広大な大宇宙の片隅、太陽系に向かう一隻の宇宙船内。
「何で私がこんな辺境の惑星に‥‥」
 宇宙警察に所属する宇宙刑事「御蓮寺 桃華」は不満をつぶやいていた。
 容姿端麗、頭脳明晰を誇る才媛が突然辺境への異動を命じられたのだ、無理も無い話であった。