第二話 シベリアの雌狼LV2 性奴隷化
「あん、あくぅ!ああああ」
闇の中で白い肌に汗が光る。
「ああ!いいわ!いい!私を無茶苦茶にして!」
自らの乳房をもみしだき、股間をかきむしる。
「ああああ!マコトー!」
ナターシャは絶叫した。
「…はあ、はあ、いくら三ヶ月も男に会ってないからって、あんな子供をおかずにするなんて…」
自己嫌悪に浸る。東洋人は幼く見えるというが、それを差し引いても彼はまだ子供のはずだ。
「やっぱり、この屋敷の毒気に当たったのかしら」
ここの屋敷に暮らす者は性に関するモラルがなくなるようだ。隣室からアンとオルガが女同士の愛をはぐくむ声が聞こえてくる。この屋敷の警護の仕事をえてからしばらくしたら、いつの間にかそういう関係になっていた。
「あの子、マコトもそうなのかしら、いいえ、絶対違うわ!」
あの恥知らずな冴子の体から眼を逸らし、自分に対する態度も幼いながらも紳士的だった。
「あの子をこの屋敷の毒気からまもらなくては!」
弟を気遣う姉のようだ。
しかしその感情こそ諸悪の根源が望んだことだった。
夜神 真
職業 魔王 レベル1
体力 人並み
知力 やや上
魔力 目覚めたばかり
使える魔法
筋力強化 筋肉を強化し、体を一回り大きくする
蛇髪式神 長く伸ばした髪を蛇に変えて使い魔にする
強制発情 相手の性欲中枢を刺激して発情させる
烙印射精 精液を浴びた者を性奴隷にする
僕の能力をRPG風にまとめると今はこんなものだ。
これだけでもすごい力だと思うが、これでもまだ初歩的なものらしい。なんせ美夜や恵美だってもっと高度な魔法を使えるのだから。
烙印射精は、下僕を作るうえで絶対必要な力だけど、今の段階では『相手をおとす』のも大量の精液が要るらしい。
まだまだ淫魔王としては赤ちゃんということか。
「気にすることはないわ。手始めにこの屋敷の女たちを抱きなさい。女を抱けば抱くほどあなたの力は強くなるはずよ」
ティーカップを片手に嫣然と微笑む美夜。
「はあ」
「どうしたの?」
「いえ…」
確かに美夜のいうことは魅力的だ。しかし人としての良心が待ったをかける。
「ためらうことはないわ」
僕の内心を見透かすようにいう美夜。
「恵美。あなたはどうなの」
傍らに立つメイド長に微笑む。ちなみに今日も裸エプロン姿。普通の人間には幻術で服を着ているように見せかけるらしい。
「私は幸せですわ。雌の喜びは強い殿方に犯され、支配され、浅ましい姿をさらして、いきまくること。これだけですわ。こちらのお屋敷におつかえしてそれがわかりました」
迷いなく応える恵美。いきなり美夜が恵美のほうをはたいた。
「お、奥様?」
「まだ教育が足りなかったようね。あなたの快楽より、御主人様に、いかに喜んでいただくか、それが大事なはずでしょう」
「は、はい、申し訳…」
「いいえ、ゆるしません」
美夜が、ぱちんと指を鳴らすと、庭の黒バラがうごめきだした。とげの生えたツタが恵美の体を締め上げる。尻を突き出したような形で、磔のような形で縛られている。
「罰として鞭を与えます」
伸びてきたバラの枝を引き抜き、鞭のように振る美夜。
ぱし――――ん!
「ひいい!」
恵美の白い尻に蚯蚓腫れと切り傷が刻まれる。
ぱし―――ん!
「ひい!」
今度は背中だ。
白と赤のコンストラストを見ていたら、僕は欲情してきた。同時に熱いものが体をかけめぐる。
どうやら新たな魔力に目覚めたようだ。
「真さん、あなたもおやりなさい。この至らぬ奴隷に罰を当てるのです」
「うん」
僕は指を鳴らした。先ほどのように黒バラが動き出し、とげのついたツタを伸ばす。美夜に。
「ま、真さん?ああ!」
美夜のドレスは引きちぎられ、その淫らな体があらわになる。恵美と同様、美夜も縛り上げられた。
「真さん、何を…」
「後輩への教育が悪い奴隷も、一緒におしおきしてやるのさ」
美夜の背中に手にしたバラ鞭をたたきつける。
ぱしーーーーーん!
「ああ!」
「どう、ママ。僕の鞭もなかなかうまいでしょ」
「え、ええ、いいわ」
「じゃ、もっとあげるよ、それ!」
「ひいい!」
「あれえ、なんだかおかしいな」
美夜の股間に手をやる。そこは濡れていた。
「ふーん、たたかれて興奮するんだ」
「ええ、そうなの、ママ、嬉しいわ、真さんの奴隷としてしつけていただけるなんて」
「真様ぁ。恵美にもくださいぃ」
「うふふ」
ぱしーーーん。ぱしーーーん。
「きゃあん」
「いひ、いひ、いいのう」
「二人とも大洪水だね。今栓をしてあげるよ」
「ああ、はやくぅ。ママを犯してぇ」
「真さまぁ、お情けをくださいぃ。恵美は真様のオチ〇ポ様を入れていただくために生まれたオマ〇コ奴隷ですぅ」
このとき僕の胸は不思議な温かさに満ちていた。痴態をさらす二人がたまらなく愛しかった。
「じゃあ、おねだりがうまかった恵美からね」
「ああ、そんな。奥様を差し置いて。使用人の分を超えていますわ」
「いいんだよ。僕の奴隷には変わりないんだか、ら!」
「あひいいい!はいってきたあ!オチ〇ポ様が入ってきたぁ!」
そんな僕の姿を母は愛しそうに見ていた。
母と恵美を犯した後、僕はぼんやりと庭を歩いていた。
もちろん淫魔王の自分についてだ。
他人の心を自分の言いように作りかえ、性の奴隷にするなんて赦されることではない。
だが心の中に女性を支配したいという欲望があるのは確かだ。
そして先ほど二人を犯したときに感じたあの暖かさ。
あれをもっと感じたいと思う。
ぼんやりとしながら歩いていたら足元に違和感を感じた。
「うわあ!」
映画で見たワイヤートラップだ。僕は逆さづりになっていた。侵入者よけにこんなものまで用意してるのか!
「だ、だれか!たすけてぇ」
悲鳴を上げた。
「マコトか!」
「ナ、ナターシャ!」
ナターシャが駆け寄ってきた。
「どうしてこんなところに。ここはトラップがあると聞いていなかったのか!」
「聞いてないよ。普通家の中に罠があるなんて思わないよ!」
「ええい。ともかくおろすぞ」
なぜか僕の顔を避けるように、昨日よりぶっきらぼうに答えるナターシャ。
ゆったりと背中から下ろされる。そのとき僕の股間がナターシャの胸に触れた。
「あ…」
ナターシャが硬直した。動きを止めたナターシャの胸のなかで、僕のペ〇スはますます硬さを増す。
ここでナターシャが初めて僕の顔を見た。その眼は潤み顔が高潮している。
「いけない子だ、君は」
引き剥がすように僕のズボンを下ろす。針金で僕の手を後ろ手で縛る。
「君は私の罠にかかった。いわば私の捕虜だ。捕虜は犯されて当然だ。君が悪いんだ。君が可愛すぎるから」
熱に浮かされたように、意味を成さない言葉をつぶやくナターシャ。
どうやら僕が無意識に出している、相手を発情させる波動、淫気というらしいが、それに当てられたのだろう。この淫気は僕の覚醒が近くなると、自然に漏れ出してしまうらしい。義母が僕に欲情するようになったのもそのためかもしれない。覚醒する前に、自分の力を使いこなせるようになる前に、敵に発見され襲われないように、母は僕を保護したのだ。
「マコト、私が君を男にしてやる。レイプしてやる。君はレイプで童貞を奪われるんだ」
自らも服を脱ぎ、僕の分身を自らの体内に入れる。そこはすでに濡れそぼっていた。
「あう!」
「くう!いいい!」
ナターシャが何をいってるかわからなくなった。日本語の使用を忘れたのだろう。大きな胸を上下させ、僕の体の上で尻を振る。
「アン、アアン、ハウ!」
僕は思い切って腰をつきたてた。
「ヒイ!」
ナターシャは痙攣して僕の上に倒れこんだ。どうやらいってしまったらしい。
「ああ、すごい、君は最高だ、君から離れられなくなりそうだ」
そのとき僕は決めた。彼女を僕のものにすると。
「ナターシャ、僕を自由にしてよ」
「い、いやだ、もう少し私と・・・」
「僕もナターシャを愛したいんだ、こんなふうに縛られたままじゃなくて」
「!」
僕の言葉にナターシャは衝撃を受けたようだ。
「私を愛してくれるのか?」
「うん、ナターシャみたいなきれいな人なら当然だよ」
「ああ!マコト!」
感極まったように僕の唇を吸うナターシャ。おずおずと差入れた舌を僕の舌が絡みとる。彼女の股間がしぶきを上げた。どうやらキスだけでいったらしい。
僕を縛る針金を解いた後、もう一度キスをせがみ、それに応えてやる。
「ああ、マコト、夕べから君のことを考えてばかりだ。もう君しか要らない。君の望むことならなんでもする。君になら何をされても赦せる。だからわたしを・・・」
「うん。今からナターシャは僕のものだよ」
「ああ、うれしい」
ここまで僕に依存するようになるとは、おそらく淫気にあてられた後に、僕の精液を受けたため、烙印射精の効果が強まったのだろう。
「まずはその大きいおっぱいでパイズリしてよ」
「パイズリ?何だそれは?」
「つまりね・・・」
その僕らの姿を見ているものがいた。
「うふふ、あのこったら、もうおとす喜びに目覚めたのね」
僕はナターシャを犯し続けた。手始めに胸を、次に口を、女陰を、肛門を。正午を回って夕暮れまで犯し続けた。
それとともに、もとロシア軍の女性士官は、僕の性奴へと落ちていった。それを僕は喜びとともに見つめていた。わが子の成長を見る親とはこんな感じではないだろうか。
「ナターシャ、この胸は誰のもの?」
「私にいやらしさではちきれそうなおっぱいは、マコト、君のものだ。君にパイズリで奉仕するためにある」
「じゃこのオマ〇コは?」
「私のオ〇ンコは君のペ〇スを迎え入れるためにある。いつも濡れているんだ。いつも君のことを思ってびしょびしょだ」
もはや自分を辱める言葉すら快感らしい。そしてその言葉は僕の欲望をも加速する。だがナターシャの体力にも限りがある。
「ナターシャ。いくよ。これで最後だ!」
「ああああああ!」
ナターシャの体内に射精する僕。もう彼女の体で僕の精液がかかっていないところはない。
「ナターシャ、また明日、明日ね、また可愛がってあげるから」
身支度をして帰ろうとする僕。
「まってくれ」
よろよろとっちあがるナターシャ。僕に向かって直立不動の姿勢をとり、敬礼する。
「私、ナターシャ=カレーニンはここに誓う。君に私のすべてを捧げると。私の愛と忠誠、心と体はすべて君のものだ」
全身にかかった精液がまるで勲章に見えるように、彼女が誇らしく見えた。
とてもいとおしかった。
こうして僕は自分の力だけで、初めて僕を作った。
< 続く >