家庭教師 インターネット

インターネット

 紀子は、学校に着いた。そして、涼子に会った。「昨日は、ゴメンネ」紀子は、涼子にそう声を掛けた。
「ううん、いいよ。で、どうだった?久しぶりの肉親は?」「それがさ、急に親が来れなくなっちゃって・・」
「なんだーぁ、それじゃ日曜日の朝にでも電話くれれば良かったのに・・・」
「ごめん、ごめん、朝親からの電話が来る前に部屋の掃除と洗濯物を片づけていて、それで、ちょっと風邪気味だったから、ずーっと家で寝てたんだ」
「じゃー、それこそ電話くれればお見舞いに行ってあげたのに」「いいよー別に・・・。でも、ほんとにちょっとみたいだったんで寝てたら治っちゃった。少し疲れが溜まっているのかなぁ」
 そう言ってあごに手をあてて、ため息をついた。
「ま、いいわ。今度はちゃんと付き合いなさいよ、紀子」そう言って涼子は次の講義に向かった。
 紀子は、次の時間は休講だったので時間をもてあましていたので、図書館に行き、家庭教師で教える一也の教材の整理をしだした。
 
 家庭教師当日、一也はまたいろいろな計画を立てていた。
 今、前田家ではいよいよ来週に控えた2号店の開店でおやじもおふくろも飛び回っていた。
 僕も両親が忙しいのは分かっていたし、両親に甘えるような年でもなく、僕は、おやじやおふくろに「僕の事はいいから、今は美容院の事を一生懸命やってくれ」と言っていた。
 両親も僕の事を構わなくなった訳ではないが、忙しさにかまけておざなりになっていたのは事実であろう。
 しかし、僕は親から見ればあいかわらず優等生だったし、英語の成績もわずかながら向上してきた。
 これは、紀子のおかげだった。僕の弱点を徐々に克服していき、まず英語に対しての苦手意識を取り除くやり方は僕のスタイルにマッチしていたらしく、最近は英語に対するコンプレックスも徐々にではあるが無くなってきたように思える。それに、今、紀子に家庭教師をやめられると折角のこれまでの苦労が水の泡になってしまう。まだしばらくは紀子には家庭教師を続けてもらう必要がある。
 それにしても、今思えば、偶然にも家庭教師というシステムが催眠暗示に対して効率よい結果を及ぼしたんだなぁと改めて思えた。ほとんど毎週、定期的にしかも必然性があり割合静かな場所で繰り返し催眠誘導ができる。しかも、2人きりになっても怪しまれない状況で、週2時間ほどの時間は催眠深度を深める為には格好の状況であった。その甲斐があり紀子は、今のように立派な僕の奴隷になってくれたし、これからも繰り返し暗示を与える事により継続して暗示の効果が維持できると思う。
 
「ピンポーン」家のチャイムが鳴った。おそらく紀子が来たんだろう。
 僕は、自分の部屋から1階の玄関に降りていき、玄関のドアを開けた。
「あら、一也君、ご両親はまたお留守?」そう言って紀子は、玄関に入ってきた。
「そうなんです、なんか来週に例のお店がオープンするという事で今、うちのおやじとおふくろは、忙しく飛び回っているみたいです」「そう、いよいよオープンなのか、じゃぁ、もうしばらくは忙しいのも続く様ね。でも、一也君には勉強があるから、さぁ英語の勉強しよ」
 僕は、紀子が靴を脱ぎ終えてスリッパを履く間に、玄関のドアを閉めてチェーンロックを掛けた。
「そうですね、じゃ2階に上がりましょう」そう言って僕は2階の自分の部屋に向かった。
 しばらく僕は紀子と勉強をする事にした。
 勉強が一段落すると紀子がこう聞いてきた。
「一也君、たしか一也君ってパソコン詳しかったよね」僕は、内心来た来たと思ったが、そんな様子はおくびにも出さずに聞き返した。
「ええ、趣味でちょこっとプログラムを書いたりしていますけど、どうしてですか?」
「実はね、私インターネットをやりたいのよ。私、英文科でしょう文系だからそう言うのって苦手で、ひょっとしたら一也君ってそう言うの得意かなって思って聞いてみたんだ」そう言って良かったという風に微笑みかけた。
「なんだ、そうですか、それだったらお安い御用ですよ。でも、なんでまた急に・・・」
 そう僕は尋ねると紀子は、「私、そろそろ3年生でそろそろ就職活動とかしなくちゃいけないし、今はこんな時代でしょう。だからこの就職氷河期を乗り越えるためにもインターネットぐらい出来なきゃと思ったのよ。それに、メールとかにも興味があるし・・・」
「なるほど、そうですよね。今は携帯にもインターネットからメールできるし、会社の就職情報とかWebで検索すれば早いし、何かと便利ですからね」そう言って僕は納得する振りをした。
「え、携帯メールってインターネットからも出来ちゃうんだ。へー、知らなかった・・・。
 一也君ってそっち方面は詳しいのね、そうだ、今度うちに来て教えてよ、インターネット」
 紀子は、そう言ってもう勝手に決めてしまっている。
「もちろん、無料とは言わないからバイト料はずむわよ。それに食事も付けちゃうよ。今度の日曜日って一也君、予定はどう?空いてる?」
 そう言って聞いてきた。「ええ、空いていますよ、でも、先生の所って電話かCATVかってあります?」
 僕はそう聞いた。「え、電話?普通の電話だけど、・・。インターネットって電話がいるの?」
 紀子は、とんちんかんな事を聞いてきた。「いや、先生、電話は必要じゃないけど電話回線かLANのケーブルが必要なんです。ところで、先生の所の電話って通常の電話ですよね」
「そうだと思うけど・・・」なんだか頼りなさげに答えた。「電話の請求書かなんかがあればそれに書いてあるんですけど・・。」「一也君、ちょっと待って、確かここに・・・」そう言って紀子は、おもむろにハンドバッグの中を捜して、「あった、これでいい?」そう言ってNTTからの請求書を僕に手渡した。
 先生の所は、アナログ回線ですね。これだったらADSLが引けるけど、ちょっと待って下さい。
 そう言って僕は、自分のパソコンのスイッチを入れた。
「何するの?」紀子は、興味深げに僕のパソコンを見て僕の一連の操作を見ていた。
「先生の電話番号の局番でADSLが使えるかどうか、調べるんです」「へー、で、そのADSLって何?」「ADSLっていうのは、非対称ディジタル加入者線つまり、Asymmetric Digital Subscriber Lineの略で既存の電話回線でアナログ回線が利用しない周波数帯域で行う上りと下りの速度が異なる高速データ通信技術の事なんだ。つまり、非対称なんで、ADSL、これが、サーバーなんか置いておくように上りと下りを高速で行いたい場合なんかは、SDLSを使うんだ」
「うん?私には良くわかんないや」紀子は、頭中にクエスチョンマークを付けて当惑している。
「つまり、このADSLにすれば、インターネットに高速にアクセスできるって事ですから・・・」
「でも、高いんでしょう?」「そんなに高くは無いですよ。それに、ADSLのモデム買えば、いつでもインターネットにつなげれるし、通常の電話としてももちろん使えるんですよ」
「うーん、やっぱりいいわ。やめておく、ちょっと試しにやってみたいだけだから・・・。一番安い方法はないの?」
 そう言ったので僕は、考えた。確かに、ADSLの方が早いけれども回線開通までが時間が掛かるが、普通の56kのモデムを買ってくれば、その日中にインターネットにつなげる事ができるし、紀子の為にも早くつなげた方がいいかもな。
 そう思い、僕は答えた。「そうですね、56kのモデムを買ってくれば1万円程の初期投資でインターネットに接続できるようになるし、プロバイダ接続料もはじめは従量制にしておいて、自分のペースが分かれば、フレッツにしたりもできるし、それが、一番安いと言えば、安いです」
 紀子は、そう言うと「じゃぁ、それがいいわ、その56kモデムってどういう物なの?」
 僕はちょっと頭を抱えながら、「モデムって言うのは、インターネットに繋げるために電話線とパソコンの間に繋げる装置の事で、それがないとインターネットに接続できないのです」
「ふーん、なんか良くわかんないけど、じゃぁそれを買う必要がある訳ね」
 そう言うと、紀子は訴えるような眼で僕に「一也君、一緒に行ってくれる?」そう聞いてきた。
 僕は、やれやれしょうがないなぁと思いながら、「いいですよ。今度の日曜日に秋葉まで行きますか?」
「いいわ、じゃぁ、約束ね、一也君の家から秋葉原までだったら、うちの駅は途中駅ね。
 それじゃ、うちの駅で10時に待ち合わせでいい? 駅から出ちゃうとお金掛かるから駅のホームでね」
「いいですよ、じゃぁ、駅のホームに10時で」僕は確認し、インターネットエキスプローラーを閉じた。
「ところで、先生。先生のパソコンってこれと同じですか?」
「うん、同じよ、確かWINDOWS98だったと思うわ」「じゃぁ、大丈夫ですね。了解です」
「それと、もう一つ、『紀子は僕の催眠のとりこ』」
 紀子は、びくっとして、それから空ろな眼になり「わたしは、あなたの催眠のとりこです。」と言った。
「紀子、マンションの鍵は持ってきたか?」「はい、ご主人様、言われた通り合鍵を持ってきました。どうぞ」
 そう言って、自分のハンドバッグから小さな封筒を取り出し、僕に手渡した。僕は、封筒を開けて中身を確認した。その中には合鍵と、レシートが入っていた。僕はにやりと微笑んだ。
「よし、紀子、これで、お前は、合鍵の事を完全に忘れるんだ」紀子は、「はい、ご主人様。合鍵の事は全て忘れます」紀子は、そう言った。これで、俺は、いつでも紀子の部屋に出入りが自由になった訳だ。
 これは、今後の行動が取り易くなると俺は、密かにほくそえんだ。
「そうだ、紀子、お前は、日曜日に買った衣装や下着はちゃんと片づけてあるな?」
「はい、ご主人様、普段滅多に開けないクローゼットの中に紙袋の中にいれてしまってあります」
「よし、それじゃぁ、紀子、今から俺にご奉仕しなさい」「はい、ご主人様、喜んでご奉仕いたします」
 そう言って、自分の服を脱いでおもむろに俺の前にひざまづき「失礼します、ご主人様」と言い、俺のズボンのチャックを開けると俺のイチモツを取り出し、ぺろぺろと舐め始めた。
「ご主人様、いかがですか?」紀子はそう尋ねた。俺のイチモツは、既に反応しいきり立っていた。
「よし、紀子、ベッドに行け。かわいがってやるぞ」「はい、ご主人様、ありがとうございます」
 そう言ってベッドに行き、自分のオマ○コを自分の両手の指で開けてこう言った。
「ご主人様、紀子のこのいやらしいオマ○コにご主人様のおチンチ○をぶち込んでください」
 俺は、「うん」と頷くと紀子のオマ○コに自分のチ○ポをぶち込んだ。
 それから、本能の赴くままに紀子を犯した。紀子も犯されながら、俺のする事に反応し、よがっている。俺に犯される事で、紀子は、快楽を感じ最高のSEXを味わっている。
 催眠状態で紀子が感じている快楽はおよそ紀子が通常感じる快楽とは比べられない程のレベルにまでアップされており、その意味では紀子は、俺とのSEXでは快感しか感じない事はもちろんのことまるで天国にでもいる様な幸福感、満足感を同時に味わっている。
 その意味では、紀子は、本人の意思とは別にものすごく幸せな奴隷であった。
 また、その事が本人の催眠覚醒後の意識とは別に、催眠下の潜在意識への刷り込みにより催眠=快感、幸せという図式が成り立ち、紀子の本能の部分で大いに催眠を受け入れてしまう結果になってしまっている。
 その相乗効果と反復による暗示の効果はこの催眠状態を繰り返す事により、本人の意思や一也の考えとは関係なしにより一層催眠深度を深める事になり、今の紀子は、無意識のうちに進んで催眠を受け付け、すぐさまかなり深い催眠状態になれる一也の操り人形になっていた。
 これほど短期間の間に紀子がこれほどの催眠深度になり一也の暗示を受け付けるようになったのは、他にも理由があった。まず、もともとの紀子の被暗示性の強さによる事も大きな原因の一つであり、その他、一也の催眠の反復や一定期間の間、繰り返された暗示の訓練の効果もさる事ながら一也のおよそ高校生離れした催眠術師としての能力と、天性の素質まさしく、偶然と天性の才能がうまくマッチした結果、まさしく一也は天才と言うべき効果を発揮した。
 
 俺は、ベッドで、果てた後、おもむろに起き上がり、紀子に言った。
「紀子、後始末をしてくれ」「はい、ご主人様」そう言って俺のイチモツを丁寧にしゃぶり出した。
「うん、ああ、ご主人様、何だか私、ご主人様にご奉仕させていただいているとなんか感じて来ちゃって・・・」
 そう言いながら、紀子は自分のオマ○コを自分の指で慰め始めた。
「こら、紀子、ちゃんと後始末をしてからだ。本当に淫乱な奴だな、紀子は」そう言いながら俺は紀子の頬を撫でてやった。「申し訳ございません。ご主人様」そう言い、俺に媚びるような眼を見せた。
「もういい、ベッドをきれいにしろ、それからシャワーを浴びに降りてこい。俺は先に行ってシャワーを浴びている」そう言って自分の家の風呂場に降りていった。
 俺が、ちょうどシャワーを浴び終わった頃、紀子が入ってきた。「失礼します、ご主人様」
「紀子、今日は俺の事はいいから、体を洗え、でも、髪の毛は乾かすのに時間が掛かるから体だけにしておけ」そう言うと、俺は、体を拭き自分の服を着て自分の部屋に上っていった。
 しばらくして紀子が上がってきた。
「紀子、そう言えば、日曜日にお前に買ってやった服な、あれの代金は俺が一部立て替えてやっているんだが、お前はどう思う?」俺は、紀子に尋ねた。
「ああ、申し訳ございません。ご主人様。紀子の物を買っていただいたのにご主人様のお優しい慈悲に甘える結果になりました。是非、お金をお返しさせて下さい。紀子は、これ以上ご主人様の優しさに甘える事はできません。で、幾らほど立て替えて頂いてますか?」
 紀子は、こう尋ねた。「そうだな、たしか、1万8千円ほどだったかなぁ」そう言うと、紀子は、「それではご主人様、今度の日曜日に2万円ご主人様にお返しいたします。それでもよいでしょうか?」
「よし、いいぞ、それまで待ってやる。ところで、紀子、お前は催眠状態でない時に俺にパソコンの設定を行うように日曜日に頼んでいたな。どうしてだ?」
「すみません、ご主人様。私にもわかりません。ただ、そうしたいと思っただけで・・・。ご迷惑でしたでしょうか?ご主人様」「いや、気にするな。別に迷惑なんかじゃない、只、ちょっと気になっただけだ。
 気にする事はない」そう言った。「分かりました、ご主人様」紀子は、頷いた。
 俺は、おもむろに紀子の額に手を置いた。
 紀子は、そのとたんに体をだらんとだらしなく脱力させて、その場に座り込んで眼を閉じた。
「さぁ、紀子、お前は、今まで英語の勉強をしていた。いいな、そしてさっきの借金の件はお前の心の奥底にしまって無意識に覚えておくんだ。いいな」
「はい、ご主人様。私はご主人様と英語の勉強をしていました。紀子がご主人様に立て替えていただいている借金は、日曜日に必ずお返しします。それは、心の奥底にしまっておいて普段は忘れています」
「よろしい、それじゃ3つ数えるとあなたは、催眠状態から醒めます。1、2、3、はい」
 
「先生、そろそろ時間だよね」そう言って僕は、部屋の時計を見た。
「ああ、そうね、そろそろ終わりだわね。それじゃ、一也君悪いけど、日曜日はお願いね」
 そう言って、紀子は僕に両手を合わせた。「ああ、それで、モデムって一体幾らぐらいするの?」
「そうですね。1、2万もあれば十分足りますよ。」僕は、そう言い、机の上を片づけ始めた。
 
 そして、紀子は身支度を整えると「それじゃ帰るわね」と言い立ち上がった。
 僕は、紀子と一緒に1階まで降りて、玄関を開けた。「それじゃ、日曜日に」そう言うと紀子は、手を振り帰っていった。僕は玄関の扉を閉め、自分の部屋に戻った。
 
 そして、日曜日の朝を迎えた。
 今日は、紀子との約束の日だが、朝から両親は出かけてしまっていた。
 いよいよ2日後に迫った開店に向けてラストスパートをかけているのだ。
 僕は、約束の時間に遅れない様に出かける事にした。
 約束の10分前には紀子が住んでいるマンションがある駅に着いた。
 紀子は、僕が到着してから2,3分程してホームに階段から駆け上がってきた。
「ごめん、一也君。待った?」「いえ、僕もつい2,3分ほど前に着いたばっかりで全然大丈夫です」
 そう言って笑顔で答えた。
「それじゃ、行きましょう。今日は僕が先生を秋葉で安いお店に案内しますよ」
 そう言って電車の到着を待った。
 車内は日曜日の朝だが都心に向かう人間で多少混雑していた。
「ねぇ、一也君。私達どういう風に見えるのかなぁ?」唐突に紀子が聞いてきた。
「そうですね。学生のカップルか何かに見えるんじゃないですか?」そう言うと、紀子は、「ちょっと違うかなぁ、たぶん仲の良い姉弟に見えるんじゃない?」そう言って微笑みかけた。
「ま、そんなところですか・・」僕は否定せずに頷いた。
 そうこうしている間にも電車は新宿に到着し、ここで、JRに乗り換え中央線でお茶の水に向かった。
 お茶の水で総武線に乗り換え1つめの駅、秋葉原に着いた。
 秋葉で、僕はいつもよく行くお店に紀子を案内した。
 さすがに最近では通常のモデムは数が少なく、端においやらている56kのモデムを買い、秋葉から紀子のマンションに戻った。
 僕は一度来た事があったが、知らない振りをして、紀子の後を着いていき、紀子のマンションに着いた。
 紀子は、「ちょっと待ってね」と、声を掛け、自分のハンドバッグから鍵を取り出し、マンションのオートロックを開けた。「さぁ、入って」鍵を開けながら僕に言った。
 僕は、オートロックの扉を通りぬけ、紀子を待った。「一也君、ちょっと待っててね。郵便受けをちょっと確認するから」そう言って郵便BOXの方に歩いていった。
 先週の日曜日と同じ行動パターンだ。きっと、紀子は無意識のうちにこれをやるくらい習慣づいているのだろう。
 僕は、紀子の後ろ姿を見ながら考えた。
「さぁ、こっちよ。このエレベータで最上階の一番端が私の部屋なの。さぁ、どうぞ」
 そう言ってエレベータに先に乗り込み開くのボタンを押して僕を迎え入れた。
 そして、8階に着くと先に僕を出して、「こっちよ」と言い、先に歩き出した。
「さぁ、ここが私の部屋」鍵を玄関に挿して開け、「どうぞ」と僕を部屋に通した。
「ちょっと散らかっているけど、上がってよ」「おじゃまします」そう言って僕は、紀子の部屋に入っていった。
「とりあえず、ここに座っていて、一也君、なんか飲む?」
 また、紀子が先週と同じ事を聞いてきた。「先生、おかまいなく。それより、パソコンどこにあります?」そう尋ねると、「ちょっと待ってね。さぁ、どうぞ」そう言ってお盆にコーラを載せて僕の座っているソファーの前に置いた。
「こっちの書斎にあるのよ」そう言ってもう一つの部屋に僕を案内した。
 そう言えば、この部屋は先週来た時には入らなかったな。そう思いながら僕は紀子の後について部屋に入った。
 ここは、私の父が書斎に使っていた部屋なの。ここから電話回線がつながっているわ。
 紀子のマンションは壁にクローゼットが埋まっており、どうやらリビングにある回線とこのクローゼットの間には、回線が分岐してつながっているようだ。
「じゃぁ、先生、失礼して・・・・」そう言いながら僕はパソコンの電源を立ち上げた。
 紀子のパソコンは紀子の行っていた通りWINDOWSの98だった。
 これは、結構楽につながるな・・・。そう思いながら、僕は買ってきたモデムを開封した。
「ちょっと、いろいろしてますから先生、用事があったら、用事を済ませて下さって構いませんよ」そう言って作業を開始した。
 一度パソコンを落して、モデムをRS232Cのポート1に繋ぎ再度起動した。
 ちゃんとプラグアンドプレイが認識しモデムの設定画面が出てきて僕は、もくもくとインストール作業を行った。それから、モデムがインストールされたのを確認した。
 紀子が、部屋に入ってきた。「一也君、お昼作ったから一緒に食べよう。もうお昼よ。一段落ついたら、リビングにおいでよ」紀子は、そう言った。
「はい、先生。今、ちょーど切りがいいんですぐ行きます」そう言って、作業を中断した。
 僕はリビングに行くと紀子に声を掛けた。「先生、ちょっと手を洗いたいんだけど、洗面所借りていい?」
「いいわよ、そこの2番目のドアが洗面所になってあるから、タオルは横の引き出しの一番上に入っているのをどれでも使ってね」紀子はそう答えると、台所でいろいろしているらしくちょっと手が離せない様子だった。
 僕は洗面所で手を洗い、タオルで手を拭くとリビングのソファーに腰掛けた。
「一也君、お昼にシチューを作ったんだけど大丈夫?」「はい、全然OKです。シチューですか、先生は料理得意なんですか?」「得意って程のものじゃないけど、一応大抵の家庭料理は作れるわよ。
 現に私、ひとり暮らしだけどほとんど家に居る時は自分で作っているもの」
「先生、それだったら、いつでもお嫁に行けますね」僕は、本当に素直にそう言った。
「こら、大人をからかう物じゃないわよ、一也君。でもありがとう。お嫁の貰い手がなければ一也君もらってくれる?先生の事」「え?」僕はちょっとビックリして思わず聞き返した。
「ははは、冗談よ、冗談。一也君って割と単純なのね、でも、姉さん女房も悪くないわよ」
 紀子は、冗談とも本気ともとれるような微妙なニュアンスを含めながら僕に言った。
 しばらくして、紀子が台所から出てきた。
「お待ちどうさま、さぁ、一也君、召し上がれ。お口に合いますかどうか。気に入ったらお代わりしてくれても良いわよ。私、ご飯も大目に炊いてあるから」
 そう言って僕に微笑みかけた。
「いただきまーっす」そう言ってシチューを一口ぱくついた。「うん、おいしい。先生、おいしいです」
 紀子のシチューは本当にうまかった。僕は、遠慮しないで、お代わりをして、現役高校生の食欲をまざまざと見せ付けた。「本当に良く食べるわね。一也君、大丈夫?」ちょっと呆れているのかそれとも本当に心配しているのか、おそらく両方だろうが、紀子が聞いた。
「大丈夫ですよ。でも、もうお腹いっぱい、先生、本当に美味しかったです」「そう、良かった」
 紀子は、微笑んだ。「ご馳走様でした」僕は、紀子に笑いかけながら言った。
「どういたしました、でも、本当に良く食べるわね。それで太らないから栄養ってどこに行っているのかしら?若いわねぇ」そう言いまた微笑んだ。
「若いだなんて、先生と僕って3歳ほどしか変わらないんですよ。なんか、年寄りみたいに・・・。へへ」
 そう言ってまた僕は笑った。
 食後、しばらくしてまた作業に戻った。
 
 プロバイダこれも、パソコンショップの配っているCD-ROMから適当にインストールして、プロバイダの設定とインターネット、PPPの設定、POPの設定と次々に進めていった。
 さぁてと、これで出来た。
 ちょっと確認しよう、僕は、モデムのダイアルを設定してからとりあえず、Yohooに繋げてみた。
 Yohooに接続確認ができたので、僕は、自分のWebMAILを開き、紀子のメールアドレスにテストメールを送信してみた。
 
 それから、紀子のメールを確認し、正しくメールが来ているのを確認すると、3時近くなっていた。
「先生、ちょっと、いいですか?」僕は、紀子を呼んだ。
「何、もうできたの?」紀子は、途中まで僕の作業を見ていたが、途中から台所にいったりして、席をはずしていたのだ。
「はい、これで確認も終わりました。一応、使い方も教えますのでいいですか?」
「ごめんね、席はずしちゃってて。今デザート用意してたとこだから、食べながらでもいい?」
「いいですよ。それじゃ、用意できたら来て下さい。実際に先生に操作してもらいながら教えますから」
 そう言って、紀子が来るのを待った。
 紀子は、すぐにやってきて、「じゃぁ、ここに置いとくから、食べながら教えてね」そう言って、僕とイスを入れ替えた。そうして、モニタの真っ正面に紀子が座り、その横から紀子が使うのを見ながら僕が教えるスタイルをとった。
「それじゃ、まず、電源の入れかたですが、まず最初にモニタのスイッチそれから、モデム、その後にパソコンの本体の順番に電源を入れていきます。スイッチを切る場合は逆に本体の周りから順番に切って下さいね」紀子は、ちゃんとメモをとりながら僕の話を聞いている。
 ところどころで僕が言った専門用語について聞いて分からないようならば、更に聞き、インターネットの接続とメールの確認、送信と、順々にこなし、一通りの事は出来るようになった。
「先生、これで一応一通り出来るようになりましたよね。ちょっと最初から一人で出来るかどうか確認してみましょうよ」そう言って、紀子が一連の操作が一人で出来るかどうかの確認をする事にした。
「じゃぁ、一旦終わらせて電源を切ってみてから、最初から一人でやってみて下さい」
 そう言うと、紀子は、WINDOWSを終了させて、言われた様に、モニタ、モデムと電源を落していった。
「それじゃ、起動からしてみて下さい。それから、メールの確認をして、インターネットに繋いでみて」
 そう一連の操作の指示をして紀子の様子を見た。
 紀子は、「わかったわ」そう言って、何度もメモを見ながら手順を確認しメールの確認をした。
 メールサーバーに接続ができ、「新規メールはありません」というメッセージが出てきた。
「先生、メールは、OKですね。今度は、インターネットに」「うん、まず、メールを閉じて、これをクリックして・・・できたわ」「OKです。先生、これで先生も自宅でインターネットにアクセスできますよ」そう言った。
「ありがとう、これで大学のコンピュータ室に行かなくてもいろんな調べ物ができるわ」そう言って、僕の方を向き「一也君、今日は本当にありがとう。いろいろ手伝ってもらって・・・。これ、お礼のバイト料。はい」僕に封筒を渡した。
「ありがとうございます。先生」僕は、お礼をいい封筒を受け取った。
 そこで、僕は、キーワードを言った。「紀子は僕の催眠のとりこ」
 紀子は、びくっとして、それから空ろな眼になり「わたしは、あなたの催眠のとりこです。」と言った。
「紀子、今日お前に教えてやった事はちゃんと覚えてマスターしなさい」
「はい、ご主人様。今日は本当にありがとうございました。まだ完全に覚えていませんけどちゃんとマスターします」僕は、にやりと笑い、更に紀子に指示した。
「紀子、この前の約束を覚えているかい?紀子が更に僕に仕えるための努力をするって言う約束を」
「はい、ご主人様。紀子はご主人様の為に努力します。いや、努力したいです、させていただきます」
「分かった。分かった。それで、紀子は俺が喜ぶように奴隷として色々な知識やノウハウを習得する必要があるよ。それはわかるね」
「はい、ご主人様。奴隷はご主人様にご奉仕するのが仕事です。その為の努力は一所懸命します」
「よくわかっているじゃないか、紀子。それじゃお前に宿題をあげよう。それじゃ、紀子、もっと深い催眠にお入り、3つ数えると紀子は、もっと深い催眠状態になる。1、2、3、はい」
 紀子は、イスに深々と座り込み体が脱力しているのが分かった。
「さぁ、紀子、ここから言う事は、催眠が解けた後でも、心の奥底に覚えているよ。普段は覚えていないけど、無意識のうちに覚えていて、必ず僕が言った通りになるよ。いいね」紀子は、抑揚の無い声でこう答えた。「はい、ご主人様。私は、普段は忘れていますが、必ずご主人様の言った事を実行します」「よろしい、紀子、良くお聞き、今日からお前は毎晩一人っきりになるとインターネットに接続してアダルトサイトにアクセスしそこで、色々な奴隷としての知識を習得しなければならない。そして、その事は絶対に他人にばれない様にしよう。それにインターネットでは、紀子が僕の奴隷である事も自分が誰である事も決してばれない様にしなければいけない。つまり、インターネットは覗いても何かを登録したり書き込む時は、絶対にしちゃ駄目だ。分からない事があれば、僕に聞けば良い。絶対に自分の判断で書き込みはしてはいけない。分かったね」
「はい、ご主人様。私は、毎晩一人っきりになるとインターネットで奴隷としての知識を習得します。インターネットでは、見るだけにして書き込みはしません。どうしても必要ならば、ご主人様に確認するようにして、自分からは決して書き込みはいたしません」
「よろしい、ところで、紀子、お前はサーチエンジンの使い方は分かるな」「はい、ご主人様。調べ物をする際には結構使っていますので問題ないと思います」
「よし、わかった。それから、一人っきりでインターネットにアクセスして奴隷の勉強をしている時は、独りでに催眠状態になり、淫乱な奴隷の紀子になってインターネットにアクセスする。分かったね」
「はい、ご主人様。私は一人っきりになって奴隷の勉強をする時には独りでに催眠状態になって淫乱な奴隷の紀子になって勉強します」
「よし、じゃぁ、これからそれを確認するよ。紀子、3つ数えるとあなたは、今言った様にインターネットにアクセスする。催眠から目覚めた後は、部屋には君だけだ。他には誰もいない。もちろん僕の姿は見えない。いいね。1、2、3、はい」
 紀子は、瞼を2,3度ぱちぱちさせて、パソコンに向かった。
 そしてインターネットにアクセスすると空ろな眼になり「わたしは、あなたの催眠のとりこです。」
 と独り言のように言った。それから検索エンジンのサイトにあくせすし、アダルトサイトを探し始めた。
 何件かまわり、ユーザー登録を促す画面が出てきても紀子は、それを登録しないで回避するようにして、次々にアダルトサイトを回っていった。
 インターネットの画面を覗いているうちに興奮してきたのか紀子は、自然と自分の胸と股間に手をやりいつの間にかオナニーを始めた。その間も次々にアダルトサイトを移っていき、段々過激な指使いを始めた。僕は、たまらず紀子にこう言った。「紀子は僕の催眠のとりこ」
 紀子は、びくっとして、オナニーを中断し、「わたしは、あなたの催眠のとりこです。」と言った。
「紀子、どうしたんだ。興奮したのか?びっしょりじゃないか」
 僕は、紀子に尋ねた。「はい、ご主人様。インターネットで見ていると紀子がご主人様にかわいがわれている所を想像して思わず、オナニーしてしまいました。紀子は、ご主人様の淫乱なマゾ奴隷です。それで、どうしても我慢できずにしてしまいました」「そうか、俺の事を思ってしていたのか・・・。かわいい所があるじゃないか。よし、紀子、ご奉仕させてやろう」
 紀子は、すぐさま淫靡な表情を見せ「はい、ご主人様、喜んでご奉仕いたします」
 そう言って、自分の服を脱いでおもむろに俺の前にひざまづき「失礼します、ご主人様」と言い、俺のズボンのチャックを開けると俺のイチモツを取り出し、ぺろぺろと舐め始めた。
 俺のイチモツは、既に反応しいきり立っていた。
「よし、紀子、ベッドに行け。かわいがってやるぞ」「はい、ご主人様、ありがとうございます」
 そう言ってベッドに行き、自分のオマ○コを自分の両手の指で開けてこう言った。
「ご主人様、紀子のこのいやらしいオマ○コにご主人様のおチンチ○をぶち込んでください」
 俺は、「うん」と頷くと紀子のオマ○コに自分のチ○ポをぶち込んだ。
 俺は、紀子のオナニーシーンで興奮していたので、折角買ったコスチュームを着けさせるより紀子を犯していた。俺もまだまだ修行が足りないな・・・。そう思いながら紀子のオマ○コから自分のチ○ポを引き抜き紀子の腹の上にザーメ○をぶち撒いた。
 紀子は、「ああ、あーん」そう言いながらザーメ○を自分の体や胸に塗りたくりながら悶えている。「紀子、今度からちゃんとコンドームを用意しておいてくれ。それに、お前毎日、ピルを飲むようにしろ」「はい、ご主人様。コンドームを用意いたします。それに毎日ピルも飲むようにいたします」
「よし、これも紀子、いつもの様にちゃんと覚えておけよ。いいな?」
「はい、ご主人様。普段は忘れていますが、私は無意識のうちに覚えていて毎日ピルを服用します。それに、ご主人様の為にコンドームも用意いたします」
「ああ、紀子、いいか。ピルを買う時やコンドームを買う時はお前は淫乱な奴隷の紀子になって買うんだ。これは、俺が紀子にキーワードを言わなくてもピルやコンドームを買う時は無意識のうちにそうなってしまう。そして、その時は催眠状態だが、俺以外の人間の指示には従わなくてもいいし、そんな事は嫌で仕方が無い。それに、俺以外の他人にその事は絶対にばれない様にしなければいけない。つまり、催眠状態で淫乱な奴隷の紀子になっていても、他の人から見て普段の紀子と違うと気がつかれない様に振る舞うんだ。そして、買ってきた後、買った事は忘れてしまうんだ。いいね」
「はい、ご主人様。ピルやコンドームやを買う時は、淫乱な奴隷の紀子になって買います。でも、その間は普段の私と同じように振る舞います。そして、買った後で買った事は忘れてしまいます」
「よし、これも紀子、いつもの様にちゃんと覚えておけよ。いいな?」
「はい、ご主人様。普段は忘れていますが、私は無意識のうちに覚えていて淫乱な奴隷の紀子になってピルとコンドームを買いに行きます。それから、その買っている間は、普段の私と同じように振る舞って決して催眠状態であることや、ご主人様の奴隷であることがばれない様にします。それから、買った後で買った事を忘れてしまいます」
「よろしい、紀子、良い子だ。そうだ、ご褒美に先週買ったスースルーの下着を着けてオナニーショーをしてごらん。俺がちゃんと見ておいてやるから」
「はい、ありがとうございます。ご主人様。紀子のオナニーショーを見てもらえるなんて私はすごく幸せな奴隷です。ちょっと待っていて下さい」
 そう言うと書斎から慌てて出て行きごそごそ物音が聞こえた。やがて紀子は、紙袋を持ってきてシースルー下着に着替えるとストリッパーの様にその場に寝転がりオナニーショーを始めた。
 紀子は、最初は静かだったが、段々興奮して来たようで声をあげて喘ぎ出した。
 10分ほどその様子を眺めていて俺は言った。「紀子、いきそうか?」
「は、ああ、はい。ご、ご主人、さま。もう、もう、紀子は・・・。い、いきそうです」
「よし、紀子、いってもいいよ。僕が見ておいてあげる。いきなさい」
 シースルーの下着は紀子の愛液でべたべたになっており、シースルーの生地と濡れている素肌でなんとも言えない艶めかしい姿になっている。
 紀子は、僕の許しが出たのでそのままエクスタシーを迎えた。
「あ、あ、あ、あーーーーーーー。い、いくーうーーーー」そう絶叫し紀子は、果てた。
 僕はしばらくしてこう言った。
「紀子、また来週に来てあげよう。今度は紀子から僕にまたお願いをしなさい。理由は何でもいいよ。とにかく紀子が僕をこのマンションに呼ぶ口実だったら何でもいいよ」
「はい、ご主人様。紀子を来週も可愛がってくれるんですね。わかりました。ありがとうございます」
「紀子、今の事は、いつものように覚えておきなさい」「はい、ご主人様。普段は決して覚えていませんが、心の奥の無意識のうちに覚えておきます」
「それから、紀子。お前はもう少し下着に気を付けた方がいいぞ」「はい?ご主人様」紀子は、今一つ僕が言った言葉の意味がつかめない様子で困った顔をした。
「つまりだ。紀子、奴隷は奴隷らしい、もう少しご主人様を喜ばせる下着なんかがあるだろうと言う事だ。わかるな?紀子」「はい、分かりました。ご主人様。インターネットで調べてご用意しておきます」
「よろしい、だがくれぐれも周りの他人に気がつかれない様にしなさい。それに、催眠が醒めている時はそんな物を持っている事すら忘れてしまうんだ。いいね。この事もいつものように覚えておきなさい。いいね?」
「はい、ご主人様。ご主人様に喜んでいただけるような下着を身に着けます。それに普段はその事は、忘れていて、心の奥の無意識のうちに覚えています」
「そうだ、それから、僕の所に家庭教師をする時もその下着を着けて来るんだ。いいね。でも、自分ではその事を忘れてしまうし、その下着は紀子には普段の下着と全く同じに見えるんだ。でも、必ず僕に会う時は、そんな下着を着けるようにしなさい。でも、それも周りの他人には絶対気がつかれない様にするんだよ。これも、いつものように覚えておくんだ。いいかい?」
「はい、ご主人様。ご主人様に会う日はご主人様が喜んでくれるような下着を身に着けます。でも、決して周りの人には気がつかれない様に注意します。それにこのことは、普段は忘れていますし、心の奥の無意識に覚えています」
「よろしい、良い子だ。紀子」
 僕は、紀子の額に手を置いた。すると紀子は、体の力が抜け、すっと瞼を閉じた。
「紀子、まず、そのコスチュームを片づけてそれから、今着ている物も洗濯してしまいなさい。でも、今すぐでなくてもいいが、このシースルーの下着はいつも紀子が着ている下着と同じように思える。そして、なんら普段着けている下着と同じように洗濯して直す時だけ、普段の自分には分からない所、つまり他のコスチュームがしまってある所に一緒にしまいなさい。あと、さっきいった新しく用意する下着なんかも同じようにそこにしまうんだ。いいね。そして、この事はいつものように覚えておきなさい。わかったかい、紀子?」
「はい、ご主人様。今着けているシースルーの下着は、普段の私の下着と同じように洗濯します。片づける時だけご主人様に買っていただいた他のコスチュームと同じように片づけておきます。それに、これから用意する下着も同じように片づけます」
「よろしい。じゃぁ、その下着を脱いでお風呂場で僕を洗ってくれ」
「はい、ご主人様」そう言うと紀子は、すぐさま下着を脱ぎ、僕を浴室まで連れて行きシャワーの温度を確かめてから、「さぁ、ご主人様いらして下さい」そう言って僕を浴室に招き入れ、紀子は手にボディソープをたっぷり付けると体中に塗り僕の体に押し付けまるで、ソープ嬢の様に僕の体に奉仕しだした。紀子は、楽しそうにニコニコしながら、俺に尋ねた。「ご主人様いかがですか?」「ああ、いいよ。でも、そろそろ僕も家に帰らなきゃいけない時間だからこの辺で仕上げにしてくれるかい?」
 そう言うと、「はい、ご主人様、分かりました」そう言って僕の体をシャワーで丹念に洗い流した。
「紀子、もういいぞ、もう上がる」そう言うと、紀子は、シャワーを止め、僕の体をバスタオルで包み込み丹念に拭いた。「紀子、もういい、今度は自分の体をきれいにしなさい。僕はリビングで待っているから」そう言ってリビングに行き、服を着て身支度を済ませた。
 それから紀子がやって来て「おまたせしました、ご主人様」そう言ってリビングにひざまづいた。
「紀子、服を来なさい。さっき僕がインターネットの設定をしていた時に着ていた服を」
「はい、ご主人様」そういうと、紀子は、書斎で脱ぎっぱなしで置いてあった服を着て身繕いをした。
「ああ、忘れる所だったけど、今日のバイト代とは別に、僕が立て替えていたお金を返してくれるかな?」
「ああ、ご主人様、申し訳ございません。ちょっと待って下さい」そう言って紀子は、ハンドバッグから財布を取り出し、僕に2万円を手渡した。
「紀子、これから言う事が今日今までやっていた事だ。いいね。まず、今日のインターネットの接続は今さっきまでかかっていた。紀子は今まで使い方を僕から教わったいた。いいね。3つ数を数えるとあなたは、催眠から目覚めます。1、2、3、はい」
「どう?先生分かった?」「大丈夫、これでなんとかなると思うわ。念のためにおさらいしてみましょう」
 それから、紀子は、さっきやった通りにまたパソコンの電源を落してインターネットに接続する一連の操作を行った。僕は、もう一度見ているので紀子の理解度が分かっているのでわざと、質問をした。
「先生、もしインターネットをやっている途中でおかしくなったらどうします?」
「え、そんな事、教えてくれなかったよね。どうすればいいの?」紀子は、困った様な顔をして聞いた。「そんな時は、とりあえず電話につながっているモデムを切ります。もしWINDOWSの画面から切れない時は、モデムの電源を切ってください。壊れる事なんてありませんし、それで設定がおかしくなんかもなりません。とにかく、変になったらモデムの電源をオフにする。これが基本です」「ふーん。分かったわ」そう言ってまた紀子は、メモをした。
 時刻は夕方になっていた。僕は、紀子のマンションから帰る事にした。
「先生、それじゃそろそろこの辺で帰ります」
「そう、今日は本当にありがとうね。私とても助かったわ。一也君、またなんかあったら協力してくれるかな?」
「いいですよ。僕でよければ、いつでも喜んで協力させてもらいます」
 僕は心の中でこう呟いた。「だってかわいい奴隷の頼みなんだもの」
 そんな僕の心のうちを知らずに紀子は、ニコニコしながら、パソコンを終わらせた。
 
「それじゃ、先生。さようなら」僕は、玄関先で紀子にさよならを言い家に向かった。

< 続く >

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