後編 ―――今朝、イオリは俺を起こしにこなかった。 まあ、当然だろう。ケンカしたとき(というか俺が一方的に腹を立てたとき)の朝は、いつもビクビクしながら玄関で俺を待つのがアイツのいつものパターンだからな。 そう、い
もっと読む「電波」
幼なじみが中二病の催眠術師だが問題ない 前編
※この作品は 128.nakami作『ポケガ』と『魔法的な何か少女☆コマキ』より、一部の内容・登場人物を引用しています。 前編 俺、鈴木広樹がまだ小学校1年か2年くらいの頃。 隣んちの長女、葦原イオリは同い年。次女の
もっと読む新作で行こう 後編
後編 「服部さんも、昨日から出てるムロイの広告、ご覧になりました?僕、朝の新宿駅で、腰を抜かしちゃいましたよ。あの滋野井セリさんが、ですもんね。」 「五十嵐さんはご存知なかったんですか?あれは新宿ムロイデパートと月刊シフ
もっと読む新作で行こう 前編
前編 「はー、正月休みも、アッと言う間に終わっちゃった。仕事ダルいな、しかし。」 江森健吉が周りのバイトにも遠慮せずに大きな欠伸をすると、隣のカウンターに雑誌を持ってきたOLが、それを聞いてプッと噴き出した。溌剌とした
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