指と玩具 第一話

第一話

 俺には才能と力がある。天才というヤツだ。
 神様が居るんなら感謝しよう。ハハッもっともそんなもの信じちゃ居ないが。
 俺を産んだやつの事は分からない。気づいた頃には残飯が俺の飯だった。
 腐ったパン。糸を引く飯。何でも食った。
 年ははっきり分からないが15,6くらいだな。
 今はもう食べ物にも、着るものにも、遊び道具にも困っていない。
 そして―
 これからも困ることはないだろう。
 思わず笑みがこぼれる。

 昼の人通りの多い街。
 いくつものビルに囲まれた街。
 俺は動きやすいラフな服装で遊び道具を探す。
 きょろきょろとしながら歩き回るだけで良い。
 あれはーー駄目だな。まだ我慢だ。
 俺の計画のためには。
 狙いはOLか、金持ちの未亡人だ。
「っと」
 俺は高そうなスーツに身を包んだ女を見つけた。
 長身でスタイルが良い。
「第一候補はっけ~ん」
 小さく呟き、しばらく後をつける。
 俺は自由なんだ。時間なんざ腐るほど残っている。
―いくらでも狩る時間は残っている―
 後をつけると、女は有名な会社に入っていった。
 あぁ、俺は学校に行ってないが情報はいくらでも持っている。
 生きるためには必要だったからだ。
 人との接し方。流行のファッション。野外セックスが頻繁に行われる公園。
 勢力を広めてるヤクザ、薬のルート。なんでもござれだ。
 さらに知識も知恵もある。一度見た事はほとんど忘れもしない。
 素晴らしき俺。

 日も暮れ始めた頃。
 やっと出てきやがった。
 あんなに時間がかかっていたんだ。
 もうここの社員と見て間違いないだろう。
 ふふ。決まりだ。
 女は電車に乗って帰るつもりのようだ。
 俺も同じ電車、同じ車両に乗ってついていく。
 電車に揺られながら女を観察する。
 この、獲物を狙っている瞬間の昂揚感が俺は気に入っている。
 形のよいケツでも触ってやろうと思ったがここは我慢だ。

 女が降りたのはそこから4駅ほど行ったところ。
 別に急いだ様子もないところを見ると、時間には余裕がありそうだ。

「住んでるところは・・・良いマンションじゃないか」
 慣れた様子でナンバーを入れているので、此処に住んでいると見ていいだろう。
(完璧じゃないか)
 と心の中でほくそえみ、マンションに入ろうとしている女に声をかける。
「あの~すみません」
 女が振り返る。
「はい?」
(長身だが、俺よりは少し背が低いな)
「ハンカチ落としましたよ」
 ベタな手だが、離すきっかえになればそれで良い。
 安物の、明らかに自分のものではないハンカチに女は戸惑う。
「ごめんなさい。それ私のじゃないわ」
 と愛想笑いを浮かべた女の額に俺はすかさず、右手の人差し指を差し込む。
 その瞬間、女の目から意思の光が消える。
「・・・・・あ・・・・・う・・・」
 口をだらしなく開き、わけの分からない言葉を出している。
 人差し指が額に刺さっている。
 ありえない光景だが、関係ない。誰も見ていない。
 が、早く終わらせるに越したことはない。
「名前は?」
「・・お・・折笠・・里香・・・」
「此処はお前の家で、一人で住んでいるのか?」
 里香という女のほうが年上だが構わずタメ口だ。
「は・・い」

 それから、すでに扉が閉まったマンションのナンバーと部屋の番号を聞きだし、里香の部屋へと移動する。
 部屋に上がり込んだ俺は”洗脳”を続ける。
 ちなみにいうと指はもう抜いてある。
「仕事は?」
「社長の・・・秘書・・・です」
 道理でスーツを着こなすわけだ。
「ふふ。社長の愛人とか?」
「社長は・・・・誠実です・・」
 ほお。こんな良い女に手を出さないとは。誠実というよりただのチキンだ。
「処女か?」
「・・は・・・い・・」
 なんだ。誰も手を出していないのか。
 それから俺は里香から聞きたい事を聞きだし、本題に入る。
「あ・・・う・・・・」
 む~意思がない顔もまたいいものだ。
「里香。今お前は気持ちがいい」
「・・きもち・・・いい・・?」
「どうだ。気持ちがいいだろう?何も考えなくてもいいんだ」
「な・・・にも・・気持ち・・・いい」
 里香の少し顔がにやついた。
「気持ちいいだろ?」
「はい。気持ち・・・・いい・・です」
「数を数えると、一つごとに深く、気持ちよくなるぞ」
「ふか・・・・く」
 いち
 に
 さん
 ・
 ・
 ・
 ・
 さんじゅう
 と、そこで完全に里香の動きが止まった。
(やっと堕ちたか)
 これで里香の人生は確実に軌道をずらしたな。もちろんいい方向へだが。
「里香はこのずっとこの状態でいたいよな?」
「・・・は・・い」
 さっきと変わらないようにも見えるが全然違う。
 脳に刻まれる重さが比にならないのだ。
「じゃあ、俺が里香に”止まる時計”というと里香はいつもこの状態になれるんだ。いいね」
 今度は返事をせずコクリと首を下げる。
 俺は里香の首を元の場所に戻すと続ける。
「”止まる時計”でこの状態にいつも戻れるからね?じゃあ、三つ数えて手を叩くと里香はいつもの里香に戻ろう」
 いち
 に
 さん
 パンッ
 部屋の真ん中でひざ立ちになっていた里香はハっと目を覚ます。
「何?どこ・・・あなた・・誰?」
 質問は認めない。
「”止まる時計”」
 そしてまた、里香の目から光が消えた。
「里香。俺を見てごらん。俺は誰だ?」
 意思のない目が俺の顔を捉える。
「しらない・・・・」
(当たり前だ)
「じゃあ、里香は何者だい?」
「・・私・・・・?」
 しばらく黙っていると、里香の口からよだれが出てくる。
「里香は俺の奴隷だ」
「奴隷・・・私・・・?」
「奴隷はご主人様に体も心も忠誠を誓うんだろ」
「私・・・心・・・奴隷・・・」
「誓うんだろ?」
 誘導というより強制していく。
 よだれが絨毯に吸い込まれる。
「はい・・誓い・・・ます」
「ご主人様は誰だ?」
「知らない・・・里香の・・・ご主人様・・・」
 ふふ。いい具合じゃないか。
「ご主人様は俺だ」
 そういって指をまた埋め込む。
「・・あう・・・ご主人様・・」
 里香の意思のない目が俺の顔を見たところで一気に指を引き抜く。
「がっ・・ああ」
 今度は意思の戻った目が俺を見据える。
「ご主人様・・?」
「そうだ」
 里香の顔がとろける。
 体だけじゃない心も誓った。
 それも強烈に。
 里香は俺が居ることが至福となった。
「とりあえず服を脱げ」
「はいっ」
 うれしそうに脱ぎだしすぐに全裸となる。
(でかいな。着やせするタイプか)
「ご主人様?」
「座ってこっちに向けて股を開け」
 里香はすぐさま言われたとおりにする。
「手も使え」
「はいっ」
(処女膜かくにんっと)
「オナニーはしたことあるか?」
「・・はい・・あります」
 さすがに恥ずかしいという感情は出すみたいだ。
 もう一度少年は里香の額に指を突き刺す。
「里香。これから俺が言うことはお前にとってすべて真実になる。どんなことでもだ」
「・・・は・・い・」
 そして指を引き抜く。
「あれ・・私」
「里香。お前がするオナニーはこれから今までしてきたものより”3倍”快感を感じる。やってみろ」
「え?は、はい」
 まずは胸を触る。
「・・あっ・ああ!!」
(少し触っただけなのに・・すごい・・・)
 次は乳首を。
「っあああああああ!」
 それだけで達した。
 だが、お構い無しにオナニーを続ける。

 里香の嬌声が聞こえ出した頃、少年はシャワーを浴びていた。
「処女膜は取っておくかな。むかついたら手首でも突っ込んで破けばいい」
 そしてシャワーを浴びながら今後のことを考える。
 と、あわててシャワーを止め、かけてあったタオルを首にかけ里香の元へと向かう。
「お、おい!」
「ふぁ!あふっ・・ご、ご主人様ぁ」
 必死に股間をまさぐっているが血は流れていない。
「ふぅ。自分で破ったかと思った・・」
「あくぅ!はぁはぁ。ひぃん!」
 ・・・・・・・・・・・
「とりあえずヤメロ」
 里香は少し残念そうな顔をしたが大人しく手を止める。
「”止まる時計”」
 ピクンとして里香の動きが止まり、目から意識が失われる。
「オナニーは気持ちよかったか?」
「・・は・・い・・・」
「オナニーをするのは良い事だ。だが、処女膜を破ってはいけない」
「は・・い・・」
 もはや少しの抵抗もしないようだ。
「もしも自分や、他人に破られたとき俺はお前を捨てる」
「捨て・・・・・・・・い・・や・・・」
(すぐさっきとはいえ心を誓った相手だからな。当然だ)
「嫌なら破るな」
 素直にコクンと顔を下げる。
「もう一つ。里香は前の穴より尻が好きだ。尻は前よりもっと快感を感じる」
「お尻・・・・」
 少年は里香の尻の穴に指を入れる。
「あぁ・・・」
「前より気持ちいいだろう?」
「はい・・・気持ちいい・・」
 また涎を垂らして答える。
「じゃあまた三つ数えて手を叩く。そうしたら目が覚める」
 いち
 に
 さん
 パンッ
 目が覚めたのと同時に自分のものを里香の尻に、一気に入れる。
 ”ぐぶぶぅ”
「ひぐぅっ、かぁ!」
 その瞬間に里香の体がビクンと跳ねる。イったようだ。
「まだまだ!」
 激しく自分のものを突き上げる。
「ああぅぅぅ!ひぎゃあ」
 ピュっピュっと潮が噴出す。
(快感は感じているようだな。だったら・・)
 ぐちゅう!!手加減無しで思い切りつきこむ。
 ぐちゅっ!ぐちゅ!
「あぁっご、ご主人様っ!気持ちっいいの!!あうんっ」
 またビクンと跳ねる。
「はあっ!ああ!ぅあん!」
「も、もうっ・・ああ!もっと・・」
 里香の尻がリズミカルに、そして快感を搾り取ろうと激しく動く。
「尻は気持ちいいか?」
「あ、あはっ!お尻っいいの!ご主人様ぁ」
「里香。俺が尻を叩くともっともっと気持ちよくなるぞ」
 少年の言葉が里香の脳に深く刷り込まれる。
 パァーーン!!!
 少年は思い切り里香の尻をたたいた。
「ひぎっぃぃぃぃぃぃ!!」
 あまりの快感に里香は舌をむき出し、白目をむいたが気絶することを少年は許さなかった。
「おらぁ!!」
 パァーーーーーン
「ぎぃぃぃぃぃぃぃいいぁ!!!」
 パァーーーーーーン
「ひぐゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
 それから10っ発目。
 ピュっピュっと何度も股間から潮を噴出しついに里香は気絶した。
 だが、顔は幸せそうだ。
(やれやれ。まだ出してないんだがなぁ)
 少年は倒れた里香から抜けた自分のものを見ながらため息をつく。
 

 しばらくすると里香は少年の”洗脳”によって、少年のモノと精液が好物になっていた。
「あむぅ。はむぅ。はぁぁ」
 少年が食事を取る下で相変わらず全裸の里香が恍惚とした表情で必死に自分の食事を取っている。
 すでに3回は食べているのだがまだまだ足りないようだ。
「くちゅ、むむぅはぅ。んぅ」
(まぁ一生飽きることはないわな)
 そう思いながらワインを流し込む。
「はぅ。ご主人さま・・はぷ。ぴちゃ・・おいしい」
 両手でしごきながらカリ首をなめ上げる。
「胸があるんだから使え。もったいない」
 二本目のワインをあけながら少年が言う。
「ごめんなさい!ご主人様・・」
「止めるな。食事を抜くぞ」
 すぐに胸を使い、また食事を取り始める。
「はぷぅ。むちゅ。ぺちゃ。はぁおいしい・・」
(胸はあったほうがいい・・・)
「ああんっ」
 そしてその日、里香は6回の食事にありつけた。

 初めまして。御影です。
 みじかく、話が突発ですみません。
 次はもうちょっと長くしたいと思います。
 いいですか?ざくそんさん(笑
 では、期待しないでください。

< つづく >

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