「せんせい、おはよーございます。」
「はい、麻実ちゃん、おはようございます。」
にっこりほほえんで、麻実ちゃんに朝のあいさつをしているやさしそうなお姉さんは、よしずみみどり先生です。仲良しほいくえんの、チューリップぐみの先生です。みんなみどり先生が大好きなので、大きな声でごあいさつします。みどり先生も、こしをかがめて、みんなのお顔をみながらうれしそうにごあいさつします。チューリップぐみは、まだ赤ちゃんの子も大きな子も、みんな仲良しです。
「えっと緑先生、新しく入ったチイちゃんのお母さんって見た?」
「うんん、見てないけど、どうしたの?」
チューリップぐみのおへやのドアからお顔を出して、みどり先生にお話しているのは、かよこ先生です。かよこ先生は元気でとてもうんどうがじょうずな先生です。かよこ先生のタンポポぐみは、チューリップぐみのおとなりにあります。
「チイちゃん、一人で来てるみたいなの、昨日入園した時も園長先生と話しただけだったみたいだから、私、チイちゃんのご両親とまだお会いしてないんだよね。」
「お忙しいのかな? これからもチイちゃん一人で来るってなると心配だから、園長先生が帰ってきたら二人で相談してみよっか?」
「そうだね。今ちょっとぐずってる子がいて手が離せないから、後でまた来るね。」
かよこ先生はいそいでタンポポぐみにはしっていきました。ろうかをはしっちゃだめなので、みどり先生はそれをみて、わらいながらためいきをつきました。みどり先生はおこってもあんまりこわくない、やさしい先生なのです。二人のお話していたチイちゃんという子は、きのうから仲良しほいくえんのタンポポぐみに入ってきた、かわいいけどちょっとこわいかんじの、6さいの女の子です。6さいっていうとほいくえんではお姉さんですが、どうみても4さいぐらいのちっちゃな子でした。しょうがっこうにはいかないで、もうしばらくほいくえんにくるって、いってます。へんな子です。きっとタンポポぐみの男の子に、いじめられちゃうんじゃないでしょうか。
朝の仲良しほいくえんは、とてもにぎやかです。赤ちゃんの子がないたり、お兄さんやお姉さんがお友達どうしおいかけっこしたり積み木であそんだりします。みどり先生のまわりにはいつも子どもたちがいて、おんぶしてもらったりだっこしてもらったり、おあそびをしたりしています。
「こらっ!」
とつぜんおとなりのタンポポぐみのほうから、かよこ先生の大きな声がきこえてきて、チューリップぐみのみんなは、ちょっとびっくりしたあと笑いだしちゃいました。かよこ先生は、いたずらっこの男の子にはよくおこるんです。ときどきとなりのチューリップぐみにまで、おこっている声がきこえてくるのです。
「うぇ~ぇぇん、えぇ~~ん。」
おこられた悪い子が、大きな声でないているんでしょう。チューリップぐみのみんなは、くすくす笑いつづけます。でも、あれれ? なにかへんです。びぃびぃないている声は、かよこ先生の声にそっくりなんです。ふしぎな気がしたみどり先生は、せなかによっかかっていた男の子をそっと立たせて、立ちあがりました。ようすを見に、タンポポぐみにいこうとおもったのです。でもみどり先生がみんなにちょっと待っててといって、歩き出そうとすると、いつもははずかしがりやで先生にひっついてばかりいるヒロちゃんが、先生のエプロンをひっぱりました。
「どうしたの?ケイちゃん?お便所行きたいの?」
ヒロちゃんはだまってくびをふります。
「あのね、せんせい、あっちのほういっちゃだめなんだよ。きのうから、こわいおねえちゃんがいるんだよ。」
「こわくないわよ。ヒロちゃん、あの娘はチイちゃんっていうの。仲良くしてね。」
「だめ~!せんせいいっちゃだめ~!」
いつもはおとなしいヒロちゃんがわんわんなきだすので、みんなしんぱいでしたが、麻実ちゃんとケイちゃんがめんどうを見てあげようとよってきたので、二人のお姉さんにお願いして、みどり先生はなき声のやまない、タンポポぐみにいってみることにしました。
「佳代子ってば、なんであんな声でないてるのかしら、紙芝居でもお遊戯でやってるわけでもなさそうだし」、とみどり先生はしんぱいしながらおとなりのくみへいきました。ドアをあけておへやにはいると、タンポポぐみの子供たちは、ほとんどみんなはしっこのほうで、おひるねしていました。おへやのまんなかにいたのは、すわりこんでないているかよこ先生と、うしろからかよこ先生のかみの毛をハサミできっちゃっている、チイちゃんでした。
「佳代子、どうしたの! チイちゃん、だめ!」
すごくびっくりしたみどり先生は、いつもはあんまり出さないような、大きな声を出しました。かよこ先生がなみだをこぼしながらみどり先生のところにはしっていって、しがみつきます。
「みどり~」
「佳代子、何があったの? 落ちついて説明して。」
かよこ先生はなきやもうとするのですが、たくさんしゃっくりが出て、なかなかちゃんとしゃべれません。かみの毛をおかっぱみたいにきられちゃったかよこ先生は、本当にちっちゃい女の子になっちゃったみたいでした。
「うんとね、チイちゃんがね、かよちゃんのかみをね、きろうとするから、めっていったの・・そうしたらね、そうしたら・・・なんかよくわからなくなっちゃったの。」
「大丈夫、大丈夫だから落ちついて、加代子。チイちゃん、チイちゃんが何かしたの? みどり先生にお話して。」
なきやまないかよこ先生をあやすみたいにだいて、みどり先生はチイちゃんにはなしかけます。りんごみたいに赤いほっぺをふくらませて、よこをむいちゃっているチイちゃんは、かよこ先生をみどり先生にとられちゃったことにおこっちゃっているみたいでした。
「チイちゃん、お願い。みどり先生とお話しましょ。先生、なにがあったのか知りたいの。」
やさしいいいかたでおねがいすると、チイちゃんはやっとしゃべりだしました。
「ぜんぶね、チイちゃんがやったの。」
「え?どういうこと?」
「チイちゃん、びようしさんとかじょうずだから、かよこ先生のきれいなかみの毛、切ってあげようとしたの。ほんとにやろうとしたら、かよこ先生がおこったんだよ。おとなの人はおこると、チイちゃんをいじめるから、チイちゃん、かよこ先生も子どもにしたの。」
「子どもに?・・・チイちゃんが?」
みどり先生のお声は、ふるえていました。だんだんしんぱいになってきたのです。タンポポぐみの子供たちはあんなにかよこ先生がおおごえでないたのにみんなすやすやとねています。チイちゃんのいってることはよくわからないけど、すこしだけほほえんだチイちゃんのあしもとにちらばっちゃってる、かよこ先生のかみの毛をみるとすごくこわいきがしました。「この娘、一体どういう娘なの?」とおもいながらちょっとずつあとずさりすると、チイちゃんはかなしそうなお顔になりました。
「みどり先生も、チイちゃんをそんなふうに見るの?みんなチイちゃんをいじめたり、いじわるしたり、こわがったりするんだよ。だからチイちゃん、みんなをそんなことしない、いい子にしてあげるの。そしたら、みどり先生ともあそんであげるよ。」
「やめなさい! どうなってるのか判らないけど、チイちゃんに出来るんなら佳代子先生をもとにもどしてあげて。ね。」
みどり先生はやさしくお話しようとおもっているのですが、なんでか、まえがみのあいだからみあげるチイちゃんのおめめがこわくなってきて、ついつい大きくてふるえている声をだしてしまいます。チイちゃんはほっぺをふくらませて先生のほうへよってきました。お手手のはさみがしゃきしゃきなっています。
「いうこときかないと、ひどいこといっておしおきするつもりでしょ? ぶったり、とじこめたりするでしょ。みどり先生もそんなことしない、いい子になっちゃえばいいの。そしたらチイちゃんがお姉さんになってあげて、いっぱいめんどう見てあげるもん。」
チイちゃんに下からじっとにらまれちゃうと、みどり先生はあたまがきもちわるくなっちゃいます。ぐるぐるかいてんしたあとみたいに、あたまのなかがぐわぐわゆれて、まわりのけしきはぎんいろのすいとうにじぶんのお顔をうつしたみたいにぐにゃぐにゃになっちゃいました。
「みどり、にげなきゃだめ。はやく~。」
ちょっとぼさぼさのおかっぱあたまにされちゃった、かよこ先生がまたなきそうな声をだします。みどり先生はふらふらしながら、かよこ先生の手をひいて、タンポポぐみのおへやからでようとはしりだしました。ずっとせいざずわりしてたときみたいに、あしにちからがはいりません。それでもがんばってチイちゃんからにげようとしました。
「まって、おへやのそとにはおばけがいるんだよ!」
チイちゃんが大きな声でいうと、みどり先生はびっくりしてとまっちゃいました。かよこ先生もこわくてとまっちゃいました。みどり先生はどうしたらいいのかわからなくなってきちゃいました。「チイちゃんの言ってることは、絶対嘘よ。お化けないているはずないわ。でも・・、でももしいたらどうしよう」そうおもうと、みどり先生のあしはまえにでてくれなくなっちゃうのでした。
「ほら、こっちにきたほうがこわくないよ。」
チイちゃんが先生に、お姉さんみたいにいいます。とてもやさしそうな声です。
「嘘よ。お化けなんているわけないわよ!」
「どうして?」
「だって、・・いま、まだ夜じゃないもん。」
みどり先生がくちびるをかんでゆうきをだします。かよこ先生はもう、こわくてチイちゃんのそばにいきたくてしょうがありません。
「ふふふ。あさでもおひるでも、おそとにはおばけがいるんだよ。おめめがいっぱいあって、きばがあって、すっごく大きくて・・、みどりちゃんを、がぶって食べちゃうんだよ!」
みどり先生は、スカートのなかの足があったかくぬれてきたのにきがつきました。チイちゃんの声に、びっくりして、おもらししちゃったのです。こわくて、こわくて、どうしたらいいのかわからなくて、みどり先生はそこでたったままわんわんなきだしてしまいました。ぐーにしたおててでぬぐってもぬぐっても、なみだがおめめからぼろぼろでてきちゃいます。かよこ先生もつられて、いっしょになってないちゃいます。
「だいじょうぶ、チイちゃんのいうことをきいてれば、おばけはぜったいこないよ。なかないで。おひるねしてるおともだちがおきちゃうよ。ほら、いっしょにおねんねしようね。」
チイちゃんの声をきいて、かよこ先生はなきつかれたみたいにすぐにゆかにねちゃいます。みどり先生も、パンツのなかはきもちわるかったけれどからだはねむりたくってしょうがありません。ついついしゃがみこんじゃいます。チイちゃんがまうしろまできました。
「チイちゃんね。おとうさんがいなくなってから、よくおかあさんにいじめられたの。おふろでおぼれそうになってね、あたまおさえられててね、くるしくて、やめてーっておもって、きがついたら、おかあさん、なんでもいうこときいてくれるようになってたの。おかあさんはもういないんだけどね、ほかの大人の人も、チイちゃんがぐ~っておいのりすると、みんないい子になってくれるようになったんだよ。みどり先生も、とってもいい子になるの。チイちゃんの赤ちゃんになったり、お友達になったりするの。とってもたのしいんだよ。」
みどり先生は、すやすやおひるねをはじめちゃって、チイちゃんのいうことをとちゅうまでしかきけませんでした。
ポンポンポン。またにやわらかいなにかがさわってるきがして、みどり先生はめがさめました。きがつくと、おひざをまげてひらいているあしの下にかみおむつがしいてあって、チイちゃんがみどり先生にベビーパウダーをつけています。みどり先生はびっくりしました。となりでねているのは、もうおむつをつけてもらって、うれしそうにおしゃぶりをくわえているかよこ先生です。
「ぁぁ、うぁぁ」
「なんで、これ、どうなってるの?」といったとおもったんですが、みどり先生のお口は、おもったようにうごいてくれなくなっちゃってます。おきあがろうとおもっても、チイちゃんにやさしくとめられるとうごけません。
「さっきおもらししちゃったでしょ~。おむつをつけてあげてるのよ。」
ちいちゃんはにっこりほほえみます。きがつくと、みどりせんせいはスカートとパンツだけじゃなくて、おようふくがぜんぶなくなっていて、よだれかけとおむつだけになっちゃってます。いつもそうしているようにおもいます。でもすこしへんにもおもいます。やっぱりじぶんが先生なのに赤ちゃんなのはへんだとおもい、かなしくてなきそうになりました。だれかをよんで、たすけてもらいたくなりました。
「ないちゃだめですよ~。ほら、いないいない、ばぁ!」
なこうとおもっていたみどり先生は、きゃっきゃとわらいだしてしまいました。「こんなことしてないでにげなきゃ」とおもっているじぶんがとおくにいるかんじがするんですが、チイちゃんのお顔がおかしくてしょうがないのです。かよこ先生もおててをたたいておおよろこびしています。チイちゃんはとてもめんどうみのいいお姉さんです。
りょうてをふりまわしてわらっているみどり先生のみみもとに、チイちゃんがお顔をちかづけてちいさなこえでいいました。
「みどりちゃん、おもしろいことがあるのよ。お友達のかよちゃんって、みどりちゃんとおんなじ赤ちゃんなのに、おっぱいがおかあさんみたいに大きいよね。おもしろいね。」
みどり先生もそれにきがついて、さっきよりも大笑いしちゃいました。そういえば、かよちゃんのよだれかけの下には、おかあさんみたいなおっぱいがあります。ふしぎそうにみてるかよこ先生にもチイちゃんがなにかいうと、かよこ先生もみどり先生をみて大笑いします。みどり先生とかよこ先生は、どっちもおもしろがっておたがいのおっぱいをさわってみました。とってもやわらかくて、ほんとうのおかあさんのおっぱいみたいです。くびをがんばってまげて、おたがいのおっぱいをすってみると、なんだかとってもうれしくなってきました。チイちゃんもそれをうれしそうにみています。
「赤ちゃんはとってもかわいいな。ふたりとも、いつでも赤ちゃんにもどしてかわいがってあげるから、しんぱいしないでね。でもいまは、もうちょっとだけお姉さんになろうね。チイちゃんとおんなじぐらいの女の子になって、お友達になって。」
まえにいちどかんじたのとおんなじような、あたまがぐるぐるまわるようなきがして、ふたりの先生は、たっておはなしができるようになりました。
「チイちゃん、おねがいだから、わたしたちをもとにもどしてよ。」
かよこ先生は、お口をみどりせんせいのおっぱいからはなしていいました。もじもじしています。
「大人にもどしてくれても、ちゃんとチイちゃんのお友達になってあげるから。もうこんな、エッチなことさせないで。」
まっかになってるみどり先生もいいます。チイちゃんはふたりがお友達みたいにちゃんということをきいてくれないので、ちょっとほっぺたをふくらませておこりました。
「さっきのはおもしろかっただけで、ぜんぜんエッチじゃないよ。大人のほうがえっちなんだよ。みどり先生だって、大人にもどっちゃったら、もっとエッチなこといっぱいするよ。」
「うそだもん。そんなことしないもん!。」
みどり先生もおこっちゃっていいます。かよこ先生は、ふたりのお友達がけんかになりそうだったので、こまっちゃってます。
「じゃあしょうこ、みせてあげる。みどり先生は大人にもどるけど、とってもエッチなじぶんをしょうじきにみせるよ。かくさずにえっちなことしちゃうんだよ。」
チイちゃんににらまれると、みどり先生は、あたまをぎゅっとしめられたみたいなきがします。まわりのけしきがぐにゃぐにゃになって、チイちゃんのこえがどうくつのなかみたいにひびきます。
「嫌。そんなひどいことやめて。大人はチイちゃんの思うような人ばかりじゃないのよ。お願いだから変なことさせないで。」
みどり先生のしゃべりかたはもとの大人の人のしゃべりかたにもどりました。でもなんだか、おトイレにいきたくなってるみたいにごきげんのわるそうなしゃべりかたです。みどり先生は、頭がおふろにはいったみたいにぼ~っとして、へんなきぶんです。
「ほら、もうがまんできないでしょ。かよこちゃんをみてよ。こんなにかわいくて、めちゃくちゃにしたいでしょ。」
「・・みどり先生?」
こわくなってかよこ先生はみどり先生をみます。みどり先生のかよこ先生をみるおめめが、なんだかこわいんです。
「ごめんね、佳代子、ちょっとだけ私の言うこときいてほしいの。本当に我慢が出来ないの。」
おっかけっこをしたあとみたいに息をつきながら、みどり先生はいいました。せっかく大人にもどれたのに、みどり先生のあたまには、えっちなことしかでてこなくなっちゃっていました。にげようとした子どものかよこ先生は、じぶんのおむつをやぶるみたいにはずしたみどり先生におさえつけられて、らんぼうになめられてなきだしちゃいました。こわくてへんな人になっちゃったみどり先生は、わんわんないているかおりせんせいの顔の上におしりをのせます。おもちゃのおうまにのってるみたいにおしりをぐいぐいおしつけて、おててでじぶんのおっぱいをぎゅうぎゅうにぎってへんな声をだしました。
「もうやめて!かよこちゃんにひどいことするのをやめて、小さな女の子のみどりちゃんにもどるの!」
とてもきずついたみたいにチイちゃんがいうと、みどり先生は、もとの女の子にもどって、かよこちゃんにないてあやまりました。おててでからだをかくそうとしながら、なんどもあやまりました。お友達なので、かよこ先生もみどり先生をゆるしてあげました。
「みどりちゃんも、はんせいして、もうぜったいに、おとなにもどりたいなんておもっちゃだめだよ。」
「はい、ごめんなさい。」
下をむいてなみだをぬぐいながら、みどりちゃんはチイちゃんにもあやまりました。
「みどりちゃんもかよこちゃんもよくきいて。えんちょう先生はもう帰ってこないの。きょうからはわたしがみんなのお姉さんで、お友達で、えんちょう先生よ。子どもだけの、たのしいほいくえんにするの。いいわね。」
「は~い。」
みどりちゃんとかよこちゃんは声をそろえて元気のいいおへんじをします。
「これからチューリップぐみや、ヒマワリぐみのお友達たちもいい子にしましょうね。おむかえにくるお母さんたちのなかにも、いい子になれそうな人がいたら、お友達にしてあげましょう。みんな仲良くしましょうね。」
「は~い。」
なんだかふたりとも、たのしくなってきちゃいました。
「でもそのまえに、しなきゃいけないことがありますよ。みどりちゃんもかよこちゃんも、子どもなのにおまたに毛がはえててはずかしいですね。ちゃんとわたしが切ってあげますからね。」
あたらしいえんちょう先生でお友達でお姉さんのチイちゃんが、とってもやさしいので、みどりちゃんもかよこちゃんも、とってもうれしくなっちゃいました。チイちゃんのいうことをちゃんとまもっていけば、仲良しほいくえんはもっともっといいところになるっておもうんです。はさみのしゃきしゃきしゃきというおととこそぐったいかんじにくすくすわらいながら、みどりちゃんとかよこちゃんはすっかりごきげんになっていました。
< おしまい >