催眠術師 鋭次03 (12)(13)

(12) 選ばれた新人ナース 紀子

 先日の昼下がりである。鋭次が、睡眠薬や催淫剤を、院長に貰いに行った時のことである。
 院長のデスクの上に、カラー写真つきの履歴書が、並べられていた。それらは、今年の春から採用された新人看護婦のものであった。
 院長が採用に立ち会っただけあって、どれもこれも美人揃いである。
 看護婦の年齢も、まちまちであり、看護学校卒業の18才の少女もいれば、30才過ぎの熟した女もいる。25才前後の色っぽい女もいる。
 院長により、いろいろなタイプの美人が集められ、この春から、看護婦として働くのである。
 軽く履歴書を見ていた鋭次は、一枚、途轍もなく引き寄せられる少女に目を付けた。
 彼女の名前は、坂井 紀子。
 今年、看護学校を卒業した18才の少女である。美人と言うよりは、可愛いと言った方が分かり易いだろう。
 この病院にも既に何人かいる、アイドル系の顔立ちをしている。小柄な身体ではあるが、元気一杯の可愛い笑顔で、誰にでも優しい、その対応ぶりは、アイドルよりも、看護婦に適していた。
 しかし、最近のアイドルにも負けないくらいの可愛さは、誰が見ても、虜にされるであろう。また、時折見せる、憂いを帯びた瞳は、彼女を守ってあげたい。虐めてやりたい。と、色々な気持ちにさせる。
 そんな彼女に、鋭次は目をつけたのである。院長に、申し入れをする。
「院長、新人看護婦を調教して、男に尽くすようにしてみましょうか?」
「調教ねえ・・・」
 院長は、どうしようかと迷っていたが、鋭次の腕前は分かっていた。
 前に、看護婦主任の藤原綾香を調教してもらい、今では自分の思いのままの女になっている。昨夜も、綾香と楽しんだばかりである。鋭次の功績を認めている院長は、断るのも悪いと感じて、一人くらいならいいかと返事をした。
「それでは、とりあえず、一人だけ、頼んでみるとするかね・・・」
「いいんですか?! 嬉しいですね!! さて、どの子にしましょうかね?」
 鋭次の目標は決まっていたが、とりあえず、迷う振りをしていた。
 院長も、その時は、少し気にはなっていた。自分の物にしたい、30才過ぎの色っぽい女を鋭次に取られるのではないかと、心配していたのである。
 しかし、鋭次は、そんな年齢の女を選んだりはしなかった。
「この子なんか、いいですかね?」
 鋭次は、適当に選んだ振りをして、履歴書を院長に見せる。
「ほおー、この子ですか・・・いいですよ」
 院長は、特に残念そうな態度は見せず、了承した。履歴書には、坂井紀子と書いてあった。
 院長にとっては、アイドル系の看護婦を、あと何人か増やそうとして採用した女であった。
 院長にとっては、それだけの事であり、それ程、興味はないようであった。
 鋭次にとっても好都合であり、院長にとっても、痛い損失ではなかったのである。
「それでは、この坂井紀子さんを調教させてもらいますよ」
 鋭次は、高まる期待を抑え、平静を装って、院長に言っていた。

「おはようございます。失礼いたしまぁす」
 元気な声で、新人ナースの 坂井紀子 が、鋭次の病室に入ってきた。
 鋭次は、肺炎の疑いがあるという名目で、VIP病室に入院していた。
 肺炎と言っても、他人や看護婦に病気が移るわけではなく、咳をしていなければ、通常の人間と、見た目の変わりはない。また、検査期間という事で、当分の間、この病室で、過ごす事が出来るのである。 鋭次は、同じく、元気な声で、明るく返答をした。
「おはよう! 元気だね!」
「はいっ。元気だけが取り柄ですから」
 紀子は、明るく笑い、自分より、少し年上の患者様に、返事をするのであった。可愛い笑顔は、どんな男でも虜になってしまうほど、可愛かった。
 鋭次は、写真で見た時よりも、実際に会ってみて、一層、紀子の可愛さを再確認したのであった。
「おはようございます。鋭次様」
 その後ろから、新人看護婦の教育係の 鈴木満里奈 が、続いて現れた。
 満里奈は、以前に、鋭次が人間ドッグを受けた時に、鋭次の担当の専属看護婦となった看護婦である。
 その時以来、鋭次の事を愛するようになり、鋭次の命令であれば、どんな事でも、喜んで引き受けるようになっていた。
 今回、新人ナースを教育すると言って、協力するように鋭次が頼むと、満里奈は嫌な顔一つ見せず、進んで引き受けてくれたのであった。
「おはよう。満里奈」
 鋭次は、満里奈にも、朝のあいさつをした。
「今日から、この階のVIP病室の担当になる 坂井紀子さんよ。よろしくね」
 満里奈が、鋭次に紹介すると、紀子は、ペコリとお辞儀をした。
「坂井紀子です。よろしくお願いします」
「ああ、よろしく」
 鋭次は、実物の紀子を見て、改めて可愛さを確認したのであった。
 その後は、特に込み入った会話もなく、他の部屋にも、順番に挨拶に行くということで、紀子は、満里奈に連れられて、次の部屋に行くのであった。
 紀子が去っていった後、鋭次は、どのように紀子を調教しようかと、考えるのであった。

(13) 新人ナース調教指令

 紀子の可愛さを再確認した鋭次は、お昼過ぎに満里奈を呼び出していた。
「ああ・・・鋭次様ぁ・・・待ってた・・・待ってたのよぉ・・・ああん・・・いいのぉ・・・」
 看護婦は、VIP病室の中にあるスイートベッドルームの上で、オッパイを愛撫されながら、ブラジャーを脱がされているところであった。既に、白衣は脱され、ベッドの側の脱衣カゴに置かれてあった。
 今、満里奈が身に着けているものは、ブラジャーとパンティとナースキャップだけである。そのブラジャーも、既に、フロントホックが外され、その内側に鋭次の手が滑り込んでいた。
 うっとりとなって、男のされるがままになっている看護婦は、男から、命令を受ける。
「実は、満里奈に、お願いがあるんだよ」
「あんっ・・・あんっ・・・はい、鋭次様。鋭次様のおっしゃる事でしたら、あんっ・・・なんでも・・・あんっ、お聞きします」
「そうかい。助かるよ」
 鋭次は、看護婦に対して、感謝したような表情を見せたかと思えば、その次には、ブラジャーを脱がしてしまっていた。そして、女の弱点を知り尽くしている鋭次は、双方のオッパイを、手と指と舌を使って、出来うる限り悩ましげに、愛撫を施した。
「ああーーん・・・いいーーー。気持ちいいのおーー!! 変になっちゃうーー!!」
 女は、上下左右に身体をくねらせて、悶えて感じていた。 それでも、尚、一層、鋭次の愛撫は継続されたのであった。女は、甘美な愛撫に、とろとろに蕩けさせられてしまっていた。

 通常であれば、午後2時過ぎからは、お昼の検温という事で、各、看護婦は、病室を廻ることになっているが、今後の治療方針の事で、打ち合わせをするという名目で、満里奈は、検温廻りを免除されていた。
 看護婦婦長は、どんな打ち合わせがあるのか分からないが、特に気にした様子も無く、それに同意した。
 また、新人看護婦の紀子の方も、午後からは、検温に廻るのではなく、今日はカルテの整理や看護婦詰所の清掃をするように命じられていた。
 紀子を他の患者に見せない様にするために、鋭次が、婦長に命令をしたのであった。
 それは、今後も、同様に、特に男性患者や男性医師に見られる事がないようにされるのである。
 そして、VIP病室の扉には、『重要な打ち合わせ中。入室厳禁!!』というプレートが掛けられていた。
 満里奈が、病室に入ると、部屋の内側にある二重扉が厳重に閉められ、部屋の外には声が漏れる事の無い、完全防音の部屋が出来上がった。これにより、看護婦がどんなに大きい声や悩ましい声を出しても、誰にも気づかれる事はないのである。

 しばらく、オッパイへの愛撫を実施していた鋭次は、続いて、下半身の方に、その手を伸ばしていった・・・
 綺麗な刺繍の入った薄いピンク色のパンティは、外から誰が見ても分かる程に、ベチョベチョに濡れていた。
「どうしたんだい? ベチョベチョじゃあないか?」
「ああーん・・・それは、鋭次様が・・・あんっ!! ああーーん!!」
 言い訳をしようとする女に、弱点である豆状の生殖器を撫でると、看護婦は身体をくねらせ、恥ずかしい声しか出せなくなってしまった。
「こんなに濡らしちゃって・・・」
 鋭次は、呆れたような言いながらも、濡れたパンティの上から、尚も、クリトリスへの攻撃を実施した。
「ああーーん・・・ダメぇーー・・・そこは、ダメぇ・・・」
 満里奈は、一層濡れていく下半身を感じつつ、おねだりをしなければならない事を思い出していた。
 そして、鋭次が、パンティに指をかけると、脱がしてもらい易い様に、自ら腰を浮かせて、それに応えた。
 パンティは、簡単に脱がされ、ブラジャーと一緒に、ベッドの側の脱衣カゴに投げ込まれた。
「一ヶ月・・・一ヶ月も待っていたのよぉ・・・ああん・・・」
 満里奈は、切なさそうに、甘い声で言った。
 鋭次は、お金の調達の為、美人銀行員の相手をしたり、高級マンション内で、自分の学校の新入生を召し使いにしたりして、いろいろ忙しい事もあり、一ヶ月という日時は、あっという間に過ぎてしまっていた。
「そうだったかな?」
 鋭次は、特に、悪びた様子も無く、下半身への愛撫を継続していた。

 満里奈は、最初、鋭次が、最上級の人間ドックを受けに来た時に、処女を捧げて以来、その後も、何度か、鋭次に呼び出しを受けて、可愛がられる事があった。
 最初のうちは、自分がどうして、鋭次に呼び出しを受け、可愛がられるのか分からなくて、恥ずかしそうにしていた時期もあったが、呼ばれる回数が増えるに従って、鋭次の甘美な女を悦ばせる愛撫は、満里奈をセックスの虜にしていった。
 そして、何時しか、満里奈は、鋭次以外の男とセックスが出来ない身体になってしまっていた。
 美人顔でスタイルも良い満里奈は、他の男性医師や若い男性患者から、言い寄られた事もあったが、「好きな方がいますので・・・」 と、丁重に断るのであった。
 また、それは、一人の時の自慰行為にすら、影響を及ばされていた。
 健康な女性である満里奈は、二日に一回は、眠る前になると、自慰行為を行っていたが、その様子も変わり始めていた。
 自慰行為をする時は、必ず、鋭次の事を思い浮かべながら、実行するようになっていた。そして、鋭次に可愛がられた時の様に、自分で慰めるのであるが、やはり、自分で行為を行っても、鋭次の愛撫とは、程遠い感じであった。
 最初のうちは、鋭次の事を思い浮かべながら、恥ずかしい愛撫を行うと、頂点に達する事が出来たが、何時しか、それも、徐々に、自分の行為では、達する事が出来なくなってしまっていた。
 満里奈は、鋭次に、女性を苦しめる禁断の催眠術を掛けられていたのである。
 行為自体は、この年代が行うにしては、悩ましく官能的な行為で、普通の女性であれば、すぐに達する事が出来る内容である。
 しかし、満里奈がその行為を行うと、イク寸前にまではいくのだが、その状態になると、身体の力が抜けて、どうしてもイク事が出来なくなってしまうのである。
 満里奈は、ここ最近、何度も、その焦燥感に襲われていた。
 そして、哀しい切なさの中で、自分の身体に起きている事実を思い知らされていた。
(ああ・・・私をイカせる事が出来るのは、鋭次様だけなのね・・・ああ・・・鋭次様に愛して欲しい・・・)
 満里奈は、自慰行為をする事は許されているが、決して、自分では、イク事が出来ない、強制的な催眠術を掛けられていた。
 満里奈は、その日も、パンティを着替えなければならない程に、ベチョベチョに濡らしたが、イク事は出来なかった・・・

「さあて、久しぶりに、ここはどうなっているかな?」
 鋭次は、既に、クリトリスへの攻撃で、ベチョベチョになっている秘壺に、二本の指を挿入した。
「ああんっ!! いいーーーー!!」
 満里奈は、鋭次の指の侵入に、身体をくねらせて、悦びを表現した。
「ほらほら、ここがいいのか?」
「あーーん! いいーー! いいのーー!」
 満里奈は、大きな声で、悩ましい歓声を上げていた。
 しばらく、二本指の抜き差し行為をしていた鋭次は、看護婦が、頂点に近づいている事に気づいていた。そして、交換条件となる最強の武器を出し始めた。
「そろそろ、フィニッシュだな! ”これ”でいいのか? ”これ”でいいのか?」
 鋭次は、二本指を抜き差ししながら、意味ありげに、質問をした。鋭次は、いつの間にか、全身、裸になっていた。
 そして、天を突く勢いで固くなっている自慢の巨根を、看護婦の手に握らせた。
 その途端、満里奈が、激しく懇願を始めた。
「ああーー!! お願いっ!! 指は嫌っ!! おちんちん・・・鋭次様のおちんちんを下さい!!」
「なんだって? おちんちんが欲しいのか?」
「はいっ! 欲しい・・・鋭次様のおちんちんが欲しいの・・・ああーん・・・」
 哀れな看護婦は、必死になって、恥ずかしいおねだりをした。

 もう、居ても立ってもいられない看護婦に対し、鋭次は、重要な指令を下す事にした。
「いいだろう。指の代わりに、おちんちんを入れてやろう。ただし、条件がある」
「ああん・・・嬉しい・・・何でもお聞きします。何なりと言って下さい・・・ああん・・・」
 満里奈は、念願のモノを入れてもらえるのなら、どんな事でも聞く看護婦になっていた。
「いいか、よく聞くんだ」
「はい、鋭次様・・・」
 満里奈が返事をすると、鋭次の目が光った。そして、そのままキスをされると、満里奈の目はとろーんとなって、指令を受ける体制となった。
 『明日から、三日間、お前に、新人看護婦の坂井紀子を預ける。』
「はい・・・鋭次様・・・」
 『お前は、坂井紀子をしっかりと調教教育するのだ!!』
「はい・・・鋭次様。満里奈は、がんばって、坂井さんを教育します・・・」
 『よく聞くのだ。調教教育というのは・・・』
「はい?! 専属看護婦としての・・・ですか?」
 『そうだ。それから、男性患者様、特に、VIP男性患者様に対しては・・・』
「えっ?! そんな事を? はい・・・分かりました・・・満里奈、がんばります・・・」
 『今から、行うキスにより、お前は、今言われた事を必ず、歓んで実施する事になる。分かったな!!』
「はい・・・鋭次様、んぐっ!! んーーー!!」
 満里奈が返事をすると同時に、激しい口づけが行われた。
 満里奈の目は、一層、とろーんとなり、今、命令された事を何が何でも実行しなければならない事を記憶に焼き付けられた。

「それでは、お望みのおちんちんを入れてやる!」
 とろーんとなっていた満里奈は、鋭次の声で、再び、官能の世界に戻ってきた。
「ああーん・・・嬉しい・・・あんっ!!」
 鋭次の巨根が、満里奈の秘壺めがけて、挿入された。
「あんっ、あんっ、あんっ、いいーーー!! いいのーーー!!」
 待ちに待ち望んでいたものを挿入されて、部屋中に、満里奈の歓喜の声が響き渡る。
「それっ、それっ、イケっ、イケよっ!!」
「あーん! イクーー! イッちゃうーー!!」
「オラッ、オラッ、どうだーー!!」
 鋭次は、止めのごとく、激しい抜き差しを行いと、満里奈の歓声がより、より大きいものとなった。
「イクーー! イクーーーー!!」
 満里奈は、断末魔の声を上げて、久しぶりに味わう最高の天国に昇っていった。これで、満里奈は、一層、鋭次から離れられない女になってしまったのであった。

 VIP室内にあるシャワーを浴びて、普通の看護婦の姿に戻った満里奈は、愛撫を受けながら、鋭次に念入りに説明を受けていた。
「気持ち良かったか?」
「はい、鋭次様。最高でした。また、お願いします・・・」
 満里奈は、天にも昇る気持ちを抑えきれないでいる。
 しかし、鋭次からは、厳しい交換条件の言葉しか出なかった。
「次は、三日後だな・・・」
「三日後ですか?」
「そうだ。満里奈が、きちんと調教教育出来れば、ご褒美として、大好きなおちんちんを挿入してやるよ。ただし・・・」
「ただし、何でしょうか?」
 満里奈が、不安そうに訊ねる。
「もし、きちんと調教教育が出来なかったら、ご褒美は無しだ!」
「そんな・・・」
「それだけじゃあないぞ! きちんと出来なければ、今後、俺は満里奈と会う事が無くなるぞ!」
「そんなっ!! そんな事になったら、私・・・」
 そんな事になったら、彼女は、一生、イク事が出来ない哀れな女になってしまうだろう。
 満里奈は、泣きそうな顔になって、不安になっている。 鋭次は、愛情一杯に激励の言葉をかけてやった。
「大丈夫だろう。満里奈なら出来るだろう?」
「はい、私、がんばります。でも、坂井さんが、私の言う事を覚えてくれるかどうか・・・」
「その辺りは、大丈夫だ。俺が婦長に、満里奈の言う事をちゃんと聞いて、教育を受ける様にする事を言っておく」
「そうですか。分かりました。それでは、明日から、がんばって調教教育をいたします」
「分かればいい。期待しているぞ」
「きちんと、調教教育出来れば、また、可愛がっていただけるのですね・・・」
「ああ。約束する」
「それでは、失礼します」
 時刻は、午後三時を過ぎていた。彼女は何事も無かったかの様に、VIP病室を後にした。

 彼女と入れ替わりに、新人看護婦の坂井紀子が、鋭次の呼び出しを受けていた。
 偶然なのかどうかは分からないが、満里奈と紀子が顔を合わす機会は、この時、無かったのである。
「お呼びでしょうか?」
 紀子は、明るい声で、元気にVIP病室に入ってきた。
「ああ。ちょっと、大事な用事があってね・・・」
「大事な用事って、何でしょう・・・あっ・・・」
 鋭次の瞳に見つめられると、紀子の目がとろーんとなり、その場に立ちつくす状態になった。
 鋭次は、二重扉を閉めると、紀子を部屋の中央に連れていった。
 何も分からない美少女看護婦は、とろーんとなった目で、鋭次の指令を待っていた。
 鋭次は、すぐに可愛がってやりたいという気持ちもあったが、順序を踏んでいきたいので、手早く、催眠術を実施する事にした。
 『これから、大事な事を言う。よく聞くんだ』
「はい・・・」
 『紀子ちゃんは、明日から、先輩看護婦の鈴木満里奈の言う事をよく聞いて、調教教育を受けるんだ』
「はい・・・鈴木先輩から・・・教育を受けます・・・」
 『満里奈の言う事は、絶対に覚えなければならない事だ。嫌がってはいけない。分かったね』
「はい・・・分かりました。覚えるようにします・・・」
 『いい子だ。それでは、今から俺のキスを受けると、今言った事が心に強く焼きつく事になる』
「はい・・・分かりました。んぐっ! んーー!!」
 紀子の瞳が、より一層、とろーんとなり、鋭次の言った事が、脳裏に焼きつけられた。
 こうして、紀子は、知らない間に、大切なファーストキスを奪われてしまったのである。
 紀子は、どんな用事で、鋭次のVIP病室に行ったのか覚えていないが、看護婦詰所に戻ると、再び、カルテ書類の整理作業を夕方まで、行うのであった。
 作業は、5時30分で終わり、仕事を終えた紀子は、看護婦寮に帰っていった・・・

 哀れな先輩看護婦は、明日から三日間、必死になって、新人看護婦を調教教育する事になるであろう。
 ここまでする必要があるのかどうか分からないが、これも鋭次の指向であった。
 実際のところ、満里奈を使わなくても、新人看護婦の紀子だけを呼び出し、奴隷にする事は出来る。
 しかし、それだけでは、ただの愛の奴隷看護婦になるだけで、面白味が無い。
 そこで、鋭次は、先輩看護婦である満里奈であれば、看護婦独特の何かを知っているかも知れないと睨んだのである。
 大体の調教教育プランは、伝えてあるが、実際、どの様な仕上がりになるのか、楽しみでもあった。
 そして、その楽しみは、三日後に、現実のものとなる訳である・・・

< つづく >

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