胡蝶 ~ 壱の巻 ~
チリン、チリーン・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「はぁはぁはぁはぁ・ ・ ・」
暗い竹林を一人の白い忍者服をまとうくノ一が走る。
『いいかげん諦めたらどうだ?』
どこからともなく男の声がする。
「くっ! !・ ・ ・どこの里の者だ!?」
くノ一は立ち止まり、虚空に向かって叫ぶ。
「は!?俺らに里なんてねぇよ! !」
(という事は、『はぐれ忍び』か・ ・ ・)
「誰かの刺しがねか!?」
「・ ・ ・いいや」
「それなら金か!?」
「・ ・ ・それも違うね」
チリン、チリーン・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
(敵は一体何が目的なんだ!?)
「クソ! !姿を現せ! !」
そう言って、くノ一は、また竹林を走る。
チリン、チリーン・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「!?・ ・ ・そこだ! ! ! !」
ヒュッ! !
くノ一は『クナイ』を一メートル程横の地面に投げつけた。
「ぐはっ! !」
(仕留めたか!?)
チリン、チリーン・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
一瞬の沈黙。
「やるじゃないか・ ・ ・」
「何!?」
『クナイ』を投げた方向とは逆の方向から、体格がいい黒装束に身を包んだ忍者が現れた。
(手ごたえはあったんだが・ ・ ・)
「やっと姿を現したな! !」
「ご希望通りな・ ・ ・」
「お前らの様な『はぐれ忍び』が里の者に手を出すと、どうなるか分かっていような!?」
くノ一は短刀を片手に握り、いつでも相手に切り込める体制で威嚇する。
「さあな?・ ・ ・手を出すと、どうなるんだ?」
(この! !・ ・ ・どこまで人をおちょくる気だ!?)
「こうなるのさ! ! !」
チリン、チリーン・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「おう!?」
フラッ・ ・ ・
「あ・ ・ ・ ・ ・ ・れ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・?」
切り込もうとした瞬間、くノ一の体制が崩れる。
(おかしい・ ・ ・頭がふらつく・ ・ ・)
バタン・ ・ ・
そのまま倒れてしまった。
「クソ・ ・ ・何をした!?・ ・ ・」
(まるで天地がひっくり返った様だ・ ・ ・立とうと思ってもうまく立てない! !)
「おや?・ ・ ・どうしたんだ?・ ・ ・俺がどうかなるんじゃなかったのか?」
黒忍者がいやらしい口調で聞いてくる。
「くそ!・ ・ ・くそ!・ ・ ・くそ! !」
「あっはっはっはっは! ! !一生懸命立とうとしてやがる、こいつ馬鹿だな~! ! !」
尚も、黒忍者はコケにする。
「くそ! !・ ・ ・下衆が! !」
プチッ・ ・ ・
何かが切れる音がした。
「あんま、調子こいてんじゃねえぞ! !このアマ! !」
ボスッ! ! ! !
「がはっ!?」
黒忍者がくノ一の腹に蹴りを当てる。
チリン、チリーン・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「兄じゃ・ ・ ・それ位にしときなよ・ ・ ・じゃないと術が解けちゃうよ・ ・ ・」
「おう・ ・ ・『鈴影』か・ ・ ・ちょいとムカッ腹が立つが、お前がいうなら仕方がねえな・ ・ ・」
黒忍者の後ろに細身で緑の装束を着た忍者が近づいてくる。
「おらぁ! !いつまでも延びてんじゃねえぞ! !『薬影』! ! !」
ブゥワサッ! ! !
「ごめんよぅ! !『黒影』兄ちゃん! !」
今度はくノ一が『クナイを投げた地面』から、太身の茶色い装束に身を包んだ忍者が出てきた。
「お前ら・ ・ ・一体」
必死に立とうともがく、くノ一だが・ ・ ・
「てめえは寝てろ! !」
ボフッ! ! ! ! ! ! !
「がはっ! ! !」
黒忍者・ ・ ・黒影は先ほどより強く、くノ一の腹を殴打した。
「がはっ! !ごほっ! !ごほっ・ ・ ・」
(一体何者なのこいつら・ ・ ・)
そうしてくノ一は意識を失っていく・ ・ ・
「それじゃあ、ずらかるぞ」
「「はい」」
黒影の一言に二人が返事する。
チリン、チリーン・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
鈴の音と一緒に、三人の忍びと一人のくノ一の姿が消えた。
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チリン、チリーン・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「ん・ ・ ・ ・ううん・ ・ ・ ・ここは?・ ・ ・ ・」
「よう・ ・ ・やっとお目覚めか?」
目を覚ましたくノ一に黒影が声をかける。
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・」
(そうか・ ・ ・私は捕まったんだった・ ・ ・)
「おいおい・ ・ ・だんまりかよ」
きっ! !
くノ一が黒影を睨む。
「おお!?怖! !」
「私を・ ・ ・どうする気だ?」
「どうするって・ ・ ・自分の格好見りゃ分かるだろ?」
そう言われて自分の姿を見てみる。
両腕は縛られ吊るされた状態で、忍び装束の羽織を一枚着せられてるだけ・ ・ ・考えられるのは一つだ・ ・ ・
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・」
「理解してくれた様だな」
「・ ・ ・こんな事して・ ・ ・ただで済むと思うな・ ・ ・」
くノ一が静かな口調だが、威圧を込めて喋る。
プチ・ ・ ・
「でかい口聞いてんじゃねぇ! !」
ボフッ! ! !
「がっは! ! ! !」
くノ一の腹に強烈な右フックがお見舞いされた。
「てめえは、今の状況を考えやがれ! !生かすも殺すも俺様次第だと言うことを忘れんじゃねぇぞ! !」
黒影がくノ一の髪を掴み、顔を無理やり上げて間近で睨む。
ぺっ! !
くノ一が黒影に唾を吐きかけた。
プチプチプチ・ ・ ・
黒影が更にきれる・ ・ ・
「壊してやる・ ・ ・ ・自分がやった事を後悔する以上に壊してやる・ ・ ・」
「!?」
今度は暴力を振るう事はなかったが、その言葉の凄みにくノ一の背筋が凍る。
「俺の目を見やがれ! !」
「あっ!?」
(何!?この瞳の黒さ!?・ ・ ・それが更に深みを増していってる?・ ・ ・)
「兄じゃ・ ・ ・」
ばっ! !
「邪魔すんじゃねぇ! !鈴影! !」
二人の後ろに、いつ現れたのか・ ・ ・緑装束の鈴影が立っていた。
「落ち着くんだ兄じゃ・ ・ ・」
チリン、チリーン・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
鈴影が右手に持った鈴を鳴らす。
「あ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・すまんな・ ・ ・鈴影・ ・ ・」
すると、今まであんなに激怒していた黒影が素直に謝った。
(一体どうなっているんだ?これは・ ・ ・)
「久しぶりの上物なんです・ ・ ・ゆっくり楽しみましょう」
「そうだな・ ・ ・」
鈴影の言葉に頷く黒影。
そして、二人でくノ一の体をなめまわす。
(やだ・ ・ ・こいつら・ ・ ・危険だ・ ・ ・)
今まで色んな修羅場を経験してきた・ ・ ・くノ一の本能が頭の中で警告を鳴らす。
「私を・ ・ ・どうする気だ・ ・ ・」
さっきの黒影の影響があるせいか・ ・ ・少し弱気になるくノ一。
「とりあえず、犯るか」
黒影が答える。
「駄目だよ兄じゃ・ ・ ・コイツのアソコまだ濡れてないじゃないか」
「強引にねじ込んじまえばいいだろ?」
「それも悪くないけど・ ・ ・今回はじっくりやるって決めてるから・ ・ ・とりあえず薬影兄さんを待とうよ」
「仕方がねぇな・ ・ ・ところで、アイツはまだなのか?」
本当に残念そうに答える黒影。
「うん・ ・ ・もうちょっと掛かるみたいな事は言ってたけど・ ・ ・」
「たく! !・ ・ ・イライラさせる次男坊だ! !おい! !薬影! !早くしねぇかボケ! ! ! !」
黒影が遠くに向かって叫ぶ。
バタバタバタ・ ・ ・
茶色装束の薬影が、急ぎ足で現れた。
「ごめんよぉ黒影兄ちゃん! !今、出来たから! !」
「遅ぇんだよお前は! !まったくよぉ! ! !」
黒影が薬影を凄い勢いで怒る。
「それじゃあ、兄じゃ達・ ・ ・始めようよ」
鈴影が、二人に話しかける。
「そうだな・ ・ ・」
「うん・ ・ ・」
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・」
(怒りやすい黒影に、気弱な薬影、それに二人をまとめる鈴影・ ・ ・こいつら三人を相手にどうやって、ここを切り抜けるか・ ・ ・)
三人のやりとりを静かに観察し、切り抜ける機会を窺うくノ一。
ぺチャ・ ・ ・
「キャッ!?」
(冷たい! !)
考え事をしている間に薬影がくノ一の秘所に液体を塗りつけた。
「何!?何を塗ったの!?」
「さあ?・ ・ ・何だろうなぁ?」
いやらしい笑みを浮かべ黒影が答える。
「さて、それじゃあそろそろ楽しませてもらうぜ」
(そうはいくか! !)
ガキッ! ! ! !バンッ! ! ! !
「くっ! !このアマ! !」
黒影がくノ一の脚を広げていちもつを秘所にあてがおうとすると、くノ一は脚を閉じ、黒影の頭を掴んで地面に叩きつけた。
「兄じゃ・ ・ ・」
ピクッ・ ・ ・
「・ ・ ・分かってるよ鈴影・ ・ ・じっくりだろ・ ・ ・」
怒りでくノ一を殴ろうとしていた黒影に鈴影が一声掛けて、落ち着かせる。
「お前らの好きな様にはさせない・ ・ ・」
くノ一が三人を睨む。
「それは困るな」
チリン、チリーン・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
鈴影が鈴を鳴らす。
「へへ・ ・ ・次はもうやられねぇぞ」
黒影が不気味な笑みを浮かべながら、くノ一に近づく。
(又返り討ちにしてやる)
「へへへ・ ・ ・どうしたよ?」
「な!?」
(足に力が入らない!?)
「抵抗しないんなら、いくぜ・ ・ ・」
「イ・ ・ ・ ・ヤ・ ・ ・ ・ ・ ・」
(何で足が動かないの!?)
ズブッ
「ハン! ! !」
(不覚! !感じるなんて! !)
「中々イイ声で鳴くじゃねぇか・ ・ ・」
黒影に足を広げられ、前から貫かれるくノ一。
「ぅん!・ ・ ・ぁん!・ ・ ・ふん!・ ・ ・ ・ ・ ・ ・」
「おいおい、何感じてんだよ・ ・ ・お前、実は好きモンじゃねぇのか?」
「くっ・ ・ ・なめるな・ ・ ・ ・」
(こうなったら私の淫らの術でこいつをとことん虜にしてやる! !)
「くん!・ ・ ・ぁん!・ ・ ・うぁん!・ ・ ・はぁん! !・ ・ ・」
「か~! !たまんねぇぜこの締まり具合! !流石、くノ一だ! !」
突き上げる度に根元からイチモツを締め付ける感覚に、黒影がうなる。
(そうだ! !もっと感じろ! !私の虜にして、後で今までの借りをたっぷりと返してやる! !)
「はぁん!・ ・ ・ふん!・ ・ ・ぅん!・ ・ ・うぁん! !・ ・ ・」
「こいつ・ ・ ・気持ち良すぎだ・ ・ ・もう・ ・ ・イクぜ! !」
(フン!早漏が! !さっさとイってしまえ! !)
黒影が肘でくノ一の膝付近を支え、手で尻を鷲掴みし、腰の振りを早める。
「やぁん! !やぁん! !あん!?やぁん! ! ! !」
(あれ?・ ・ ・何か・ ・ ・おかしい・ ・ ・)
「うおぉぉぉぉ! ! ! !イクぜぇ! ! ! !」
ドクッドクッドクッドク・ ・ ・ ・ ・ ・
「あ!?・ ・ ・うぅ~・ ・ ・ああ・ ・ ・ ・ ・」
「ふえぇ~・ ・ ・こりゃ思ってたより最高だぜぇ」
くノ一に突っ込んだまま、黒影はイった後の余韻を満喫している。
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・」
「黒影兄ちゃ~ん・ ・ ・お、俺にも早く代わってくれよぉ~・ ・ ・」
太身の・ ・ ・いや、はっきり言ってしまえば『デブ』の薬影が後ろから情けない顔で黒影に声をかける。
「あんま、急かすんじゃねえよ! !」
「ご・ ・ ・ごめんよう」
謝る薬影。
「へへ・ ・ ・『ココ』をこんなに濡らしやがってそんなに気持ち良かったか?『淫乱女』」
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・」
(何言ってやがる!お前の精液で濡れてるだけなんだよ、この早漏が! !)
言葉に出さず、目で訴えるくノ一。
ズブル・ ・ ・
「う・ ・ ・あ・ ・ ・」
(やっぱり・ ・ ・おかしい・ ・ ・)
「おい! !薬影・ ・ ・いいぜ! !」
黒影がイチモツを抜いて、後ろの薬影に声をかける。
「ひゃっほう! !待ちくたびれたよぉ・ ・ ・もう・ ・ ・」
「極上だったからな、ま、お前もたっぷり楽しめよ」
そう言って、黒影は奥へと消えていく。
「それじゃあ、くノ一ちゃん、たっぷり楽しませて貰うよぉ~・ ・ ・エヘヘ・ ・ ・」
「くっ!?」
(さっきから思っていたんだが、この三人の中でこいつはデブでハゲで一番気持ち悪い・ ・ ・こんな奴からも突っ込まれると思うと、正直一番辛い・ ・ ・)
「エヘヘ・ ・ ・僕は、後ろからたっぷり楽しませてもらおうかな~・ ・ ・」
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・」
(顔を見なくてすむだけちょっとマシだが・ ・ ・くそ! !どうにかならないだろうか・ ・ ・)
ぐるん
くノ一が後ろを向かされる。
ぺチャ・ ・ ・ネチャァ~・ ・ ・
「きゃっ! !」
(冷たい! !)
薬影が背中に胸に・ ・ ・そして又、秘所にも、たっぷりと液体を塗っていく
「エヘヘ・ ・ ・僕は薬作りが趣味なんだぁ・ ・ ・この薬に君がどこまで耐えられるか楽しみだなぁ・ ・ ・それじゃあ、いくよぉ~」
ズ・ ・ ・ズブズブ・ ・ ・ ・ ・
「フワァン! !」
(やだ!?何でこんなに感じるの!?)
「エヘヘ・ ・ ・どうだい僕のイチモツは?・ ・ ・黒影兄さんがいないから言うけど、僕の方がずっといいだろう~?」
「ぁん!・ ・ ・ぁん!・ ・ ・あん! !・ ・ ・ ・」
(イチモツの大きさなど私には関係ない! !・ ・ ・しかし・ ・ ・淫らの術、一の使い手と言われた私が感じるなんて・ ・ ・)
「ぅぁん!・ ・ ・ぁん!・ ・ ・ぅん!・ ・ ・ ・ ・」
(感じちゃ駄目だ! !感じちゃ駄目だ! !感じちゃ駄目だ! !集中しろ! !術に集中するんだ私! ! ! ! ! !)
自分に活を入れるくノ一。
「しかし、黒影兄さんはえらい満足してたみたいだけど、僕からしたら君も今まで犯った女とあんま変わらないねぇ~」
(何!?)
キュッ・ ・ ・
「!?・ ・ ・ウヲォウ! ! ! !」
急にイチモツを締められ、声を漏らす薬影。
「何だこの締め付け!?・ ・ ・イチモツに凄い絡み付いてくる! !こんな女初めてだ! !」
「淫らの術、一の使い手と言われた私をなめるんじゃないわよ! !」
少し取り乱していたくノ一が、薬影の一言で気を取り直した。
「確かに! !こりゃ最高だ! !うん! !・ ・ ・気持ち良い! !気持ち良いよぉ! !」
「ん! !・ ・ ・ん! !・ ・ ・ん! !・ ・ ・んん! !・ ・ ・」
(まだ少し感じるけど・ ・ ・このデブだけはイキ殺してやる! !)
「ああ・ ・ ・最高だ! !最高だ! !」
「ん!・ ・ ・ぁん! !・ ・ ・ん!・ ・ ・ぅぁん! !・ ・ ・ん!・ ・ ・」
(うう~・ ・ ・体が少し痺れる・ ・ ・駄目! !・ ・ ・集中しろ!集中しろ! !・ ・ ・)
「はぁん! !・ ・ ・ぅん!・ ・ ・はぁん! !・ ・ ・ん!・ ・ ・はぁん! !・ ・ ・ ・ ・ ・」
「もう・ ・ ・イっちゃう・ ・ ・イっちゃうよ! !」
「はぁはぁはぁ・ ・ ・イケ! !・ ・ ・あん! !・ ・ ・イケ! !・ ・ ・ぁん!ぁん! !・ ・ ・」
(くっ!薬が効いてきてるのか?・ ・ ・ ・体が感じてしまう! !・ ・ ・早く!・ ・ ・早く!イってしまえ! !お願い! !)
「うああ・ ・ ・イク! ! ! !」
ドピュッドピュッドキュッドキュ・ ・ ・ ・ ・
「ああ~・ ・ ・ ・ ・はぁはぁはぁはぁ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・」
(危なかった・ ・ ・もう少しで・ ・ ・こんなデブにイかされるところだった・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)
ヌル・ ・ ・
「アンッ! !」
「エヘヘ・ ・ ・黒影兄ちゃんの言う通り、こんなに気持ち良いなんて、お前やっぱ『淫乱女』だな」
(何を言ってやがるこのハゲデブ! !)
「後でまたたっぷりかわいがってやるからな」
「はぁはぁはぁはぁはぁ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・」
(お前だけは勘弁してくれ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)
肩があがっているため、少し息がし辛いが、後ろを向いて薬影が去るのを見送るくノ一。
(残るはあと一人・ ・ ・ ・ ・ ・か)
チリン、チリ~ン・ ・ ・
鈴影の方を見る。
「ふふ・ ・ ・どうだった?兄じゃ達の具合は?」
鈴影が質問する。
「ふん・ ・ ・男のイチモツなど私にとって、どれも同じだ! !」
「あれ?・ ・ ・俺は『イチモツ』だなんて一言も言ってないよ・ ・ ・やっぱ君、相当好きなんじゃないの?」
カァ~・ ・ ・ ・
くノ一の顔が少し赤くなる。
「戯言をぬかすな! !」
「へぇ~・ ・ ・照れるなんて、『淫乱』なわりには、かわいいとこあるんだね」
かぁ~・ ・ ・ ・
更に顔が赤くなる
「犯るならさっさと犯れ! ! ! !」
(くそ! !こんな辱めを受けるなんて・ ・ ・これならまだ、さっきの二人の方がずっとましだ! !)
「もちろん君とは犯るけど・ ・ ・ ・ふ~ん・ ・ ・自分から誘うなんてね・ ・ ・やっぱ好きモノなんだね」
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・」
(三人の中でちょっと違った雰囲気をもつ鈴影・ ・ ・こういう奴が一番油断ならない・ ・ ・ ・)
頭の中で分析し、これ以上辱められないよう、だんまりを決め込む。
「しかし、流石くノ一だよなぁ・ ・ ・『淫らの術』かぁ・ ・ ・確かに兄じゃ達、凄い満足した顔してたなぁ」
(独り言なのか?それとも私に話しかけているのか?)
「快楽に溺れる事が怖いのか?」
「そんな事はないさ、どちらかというと俺は快楽を楽しむ方だからね」
「しかし、さっきからお前は私を抱こうとはしない・ ・ ・私の快楽の虜になるのが怖いのだろう?」
「ふふ・ ・ ・そういう事は無いけど、名前を知らない女を犯るのはあまり趣味じゃないもんでね」
「『胡蝶』・ ・ ・この世界でこの名を知らぬ者は少ない」
「ふ~ん・ ・ ・『淫乱な蝶々』か・ ・ ・ ・ ・ ・じゃあ、『淫乱』な君にとって一つ有利な賭けをしてあげようか?」
「何?」
(何だいきなり?)
「君が俺を先にイかせれたら、君を自由にしてあげでもいいよ」
!?
(何を考えてるんだこいつは!?)
「本当は何が目的なんだ?」
(コイツの言ってる事は妖しすぎる・ ・ ・)
「別に何もないよ」
「信じられるか! !」
「ふふ・ ・ ・ こういう遊びをするのが好きなんだ・ ・ ・ 信じる信じないは胡蝶の勝手だけど、この条件に付き合うか付き合わないかなんて本当は聞く必要ないはずなんだけどなぁ・ ・ ・ 」
「・ ・ ・ ・ ・私が・ ・ ・ ・もし、先にイかされる事があったらどうなるんだ?・ ・ ・ ・ ・」
(まず、そんな事は無いと思うがこいつの言ってる事が信じられない以上、迂闊な返事は出来ない)
「別に・ ・ ・今まで通りここに捕まってるだけさ・ ・ ・胡蝶がこの遊びに付き合うことが大事なんだよ」
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・いいだろう、あとで後悔するなよ」
「よし! !・ ・ ・交渉成立だな! !」
チリンチリ~ン・ ・ ・ ・
(ふん・ ・ ・賭けを守らなくても、少しずつお前も虜にしてやるからな・ ・ ・)
胡蝶は尻を突き出して、鈴影のイチモツが入れやすい格好をする。
「ところで、さっき薬影兄さんが塗ってた薬がそろそろ効いてくると思うんだけど・ ・ ・」
「?」
「何発もつかな~?」
(何言ってるのこの男?)
スッ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・バチィィィィン! ! ! ! ! ! ! !
!?
「嗚呼あぁ! ! ! ! ! ! ! ! ! !」
鈴影の張り手が胡蝶の尻を激しく殴打した瞬間、刺激を受けた所から体中に快感という電流が流れる。
(ウソ!?何でこんなので感じるの!?)
「二発目」
スッ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・バチィィィィン! ! ! ! ! ! ! !
「いやぁぁぁぁぁぁん! ! ! ! ! ! ! ! ! !」
(ヤ・ ・ ・ダ・ ・ ・気が変になっちゃう! ! !)
「三発目」
スッ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「ぃやら・ ・ ・やら・ ・ ・やら・ ・ ・やらぁ・ ・ ・」
ヨダレを垂らしながら哀願する胡蝶
バチィィィィン! ! ! ! ! ! ! !
「ぁあ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !」
胡蝶の目の前がフラッシュする。
ドピュッドッピュドピュドピュドピュ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
(私・ ・ ・イっちゃった!?イっちゃった! !イっちゃった! ! !イっちゃった・ ・ ・イっちゃったよぉ! ! ! ! ! ! ! !)
「なんだ・ ・ ・たった三発でイっちゃった・ ・ ・早すぎだろこの『淫乱蝶々』」
「アハ・ ・ ・アハ・ ・ ・アハ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・」
ドクドクドクドク・ ・ ・ ・ ・ ・
秘所から、小水の様に流れ出る胡蝶の愛液は、快感の強さを示している様に・ ・ ・彼女の耳には鈴影の言葉は届いてなかった。
「やべ・ ・ ・やり過ぎたか?・ ・ ・このままじゃ、兄じゃ達に怒られちゃうなぁ・ ・ ・」
ピクッピクッピクッ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
痙攣する胡蝶を見ながら、しばらく考え込む鈴影。
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ま・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・いっか・ ・ ・ ・ ・ ・ ・」
考えるのを止め、胡蝶を一人残し立ち去ろうとする。
「あ!・ ・ ・そうだ!・ ・ ・聞こえてないと思うけど、そこにおいてある水がめが、いっぱいになったら今度はちゃんと犯ってやるからな」
チリンチリ~ン・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
そう言って今度こそ部屋を立ち去った。
< 続く >