家庭教師 オペレーション

オペレーション

 駅では、パティが改札を出た所で待っていた。
「パティ」紀子は手を振りながら呼んだ。
「ハーイ、ノリコ」
「パティ、こちら一也君」
「一也君、こちらパティ」
「ハーイ、パティ。ナイスチューミーチュー」
「ナイスチューミューチュウツー、カズヤ」
「さぁ、あいさつも済んだ所で、私の家に行きましょう」
 紀子のマンションに行く道で紀子とパティは英語で話していた。
 俺は会話の半分も分からなかった。紀子の家庭教師のお陰で英語に対する苦手意識は無くなったが、やはり外人と話すのは
 緊張する。別にうまく喋ろうとか思っていないが、やっぱりこればかりは場数を踏まなければいけないな。
 紀子のマンションに着き、俺はとりあえずインターネットのTV電話の仕組みを説明した。
 俺のつたない英語ではあまり良く分からないと言うことで紀子が通訳をしてくれた。
「で、この絵の通り、画像と音声は同時にデータとしてインターネットに流れます。仕組みはこの絵に書いた通りで・・・」
「ソー、ジーズシステムアー・・・。プリーズ ルック アト ジス フィグ」
 紀子は忠実に英語で説明をしていた。
「ユーアンダスタン?」
「シュアー。ノープロブレム」
 かれこれ1時間は説明しただろうか。時々パティは質問をし、パティの質問で俺が意味がわからない部分を紀子が説明し、俺の説明でパティが分からない部分を紀子が説明していった。
「ふー、ちょっと疲れたね。休憩しよう」
「そうね。パティ、ティーブレーク。アーユーOK?」
「OK」
「それじゃ、お茶入れてくるから、二人とも待っててね」
 紀子は台所に行った。
「パティさん、日本語わかります?」
「スコシ、ワカリマス」
「ミーツー、アイ キャン スピーク イングリシュ リトルビット」
「オー、ノープロブレム」
「TVフォーンの事、アンダースタン?」
「うーん、だいたい分かった」
「そう、グッド」
「パティさんは、フェアーフロム?」
「ユナイテッドステーツ、カリフォルニア」
「カリフォールニア」
「ディッジュー ヴィジット カリフォルニア?」
「ノー。ノット イエット ゴーツー フォーリン カントリーズ」
「うーん。ソー。バット ユー アー ヤング.スティル ハイスクール スチューデント。ユー ハブ マッチ チャンス」
「サンキュー。サムデー、アイ ウィル ビジット カリフォルニア」
「フフーン」
「イフ、アイ ウィル ゴー ツー カリフォルニア、ゼン ウィル ユー ガイド ツー ユアー シティ?」
「OK、OK、オフコース。アイル ガイド ツーユー」
「サンキュー、プロミスユー」
「OK。プロミス」
 紀子がお茶を入れて台所からやってきた。
「なんか、一也君。英会話してたじゃない」
「えー、先生。カタカナ英語ですよ。でも、せっかく外人が居るんだから喋るチャンスなんて滅多にないんで会話しようかと・・・」
「えらいわ。一也君。英会話なんて有る程度慣れなんだから喋っていたら上達するわよ。実際に会話で文法どうのって話はないしって先生が言っちゃいけないね」そう言って微笑んだ。
「いえ、先生のお蔭ですよ。本当にこうやって外人さんと話が出来るようになるなんて1年前の僕じゃ考えられなかったですよ」
「ありがとう、一也君。ぐずん」紀子はうっすら目に涙を溜めていた。
「先生?泣いてるの?」
「いや、一也君が英語を好きに成ってくれて私、本当にうれしいの。それで感激しちゃって」
「もー先生。照れちゃいますよ」
「ごめんね、一也君。パティも」紀子はちょっと鼻をすすった。
「さぁ、お茶にしましょう」
 お茶を飲みながら紀子はさっきの涙の理由をパティに説明していた。
「オー、カズヤ。ユーアーグレート」
 感激したのかパティは早口で喋ってきたが俺にはうまく聞き取れなかった。
「お茶を飲んでひとごごち着いたところで集中力を高めるソフトがあるんだけど、パティちょっとやってみない?」
 紀子がパティに例のソフトを試すように話し掛けた。
 紀子は、このソフトが集中力を養う上で非常に役立つとパティに説明し、パティもその気になりトライしてみると言う話になった。
「OK、パティ。ルック ジス スクリーン。フォーカス」
 紀子は俺が教えた通りに催眠誘導を行った。3、4分は何も言わずにずっとスクリーンを見つめつづけさせていた。俺は紀子の肩をそっと叩いた。紀子はそれを合図にパティに暗示を与えていった。
「OK、パティ。ユー キャノット オープン ユア アイズ。イッツ スリーピー。スリーピー。ソー スリーピー」
 やがてパティは目を閉じた。
「ソー パティ デーパ スリープ。ディーパァ スリープ」
 まだ催眠深度が浅いのでより深くへと誘導するため小声で紀子にそっと指示した。
「今、あなたの前に高いビルディングが立っています。何階建てなのかわからないです。気になるので、下から1階ずつ数えていきましょう」
 紀子は俺の暗示文をそのままパティに英語で伝えた。
「1階、2階、さぁ、声を出して数えれます」
「数を数えて階が上がるたびにあなたは深い催眠状態になっていきます。とても気持ちがいい。リラックス」
「そう、リラックス、リラックス、ディーパ、スリープ」簡単な暗示は僕も喋った。
 俺は更に催眠を深めようと紀子に指示をした。
「紀子、今度は体を左右に揺らすように暗示を与えて」
 紀子はうなずくとそう英語でパティに囁いた。
「ライト、レフト、ライト、レフト」
「揺れていくとどんどん気持ちよくなって何にも考えられなくなる。考えられなくなってこのまま気持ちのいい声の通りに従いたくなって深い深い眠りにつく」
 パティは紀子の暗示通り、体を左右に揺らしていた。
「ライト、レフト、ライト、レフト。デーパ スリープ、デーパ スリープ。パティ、ユー キャン ノット シンク エブリシング。アンド ユー フール ソー グッド。リラックス、リラックス」
 パティへの催眠もある程度深まったので俺は紀子とペアでパティに暗示を与えることにした。
「さぁ、パティ。3つ数を数えるとあなたは一旦催眠から解けますが、私の指を見るとまた深い催眠状態になります」
 紀子は俺の言ったことを英語に翻訳した。
「OK、アイル カウント スリー。ワン、ツー、スリー。グッドモーニン、パティ」
 俺はパティを起こした。
「ルック マイ フィンガー。ユー キャン ノット テイク ユア アイズ オフ マイ フィンガー」
 このフレーズはあらかじめ紀子から教わっていた。
「ユー キャノット オープン ユア アイズ。イッツ スリーピー、スリーピー、ソー スリーピー。デーパ スリープ、デーパ スリープ」この様に催眠と覚醒をある程度繰り返した後に、弛緩法を使って更に深度を下げていくことにした。
「OK、パティ、アイル カウント スリー。バット ユー スティル ヒュプノタイズド。アンダー ザ ヒュプノタイズド イズ ソーグッド フィール。ソー、ユー コンティニュー ヒュプノタイズド。ソー グッド フィール。アイル カウント スリー。バット ユー スティル ヒュプノタイズド。ワン、ツー、スリー。パティ、オープン ユア アイズ」
 パティはゆっくり目を開けたがその瞳は焦点が定まっておらず意思の無いような表情をしていた。
「パティ、君は今、見ることも聞くことも喋ることもできるけれども深い催眠状態になっている。でも、とても気持ちよく私達の質問や命令を聞くことは出来るが自分から喋ったり、動いたりはしない。この気持ちのいい状態、つまり催眠状態を楽しみたい」
 紀子に合図をした。紀子は俺の言葉を英語でなぞった。
「パティ、スタンダップ プリーズ」そう言って俺はパティの手を引きパティを立たせた。
「ユー キャン ウォーク。レッツ ゴー ウィズ ミー」パティの肩を抱きかかえるようにし、俺はパティをベッドルームに連れて行った。
 パティはベッドの横に立ちそのままボーっと立っていた。相変わらず意思の無い瞳と焦点の定まらない目であった。
「パティ、今から3つ数を数えます。そうするとあなたの体は後ろに倒れてベッドに寝てしまいます。でも、体の後ろに倒れても私がしっかりサポートしますから怪我とか痛い事はありませんので、安心して後ろに倒れても大丈夫です。後ろに倒れてベッドに寝ると、体の力が抜けて物凄く気持ちいい。そして今よりもっと深い催眠状態になります」
 俺が暗示を与えるのとほぼ同時に紀子も英語でパティに通訳をしていた。
 俺はパティの後ろに付き、パティが後ろに倒れても良いような体制をとった。
「ワン、ツー、スリー」
 パティはそのままスーと後ろに倒れベッドに眠った。
 俺はパティの横に寝転びパティの耳元で囁いた。
「パティ、デーパ スリープ、デーパ スリープ。パティ、ユー キャン ノット シンク エブリシング。アンド ユー フール ソー グッド。リラックス、リラックス。アンド ユア パワー オブ ザ ボディ カムズ オフ。ヘッド、ネック、ショルダ、アームズ、チェスト、ベリー、ウェスト、フット。パワー オブ ザ ボディ カムズ オフ」
 俺は試しにパティの腕をすっと上げて手を離した。パティの腕はそのままストンとベッドの上に落ちた。完全に脱力した状態である。
 ここまでは事前に調べた英語を覚えていたが、時間もなく俺の英語の実力ではここら辺が精一杯であった。
 ここからの深化は、紀子の通訳に頼ることにする。
「紀子、また通訳を頼む」
「はい、ご主人様」
「言葉はさっきと同様にワンセンテンスごとに通訳してくれ」
「はい、ご主人様。ワンセンテンスごとに通訳いたします」
「パティ、君は今ゆったりとした気持ちのいい中にいます。右の手首に紐が括り付けられてその先に風船が付いています。その風船はどんどん膨らんで空に飛んでいきます。風船が膨らんでいく。そうするとあなたの右腕は風船に持ち上げられてどんどん上がっていく。上がる。上がる」
 するとパティの右腕は手首を一番上に手はだらりとしたままゆっくりと上に上がっていった。
「今度は左の腕も右と同じように風船が括り付けられています。左の風船もどんどん膨らんでいく。そしてあなたの左腕もどんどん上がっていく。上がる。上がる」パティの左腕もゆっくりと上に持ち上がっていく。
「両腕の風船はもっともっと膨らんであなたを持ち上げていきます。あなたは両腕をあげたまま、ベッドに座ることができます。ベッドに座ると体に力が戻ってきてちゃんと一人で座ることができます」
 パティの両腕が上がり両肩がベッドから離れようとしていた。俺はパティの肩を持ち抱きかかえるようにパティの上半身を起こした。
 パティはベッドに座るような姿勢になった。
「パティ、あなたの体の力は戻ってもう一人でちゃんと座ることができる。今からあなたの腕の風船を外していきます。まずは右から」
 パティの右手首から紐を外す振りをして言った。「はい、外れました」
 そう言うとパティの右腕は本当に風船の紐が外れたようにそのままだらりと落ちた。
「今度は左です。はい外れた」パティの左腕は右腕同様にだらりと落ちた。
 今度は左の腕が物凄く重くなる、重い、重い。どんどん重さが増して、下に落ちていく落ちていく。右も重い。右も同じようにどんどん重くなって落ちていく。落ちていく」
 パティの両腕がベッドから落ちてそのまま床につこうとした。パティの体は前屈みになり両方の腕はもう完全に床についていた。
「さぁ、今から私があなたの腕を触るとその重みは消えて物凄く気持ちがいい。気持ちがいい」
 そうして俺はパティの右腕をそっとなでた。
「今度は左腕です」そう言って左腕もそっとなでた。
「さぁ、私が触るととても気持ちがいい。さぁ、体の力を抜いてベッドに横になりましょう」
「パティ、体をなでられると気持ちがいい。私になでられると物凄く気持ちがいい。そして安心してゆったりとした気持ちになれる」
 俺はしばらくパティの体をさすり続けた。パティはやがてうっとりとした表情になり体の力を抜いてベッドに横たわっていた。
 催眠を掛け始めてから1時間位経過し、催眠深度もかなり深いところまで来ている。
 俺は、再び催眠暗示でパティを深化させた。
 さらに30分は過ぎただろうか、そろそろいろいろな物に変化できるほどの深度にまで達したと思い暗示でテストを行った。
「パティ、3つ数を数えるとあなたは猫になります。ワン、ツー、スリー」
「ニャーン」パティは泣き声を上げ、よつばいになりながらベッドの上を歩き出した。
「パティ、おいで」パティを呼び寄せ、パティの喉元を撫でた。「グルグルグル」パティはうれしそうに喉を鳴らした。
「パティ、3つ数を数えるとあなたは元の人間に戻って更に深い催眠状態になります。ワン、ツー、スリー」
 パティは俺に寄りかかるように眠った。
 ここまで深化できればキーワードを決めても問題ないだろう。
「パティ、今から言うことは心の奥底に覚えておくんだ。君は催眠状態が好きだね。とっても気持ちがよくって安心できる気持ちがいい。催眠状態になっているととても幸せだ。パティ、君は何時でもどんな時でも、僕に『パティは僕の催眠のとりこ』と言われると何時でもこの気持ちのいい深い催眠状態になれます。紀子、この『パティは僕の催眠のとりこ』は日本語でだ。キーワードは日本語にしておいてくれ」
「はい、ご主人様。キーワードは日本語にします」
 パティは相変わらず気持ちよさそうに眠っている。
「紀子、パティに暗示を復唱するように言ってくれ」「はい、ご主人様」
「パティ、君は、僕に『パティは僕の催眠のとりこ』と言われるとどうなりますか?」
「はい、私はカズヤに『パティは僕の催眠のとりこ』と言われると今のような深い催眠状態になります」
「OK、パティ、必ずそうなる。今言ったことは心の奥底に覚えておくんだ。普段は忘れているが、僕が『パティは僕の催眠のとりこ』と言うと深い催眠状態になります。今から3つ数を数えます。そうするとパティ、あなたは気持ちよく催眠から目覚めます。ワン、ツー、スリー」
「パティ、アー ユー オーライト?」
 パティは目をぱちくりして目覚めた。
「あれ、ここは?」パティが聞いた。
「なんか、画面を見てたら急に倒れて、しばらく眠っていたんだよ」
「そう、パソコンの画面を見てたら急にぼーっとしてその後、よく覚えていないよ」
「でも、気がついて良かった。急に倒れたんでびっくりしたんだ」
「そうよ、パティ。心配したわ」
「そうだよ。『パティは僕の催眠のとりこ』」
 パティはすーっと目を閉じた。
「さぁ、パティ、あなたはものすごく深い催眠状態です。今から3つ数を数えるとあなたはストリッパーになります。世界一のストリッパーで回りの観客にあなたの素敵な体を見せてあげましょう」
「1、2、3」
 パティは目を開けると立ち上がり体をくねくねさせながら一枚ずつ着ている服を脱いでいった。
 ブラウスのボタンを外し、スカートを脱ぎ、パンストを丸めながら脱ぐとパンティとブラジャーだけの姿になりしばらくダンスをしていたが、やがてブラジャーを外し、パンティに手を掛けゆっくりと脱いでいった。
 全裸になると足を組替えながら大事な部分をちらちらさせながら僕の前で踊っている。
「パティ、3つ数えると、また深い催眠状態になります。1、2、3」
 パティは踊るのをやめ、その場で目を閉じた。
「さぁ、パティ、今から3つ数を数えると君の手は自分の手じゃなくなる。そして物凄くオ○ニーがしたくなる。でも君の手は自分の手じゃないから自分の意志では動かせない。でも自然とその手はパティの一番感じるところに行って触ってしまう。触られると物凄く感じてしまう。今まで感じた快感の3倍の快感が得られる。さぁ、君の手はもう他人の手だ。1、2、3」
 パティはまだ目を閉じたままだったが、すぐに体をもぞもぞ動かしだした。そして右の手はパティの股の秘所へ左手はパティの大きな○パイへと移動していった。
 その様子をしばらく見ていた。俺は紀子を横に呼び、紀子の体を弄びながらパティの痴態を眺めていた。
 パティはそのままオ○ニーで絶頂を迎えた。
 その様子にすっかり興奮した紀子は、俺におねだりして来た。
「ああん、ご主人様。紀子に紀子のやらしいオマ○コがびちゃびちゃです。お願いします、ご主人様、紀子のオマ○コにご主人様の素敵なオ○ンチンを入れて下さい」
「いいよ、紀子。自分で入れられるね」
「はい、ご主人様。ありがとうございます」
 そう言うと何時もの様に紀子は自分の秘所を指で広げ、俺の息子を自分の秘所に挿入した。そして自分から腰をふり出した。
「ああ、ご主人様、気持ちいい。気持ちいいです。ご主人様のが私の中で熱くて奥まで、ああ、いく、いく、いく」
 そうしている間にもパティは第2ラウンドに突入していた。
 しばらく日本語と英語の喘ぎ声が紀子のベッドルームにこだましていた。
 紀子はパティが第2ラウンドを開始してしばらくすると絶頂を迎えた。
 俺は紀子を催眠で強制的に何時もの奴隷の紀子に戻し、またパティのトレーニングを続けた。
 快感に対するイメージを催眠と結びつけ、絶頂時の快感をさらに増幅し、暗示で俺に対する依存心と奴隷になった場合の快感が今の快感よりもっと強烈で身も心も俺に捧げるとこの快感が何時でも味わえると暗示を与えた。
 俺はパティをS○Xだけの事を考えるように指示し、更に俺に体を触られるのが幸せでものすごく気持ちのいいことだと言う暗示を与えた。
 そして、すでに快感の為にパティの頭の中は、俺とのS○Xの事だけになり、快感を貪ることしか考えられないメスへと変貌していた。
 俺は紀子の通訳を交え、パティに快感を貪ることは正しいことで奴隷になればこの快感はいつでも得られることを再度暗示で与え、パティを抱いた。パティはすでに理性など無いような表情をし、口は半開きで目の焦点は合っていなく、快楽の声を繰り返し上げている。
 自分で俺の体を向かえるように指示はしたが、理性のたがが外れてしまったのか、うまく命令を実行できなかった。
 俺はされるがままになったパティの足を開き、パティのぐちゃぐちゃになった秘所に俺の息子を挿入した。
 俺を迎え入れたパティは暗示で与えられていた俺とのS○Xは最高に気持ちのいいものという暗示で髪を振り乱し体を激しく動かし快感に身を任せた。やがてパティは絶頂を迎え、電池の切れたように動かなくなった。
 夢見ごこちで独り言を呟くパティに俺は暗示を入れた。
「さぁ、パティ、今のS○Xはものすごく気持ちが良かった。最高の気分で最高の快感、幸せいっぱいだ。今まで感じたことの無いぐらいすばらしい体験をしたね」紀子は、そのまま通訳した。
「これで、パティは僕とのS○Xなしでは生きていけない様になった。新しく僕の奴隷として生まれ変わった。さぁ、その証拠に誓うんだ」
「イエス。マスター。アイ チェンジド スレーブ、ミスター カズヤ、ユー アー マイ マスタ。アイ ワズ リボーン ユア スレーブ」「パティ、君は俺の奴隷になることを誓うな」
「イエス、マスタ。アイ スエア ツー オベイ ユア コマンド」
「OK、パティ。ユー アー マイ スレーブ」
「紀子、『今の事はパティの心の奥底に覚えておいて普段は忘れているが、また深い催眠状態に戻って奴隷のパティになったら自然に思い出す』こう伝えといてくれ」
「はい、ご主人様」今のご主人様の指示はパティの潜在意識の中だけに覚えておいて奴隷になった時に思い出すように伝えます」
「OK、紀子よろしく頼む」
「はい、ご主人様」
 それから紀子はパティにその事を伝えた。

 S○Xの絶頂が奴隷としてご主人様の俺に奉仕しているときの快感であるような暗示を与えて、心から俺に奉仕したくなるように暗示を与えた。この手法は、狂信者を生み出す洗脳つまりマインドコントロールに通じるやり方であったが、偶然にも涼子、パティはその巧妙な方法で見事に一也の奴隷と化した。今やパティは一也の僕として、生きるのが何よりの幸せと考えるようになった。

 一通りの暗示を与え終わるとすでに夜の7時を回っていた。
「パティ、深い深い、催眠状態になっているが、あなたは日本語が理解できます。私の日本語が理解でき、話すことも聞くこともできます」
 紀子にパティに日本語の暗示を聞きやすくするようにさせた。
 これで、多少の日本語は通じるようになるだろう。元々多少の日本語が分かっていて催眠状態下では、暗示により日本語が分かるという暗示でパティが勉強したであろう日本語やちょっとした会話で覚えた日本語などうろ覚えの日本語もはっきり思い出すことが出来るようになっていた。
 また、多少分からない単語がでてきたら前後の意味で推測した。ただし根本的に分からないことがあればそれは意味がわからないというように指示した。
 俺は、紀子に食事の準備をさせて、パティに日本語で暗示を続けることにした。
「パティ、あなたはこれからご主人様つまりマスターの言うことを喜んで聞きます。ご主人様の命令を聞くのがとてもうれしい。ハッピーだ」
「はい、ご主人様。私はご主人様の命令を聞くのがうれしいです」
 俺は、紀子が食事の用意を終えるまでの間、パティに催眠、覚醒を繰り返し行い催眠深度を深めていった。
 催眠を掛けていくうちにパティの明日の予定を確認すると明日は用事があると言い出した。
 紀子に聞いていた話からすると明日は中止せざるおえないと判断した。
 俺は日曜日の呼び出しを中止した。パティの下宿先は、大学のゼミの先生宅だと言うことで無用に呼び出したり、先生に目をつけられたりすることを避けるためだった。紀子によると何かとパティの事を気に掛けているみたいで用心の為、休日は避けるようにしなければならない。
 しかし、出来るだけ初期段階のうちに繰り返し暗示を与えることでより深い催眠状態が維持でき、できるだけ早い段階で反復を継続するのが望ましい。できれば日曜日にも紀子のマンションに呼び出しをして再度施術するのがベストだが、パティいわくその日は先生の家族と出かける予定になっているらしい。何日も前から約束し、パティ自信も楽しみにしているということなので無理に呼び出すと怪しまれる可能性もある。
 念には念をと言うことで施術は、月曜日の夕方に紀子のマンションで行うことにした。
 俺は、夕方学校が終わると紀子のマンションに直行し、そこでパティを再度、施術し催眠の反復と暗示の強化を行うことにした。
「今日は、パティにとってとても有意義な一日だった。明日、僕と紀子でTV電話の実験を行う。その結果を月曜日にこの紀子の部屋に聞きに来るんだ。分かったね、パティ」
「はい、ご主人様。私は月曜日の夕方に紀子のマンションにTV電話の件で来るようにします」
「あぁ、あとパティ、これもとても重要な事だから心の奥底に覚えておくんだ。パティ、君はいつでもどんな状態の時でも、『パティは僕の催眠のとりこ』と僕か紀子が言うと何時でも今の様に深い催眠状態になる事ができます。この事は、心の奥底に覚えておいて普段は忘れているが、『パティは僕の催眠のとりこ』と聞くと何時でも今の様な深い催眠状態になる事ができる」
「はい、ご主人様。私は『パティは僕の催眠のとりこ』とご主人様か紀子が言うと今の様に深い催眠状態になる事ができます。この事は普段は忘れていますが、『パティは僕の催眠のとりこ』と言う言葉を聞くと必ず深い催眠状態になります」

 俺は、パティの催眠を解き普段のパティの状態にした。事前の記憶の書き換えもうまくいき、紀子とパティの3人で楽しく食事をした。
「私、そろそろ帰らないと・・・」
「そうだ僕も帰らなきゃ、先生、ご馳走様でした」「一也君、今日はありがとうね。それじゃ、気をつけて帰ってね。また明日」
「はい、先生、また明日」
「パティさん、駅まで一緒に帰りましょう。駅まで送ります」
「サンクス、カズヤ。バイバイ、ノリコ、シー ユー ネクスト マンデー」
「バーイ、パティ、アンド 一也君」
 こうして俺とパティは紀子のマンションを後にした。
 駅でパティと別れ、俺は紀子の携帯に電話をした。
「先生、今、大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です。今、マンションで一人で食器の後片付けをしています。ご主人様」
「うん、明日だけど9時にそっちに行くから準備をしといてくれるかい? 涼子は何時に来るんだ?」
「一応、10時に駅で待ち合わせって事になっていますが、問題があれば時間の変更等の連絡はいたしますが」
「いや、問題ない。買い物の件は指示通りに涼子には伝えてあるな?」
「はい、ご主人様。指示通り、買い物は涼子の支払いでと言うことで予算は6万円程用意するように伝えております」
「よろしい。紀子、それじゃぁ、明日9時に。この電話が切れると何時もの様に作業を続けて自然に催眠から覚めていつもの紀子に戻ります。そして私が指示していた記憶が蘇ります。必ずそうなります。それじゃお休み、紀子」
「はい、お休みなさいませ、ご主人様」
 俺は携帯を切った。

 翌日の日曜日、俺は約束通り、紀子のマンションに向かった。
 いつもの様に紀子を携帯電話で催眠状態にし、部屋に入った。
「紀子、今日は明日の段取りの話だ。今日の買い物の後に段取りの話をすると、TV電話の設定などいろいろ試したいことがあるので時間がなくなる可能性がある。それじゃぁ、まずいから先に明日のパティの段取りを指示するからね」
「はい、ご主人様」
「じゃぁ、深く眠って、深い催眠状態になって僕の言うことを心の奥底に覚えておきましょう。明日、パティをここに呼び出した後、あなたはパティを深い催眠状態にします。そして、催眠、覚醒を繰り返したり、弛緩法を用いたりして催眠深度を深めます」
「はい、ご主人様。明日、パティをここに呼び出した後、パティを深い催眠状態にします。催眠や覚醒を繰り返したり弛緩法を用いたりしてパティの催眠深度を深めます」
「よし、催眠深度を深める方法は、後で涼子を使って練習しよう」
「はい、ご主人様。涼子を使って練習します」
「よろしい。紀子、今言ったことはいつもの様に心の奥底に覚えておきなさい」
「はい、ご主人様」

「話は変わるが、涼子にはちゃんとパソコンを持ってくるように言ってあるんだな」
「はい、ご主人様」
「確か、ここでテストしていた時にここで無線LANに入れたんだ。その時は別に気にしていなかったがホットステーション状態だと
 思っていたんだ。まだパスワードとか塞がっていなければ助かるんだけど、そればっかりはパソコンに無線LANアダプタが付いていないと
 調べ様がないからな」
「あの、申し訳ございません、ご主人様。今のお話ですが私には何のことかさっぱりわからないのですが・・・」
「ああ、紀子、気にするな。独り言だ」
「ああ、申し訳ございません、ご主人様」
「ま、先に調べた方が良いかもな」
「紀子、予定を変更する。涼子を呼び出せ。駅ではなく、このマンションに来るように伝えるんだ」
「はい、ご主人様」
 そう言うと紀子は携帯を取り出し、涼子に電話をした。
「あ、もしもし、涼子。私、紀子。今日の待ち合わせだけど、駅じゃなくって私のマンションに来てくれる?うん、うん、それでパソコンも持って来てるよね。パソコンも持ってきてよ。所で、今どこなの?うん、うん、じゃぁ、後20分ぐらいで来れるよね。う、うん、了解。はい、じゃあ待ってるからね。バイバイ」
「涼子はまだ電車の中で後20分程で着くそうです」
「分かった。それじゃ、準備をして涼子が着いたら涼子のパソコンを起動して無線LANアダプタを起動してネットワークに入れるかテストしよう」
「はい、ご主人様」
「それで、僕がテストをしている間に、涼子を使ってさっき言っていたパティの催眠深度を深めるための練習をするんだ。まずは僕がお手本を見せるから良く見ておきなさい。涼子は今日は催眠状態でない状態だ。部屋に入ってきてから紀子が迎えてキーワードを言うタイミングとかを練習するんだ。涼子が来たら僕はベッドルームに隠れるから」
「それじゃぁ、紀子、目を開けていつもの様に奴隷の紀子に成って今言ったことを練習してみなさい。僕は玄関から靴を取ってくるから」
「はい、ご主人様。いつもの様に奴隷の紀子になって涼子で練習をします」
 俺は靴をベランダに隠した。しばらくして涼子が1階のドアに来て、チャイムを押した。
「あ、紀子、私、涼子。ここ開けてくれる?」
「あ、ちょっと待ってね。開いた?」
「うん。サンキュー」
「紀子、それじゃ僕は隠れるから」
 俺はそう言うとベッドルームに行った。
「ピンポーン」チャイムが鳴った。
「はーい、今開けるね」
「ああ、紀子。お邪魔します。一也君はまだ?」
「うん、まだ。さっき連絡があってちょっと遅れるって」
「へー、そうなんだ」
「ところで、涼子、パソコンちゃんと持ってきた?」
「うん、本体と電源、それとマウス」
「ああ、マウスもちゃんと持ってきたんだ」
「そうなのよ、あの赤いポッチでマウスを動かすとイライラするからマウスは必須よ」
「そうね、私もそう思うわ。涼子。『涼子は僕の催眠のとりこ』」
 涼子はその場で固まった。
「涼子、ベッドルームに行きましょう」
「はい、紀子お姉さま」
 紀子は涼子を抱きかかえるようにしてベッドルームまで連れてきた。
「うん、タイミング的には問題ないな。それじゃ、僕がまず見本を見せてあげよう。紀子、パティの催眠深化は、ベッドルームでやるように、弛緩法や催眠覚醒の繰り返しにはマットが有った方がいいからね。そのまま催眠に入れて倒れる様に暗示をした場合なんか怪我なんかしたら大変だから」
「はい、ご主人様。催眠深化の時は、ベッドルームで深化させるようにします」
「よし、それじゃ紀子、よく見ておくんだ」
「さぁ、涼子さん。今あなたは深い催眠状態になっています。深い、深い眠りについています。今から3つ数を数えると、今よりもっと深い催眠に入ります。1つ、2つ、3つ、はい」
「深い、深い催眠状態です。物凄く気持ちがいい。気持ちがよくっていつまでもこのままの状態でいたいと思います。そしてこの快感のなかで何も考えずにこの気持ちのいい状態を楽しみましょう」

「紀子、この状態で4、5分そのまま寝かせて置くんだ。しばらくしたらまた来る」
「はい、ご主人様」
 俺は涼子のパソコンを起動しにリビングへと向かった。
 涼子のパソコンを起動し、俺はまたベッドルームに戻った。
「さぁ、涼子さん、3つ数を数えると催眠から目覚めますが、僕の指を見るとまた深い催眠状態になります。今よりもっと深い催眠状態になり、今よりもっと気持ちがいい。1つ、2つ、3つ、はい」
「涼子さん、大丈夫ですか?さぁ、この指を見て、この指から目が離せない。指先を見つめているとどんどん深い所に落ちていく、眠い、眠い。深い所に落ちていく。眠って、眠って。深い、深い催眠状態になりました。さぁ、体の力がどんどん抜けていくどんどん抜けていくと同時に深い深い催眠状態になります。もう完全に力が抜けてもう動けません。すごく気持ちがいい。ものすごく気持ちがいいです。10、9、8,7、6、もうすっかり深い深い、眠りについています。5、4,3,2、1、頭の中が真っ白、とても気持ちがいい。深い深い催眠状態です」

 俺はそのまましばらく涼子の様子を見ていた。
「さぁ、涼子さん。あなたの目の前にものすごく高いビルが建っています。何階建てだかわかりません。あなたはこのビルが何階建てだか物凄く気になります。さぁ、1階からどんどん上に向かって数えて行きましょう。数が大きくなるにつれあなたは、もっともっと深い催眠状態になります。さぁ、階数を数えましょう。1階、2階、涼子さん、あなたは階数を声を出して数えることができます」
「3階、4階・・・」涼子は階数を数えだした。
「紀子、30階くらいで暗示を与えてくれ。催眠深度が深まったと言う暗示を与えるんだ」
「はい、ご主人様」
「俺はちょっとパソコンを見てくる」
 Windowsが起動し、画面の下に無線LANアイコンが出てきている。おお、まだ生きてるな。
 俺は、そのままインターネットエクスプローラを起動し、ネットが使えるかどうかテストした。
 OKだ。まだ無線LANは塞がれていなかった。
 無線LANを切り、パソコンをシャットダウンしてまたベッドルームに戻った。

「71階・・・、72階・・・・」
 涼子の数がゆっくりとしか数えられなくなっていた。
「さぁ、涼子さん、もう何階まで数えたかわからなくなりました。そして深い、深い催眠になりました。気持ちのいい催眠状態です」
「紀子、数の数えが遅くなったら適当な所でカウントを止めさせるんだ。もう十分に深化しているから、それとゆったりとさせてしばらく余韻にひたらせてやるんだ」
「はい、ご主人様」
「さぁ、涼子さん、3つ数を数えるとあなたは深い催眠状態のまま目を開けることができます。1つ、2つ、3つ、はい」
「涼子さん、さぁ、目を開けて」涼子は視点の定まらない目をして目を開けた。
「さぁ、涼子さん立って、私が支えていると涼子さんは立ち上がることが出来ます。さぁ、立ちましょう」
 俺は涼子の体を支えながら涼子を立ち上がらせさせた。
「涼子さん、3つ数を数えるとあなたの体は後ろに引っ張られてその場でスーと倒れてしまいます。倒れてベッドに寝ると今よりもっと深い催眠状態になります。1つ、2つ、3つ、はい」
 涼子はそのまま何の抵抗も無くその場に倒れベッドに横になった。
「涼子さん、深い深い催眠状態です。物凄く気持ちがいい。しばらくこの気持ちのいい催眠状態を楽しみましょう」
「紀子、今のがざっとした手本だ。後、2、3分したら涼子を起こして、今度は紀子がやってみなさい」
「はい、ご主人様」

 紀子は俺の教えたように涼子の催眠を深化させていった。涼子はもうかなり深い所までの催眠深度に達していた。
 俺は一通り、紀子の施術をチェックした。
「うーん、OKだ。これだったら大丈夫だと思う」
「ありがとうございます、ご主人様」
 紀子は、満足げに微笑んだ。
「さて、それじゃぁ、買い物に行こうか」

 俺は、涼子と紀子を連れて秋葉に向かった。秋葉では、カメラとインカムを2セット購入し、帰宅した。
 思ってたよりも安く購入でき、いろいろできそうだった。
 俺は紀子のマンションに帰り、パソコンのセットアップをした。まずは紀子のパソコンにカメラをセットしその後、インカムを音声ボードにつなげた。カメラは自動認識し、付属のドライバーをセットしてセルフチェックでは、映し出された映像が、紀子のパソコン上に表示された。
「これでよしと、次は涼子のPCだ」俺は涼子のパソコンに紀子同様にセットアップしていった。涼子のパソコンも紀子同様に画像の表示が成功した。
「今度は、相手側の画像を写してっと、これでどうだ」
「おお、成功した。後は、このソフトと組み合わせればっとOKだ。えーっとまずは、テストっと」
 紀子のPCから涼子のPCを呼び出した。
 正常に呼び出されて紀子のPCには涼子の画面が、涼子のPCには紀子の画面が表示された。
「これで、2台間の通信が成功したと」
 何とか順調に進み、これで明日はパティに説明とデモが出来るようになった。
 理論的には、国内であろうが、海外であろうが同じ要領で繋がるはずだった。しかし、これは現地で実際に導入しない限りうまく動くかどうかは分からない。99%は大丈夫だが、パティの実家の通信環境がどうなっているかが分からないので、途中のネットワークが細い所だと画像がうまく映らないや、音声が途切れるといった現象が起こる可能性がある。
 さすがにそこまで実験をするわけにはいかないので、明日は、今日のテスト結果を元にデモを行い、するかしないかを本人に判断してもらう様にしないと・・・。
 テストは比較的順調に行ったが、とは言え初めての事で時間は結構掛かっていた。しかしながら当初予測していた最悪のパターンにはならなかったので夕飯前には片がついた。
「涼子さん、紀子先生」俺は二人を呼んでテストを実施した。
 まずは2台を横に並べて相互通信を行った。
「この手順でやればいつでも通信できます」
「それじゃぁ、涼子さんのパソコンをリビングに持っていって通話のテストをやってみましょうか」
 俺は涼子のパソコンを持ってリビングに移動した。
 紀子のパソコンを呼び出す。
「紀子先生、見えますか?」
「見える、見える。一也君。すごーい」
「ばっちりですね。涼子さんもやってみますか? どうぞ」
「ありがとう、一也君。紀子、聞こえる?」
「聞こえるわよ。ほんとすごいわね。こんなの簡単に作っちゃうんだから、一也君は天才ね」
「そんなに誉めても何にも出ないですよ。紀子先生」
「いや、本当に感心しているのよ。明日、パティに教えてあげればパティ、感激するに違いないわ」
「そうですね。明日、パティさんに見てもらって気に入れば買ってもらえばいいし、涼子さん、紀子先生、このセットどうします?」
「ええ、私はこのまま使ってみようかと思うんだけど、紀子は?」
「そうね、涼子と話せるし結構便利だわね。私もこのまま使いつづけようかしら」
「そうだわ、一也君、君も1セット買えば、パソコンで分からないところとか聞けるし、便利だわ。パソコンを教えてもらったお礼に買ってあげるから一也君もお家のパソコンに付けてくれればこれからも助かるわ」
「そんな、結構高いし、悪いですよ、涼子さん」
「いいって、いいって。遠慮しないでいいわよ、一也君。ほんのお礼の気持ち。それに今後これを使っていろいろ教えてもらうし先行投資って事であまり気にしないでよ」
「ちょっと、涼子。また一也君にいろいろ聞こうと思っているでしょう。なんかうまいこと言って一也君にまた甘えようと考えてるでしょう」
「あ、ばれた?ま、そう言うことだから一也君も遠慮しないで」
「え、なんか徳なのか損なのかよく分からないけど、それじゃぁ、遠慮なく甘えちゃいます。もし、パティが欲しいと言えば来週、また秋葉に行って一緒に買いましょう」
「ええ、いいわよ。パティが行かなくても一也君にはちゃんと買ってあげるからね、涼子お姉さんにどんと任せちゃいなさい」
「ははは、分かりました。涼子お姉さん、よろしくお願いします」
 そう言うと俺は、涼子にぺこりと頭を下げた。
「ところで、明日の件なんですが、パティさんに見せるのってこのセットが2台いるんですが、今日と同じように見せるのが一番いいと思うんですけど涼子さんのパソコン、このまま明日まで紀子先生の所に置いておくことってできませんか?」
「ああ、そうね。このまま見せるのにまた持って帰って明日持ってくるというのは面倒だわね。いいわ紀子、置いといても構わない?」
「私はいいけど、そうよね。明日見せるのにまた持ってきて繋げてっていうのは確かに面倒だわね。でも、一也君、明日って大丈夫なの?」
「ええ、大丈夫ですよ。でも学校の帰りに寄るんでどうしても夕方5時以降になってしまいますけど・・・」
「それは大丈夫だと思うけど、ちょっと待ってね。今、パティに聞けばいいじゃない。私、彼女の電話番号を聞いてるし」
「そうね、パティの予定もあるし、聞くのが一番」
「ですね。案ずるより生むが易しですよね」
 そう言うと紀子は携帯を取り出してパティに電話をした。
「ハイ、パティ、アイム、紀子。イズ イット グッド フォナ モーメント ナウ?」
「明日の夕方、5時ごろなんだけど何か用事ある?」
「そう、良かった。実は今、例のTV電話のテストをしていて明日、あなたにデモンストレーションしようと思っているんであなたの都合を聞きたかったの」
「ふふん、うん、うん、OK、ソー ツモロー アフタヌーン 5オクロック。OK、シー ユー ツモロー」
「今、電話して明日の事話したらOKだって。彼女喜んでたわよ、明日の夕方5時で問題ないって」
「それじゃ、明日5時で、僕は学校の帰りに寄りますから紀子先生、よろしく頼みます」
「いえいえ、こちらこそ、明日はよろしく頼みます、一也君」
「うーん、そうと決まれば、食事に行かない?なんかお腹すいちゃった、私」
「涼子ったら、でもお腹空いたわね」
「そうですね。もうこんな時間だし、食事に行きましょうか?」
「ちょっと待ってくれれば何か作るけど・・・」
「いいわよ、紀子。めっどっちいでしょ。外に食べに行く。うまくいったお祝いも兼ねて」
「そうですよ。先生、たまには外で食べましょう」
「そう言うのだったら、外へ行きましょうか」
 僕らはお祝いを兼ねて外に食事に出かけた。日曜日の夜ということで混んではいたが、僕達はレストランで食事をとった。
 涼子と僕はそのレストランから直接帰ることにした。

 次の日紀子は、いつもの様に学校に向かった。そして昼休みに学食で昼食を食べているとパティが声を掛けてきた。
「ハイ、ノリコ」「ああ、パティ」
「昨日はありがとう。今日、5時にあなたの家に行けば良いのよね」
「そうよ、待っているわね。今日は夜遅くまで大丈夫なんでしょう?」
「ええ、10時までに帰ればOKだよ」
「それじゃぁ、私んちで、ああ、パティ私の家もう覚えたわよね」
「ええ、大丈夫、一人で行けます」
 紀子はいつもの様に授業を受け、帰宅した。
 帰宅後、着替えをし、部屋の片づけをしながらパティが来るのを待った。一也もパティも5時の約束だったが、一也からひょっとすると30分ぐらい遅れるかもしれないと言うのを予め言われており紀子はパティの到着を待った。
「ピンポーン」玄関のチャイムが鳴った。
「はーい、どちら様?」
「ハイ、ノリコ。パティです」
「ああ、パティ、いらっしゃい。今開けるから」
「サンキュー、ノリコ」
 パティは紀子の部屋へと上がっていった。
「いらっしゃい。パティ」紀子はパティを招き入れるとリビングに通した。
「さぁ、パティ。ここに座って、お茶入れるわね。まだ、一也君、来ていないのもう少ししたら来ると思うからちょっと待ってね」
 そう言うと台所で紅茶の用意をして紀子はパティにお茶を入れた。
「どうぞ」
 紀子はパティにお茶を勧め、パティはリビングのソファーにくつろぎながら紅茶を飲んだ。
 紀子は、パティがお茶をテーブルに戻した瞬間にこう言った。
「パティは僕の催眠のとりこ」
 パティはその場に固まりぼーっとしていた。
 紀子は一也に言われた通りにパティの催眠深度を深めていくことにした。
「パティ、あなたは深い催眠状態になっています。ものすごく気持ちがいい催眠状態です。今からもっと気持ちのいい深い深い催眠状態になることが出来ます。パティ、3つ数えるとあなたは立ち上がることが出来ますが、深い催眠状態のままです。1つ、2つ、3つ。はい、立ち上がれます。パティ、私に付いて来て、ベッドルームに行きましょう」
「はい」
 紀子はパティの肩を抱きかかえるようにしてベッドルームまで連れていった。
「さぁ、パティ。ここに座って。そう、今あなたは深い催眠状態になっています。深い、深い眠りについています。今から3つ数を数えると、体中の力が抜けてベッドに横たわります。そして今よりもっと深い催眠に入ります。1つ、2つ、3つ、はい」
 パティがゆっくりとベッドに横たわりそのままぐったりとした。
「深い、深い催眠状態です。物凄く気持ちがいい。気持ちがよくっていつまでもこのままの状態でいたいと思います。そしてこの快感のなかで何も考えずにこの気持ちのいい状態を楽しみましょう」
 そう言うと、紀子は一也に言われた通り、この状態で寝たせ、チラッと時計に目をやった。そして4、5分そのまま寝かせた。
「さぁ、パティ、3つ数を数えると催眠から目覚めますが、私の指を見るとまた深い催眠状態になります。今よりもっと深い催眠状態になり、今よりもっと気持ちがいい。1つ、2つ、3つ、はい」
 パティの目が開くのを待って紀子は続けて言った。
「パティ、大丈夫?さぁ、この指を見て、この指から目が離せない。指先を見つめているとどんどん深い所に落ちていく、眠い、眠い。深い所に落ちていく。眠って、眠って。深い、深い催眠状態になりました。さぁ、体の力がどんどん抜けていくどんどん抜けていくと同時に深い深い催眠状態になります。もう完全に力が抜けてもう動けません。すごく気持ちがいい。ものすごく気持ちがいいです。10、9、8,7、6、もうすっかり深い深い、眠りについています。5、4,3,2、1、頭の中が真っ白、とても気持ちがいい。深い深い催眠状態です。さぁ、この深い催眠状態を楽しみましょう。このまま、ゆーったりとして、気持ちがいい。深い催眠はものすごく気持ちがいい。」
 紀子は、一也に教わったことを忠実に再現していた。
「さぁ、パティ。あなたの目の前にものすごく高いビルが建っています。何階建てだかわかりません。あなたはこのビルが何階建てだか物凄く気になります。さぁ、1階からどんどん上に向かって数えて行きましょう。数が大きくなるにつれあなたは、もっともっと深い催眠状態になります。さぁ、階数を数えましょう。1階、2階、パティ、あなたは階数を声を出して数えることができます」
「3階、4階・・・」パティは階数を数えだした。
 一也からの携帯が鳴った。紀子はパティの数えている横で一也の電話に出た。
「ああ、ご主人様。今、パティの催眠深度を深めている所です。はい、はい、それではお待ちしております」
「26階、27階・・・」まだ階数を数えている。
「パティ、あなたはもうすっかり、深い、深い催眠状態になりました。このまま、階数を数えるともっと深い催眠状態になれます。さぁ、続けましょう」
 パティはこっくりとうなずいた。
「31階、32階、・・・・」
 パティは、階数を数えつづけた。
「ピンポーン」一也が到着した。
 紀子は玄関まで迎えにきた。「紀子、パティはどんな感じだい?」
「はい、ご主人様。今のところ、順調です」

 俺は、ベッドルームに向かった。ベッドルームでは、パティがベッドに横になり、階数を数えていた。
「62階・・、63階・・・」
 パティは数がゆっくりとしか数えられなくなっていた。
「さぁ、パティ、もう何階まで数えたかわからなくなりました。そして深い、深い催眠になりました。気持ちのいい催眠状態です。このままゆったりとして気持ちよくこの催眠状態を楽しもう。気持ちいい、気持ちいい」
 俺は、パティを余韻に浸らせるようにしばらくそのままにした。
「さぁ、パティ、3つ数を数えるとあなたは深い催眠状態のまま目を開けることができます。1つ、2つ、3つ、はい」
「パティ、さぁ、目を開けて」パティは視点の定まらない目をして目を開けた。
「さぁ、パティ、立って、私が支えているからあなたは立ち上がることが出来ます。さぁ、立ちましょう」
 俺はパティの体を支えながらパティを立ち上がらせさせた。
「パティ、私が3つ数を数えるとあなたの体は後ろに引っ張られてその場でスーと倒れてしまいます。倒れてベッドに寝ると今よりもっと深い催眠状態になります。1つ、2つ、3つ、はい」
 パティの体を少しだけ後ろに引っ張るとパティはそのまま何の抵抗も無くその場に倒れて、ベッドに横になった。
「パティ、あなたは深い深い催眠状態です。物凄く気持ちがいい。しばらくこの気持ちのいい催眠状態を楽しみましょう」
 俺は、パティを催眠誘導し、深化させていった。紀子は俺が来るまでの間、俺の教えたようにパティの催眠を深化させていたようだ。パティはもうかなり深い所までの催眠深度に達していた。
 俺は一通り、パティに施術した。
 時刻は既に6時30分をまわっていた。
 ここまで来れば一応OKのはずだ。俺は、パティと紀子を一旦催眠から解くことにした。
「さぁ、二人ともよくお聞き、今から催眠を解きますが、あなた達は催眠から目覚めると今まで雑談をしていた事を覚えています。お茶を飲み、雑談をしていました。そしてついさっき僕が、遅れて来たことを覚えています。理由は緊急のホームルームが有った事です。理由は特に聞きませんが二人とも納得しています。さぁ、3つ数を数えると催眠から覚めて普段の紀子とパティに戻ります。そして今、言った記憶を覚えています。1つ、2つ、3つ、はい」
「すみません。パティさん、紀子先生。それじゃぁ、パソコンのTV電話の説明とデモを見せますね。先生、先生のパソコンの準備をお願いします」
「分かったわ、一也君。向こうで待っていればいいのね」
「すみません。こっちの涼子さんに借りているパソコンの方から呼び出しますから」
「了解。それじゃ、行ってくるわ」
「さぁ、こっちも準備するか。パティさん、今から隣の部屋にいる紀子先生を呼び出します。このネットワークはそれぞれ別のネットワークに繋がっているので、部屋は隣ですが、論理的に別のインターネットのプロバイダに繋がっているので、例えば、日本の東京と札幌と繋がっているのと同じ状態です」
「それで、このPCから紀子先生のパソコンを呼び出します。ええっと、これをクリックしてと、ちょっと待ってください」
 俺はPCを操作しながら、パティに説明した。
「よし繋がった。先生、聞こえますか?」
「はーい、聞こえますよ。一也君もパティも見えます。そっちはどうですか?」
「こっちもOKです。先生が手を振っているのが見えます」
 俺は、パティと交代した。
「ハーイ、紀子。すごい、すごい。見える、見える」
「そうね。涼子も私もすっかり気に入ってこれは、このまま使いつづけようって話になっているの。パティはどうするの?」
「うーん、正直に言うとどこまで使えるかが分からなかったんで迷っていたけど、十分に使えるよね。画面が途切れ途切れになるのは気になるけど」
「それは、回線速度の問題で、今の日本とアメリカの間は結構太い海底ケーブルを使っているのでそこそこ回線速度は速いって聞いているんで大丈夫だと思うけど、先生の所は回線速度が遅い方だから、残念ながら、これぐらいしか使えないです。だけど、先生の家ももっと早い回線に変えればもっとスムーズに画像のやり取りができると思います」
「そうなの、一也君?」
「はい、そうです、先生」
「回線かぁ。私の家もADSLとかにした方がいいのかしら」
「まぁ、そうですね。先生の所でインターネットをばりばり使うってあまり考えていなかったからこれでいいと思っていましたけど、やっぱ画像のやり取りするんだったら、最低でも2Mぐらいの速度が欲しいですよね」
「そう、だったらやっぱり涼子みたいに工事を頼まなきゃいけないの?」
「いえ、そんなことは無いけれども先生の家の電話回線の契約は確かISDNだったからその契約をアナログの電話共用型にしてADSLのモデムをつければ問題ありませんよ。そして必要だったら、今からでも契約できますけど、どうします?」
「そうね。値段とかは?」
「それもインターネットで調べられますけど、先生、それよりパティさんの・・・」
「ああ、そうだった。パティ、こんな感じだからなんとなく分かった?」
「ええ、ありがとう。ノープロブレム。一也君、ほんとありがとね」
「それじゃ、先生。涼子さんのパソコンで調べた方が早いですよ。僕がある程度探しておきますから」
「わかったわ。それじゃパソコンの電源切るね」
 まもなく画面が消えた。俺はTV会議用のソフトを落とし、IEを立ち上げN○Tのページに接続した。
「えーっとフ○ッツADSLと」
「どう一也君?」
「ああ、先生。もうすぐ値段が出ます。工事費が4000円と後、月々の使用料が3800円ぐらい。今電話代いくら位行っています?」
「6000円ぐらいかな」
「そのうち、インターネットの代金は?半分ぐらいかな?」
「それじゃ3000円ほどですね。うん、それだったら先生、こっちに変えた方がいいですよ。月の値段はそれ程変わらないけど速度が段違いに速くなりますよ」
「そうなの。なんかデメリットは?デメリット・・・、うーん今と比べれば無いですね」
「えー、そうなの、それじゃぁ、そっちの方がいいか」
「それじゃぁ、早速申し込みますね。ここの電話番号は?」「0XX-XXXX-XXXXよ」「0XX-XXXX-XXXXと、・・・。局までの距離はああ、意外と回線良好ですね。47MでもOKですよ」
「ええっと、それじゃぁ、申し込みしますよ」
「ええ、お願いするわ」
「はい、申し込みしました。多分、明日あたりにN○Tから工事の日程とかの案内の電話がかかってくると思いますが、工事日とか言っても局内工事だから先生は別に家にいても居なくても関係ないです。それと後、モデムとスプリッタを宅配便かなんかで送って来ますからその取り付けなんかは僕がお手伝いしますから」
「うん、それは甘えちゃうね。悪いわね、一也君」
「いえ、問題ありませんって。ああ、先生。もうこんな時間ですよ」
「ああ、そうね。今日は一也君食べてってくれるでしょう。パティもいいわよね」
「ええ、OKよ」
「僕も大丈夫です。家には言ってきているので」
「そう、それじゃ、ちょっと待っていてね。もう下準備が出来ているから30分ぐらいで食べれるから」
「はい、先生」そう言うと紀子は台所へと向かった。
「さて、パティさん、TV電話どうします?」
「うん、気に入ったわ。でも値段っていくらするの?」
「全部で1万5千円ほどです」
「そう、ちょっと微妙ね。2つで3万円か」
「ああ、実家の分も要るからですね。自宅にパソコンの詳しい人っていないんですか?」
「弟がいるけど、彼は、今、ミズーリにいるのよ」
「ミズーリですか、遠いですね」
「でも、今度休暇で実家に帰るって言っていたけど」
「それじゃぁ、弟さんに連絡してカメラとインカムを向こうで買って付ければ問題ありませんね。それだったら、そちらの両親だってお金を
 出してくれるでしょう」
「ええ、多分。国際電話代も馬鹿にならないし、今度聞いてみるわ」
「そうですね。相談して下さい。ところで、パティさん、『パティは僕の催眠のとりこ』」
「そのままここに居てくださいね」
「はい」
 俺は台所に行った。
「あれ、一也君、もうちょっと待っててね。パティは?」
「ああ、向こうにいますよ、紀子先生。ちょっと、いいですか?」
「何?一也君」
「紀子は僕の催眠のとりこ」
 紀子は、いつもの様に催眠状態になり、眼を閉じそのままの姿勢で、「わたしは、あなたの催眠のとりこです」と言った。
「紀子、料理の続きを。今日は涼子はくるのか?」
「いいえ、ご主人様。涼子は今日は用事があるとかで来ません。明日来る予定です」
「うん、わかった。明日か、今日はパティは後、2時間は大丈夫だな」
「はい、ご主人様。10時までに帰宅すると言っておりました」
「そうか、分かった。それじゃ料理を待っているから向こうでパティで遊んでいるから出来たら呼んでくれ」
「はい、分かりました、ご主人様」
 俺はパティのいるリビングに行きパティをベッドルームへと連れて行った。
「さぁ、パティ3つ数えるといやらしい奴隷のパティになるよ。1つ、2つ、3つ、はい」
「パティ、お前は何だ?」
「はい、私はご主人様の奴隷です」
「お前の使命は?」
「はい、私の使命は、ご主人様にご奉仕することです」
「よろしい。パティ、よくお聞き、僕か、紀子が『パティは僕の催眠のとりこ』と言うと何時でも催眠状態になれるよね。でも、これからは『パティは僕の催眠のとりこ』と言われると奴隷のパティになります。そう、今の様に奴隷のパティになるのです。そして奴隷のパティになれた証拠にこういう事ができます。『わたしは、あなたの催眠のとりこです』と答えることができます。いいですか?私が言ったことを繰り返して言ってみなさい」
「はい、私は『パティは僕の催眠のとりこ』と言われると奴隷のパティになります。そして今の様に催眠状態になり『わたしは、あなたの催眠のとりこです』と答えます」
「よろしい、パティ。この事は心の奥底に覚えていて普段は忘れていますが、そう言われると必ず今の様に深い催眠状態になり奴隷のパティになります。いいですね。1つ、2つ、3つ、はい。さぁ、これであなたは、何時でも『パティは僕の催眠のとりこ』と言われると奴隷のパティになります」
「はい」
「あと、パティ。私に命令されると必ず、命令を確認するのと、返事にはご主人様とつけなさい。いいね、パティ」
「はい、ご主人様」「命令の確認は?」
「ああ、申し訳ございません、ご主人様。私は命令をされると必ず確認します」
「よろしい、パティ」
「あと、もうひとつ、『あなた達は僕の催眠のとりこ』と言われても、あなたは奴隷のパティになります。この事も今と同じに心の奥底で覚えておきなさい」
「はい、ご主人様。『あなた達は僕の催眠のとりこ』と言われても私は、今の様に奴隷のパティになります」
「よろしい、パティ。それじゃ、服を脱ぎなさい」「はい、ご主人様。服を脱ぎます」
 そう言うとパティは服を脱ぎ始めた。俺も、自分の服を脱ぎ、裸になった。
「さぁ、パティ。おれの息子をしゃぶりなさい」「はい、ご主人様。ご主人様のオ○ンチンをしゃぶります」
 そう言うとパティはひざまずき俺の息子を口で咥えた。ぺちゃぺちゃといやらしい音を立てパティはおいしそうに俺の息子をしゃぶった。
 パティは懸命にしゃぶり俺の息子は元気になった。
「パティ、入れるぞ」
「はい、ご主人様」俺は、パティの中に俺の息子を挿入した。パティのアソコは俺へのご奉仕で十分に潤っていた。
「ああ、ご主人様、気持ちいいです。ああ、ああ、ご主人様」
 パティは俺とのS○Xの快感に酔いしれていた。そしてついに絶頂を迎えた。
「あーん、あ、あ、ご主人様、いく、いく、いく。あっ、あーん」
 パティは幸せそうな表情で眠っていた。
 パティとの1回戦が終わった頃、紀子が俺たちを呼びにきた。
 俺は、紀子の家に置いてある下着とガウンを着て、リビングに行った。
 始めは、パティを起こそうとしたが、気を失ったままなのでしばらくそのままにしておくことにした。
「冷めるから先に食べよう」
 俺は、パティに気を使うわけでなく、紀子の料理を食べた。
 紀子は、俺に媚びるでもなく、いつもの様に俺の横に座り、食事を取っていた。
 いつもながら紀子の食事はおいしかった。俺は食事をしながら紀子の体を触った。
 紀子も俺と食事をする時はそういうものだと分かっているので嫌がるよりむしろ愉しむようにしていた。
 俺と紀子が食事を愉しんでいるとパティが現れた。
「申し訳ございません、ご主人様。あの、ご一緒してもよろしいですか?」
「ああ、パティ、気がついたんだね。もちろん、ここにお座り。紀子、パティにも料理を出してあげなさい」
「はい、ご主人様」
 紀子は、パティの分の食事を用意するため台所に行った。
 俺はパティを紀子と反対側の隣に座らせた。
 俺は楽しく食事を終わり、まだ食べているパティの体を触った。パティはその刺激に耐えながら食事を続けた。
 パティは暗示により、触られて快感を得て、それに耐えながらいるという感覚に快感を覚えていた。
 食事を終え、紀子とパティで遊んでいると予定の時間が近づいた。
 俺は、パティの記憶と紀子の記憶を調整することにした。

「さぁ、紀子、パティ、ここに座りなさい」
「はい、ご主人様」二人はリビングのソファーに座った。
「さぁ、二人とも深く眠って、さぁ、深い催眠状態になります」
「はい、ご主人様。深い催眠状態になります」そう言うと二人はソファーにもたれるように眠った。
「さぁ、パティ、よくお聞き、そしてこの事は催眠から起きた後も覚えておくんだ。今日君は、TV電話の説明を受けていた。そして実験をしてとても気に入った。是非やりたいと思ったし、家族と連絡を取って導入しようと決めた。そしてその事はここにいる紀子や僕にも相談した。
 そしてアメリカの実家の方には弟に頼んで設置するように決めた。今度、弟に連絡してそう手配するように決めました」
「はい、ご主人様。私は、ずーっとTV電話の話をしていました。そしてTV電話をすることを決めました。弟に連絡をして実家の方の設置を願いします」
「うん、そうだ。パティ。そして催眠から目覚めるとその事を覚えているよ」
「はい、ご主人様。催眠から覚めてもそのことを覚えています」
「よし、パティ。次は紀子だ。紀子もパティと一緒にTV電話をやっていた。デモをしたり説明をしたりしていた。そして今の時間になった」
「はい、ご主人様。私はパティとご主人様と一緒にTV電話のデモや説明をして今の時間になりました」
「そうだ。紀子。それから二人とも、TV電話の説明が終わった後に3人で一緒に楽しく会話しながら食事をした。会話の内容は良く覚えていないが他愛の無い世間話だった。このことは催眠から覚めても覚えているよ」
「はい、ご主人様」紀子は返事をした。
「はい、ご主人様。TV電話の説明の後、3人で食事をしました。会話の内容は世間話で内容は良く覚えていません」
 パティはそう答えた。
「さぁ、3つ数を数えるとあなた達は催眠から覚めて普段どおりのあなた達に戻ります。そして今さっき言った、TV電話の話を思い出しますよ。1つ、2つ、3つ、はい」
「どうしたの、二人ともぼーとして」
「え、ああごめんなさい。一也君」
「パティさんも大丈夫ですか?」
「ええ、大丈夫です」
「でも、パティさんがTV電話を気に入ってくれて良かったです。いろいろやった甲斐がありますよ」
「おおー、一也。サンキュソーマッチ。ものすごく気に入りました」
「紀子先生も、涼子さんも気に入ったし、なんかTV電話のネットワークが広がりそうですね」
「そうね。パティも弟さんに実家の設置を頼むんでしょう」
「そうです。弟に頼みます」
「まぁ、国際電話代も馬鹿にならないし、このTV電話だったら固定費以外は無料だしすぐに元は取れそうですね」
「そうね、ランニングコストがフリーなのがグッドだわね」
 そう言ってパティは微笑んだ。
「パティさん、もしカメラとインカムを買うんだったら、僕に言って下さいね。秋葉まで一緒に買いに行きましょう。今度の土曜日だったら僕の方は空いていますよ」
「サンキュー、一也」
「そうよ。私にも言ってね。一也君と一緒に行くからね」
「サンキュー、ノリコ」
「また、くわしく決まったら連絡するからね、ノリコ」
「うん、分かったわ。あら、もうこんな時間」
 紀子は、時計を見てそう言った。
「あら、大変。帰らなきゃ」パティはそう言うと自分のバッグを持ち立ち上がった。
「そうしたら僕も帰ります。パティさん、駅まで一緒に帰りましょう」
「そうね。一緒に帰ればいいわね。一也君、駅までパティのエスコートをよろしくね」
「了解しました。先生」
「それじゃ、紀子。ご馳走様。ありがとう。また学校でね。シーユー」
「先生、ご馳走様でした」
「じゃ、二人とも気をつけて帰ってね」
「はい、それじゃ」
 こうして俺はパティを連れて駅に向かった。

< 続く >

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