カルト学園狂躁曲!? 第十三章

第十三章:郁子救出作戦・・・のはずが意外な展開に

 ヤンキーの癖に小心者でに、どこか決断力に欠ける俊は、【舎弟】こと、昭仁と達也に協力を求めていた。・・・っていうところがセコイ!
「それで、ボス。小越が一人で学園長室に行ったってマジかよ?」
 とニシヤンこと昭仁。
「それにしても、さっきの小越・・・めっちゃエロかったよなぁ~~。あれも洗脳の効果だってわけ? だったら、このまんまにしといた方が良くね? ボスを教祖様だって思ってるわけだし」
 それは俊も同感だ。しかし、洗脳のおかげで郁子を落としたとあっては、学園一のヤンキーの名が廃るというもんだ。ましてや、舎弟の前では見栄ってえもんがあるのだ。
「で、小越はまた学園長のところにわざわざ折檻されに行ったわけか。どーして止めなかったのよ、ボス?」
 ニシヤンの疑問はもっともだ。
「止められるわけねーじゃんかよ。洗脳されてるって言っても、小越はあの勝気な性格はそのまんまだぜ」 
 俊はまた郁子が暴走し、学園長一派に【致命傷】を与えてしまうことを危惧していた。今の郁子は可愛いが、このまま、彼女の教祖で居続けるのはバツが悪いのだ。連中を叩きのめせば、洗脳が一生解けない可能性もあるわけで・・・。しかし、それよりも何よりも、郁子がまたしてもへまをやらかし、影乃原教祖の魔手に堕ちているのでは、というイヤーな予感がしていたのも事実だ。その予感は的中していることを間もなく知ることになる俊・・・。
 
 ピンポンパンポン・・・。再び校内放送だ。流れてきたのは、聞き覚えのある喘ぎ声・・・。
『ああぁッ、ああああぁぁぁぁ~~~~~~~~~ンンッ!! ぜ、全身が痺れちゃうううううううぅぅぅ~~~~~ッ、あああああぁぁぁ~~~~~~~~~~ンンンンッ!!』
「これって、小越の声じゃねえ?」
「どんなお仕置きされてるんだよ?」
 想像をたくましくする、ニシヤンと達也だ。
「変なもーそーするんじゃあねえよ、小越の奴、やっぱ捕まっちまったのかよ!?」
 と、仲間を一喝しつつも、郁子の妙に艶やかな悲鳴にアソコガでっかくなる俊。続いて、聞こえてきたのは美人教師、藤澤絵里センセイの声。
『加々見俊クンッ。大人しく学園長のお部屋に出頭しなさい。キミの大事なひと、小越郁子さんは今、学園長、いえ尊師から厳しいお仕置きを受けているわ。レオタ姿のまんまで、エッチな身体をハリツケにされて、惨めに電流責めにされ、アン、アアァ~~ンッ、ってエッチに喘ぎ悶えながら王子様の救出を待っているわよ。このままだと、恥辱と甘い痺れに失禁もしちゃうんじゃあないかしら? 言っておくけれど、君が救出に来ない場合、郁子ちゃんは、究極のオーガズムを味わい昇天し、身も心も尊師のモノになり果てるわよ。それでもいい?』
 郁子を餌にした、おびき出し作戦だ。
『ああぁぁ~~~ん、だ、駄目ですぅ、俊さまぁ~~、こ、これは罠ですぅッ、来ては駄目ぇ~~。ああぁぁ~~~~ッ!!』
 ホントに俊を巻き込むまいとしているのか、助けに来て欲しいんだけど、カマトトぶって焦らしているのか、判断は付きかねる。だが、スピーカーから漏れる、兎にも角にもイロッぽい喘ぎに男三人、アソコが完勃ち状態になった事だけは言うまでもない。
「俺は行くぜ!!惚れた女がとっ捕まっているのに放っておけるかよ、お前達は来なくてもいいぜ!!」
 俊はカッコをつけて走り去ろうとする。
「なーに言ってんの、ボス」
「小越は俺らのアイドルだぜ、皆で助けに行ってやろうぜ!!」
 と、呼応する悪友二人。
「お前ら・・・」
 熱い学園友情物語が始まった・・・。が、実のところ、郁子がエロイことをされてる場面に遭遇したいだけである、三人とも・・・。おそらく、多分、きっと・・・いや絶対にそうだろ!!
 
 学園長室に駆け込んだ三人が目にしたものは、世にもスケベな艶姿を晒す小越郁子嬢だ。磔にされて項垂れているもんだから、ミョーに色っぽい。
「小越ッ!!」
「しゅ、俊さまぁ~~・・・、やっぱし、捕まっちゃいましたぁ・・・ごめんなさい・・・」
 いつになくしおらしい囚われの姫様の態度も、これまた俊をキュンとさせる。すぐさま、郁子に駆け寄ろうとする俊の前に立ちはだかったのは、そう、洗脳された藤澤先生だ。
「フフフ、やっと王子様のご登場ってわけね。でも加々見クン、囚われのお姫様のドスケベっぷりを前にして幻滅せずにいられるかしらぁ?」
 意味深な笑みを浮かべた藤澤先生はあるものをかざす。それはもちろん、あの道具。亀頭博士の珍発明品’女郎蜘蛛のセガレ’を、磔の郁子の股間部分に近づける。これには、先ほどとっくりと味あわされたGスポット刺激波動を思い出したのか、狼狽しまくりのお嬢様だ。
「そ、そんなッ、ふ、藤澤先生ッ、お願い止めてくださいッ、大好きな人の前で・・・オ、オナニーなんてぇッ、そ、そんなッ、ああん、ああァァ~~ッ、イ、イキ顔を見られるなんてッ、そ、そんな、見ないで俊さまぁ~~~~ッ!!」
 まだ股間にあてがわれただけだというのに、絶頂を味わう気満々の郁子。よっぽど、悦楽に弱いのか、はたまたマッドサイエンストの発明が、花も恥じらう乙女の蜜壺を刺激するよほど優れた大人のオモチャという事か?

「さぁさ、小越さん。貴女がどれだけ、ふしだらな女の子か、彼らに見せてあげるといいわ。ワン、ツー、・・・スリー・・・」
 前回の闘いで郁子に叩きのめされた絵里センセイは、その豊満で感度の高い性感を持ち合わせた若い教え子をいたぶることに心底喜びを感じる表情で’女郎蜘蛛のセガレ’のスイッチをカウントダウンと同時に押し込む。
「らぁッ、らめ(駄目)ですぅううう~~~~ッ!!」
 磔板に掛けられた郁子に抵抗する術ナシ。拘束具’女郎蜘蛛の巣’を破壊せんばかりの勢いで激しく仰け反り、嬌声と共に喘ぎ貌をご披露だ。ものの数秒で、レオタードから泉のように湧き出る夥しい愛液。恍惚の表情には感涙とともに、蠱惑的な唇から涎まで滴らせ、どんな『袋とじ』や『イカガワシイDVD』にも負けず劣らずのスケベ貌を、思春期真っ盛りの健全な男の子の前に、遺憾なく曝す羽目になる郁子。
「や、やだぁッ、アソコが痙攣してますウウゥゥ~~~ッ!! しゅ、俊さまぁッ、もう私ダメですッ、イッちゃいますよおぉ~~ッ!!」
「フフフフ、小越さんッたら、そうそう簡単に恥をかき終えられると思っているの? ここは徹底的に’寸止め’を繰り返して、王子様の前で徹底的に痴態を見せてあげるがいいわ」
 絵里センセイはニヤリとサディスティックに微笑むと’女郎蜘蛛のセガレ’のスイッチをマメに操作し、郁子の性感を弄ぶ。もう喘ぎっぱなし、虐められっぱなしのお嬢様だ。

 そして、悪いことは続く。
「おい、ニシヤン、達也、小越を助けるんだ、ン、ちょっと、どうしたお前ら、目つきが変だぞ!? お、おいぃ!!」
 昭仁と達也は郁子を助けるどころか、ニヤリと妖しげに笑うと、俊を左右から取り押さえたのだ。
「絵里センセイッ、作戦成功です。加々見の奴もとっ捕まえました!!」
「お、お前ら、絵里センセイからの洗脳が解けてなかったのかよぉ!?」
「ご苦労様、二人とも。加々見君、甘いわよ。私の性調教で心を奪われたものは、そうそう簡単に正気には戻らないわよ。さぁ、君もその仲間に加えてあげるわ。先生のテクニックで、ね」
 絵里センセイは妖しげに微笑む。

< To Be Continued. >

感想を書く

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.