第3章
ふわふわとした、不思議な感覚。
眠っているような、そうでないような・・・
・・・遠いところから誰かの声が聞こえてくる。
なんだかとてもいい気持ちになる・・・そんな声・・・
「・・・加奈、君は目が覚めたら勉強をしなくちゃいけない」
この声は・・・桐山先生・・・だ・・・
「だって授業中だから・・・そうだね・・・?」
「はい・・・」
・・・わかってる。だって授業中だもん。
塾で勉強しないで何をするの・・・?
変な桐山先生・・・
でも・・・ちょっとカッコいいかも・・・私たぶん・・・恋してるのかな・・・?
・・・この気持ちは・・・あすかには言えない・・・
・・・あすかも・・・たぶん先生が好きだから・・・
「君は何も考えず、ただ勉強していればいい・・・あすかのことは気にならない・・・彼女が何を言っても気にならないし、何をしていても疑問を持たない・・・それがあすかがしている勉強だから・・・いいね?」
私は頷く。先生の言っていることは全部正しいんだから・・・
あすかのしていることは勉強。
私とはたぶん、科目が違うだけ・・・かな・・・?
わからないけど・・・いいや・・・
「じゃあ僕が3つ数を数えたら君はすっきりと目を覚ますよ・・・今言ったことは全て忘れる・・・だけど、必ず僕の言ったとおりになる・・・」
「はい」
私・・・全て・・・忘れるよ・・・先生が・・・言ったから・・・
「じゃあ数えるよ、1、2、3・・・」
明るい光の差す方へ、意識が浮かび上がっていく・・・
「加奈ちゃん!お~い!」
僕はわざとおどけた口調で話しかける。
「あ・・・れ・・・?私・・・」
「ちゃんと説明聞いてた?」
加奈はまだ少しボーっとしているようだ。
「説明・・・あっ聞いてませんでした・・・すみません」
「ありゃりゃ~頼みますよぉ加奈さ~ん」
僕はダメな芸人並みの大げさなリアクションをとる。
加奈の頬が朱に染まり、その顔には少し笑顔が浮かぶ。
やっぱかわいいよな。
・・・オレノ・・・オモチャダ・・・コイツモ・・・ドレイダ・・・
またしても黒い欲望が込み上げてくる。
「ま、加奈ちゃんならすぐできるよ。わからなかったら聞いてね」
僕はそう告げた。
加奈は早速問題に取り掛かる。実際加奈の頭の良さなら10分も掛からない問題だ。
普通にすれば8時半には間に合うだろう。
・・・普通に出来ればね・・・
僕は加奈の隣で命令を待っているあすかのもとに近づく。
あすかの濡れた瞳は加奈の真剣な横顔を見つめている。
「あすか・・・加奈を気持ちよくしてあげなさい・・・」
耳元で囁くとあすかはゆっくりと頷く。
そして加奈が問題を解いている机の下に潜り込む。
今度は加奈に話しかける。
「加奈ちゃん、勉強中は股を開くんじゃなかったっけ?」
なんてむちゃくちゃな話だ。思わず笑ってしまいそうになる。
だが、今の加奈の心は僕の言葉に支配されている。
僕の言葉がそのまま彼女の常識となる。
きょとんとした顔を上げ、僕と目が合う。
一瞬虚ろな表情になるが、すぐに元に戻る。
「はい・・・そうです・・・」
加奈はゆっくりと脚を開いていく。
その少女というにはあまりに美しい顔が、羞恥で赤く染まっていく。
そして加奈の机の下に座り込んでいるあすかの目の前に、薄いブルーの布地に覆われた加奈の中心が晒される。
僕は二人の隣の席に腰掛けると、あすかに目で合図を送る。
あすかはそれを見て頷くと、右手のひとさし指を加奈のその割れ間の部分に沿ってゆっくり上下させ始める。
初めはゆっくり、そして徐々にその動きを早めていく。
「んっ・・・あっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
加奈は自分を突然襲ってきた快感に驚き、それでも問題を解いていこうとする。
「加奈ちゃんどうしたの?なんだか顔色が悪いみたいだけど?」
加奈にそっと話しかけてみる。
「はぁはぁ・・・いえ・・・あっ・・・なんでも・・・ないです・・・」
そう言ったものの、あすかの愛撫で感じている加奈の顔は、妖しく、淫らな表情を浮かべている。
「ふふ・・・嘘でしょ?なんだか気持ちいいんじゃない?」
「いやぁ・・・そんなぁ・・・そんなこと・・・ない・・・あんっ!」
ない、といった瞬間、あすかの指が加奈のパンティの隙間から侵入し、秘裂をなぞり、肉豆を撫で回す。
先程あすかに僕がしたように、時に優しく、時に激しく・・・加奈の一番感じる部分を丹念に刺激していく。
そのパンティの中心には、色の濃いシミの部分が広がっている。
「加奈・・・正直に言いなさい・・・感じているんだろう?」
「あぁ・・・ダメ・・・私・・・感じて・・・なんか・・・」
ノートに添えられている左手は押し寄せる快感に耐えるように硬く握られている。
息は荒く、問題を解く手はもはや止まっている。
「感じてるんだろう?言ってごらん・・・そう言えばもっともっと、この世のものとは思えないくらい感じるよ」
暗示の混じった言葉を加奈に囁きかける。
それと同時にあすかの指が加奈の膣にズプズプと挿入される。
舌がゆっくりと太腿を行き来する。
「あぁぁああぁ・・・」
加奈は甘い吐息を漏らし、震える右手が、握っていたシャーペンを落とす。
「あ・・・感じて・・・る・・・私・・・あんっ!感じてるっ!気持ちいいのぉ!」
加奈の意思は与えられ続ける快感に堕とされていく。
「ほら・・・気持ちいい・・・イキそうなくらい・・・」
「ふぁぁん!あんっ!いいのぉ!私っ!おかしくっ!おかしくなるぅぅ!こんなっ・・・!気持ちイいのっ!はっ、はじめてぇ!あんっ!あふぅん!」
加奈の反応を楽しみながら、僕は時間を確認する。
あと5分。
「加奈・・・君はもうイキそうだ・・・感じてしまって我慢できない・・・そのまま・・・イってしまう・・・」
加奈の耳をやさしく甘噛みしながら、そう囁く。
「ああ・・・!イク・・・!イっちゃうぅ!・・・はぁ・・・くぅぅ・・・!」
加奈は体を震わせながらイった。
呼吸が乱れ、瞳も虚ろになっている。
僕はさらに畳み掛けていく。
「ほら・・・まだイクよ・・・」
「やんっ!はぁぁ!また来るっ!ああぁぁん!」
「もっと・・・もっとだ・・・」
「あんっ!あんっ!ダメぇっ!も、もうっ!あはぁぁ・・・!」
そのまま連続で2度目、3度目の絶頂を迎えた加奈は、荒い息を漏らしながら椅子にグッタリともたれかかる。
快感の泉にその身を沈められ、その感覚を与えられる悦びに支配される少女。
青縁のメガネがずり下がり、表情は快楽に惚けてうっとりとしている。
アソコからは愛液を溢れさせ、あすかの指と舌を濡らしていく。
あすかもそんな加奈を見て欲情したのか、虚ろな視線を僕に向けてくる。
「せんせぇ・・・ごしゅじんさまぁ・・・わたしも・・・気持ちよくなりたいです・・・」
そんな潤んだ瞳で見られたら・・・
理性が消え、欲望が弾ける。
「いいだろう、褒美にオマエを犯してやる」
オレは邪魔な机をどけ、一気にズボンとパンツを下ろすと、あすかの後ろに立つ。
「パンティをおろせ」
「はい」
オレの命令であすかはするするとパンティを脱いでスカートを捲り、尻をこちらに差し出す格好となる。
「・・・初めてか?」
「・・・はい」
少し恥らっている姿が、加虐心をくすぐる。
「いい子だ・・・特別に痛みはなくしてやる。すごく気持ちいいぞ・・・」
オレは自分の反り立った一物をゆっくりとあすかの膣に埋め込む。
初めての窮屈さが、徐々に快感に変わる。
「ああぁ・・・」
あすかの口から快感の吐息が洩れる。
「くっなんて締め付けだ・・・」
時間が無いのが悔やまれるぜ・・・
オレは一気にあすかを貫く。
そして両手ではだけた制服越しにあすかの未成熟ながら形のいい胸を揉みほぐす。
「あっ・・・あんっ!あんっ!」
「あすかっ!どうだっ!気持ちいいのか?」
「あんっ・・・!いいっ!いいですぅ!気持ちいぃ・・・!」
「いい子だな・・・さすがオレの奴隷だっ・・・!くっ!」
「あんっ!わたしぃ!せんせぇの!どれいっ!あぁん・・・!」
オレの言葉にさらに感じたのか、あすかの膣はグッとオレのモノを締め付けて、奥へ奥へと飲み込んでいく。
それがオレの射精感を一気に高める。
「いいぞ!くっ、も、もうイクぞ!あすかっ!お前の中に、オレの熱い精液を注いでくれてやるっ!」
「あっ!せんせぇ・・・!来てっ!わたしのなかにっ!下さいぃ!」
その声で体が熱くなり、あすかの中に全てをぶちまける。
「あぁ・・・せんせぇの・・・あったかいのが・・・私の中に・・・」
荒い息のまま、恍惚の表情であすかが呟いた。
こんなに早く達してしまったのは不覚だったが、あすかの肉壷はとても良かった。
次は明後日か・・・その時は・・・
フッハハハハハハハ・・・!
「・・・じゃあ続きは明後日にしようか」
その声でわれに返る。
私・・・なにしてたんだっけ・・・?
「加奈ぁ!なにボーっとしてるの?」
あすか・・・私・・・ここ・・・塾・・・?
「・・・どうしたの?なんだか顔色悪いみたいだよ?」
「・・・ううん、なんでもない」
「ふうん・・・でも加奈が居眠りしちゃうなんて珍しいね」
あすかはそういうと時計を見る。
私が・・・居眠り・・・?そういえば・・・何か嫌な夢を見ていたような・・・
「あっやばっ!もう8時40分だよ!ドラマ見逃しちゃう!」
いつもあすかが見ているドラマ・・・あのどっぷり恋愛系の・・・
「こらこら二人とも、試験中だろ?家でも勉強しないとダメだよ?」
あれ・・・?桐山先生・・・だよね・・・?何か・・・違うような・・・?
「わかってるよ~ぅ!ねっ加奈?」
「う、うん・・・わかってます」
たぶん気のせい。疲れてるんだ。居眠りしちゃったくらいだし・・・
「ならいいけど・・・ま、気をつけて帰るんだよ。僕の奴隷たち」
「はい・・・」
「はいご主人様・・・」
そのまま私たちは教室を出る。
「・・・あすか、さっき先生なんて言った?」
「えっ?『気をつけて帰るんだよ』って?」
「そのあとだよ」
「う~ん・・・何も言ってないと思うけど・・・」
「・・・そっか・・・そうよね!」
「??変な加奈・・・」
「ゴメンゴメン、早く帰ろっか!」
「うんっ!」
マフラーを巻くと、あすかと並んで塾を出る。12月の風はやっぱり冷たい。
『オレ』は笑っていた。
オレの復讐の計画は確実に進んでいる。
大介・・・当分体を借りるぞ・・・必要な時だけ出てくるさ・・・
オマエもニイチャンと一緒でウレシイだろ・・・?
ハハハ・・・ハハハハハハハハハハハハハハハハ・・・!!
< つづく >