- 坂部勝也 10月17日(水) 栗原聡子は空を見上げていた。 「…と。バカ聡!」 「ま!」 バカ面で聡子が振り返る。向いた先には飯原和利が座っていた。 「何見てるの」 和利は呆れ顔だ。 「空だよ。空!」 「…で
もっと読むカテゴリ:欲 ~ 愛子 ~
今日の練習が終わろうとしていた。体はボロボロである。
ウェアを脱ごうとチャックを下ろそうとした時、後頭部に何とも言えない違和感を感じた。
欲 影の足跡
- 影の足跡 2001年10月13日(土) 11:00~ 愛子は興奮していた。現在、愛子は旧館(メイン校舎)の多目的ホールの壇上に座って居た。 『…でありますから…』 中央の所では学長の牛島孝文(68)が講演してい
もっと読む欲 吹雪きの日
- 吹雪きの日 - 「………と。バカ聡!」 飯原和利は彼女の栗原聡子の頭をこずいた。 「ま?」 バカ面で聡子が振りかえる。 「口。また、半空きでバカ面してたぞ聡子」 「慣れてよ」 「そういう問題じゃない。悪い癖だ、直
もっと読む欲 長い廊下
- 長い廊下 - ジジジジイ。ジジジッツ・・。 スキーウェアのチャックを早く下げたり、遅く上げたりしながら、愛子はチャックを見つめていた。 「??」 一昨日、上森愛子は21年間、初めてで最高の快感を味わった。想像も
もっと読む欲 違和感
- 違和感 - 2001年10月8日 何か変だ…。更衣室でスキーブーツを履きながら思った。何かは分らないが気になる。何が気になるのか分らない。 「まぁ、いいかぁ・・」 ストックと板を持って上森愛子(21)は外に出た。
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