欲 違和感

- 違和感 -

2001年10月8日

 何か変だ…。更衣室でスキーブーツを履きながら思った。何かは分らないが気になる。何が気になるのか分らない。
「まぁ、いいかぁ・・」
 ストックと板を持って上森愛子(21)は外に出た。目の前には真っ白な風景と80個の雪のコブが広がっている。
「うし、今日も頑張りますかぁ」
 愛子は笑うとゴーグルを頭からズラし、滑り始めた。

 上森愛子は「白峰総合教育大学」の院生1年である。専攻は雪上競技「モーグル」で、練習の8割が授業になっている。また、国際大会の候補にも選ばれる彼女は学費も免除になっており、良い施設がタダで使えるので都合が良かった。
 来年2月大きな国際大会が控えている、なので、愛子にとって今が重要な期間であった。朝8時から夕方6時まで練習三昧であり、特に雪上で行われる実施練習は午後一杯あり、1番過酷な練習であった。
 
 「フイーッ。ちゅかれたぁー」
 午後6時3分。今日の練習が終わろうとしていた、言葉どおりに体はボロボロである。早くオフロに入って、さっぱりしたいなぁ・・っと考えつつ更衣室に向かう。
 いつも通りに、板とストックを片付けた後、緑色の長椅子に座りこんだ。
「まいったねー。今日もエアが決まんない」
 グチを言いながら、ブーツを脱いだ。ウェアも脱ごうとチャックを下ろそうとした時、後頭部に何とも言えない違和感を感じた。
「えっ? また?朝も感じたヤツだ。何だ??」
 ふと、ウェアのチャックに目が止まった。チャックを一気に下ろそうとするが、手が思うようにいかない。頭とは反対にゆっくり、ゆっくりチャックは下りていく…。下ろせば下ろすほど違和感が強くなり、頭がボーッっとしていく。
 おかしいが、嫌ではない。むしろ良い感じである。チャックから目が離せない・・。
「何?何で??エッ!」
・・・モソッツ。
 動いた。下半身の一部が!!正確に言えばアソコの中である。何かは分らないが、ビー玉位の大きさのモノがアソコの中に入っている!
「?!?」
 ゴリッツ!
「ヒッ!ああぁ!!」
 増えている、ビー玉が2つに!まるで生き物のように玉が中で動き回っている。
ゴリッツ…。ゴリッ。
「くううっ。何でェ…。ああっつ!!」
 頭を揺すった。しかし、チャックから指が離れない。ゆっくり、ゆっくりと下に下りて行く。
ジジジジジジジッ…。
「っつはぁ!また増えたぁ。ああっ」
 3つのビー玉が激しく擦れ合い、動きまくっている!愛子は顔面を汗だくにして、顔を左右に振った。
「熱い!熱いよぉ!!」
 マ〇コが熱い。凄い勢いで濡れて来ているのがわかった。中で激しく玉が動いているせいで、マ〇コの入り口がパクパクと開いたり閉じたりしている。
ジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジッツ…。
「んあぁ。ああ!いい!いいっつ!!」
 だらしなく、口の端からはヨダレが流れ床に落ちている。そんなことが気にならないくらいに気持ちが良い。
「っ!はあぁぁ!!開いてるマ〇コ。マ〇コ開いたり閉じたりしてる!どうしよう。どうしよう。ああっ!いい!!いい!!」
・・グギャリ。ギャリッツ。
 ビー玉は増え続け、6つになっていた。今にもアソコから、こぼれ落ちてしまいそうだった。しかし、玉と粘つく汁が絡み合い、落ちる事は無かった。
「くはぁぁっつ!」
 ギュチュン!ギュチュン!!
 玉と愛液が絡み合い、おかしな音を上げている。熱い。熱すぎる。愛子のマ〇コの内側は真っ赤になり、大量の汁を出している。
「いい!きてる。きてるよぉ・・。っぁあ!イク!イク!」
 頭を掻きむしり、腰を前後に揺すった。腰の動きに合わせて、アソコからはギュチュン!ギュチュン!!っと激しく音を上げている。乳首とクリト〇スは大きく勃起し、布に擦れるたびに、痛いくらいの快感を与えてくる。
 愛子は、激しく動きすぎて、前のめりに倒れこんでしまった。お尻だけを上げて、床に這い付くばるようになった。
『・・!! えっ!何で!何でよ』
 愛子の顔が困惑した。
 消えた。さっきまで、入りきれないほどあったビー玉が全部アソコから消えたのである。
 モーグルの為に付き合っていた彼とも別れ、練習の日々。溜まっていた愛子にとって、この焦らしは殺人的であった。
『いやぁ。何でよ!もう少しなのに、なんで?なんで!?』
 困惑し頭がおかしくなりそうである。しかし、今の愛子の頭の中に考える事は1つしかなかった。手をパンツの中に入れ込むと、乱暴に指2本を根元まで押し入れた。
「はぅうううううっ・・。コレ!これが欲しかったの。奥に当るような長い物が欲しかったの」
 火傷するほど熱いマ〇コに、冷たい手は予想以上の快感を与えた。愛子は、より多くの快感を求め、指を開いたり閉じたりと変化させながら、中を掻き回す。
「んんんっつ!いい!気持ち良い」
 全身がとろけそうである。腰は自然に動き、手も激しくなった。自然に、もう片手はクリト〇スをこね回していた。
「っつはぁ。もう、らめぇ!らめぇぇぇぇぇ!!」
 一層手と腰が動き、2ヶ月ぶりの絶頂を迎えた。マ〇コの奥から、ドロッとした濃い液体が出てきた。久々の絶頂の気持ち良さに愛子は、口を半開きにして、ヨダレを垂らしていた。パンツは愛液でビチョビチョになりすぎて冷たく感じた。

… … … … … …コンコン!!!
 ドクン!!心臓が飛び出しそうになった!誰かが更衣室のドアをノックしたのである。
 愛子は急に現実に引き戻された。
「上森?大丈夫か?入っても良いか?」
 コーチの上城である。ヤバイ!今にも入る気マンマンではないか!愛子はヨダレを拭い立ち上がろうとした。
「は、はい!大丈夫です!!少し、考え事をしていただけです。」
 マズイ。考え事はマズイ。興味を引いてしまう話ではないか!マズった。
「・・エアのことか・・。そうだな、少し話そうか。」
 急いで、立ち上がった。
『!!!!』
 下半身に激痛のような快感が走る。アソコの中に、少なくとも8つは有るビー玉が一気に帰ってきたのである。
「んっはぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
 体がのけぞった。股間からは大量の「汁」と「ビー玉」と「おしっこ」が、パンツの中に落ってきた。
 あまりの気持ち良さに愛子は、上を向いたまま舌を横に出し、呆然とした。愛子の股間は、色々な物で膨らみ、男性のようになってしまっているのが、外観にも分かった。

・・カチャリ。ノブが回る・・。
!!!!!!!
「ん。どうした。そんな顔して・・」
 コーチは不思議な顔をして、首をかしげた。心臓は、はちきれるくらいに大きく鼓動している。
「・・い、いえ。本当に、もう大丈夫です。吹っ切れましたから・・」
 個間の前で手を組み、必死に膨らみを隠しながら愛子は言った。
「・・そうか。まぁ、なら良い」
 後ろ手でノブを掴み、閉じようとしたコーチの手が途中で止まった。
「そうそう、それと愛子。この部屋、何か臭くないか?」
 背中を向けたままコーチが言った。
「そ、そうですか!気のせい・・」
・ ・コトーン。ズボンの裾から、愛液にまみれたビー玉が甲高い音と共に落ちた。
「・ ・っつ!!!」
 青ざめた愛子の顔が、地面に転がるビー玉に釘付けになった。

 ・・顔を上げると、汚れた白いドアは閉まっていた。
 ・・・床にはテカテカと光る愛液のみが落ちていた。

< つづく >

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