2日目・夜2 実践
ビビった。
あのマコトが。
あれだけ格好良くて、堂々としていて、ヘタすりゃ俺より男らしいときもあるマコトが。
「はい、ご主人様」と言った。叶に対して。
しかも、不承不承ではなく。
完璧に、恍惚の瞳で。
目の前では、マコトが叶に身体にキスの雨を降らせている。だが、俺の頭はまだ先ほどの衝撃を消化し切れていない。後ろから俺に抱きしめられている千晶も、動きが完全に止まっていた。きっと、俺と同じ気持ちだろうと思う。
衝撃が落ち着いた頃には、マコトは叶のおっぱいを重点的に責めていた。
叶の全身が震え、おっぱいがたぷたぷと揺れる。その姿が俺の脳髄を直撃し、身体の奥が一層熱くなった。
そして、そのおっぱいを舐め回すマコトの表情――それはまるで、マコト自身が舐め回されているかのような、蕩けたものだった。
「心と身体は違う」、というさっきの言葉がよみがえる。マコトは決して、叶に愛撫をされていない。しかしマコトは確実に、快楽の海に溺れつつあった。マコトは、確かに心で、精神で叶とセックスをしている。
★
「ご主人様ぁ……僕、おまんこがもう耐えられませんっ!」
マコちゃんはそう叫んで、カナちゃんに許しを請う仕草をした。すぐにシックスナインの姿勢になって、二人でお互いのアソコをいじめ始める。
きっとマコちゃんはカナちゃんのために、我慢できなくなったフリをしたんだと思う。「耐えられない」っていう腰の動きをしてたのは、どっちかというとカナちゃんの方だった。
そんな風に、妙に冷静なあたしは、二人のスるところを見つめていた。自分でも何やってるんだろうと思うけど、びっくりしすぎて却って冷静になってるのかもしれない。
マコちゃんがカナちゃんをご主人様と呼んだのは、驚いた。だけど、カナちゃんは割と強引でお姫様体質なところがあるので、ちょっとお似合いかもしれないと思った。
二人がしているのは確かにいやらしいことだったけど、あたし達が二人でスるものとはちょっと違う。あたしが俊ちゃんにされることは、もっと激しくて、荒々しい。マコちゃんとカナちゃんのしていることは、それよりずっと大人しかった。でもその代わりに、二人の間にちょっと乙女チックなときめきの空気が流れている。きっとそれは、男と女でスるのと、女同士でスるのとの違いなのかな、と思った。
多分、あのシかただと、あたしは満足できないと思う。マコちゃんとカナちゃんの動きは、あたしにとっては優しすぎる。俊ちゃんからの男らしい責めにすっかり慣らされたあたしは、もっと直接的な責めをされる方が好きだった。
そして、もう一つ。
あたしは、マコちゃんやカナちゃんと違って、欲情するのは男の子に対してだ。だけど、今の俊ちゃんの身体は、女の子。心は間違いなく俊ちゃんのままだけど。
生理的に、引っかかるものがあった。イヤと言えるほどにははっきりしてない、でももやもやする、そんな感覚に囚われていた。俊ちゃんと今からできるか、自信がない。
「ん……」
身体は、完全に火照っていた。アソコが湿っているのも、感覚で分かる。だけど、気持ちがまだついて来てなかった。
あの光が頭上から放たれるまでは。
★
「んぅ! ぐぅ! ぐぅ! ……んんんんんんっっっ!!!」
「はぁっ! あっ! あっ!あっ! ……あひぃいいっ!!!」
マコトと叶が同時に達した、次の瞬間。
違和感があった。
目の前の色が変わった気がした。
焦点を手前に合わせる。すると、千晶の頭上の花から放たれる明かりの色が変わっていた。
蛍光灯のような白色から、少し黄色がかった電球色に。今朝、マコトの頭上から目にしたオレンジの明かりと、白色の中間のような色だった。
突然、千晶が立ち上がった。こちらを振り向いて、俺を見下ろす。
「俊ちゃん」
少し抑えた、しかしはっきりと俺に伝わる声。その瞳は――らんらんと輝いていた。
ヤバい。俺の本能が警報を出している。しかし、その警報に反応する前に、俺の頭が抱きしめられて、唇が千晶に奪われた。そのまま、千晶の方から積極的に舌を絡め取られる。
口の中が、千晶の熱に、唾液に、犯されていく。振りほどく気にはならなくて、されるがままになぶられた。千晶がやっと唇を離したとき、自分の息が荒くなっていることに気づいた。興奮というより酸欠のせいだが。
「……どうした千晶」
やっとの思いで、問うた。
「なんだか、急に楽しくなってきちゃった」
そう言ってにんまり笑う千晶。普段はまず見せないその表情に気を取られている間に――千晶は早業で俺の浴衣の襟をめくり、俺の乳首に吸いついた。
「はあああああああっ」
俺の口から、盛大な嬌声が飛び出した。全身がビクビクと震えて、一瞬何が何だか分からなくなる。おとがいが反ったまま硬直して、なかなか元に戻らない。
「あっあっあっ」
不随意に声を漏らしながら、やっとの事で顎を下ろす。それは自分の耳で聞いても少女の嬌声で、自分自身を高ぶらせる。千晶が俺の左胸に食いついていた。俺の膨らみかけのおっぱいを舐め回している。
恐ろしいくらいに、そこは敏感だった。男の時に千晶に舐められたことはあるが、この感覚はその時とは比べものにならない。声が我慢できない。
「あっ、すごっ、はぁっ、なんだ、これえっ」
自分の嬌声に邪魔されて、短い言葉が繋げない。こんなこと、男の時はイク寸前でもそうそうない。
「やめ、あっ……ひいいいっ!」
突然、千晶が反対側の乳首を強く吸い上げた。俺は再びおとがいを上げて硬直する。――そこで、千晶の猛攻は終わった。
ゆっくりと、顔を下ろす。息が上がって、胸が余韻でジンジンする。
目の前で、千晶がにこりとしていた。
「……千晶、お前こんなに気持ちよくなってたのか」
「男の子の時と違うの?」
「全然、違う……」
そりゃあ千晶もエロくなるはずだ、と思う。純粋な快楽だけなら、既に並の射精を越えている。ただ、一方的な快楽なので、精神的な満足は全然足りないが。
千晶が俺の首元に顔を近づけた。俺の首元にキスを、
「っ!」
びくん、と身体が反応した。キスのちょっとした刺激が、身体の過敏反応を呼び起こしている。
「……俊ちゃんの身体、エッチになってる」
「え?」
「身体のスイッチが入ると、何でも気持ちよくなっちゃうの」
「ああ……マジか、ひゃんっ」
心当たりがある、というか、千晶のいつもの様子で分かる。女は確かにそうなるようだ――と考えている間にも、さらに首元を狙われている。ほんの少しの千晶の動きに、俺は全身で反応してしまう。
その反応は、俺が千晶に同じことをしたときの千晶の反応と、立場を入れ替えて全く同じものだ。
だから、その結果がどうなるか、俺も、そして多分千晶も、分かっていた。
(切ない……)
切なかった。胸が。いや、乳首が。
先ほどまで激しく責められていた俺の乳首が悲鳴に似た不満を訴え、その感覚が全身に伝搬していく。急速に、脳内が霞がかっていく。
擦られたい。ダメなら擦りたい。千晶のキス攻撃を受け続けながら、俺の頭はその考えに満ちていく。
でも、千晶にねだるのは抵抗があった。俺と千晶の性の関係は、常に俺が主導権を握る側だ。そのプライドが邪魔をして、そう簡単に頼めない。かといって、自分でするのはもっと恥ずかしい――と思った途端。
自分でできることに、気づいてしまった。恥ずかしい、という考えが頭から飛んでいき、自分でする、というところに自分の思考が捕まってしまう。全身が欲求不満だったのを忘れていた。全てに気づいた途端、もう耐えられなくなった。
(あ、これヤバい!)
と考えきる前に、俺の左手が右の襟の中に差し込まれて、
「っはああっ!」
俺の乳首をつまんだ。
親指と人差し指には、固く大きくなった、豆のような感触。千晶の唾液はほとんど乾いていて、ザラザラとしていた。
そして、指が乳首にかける荷重が大きくなる。全身がビクン! と跳ねて、
「うわっ!」
腰が化粧台の椅子から落ちた。
「やーらしいんだ。あんまり強くしちゃダメだよ、多分痛いから」
仰向けになった俺を、千晶は上からのぞき込んでいた。千晶は、俺が見たことのない蠱惑的な笑みを浮かべている。でも、起き上がれない。乳首の快楽に囚われた俺は、左手も右胸に動員して、両乳首を刺激していた。
「はうううっ!」
両乳首を手のひらでゆっくり擦る。両方からパチパチとした刺激が飛んできて、脳の許容量をあっという間に超えそうになる。
千晶は俺のお腹をまたぐようにして立った。乳首から手を離さない俺に、若干呆れ気味の表情をしている。だが、俺の心から身体が乖離したかのように、両手が乳首から離れない。千晶が俺の両手を引っ張り上げ、やっと刺激が止まった。
「気持ちよかった?」
「……女の乳首って、すげぇ……気持ちいい……」
「うん……ね、部屋戻ろ」
そう言われて、俺がフローリングに寝そべっていることと、隣にマコト達がいることを思い出した。
千晶に引きずられて立ち上がると、膝がガクガクして、腰が抜ける寸前だったことが分かる。化粧台に置いたスマホを手にして、俺達は自分達の部屋に戻った。マコト達は完全に寝入っていたし、頭上の花も光っていなかった。正直、助かったと思った。こんなところを見られたら、恥ずかしくて死んでしまう。
部屋の電気がつけっぱなしだったので、千晶が電気を消し、二人でベッドに倒れ込んだ。同時に、千晶にのしかかってキャミソールをまくり上げる。
「やん、あっ!」
おっぱいが現れた瞬間に、左乳首を吸い上げた。電光石火、超急戦で千晶を感じさせていく。
案の定、千晶も欲求不満が極まっていたようで、俺の愛撫にあられもない声を上げた。すぐに顔も真っ赤になり、完全に発情した様子になる。
だけど、今夜の千晶は明らかにいつもと違った。
「あんっ! やっ! いい、いいっ」
「んぐ、ぅ、ぁ、ぁっ」
千晶は感じ入りながら、それでも俺の女乳首に手を伸ばしてきた。その指に女乳首が優しく摘まれるだけで、俺の口が勝手に開き、千晶の乳首が吸えなくなる。やむを得ず、とっさに舌で舐める戦法に切り替えた。
「いい、いい、あああっ!」
「えへぇ、えぅっ、えうううっ」
二人のあえぎ声が響く。明らかに俺の方が声が高くて、よく分からない興奮に陥る。俺は男、のはずだ。でも、感じている快楽は女で、その事実が頭を占領していく。だけど、頭の反対側では千晶を犯し尽くしてやりたいという男の本能が力強く暴れていて、それと身体の反応からにじみ出る女の本能が混ざって、自分が何者だか分からなくなってきた。
責めているのか責められているのかも、曖昧になる。考えがまとまらなくなって、思考が頭からこぼれ落ちていく。俺の中に残っていた男としての矜持が、いつの間にか押し流されていく。
気持ちよくしてやりたいし、気持ちよくなりたいってことだけが辛うじて、はっきりとした輪郭を持って、俺の中に残っている。
そして、もっと気持ちよくなるための器官が、どんどん重く、鈍い感覚を発してきていた。
「あうっ、千晶、千晶っ」
俺の切羽詰まった声で、千晶は手を止める。もう、たまらなかった。
「マンコが、熱いっ」
俺の羞恥心はいつの間にか熔け去り、訴えが口からすぐ漏れた。そして、漏れた訴えは言霊のように、すぐに俺の身体を操る。考えるより先に、右手がトランクスの中に滑り込み、俺のマンコを擦った。
「ひいいっ!!」
びくびく、びくんっ! と俺の全身が跳ね上がった。何が起こったか分からず、千晶の横にひっくり返る。
「あ、いきなりダメっ」
千晶が慌てたように、トランクスの上から俺の手を掴んだ。極力、マンコから離れるように指先が引っ張り上げられる。
「そんなことしたら、痛くなっちゃうよ」
千晶にたしなめられ、俺は指をトランクスから抜く。手は濡れていた。間違いなく――俺のマン汁だ。
やっぱり、女の身体だ――そんな、何度目か分からない感慨を余所に、千晶はキャミソールもパンツも脱ぎ、全身をさらした。千晶はすぐに俺の上に乗り、
「ちょっ!?」
顔の上にまたがって、シックスナインの形になった。俺の眼前に、千晶のマンコが、ケツの穴と一緒にでかでかと映し出される。俺の頭上の花は、まだ白い光を放っていたので、これまでにないくらいはっきりと見えた。
千晶のそこは、五年の歳月に渡って俺に使い込まれ、大きさに似合わずかなりの経験を感じさせる姿をしていた。といっても、汚いわけではない。決して色は薄くないが、形良くふっくらとして、「よく愛された」ということが分かる形状だ。……まあ、それだと自画自賛になってしまうが。そして今は、多量のマン汁が分泌され、入口がぱっくりと開いている。光の加減次第では奥までのぞき込めそうだ。クリも立ち上がって、皮がむけている。そして、千晶のマンコからは嗅ぎ慣れた匂いが漂ってきていた。発酵した乳製品に似た匂いだ。
「やり方、教えてあげるから」
そう言って、千晶の手が伸びてきた。
そのまま、千晶の右手が目の前のマンコを覆う。
「トランクスの上から、こうやって」
言われるがままに、トランクスの上から手のひらをかぶせる。
「そのまま、アソコに指を触れさせて。力入れないでね」
千晶の指導に従って、優しく撫でるように、トランクスの上からマンコを触る。しばらくすると、じんわり、と暖かい感覚が広がってきた。
「女の子のアソコを触るときは、神経を直接触るつもりで触るの。特に、慣れてないうちは」
千晶が助言してくれる。確かに、トランクスの上から触っているだけなのに、全身がぴくぴくと反応している。ほとんど初めての頃、強く触りすぎて千晶に嫌がられたのを思い出した。この敏感さなら納得である。
「慣れてきたら、軽くでいいから、揉んでみて」
「うん……あっ」
ほんの僅かにトランクスの繊維とマンコが擦れる。それだけで、腰に反射的に力が入った。力が入るとさらに擦れて、また身体に力が入る。その身体の反応が面白くて、俺は自分のマンコをゆっくり揉み込んだ。身体の反応が波のように打ち寄せて、だんだんとインターバルのない刺激になってくる。
「あぁ……」
それはつまり、一過性の刺激ではなく、高まってきている、ってことだ。俺が、自分のマンコで。
じわぁっ、とマンコから液体がしみ出してくるのを、布越しに感じた。
「マンコが、濡れてる……」
「あたしも、溢れてきちゃった」
俺のつぶやきに、千晶が答えた。確かに、千晶の指の間からマン汁が染み出てきている。
「盛り上がってきたら、お豆のあたりをゆっくり抑えて。いきなり触っちゃダメだよ」
千晶は、人差し指と中指でクリの皮を剥いた。千晶のクリが完全にむき出しになる。少し濃いめの色をしたそれは、俺にとっては見慣れていたが、珍しく千晶の方から見せてくれているその状況に、多少なりとも興奮を覚えた。
自分のクリトリスの場所は、見たことはなくても当たりはつくので、その辺を抑える。
「ゆっくりと撫でてね……んっ!」
千晶の人差し指が、クリに触れた途端、千晶のケツが揺れた。千晶は直接触っているから刺激が強いんだろう。
俺はその動きに倣って、ゆっくりとクリを抑える。
「……ぅぁっ」
最初はあまり感じなかったので、油断した。少し力を入れた途端、全身に痺れが走る。
それは、とても心地よかった。少しずつ女としての快楽を経験していた俺には、その刺激がステージの高い快楽だと、本能で分かった。トランクスの上から、身体が驚かない力加減で、クリを撫でる。
「あっ……うふぅぅっ」
鼻にかかった声が漏れる。クリから、痺れという名の快感が全身に伝わっていく。僅かに、尿意にも似た感覚を覚える。
もっと快感が欲しくて、トランクスの上からクリを軽くひっかいた。
「はううっ!」
ひときわ大きい快楽が全身を貫いて、一瞬視界が利かなくなった。マンコからじわあっと、液体が漏れていくのが分かる。頭がクリのことで一杯になって、その行為を繰り返した。
「ううううううううっ! これ、気持ちいいっ」
我慢できなくなって、背中が反り返る。たまらなく気持ちよかった。クリを中心に全身から快楽がしみ出してくるような錯覚に陥る。
「俊ちゃん、そこまで気持ちいいなら、直接触って大丈夫だと思うよ。慎重にね」
千晶の許可する声が聞こえて、俺はトランクスの上からゆっくり手を差し入れた。マンコを手で包んでみる。
「!」
ぴく、と下半身が反応して、ビビった。
そこはマン汁で蕩けていて、ゼラチンのようなぷりぷりした手触りがあった。
その手触りは、千晶のマンコで覚えがある。が、
「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
自分のマンコがそうなっているという事実は、衝撃だった。羞恥で顔が染まる。
すると、トランクスが脱がされる感触があった。千晶が左手一本で器用に俺のトランクスを下ろす。反射的に、腰を上げて協力するが、すぐにそれが自分の羞恥心を加速させることに気づいてしまった。
「あたしと同じくらい濡れてる」
端的な論評に、顔から火が出る。目の前にある千晶のマンコも水浸しで、完全に蕩けている。これと同じ状態なのか……と想像が膨らんでしまう。
「俊ちゃんは指を中に入れない方が良いと思うよ、これならお豆だけで大丈夫そうな気がする、何となく」
何が「大丈夫」なのかは、言われなくても分かった。
俺、これからイクんだ。女の身体で。
そう思うだけで、心臓が飛び跳ねる。
「指動かして。ずっと同じ動きにしてね」
千晶に言われて、再びクリを愛撫すると、すぐに全身が蕩けそうになった。
「イキそうな感じがしたら、身体の中心で少し力むようにしてね。力まないとイキづらいから……あたしも、イキたくなってきちゃった」
千晶が振り向いた。
「あたしのアソコ、舐めてくれる?」
顔が上気している。正気を保とうとしているが、もの欲しくてたまらないという表情が隠せていない。
そこで気づいた。
千晶がしていたオナニーは、俺向け、つまり「初心者向け」なのだ。経験豊富な千晶は、その動きに満足していない。だから、俺がもっと責め立ててやる必要がある。そう納得して、
「ああ」
はっきりと応じた。千晶は慎重に、マンコを俺の顔に押し当てた。マンコに口をつけて、強く吸い立てる。
「んはああああんっ!」
欲しいものが来た、という歓声含みの嬌声があがる。千晶のマン汁から弱酸性特有の刺激と味を感じながら、歯も使って全力で責め立て、……同時に、自分のマンコとクリを擦った。
「いい、気持ちいいっ!」
「んふああああっ」
一瞬頭が真っ白になり、コントロールできないあえぎ声が漏れる。手のひらで、ゆっくりと、しかしひたすらマンコとクリを擦った。パチパチとした刺激が全身からあふれ出し、快楽が積み上がっていくのを感じる。俺が男であることが、頭から消えていく。女の快楽が気持ちよすぎて、その感動で頭がいっぱいになる。
「あんっ! あんっ! あんっ!」
「んじゅっ! ひんっ! んふぅっ!」
千晶が我慢できないという風に、腰を揺すっている。俺の舌に、自分のマンスジを擦りつけるような動きだ。千晶の両手は、千晶自身の両胸を掴んで、激しく責め立てていた。……そこまでは見えていた。そこから、視界が利かなくなった。快楽に意識が持って行かれ、目に映るものが認識できなくなったのだ。
俺の指が、クリを刺激するのが止められなくなった。
「あぶふうぅぅぅぅぅっ!」
俺の腰が跳ね上がり、戻らなくなる。身体の奥から真っ白な炎が上がってくる。千晶に言われた通り、お腹に少し力を入れると、一気に全身が震えだした。
(くるっ! なに、かっ!)
僅かに残る意識で、千晶のクリごと、マンコを吸い上げる。
「あ、いい! いい! いく! いく! いくっいくうぅぅぅ!」
千晶の叫び声と、俺の意識のかけら。それを最後に、俺は絶頂する機械になる。全身から白い炎が吹き出す感覚に襲われ、
「………………ああああああああああああああああああっ!!!!!」
「ひうぅぅぅぅぅぅぅ…………っ!!!!」
俺は、真っ白に焼き尽くされた。
< つづく >