第4話 ~ご主人様、爆誕!~ ・Master-01 窓をじめじめとした水滴で埋め、梅雨の雨はぼくの心を代弁するかのように降り続ける。それも、勢い良くバケツをひっくり返したような雨ならまだ力強さがあるだろうに、何を考えて
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ぼくの名前は佐原道明。今、世界でもっとも幸福な高校生だ。
友達連中には小動物系なんて言われてるけど、今なら許そう。
世界ぜんぶが輝いてるような気さえする。幸せ……それが、こうまで世界を変えるなんて、今までぜんぜん知らなかった。
わたしのごしゅじんさま 第3話
第3話 ~嬉し恥ずかし初でぇと~ ・Slave-01 そっと指先にキス。 高感度の感覚器が集中している指先は、ちゅっという音とともに、私にささやかな快感を伝えてくれる。 左手が、右手を捧げ持つように、動いた。 こ
もっと読むわたしのごしゅじんさま 第2話
第2話 ~はじめての・・・~ ・Master-01 男が出す匂いとは、どこかが決定的に違う汗の匂い。ちょっと嗅いだだけで汗の匂いと判るのに、不愉快な感じのしない・・・それどころか、もっと深く嗅ぎたくなるような、匂い。
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第1話 ~おおきなくりの木のしたで~ ・Master-01 ぼくの名前は佐原道明。今、世界でもっとも幸福な高校生だ。 身長は151cm(でも、測る時に微妙に踵を浮かせてたのは秘密だ)で、友達連中には小動物系なんて言わ
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