂子は激しく腰を振る。
 ぴっちりと体を押さえつけ、体のラインを強調する白色のエナメルボンデージが光を反射しながら、卑猥に踊る。
 下にはいているハイレグのパンツには、スリットが入っていて、そこをずぶずぶと校長のペニスが出たり入ったりしていた。
 それを、白衣を着た村長が、冷静にカメラで撮っている。
「どうですか、AV女優になった気分は?」
 そう言われると、顔を赤らめて、美穂子は恥ずかしそうに言う。
「は、恥ずかしいです、とっても……本当に、AV女優になったみたいで、でも……気持ちいいです……」
 後ろから、鹿島が、その大きく武骨な手で、美穂子のやわらかく大きなおっぱいをもむ。
「か、鹿島くん、だめぇ、おっぱいだめよぉ……」
 口ではダメと言っているが、本心では嫌がっていないことは、明らかだった。
「美穂子、エロいよ……」
 思わず、武彦の口から言葉がもれる。
 それを聞いて、かあっ、と体中が赤くなる美穂子。
 もともと白い肌に朱が差して、それが白色のエナメル生地によく映える。
「武彦さんには本当に感謝しておりますじゃ。こんなにエロい若妻のオマンコを味わうことができるなんて」
 校長が、感謝の念を込めて言う。
「ほんとっすよぉ。何度ぶちこんでも、また大きくなっちゃうんだよなあ、このエロイ姿見ると」
 鹿島も、ハート型にくりぬかれた穴から出ている、勃起した乳首を前から愛撫しながら、美穂子の口の中にペニスをつっこんでいる。
 美穂子は、だれに言われたわけでもないのに、懸命に鹿島の生殖器に吸い付いていた。
 鹿島の足の間からほのかに見える美穂子の胸は、ボンデージの締め付けによって、無理やり強調され、谷間も深く見えていた。
 そこに、フェラチオによってこぼれてくる唾液が、ぼたぼたと落ち、谷間の中へと消えていく。
 まるで、美穂子の体の上に、いろんな男との性行為の証がこぼれおち、染みこんでいくように思えて、武彦は背徳的な興奮を感じてしまう。
 自分の妻がとても魅力的であるという自慢。
 その妻が他の男と性行為をしているという嫉妬。
 それでもやはり自分の妻なのだ、自分が一番美穂子のことをわかっているのだという優越感。
 そのほかにも、言葉にならないさまざまな感情がうずまいて、それはすべて武彦の下半身へと凝集する。
「うふふっ、男の人って、みーんな自分のお嫁さんが他の男とセックスしてると、オチンポビンビンにさせちゃうんだから、本当にどうしようもないわねぇ」
 そう言いながら、バレーのキャプテンが、やさしく武彦のペニスをにぎり、しごきあげる。
 たいしてこすりあげてもいないのに、先走り汁があふれ出てきて、キャプテンの手を濡らす。
「はしたないお汁がこーんなに出てるわよぉ? 美穂子さんがハメられてるのを見て、興奮してるのね? かわいいわぁ」
 ゆっくりと顔を近づけて、少しけばけばしい、おばさんめいたルージュの引かれた唇を、武彦にくっつける。
 下品に音をたててすすると、それにあわせて、ペニスがさらに大きくなる。
「じゅるるるるっ!! んじゅふっ、うれしい。あたしのキスで感じてくれたのね?」
 卑猥な期待でいっぱいになった笑顔を浮かべると、キャプテンは武彦の指を、自分の足の間へと導いていく。
 そこは、あふれでる泉のようになっていた。
「ね、わかるでしょう? 武彦さんのせいなんだから」
 くいっ、くいっ、と武彦の手をにぎりながら、上下させる。
 それによって、武彦の指が、びしゃびしゃに濡れた秘裂にあたる。
 そのたびごとに、小刻みにキャプテンの体が揺れ、胸がぷるんぷるんと上下する。
 頭の後ろで腕を組み、処理されていない腋毛を見せながら、誘惑する。
「この前は、あたしがリードとっちゃったでしょ? 今日は、武彦さんから来て?」
 腋毛が生えていることは、以前であれば、もしかしたら萎えさせる原因になったのかもしれない。
 しかし、今の武彦にとっては、今から自分が交尾しようとする女は妻ではないのだということをはっきりと示すサインでもあったし、獣じみた興奮を駆り立てるスパイスでもあった。
 どっちにしろ、結局、武彦の興奮を増やす材料にしかならないのだった。
「美穂子さんも楽しんでるわ。あたしたちも、楽しみましょ?」
 武彦は、無言でキャプテンを押し倒し、生のままペニスをぶちこんだ。
「あっはぁああああああああああっ!!」
 キャプテンの大声に、美穂子の動きが一瞬止まる。
 美穂子の目には、自分の夫が、他の女の上で、激しく腰を振り、さっそく一発目の射精をしたのが見えた。
「うふうううっ!! た、たまってたのねぇ、もう出ちゃったのかしら……って、え?」
 キャプテンが驚いた声をあげる。
 射精したにも関わらず、すぐに勃起を取り戻し、狂ったように武彦が腰をふりはじめたからだ。
「ん、すご、すごい、これ、出したばっかなのに、んふっ、んじゅっ、じゅるっ、じゅぷっ、じゅるるっ」
 しゃべっている途中で、武彦にキスで口をふさがれ、粘膜と粘膜をこすりあわせる下品な音が部屋に響く。
 村長が、そんな二人を冷静にカメラ撮影する。
「あーん、武彦さんずるい! わたしにも、後でちゃんとたっくさんセックスしてくれないと怒っちゃうんだから!」
 美穂子が、笑いながら怒る。
 今度は、美穂子は、校長先生と鹿島に、ダブルフェラチオをしているところだった。
「これこれ、口が休んでおるぞ」
 校長が、少々乱暴に美穂子の口にペニスを突き入れる。
「ふぁ、ふぁ~い、ふみません」
 でも、それを怒るどころか、よろこんで口淫奉仕に戻る美穂子。
「んんっ、じゅるっ、それにしても、じゅぷぷっ、どうしてこんなに、じゅるるっ、オチンポが好きになっちゃったのかしらっ、じゅるるう! 昔のわたしだったら、頼まれたってこんなこと、できそうにもないのに、じゅるるるるっ!!」
「それはたぶん、薬や暗示の効果なの」
 美穂子が、声のした方に目をやると、小枝子先生と美香先生が入ってくるところだった。
 先ほど校長にいわれたので、校長のペニスへの奉仕は続けながら、こんにちは、とあいさつをする。
 二人とも弘樹の学校の先生で、保険医と担任だったかしら……と思い出す。
 どうも女の名前は忘れっぽい、と美穂子は思う。いつも楽しむときは男とだから、女の子の名前は忘れちゃうのかな?
「どういうことですか?」
 二発目の射精を、キャプテンの膣内に放出した武彦が、少し落ち着いて聞く。
「うん、最初に、この村の伝統について話したときに、映像を見せたでしょう? あれには性的興奮効果があるし、みんなが食べるものについても、性欲を刺激させる薬や、勃起力を高める作用のある食品、性的な抑制を少し弱めるような薬を仕込んであったの―――どうかしら、もし本当に嫌なら、やめるわ」
 そういって、小枝子が腕を組むと、その紫色の胸元が大きく開いたブラウスから見える胸の谷間が強調される。
 キャプテンの膣内に入れたままの武彦のペニスは、それを見ただけで勃起してしまう。
「私も、催眠映像を使って、機会があるごとに二人に見せてきたんだ。不快だったら謝るよ。できれば、このまま楽しみたいけれど、嫌な無理強いはしない。ま、美穂子さんのような魅力的な人妻とセックスできなくなるのは悲しいけどね。見ているだけでこんなになってしまったから」
 ズボンの上からでもわかる見事な勃起に、口淫奉仕も休めて、美穂子の目は釘づけになってしまう。
 美穂子と武彦は、お互いに目を見合わせる。
 武彦は、自分の妻ではない女の性器に、自分のペニスをつっこみながら。
 美穂子は、乳首のところがハート型に切り抜かれ、谷間を強調した卑猥な恰好に身を包み、フィンガーレスのグローブで、自分の夫ではない二人の男のペニスをしごき、唾液を自分の体の上に落としながら。
 もはや、言葉なしでも、結論は出ていた。
 どちらからともなくうなずきあい、村長と小枝子に軽く頭を下げる。
「みなさん、これからも、村の一員として、よろしくお願いします」
 美穂子が、二人のペニスをしごき始めながら言う。
「僕たちも、みなさんと一緒に、楽しんでいきたいです」
 キャプテンの腰をゆるゆると動かしながら武彦も言う。
「ちゃんとわかってる? みんなと一緒に楽しむってことは、二人とも、お互いを独占できないのよ。ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために。そりゃあ自分の配偶者を優先するのはかまわないわ。でも、二人だけの世界は許されないわ。それが村のメスになるってこと。それが村のオスになるってこと。――それで、本当にいいのね?」
 美穂子が、口での奉仕をやめて、自分の性器を指で広げる。
「みなさん。わたし、磯貝美穂子は、村のみなさんとセックスでつながりたいです。みんなとわけ隔てなくセックスする、村のメスになりたいです」
 それが、美穂子の答えだった。
「ふぉふぉふぉ、じゃあ、さっそくわしの上にまたがってもらおうかの」
 校長が、ねそべって、勃起したペニスを見せる。
「はい……これからも、よろしくおねがいします」
 そういって、割りひらいた性器に、村長のペニスをくっつける。
「武彦さん。わたし、武彦さんだけの妻から、村のみんなのメスになる。――いいよね?」
「ああ。僕も、美穂子だけの夫から、村のみんなのオスになるよ。――いいかい?」
「うん。キャプテンさんだけじゃなくて、美香さんや小枝子さんにもちゃんとしてあげてね――んふうっ!!」
 自分から腰を下ろし、村長のペニスを自分の中にたたきつける美穂子。
「あっはあああああああっ!! いいっ、オチンポいいっ!!」
 パンパンっ、とリズミカルに腰を振る美穂子の前に、鹿島が勃起したペニスを出す。
 何も言わずに、それを加えると、美穂子はセックスに没頭する。
「んふうう、んじゅるるるっ! じゅぽぽぽっ、じゅっぞぞぞぞぞお、んふふう、ふうっ、おおおっ、おぐむおおおっ!!」
 口にペニスをみっちりとふくんでいるため、何を言っているのかはもはやわからないが、その姿勢からは、セックスを楽しんでいるということだけは、はっきりと伝わってきた。
「ほら、キャプテンさんばっかりと楽しんでないで、私たちにもいただけないかしら?」
「そうですよ。弘樹くんのお父さんと、わたし、ヤリたかったんです!」
 小枝子と美香が服を脱ぐ。
 小枝子は、紫色の大人っぽい下着をつけている。紫という色に、武彦の性感が刺激されてしまう。
 美香は、かわいらしいピンクの下着をつけていたが、そのパンティにあいた穴から自分の性器を丸出しにすることで、そのかわいさをすべて卑猥さに変えていた。
「えへへ。かわいくて下品な下着ですよね? オジサンたちにけっこう人気なんですよ?」
 美穂子もしたように、自分の性器を広げながら、美香が言う。
 美香は、両手で自分の性器を横にめいっぱい広げ、自分の体の奥につながる穴を、武彦に猛烈アピールしていた。
「息子の担任教師のぐちょぐちょおまんこに、お父様のオスチンポ、味あわせてやってください!」
 武彦はキャプテンから抜いたペニスを、すでに湿りきっていた美香の中にいれる。
「んんんっ!! 来たぁ! オチンポ来たぁあ! 大好き、これ大好きだよおお!!」
 とろりととろけるような感触に、もっていかれそうになるのをこらえて、武彦は本日三度目の射精めがけて、美香をせめる。
「んんっ、このチンポすきいっ、すきいぃぃ~」
「そ、そんなこと言って、みんなにそう言ってるんじゃないのかい?」
 武彦の質問に、美香はえへへ、と笑う。
「あ、ばれちゃいましたぁ? だって、みんなのおちんちん大好きなんですもん。あたし、この村大好き! この村のみんなのオチンポもだーいすきっ!」
 若くて甘い声で、信じられないほど下品なことを言う女教師の中に、おもいっきりぶちまけたい気持ちでいっぱいになる。
「ああん! ああんっ! だ、だめ、もういっちゃうっ!」
 横では、美穂子がオーガズムへと至ろうとしていた。
「どうですか、美穂子さん。村のメスになる感じは?」
「最高、最高ですうっ!」
 村長の言葉に、すぐさま美穂子は答える。
「じゃあ、立派な村の雌になってくださいね」
「なるぅ! なるのぉ! 村の共有物になりますっ!! 武彦さんだけじゃなくて、村長さんや、鹿島さんや、村のみんなから精液をめぐんでいただく、いやらしい雌犬になるのぉ!!!」
「うふふ。自分の旦那様の前で、素敵な宣言をしてるわねえ。美香ちゃんも、昔のことを思い出しちゃった?」
「はい、小枝子先生……あたしも、村のみんなから精液をもらえるようになったこと、思い出しちゃいました」
 武彦に今度は後ろからペニスで貫かれながら、美香が昔を思い出す。
 美香も、ここに赴任してきてから、たくさんのペニスに貫かれ、みんなのオチンポを味わえるかわりに、みんなにオマンコを差し出す村のメスになったのだ。
「あひゃあ、もうダメぇ! いきます、美穂子いきますっ!!」
 ぎゅっ、と胸の前で腕を交差させ、美穂子が叫ぶ。
「いくっ、いくっ、いっちゃうぅぅ~~~!!!!」
 どぷっ、どぷっ……と美穂子は、校長が自分の中に精を放つのを感じる。
 ほんの少し、放心すると、顔にちょん、と鹿島の勃起した性器があてられる。
 何も言わずにほほえむと、今入っているペニスから腰をあげ、お尻を高く上げて、美穂子は鹿島を誘惑した。
 鹿島も、何も言わずに性器を結合させる。すぐに嬌声があがりはじめる。
 そこには、言葉はいらない、動物的な交わりがあった。
「んふふっ。奥さん、すっかりのりのりねぇ」
「あんっ! ふううっ! 武彦さんの、中でおっきくなるぅ! いいよぉ…もっと、もっとたくさんしぼりとってあげるぅ……」
 今や武彦の上で腰をふる美香。
 騎乗位で相手を攻めながら、金玉にも優しく手で刺激を与える。
「あらあら。美香ちゃんったら、本気ねぇ。武彦さん。攻められるのも、たまにはいいものですわよ?」
 そういうと、小枝子もキスをする。
 執拗にからめとるキスに、急速に武彦の限界が近づいていく。
「あ、あ、いくっ、いきそうっ」
「じゃ、あなたも、村のオスになりなさい」
 小枝子の命令の形を取った暗示が、武彦の心に刻み込まれてゆく。
「ぼ、僕も、村の共有物になりますっ! いつでもどこでも、求められたら、チンポを差し出す、オス犬になります!」
「うふふ。よくできました。これで、この村の男になったってことよ」
 そう言って、ちゅっ、と小枝子がキスをしたのを合図に、
「う、うおおおっ!!」
 武彦は美香の中に新鮮な精を放った。
 はあ、はあ、と息をつく武彦に、鹿島の精液を自分の中に排出してもらった美穂子がやってくる。
「ね、見て、武彦さん。おまんこの中に、みなさんのザーメンがたっぷり入ってるの、わかる?」
 自分の夫の前で、性器を割り拡げる。
 自分の指でかきだすと、どろりとした精液がこぼれおちてきて、それをなまめかしい笑みで眺めやると、それをずずっ、と品のない音をたててすすりこんだ。
「わたし、いつでもどこでも、頼まれたらどこでもおまんこする、スケベな奥さんに生まれ変わったわ」
「それはよかった。僕も、美穂子が村のみんなのために奉仕できる、立派なメスになれてうれしいよ」
「武彦さんも、この村のオスとして、しっかりみなさんのおまんこの中にザーメン注いであげてね。でも、たまには私にもくれなきゃ怒こっちゃうわよ?」
「たまにはなんてとんでもない。毎日しようよ。だって、美穂子は村のメスの中でも一番エッチでセクシーでかわいいんだから」
 もう、と美穂子は顔を赤らめる。
 そうして、胸の下で腕を組み、胸の大きさを強調しながら言った。
「ねえ、武彦さん……この村のオスとメスになった記念に、早速一発、美穂子のおまんこにザーメン注いで?」
 一ヶ月前だったら、口がさけても言わなかったような台詞を笑顔で言う美穂子の瞳には、隠し切れない情欲と好色さが浮かんでいた。

 両親が昼間からセックスに興じ、この村のオスとメスに生まれ変わった数時間後。
 弘樹は、恵美子に連れられて、学校の中を歩いていた。
「いったい、俺に見せたいものって何さ」
「まあまあ、行けばわかるよー」
 委員長に言われて、弘樹は放課後の視聴覚室へと案内される。
「ちょっとびっくりするかもしれないけど、弘樹くんもよかったら楽しんでほしいなって」
 そう言って、扉に手をかける。
「じゃじゃーん!」
 扉が開く。
「ああんっ、いいっ、おちんちん最高っ!」
「ううっ、お前とやるのは久しぶりだけど、締め付けたまんねぇなっ!」
 弘樹は、目の前で繰り広げられる痴態に動揺する、というよりも、何やってるんだこいつらは、というどこか冷めた感想を持ってしまった自分自身の方にむしろ動揺した。
「なんでセックスしてるわけ?」
 それは、純粋な疑問だった。
「うん、この村では、けっこうみんな気軽にセックスするんだよ。街から来た人には意外だろうけどさ。先生だって知ってる」
 弘樹の前では、クラスのみんなが、はだかになって、セックスをしていた。
 なんだか楽しそうだなぁ、と感じてしまう自分に、少し苦笑した。
「ね、弘樹くんもさ、しない?」
「え?」
 委員長のほうを向くと、委員長がヌードで立っていた。
 案外プロポーションがいいことにびっくりする。
「どうかな? セックス。あ、ちゃんと避妊薬飲んでるから生でいいよ。病気が怖いならコンドームもあるし。小枝子先生に聞けば、ちゃんとみんなが性病にかかってないか見てくれるしね」
「あたしは体に合わなくて薬飲めないから、やるならコンドーム必須よー。逆に新鮮でいいって言われて案外好評だけどね」
 いつのまにか、クラスメイトの樺山さんが後ろに立っていた。
 だれかの精液で満たされたコンドームをふりふりと示して、にっこり笑う。
「いや、どうかな。正直、今のところ、やろうとは思わないんだけど」
 委員長が、弘樹の股間をにぎる。
「こーんなに大きくさせてるのに?」
「うん……やっぱ、彼女以外の女の子とやるのは抵抗があって……」
 おおー、と女の子たちから声があがる。
「あー、いいなー、純粋な感じでー」
「そういう純粋な男の子をセックス大好きな子に変えたいよ~」
「ちょ、お前、マジ変態だな」
「えへへー、でも、そそるー」
 何人かが勝手なことを言う。
「ま、いいよ。あたしたちだけでやるから、混ざりたくなったらいつでもいってね。恥ずかしいことじゃないんだから」
 そういうと、委員長は佐竹の前に行く。
「おっ、恵美子、今回は俺かー」
「佐竹とやるのはひさしぶりじゃんね。さっそく入れちゃおー」
「ちょ、そんなすぐにはたたねーよ、キスしよーぜ、キス」
「えー、上のお口にキスするよりぃ、下のお口にキスしてほしいな、みたいなぁ?」
 けらけらと楽しそうに笑うと、それでもちゃんとキスする委員長。
 確かに、佐竹は委員長のことを恵美子って言ってるな、と弘樹は思った。
「ちゅっ、ちゅっ、ちゅちゅ、ん、んはぁっ」
 ぐちゅぐちゅといやらしい音を下半身でたてながら、二人はつながる。
 まだ挿入されていないが、恵美子の濡れた性器が、佐竹のペニスにこすりつけられることで、徐々に大きくなっていく。
「んっ、んっ、んっ、んんーっ、んはぁーっ」
 たっぷりと舌をからませあったあと、くちびるとくちびるを離すと、二人の間に唾液の糸がかかる。
「準備万端、だね?」
 うれしそうに笑って、恵美子は腰を沈める。
「んっ、はぁ」
 軽くうめくと、挿入を完了する。
「んんっ、このみっちり埋まってる感触、すてき」
 そのまま、恵美子は足を相手の腰にからめて、ゆるゆると動く。
 おだやかだが、十分に卑猥な動き。
 そのまま、また顔を近づけて、お互いにキスをする。
 いやらしく、そしてどことなく健康的に思えたセックスに、弘樹のペニスも膨張する。
「あらぁ、やってるわねぇ」
 がらっ、と扉が開くと、小枝子が現れた。
 服装が少し乱れている。
「あら、弘樹くんはやらないの?」
 この人も知ってるんだな、と今更ながらに納得する。
「いや、やっぱり、いいです」
 あら、と小枝子は、少しおどろいた顔をした。
「そのかわり、トイレでオナニーさせてください」
「え、ええ……」
 めったに見せない動揺の表情を浮かべる小枝子を残して、弘樹は部屋を出ていく。
「ちょっとちょっと。どんな感じなの?」
「弘樹くん、のってこなかったんだよねえ。残念」
 樺山さんが、残念そうに首をかしげる。
 二つ結びの髪が、さらりとゆれた。
「う、うーん……今までの子は、男の子も女の子も、けっこう我慢できずにそのままって感じだったけど……」
 手をあまくにぎり、あごに人差し指の第二関節の背をあてて、小枝子は考え込む。
「こりゃあもしかして、大物を招きよせちゃったかな……?」

< 続く >

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