つい・すと 昔話3-3

昔話3-3 僕が僕であるためには(後編)

 シュンとちーが付き合うようになってからも、僕達は三人で頻繁に遊んでいた。ただ、恋人としての二人の時間を作るため、必然的に僕が輪に加わる時間は少なくなった。

 中学校の卒業式を控えたある日、二人と途中で別れて一人で駅前を歩いていると、女の人に声をかけられた。
 ナンパだった。女の人の名前はサナエさんといった。大学生で、もちろん同類の人だ。
 最初は警戒していたが、一緒にカフェに行き、意気投合した。叶と名前が似ていたこともあり、僕は少し運命のようなものを感じていた。そのまま、付き合うことになった。押しの強い人で、卒業式の日に、ホテルに連れ込まれて、初めて「二人遊び」をした。

 結果から言うと、遊ばれた。三度か四度ホテルで関係を持ったが、春休みも終わらないうちに、ぷっつりと連絡が途絶えた。電話をしてもメールをしても、着信を拒否されていた。

 遊ばれていたことに気づき、ショックでトチ狂った僕は、高校の入学式の日、「『僕は』平林 真琴です」と自己紹介した。
 ……冗談だ。いや、全くのウソではないけれど、自分を「僕」と名乗ることは、前々から考えていた。

 高校に入学するまで、僕は基本的に、自分のことを「わたし」と名乗っていた。きっと僕の母が、母の友達と話す時の一人称が「私」だったから、それを真似たのではないかと思う。
 たけど、自分を私と名乗ることに、違和感がずっとあった。「わたし」と言う時は、どうしても言葉を置きにいくようなしゃべり方になってしまうのだ。
 その違和感を「違和感」として認識したのは、礼佳先輩と付き合い始めたころだった。礼佳先輩に、「真琴、『わたし』って、言いづらそうね」と言われたのだ。
 当時の僕は、変な話だけれど、一人称は言いづらいのが当たり前だと思っていた。「わたし」という言葉が、自分に向いていない――なんてことは、考えつかなかった。
 その場で試行錯誤した。ちーと同じ「あたし」は、軽すぎてダメだった。「わたくし」は逆に重すぎた。「自分」は気持ち悪かった。「まこと」と名前で名乗ったら、礼佳先輩に呆れられた。「俺」は僕にとってシュンのものだったので、言えなかった。試しに「僕」と言ってみた。そうしたら、ウソみたいに綺麗に口から出た。
 それ以来、僕は礼佳先輩の前でだけ、「僕」と言うようになった。それでも家族やシュン達には、いろいろな思いがあって、「わたし」で通した。それは結果として礼佳先輩に対する特別扱いだったので、とても胸がときめいたのだけれど、そこには別の問題が沸いていた。

 当時の僕は、さすがに「男の子の仲間」からは卒業していて、どちらかといえば女の子側の世界にいた。僕自身も女の子として色気づいていて、ファッションや行動も、「女の子らしいところ」が増えていた、と思う。
 ただ、「僕」呼びがとてもしっくりきたことをきっかけに、僕はその生活に疑問を持つようになってきた。
 例えば、いわゆる「女の子のファッション」は、明らかに僕を表現するものではなかった。ファッション雑誌なんかもクラスメイトから回ってきて何度か見たけれど、なかなかしっくりくるものはなかった。とりあえず消去法で「元気な女の子」のファッションをしていたけれど、もっと中性的な方が、自分を表現できるのではないかと思っていたのだ。実際、当時は僕のしている格好より、シュンのしている格好をそのまま僕が真似た方がマシに思えた。もっとも、当時のシュンのファッションは割とやんちゃで、実際は真似る気にはならなかったけれど――その格好でもまだマシと思えるくらいには、当時のファッションに対して居心地の悪さを感じていたのだ(ただ、制服は「制服」だったので気にならなかった)。男の子のような格好が堂々とできていた小学生時代は、僕にとってモラトリアム(猶予期間)だったとそこで気づいた。

 ただ、当時の僕は、それを表に出す勇気がなかった。礼佳先輩にもだ。それは、単に「気恥ずかしい」という理由もあったけど――この頃にはインターネットなどで、レズを含めた性的少数者の知識やエピソードを相当に蓄えていたので、カミングアウトにはほとんど確実に代償が伴うことは分かっていた。だから、怖かった。当時、僕がレズであるということは礼佳先輩を除けば、シュンとちーの二人にしか言っていなかった。しかも、最小限の話しかしていない(その「最小限」の範囲はそれなりに大きいのだけれど)。二人とも、僕にとってそれを明かす必然性があったから明かしたのだけれど、二人の反応は、僕にとっては既に相当幸運なものであるとは理解していた。だから、それに加えて「表現としての男装趣味」――いや、「男の子のように見せたい」のではなく、「性別不明っぽく見せたい」という感じの欲求だったので、「男装趣味」と言い切るのは少し違うかもしれない。まあ、細かいことだけど――をさらに明かすのは、気持ちの面でのハードルが高かった。

 礼佳先輩と別れた後は、失恋の痛みを紛らわすため、柔道により一層打ち込んだ。おかげで秋の大会では部活人生で一番の活躍をした。そうすると、僕は急激にモテるようになった。男の子だけでなく、女の子にもだ。
 モテるのは嬉しかったけれど、そういうのをきっかけで近づいてくる女の子の大半はレズやバイというわけではなく、むしろミーハーなストレートだ。残念ながら僕の気持ちを満たしてくれる子はいなかった。
 むしろ、中学卒業までアイドルのような扱いを受け続け、このままで良いのかと思うようになってきていた。僕の性的興味に適う可能性がある人はそうはいない。その事実を隠しておくのは、僕にアタックしてくる男の子や女の子に対して申し訳ない気がしたのだ。……もちろん、「うっとうしい」というのも、正直あったけど、中学校を卒業する頃にはだんだん、みんなにはっきりさせた方が良いんじゃないかと思うようになってきていた。

 そういう風に悩んでいた僕にとって、「やり逃げ」されたことがカミングアウトの方向に走らせた決定打だった。
 あのときの僕は、礼佳先輩をもう失っていたので、自分がレズであることについて話せる相手がいなかった。
 つまり、すごく孤独だったのだ。だから、レズであることを明かせる相手に、簡単に引っかかってしまった。シュンやちーという親友がありながら、孤独に負けてしまうなんて、僕にとっては屈辱以外の何物でもなかった。何より、シュン達に申し訳なかった。
 だから僕は、このまま我慢していても、もういいことはない、と決断する。それが、入学式の日の「僕」に繋がった。

 まあ、それ以外の理由がないというわけでは、なかったのだけれど――ともかく、そういうきっかけになったという意味で、サナエさんとの関係は、今は後悔していない。代償は少し――いや、かなり、大きかったけどね。

 その入学式の日、シュン達には登校時に、「もう、あんまりごまかさないことにするから」と告げた。
 シュンは心配そうに「大丈夫か?」と言ったが、僕の意思が固いと知るや、「頑張れよ。何かあったら言えよ」と言ってくれた。ちーも、黙ってうなずいていた。
 そして同じ日、家に帰り、両親にカミングアウトをした。母は驚いていたが、むしろ合点がいったという様子だった。なんで分かったの、と聞いたら、「真琴のお母さんだから」とだけ言って、微笑んだ。
 一方、父の説得は難儀したけれど、僕が根気よく説得した結果、数ヶ月後には受け入れてくれた。今では真面目な顔で、「男の影にビクビクしなくて良くなった」と言っている。もちろん冗談だろうけど。
 関係ないけど、弟にカミングアウトしたのはほんの最近だ。僕は弟に対しては楽観的だったけれど、せめて中学卒業くらいまでは待った方が良いという両親の判断でそうなった。弟もうすうす感づいてはいたらしく(「僕」呼びしていたのだから当たり前だ)、受け入れてはくれたが、翌月に部屋に行ったら、本棚の奥の方に僅かに見えていた、「百」で始まる雑誌が姿を消していた。――どうやら、弟の性癖が一つ、犠牲になってしまったらしい。ごめん。

 そんな風に自分をさらけ出し始めた僕だけれど、予想外の出来事が二つあった。
 一つは、告白される回数が中学卒業前より増えてしまったこと。僕のファッションや態度は日々「女の子らしくない」ものになっていったのだけれど、却って男女ともにモテてしまった。
 もう一つは――僕が「レズの女の子」ではなく、性同一性障害だと思った人が、思ったより遙かに多かったことだ。
 実は、両親にカミングアウトしたとき、母に「真琴は『男の子』じゃないの?」と聞かれていたので、懸念は少しあった。ただ、間の悪いことに、ちょうど同時期、性同一性障害を扱ったドラマがヒットしたせいもあり、僕が性同一性障害だという噂の方が、レズだという噂より強いようだった。
 自分をさらけ出した結果誤解されては悲しいけれど、かといって大声で公言するほどの勇気は無かった。だから、告白してきた子のうち、間違った噂を聞きつけていた子やそもそも何も知らなかった子に対しては、事実を説明することにした。反応は様々だった、とだけ言っておこう。
 ただ、噂が錯綜していたせいか、告白してきた子の中に、ゲイの子と、性同一性障害(身体は男で心が女)の子が一人ずつ混じっていた。二人に対しては事情を説明した上で、友人になってくれとお願いした。おかげで、今でも二人とは交流がある。

 そんなこんなで僕がレズだというのは、何となく定着していった。そして思った通り、問題も起きた。拒絶反応は男の子からもあったけれど、予想通り、女の子からのほうが強かった。何があったか、については勘弁して欲しい。ただ、結果としては、乗り越えることはできた。例として一つだけ言うと――誰よりも早く部活を始め、誰よりも遅く終わるようになったので、練習には打ち込めた。というか、筋肉が増えた。

 代償は大きかったけれど、僕は全く後悔していない。その分得たものも大きかった。
 何より、気分が楽になった。高二に入る頃には、シュンとちーには躊躇もごまかしも無く「僕はレズだ」と言えるようになった。そうすると、シュンはおもしろがって、僕が「あたかも男であるかのような」からかいをするようになってきた(「男らしくないな」、とか)。もちろんそれは、「僕は女だ」と返ってくるのが分かっていて言ってるのだ。そして言うまでもなく、それは僕がこれまで受けてきた性関係のからかいとは、意図も内容も全く違うものだった。
 「そういうやりとり」をシュンとできるようになったのはとても嬉しかったけれど、ちょっとだけシャクだったので、逆に僕とシュンの二人だけの時は、シュンにセクハラっぽい質問攻めをしてやった。例えば、「男が勃起する時って、どんな気分?」とか。あと、気になる子ができてからは、シュンやちーに恋愛相談を持ちかけるようになった。もちろんシュンやちーは恋愛の場数が多いわけではないし(シュンは二人でちーは一人だ。間違いない)、そもそも状況も前提も違いすぎるので、参考になるとは全然思っていなかった。でも、そういう相談ができるということ自体が重要だった。
 そして、もう一つわかったことは、レズであること以外の全ては、はっきり言って「大して問題ではない」ということだった。高校に入ってから、思い切って一つずつ、髪型もファッションも変えてみたけれど、男装趣味も、レズだと知られていれば「ああそういうことか」で済むし、知られていない人には却って「そういう人ではないか」と何となく察してくれる。それは、ごまかしを止めた今となってはむしろ願ったり叶ったりだった。性同一性障害のように、誤解を生む場合もあったけれど、そうなった場合に初めて説明すればいい。

 問題が一段落してからしばらく後。彼女に出会ったのは、高二の夏の大会だった。

 その子の見た目は、単なるギャルだった。彼女は大会を見に来ていただけらしく、同じようなギャルの友達と話し込んでいた。
 彼女を見つけられた理由は、今でも分からない。僕の「レズレーダー」が反応したとしか言えなかった。ただ、何となく目にとまった。もっと言うと、惹かれるものがあった。
 それとなく近づいてみた。彼女の隣にいた子はミーハーちゃんだったので、彼女を手がかりにあっさり連絡先が交換できた。目当ての子は、根津 あきら(ねづ・あきら)ちゃんと言った。他校だけど、僕と同学年だ。
 彼女の友人も含めて何度か会ったけれど、あきら――あきちゃんが同類であるかを断定するのは、簡単ではなかった。ただ、不審な点はあった。多くの女の子は、身だしなみのためにポーチを持ち歩くのだけれど、あきちゃんはそのポーチを二つ持っていたのだ。しかもどちらも大きめで、中身がパンパンに入っていた。それは僕にとって決定打ではなかったけれど、何かあると思わせるには十分だったし、僕はそのミステリアスさにどんどんと引き込まれていった。

 秋頃になって、恋に落ちる一歩手前まで来ていた僕は、思いきってあきちゃんを呼び出した。それまでは必ず誰かを一緒に呼んでいたけれど、その日初めて二人でカフェに入った。あきちゃんは何も警戒していなかったので、話はいつも通り盛り上がった。
「あきちゃんは、紅茶好きだよね」
「え、うん。よくうちで飲むんだ」
「自分で淹れるの?」
「うん」
「へえ。他の人にも淹れたりするの?」
「うん」
「そうなんだ。彼女とか?」
「彼女なんていないよ」
 あきちゃんは溜息をつきながらそう言って――固まった。決め手だった。僕がにっこり笑うと、あきちゃんは数秒の沈黙の後、長い髪をかき上げながら、
「……あー、バレてたんだ」
 とつぶやいた。

 一旦口を割らせてしまえば、後は簡単だ。
 あきちゃんには、二つの顔があった。ギャルとしての顔と、レズとしての顔だ。ここでいう「顔」というのは比喩ではない――ギャルでいるときのメイクと、レズを表に出すときのメイクが全く違うのだ。あきちゃんは、学校に通うときやあきちゃんの友達に会うときはバッチリとギャルメイクをきめ、下校途中や友達と別れた後にトイレに入って、ギャルメイクを完全に落とし、もう一つのメイクに変えるという生活を送っていた。だから、持ち歩く化粧品があんなに多かったのだ。
 それは最早、執念だった。普段の生活では、レズであることを絶対に悟らせない、という。
「中学校で、ものすごくいじめられたんだ」
 と、あきちゃんは言った。その内容は、僕が高校に入って食らった「問題」より、遙かに酷かった。だから、あきちゃんは実家から遠い高校を受験し、そこでギャルとして高校デビューを果たしたのだという。

「……なんで分かったの?」
「僕にもわかんない。何となくそう思っただけ。でも、同類はわかるっていうから――レズの勘かな」
「えっ?」
「……え?」
 きょとん、とした目で、あきちゃんは僕を見た。僕も驚いた。あきちゃんは、僕がレズだとは気づいてなかった。
 どうやら擬態するのはこんなに得意でも、「レズレーダー」の性能は低かったらしい。

 僕はあきちゃんにせがんで、翌週にまた二人で会うことになった。待ち合わせのターミナル駅に早く着いてしまった僕は、柱に寄りかかってあきちゃんを待っていた。
「お待たせ、真琴」
 その声が聞こえ、振り向いた。その時の衝撃を、僕は忘れない。

 天使だと思った。気を失いそうになった。いや本当に。

 言われなければ絶対に分からない、僕が知っていたあきちゃんとは別人の顔。柔らかい目元、淡い口紅に彩られた小さな口。ウェーブのかかった、薄い色の髪。ピンクのワンピースの胸元にはリボンがなびき、白の薄いカーディガンを羽織った艶姿。

 僕はそのまま、恋の崖に自らダイブした。

 その日のうちにあきちゃんに告白した。あきちゃんは少し戸惑っていたけれど、二週間後にOKの返事が来た。
 他校だったし、あきちゃんの希望である程度遠出する必要があったので、二週間に一度くらいの頻度でしか会えなかったけれど、二人の時間はその分濃密だった。あきちゃんはデートの間、絶対に僕の手を離さず、常に僕にひっついていた。あきちゃんに対して「うっとうしい」という感情が死滅していた当時の僕は、それが嬉しくてたまらなかった。クリスマスイブの夜に初めて一夜を共にしてからは、その勢いがさらに加速していった。
 あきちゃんからは、会えなかった日も会えた日も、一日に一度、必ず長いメールが来た。あきちゃんは僕以外にレズであることを話せる人がいなかったから、気持ちはよく分かった。本当はあきちゃんのために、シュンやちーに引き合わせたかったのだけれど、これはあきちゃんの恐怖心が強くて、実現しなかった。

 しかし、高三になって大学受験を控え、予備校に通い出すと、ちょっとずつ風向きが変わり始めた。
 僕とあきちゃんは同じ予備校に通ったけれど、予備校ではあきちゃんはギャルだった。あきちゃんの同級生もいる以上それは当然のことで、僕との関係もおくびにも出さなかった。
 そして、同じ予備校には当然、シュンとちーもいた。僕は結果として、あきちゃんといるよりシュン達といる時間の方が長くなった。

 これがあきちゃんには辛かったらしく、僕とあきちゃんとの関係はだんだんギクシャクするようになってしまった。「一緒にいたいけど、関係を表に出せない」というあきちゃんのジレンマ(僕のジレンマでもあった)に、あきちゃんの感情は耐えられなかったようだ。さらに、あきちゃんの独占欲が少し強かったせいで、僕がシュンやちーと仲良くしていることがかなり嫌みたいだった。だけど僕は、シュン達との関係も大事で、ないがしろにするわけにはいかない。何より、他でもないシュンやちーとの関係にケチをつけられること自体に、反感を覚えてしまった。そういった不平や不満は言ったところでどうにもならないのだけれど、女の子は誰でも、理屈で割り切れない部分を持っている。それは、僕もあきちゃんも決して例外ではなかった。

 あきちゃんが目指していたのが地方の大学だったこともあり、結局は、あきちゃんが目標の大学に合格した日に、別れを告げられた。センターが終わった頃にはもう、二人の関係が終わりに向かっているのはお互い分かっていたけれど、別れの日まで、あきちゃんは僕へのメールだけは絶対に欠かさなかった。最後のメールには、僕への感謝の言葉と、周りに自分をごまかしたことへの後悔(自分がもっと素直だったら、こんなことにはならなかった――そうあきちゃんは言った。そう言わせてしまったことが、僕のふがいなさだった)、そして大学ではもっと自分に正直になる、という決意の言葉が並んでいた。メールの最後には、「いつか真琴みたいにカッコイイ人間になって、新しいカノジョを連れて、真琴の前にまた現れてやりたい」と書いてあった。
 それ以来、あきちゃんは電話番号もメールアドレスも変え(最後のメールにそう書いてあった)、一切の連絡は途絶えた。けれど、きっとあきちゃんは大学で羽ばたいている、と僕は信じている。

 ――いつかあきちゃんが僕の前にまた現れたら、あきちゃんはきっと、カッコイイ天使になっているのだろう。

< つづく >

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