第06話 「そ、そんなっ!」 慌てて立ち上がろうとするが、上からしっかりと肩を押さえられているため、身動きが取れない。 「あっ! お、お願い、放してっ!」 「ホント。綺麗で可愛くて……いやらしかったよ、ママ。最高だった
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『ママに僕の恋人を紹介したいんだ』
そう言って息子から手渡された1枚のDVD。
あせり、うろたえ、複雑な心境のまま再生を始めた美しい母親が迷い込む、おぞましくも甘美な世界。
魔少年 Side:B 第05話
第05話 (ああ! どうしよう! どうしよう! 私……言っちゃった!) 雅人が浴室に消えたのを確認すると同時に、聖美はへなへなとその場に崩れ落ちる。 「マー君も『お願いしますっ!』って……それって、つまり、こ、これから
もっと読む魔少年 Side:B 第04話
第04話 「ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……ごめん、なさい……」 ぽたり。ぽたり。ぽたり。 熱い液体が、頬に、額に滴る。 (――熱い、わ) まるで炎が降り注いでいるようだ。 あまりの熱さに、胸の奥
もっと読む魔少年 Side:B 第03話
第03話 (あ……あああ……) 言葉が出ない。 いや、喉に膨れ上がった叫びがあまりに大きすぎて、声に出来ないのだ。 叫んだ瞬間、自分はプツリと壊れてしまうに違いない。 (私のカラダ……カラダが……カラダが……カラダ
もっと読む魔少年 Side:B 第02話
第02話 ちゅぽ。ちゅぽ。ちゅぱ。ちゅぷ。 『んふぅ、おいひぃ』 液晶画面の向こうで、両手で捧げ持った棒状の“ナニカ”を美女が頬ばる。 恍惚とした表情で、モゴモゴと口元をうごめかせ、上目使いにカメラに微笑む。 (…
もっと読む魔少年 Side:B 第01話
第01話 チュパ。ジュル……チュポン! ピチュ。クチュ。 五十インチの大きな液晶画面一杯に映し出された巨大な二つのピンクの物体。 卑猥な水音を立て、粘液を滴らせ、ナメクジの交尾のように、ぬめり、のたくりあう――それ
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