第十二章: 郁子、ハ・リ・ツ・ケ!! エロ~~い再洗脳を受けるマドンナを俊は救えるか!?
「俊さま、郁子は口惜しいです!」
以前だったら、まず見せないだろう涙を見せて、さめざめと泣きじゃくる郁子を肩に抱く俊クン。またも洗脳万歳の喝采を心の中で思い浮かべ、すんでのところで教師に止められ、郁子のオナニーが未遂に終わったことを残念無念に思いつつ、学園の最高権力者の忠実なスケベ、いやシモベ亀頭博士の術中に嵌った事を嘆く【マドンナ信者】を慰める俊だ。
「仕方ねぇって、お前は洗脳が解けてないんだからさ。それよりもお前のそのエッチな、いや健全なはずのカラダをコントロールしてる学園長や亀頭をなんとしても、ぎゃふんと言わせなきゃなぁ」
「俊さま、ホントにそう思ってるんですかぁ? 貴方さまの郁子が辱めを受けたんですよ。エッチな身体とか、妙に引っかかる言い方をなさるんですもの、俊さま嫌いよッ」
まるで一昔前のお嬢様のような口ぶりで、プンとほっぺを膨らます郁子がめっちゃ可愛いと思う俊だ。
「ゴ、ゴメンゴメン」
と、謝りつつ・・・。
(洗脳、ぜってぇ解いて欲しくないんですけど)
と、邪まな考えを巡らせる俊だ。
「ねぇ、俊さま。あのスケベな学園長たちは、また私にエッチな命令とかして来るかな・・・?」
「まぁ、来るだろうなぁ。お前は学園のマドンナだぜ。立派な教団の看板になるしな。隙あらば、お前をもう一回捕まえて、完全に自分たちの思うが儘に洗脳し、学園中の生徒を奴隷化するのに一役かわせたいだろうなぁ」
「う~~ん、絶対私、意のままにはなりませんよ。あのドスケベ教祖、影乃原をぶちのめして、淫華学会を一網打尽にしてやりますから!」
郁子はどこまでも戦闘的だ。そのガッツには敬礼するしかない俊である。
そんな時、学園長の声で校内放送が入る。ピンポンパンポン・・・。
『学園一レオタードが似合うオナニー大好きな小越郁子は、至急学園長室まで出頭なさい!! 身に覚えはあろう、男子生徒の多数に鼻血モノの破廉恥行為を披露した罪は何よりも大きいぞー!! テッテーテキに体罰を加えてやるから覚悟しろ―イ!!』
公然と学園一の女子をお仕置きできる悦びに溢れた口調で、校内放送は切れた。
「オイオイ、小越、出頭と来たぜ。お前を再洗脳するつもり満々だよ、あいつら。絶対行くなよ!」
この期に及んで、わざわざ学園長の下にのこのこと出かけていくいわれはない。ところが郁子はファイティング・スピリッツに満ち満ちている。
「なーにを言ってるんですか、俊さま! これはチャンスですよ。アイツらの根城に堂々と乗り込めるんですもの。今度こそ、影乃原と亀頭をわたくしのお嬢様ウエポン・パワーでキリキリ舞いさせてやるんだからッ!」
「止めとけって! お前洗脳室でどんだけ、辱められたか忘れたのかよ? 絶対また捕まるよ、お前!」
「まぁ、俊さまッたら私の事、そんなおバカで軟弱なオンナだと思ってるんですか!? 絶対捕まったりしませんから!!」
洗脳される前の郁子同様、意地を張ったように美貌をむくれさせて俊をぐっと見つめるマドンナさま。よほど、奴らの虜の身となった事を恥じているのか、瞳には涙もにじませているが、負けず嫌いの勝気娘の性格そのままに教祖様、俊に一歩も引かない構えだ。
「絶対に捕まるって!!」
「捕まりませんッ!!」
「お前の手に負える相手じゃないって!!」
「じゃあ、俊さま。誰が闘うっていうんですかぁ!?」
口論する様は、以前の関係を彷彿させるものだが、お互い想い合っているところが、洗脳後の二人の特徴であり、成長した部分だ。しかし、郁子は不意に、ぷいっと拗ねたような表情を作って言い放つ。
「もういいですッ。わたくし一人で戦うもんッ。俊さまなんか勝手にすればいいわ!」
「ああ、勝手にするさ。お前こそどーなっても助けてやんねぇ~~からな!!」
「もうッ・・・知らない!」
郁子は涙ぐむと、魅惑の肉体を揺らしつつ、駆け出していった。
「ああ、郁子の【教祖】になってから、初めて罵倒されたよ。・・・でも、めっちゃ可愛いんですけど!」
売り言葉に買い言葉で喧嘩はしてみたものの、意地っ張りキャラの郁子の可愛さに惚れ惚れしていた。
「ああ、アイツ、学園長の部屋に乗り込んでるんだろうなぁ」
郁子の怒りの矛先を向けられた影乃原と亀頭の末路に合唱しつつ、不吉な予感を覚える俊だ。
「でも、アイツどっか隙が多いからなぁ。間違いなく捕まるような気がするな。今度はどんな目に遭わされるんだろ?」
不謹慎にも、純粋まっすぐな郁子が学校の最高権力者の手中に堕ちて、エロティックな洗脳を再び受ける様子を思い浮かべ、勃然となる俊。
「いけねぇ、いけねぇ、さすがに女の子一人を戦わせておくわけにはいかねえよな」
この学校の主が牛耳る、学園長室という名の洗脳部屋に足を運ぶタイミングを思案するヤンキー君だった。
その頃、当の学園長室に乗り込んだ郁子は大乱舞、だ。助手兼シモベの信者たちを、武闘派お姫様は一気になぎ倒し、度重なる陰謀の首謀者、影乃原と亀頭をまたしても追詰めていた。
「さぁ、お望み通り、来てあげたわよ、覚悟なさーいッ!! レオタード・ジャンヌダルク郁子のハイキックをお見舞いしてあげるんだからッ!!」
聞くだけでも恥ずかしいニックネームを自分で宣誓し、健康的なナマ美脚を振り上げ、マッドサイエンストの顎を砕く郁子。そういえば、洗脳後の郁子は羞恥心が無くなったのは確かで、校内でも彼女のエロエロ度が増したことは評判だが、それが逆に男子の人気を高めることに繋がっている様子だ。もっとも、今日の公開オナニーは行き過ぎ感もあるが。レオタ姿の絶世の女騎士に打ちのめされた亀頭博士、敢え無く悶絶。
「い、いく、郁子君・・・。待て、まずは話し合おうじゃあないか!」
と、こういう場面でだけは、妙に平和主義な教職者めいたセリフを吐いて、この難局を逃れようとする教祖様。しかし、信奉する【教祖様】俊との初喧嘩で、怒り心頭状態の乙女のブレーキをかけるには至らず・・・。
「言いたいことはそれだけかしら? ・・・この、スケベ野郎!、童貞野郎!、包茎やろーう!!」
総合格闘技張りの強烈な左右のハイキックに、顔面を殴打された教祖様、鼻血を吹き出し完全KOだ。
悪党二人を完膚なきまでに叩きのめしたレオタード・ジャンヌダルク郁子は、それでも怒りおさまらず。
「あ、この洗脳器まだ、稼働しているんだ。これが全ての元凶じゃん、いいわ。完全にぶっ壊してやるんだから!!」
と、郁子は散々自分の肉体と精神、それに花も恥じらう乙女の性感を弄ばれた魔道具を睨みつけると、強烈すぎる回し蹴りをドカンとお見舞いだ。ぶしゅ――ッ!! 煙を噴き出し、焦臭いにおいを発しながら火花を散らす洗脳器のカプセル。
「ああ―ワシの最高傑作がァ!!」
と、亀頭が断末魔の叫びをあげれば・・・。
「せっかく、郁子君を再びあの手この手でいたぶって、再洗脳ができると思っておったのにぃ~~!!」
と、教祖様はまたしても邪な願望を吐露した。まぁ、大人しく洗脳器に入ってくれるタマではないことは、とっくにわかっていると思っていたのだが・・・。懲りない面々である。
「こぉ~~のぉ~~ッ、洗脳した生徒たちを元に戻せッ、このこのこのぉ~~」
レオタード・ジャンヌダルク様は生足で、マッドサイエンストの顔面をぐーりぐりして、「完全降伏」を促す。だが、洗脳を解かれたら、、目立ちたがり屋が昂じて妙に露出の多いコスチューム好きで、M的な性感を持つ自分の性癖も、そして何より現教祖様の俊への思慕の情も捨て去ることになるわけだが、そのことには気が付いていないご様子だ。
「俊さま、どうです。貴方の郁子はこーんな奴らなんか、一人で十分やっつけることができるですから! さぁ、洗脳器もぶっ壊してあげたことだし、観念しなさい!」
と、この場にいない【教祖様】を思い浮かべ、ただでさえ高い鼻を、さらに高々にして済まして見せる。だが、このお嬢様やはり隙が多い。
「なめるなよぉ、小娘ぇ」
お姫様の生足でふんづけられ、微かなマゾヒスティックな喜びを感じつつも、根は極サドの鬼頭博士は、小さなリモコンを操作する。すると・・・。
「生意気女子生徒捕獲用秘密兵器!! 名付けて’女郎蜘蛛の巣’!!」
嬉々とした表情でカウントダウンに入る亀頭博士。
「ワン!!」
いきなり郁子の背後の床板がめくれ上がり、その肉体の背中に張り付いた! そして、その世にも不気味な女郎蜘蛛の毒々しいイラスト入りの台形の板が妖しげに光る。
「きゃッ! な、なにこれ!? 変なボードがカラダにくっついたわ!」
「ツーッ!!」
亀頭のカウントダウンが進む。すると、珍しく女の子らしく、両手をパッと広げた可憐な乙女ポーズをとった郁子の両手首、ピシーッと揃えたままの両足首が、ボードから出現した拘束具にキッチリと縛られてしまった。
「手足が縛られたわッ、う、動けなーいッ!!」
この時点で、男子であれば垂涎のレオタード・ジャンヌダルク、小越郁子の磔絵図が完成したわけだ。だが、亀頭は嬉しさを堪え切れない表情で、最後のカウントを数える。
「スリぃーッ!!」
すると、郁子のナイスバディをハリツケに処したボードに電流が流された!! なんともSMチックな責めに激震の乙女の肉体!!
「ああッ、あああああああああうううううぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~んんんんぁぁぁぁぁ~~~~~あああああぁぁぁぁぁ~~~~~~ッッ!!」
エッチな身体をビクンビクンさせ、妙に長ったらしくも艶めかしい喘ぎ声で縛られた肉体を悶えさせる郁子ちゃん。やがて、カクンと、これまた超絶なエロさを醸し出しながら、項垂れるのだった。
またしても、学園最高権力者の魔手に堕ちた郁子が、タダで済むはずはなかった。蜘蛛の巣に捕えられた蝶の如し、レオタードナイスバディに亀頭博士が迫る!!
「このお転婆娘めッ!! 私の最高傑作’肉体改造室’を破壊しおってぇ!!」
と怒り心頭のご様子だ。
「洗脳器を使えん以上は、前回の手術でお前の肉体に刻み込んだ性感オーガズムを最高潮にまで呼覚まし、服従する相手が我らであることをしっかりと、そのエロイ肉体の芯まで思い知らせてくれるわッ!!」
「・・・っていうことは、また私、・・・女の子の部分を・・・苛められるってことなの? ・・・いやん、もうッ!」
ハリツケ郁子は妙に、恥じらいながら、悲しんでるんだか、悦んでるんだかわからない、スケベな困惑顔を浮べながら、四肢の自由を奪われたナイスバディを悶えさせてみせる。オイオイ、まだ拷問は始まっていないぞ、と突っ込みたくなるが、再洗脳の恐怖よりも、これから受ける折檻に、淫靡な想いを馳せている郁子ちゃんなのである。どうも、洗脳室送りにされて以来、妙なM的性癖に目覚めつつあるのは気のせいではなさそうである。
そんな彼女の期待に応えるべく(?)、亀頭博士は、これまた珍発明品を机の下から取り出す。それは、毒グモを模した小型リモコンだ。
「郁子、この名付けて’女郎蜘蛛のセガレ’には、清楚な振りして、その実、ドがつくほどにスケベな性感を弄び、究極的にまで昂ぶらせ、オーガズムに誘うGスポット刺激波動を生み出す電子信号が仕込んである。お前が、その悦楽ビームに陥落するとき、もう我ら以外の者の命令などきく気がせぬほどの肉奴隷に成り下がるっていう、寸法だ!」
「そ、そんなすっごい機械なの!? ・・・っていうか、愉しみかも・・・じゃ、じゃなくて、私が俊さま以外の男性の言うなりになると思うの!?」
スケベ娘の本音が見え隠れするが、そこは【教祖様】俊を想う心で乗り切ろうと、タカビーな表情を慌ててこしらえる郁子だ。
「それに、小越家は元鎌倉武士の由緒正しい家柄よッ。そんな卑猥な方法で責め落せると思っているのかしら!?」
お嬢様らしい小生意気な態度で、教祖様を見下ろし、徹底抗戦の構えをとる郁子。だが、過去の洗脳手術で’改造’された、うら若きその肉体を持て余す彼女がどこまで、タカビーでいられるか・・・? さて読者諸兄は郁子がどこまで調教に耐えられると思う? 予想してみて戴きたい。
「なかなか良い態度だ、じゃあ、試してみるとするかね?」
亀頭は、蜘蛛のフィギュアをハリツケマドンナのレオタードに隠された秘裂に近づけると、その小さなボタンを押す。奇妙なピンク色のビームが郁子の股間をピンポイントで攻撃を始める・・・。
先ほどの質問の答え・・・。それは調教開始三秒、である。磔板に架けられた肉体をビクンと反り返らせ、早速、調教の感想を歓喜の嬌声混じりに漏らし、悶絶する郁子嬢。ああ、もう既に白旗状態。駄目だ、こりゃ。
「ああぁぁッ、あううううああああああぁぁぁぁぁァァァ~~~~ンンンンッ!! す、すっごい、超気持ち良いんですけれどぉ~~~~~~~ッ!!!」
いくら性感を調べ上げられ、その弱点を摘み上げられているとはいえ、敵に捕まって調教されている女の子が漏らす台詞では無いと思うのだが・・・。
「ほりゃほりゃぁ~~ッ、また、さっきオナニーし損ねたアソコからスケベ汁が漏れ始めているぞーい! 太腿までヌルヌルじゃないかぁ?」
「だ、だ、だって、こんなことされたら、耐えろっていう方が無理ッ!! 乳首はコリッコリになって来たしぃッ、クリちゃん皮まで剥けているしぃッ、とめどもなくエッチなジュースが出て来るしぃ~~ッ、こんな気持ち良いことされて、感じない女の子が・・・いるわけないじゃんッ、ああああぁぁぁ~~~~ん!!」
歓喜と、恥辱と、悦楽に完敗し、むせび泣きながら、拘束された肉体を悶えさせ、頭を振って、秘裂の間の濡れ濡れの花豆を感極まらせる郁子クンだ。
「おいおい、あんまり悶え狂って、我が秘密道具の傑作’女郎蜘蛛の巣’まで壊すなよぉ」
淫靡な笑いを浮かべながら’女郎蜘蛛のセガレ’を郁子の股間にあてがい、Gスポット刺激波動でいたぶる亀頭博士だ。
「う~~む、我が部下ながら、あっぱれな奴じゃな、亀頭博士。ちょっとワシにも、郁子ちゃんを責めさせて欲しいんだが・・・」
と、影乃原の羨ましそうな表情ときたら・・・。
「いえ、尊師。それよりも、今この娘の忠誠の対象人物である、加々見俊を誘き出し、目の前で無様な姿を曝させ、郁子がヤツに抱いている幻想を打ち砕かねば、洗脳は完了しません」
「そ、そうか・・・」
「この娘に引導を渡すのは、それからでも遅くありますまい」
亀頭博士は、郁子を散々弄んだ’女郎蜘蛛のセガレ’の生み出す、Gスポット刺激波動を名残惜しそうにオフにした。
「ああぁぁ~~~~~あぁ・・・」
と、当の郁子はこれまた名残惜しそうな喘ぎを残し、カックンと項を垂れる。その痴態が磔にされている分、妙にエロイのだ。
(しゅ、俊さま・・・。助けになんて来ないで!! 貴方様の言うことを聞きもせず、無様に捕まっちゃったうえに、また俊さまの前で、こんな辱めを受けたら・・・郁子もう・・・貴方のお嫁さんに成れないッ!!)
またしても囚われの身と相成ったエッチなお嬢さんにも、相応の悩みは尽きぬようで・・・。っていうか、再洗脳されることを心配しろよ、おいという突っ込みどころ満載のマドンナ様なのだった。
< To Be Continued. >