第三の眼 第一章

 ある日俺の中で何かが弾けた。
 どうも俺には特殊な能力が眠っていたらしい。
 それからは友人らを使って色々訓練を重ねた結果、自由に使いこなせるようになった。
 幸い今日から新しい学校だ。くくく……楽しい日々の始まりだな。

第一章~最初の得物~

「で、あるからして…」かれこれ20分間校長が話し続けている。
 俺は退屈なのは嫌いだが、一応式典と言う事もあって我慢はしていたが、いつの間にやら、夢の世界へと旅立っていた。
「新入生。起立」
 皆が立つ音で俺の目が覚めた。
(はっ…ん…あれ…なんで皆立っている…)
 俺の席は一番前だったので、一人だけ座っていたのはあまりにも目立っていた。
 周りからは、クスクスッと声が聞こえる。
 俺は慌てて立った。それと同時に、「一同、礼」と教頭が言った。
(初っ端から、恥をかいてしまったか。当分はクラスの笑い者だな。)
「では、1組から退場!」

 その後、教室に移動して担任からの諸注意を聞いている間にクラスを見渡した。
(さすが、女子が多いとは聞いていたがここまで綺麗だとはな)
 思わず、にやけてしまった。それほどまでに綺麗な子が揃っている。
 ロングで眼鏡をかけたいかにも優等生な子 ショートカットで幼さなさそうな子
 長身で気が強そうな子など様々なタイプの女子が同じクラスに居る。
(女子が35人に対し男子は俺を含めて5人か。本当にいい学校だよな)
 なぜ、こんな男女に偏りがあるのか、それはこの学校に原因があった。

私立聖光流学園…去年までは女子だけだったが、更なる生徒獲得のため今年から共学となった。
        しかし、お嬢様学校だった事から授業料がものすごく高く、一般庶民には敷居が高い。
        要するに、お嬢様お坊ちゃましか行けないとこってことだ。

「では、今日はこれでお終りにしましょう。起立 礼」
 皆が両親と共にずらずらと帰っていく。
 ちなみに俺の親は家庭の事情から今日は来ていない。まあ、どうでもいいことだけどな。
 そして、二人になった教室で俺は話しかけた。
「先生。ちょっと聞きたいことがあるんですが、いいですか?」
「え~と、君は葵君だっけ?いいよ。気軽に言ってみて」
 爽やかな声で答えたこの教師。
 名前は神奈美里 セミロングでふっくらした唇 そして唇の右下にあるほくろが妙に色っぽい。

「先生知っている? 俺は、人を操れることができるんだ」
「えっ…それって、催眠術の事?」
「おしい。でも、それに近いんだけどね」
「ほんとうに?ちょっとやってみてよ」
 興味津々に聞いてくる美里。
(やたらノリがいいな、この先生。大学気分がまだ抜けていないのか?)と思いつつも話を続けた。
「じゃあ、俺の額を見て」
 額を見る美里。じーっと見ていると葵の額から目が現れた。
 そして、美里の意識は遠のいた。

 如何してこうなったのか。これが最初に話した俺の能力である。
 俺は普通の人間と違い、目が三つある。
 普段は、額の裏に隠しているのだが、少し念じると第3の目が開く。
 その目を見た人物は、まるで催眠術に掛かったような状態になる。と言う事だ…
(やっと、堕ちたか)嘲るような笑みが口元に広がった。
 とりあえず、人目に触れてはまずい。鍵を閉めないとな。
 前ドア後ろドア共に鍵を掛け、美里を一番前の席へと座らせた。 

「美里。聞こえるか…」
「う…き…聞こえます。」
「美里 お前、教師は好きか…」
「は…はい」
「初めての教師生活で緊張していないか…」
「は…はい」
「じゃあ、大きく深呼吸しよう。スーハー」
「スーゥ ハァー」
「落ち着いたな。じゃあ、続きをしよう。生徒は可愛いか」
「皆…かわいらしくて…いい子だと思います…」
「そうだよな。教師にとって生徒は宝であり、生徒あっての教師だからな」
「はい…」
「そんな生徒がお前に悩み事を相談してきたら如何する?」
「はい…親身になって相談に乗りたいです」
「そうだよな。それでこそ教師だ。しかしな、一流の教師と言うのは生徒に従ってことが大切なんだ」
「し…従う?」
「そうだ。ただ、お前は未熟な教師だから、俺が今から暗示をかける。お前は一流の教師になりたいよな」
「は…い」
「目覚めると、お前の目の前に生徒が1人居る。その生徒がお前を一流の教師へと導いてくれる。
 お前は、その生徒が命令をしてくる事に対して一流の教師になるために、心では拒絶しても体はその通りに動いてしまうんだ。」
「はい…」
 良し。俺は心の中で叫んだ。
「これから10数える。10数え終った時にお前は目が覚める。覚めるが、何があったのかを思い出すことは出来ない。
 そして、目の前の生徒がお前に質問をしてくる。
 その命令にお前の体は意志とは関係なくその通りに動くんだ。わかったな。」
「はい…」
「では、始めるぞ。ひと~つ」
「ふた~つ」





「ここの~つ」
「と~お」

 美里は目が覚めた。
「えっ……私、眠っちゃったの?」
 目が覚めると、椅子に座っていて、目の前には葵君が居た。
「先生~困りますよ。質問の途中で眠っちゃ」
 そうだ…私、葵君に質問されていたんだった…
「えっと~、何だっけ?葵君。先生忘れちゃった」
 下劣な笑みを浮かべながら俺は言った。
「先生の下着についてどんなの?見せてくださいよ」
「な…何言っているのよ。」
 誰がそんな事をするものか。美里はそう思ったが…
「えっ……なに……手…手が勝手に……」
 美里の手がスーツへと伸び、やがてボタンを上から外していった。
「なんで…なんで… どうして止まらないのよ~」
 顔は恥ずかしさで赤く染まり、目からは涙が流れていた。
 無理もない。今日初めて会った生徒に自分の下着を見せようとしているのだから。

 その後、スカートのホックを外し、するするとスカートが落ちていった。
 下着は両方とも白か…ブラジャーにはフリフリが付いているな。可愛い物好きみたいだ。
「う…うっうぅぅっ…うっつっぅぅっ…」
 美里はまだ泣いている。
 しかし、時がたつにつれて、涙がひいていき、烈火の様に怒り出した。
「葵君。貴方何したの! 先生を早く元に戻しなさい!!」
(自分から、催眠術に掛かりたいと言ってきたのに…やれやれ、少しお仕置きが必要だな。)
「自分から脱いで何を言っているんですか?。もしかして、先生って露出狂?」
「そんなわけないでしょ。葵君が私に何かしたんでしょ。早く元に戻しなさい」
「へ~そんな口を利くんですか。謝るのなら今のうちですよ」
「何で、私が貴方に謝らなくてはいけないの!! いいから、早く戻しなさい!!」
 眉毛が釣りあがり、目が真っ赤に充血している。せっかくの美貌が台無しじゃないか。
「その言葉を後悔しなければ良いがな。美里!下着を脱げ。そうだなぁ~ストリッパーにでもなってもらおうか」

「な…」
 その言葉を理解した時、美里は地獄へと落とされた様に感じた。
 美里の手が、顔から首、そしてブラジャーへと這うように動いた。
「や…やめて…と…と…とまれ~~~い…いや~~あぁぁあぁぁぁっっ」
 ブラジャーが外れるとプルンと、胸が飛び出てきた。形は御椀型といった所か。
 今すぐにでも揉みたいが、その欲望を押さえ目の前のストリップに目を戻した。
 美里の手がパンティへに手を掛け、脱ごうとしたが、
「ストップ 後ろを向いて、ケツをこちらへ突き出せ。そうだ。腰を振りながら、脱いでもらおうか」
「い…いやああぁぁぁぁっぅっ」
 腰を妖艶にくねらせながら、パンティーを脱いでいく。
 まるで、男を誘っているような淫乱なダンスであり、むっちりとしたお尻が右へ左へと動いている。
 その行為に、ズボンの中の俺の物がギンギンに膨れ上がり、理性が吹き飛びそうになった。
 やがて、生まれたままの姿になった美里。
 肌は真っ白であり、胸はDぐらいだろうか。きゅっとしまった細い腰に自己主張の強そうなお尻、肉付きの良い太腿。
 まさに、女という体であり、今からすきにできる事を思うと、また興奮してきた。

「中々良いストリップだったぞ。才能があるんじゃないか。教師を辞めても再就職先が見つかってよかったな」
 意志とは関係ないとしても、自分がした淫らな行為を思い出し、恥ずかしさで、顔がまた赤くなっていった。
「あんたがやらせたんでしょ。私はあんな事好きでしないわよ!!はやく、戻し…」
 話の途中で、美里の口がふさがれた。濃厚なキスが美里を襲う。
 舌を絡めあい、なぞり、唾液を絡めあう。
「あふん…う…うん…あ…あん」興奮してきたのであろうか。美里から甘い声が出た。
 それから、どれくらい時が経ったのであろうか。
 ようやく、口を離したが糸を引いていた。それぐらい、濃厚なキスであったということであろう。
 美里の目は虚ろになり、どこか焦点が合わないようだった。
「今のは、挨拶代わりだ。気持ちよかっただろ?」
「は…はぃ ち…違う。気持ちよくなんかなったわよ」
 その言葉を途中で、美里は正気に戻った。
「じゃあ、なんでお前の股間から愛液が流れているんだ」
 はっ…として、自分の股間を見ていると、確かに流れていた。軽く、イッタのであろう。
 美里は反論も出来ずに、俯いてしまった。

「わるいわるい。このまま、SEXしてもいいのだが、それも面白くない。ちょっとゲームでもしようか」
「ゲーム?」美里は自分の胸と股間を手で隠しながら、尋ねた。
「そうだ。このゲームに勝てば、お前に何もしないで帰してやろう。だが、負ければお前は俺の奴隷になるんだ」
 帰してやる。その言葉に美里は一筋の希望が見えた。
 どうせ、ゲームをしなくても犯されるのは分っていたし、
 負けると奴隷になるというのは辛い条件だが勝てばいいのだ。そう、勝てば…
「どうせ、ゲームしなくても犯すんでしょ。わかったわ。やりましょうよ。ただし、勝ったら絶対に帰してよね」
「おっ、乗り気だなぁ。じゃあ、内容を説明しよう。ルールは簡単。3分間。お前にはオナニーをしてもらう。
 3分間でイッタらお前の負け。イカなかったらお前の勝ち。どうだ?簡単なことだろう」

「クッ…なんて、ゲームなの…」
 しかし、この状況を飲まなければ帰れる事はないだろう。
「仕方ないわね。わかったわ。ただ、私が手を抜いてもいいわけ?」
「ふふふ…その点については大丈夫だ。俺がお前にオナニーをしろと命令をする。
 お前の意志でオナニーをやられたら、手を抜かれて俺に勝ち目はないからな。じゃあ、始めようか」

 美里、オナニーをしろ。
「…ん、はぁ…」
 両手で、胸を揉み、撫で、乳首を摘んでいく。
 感度がいいのだろうか。体がびくんびくんと動いている。
 乳首も立ってきて、更に激しく胸を揉んでいく。
「あ…あぁ…ん」
「全く、いやらしい女だな。美里は」
 俺がそう言うと美里は
「はぁ、あっ…見ないで…」
 と言うが、すぐに自分の快楽の渦に飲み込まれて、すでに俺の事は気にしなくなった。
 手が下へと動き、割れ目に沿って動く、美里の指。
「あぁん…いい…いいの…」
 股間をまさぐり、クリトリスを摘み、撫でては甘い声を出す。
「もう…我慢できない…でも、あと…もう少し…はぁん」
 時間は後あと、1分を切っていた。
 50…

 40…

 30…

 20…
 胸を激しく揉み、股間を激しくまさぐり、腰をくねらせて快感にあえぐ。まるで、性欲を貪る獣のようだった。
 イキたい…けど、イッたら駄目…という葛藤がまた美里を興奮させていた。

 10…
 9…

 5…
 4…

 俺は呟いた。
「イケ…」
 その言葉によって、美里は一気に絶頂へと上り詰めた。
「はぁぁん…はぁあああっ…ああ、あはぁあ…」

「はぁ…はぁ…」
「残念だったな、あと、3秒って言った所か。じゃあ、約束どおり、俺の奴隷となってもらおうか」
「ず…ずるいわよ。そんなの卑怯じゃない…」
「でも、そんな事をしたら駄目だって言ってないだろ。聞かなかったお前が悪いんだよ」
 ニヤニヤと笑いながら、俺は言葉を続けた。
「じゃあ、奴隷宣言をしてもらおうか。私、神奈美里は、葵様を喜ばせるためだけに存在する奴隷です。
 奴隷は葵様の所有物なのでしたいときに奴隷のしたい穴をご自由に使っていただきます。
 また、葵様のどんな淫らな命令にも奴隷は従いますので、何なりとご命令なさいませ。と言うんだ。わかったか」

(何で私がそんな事を…)
「な…なんで…私がそんな事を…しなきゃ」
 パチン! 俺が葵の頬に平手打ちをした。
「甘ったれるんじゃねぇ!もう、お前は俺の奴隷なんだろ。奴隷がご主人様に口答えするんじゃねえよ!!」
「でも…」
 パチン!
「でも、じゃねぇ!早く言え。お前が約束したんだろ。それとも、生徒に嘘をつくのか?このニセ教師が」
 そこまで言われると、、最初の勢いは何処へやら、だんだん気が弱くなっていき、
「う…うぅっ…わ…私…か…神奈美里は…グスッ…葵…様…のど…ど…」
 どうも、奴隷とは言いたくないようだ。俺が美里を叩こうと手を振り上げた瞬間、美里が続きを言い始めた。
「ど…奴隷です。美里は葵…様の所有物なので…したい時に…美里の…うぅっ…したい穴をご自由に使っていただきます。
 また、葵様のどんな…み…み…淫らな命令にも奴隷は…し…従いますので、何なりとご命令なさいませ」

「先生自ら奴隷になりたいなんて、先生って変態なんですね。」
「そんな…葵君が言わせたん…」
 美里の言葉を途中でさえぎって俺は話した。
「あぁ?奴隷のくせに、口答えするんじゃねぇよ。この淫乱教師が。それにお前が自ら俺の奴隷になりたいと言ってきたんだろ。
 先生がそこまで言うんだったら、仕方なく奴隷にしてやるよ。あと、俺の事はご主人様と呼べ。わかったな。
 じゃあ、ご主人様のモノをズボンから出して、お前の口でしゃぶってもらおうか。なあ、淫乱教師よ」

 美里はこの罠から抜け出せない事を悟った…

< 第一章完 >

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