フィンガーパペッツ 前編

 購入した商品:フィンガーパペッツシリーズ 中世のお仕事

 評価者:TRPG好き

 レビューカテゴリー:超長文

 評価:☆☆☆☆

 このレビューが役に立ったと思う人: 78人

 吉祥寺にあるボードゲーム屋でこの商品を偶然見かけました。最初はボードゲームとか、テーブルトークRPGとかで使う、キャラクター・フィギュアみたいなものと思って買ったのですが、中身が予想と違っていて、ちょっとビックリしました。説明書が凄くぎこちない翻訳だったので、機能を理解するのに苦戦しましたけれど、その効果は凄くぶっとんでいたんで、値段以上の価値のある買い物だったかな、とは思っています。

 それにしても、説明書、不親切ですね。QRコードからサポートサイトに入れるのかと思ったら、このブランド専用のレビューサイトに来ちゃったし………。

 まず、箱を開けると、ピンクと肌色の中間みたいな色の、ゴムというか粘土みたいな指サックが入っています。5つ。最初はここから、成型や塗装をしなきゃいけないのかと思って、ちょっとひきました。箱に描かれていた中世のキャラクターみたいなデザインとは全然違う、辛うじて人間の腰から上までみたいな、粗いかたちの指サックなんで。これで8千円は高すぎでしょ、って………。

 一応、説明書に書いてあるとおりに、その指サック5つを、左手の5本の指に付けて、ズボンのポケットの中に左手ごと入れました。説明書には30秒以上って書いてあったけど、30秒も待ってなかったかもしれません。それで左手をポケットから出すと、あらビックリ。指には綺麗な指人形が5つ、ちゃんと第2関節くらいまではまってました。デザインから見ると、騎士、農民、商人、僧侶、旅人………って感じの衣装だったと思います。意外とクオリティ高いです。よく見ると、背中に「騎士」、「農夫」とか、文字が入っていました。これもポケットに手を入れる前はなかったはずのものです。ゲームグッズじゃなくて、手品用の小道具を買っちゃったのかと、不安になりました。

 興奮したのはここからですね。説明書(すっごいギコチない翻訳文章)に従って、その指人形を1つ選んで、誰かに投げてみることにしました。僕の部屋の隣には中学生の弟の部屋があって、そこで弟がマンガ雑誌を読んでいたので、イタズラ感覚で弟の後頭部をめがけて、ポイって指人形を投げてみたんです。騎士の人形でした。ゴムというかビニールみたいな弾力性のある素材感だったから、ヤツの後頭部にポンッて当たって、跳ね返る景色を想像していたのですが、不思議なことに、その騎士の人形は弟の後頭部に、ヒュルっと入っていってしまいました。透き通るみたいに、そのままヤツの頭に吸収されちゃったんです。

 そしたら僕の弟は、マンガ雑誌を机の上に置いて、椅子をこっち側に向けて立ち上がりました。なんか真顔というか、無表情というか、固い表情をしていました。そしてしゃがみこんで片膝をカーペットにつくと、

「兄者のためにこの身を捧げますぞ」

 とか、仰々しい喋り方でお辞儀をしたのでした。最初、僕は反抗期の弟にしては、ずいぶんノリの良い反応だな、人形をぶつけられたことを怒るんじゃなくて、冗談に付き合ってくれてるんだな、とか思ってヘラヘラしていたのですが、途中から不思議な気分になりました。だって弟はさっきまで、こっちに背中を向けてマンガを読んでいて、人形は後頭部に当たったはずなので、投げられたのが「騎士」の人形だとわかって、設定を合わせてくれているなんていうはずがないんです。

「…………じゃ、トモヒロ卿、ここに俺の敵が来たら、卿ならどうするかね?」

 と聞いてみると(テーブルトークRPG愛好家なので、この程度のアドリブと芝居は出来ます………)、弟は立ち上がって、本棚にあった小さな筒を手にしました。小学校の卒業証書が入っている筒です。

「この通り、剣の腕には自信がございます。これにて兄者をお守りする。それこそが我が使命」

 大真面目な顔で、その黒い筒を振り回し始めました。飛び上がったり、でんぐり返りをしたりの大立ち回り。顔は真剣そのものでした。さすがに普段の弟の、ちょっと冷めた反抗期キャラと違い過ぎるので、僕は気持ち悪くなって説明書のページを捲りました。

「フィンガーパペット、戻れ」

 説明書に書かれていた通りに、さっきまで左手を入れていた、ズボンのポケットを広げながら、騎士アピールを続けている弟に声をかけると、プルンッとヤツの頭から、さっきの騎士の指人形が飛び出してきて、綺麗な弧を描きながら僕のポケットに収まります。すると弟のトモヒロは、きゅうにキョトンとした表情で、周りをキョロキョロ見回しながら、空いている方の手で、自分の頭を掻いています。なんだか、訳がわからないっていう表情をしていました。

「あの………、兄貴………。俺………って、……………騎士じゃ……ないよな?」

 弟は、自分でもその質問の「変さ」に気がついているけれど、一応確認しておきたいといった、微妙な表情とトーンで聞いています。俺は思わず笑ってしまいました。

「は? ………お前が騎士? ………なんでだよ」

「いや…………なんでもない…………。…………俺の部屋に勝手にくんなよ………」

 弟はまだ居心地悪そうな表情をしながら、椅子に座ってマンガ雑誌を手に取ります。さっきまで振り回していた筒は、机に置いて、マンガに集中し始めました。

 俺はそれまで、ファンタジー小説とかゲームとは好きだったのですが、非科学的なものを信じたりはしていませんでした。でも、この日にあったこと、この手とポケットにある不思議な品物については、不自然なくらいすんなりと、事態を受け入れることが出来ていました。

 これ、何か知らんけど、凄く特別なアイテムだわ………。

 そう思って自分の部屋に戻った俺は、説明書を頑張って読み進めました。

 そこから先は、大体他の、この「中世のお仕事シリーズ」のユーザーと同じような使い方をして、感想を持っていると思います。

 親に説教されてウザい時とかは、「旅人」の人形を投げつけてやると、即座に親はお説教もそっちのけに旅支度を始めます。うちのオカンがオトンを置いて一人旅に出たところなんて、初めてみました。オトンがパニクってたんで、「商人」の人形を投げつけると、しばらくヤフオクとかメルカリとかで私物を売ったり買ったりに集中して、静かになってくれました。

 次の日の朝、オカンは帰宅していました。なんでも「富山に黒部ダムを見に行こうとしたけれど、深夜バスに乗っている途中、明け方頃に急にそのモチベーションが消えてなくなった」って、言ってました。昨日はいていたズボンのポケットを見ると、ちゃんと指人形は5つ、入っています。箱から出した時みたいに、ピンクのゴム状態に戻っていました。衣装も着色もない、埴輪みたいなシンプルな人型です。特に指定をしないと、明け方頃に人形はポケットに戻り、人形を投げつけられた人も正気に戻るようでした。オトンに聞いたら、俺たちの実家もうっぱらって、別の物件を買おうとしていたみたいで、朝には正気に戻ってくれたことに、ホッとしました。

 その日の朝、またピンクのゴム状態だった指人形を、こんどは昨日とは違うズボンのポケットに入れます。30秒待って、手を出すと、ついていたのは、僧侶、羊飼い、軽業師、石工、農夫の5つのキャラクターでした。昨日と違ってる………。いや、農夫だけ昨日と一緒で、あとは別の職業のキャラでした。説明書の解説がちょっと不十分だと思いますが、毎回、どのキャラの指人形になるかは、ランダムで、自分では選べないようです。忙しい朝、30秒以上をロスしてしまった僕は、慌てて家を出て、高校へ向かいました。

 登校途中で、ちょっと綺麗めの、近所に住んでいるOLさんが出勤するところを見かけたので、僕は自分の左手をしばらく眺めて、軽業師の人形を選び取りました。右手でお姉さんの後ろ姿めがけて放り投げると、昨日と同じように、ヒュルっと人形がお姉さんに吸いこまれます(今度はちょっと距離があったせいで、後頭部じゃなくて背中に入りましたが、効果は同じでした)。

 お姉さんは立ち止まると、スッと背筋を伸ばして、両手を高く上げ、鞄を肩から下げたまま、側転をします。まるで新体操の選手のように、体のバネを使って、格好良く助走を切る。けれどその後の演技は、一般人の側転が連続するだけです。でも、本人の顔は自信満々。足を高く上げるとストッキングに包まれた太腿と水色のショーツがハッキリ見えて、俺は朝から得した気分になりました。そのお姉さんはそのまま、でんぐり返しや側転、フィギュアスケーターみたいなトワールを見せたり、近所のブロック塀の上を、バランスを取りながら歩いたりして、会社へ向かっていこうとします。そのまま出社したら、さすがに仕事に差し支えるだろうと思ったので、人形を昨日の『騎士』にしたようして呼び戻すと、呆然としたお姉さんが、ブロック塀の上でしゃがみこんでパニックになっていました。

 その日も色々と試してみて、新しく分かったことがあったので、下にまとめてみますね。

 ■基本的に人形は、使ったものも、使わずに残していたものも含めて5体全部が、毎朝、「素」のゴム状態に戻って、ポケットに入っている。だから特別な例を除いて、指人形を吸いこませた相手に与える効果も、次の日の明け方には無くなる。

 ■人形を投げつけられた相手は、その人形がかたどっているキャラクターや職業に固有の行動をとったり、職業倫理に従って考えたりする。その際に、人形の元々の持ち主(俺)のことを雇い主とかお客さんと認識して、それぞれの職業やキャラなりの「お仕事」を全うしようとする。(「盗賊」の指人形を同級生に使ったら、別のクラスメイトの財布の中から千円くすねて、僕のところに持ってきてくれました。僕のものを盗ろうとはしませんでした。あくまでも指人形が示す職業やキャラクターを演じながら、持ち主である僕に何かをしてくれるっていう仕組みみたいです。)

 ■指人形が「素の状態」からポケットの中でどんなキャラクターになるかは、毎回、ギャンブルみたいな感じです。俺の経験上、「農夫」とかはよく出て来るんですが、滅多に出ない、レアキャラみたいな職業もあります。毎回、「これが出てきたら良いな」とか思いながら手をポケットに入れているんですが、思い通りのキャラが出ることはそんなにないです。実は一生懸命、念じながら、長い時間、手をポケットに入れていると、期待したキャラが出て来る確率が、ちょっとだけ上がるような気がしているんですが、これは別に、ちゃんと統計をとったわけではなくて、そんな感じがするっていう程度です。

 ■指人形は朝には「素の状態」になっていますが、その後、特定の職業キャラになったあとも、もう一度、指に付けた状態で30秒以上ポケットに入れてみると、また別のキャラクターに変化します。試したところ、1日に6回まで、ポケットでキャラ付けが出来ることがわかりました。5体あるから、1日のうちに30回。期待した職業が出て来るか、試すチャンスがあるっていうことですね。

 ■指人形が「入っている」あいだ、その人にどんな影響を与えているのか、興味があってよく質問するんですが、あんまり積極的には答えてくれない。人形が入っている間は、そんな質問に答えることよりも、自分の職務を全うすることに集中したがりますし、人形が「抜けた」あとは、キャラに合わないことをしていた自分の記憶はあるものの、恥かしがったり、自分のさっきまでの行動を自分で受入れたがらなかったり、あんまりハッキリと、なんで自分がそんな行動をとったのか、話したがらない。(そこを深く考えるのも嫌って思うみたいですね。。。。ただこれも、人によって多少は個人差あるように感じました。)

 ■かなりの度合いで、その人のもともとの性格や立場、倫理観を超えて、指人形のかたどっているキャラに従う。(うちの親とか、自分の子供のこととか綺麗サッパリ忘れて、「旅人」になってましたし、「戦士」になってもらった俺の先輩は、俺にちょっかいかけてきたチンピラを、かなり容赦なくボコボコにしました。でも、現代の法律とかをどれだけ超えて、「職務を全う」する気があるのかは、まだ確かめる勇気が湧かないです。「暗殺者」の人形とか出たことあるけど、結局使えないまま、次の日の朝まで寝かせて置きました。本当に人殺しとかされたら、やっぱり寝覚めが悪いんで………。)

 この最後のポイント、レビュー読んでる、購入前の人は、すっごく気になると思います。なので、俺の体験談を1個だけ、付け加えますね。遊び気分で、俺が手をポケットに入れなおしては、今まで見たことがないキャラが出るのを待っていた時、初めて見ました。肌が露わになった薄手のドレスに身を包んだ、赤毛でメイク濃いめのお姉さんキャラ。背中には、『娼婦』って書いてありました。勉強嫌いな俺でも、これがどんなお仕事か、一発でわかりました。

 俺のクラスにいる、ちょっと綺麗めの女子。前からずっと気になっていた子がいました。その子が1人でいる時を見計らって、この指人形を投げつけようとしたのですが、女子って、なかなか1人にならないですね。いっつもクラスメイトの仲良しグループでつるんで行動してるんで、結局、俺は半日くらい、この子の居場所をチェックしながら、ストーカーみたいに追い回す羽目になってました。

 放課後、まだお喋りしながら、彼女たちが帰ろうとしたところで、俺はその子で『娼婦』の指人形を試すことを、諦めようかと迷っていました。なにしろ、指人形は使わないまま次の朝を迎えても、また元の「素体」に戻っちゃいますから、お目当ての子にその日のうちに投げつけるチャンスがないなら、他に良い相手を見つけ出して、そっちの人で試さないと、『娼婦』人形を使うチャンスを、みすみす逃しちゃうことになるからです。このへん、この「指人形セット」で遊んでいて、思い切った決断が必要なところだと思います。

 実際のところは、ほぼ諦めた俺に、ラッキーが巡ってきました。お目当ての女子が、忘れ物をしたみたいで、友達に「先に行ってて」って言った後で、教室に引き返して来たんです。教室で俺と目が合った彼女は、ちょっと不審そうな顔をしていました。その日に限って、俺とやたら目が合っていたから、気持ち悪がってたんだと思いますね。

 まだ教室には2、3人、他の生徒もいたから、彼女が資料集を机の中から取り出して、さっさと教室を出て行こうとした瞬間、他の奴らから俺の背中で彼女が死角に入るようにしながら、やっと指人形を投げることが出来ました。一瞬足を止めて、ゆっくり振り返ったその子は、俺を見て、ニヤッと悪戯っぽく笑いました。もうさっきの、不審者を見るような目つきじゃありません。お客を値踏みする、「プロ」のお姉さんのような雰囲気を急にまとっていました(実際のプロのお姉さんを見たことが無いので、俺のイメージですが。。。)。

「お客さん、ご指名ありがと。………今すぐ、ここでする?」

 さっきまで仲良し女子グループでケタケタ笑っていた快活な美少女が、急に妖艶な雰囲気を漂わせながら、こっちにしなだれかかってきます。俺は他のクラスメイトの視線を気にしながら、急いで廊下へ出ました。教室の扉を乱暴に閉めた後で、ふと手を差し出すと、彼女は指を絡めながら、俺の手を繋いでくれます。人気のない、内側から鍵が駆けられるを探し出すと、そこで2人きりになりました。

「あんたと、こんな関係になるなんて、想像もしなかったけど………、ま、お仕事だし、ちゃんと満足させるから、安心して。…………カーテン閉めて、ここ暗くする? アタシは別に、明るいままでも全然良いけど」

 セーラー服のリボンを解いた彼女が、脇下のチャックを開けて、スルスルと服を脱いでいきます。俺は何て言って良いかもわからなくて、ただ無言で彼女が制服を脱いでいくところを凝視してました。

「お客さん、脱がないの? ………アタシが脱がせてあげた方がいいですか?」

 慣れたような口調で、さらっと訊いてくる彼女に、俺はまだドギマギしていました。その間に彼女は、セーラー服の上下を机の上にのせて、白に淡い水色で縁取りされたショーツとグレーのブラジャーという下着姿で俺の前に立つと、両手を背中に回して、ブラのホックを外しました。

「お客さん………。見るの好きみたいだね………。お金もらってるし、いいんだけど………。ちょっと照れるな………」

 ブラジャーを脱いだあと、彼女は少し顔を赤くして、照れ隠しのように言いました。

「あ………、うん。…………その、もうちょっと、近くで見ても……いい?」

 俺は、童貞丸わかりの、たどたどしい口調で、それだけ聞きました。

「当たり前でしょ………。お金払ったんだし…………。時間が来るまでは、お客さんの好きにしていいよ………。って言っても、そんな立派なオッパイじゃないんだけど………。ゴメンね。ちょっと盛ってます………。なかなかママとかお姉ちゃんみたいに、おっきくなんないんだよね………」

 彼女は、ちょっとだけ申し訳なさそうに両手のひらを合わせて、拝むようなポーズを取った後、自分のオッパイを見下ろして、確かめるように両手ですくいあげると、サイズと重さを確かめるように、揺すって見せました。俺は、その光景を見るだけで、うっかりイキそうになっちゃってました。たしかに小ぶりではあるけれど、ちゃんと丸みのあるオッパイ。プクッと突き出た肌色の乳首。成長した女子のオッパイを直に見るのは初めてだった俺には、凄い刺激的なシーンでした。今でも思い出して時々、しこります(余計な情報っすね。すいません)。

 俺はここまでのやり取りで、1つの不安が解消されて、気持ちが少し大きくなりました。不安とは、「この子とヤルのに、お金を請求されても多分払えない」ということでした。よく考えると、これまでに他の職業指人形を周りの人に投げつけても、料金を請求したことなんてなかったんですけど、いざ、「娼婦」になったクラスメイトとセックスをするというシチュエーションに直面すると、急にお金のことが心配になっていたんです。でも結局、彼女たちは労働の対価については「支払い済み」と思いこんでいるようです。だから、クラスメイトの美少女は、ただただ俺に「代金と引き換えのサービス」を提供してくれようとするだけ………。こう考えると、凄いコスパの良いアイテムを買ったんだって、嬉しく思えました。

 オッパイを近くで拝見するだけ………では、もちろん終わりませんでした。彼女が当たり前のように笑いながら頷いてくれるから、俺は小ぶりで可愛いオッパイを時間を忘れるくらい揉んで、その弾力の記憶を両手のひらに刻みこませました。気がついたら、乳首を舐めさせてもらっていました。ちょっとショッパイ気がしたのは、俺が手汗をかくくらいベタベタ触ってたせいでしょうか? ベロで弾いたりしながら思いっきりチューチュー吸うと、余裕の笑顔を取り繕っていたはずの彼女が、「んっ」とか、セクシーな声を鼻から漏らして、ちょっと仰け反ります。初めて女の子の体を自由にさせてもらって、彼女も感じさせらえたのかと思うと、めっちゃ嬉しかったです。キスもさせてもらいました。後から、「風俗嬢はキスをさせない人が多い」っていう情報をネットで知ったのですが、その時は彼女は普通に唇を重ねて向こうからも吸ってくれましたし、舌を入れても、ちょっと仰け反っただけで、嫌がったりはしませんでした。

「ほんとは………シャワー浴びてからの方が、自信もってサービス出来るんだけど………」

 俯いて、ショーツを降ろしながらボソッと言い訳みたいな独り言を口に出す彼女のことをほとんど気にせずに、俺は彼女に後ろを向かせて、お尻を直に揉みました。思いっきり顔も押しつけてやりました。

「カーテン…………、やっぱ閉めとく?」

 俺が彼女を机の上に座らせて、両足を開いて、ってお願いした時に、彼女はちょっと恥ずかしそうに、カーテンのことをもう一回、訊いてきました。俺は、その頃にはずいぶん気が大きくなっていたんで、「明るいところでじっくり見たいんで、このままガバッと開いてよ」とお願いしました。

「…………ん…………これで………いい?」

 さっきまでの余裕の表情がなくなってきたその子は、俺と目線を合わせないように横を向きながら、両膝をゆっくり開いていきました。黒いアンダーヘアに隠れていた彼女のアソコは、想像していたよりも、ちょっとグロいというか、濃いめの色でした。女の人のアソコを直接見ること自体が初めてだったので、特にそう感じたのかもしれません。でも、嫌な感じではなくて、余計興奮しました。可愛い顔して、スタイルも良い彼女の股間がこんなふうになっているのかと思うと、ギャップがヤラシイ感じに思えました。

「ここに入れるんだよね…………。じゃ、お邪魔します」

 と俺が言って、ズボンとトランクスを降ろした下半身を押しつけようとすると、彼女が焦って止めました。

「え? ………まだ………。濡れてないから…………。ちょっと、待って」

 それだけ言った彼女は自分の指を口に入れながら、俺に背を向けるかたちで机に座りなおします。そこでこちらに見えないように、ゴソゴソと手を動かしていました。だんだん、ピチャピチャという音が、彼女の体の前の方から聞こえてきます。俺は机の向こう側に回って見たかったけれど、もしかしたらこれが彼女のお仕事の中では「ルール違反」になるかもしれないと、よくわからない不安を感じて、一応大人しくその場で待っていました。

「ん………準備………出来たよ。お客さん」

 椅子に座らせられた俺に、抱き合うような体勢で跨った彼女が、両足で俺の下半身をまたいで、腰を下ろしながら、手で俺のモノを掴んで導くようにして、自分のアソコに入れてくれました。彼女が完全に体重を俺に乗せると、俺のがグニュっと彼女のアソコの中に入りこみます。(これで童貞卒業かぁ)とか、(これ、もう俺イキそうだけど、すぐイクと恥ずかしいんだよな)とか、あれこれ考えていたせいで、その子のアソコの感触を100%楽しめていたわけではないんですが、それでもあったかくて気持ち良かったのと、あと気持ち良さ以上に、嬉しい気分で心が満たされました。

 座りながらの体勢で、あんまり上手じゃなかったと思うけど、俺の腰を動かすと、その子も、「アンッ、アンッ」って言いながら、気持ち良さそうな顔をします。これはもしかしたら、世に言う、オンナの演技なのかもしれないって思いましたが、俺としては、そもそもクラスの美少女が「娼婦」になりきって喘ぎ声を上げているところを聞けるってだけで丸儲けなので、全然興奮が冷めるようなことはありませんでした。

「あ……ヤベ。………もうイクわ」

 って俺が言うと、彼女は俺のオデコにキスをして、「いいよ」って言ってくれたので、その直後、速攻で彼女のアソコのナカで射精しちゃいました。出し切ったと思ってもまだ出る、かなり長い射精で、彼女もちょっとビビッてました。どれくらいの時間、余韻を楽しんでいたか、覚えていませんが、最高の初体験だったと思いますよ。

「フィンガーパペット、戻れ」

 俺が言うと、彼女のオデコあたりからピューンと指人形が、俺のポケットに戻ります。するとさっきまで熱心に裸でサービスしてくれていたクラスメイトが、急にキョトンと、周りを見回します。10秒くらいしてから、不意に正気に戻ったかのように、顔を真っ赤にして机に積まれていた下着や制服をひったくると、俺に背を向けてバタバタと服を着ていきます。スカートを履こうとしている時なんて、慌てて1回、床に背中からドシンと転んじゃったりしてました。ようやくセーラー服を着こんだ彼女は、俺と目を合わせないように、逃げるようにして教室から走って出ていきました。

 次の日、授業中などに彼女の様子を伺っていると、たまに俺と目が合いました。その子はそんな時、また顔を真っ赤にして、慌てて目を逸らしたり、俯いたりします。けど、俺を非難したり、言いがかりをつけてくるようなことは、ありませんでした。

 そして2、3日すると、彼女と目が合っても、以前のように「眼中にない」っていう感じの無反応に変わってしまいました。そして4日後には、目が合う回数すら減っていきました。

 どうも、俺の指人形を投げつけられた相手は、指人形が外れたあとでも数日間は、自分がしたこと、その時に考えていたことなどは覚えているようですが、それを誰かに言いふらしたり、俺への攻撃に繋げるような反応はしないようです。そして、あまりにも普段の自分と違う振舞いとか「プロ意識」とかが押しこまれた違和感に抵抗するみたいに、数日後には、自分が何かの「お仕事」に無理矢理就かされていたことすら、忘れていくようですね。

 こんな感じで、俺はもう2ヶ月も、このフィンガーパペッツシリーズ、『中世のお仕事セット』を楽しんでいます。お薦めです! って、薦めたから、他の人たちが俺と同じように入手出来るのかどうかは、知らないけど…………。

 購入した商品:フィンガーパペッツシリーズ スタンダード版『現代のお仕事』DXセット

 評価者:オモロギア=トライマン

 レビューカテゴリー:中文

 評価:☆☆☆☆☆

 このレビューが役に立ったと思う人: 75人

「TRPG好き」っていう学生さんが前に、すんごい長文レビュー書いてたのを見て、ちょっと補足しておこうかなって思いました。(長文で熱のこもったレビューってこのサイトだと重宝されるみたいだね)

 彼が買ったのは正確には、「フィンガーパペッツシリーズ 『中世のお仕事』 スターターキット」だと思います。3ヶ月使い倒すと、次の日にポケットに手を入れても、指人形は無くなっていると思います。かわりに「スタンダード版 購入の方法」という紙が、ポケットに入っているはずです。

 スタンダード版のパペッツシリーズは、1セット大体10万円はすると思います。「TRPG好き」さんも、他のスターターキットユーザーも、今、スターターキットの指人形を使えるうちに、なんとかそれを駆使して、10万円は確保しておくことをお薦めします(方法は敢えてここで言いませんけど、周囲の皆にお仕事代行してもらえるんだから、バイトさせたら貯まるでしょ? それくらい)。

 ちなみに、スターターキットとスタンダード版の違いは

 ・スターターの指人形は1日の効力だけど、スタンダード版は使う時に期間を指定することを念じると、最大7日間までターゲットの中に残って、ターゲットに指定の「お仕事」を与えます。

 ・スターター版の指人形は1人の人に同時に2つ以上の人形を入れこむことは出来ないけれど、スタンダード版はそれが出来ます。

 ・スターターの指人形はどのお仕事に変化するか、本当に毎日ポケットのなかでランダムに変身するけど、スタンダード版は少しずつ、持ち主の利用頻度に併せて、確率が上下するみたいです。「メイド」っていう指人形を気に入って、それが出るたびに必ず誰かにそれを投げつけて使うようにしていると、だんだんメイドを引き当てる可能性が上がってきます。それでも、出来るのは確率変化だけで、どこまで行っても、ランダムの要素があるのが、このパペッツシリーズのトリッキーさというか、妙にのめりこんじゃう部分だよね。

 大きくはこの3つかな?

 ちなみに私が購入したDXシリーズというは、さらに値が張って、30万円から50万円しますよ。売ってる場所も、凄く限定されています。ポケットで見つけた「お報せ」の紙に書いてある情報を辿らなかったら、普通は辿り着けないと思います。

 DX版には指人形の他に、銀の冠というかティアラというか、頭に飾る輪っかと、同じ形の金の冠が、それぞれ1個ずつ付いてきますよ。指人形に付ける冠なので、ほとんど指輪と同じサイズで、間違えやすいので注意。

 この銀の冠を頭に付けた状態の指人形を、誰かに投げてインストール(私はこう呼んでいます)すると、相手はその仕事のプロフェッショナルの考え方や行動をするだけじゃなくて、技能とか能力まで、ちゃんとその仕事に相応しいものが入ります。「コック」の指人形がインストールされた人は、料理の腕前が本当にプロ並みに上がるし、「医者」の指人形をインストールすると、ちゃんと診断とか治療をしてくれます。

 スタンダード版にしようか、DX版にしようか、私は迷いましたが(だってこの2つの冠のために、セット自体の値段が3倍するわけです)、結局DX版にしました。結果、良かったと思ってます。もともと料理が上手い人しか「コック」にしても嬉しさがないというスタンダード版と、誰でも一流シェフに変身させられるDX版では、使い勝手が全然違いますから。

 そして金の冠をつけた指人形を相手にインストールすると、その相手が、人形が表すお仕事を全うすることを、なぜか周りの人たちも当たりまえのようにとらえて、反応してくれます。なので、連れを「警察官」にしたら、街のややこしい人たちに絡まれたといったシチュエーションなんかも、軽―く、落着しますね。

 購入した商品:フィンガーパペッツシリーズ 『現代のお仕事』スタンダードセット

 評価者:アラセブ爺

 レビューカテゴリー:短文

 評価:☆☆☆

 このレビューが役に立ったと思う人: 67人

 フィンガーパペッツのスタンダード版『現代のお仕事』を、毎日楽しんでいます。定年後、探しても見つからなかった趣味が、やっと出来た、という思いです。DX版にも惹かれたのですが、すでに退職金も大方使い果たしており、健康にも不安が増える年ですので、10万円代の出費までに抑えることにしました。近所の人に「記者」や「生徒」などになってもらうと、ずいぶんと話し相手が増えて、話しこんでいるうちに時間が飛ぶように過ぎていきます。指人形を人様に投げない日も、ポケットから手を出して、様々な仕事があることを毎日確かめているだけでも、飽きません。様々な仕事に就いた学友や、転職した後輩などのことを思い出し、様々な感慨に耽ることが出来ます。また、若い方々は他人様を指人形で操ることに強い興味がおありのようですが、たまには自宅で、時間を設定した上で、自分自身に入れてみるのも良いものですよ。仕事の数だけ、モノの見方があり、こだわりや喜びがあるということが、よくわかります。人生の終わりに近い時期になって、職業体験を毎日させてもらっているような気持ちです。数えきれないくらいの職業と、人生を垣間見させて頂いているようで、とても豊かな気持ちになれます。開発者様に感謝です。

 使われた商品:フィンガーパペッツシリーズ 『夜のお仕事』スタンダードセット

 評価者:関口まどか

 レビューカテゴリー:長文

 評価:☆☆☆☆

 このレビューが役に立ったと思う人: 67人

 レビューを書く依頼を頂いたので、こちらに書かせて頂きます。『風俗ライター』の関口まどかです。

 いえ、本当は私は、中学校のクラス担任をしている、数学教師です。………けれど今は、なんというか、兼職をしている状態なので、とにかく記事投稿の依頼を頂いたら、体験したことを率直にお伝えするように、しております。読者の皆様のご参考になれば、幸いです。

 今、申しました通り、私は昼は中学校の教師をしています。最近、受け持ちの男子生徒が、玩具を学校に持ってきて、遊んでいるという話を漏れ聞いて、注意をしようと放課後に残らせて話を聞きました。その時、沢野君という男の子(実家がパチンコのチェーンを経営されていて、かなり裕福なお宅の子で、標準よりマセているせいか、時々問題行動がある子でした)が、悪びれずにポケットから出したのは、何の玩具も持っていない、ただの左手。私は彼が嘘をついて誤魔化そうとしているのだと思いました。

 けれど、彼が私に何かを投げつけるような仕草をした瞬間。ほんとうに不思議な感触があったのです。まるで私の体に何か、異物が投げつけられて、それがそのまま体にシュッと吸収されて、私の中の奥深く、芯というか、心の核のような部分に入りこんでしまったような、そんな感触です。一体、沢野君が今、何をしたのかということを考える時間もほとんど与えられず、私は自分自身が何か自分の中にある人形のようなものにシンクロしていくように感じました。私が今どんな役割を求められてここにいるのか、生徒であるはずの沢野君にどういった態度を取るべきか、大事な認識がすべて、私の中から、いとも簡単に塗り替えられていくようでした。

 ほんの5秒くらいの間に、私はそれまでの数学教師の関口まどかとは、異なる自分がそこになっていることに気がつきました。私はストリッパーだったのです。そして目の前にいる沢野君は大切なお客様です。

 この時の感想は本当に今思い出しても、不思議なもので、左右の目に、度の合っていないコンタクトレンズをつけてしまったような感覚と言いましょうか………。目の前にはお客様の沢野君がいます。そして二重に像が重なるようにして、そこには私の担当生徒である、沢野君もいます。対峙しているのは教師である私と、同時にプロの踊り子である私。二つの像が重なっているのです。けれどどちらがより現実の姿で、どちらが淡い虚像かということは、その時の私にはハッキリとわかっていました。私は裸で踊ってお客様を楽しませることを生業にしている、ヌードダンサー。目の前にいるのは私にとって一番大切なお客様。きっと彼は私の生徒でありながら、私の上得意様になってくれた、大事な大事なお客様なのでしょう。そう思ったら、いてもたってもいられなくなって、私は椅子から腰を上げて、深々とお辞儀をすると、クルリと回転して、その場で軽快なステップを踏み始めました。放課後の教室と言う場所は、あまりムードのあるステージではありません。それでも、一流のダンサーは場所なんて選びません。その気になればBGMもライティングも無くても、私の煽情的な動きと、曲線美の集約のような裸の肉体とで、それらがあるかのように、お客様に感じさせることが出来るのです。そのことを証明するチャンスだと思うと、私は充実した喜びに、笑顔になっていました。

 タイトスカートの限界まで両足を伸ばしてターンを決めた後は、そのタイトスカートの布地をお尻の丸みが浮き上がるように意識しながら、ゆっくりと腰をくねらせ、お尻を左右に振って、お客様を挑発します。そして同時にジャケットから腕を抜いて、堅苦しいビジネススーツを脱ぎ捨てていくのです。

 いつの間にか、お客様はスマホを掲げて動画を撮影していました。私はちょっと眉をひそめますが、営業スマイルを保ちました。本当だったら劇場内での撮影は、劇場側が準備するポラロイドカメラでの2ショット撮影以外、お断りしているんです。けれどここは正式な劇場ではないし、撮影しているのも特別に常連のお客様なので、私は目をつむることにしました。目をつむるついでにウインクもサービスしておきます。気がつくと私のシャツはボタンが全部外れていたので、体の前面を露わにしながら、腕を抜き取っていきます。花柄のブラジャーに包まれた私の胸がお客様の目に晒されます。サイズも形も、割と気に入っている私のバスト。中学校で教諭をしていると、生徒たちにはそれをあまり意識させないように、無意識のうちに気をつけていますので、ストリッパーでいられるせっかくの機会には、思いっきり見られる快感を噛みしめてやろうと思いました。両手を斜め上に、バンザイするように開いて胸を突き出してみたり、背をかがませて谷間を強調したり、あるいは両肩を揺すったり両手で持ち上げるように包みこんだりして揺らしてあげると、私のオッパイはブラのなかでタプタプと踊ります。お客様もそれを見て、喜んで頂けているようで、私はどんどんと気分が上がってきました。

 背中のホックを外して、ゆっくりとブラがずり落ちるのをキャッチします。ストラップが腕を撫でながら外れていく。そのブラを右手で高く掲げた私は、左手の甲を腰に当てて、足は肩幅に開きながら重心を右にのせて、満面の笑顔で決めポーズ。ショーツとパンスト以外は何も身に着けていない姿をお客様の前に晒していました。

「マドカちゃん、パンツちょーだい」

 お客様がはしゃいで声を上げます。私はそのお客様を焦らすように、ゆっくりと机の上に寝そべると、右足、左足と、順番に、自転車を漕ぐような動きで天井に突き上げながら、パンストを脱いでいきます。いつも思うんですが、脱いだ後のパンストって、見た目がセクシーじゃないですよね。足で出来るだけ遠くへ蹴り飛ばしてやります。そしてショーツ1枚を身にまとうだけになった私が、体をクネらせたりお尻を振ったり、胸を揺すったりしてお客様を挑発しながら、一歩ずつ、キャットウォークで近づいていきます。わざとお客様の肩にしなだれかかって、体重を預けながら、指をかけたショーツをスルスルと降ろしていきます。足首も抜き取って完全に脱げた、花柄のショーツを、私はヘラヘラしているお客様の頭から顎までにかけて、しっかり被せてやりました。そこで深呼吸をするあたりは、若いのにノリの良い、ちょっとオジサンっぽいお客様だなって思いましたけどね。

 2つ並んでいる机の上にもう一度上がると、私は両足を机の端から落ちないように気をつけながらも、それでも精一杯開いて、ブリッジを披露します。背中を大きく反らせて、自慢の胸が重力と戦いながらズレていく、その柔らかい変形の様子を見せつけながら、上体で大きなアーチを作って両手を机の上に着きます。いつの間にか運動不足になっていたのでしょうか? プロとして恥ずかしいのですが、ブリッジをするだけで、腕や足がプルプルと震えていました。お客様は、鼻息が私のアンダーヘアを揺らすくらいの距離まで顔を私の股間に近づけた上で、スマホで長い時間、接写していました。

 やがてゆっくりと体勢を崩してお尻を机に乗せた私は、大きな動きで足を組んで、左手で体を支えながら、右手を口元に近づけて、お客様に向けて、精一杯チャーミングな、投げキッスを送りました。そこで、お客様がボソッと何か、独り言を口に出したと思います。手は制服内側の胸ポケットの口をこちらに向けて広げるような体勢だったかもしれません。

 その瞬間、ヒュッと私の中から、何かが抜けて跳び出していった感触があったのです。何か憑き物が落ちたというか、突然夢から覚めさせられたような、冷ややかな感触です。途端に私は、自分が教師であって、ストリッパーなんかではあり得ないということを、本当に氷水を浴びさせられるような気分で、思い知ったのでした。

「いやっ…………なんで、私…………こんなっ…………………。沢野君、見ないでっ………。あっち向いててっ」

 自分の身を隠すように、胸も膝も抱きかかえて、私は精一杯、縮こまります。目に涙が溜まってきましたが、必死でその涙が零れるのを堪えました。生徒にお説教をするつもりが、服を脱ぎながら踊り出して、媚びた笑顔で裸を晒した挙句、泣いているところまで見られたら、私はこの生徒の前で二度と教師として立つことが出来ない。そう思ったのです。そんな、涙を堪えるのに必死だった私を、笑いながら見ていた沢野君は、もう一本の指(さっきとは違う指)を私に突きつけながら、何かを投げるような仕草をまた、繰り返したのでした。

 また何かが、キュッと私の中に入りこんでくる感覚。思わず頭を抱えた私をあざ笑うかのように、その「何か」は私の頭の奥深くへと、吸収されるように入りこんでいきます。気がついた時には、その「何か」はもう、私そのものになっていました。デリヘル嬢です。そうです。私はデリヘル嬢だったのでした。その仕事が学校教師という仕事とは相容れないものであることは、その時の私にも、もちろんわかりました。けれど、それをどうすることも、私には出来ません。嫌だ、とすら思いませんでした。お仕事はどれも大切なものですから。

 私の目の前には、ストリップ劇場の馴染みの常連客は、もういませんでした。私を繰り返しご指名してくれる、大事な大事な上得意様がいるだけです。

「マドカちゃん、さっそくだけど、軽く一発、ヌイてくれる?」

 お客様がベルトを弄り始めるので、私は慌てて両膝を床について、お客様のズボンを降ろすのを手伝いました。ご指名してくれたお客様の期待を裏切るようだったら、デリヘル嬢失格です。私はブリーフを降ろすと、ちょっと小さめのお客様のオチンチンを、何の躊躇いも見せずに口を開いて咥えこみました。味とか匂いとか、言いたいことは色々ありましたけど、そこはプロ意識で抑えこんで。お客様のより気持ちの良さそうな反応を示す部分を舌で探りながら、頬をすぼめて吸い上げました。

「ふふふっ。あんなに真面目な先生なのに、こんなにヤラシイ顔で、必死にフェラしてくれるんだ………。いや、真面目な先生だからこそ、デリヘル嬢としても真面目なプロフェッショナルに成り切っちゃうってことかな?」

 お客様は独り言をブツブツ呟きながら、私の頭を撫でたり、髪に指をくぐらせたりします。私は、とりあえずお客様が不機嫌ではなさそうなことを上目遣いで確認しながら、いっそう丹念に丁寧に、そして大胆にお客様のオチンチンを口と舌とで愛撫していました。

「…………ん………。そろそろ、でそう………」

 私の熱心な口でのサービスのおかげか、それともお客様の体質のせいか、予想よりも早く、お客様を射精に導くことが出来ました。ダクダクと口の中で、喉まで飛び散らかしたお客様の精液を、私は丁寧にお辞儀をした後で、ティッシュを探し出してその上に出しました。いくらかは喉の奥に入ってしまったので、お腹まで収めるしか、ありませんでした。

「………疲れたわ……。俺、寝るから、服脱がして、俺の体をマドカちゃんの舌で舐めながら、ジワーっと気持ち良くさせて」

 小太りな体形の沢野君は、スタミナが無いのか、一気に疲れた声を出しました。私はお客様が床に寝る際に痛くないように、私のジャケットやスカート、シャツといった服を敷いて、その上に寝そべって頂きました。彼の服を脱がしていきます。されるまま、自分では全然動こうとしない、怠け者のお客様は、まるで大きな赤ちゃんを着替えさせて、あやしているような雰囲気でした。大きくて態度の悪い赤ちゃんです。お客様のことを、こんなふうに言ってはいけないのかもしれませんけどね。

 私が脱ぐのをお手伝いして、全裸になったお客様の体に、全裸の私が覆いかぶさります。体を密着させて、オッパイや乳首の感触をお客様に楽しんでもらいながら、私は舌で沢野様の全身をピチャピチャと愛撫していきました。時々、くすぐったいという反応を返す沢野様、ちょっとだけ、可愛いな、と思いました。

 このままゆっくりじっくり、30分くらいサービスを続ければ良いのかな? ちょっとベロとアゴが疲れてきたな………。そんなことを考え始めた頃。お客様のオチンチンが復活の様子を見せてきました。スタミナはないようでも、やっぱり若いお客様です。

「また、机の上に乗って」

 お客様のリクエストは、大体何でも聞くのが一流デリヘル嬢の私ですから、すぐ行動に移します。背中に机のヒンヤリとした感触がきます。今度は私が、さっきのお客様のように、大の字になって、股間の大切な部分もパカッと曝け出しました。恥じらいを忘れてしまったらお客様を興ざめさせてしまいますが、ある程度の思いっきりは必要です。モジモジしていては、この仕事を続けていくことなんて出来ないですから。

 お客様のオチンチンが、私の中に入ってきます。本当は避妊具を使って欲しいけれど、自分で持たずにお客様のおうちにやってきた私もプロとしてどうかしていると思うので、無理を言うことは出来ないですね。生のまま受入れて、両手で彼の体を抱きかかえます。意外とストレートな正常位での本番。私は基本的にはお客様のしたいように、オッパイを揉ませたり舐めさせたりしながら、要所要所で、プロらしく、彼のオチンチンをキュッと私のアソコで絞めつけてあげました。

 また、かなり早めのタイミングでイキそうな雰囲気を醸し出す沢野君のオチンチン。その状態をアソコで感じ分けられる程度には、私たちの体の関係も深まったようです。私は自分の仕事がうまくいっているという満足感、充実感と、そのように自分の技術や経験を発揮させる場を与えてくれる、お客様を愛おしく思う気持ちとで、無意識のうちに晴れやかな笑顔を見せていました。

「ナカで出して良いですよ。…………沢野君は大事な大事なお得意様だから。………うふふっ」

 私が囁くように伝えると、沢野君は無言で背筋を伸ばして、体を突っ張るような姿勢になります。ビュッ、ビュッ、ビュビュッ………。さっき出したばかりなのに、また、なかなかの量を出して、私のナカで彼が果てました。私も、懸命に自分が同時にイッたような演技を見せてみました。けど多分、沢野君は自分のことで精一杯だったと思います。

 私がデリヘル嬢だった時間は、全部で何分くらいだったでしょうか? 意外と短かったように思います。気がつくと私は、デリヘル嬢なんかじゃなくて、あけっぴろげでとにかく陽気な、キャバ嬢でした。そしてその私を指名してくれたのは、VIPの沢野君です。確か高めのシャンパンを私のために開けてくれたので、私はとにかく彼を盛上げて盛り立てて、良い気分にさせようと心に決めていたことを思い出しました。どうして忘れていたのでしょうか? 普段は教師と生徒という関係だから、どうしても指導という視点で話をしてしまいますが、今は、私との会話と時間、そして少々のスキンシップを、高いお金で買ってくれたVIPとキャバ嬢の関係ですから、聞かれたらどんな下世話な話でも、あけすけにお話しして、彼を飽きさせないように気をつけます。良い気分にさせるのが私のお仕事ですし、私の自慢の技術でもあるのだから、多少話を「盛って」でも、彼が興味を示した話は、どんどん広げてお話しします。気がついたら、私は自分の初めてのデート相手のこととか、初体験のこととか、普段の、エッチな気持ちになったらどうするかとか、性感帯がどこかとか、授業中に変な気持ちにならないかとか、全てあけすけに、赤裸々にお話ししていました。うちのお店に来る前に何があったのか、ちょっと気怠そうな表情をしながらも、ニヤーっとほくそえむ、VIPの沢野君。彼が興味深々という態度を見せてくれるから、私はどんどん調子に乗って、ストレスが溜まった時にはどんなエッチで変な妄想で自分の体を触っちゃうとか、学校の先生で、誰かに抱かれなきゃいけないなら誰に、どんな抱かれ方をしたいとか、若干話を大げさにしながらも、全部お話ししていました。自分の心がスッポンポンになったと思うくらい、普通だったら隠したいことも、恥かしいと思うことも、とにかく聞いてもらって、ネタにして、笑ってもらって、我々たことをちょっと起こるような素振りをみせて沢野君の腕に絡みついて、胸を押しつけてやりました。最後の方はもう、話すことも無くなったので、とにかくテンションだけで乗り切ろうと、お酒を飲ませるための「コール」をいくつも披露しました。さっきのトークのなかに出てきた自分のコンプレックスとかエッチな妄想とか恥ずかしい過去などもコールの中に取り入れながら、振り付けも含めて陽気にコールします。お客様はお腹を抱えて笑ってくれました。

 散々、楽しく話し込んだような感覚があったのですが、私がふと気がついた時、自分はご主人様の前でくだらない自分語りをしていたことを、すぐに後悔していました。私は、キャバ嬢なんかじゃありません。SM倶楽部に勤務する、M女なのです。私のように薄汚いメス豚は、お越し頂くご主人様に裸で縛られて、蹴られなりしながら咽び泣いているだけで良いはずなのに、偉そうに自分語りをペラペラと………。本当に恥ずかしい思いで胸が一杯になって、すぐさまご主人様の足元に膝まづいてお詫び申し上げました。

 ご主人様は私の髪を掴んで上を向かせて、やや強引に唇を奪います。私が一切抵抗せずに、舌を受け入れて吸っていくのを確かめて、私の胸をギュッと掴みました。乳首をつねったり、指で弾いたりと、玩具のように扱います。私はM嬢というお仕事にプライドも適性も感じている、それなりのプロですから、ご主人様にされるがままになりながら、正しく反応をお返しします。痛みと恥ずかしさ、そしてそれ以上にご主人様に私の体を弄って頂くことへの喜びと、罰を頂くことで自分が浄化されていることへの陶酔。それらが入り混じった表情と身悶え、喘ぎ声を聞いて、ご主人様も満足して頂いているようでした。

 背中の後ろに両手を組んだ状態でパンストを手首に縛って頂き、裸のままゴロゴロと床を転がされる時も、私はウットリとご主人様から頂く罰を甘受します。手足が拘束されるというのは、無力感と同時に、赤ちゃんがお包みに包まれてお母さんに抱っこしてもらっている時のような安心感を、マゾヒストである私に与えてくれます。私はお願いをして、ご主人様の上履きに接吻をして、お履き物を丁寧に舌で掃除させてもらいました。膝立ちになって両手を後ろ手に縛られながら、深々と頭を下げ、舌を突き出してご主人様の上履きをお掃除する私。その私の至福の表情と、みっともないことこの上ない体勢を、ご主人様も嬉しそうに何度も撮影しておられました。撮影はその後も、私が手を縛られたまま全裸で、教室の隅にオス犬のように片足を上げてオシッコをするシーンや、ご主人様の聖水を顔にかけて頂いたり飲ませて頂いたりしつつ、興奮のあまりオルガスムに達してしまうシーンまで、続きました。

 激しくイってしまったあと、意識が朦朧としていたのでしょうか? やっと気がついた時、私はもう、M嬢は引退した、風俗ライターであることを思い出しました。厳密には、教師を副業にしながら、夜は風俗業界の様々なお仕事を紹介する、ライターです。元ストリッパーで元デリヘル嬢。最近まで、キャバ嬢からハードなSM倶楽部でM嬢を務めていたという私の経歴が、ライターとしてもとても役に立っていると思います。今日は様々なお仕事を振り返るようなかたちで、ご紹介させて頂きました。不思議なもので、もうすでに最初の頃のストリッパーとしての記憶などは朧気で、本当にあったことなのかすら、私の意識の中では曖昧になりつつあるのですが、記事の依頼主である沢野君(私の担任の生徒なのに、今回はライターとしての私に、記事を発注してくれました。レビューサイトに描きこむというご依頼も珍しかったので、良い経験になりました)は、「先生の裸とか、恥かしい秘密とか、いっぱい知ることが出来たし、楽しかったよ。写真は、正気の時に見せたら、気絶しちゃうかもしれないから、大事に取っておくね」と言っていたので、おそらく実際に起きたことなのだと思います。

 気がつくと、教室の外はすっかり暗くなってしまいました。私のレポートを読んで、参考になった、あるいは読み物として楽しめたという読者の方が一人でもいらっしゃれば、風俗ライターとして、こんなに嬉しいことはありません。けれどとにかく今日は疲れて、全身ヘトヘトなので、家に帰ったら速攻で気絶するように眠りたいと思います。

 購入した商品:フィンガーパペッツシリーズ 『医療にまつわるのお仕事と役割』限定版DXセット

 評価者:医療プレイフェチ・ドクトルマン〇ウ

 レビューカテゴリー:短文

 評価:☆☆

 このレビューが役に立ったと思う人: 60人

 医療関連という、私の趣味ど真ん中の内容と、「期間限定発売」という言葉にそそられて、思わず手を出しましたが、100万円という価格を考えると、購入を少し後悔しています。スタンダード版の『先生のお仕事』DX版を持っていますが、こちらでだいたい事足りているな、と感じてしまいました。

 医療に限定されていることで、ポケットから出て来る指人形が私の趣味にマッチしている率が高いことは確かです。また、『患者さん』という役割が結構な率で出てきてくれるので、私の生涯の趣味と決めている「お医者さんプレイ」が、かなりやりやすくなったのはありがたいです。また、幼女や小学生女子くらいを『泌尿器科の先生』に変身させると、幼い手で私のイチモツを丁寧に診察して、真面目な顔で所見を出してくれたりするところも、地味に興奮度が高いです。

 ただ、期待していた「内科医の人形に金のリングをつけたものを自分に取り入れて、誰もが認めるお医者さまの正当な行為として受け入れられながら、白昼堂々、公衆の面前で、手当たり次第に道行く美少女を触診する」という私の夢は、完全に叶うことはありませんでした。いや、行為自体は出来ることは出来るのです。でも肝心の、私の精神が医師としての使命感や職業倫理、心遣いに負けてしまって、患者さんを辱めないように気を遣いながら、手早く優しく丁寧に、触診を済ませてしまいます。おまけに彼女たちの健康な発育のことばかりに気がいってしまい、その行為中、ほとんどゲスな高揚感というのは得ることが出来ませんでした。もちろん私の診察風景を撮影したり、あとから手のひらに残る感触を思い起こしたりして、少しでも楽しもうとはしております。が、全体として、「当てが外れた」という思いは拭えませんね。

 ま、最初に書いたような楽しみはあるにはあるので、皆さんが買うべきではない、とまでは言いません。………ま、経過観察要、といったところでしょうか?

 購入した商品:フィンガーパペッツシリーズ 『夜のお仕事』DXセット

 評価者:アル中・ランボー

 レビューカテゴリー:中文

 評価:☆☆☆☆☆

 このレビューが役に立ったと思う人: 55人

 はっきりいって、俺の欲望を満たすのには最適だ。100万以上の貯金をためる目的で工場で住み込みの期間工を8ヶ月やった。体がはガタガタになったが、その分をこれから取り返す。なんせこれまで俺が金と時間を注ぎこんで来た、ギャンブルと風俗。この2つを同時に与えてくれるような玩具だから。

 朝、偉そうなエリートビジネスマンやOLが闊歩するビジネス街に、俺はジャージ姿で紛れ込む。早朝からパチンコ屋で並ぶことや、ソープの「朝割」のために早起きすることを考えたら、大した負担ではない。いかにも大企業でございって構えの、大きなビルに入ると、どこも1階の正面玄関には美人の受付嬢が並んでる。「企業の顔」ってやつかしらないが、だいたいが選りすぐりのルックスをして、お行儀よく応対してくる。目では「お前はうちの会社の客じゃないだろ」っていう思いを隠しきれていないが、それでもうまいこと、営業スマイルで取り繕ってる。そんな別嬪さんに『ヌキキャバ嬢』とか『ヘルス嬢』とか、風俗の仕事を引き当てた人形を投げつけて、即席美人風俗嬢に仕立て上げてやるんだ。金色の冠をつけた人形だったら、周りの同僚とか、出勤してくる上司たちも公認で、美人受付嬢の早朝スペシャルサービスが始まるわけだ。受付台の裏に回らせてもらって、姉ちゃんのお上品なデザインの制服をひん剥いてやる。たいてい高級そうな下着をつけてたりするから、それを破ったりするのも楽しみだ。姉ちゃんはちょっと困った顔をしながらも、風俗嬢の仕事と受付の仕事を同時にこなしていこうとする。俺に半裸に剥かれて、オッパイ揉みしだかれて、顔とかベロベロ舐められながら、他の来客対しては目的の部署があるフロアの案内とかしてるんだ。そのうち応対が出来ないくらいに激しく、バックでぶち込んで腰を振りまくってやると、受付台に両手をついて、大理石のフロアに喘ぎ声を響き渡らせて、ヒイヒイ鳴くんだ。最後はナカに出して、射精が終わったら、ヤリ捨てて、人形だけ回収。姉ちゃんはそこから一日の受付仕事が始まる訳だからご苦労さんなことだが、俺にとってはこれをやると、体がシャキッとして、爽快な一日が始められる。これがお決まりのルーティーンだ。

 美術館とか博物館、水族館なんかにもこういう受付嬢とか案内スタッフとかいて、お上品なお化粧をして、シュッとすましたお姉さんたちがいる。こういう姉ちゃんたちも『オッパイパブ嬢』に変身させて、普段通りの仕事と並行して俺に乳を直揉みさせるという、度スケベな姿で働かせる。姉ちゃんたちがやりがいを持って取り組んでいると思えるような人前にたつ仕事ほど、体を売る仕事と同時にやらせることが、お姉さん方ご自慢のお仕事を自分から汚させてるみたいで、スカッとするんだよな。このへんは、短期バイトとか日雇い労働、派遣の仕事しかしてこなかった、俺のコンプレックスかもしれないけれど。水族館で社会見学の小学生たちに魚の生態を説明しながら、裸で俺にハメられまくってた姉ちゃんなんかは、モデル並みに綺麗な顔と体だったんで、よく覚えてるぜ。それでも、1周もすると飽きちまうから、引率で来てた女の先生に途中で乗り換えたんだけどな。

 スチュワーデス(近頃はフライトアテンダントとか言うの?)に空の上でソープ嬢のサービスをさせるためだけに、わざわざ飛行に乗ったりもしたよ。でもファーストクラスに芸能人がいたことにに、サービスとサービスの間の休憩時に気がついたから、途中からスチュワーデス4人と芸能人1人、そして俺との6P、ヌルヌル・マットサービス合戦に計画変更になったけどな。

 ファーストフード店だろうと高級レストランだろうと居酒屋だろうと、俺が飯食ってる途中で、可愛い店員を見つけたら、速攻で『宴会セクシーコンパニオン』に変身してもらう。飯食ってる間の手慰みで乳揉んだり、ケツを引っぱたいたりしたいし、「プロならこれくらい我慢出来んじゃね?」って聞いたら、ケツの穴にフライドポテト突っこもうと、喉のかなり奥まで俺のモノをぶちこもうと、大抵は笑顔で我慢してくれる。もちろん、最後はナカに出して、さようなら、だ。

 怪訝そうな顔してこっち見る客も、居心地悪そうに目を逸らす客もいるが、投げた人形が金の冠つけてる限り、この姉ちゃんのたちの仕事は「みんなが認める仕事」だから、誰も文句を言ってきたりはしない。なんなら、嫌そうに見ている客の中に可愛い子がいたら、その子も交えて宴会始める。前はいかにもお嬢様女子高って雰囲気の学生グループがいたから、『AV女優』、『AV男優』の人形を投げつけて、店員の姉ちゃんと一緒に個室に雪崩れ込んで、ご機嫌なハメ撮り大会までおっぱじめたよ。

 ダラダラ書いてスマンが、要はこの玩具は最高ってこった。

 それだけ伝わればOK。

 購入した商品:フィンガーパペッツシリーズ 『動物とかかわるお仕事』スターターキット

 評価者:名無し

 レビューカテゴリー:短文

 評価:☆☆☆

 このレビューが役に立ったと思う人: 51人

 この玩具、確かに面白いし強力で、現代の科学とは何か違う、魔力みたいなものを感じさせる。ちょっと特別に妖しいものだと思いますが、皆さんは使っていて、不安になったりしませんか?

 僕は、こんな玩具がお金で買えて、レビューで世間に(少しずつでも)広まって、より多くの人が好き勝手に使っていったら、世の中が壊れちゃうんじゃないのかと、不安になりました。そうならないような仕組みになっているとしたら、これを濫用する人たちを止める、何か説明されていない秘密のシステムでもあるんじゃないかと………。ちゃんとしたレビューになってなくてごめんなさい。とても凄まじい玩具だけど、禍々しい不安感も得たということだけ、皆さんに共有させてください。

<後編へ続く>

6件のコメント

  1. 冬の投稿、本当に楽しみにしておりました!!月曜日に更新がなかったので、今年の冬は数少ない楽しみがもうないものかとガッカリしていました。後編も楽しみにしております!!

  2. 読ませていただきましたでよ~。

    れ、レビューで終わってしまった・・・
    はよ! 夜のお仕事DXセットを手に入れた人の話をはよ!
    飛行機でキャビンアテンダントと芸能人相手に乱交した話とかすごい気になるのでぅ。
    まあ、レビューだから後編は実際に手に入れた人の話で今レビューを書いてる人の話にはならないんだろうけどw

    それはともかく、娼婦の支払いの下りにはいつかのみゃふの話が拾われてたら嬉しいなぁとか自意識過剰になってみるw
    EGOの旧BBSは元が消えたのでもう見れないでぅけど。

    であ、次回後編も楽しみにしていますでよ~。

  3. 月曜更新じゃなかったので遅れてしまったが、気が付けて良かった。
    こういうレビュースタイル形式のお話も面白いですね。
    書き方や内容が人それぞれ違って独自性が・・・、って書いてる中の人は永慶さん独りなので大変ですよね。

    医療プレイフェチ・ドクトルマン〇ウ氏のレビューを読み、このアイテムを手に入れてその発想が出来るのはスゲーな、と。じゃあAV監督の人形なんかを自分に入れたら、めっちゃ凄い行為は出来るんだけど、やってる最中は撮れ高ばかり気になって全然楽しめないよって感想になりそうw

    後編、どんな内容、どんなスタイルの書き方になるのか楽しみです。

  4. 永慶さんの年末の新作だ!
    一風変わった形式の文体が多い永慶さんの作品ですが、今回は商品レビュー風ですか!
    いわゆるMCアイテムと思いきや最後の方に何やら不穏なフラグが……?

    しかし動物とかかわるお仕事って5×N種類もラインアップあるのかというどうでもいいことが気になってしまいましたw
    おまけにイルカショーのトレーナーとかが出てくることも考えると、もともと身近に動物がたくさんいる環境でないと役に立たない……?

  5. 夏と冬の投稿で季節毎度感じております。

    創作ルームさんにあったレトロ館へいらっしゃいが好きでした
    (未完の大作だと寂しいのでいつか再開してくれたら嬉しいです)

    今作はレビュー方式とのことで、様々な主人公(視点)から作品展開できるので、
    オムニバス感もあって後編も楽しみです。

  6. >通行人さん

    ありがとうございます。ちょっとした手違いでアップロードがこちらのタイミングになりましたが、
    この年末年始も、やれることをやっていきたいと思います。
    お楽しみ頂ければ幸いです!

    >みゃふさん

    いつもありがとうございます! 夜のお仕事の人と料金の件は、やはりなんとなく頭の片隅に残っておりました(笑)。
    昔の掲示板もまたいつか、見られるようになるとありがたいですね。
    あそこのやりとりも、次の創作と繋がっていたりして、懐かしくも大事なデータだとは思います。

    >慶さん

    自分に人形を使うと、役得と職業倫理とのせめぎ合いになるという、若干の使いづらさがありますね(笑)。
    でも、あとから思い出して興奮するのは有りです。その程度には楽しめるという。。。
    今回はこんなお話を思いつきました。また他の思いつきにも、お付き合い頂けましたら幸いです!

    >ティーカさん

    いつもありがとうございます! 動物に関わる仕事・・・。
    うーん。飼育員、トレーナー、調教師、トリマー、飼い主、ペットショップ店員、獣医さん、食肉業者、毛皮業者、ハンター、乳搾り。。。
    確かに他のシリーズよりも選択肢が少ないかもしれませんね。
    今よりも生き物との関わりが深かった時代まで含めると、やっとガチャっぽくなってくるかもしれません。
    掲示板やらレビューサイトやら、雑誌の対談やら、何かの媒体をみるたびに「こことMC的世界との接触があったら」とか妄想します。
    お楽しみ頂けましたら幸いです!

    >通りすがりのファンさん

    ありがとうございます!レトロ館はそうなんです。なんとなく描き切ったつもりになっているけれど、
    実は未完なんですよね。あれと「ジェリーフィッシュ」という話くらいですよね、完全な未完のシリーズは。
    いつか、何とかしたいと思いつつも、「需要あるのかな?」とも思っていました。
    お声がけ頂きまして、ありがとうございます。心に留めておきますです!

    皆様、ありがとうございます。この年末年始も、全部で5回分ほど投稿出来ればと思っております。
    皆様にとって23年が良い年になりますよう、願っておりますです。

    永慶

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