亜種王 第3話

第3話

*

 夜の森。深く誰も踏み込まないような奥地で、わずかな灯りに、ウィルネが立像のように佇んでいる。
 鬱蒼とした森の中、俺の欲望に絡め取られた妖精だ。その神々しいまでの姿に目を十分に楽しませてから、俺はボイスコントローラーのスイッチを入れた。

「 “ウィルネ、目を覚ませ” 」

 ボイコンを通して発声する振動が、ウィルネの長い耳を震わせる。
 例え失神状態であっても、脳には俺の命令が届いている。まぶたを痙攣させて、彼女が再び目を覚ます。
 そして、緑色の瞳を丸くする。

「んん…ちゅぱ、ん、ちゅぴ、んっ、んっ、んっ、ずずっ、はぁ、アシュオウ様ぁ…じゅぶ、じゅぶ、んん…」

 ニーナはすっかり俺のチンポに夢中だ。何度も膣や口や腸にまで中出しされ、精液の味を覚え込んだ彼女は、身も心も俺に捧げきって、懸命に俺のチンポをしゃぶっていた。
 俺がやれと言ったことは何でもする。俺を喜ばせる方法を必死で考える。そしてそのことに幸せを感じる。
 将来を約束されたエルフのお嬢様は、もうここにはいない。
 俺専用のオナホがあるだけだ。

「さてと、次は…お前の番だ、ウィルネ」

 ニュルンとニーナの口から陰茎を抜き取る。
 何回もニーナの中に放ったあとにも関わらず、俺の内から込み上げる精力は隆々と俺の陰茎を持ち上げ、ニーナの唾液に濡れた亀頭をいきり立たせていた。

「いや…いやあ!?」

 ウィルネがせっぱ詰まった悲鳴を上げる。
 これから自分がどうされるのか、嫌というほど見せつけてやった。無垢なエルフのお嬢様にしてみれば、死んだ方がマシなくらいの屈辱だろう。
 だが、とっくに手遅れだ。お前はもう俺のモノなんだ。

「嫌というわりに、自分から準備してるじゃないか。なんだその格好は?」
「え…あっ、いやッ! なに、これ!?」

 自ら服を脱ぎだしている自分に、ようやく気づいてウィルネは悲鳴を上げた。止めようとしても彼女の意志では止められない。ベストのボタンも、ニーナとお揃いの短いスカートも、てきぱきと脱ぎ捨てて、最後に残った小さな下着にも指をかける。

「やだ!? 何これ、やめて! 止めてぇ!」

 彼女が気を失っている間に、いろいろと耳元に囁き込んで学習させておいた。
 どれだけ効くかは未知数ではあったが、問題はないらしい。
 ボイコンは亜種たちの意志を遙かに超える上位命令。意志も感覚も常識も肉体も、死ですらこのコントローラー1つで支配できる。
 ウィルネには、俺に「お前の番だ」と言われれば、自分の意志に関わらず、いつでもどこでも服を脱いでセックスの用意をするように命じておいた。
 それがこの悲鳴を上げながらのストリップだ。

「止めて! ニーナ、助けて! こんなの嫌! 絶対、いや! 見ないで! 見ないでぇ!」

 小さな下着も脱ぎ捨てて、ウィルネは尻を俺に向けて、上体を屈ませた。
 白く丸い尻。ニーナのときにも思ったが、こいつらは本当に美しい体をしている。まさに男の目を楽しませるために造られた体だ。
 その秘部からアナルまでを人間の男の目に晒して、ウィルネは顔を赤くして俺を睨む。

「あなたのせいね…ッ! この卑怯者! 早く私を自由にしなさ…えっ、あっ…」

 きつく俺に怒鳴りつけていたウィルネの声が、戸惑ったように柔くなる。俺に肌を見られていることを意識した途端、瞳がじわっと潤ませる。

「…どうかしたか?」
「べ、別にッ…あっ、バ、バカ、こっち見ないでよ。あっ、ふわ、ダメ、見ないでったら…くぅん…」

 ビクビクと尻を震わせて、切なそうに喉を絞る。身動きの取れない体をもどかしそうに突っ張らせる。

「見ないでって、バカ…ッ、くっ、あっ、バカ、バカぁ」
「どうした? 苦しそうだな?」
「何でもないから、あっち見ててっ、はぁ、やだ、なんだか、あぁ、もうやだぁ…」
「ひょっとして、見られるだけで感じるのか?」
「ッ!?」

 ウィルネは驚いたように目を見開き、そしてすぐに表情をきつくする。

「これも、あなたの仕業なのね…この、卑怯者! くっ、変態、あぁ、最低ね、あなた…さいってーッ! こっち見ないでったらぁ! あぁ!」

 これも俺が彼女の失神中に命じたことだ。
 俺に体を見られることを意識しただけで、ウィルネの体は感じてしまう。どんなに俺のことを憎み、嫌ってたとしても、彼女は俺の視線だけで全身を快感に震わせる。

「はぁ、はぁ…やめて…もうやめて、変態! あぁ!」

 色っぽく崩れ落ちそうな表情と、彼女本来の強気な表情が入り乱れる。
 
 桃色の秘所。男に見せたことのない、ウィルネの処女。
 そこが俺の前で徐々に色づいていく。赤みを増して濡れていく。もうトロトロに蕩けて、今にも湯気を立てそうだ。
 丸くて形の良い尻も、そこからすらりと伸びる長い足も、たまらなく情欲をそそる。
 生意気な小娘のウィルネも、裸になればイイ女だった。

「ニーナ…ウィルネもお前と同じ俺のオナホにしてやろうと思うんだが、どうだ? 嬉しいだろう?」
「あ、はい、嬉しいです。ウィルも一緒にオナホになって、2人でアシュオウ様にご奉仕したいです」
「いやあ!? そんなの、絶対いやぁ!」

 俺の言うとおりに瞳を輝かせるニーナと、顔色を青くさせるウィルネ。
 ニーナのふわふわした髪を撫でながら、「だったら、ニーナもウィルネがオナホになれるように手伝ってやれ」と命令する。

「はいッ」

 満面の笑顔を浮かべて、ニーナは尻を向けているウィルネの前に回って、しゃがみ込む。

「ウィル、聞いた? あのね、アシュオウ様がウィルと私の2人ともオナホにしてくださるって。これってとっても名誉なことなんだよ。だから、ちゃんとアシュオウ様に気に入ってもらえるように、頑張ろうね?」
「な、なに言ってんのよ、ニーナ! 私は、んっ、そんなもの、あぅっ、絶対に、イヤ! こんな男に触れられるくらいなら、あぁん! 死んでやるんだから!」
「もう、ウィルったらまたそんなこと言って…アシュオウ様のご機嫌が悪くなったら、どうするの?」

 ぷくぅと頬を膨らませて、ニーナはウィルネの額を指先で突く。ウィルネは、全身を這い回る俺の視線が与える快感と戦いながら、声を張り上げる。

「いい加減にして、ニーナ! ん、くっ、早く、目を覚ましなさい! こんなゲスな男の言いなりになって、あんなことまで、あぁ…早く、なんとかして! あいつに、矢を突き立ててやりなさい! あの最低の卑怯者に───ッ!?」

 パァンと、小気味の良い音が夜の森に木霊した。

「いい加減にして欲しいのは、こっちの方だよ。いつまで聞き分けのないこと言ってるの? それ以上アシュオウ様のことを悪く言うなら、いくらウィルでも許さないから」

 ウィルネは、呆然とニーナの顔を見る。
 おそらく、おとなしいニーナが親友に手を上げるなんて初めてのことなんだろう。手の形に赤くなったウィルの頬に、静かに涙が伝う。
 その涙を、優しく微笑むニーナがすくう。

「泣かないで、ウィル。わかってる。ウィルも処女だから、怖いんだよね? でも大丈夫だよ。私も最初はすごい痛かったけど、アシュオウ様のチンポはすぐにマンコを気持ちよくしてくれるから。そうしたらすぐにウィルもチンポに夢中だよ? お口もマンコも、全部アシュオウ様のチンポが欲しくてたまらなくって、アシュオウ様のオナホになりたいって心から思えるの。それに…えへへ、お尻の穴も、すっごくいいんだよ? アナルセックスっていうんだって。アナルにチンポぶち込んでゴンゴン突いてもらうの、すっごくいいんだから。ウィルも絶対にアナル大好きになるよぉ」

 無邪気に俺の性奴隷になる喜びを語るニーナに、ウィルは絶望の涙を流し続ける。

「…殺して…ニーナ、お願い…私がそんな風になる前に、お願いだから私を殺して…」
「あぁ、ウィル。かわいそうなウィル。怖がらないで。私も一緒だよ。だから泣かないで」

 ニーナはそんなウィルを愛おしむように頭をかき抱き、涙に濡れた頬にキスを繰り返す。そして、幼子に言い聞かせるように、そっと耳元に優しくささやく。

「大丈夫…ウィル、私の言うことをよく聞いて。そして、同じことを繰り返して言って。そうすれば、ウィルも怖くなくなるから」

 そう言って、ニーナはウィルネから顔を離して、一語一語を切るように、はっきりとウィルネに聞かせる。

「ひとつ、私はアシュオウ様のオナホです」
「ひとつ、私はアシュオウ様のオナホです…え?」

 自分の口から出た意外な言葉に、ウィルネは目を丸くした。

「ひとつ、アシュオウ様のオナホは、アシュオウ様の性欲処理のための道具です」
「ひとつ、アシュオウ様のオナホは、アシュオウ様の性欲処理のための道具です…いやッ!? 何これ!? なんで私が、こんなこと…! いやッ、やめてぇ!」
「ひとつ、アシュオウ様の喜びがオナホの喜びです。これ以上の幸せはありません」
「ひとつ! アシュオウ様の喜びがオナホの喜びです! いやぁ! これ以上の、幸せはありません! いやッ、やめて! 言わせないで! 何か入ってくる! 私の心に入ってくる! やめて! 私を奪わないでぇ!」
「ひとつ、オナホは、アシュオウ様の命令にはいつどんなときでも従い、疑問は持ちません」
「ひとつ! オナホは、アシュオウ様の命令にはいつどんなときでも従い、疑問は持ちません! あぁ! あぁぁ! アシュオウ、様ぁ! いやっ、助け…あぁ! ダメ! アシュオウ、様が、私の心に入ってくるぅ!」
「ひとつ、オナホは永遠にアシュオウ様の所有物です」
「ひとつ! オナホは永遠にアシュオウ様の所有物です! アシュオウ様! あぁ、アシュオウ様の、所有物ですぅ!」
「ひとつ、アシュオウ様は永遠に私の主です」
「ひとつ! アシュオウ様は、あぁ、永遠に私の主です! あぁ、アシュオウ様! お願いです! 私を早くアシュオウ様のモノにしてください! 私の処女をッ、早くアシュオウ様のチンポで突き破って、精液を注ぎ込んでください! 私は、アシュオウ様のオナホになるために生まれてきました! 私のマンコは、アシュオウ様のチンポを入れていただくための道具です! アシュオウ様の所有物です! あぁ、どうか、どうか私のマンコを、アシュオウ様の性欲処理に使ってください! お願いしますぅ!」

 面白いくらいに、こいつらはボイスコントローラーの言いなりだ。
 ニーナが「ひとつ」と始めた言葉は、そのとおりにウィルネの心に染みこむようにした。直接ボイコンを使わなくても、互いにあらかじめ順列を作ってやれば、亜種同士で洗脳できるらしい。
 そして一度教えただけの適当な文句も、ニーナは正確に諳んじてみせた。
 本当に、良く出来たおもちゃだぜ。

「ウィル。それじゃあ、俺がお前の処女マンコにチンポを突っ込んでもいいんだな?」
「もちろんです、アシュオウ様! どうか私のマンコを使ってください。未熟な処女マンコですが、アシュオウ様のチンポに喜んでいただくために、精一杯頑張りますから、どうか、私のマンコをお試しくださいぃ!」
「入れるぞ」
「あぁ! あぁ、アシュオウ様! ありがとうございます、アシュオウ様ぁ!」

 ウィルネの尻に手を這わす。
 すべすべとした、他に例えようのない手触り。ウィルネは嬉しそうに熱っぽいため息を漏らし、尻をさらに突き出す。
 卑猥なポーズなのに、どうしてこんなに美しく見えるんだ。
 無駄な肉のない胴が、張りのある尻を強調するかのようにくびれて白い背中を仰け反らせる。全裸が何より美しい女だ。金色の髪が夜目にも輝き、宝石のようにその肢体を飾る。
 そしてその緑色の瞳を欲情に潤るませて、俺に色っぽい横顔を見せるんだ。

「アシュオウ様ぁ…」

 まるで女神をこの手で汚すような背徳感。たまらない。
 ウィルネの処女に、俺の先端を押し当てる。
 俺の視線で感じまくったそこは、ニーナのよりも熱いくらいで、柔らかい粘膜がまとわりつくような感触は、入れる前から俺の陰茎に極上の快感を予感させる。
 俺は唾を飲み込んだ。ニーナに続いて、ウィルネも俺のオナホにする。
 この心臓が破裂しそうな興奮は、今までの人生にもないことだ。今夜のことは一生忘れないに違いない。

「ウィル…もうすぐアシュオウ様のチンポが、ウィルのマンコに刺さるよ。これでウィルもアシュオウ様のオナホだね。2人一緒にオナホにしてもらえて良かったね?」
「はぁ…ニーナ、ありがとう。私、とってもドキドキしてるの…あぁッ、入ってる…入ってくるよぅ…ニーナぁ、これからも一緒に、アシュオウ様に、ご奉仕しようね? 私にも、いろいろセックスのこと教えてね!」
「うんッ」

 顔を寄せて喜び合うエルフの少女たち。俺の陰茎が進むにつれて、うっとりと喉を反らすウィルネと、親友の破瓜の瞬間を優しく見守るニーナ。
 俺はそこで一呼吸置いた。
 川魚のようにしなやかなウィルネの背中と尻が、早く俺の陰茎を誘い込もうと艶めかしく蠢く。
 しかし、すっかり俺のオナホに洗脳されたウィルの処女孔を、このまま突き破ったところでコイツを喜ばせるだけだ。
 俺はボイコンのスイッチを入れて、ウィルネの耳元で囁く。

「 “ウィルネ、よく聞け。今からお前に鍵の言葉を授ける。お前はその言葉を聞くとオナホになる前の自分に戻る。ただし、そのときはお前の意志では体が動かなくなる。動かせるのは首から上だけだ” 」
「あぁ、アシュオウ様…はい、わかりました…んん、もっと奥まで…私の処女マンコを、もっと…」
「 “鍵になる言葉は『オナホをやめろ』だ。いいな? 覚えたな?” 」
「はい…はい、アシュオウ様、覚えました…私はアシュオウ様の命令なら何でもいたします…あぁ、あぁぁ、アシュオウ様のチンポ! アシュオウ様のチンポが入ってくるぅ!」
「ウィルネ───、オナホをやめろ」
「ッ!?」

 その瞬間、ぎゅっとウィルネの体が締まる。俺はその狭い膣をこじ開けるように、一気に中に挿入する。

「いやぁぁああああッ!?」

 ウィルネの悲鳴が森に響く。青ざめた顔で俺を見上げる。自分を貫いている男の顔を確かめて、再びかん高い悲鳴を上げる。

「どうだ、処女を失った感想は? 精霊様が、人間のチンポで女になった気分はどうだ?」
「いやあ! いやッ、やめて! 抜いてぇ! 痛い、痛いぃ!」
「嫌なら逃げたらどうだ? お前がそうやって尻を突き出してチンポを欲しがるから、俺は入れてやってるんだ。嫌なら逃げてみせろよ」
「くっ…! あぁ、やだぁ! う、動けない! この、卑怯者! 絶対に、うぅ、許さない! んっ、絶対に…あぁ、痛い! 抜いて! 抜いてったらぁ!」

 ギチギチと俺のを締め付けてくる。必死に拒絶しようとしても、動けない体と十分に濡れたアソコは、俺の自由に突き回され、ニーナのアソコと同じように俺のチンポに強い快感を与えてくれる。
 いや、ひょっとしたらニーナのよりも具合が良いのかもしれない。
 俺のを密封するかのきつく吸い込み。なのに、ザラザラとした中の壁は柔軟に蠢めかせて俺のをマッサージしてくれる。ズポズポと音を立てて俺のチンポに張り付き、射精を促す蠕動がカリ首を刺激する。
 最高だ。やっぱり最高のオナホだ、コイツら。

「やめてッ! もうやめて! なんで私が、ニンゲンなんかに、ニンゲンなんかにぃ…! やだ! やだぁ! あんたなんか、死んじゃえ! あぁ、やめてぇ!」
「もう、ウィルったら、またそんな乱暴なこと言って…せっかくアシュオウ様にセックスしていただいてるのよ? もっとお尻を振ってアシュオウ様に喜んでいただかなきゃ」
「ニーナ! コイツを止めて! 私を助けて、ニーナ!」

 悲鳴と罵声を浴びせながらも、俺に犯されるがままのウィルネ。そんなウィルネを心配そうに、オナホの心得を説くニーナ。 
 すっかり愉快なコンビになっちまったな。昼間の酒場では目映く輝いていたエルフたちも、もうあのときの少女には戻れない。一生俺の虜なんだ。
 さっきのニーナのビンタも良かった。あの時のウィルネの驚いた顔といったら。
 俺は再びボイコンのスイッチを入れる。

「 “ウィルネ、お前の鍵の言葉は、ニーナに頬を引っぱたかれることによって解除される。ニーナにビンタされれば、お前は俺のオナホに戻る” ……さあニーナ、ウィルネの頬を思いきり引っぱたいてやれ」
「え…はい」

 ニーナは、戸惑いながらも俺の命令どおりに右手を振りかぶり、ウィルネの頬を張った。
 パァン、と乾いた音がして、ウィルネの表情が変わる。

「あ…あ…あぁぁ! アシュオウ様のチンポが、私の処女オナホを貫いているぅ! あぁ、気持ちいいよぉ! 気持ちいいよぉ!」
「そう、その調子よ、ウィルネ。あなたもアシュオウ様に合わせてお尻を振って。お尻ズポズポしてアシュオウ様のチンポをしごいて差し上げて」
「んんっ、こう? これでいい? アシュオウ様、んっ、いかがですか? 私、処女だから、下手ですみません! あぁ、もっと、アシュオウ様に気持ちよくなっていただきたいのに!」
「大丈夫よ、ウィル。とっても上手に出来てるよ。ね、アシュオウ様? ほら、もっと大きくお尻振って。マンコもギュッと力入れてチンポを抱きしめて差し上げて。ウィル、頑張れッ」
「はい! あぁッ、あぁッ、アシュオウ様、いかがですか? 至らないところがあれば、うんと叱ってくださいッ。私、何でもいたします! アシュオウ様のセックスのためなら、私は、何でもしますからぁ!」
「そうか、じゃあ…オナホをやめろ」
「──ッ!? いやぁぁあああ!? やめて! やめて、抜いてぇ!」

 体をギュッと固くして、ウィルネが悲鳴を上げる。

「やめて! やめてったら! あぁ、あんたみたいな男に、こんな…! し、死んでやる! 絶対、死んでやるからぁ!」
「ニーナ」
「はい」

 俺の命令を察したニーナが、ウィルネの頬に張り手する。

 ───パァン!

「あぁぁっ、アシュオウ様! アシュオウ様のチンポ気持ちいいですぅ…! もっと、私を、めちゃくちゃにしてください! 私の体を、存分にお使いくださいぃ!」
「オナホをやめろ」
「あぁぁ! いやッ! いやッ! 助けて、お母様! お父様ぁ! 誰か、助けてぇ!」
「ニーナ」
「はい」

 ───パァン!

「アシュオウ様、アシュオウ様ぁ! 私のマンコ、いかがですか? グチュグチュ、音を立てて、いやらしいマンコで、申し訳ございません! お尻、もっと、振った方がいいですか? あぁッ、それとも、私のアナルも、使ってみますか? どうか、私に命じてください! オナホの私を、アシュオウ様の、したいように、なさってくださいぃ!」
「オナホをやめろ」
「──いやあああッ!?」

 悲鳴と嬌声を交互に聞きながら、ウィルネを犯す快感が俺の限界に近づいてきた。
 俺は再びボイコンのスイッチを入れる。

「 “ウィルネ、お前の耳に俺が触れると、お前の快感は絶頂に達する。触れている間、ずっと絶頂に達したままだ” 」

 そしてオナホ状態を解かれて悲鳴を上げるウィルネの尖った耳に、優しく触れてやる。

「いやぁ!? あっ!? あ、あああぁぁぁッ!」

 ビクビクと自由の利かない体を痙攣させて、ウィルネはエクスタシーに達する。ぎゅうぅぅ、と絞るアソコの動きに俺も絶頂に達しそうになったが、なんとか堪える。

「くっ…どうした、ウィルネ? まさか、もうイッちまったのか? エルフ様ともあろう者が、嫁入り前の体を人間の男に犯されてイッちまうなんて、お前は相当の淫乱だな」
「いやぁぁ…違う、私、あぁ、そんなぁ…」

 イッたばかりの呂律の回らない口で、ウィルネは必死で否定する。だが、俺はその真っ赤になった耳に再び触れる。

「きゃうん!? ひあっ、あぁあああッ!?」

 するすると、撫でるだけでウィルネは簡単にエクスタシーに達する。そのたびにアソコがキュウキュウ締まる。あまりの快感。だが射精しそうな肉棒に力を込めて、堪えながら突き入れる。
 もっとだ。もっとこの女を犯してやるんだ。

「あぁ! あぁーッ! やめっ、らめぇ! あぁ! あぁぁ! あぁーッ!? 死んじゃう! 死んじゃうぅぅッ!」

 ビクンビクンと体を痙攣させっぱなしのウィルネに、ズンズンと遠慮なく突き入れていく。陰茎を持っていかれそうなウィルのアソコの吸引力と、ザラついた壁でヌルヌルと俺のカリ首にまとわりついて擦る膣の快感に、俺も喉を仰け反らせる。

「 “ウィルネ。イクと言え。セックスで絶頂に達したときは、イクと言うんだ!” 」
「あぁッ、いやっ、いやっ! やめて、この、変態! 早く、うぅっ、抜きなさ───」

 俺はウィルネの尖った耳を、スッと軽く撫でる。

「イ、イクぅ! あぁ…いや…いやぁ…」
「いい声だな。ほら、もっと言わせてやる」
「イクぅ! イクぅ! やめ、やめて…イクぅ! あぁ…いやぁ…イ、イクぅ!」

 耳に触れるたびに、ウィルネが全身に力を入れて、膣の中がギュッと締まる。ポンプのような刺激に俺の頭も痺れてくる。

「イクっ、イクっ、あぁ、もういやっ、イクッ! イクぅ!」
「どうだ、ウィルネッ。セックスは、気持ちいいだろう? お前たちは、俺に犯されるために生まれてきたんだッ。俺のオナホなんだってことが、身に染みてわかったろ?」
「バカ! 死ね! イクッ! 誰が、あんたなんかに、イクッ、あぁッ、イクっ、もういや! イクぅ!」
「偉そうなこと言うな。お前、さっきから俺に犯されてイキっぱなしじゃないか。言え! 人間にセックスされて、気持ちいいと言え!」
「いや! 気持ち悪い! 誰が、イクぅ! そんな、イクッ、こと、イクッ、らめ、イクッ! あぁ、もうやだぁ!」
「言え! 正直に言わなきゃ、終わらないぞ! いつまでも続けるぞ!」
「うぅぅ!」

 腰を動かす速度を上げる。ウィルネはギリリと歯を噛みしめる。

「…ッ、い、言わない! そんなこと言うくらいなら死んだ方がマシよ、バカっ!」

 あぁ、それでいい。
 こんなレイプと脅しくらいで、簡単に屈するような女ならつまらない。お前はそんなに弱い女じゃない。
 そのプライドと強気で抵抗しろ。あがけ。
 お前はそれでも俺に屈する。
 このボイスコントローラーで、お前は簡単に俺のものになるんだ。

「あぁ、続けてやる! お前がそう言うなら、もっともっと、気持ちよくて死ぬまで犯してやるよ!」
「あぁ、イクッ! イクぅ! イク、イクぅ! この、卑怯者! イクッ! さいてー! イクッ…へ、変態! イクッ! や、やめて、イクぅ! やめてぇ…イク! あぁ、やだ、やめて…イヤなのに、イッちゃうっ。イ、イキたくないに、イキたくないのに…イクッ、イクッ、イック~ッ!」

 何度も何度も、ウィルネが絶頂に達するたびに、俺の陰茎にも快楽の津波が押し寄せる。ニーナの中にさんざん放ったというのに、またも強烈な射精の渇望に、全身が蕩けてくる。
 俺は、必死でウィルネの尻を犯し、耳を撫でる。

「いいなぁ、ウィル。とっても気持ちよさそう…アシュオウ様ぁ。私も、お耳にそれして欲しいです」

 ニーナが、全裸の体をすり寄せてきた。子猫のような媚びた表情に、快感の渦の中にいる俺の頬も緩んでしまう。

「いいだろう… “ニーナ、お前の耳もウィルネとお揃いの、絶頂耳だ” 」
「あっ!?」

 その尖った耳のふちをなぞってやっただけで、ニーナはビクンと痙攣して俺にしがみついてくる。

「ひゃ、ひゃうぅ! イク! イッちゃいます! アシュオウ様! あぁ! イキっぱなし、ですぅ! これ、すごい! 耳、すごすぎ、ますぅ! あぁ、またイク! アシュオウ様、はぁ、ぺちゃ、れろ、ああぁ! イク! イクイク、イクッ! アシュオウ様ぁ、ちゅ、アシュオウ様、イクぅ!」
「あぁ!? イク! あぁ! ダメ、もうやめて…助けてぇ! イクッ! 頭、溶けそ…イクッ! 助けて、ニーナ! 何してるの、ニーナぁ! 助け、ひあぁ、イクッ! イクぅ! 助けて、やだ…やだぁ! 体が、バラバラになるう! あーッ! イク、イク! 死んじゃう! あぁーッ!?」

 2人の耳を同時に愛撫してやりながら、俺はウィルネの体を突き回す。ニーナは、俺の耳元でイキ声をあげながら、舌を伸ばして耳の中を舐めたり、甘噛みしたり、懸命に俺に愛撫で応えようとしている。
 すげえ。こんなに愉快なセックスはない。こんな刺激、耐えられない。

「出すぞ! 出すぞ、ウィルネ! お前の中に!」

 俺は大きな声を張り上げ、ウィルネの中に全てを解き放つ。

「うああああッ!? やだ、何したの!? 熱い! 熱いぃ! 中に、何か入って…あぁぁ、いやぁぁ!」
「あッ!? あんッ! あんッ! アシュオウ様! アシュオウ様ぁ!」

 …腰が抜けたように、俺はその場にへたり込んでしまった。
 呼吸も忘れるほどの気持ちよさだった。深呼吸しながら、見上げる。目の前のウィルネのアソコから、俺がたっぷり出した精液がこぼれ出している。
 息が詰まる。なんていやらしい光景だ。感動的だ。
 俺は、エルフを───この手で、汚してやったんだ。

「…殺して…今すぐ、私を殺して…」

 ぼろぼろ涙をこぼしながら、ウィルネはいまだに動けない尻を震わせる。
 人間の男に体内で射精されて、悔しいか。エルフのプライドを守るために死にたいか。
 あぁ、俺を憎め。好きなだけ恨め。
 だがお前は、次の瞬間にはもう俺の虜になっている。
 お前らはもう、威張りくさったエルフのお嬢様なんかじゃない。自分から精液のおかわりをねだるような、ただの淫乱オナホなんだよ。

 俺のモノなんだよ。

「ニーナ」
「はいっ」

 天使の微笑みを浮かべて、ニーナはウィルネの前で右手を振り上げる。

 乾いた音が、森に響く。

****

「…ここでいい。俺を引き上げてくれ」
「はい」

 ウィルネとニーナが、俺の体を両方から支えて、木を登る。身軽で体力もある彼女たちにかかれば、俺という荷物を抱えての木登りもあっという間だった。

 あれから俺は、夜通しこの2人を抱いていた。
 
 カンフルの副作用で俺の精力は尽きることを知らなかったし、この2人の極上の体は、そんな俺の性欲をますます駆り立てる魅力にあふれていた。
 アソコも口も尻も胸も、全てを使って奉仕させた。彼女たちも、本来の自分の仕事を思い出して、抜群の働きをしてくれた。
 夢のような夜を森の奥深くで過ごして、そして今、日が昇ろうとしている。
 その瞬間を、俺はこのあたりで一番大きな木の上で迎える。

「わあ、きれいね」
「すてき…私たちの、新しい朝ですね」

 遠く果てしない緑色の地平線の向こうから、果実のように赤い太陽が昇ってくる。
 ウィルネとニーナが、両方から俺の肩に体を寄せ、柔らかく甘えてくる。
 昨日まではどん底の薄闇の中で暮らしていた俺が、今、エルフ様の少女を侍らせ、爽やかな朝を出迎える。
 太陽が、俺を祝福するために昇ってくる。
 
「フフ…」

 思わず頬が緩んだ。
 すぐに、堪えきれずに腹を抱えた。

「ハハハハッ!」
「…ふふっ、アシュオウ様ったら、何がそんなに楽しいんですか?」
「アハハッ、でも楽しいよね、ニーナ。アシュオウ様が喜んでるのを見ると、なんだか、私も嬉しくなる!」

 あぁ、愉快だ。こんなに楽しいことはない。
 透き通る風。
 目映いばかりの緑。
 輝く太陽に、若く美しい女たち。

 この素晴らしい世界が全て、俺のためのオナホだなんて!

****

 
「ちゅぷ、ぢゅっ、れろ、ん…ニーナ、そろそろ代わってよ。私もアシュオウ様の先っちょ、頬張りたいー」
「やん、じゅぶ、いやよぉ。ウィルだって、じゅぶ、さっきいっぱい、しゃぶらせていただいてたじゃない。だーめ。次は私が、んっ、アシュオウ様の精液、ゴックンさせてもらうの。んっ、ちゅぶ、ちゅぶっ」
「もう…いいわよ。それじゃ、アシュオウ様の可愛いタマタマは、私のものね」
「あん、やだ、そっちも欲しい。そこも私のー」
「ダメよ、んっ、ちゅぶ、ニーナの、欲張り。れろ、ちゅ、んっ、アシュオウ様ぁ…んんっ、美味しいです、アシュオウ様のタマタマぁ、んっ、ちゅぶ、大好きぃ…」
「んっ、先っちょの方が、んっ、美味しいです。あむっ、私、ぢゅぶ、いつまででも、しゃぶっていられますから、んっ、んっ、アシュオウ様の精液、んっ、私のお口の中に、好きなだけ放ってくださいね? んっ、んっ、んっ、んっ」

 あれから、森の中をのんびりと散歩しながら街に戻り、また酒場に帰ったきた俺たちは、2階の宿に部屋を取った。
 途中、川で水浴びしたり、気が向くままに彼女たちを犯したり、奉仕させたり、楽しみながらだったから、戻ってきたときにはもう日が暮れていた。
 もちろん、宿代は彼女たちの支払いだ。俺のそばを片時も離れず、甲斐甲斐しく俺の面倒をみる彼女たちの様子に、酒場の連中もおかしな顔をしていた。
 まさかエルフのお嬢様たちが、人間の俺なんかの虜になっているとは思いもしないだろう。

 今はまだ、な。

「あの…お食事を持ってまいりました」

 遠慮がちに扉が叩かれた。あの声はエイミだ。
 俺は2人にそのままフェラを続けるように命じて、「入れ」と扉の向こうのウサギ少女に呼びかける。

「失礼しま…え?」

 重ねたトレイを器用に運び入れようとしていたエイミが、部屋の光景に目を丸くして立ち止まる。
 エルフの少女たちが、俺のチンポに口で奉仕している最中だ。
 彼女たちの美しい裸体も、男の体も、そのいやらしい行為も、エイミは初めて見るはずだ。
 それでも、俺たちのしていることの意味くらいはわかるようで、みるみるうちに顔中を真っ赤に染める。

「あ、わわ…ご、ごめんなさい、私、出直して───」
「 “帰るな。部屋に入って、メシはテーブルの上に置け” 」
「はい……え、どうして…?」

 ちょこちょことエイミは部屋に入ってきて、テーブルの上にトレイを置く。
 意志に反して動く体に戸惑いながらも、こちらを正視する勇気はないようで、どちらを向いていいのか、視線の行き先に困らせている。

「 “置いたら、俺の前に立て。まっすぐにこっちを向け” 」
「え、ああ…いやっ、ご、ごめんなさいッ、体が、体が言うこと聞かないんです! た、助けて…!」

 部屋の真ん中に気をつけをして、泣きそうな顔で助けを求めてくる。俺の股間に顔を埋める2人のエルフは、エイミのことなど無視するように丹念なフェラチオを続けている。

「あぁ、いや、いやです、こんなの…助けてください…」

 目をパチパチさせて、首まで真っ赤になる。ウサギ型亜種の特徴的な耳もピンと立たせ、恐怖なのか必死の抵抗なのか、体が小刻みに震えている。
 だが、俺の命令どおりに、俺たちの行為からは目を逸らせない。

「エイミ、見ろ。この2人が何をしてるのか、知ってるか?」
「…わ、わかりません…私、な、何も見てませんから…許してください…!」
「これはな、フェラチオというんだ。男を悦ばせる最上の行為だ。よく見ておけ」

 ウィルネとニーナは、俺が命令するまでもなく、エイミに俺の陰茎を見せつけるように体を避ける。
 左右から舌を絡ませ、ねっとりと顔を上下させる。
 エイミは、声を震わせる。

「あ、あぁ…ご、ごめんなさい…私、本当に、わかりませんっ。何も見てませんっ。みなさんのことは、絶対に、誰にも言いませんから…!」

 ウィルネが、エイミの顔を見ながら俺の先端に吸い付き、チュポンと大きな音を立てた。
 そして、そのまま舌をクルクルと先端の上に這わせ、陰茎を舐めている自分をエイミに見せつける。
 いやらしく挑発的なエルフの視線に、エイミはごくりと喉を鳴らし、じわりと涙に瞳を潤ませた。

「ゆ、許してください…私、私…」
「 “エイミ、脱げ。服を全て脱ぎ捨てるんだ” 」
「え、あぁっ、いやっ…いやぁっ」

 口では必死に拒んでも、俺の命令に体は逆らえない。素直にエプロン外し、給仕服の背中のボタンも外し、するりと床に落とす。
 そして野暮ったい下着も脱ぎ捨て、生まれたままの姿になって、俺の前で起立する。
 エルフの2人に比べると、エイミのまだまだ胸の膨みも小さく、まるで未成熟な子供だ。
 亜種の年齢は見た目ではわかりにくい。
 酒場で働くくらいだから、さすがに十代の前半ってはずはないと思うが、その幼い泣き顔も体つきも、気弱そうに垂れるウサギの耳も、ロリータな魅力で嗜虐的な興奮を煽る。

「 “後ろを向け。お前の体をよく見せろ” 」
「あ、あ、ダメっ、許してください! ダメ、なんですっ。お母さんに、叱られますっ」

 エイミはその場でちょこちょこと回る。
 小さな尻と、その上に付いてる小さな白いしっぽ。
 いつもはスカートの下に隠れている、ふさふさした毛に覆われたウサギのしっぽだった。

「ダメ、ダメッ。見ないでくださいっ。しっぽは、結婚する人にしか見せちゃダメって、お母さんに言われてるんです! だから、お願いですっ」
「 “尻を振れ。俺にしっぽを見せつけるように” 」
「いやっ!? いやあっ!」

 ひょこひょこと尻を左右に振る。小さなしっぽも一緒に揺れる。

「ふふっ、可愛いウサギちゃん。あなたの大事なしっぽが丸見えよ」

 ニーナが陰茎の根本を舐めながら微笑む。エイミの顔がますます赤くなる。

「 “こっちへ来い。俺のチンポをしゃぶれ” 」
「あ、あぁ…許してください…謝りますから、もう、これ以上は…」

 涙をこぼしながら、エイミはベッドに腰掛ける俺の前に来て跪く。
 ウィルネとニーナが、左右に避けてエイミに場所を譲る。震えるウサギ少女を面白がるように、俺の陰茎に手を添えて、「どうぞ、ウサギちゃん」と先端を彼女に向ける。

「いゃぁ…許して…許してくださいっ。できませんっ。私、そんなこと…あぁっ」

 それでも体は俺の命令を理解して、動く。小さな手で俺の陰茎を挟むように握り、ピンク色の舌を伸ばす。そして、先端からチロチロと舌を這わせる。
 ゾクリとした。ウィルネやニーナと違って短い舌だが、表面が少しザラついている。痛くはないのだが、そのギリギリくらいの意外な刺激に、呻き声をあげてしまう。

「む。やるわね、この子」

 ウィルネがジトっと眉をしかめる。だが、エイミはそれどころじゃない。当然初めて口にするだろう男の感触に、肌を泡立たせて、目を白黒させている。

「ひや、ひやぁ…ふぁ、ひやです…れろ、ひゃめてくだふぁい…れろ、おねふぁいします…くちゅ、れろ…ひやぁ…」

 舌の動きに合わせるように、長い耳もかすかに揺れる。白い毛の内側はピンク色の地肌で、柔らかそうだ。
 ちゃんと人間と同じ位置に普通の耳もあるのに、これはどういう意味で付いてるんだろうって、前から疑問に思っていた。
 だがこれは鳥型の羽根しっぽや、エルフの尖った耳と鮮やかな髪や瞳の色と同じく、『人間ではないのでご自由に』という証明書代わりに、亜種の外見に特徴を付けただけにすぎない。
 要するに、ただの飾りだ。俺はそのウサギの耳に触れてみる。

「ひゃう!?」

 くすぐったそうにエイミが耳を立てる。なるほど。『性感帯』という役割もあるのか。

「 “耳を使ってチンポを擦れ。耳コキしながら、先端をしゃぶれ” 」
「あ、あぁ…」

 ボロボロ泣きながら、エイミは両手で長い耳を掴む。そして、その柔らかい内肌を左右から俺の陰茎に当て、手を添えてしごきだす。
 そして、口を開けて俺のを飲み込んだ。

「うぅ…うぅぅ…あぁ…ん」
「ん、あぁ…これは、気持ちいいな…」

 ウサギの耳が、温かくてくすぐったい。
 これは気持ちいい。手や口にはない感覚だ。柔らかくて、うぶ毛のなぞっていく感触はゾクゾクくる。
 それに、エイミの小さな口の中にいっぱい詰まった狭さと密着感。そしてこの気弱な少女の泣き顔が、さらに俺を高ぶらせる。

「 “もっと強くしごけ。口の中で吸って、舌を這わせろ” 」
「うぅ…ぐすっ、ちゅぷ、ちゅぷ、うっく、んんっ、ぐすっ、じゅぶ、じゅぶ…」
「やーん。ウサギちゃんのご奉仕、かわいいねー。ねえ、ウィル。やっぱりこの子、かわいいよぉ」
「…私だって、もうちょっと耳が長かったら、このくらいして差し上げられるのになぁ…」

 嬉しそうなニーナと、ヤキモチを焼いて拗ねるウィルネ。エイミは小さな体をますます小さくして、俺のを丹念にしゃぶってしごく。

「 “ベッドに上って四つんばいになれ” 」
「ふわあぁ…やめて…もう許してください…」

 ベッドに上がって、エイミは尻を上げる。俺は後ろに回って、その華奢な体を見下ろした。
 白く背骨の浮き上がった細い背中と、まだ固そうな小さな尻。抱きしめただけで壊してしまいそうな身体を震わせ、しくしくと喉を鳴らすエイミ。
 ずっと前から、こんな光景を妄想していた。ウサギ少女のエイミを裸に剥いて、四つんばいにしてやるこの日を。

「 “そのまま動くな” 」
「…うぅ…」

 体を固定して、小さな尻を抱えて照準を合わせた。ウサギのしっぽが震えている。俺はエイミの耳元で囁く。

「エイミ、お前の処女は俺がもらうぞ。お前は人間の男に犯されるんだ」
「いやぁぁ!? ミミ! 助けて、ミミぃ!」

 グッと中に押し込んだ。
 未開通の小さな穴は、悲鳴を上げるようにブチブチと俺のチンポで剥がれていく。
 俺はその最深まで一気に貫き、先端をゴンとぶち当てた。

「うああーッ!?」

 ビリビリとエイミの体がシビれ、絶叫が部屋に響く。
 この小さな体で俺を受け入れるのは、相当きついのだろう。だが俺はかまわず、腰を動かし始める。

「ひィっ、痛いッ、痛いぃ! やめて! やめてーッ! うあぁッ、痛いッ、痛いよぉ! た、助けてください! 許してくださいぃ!」

 ぽたりとエイミの中からシーツに血が落ちて、俺の陰茎を赤く染める。俺は尻の上のしっぽを撫でる。「ううー!」と呻いて、エイミは耳を揺らす。

「 “エイミ。お前のしっぽは、俺に触れられるともの凄く敏感になり、すぐに絶頂に達する。ここがお前の弱点だ” 」
「はぁッ!? あぁぁぁ!」

 グンと膣をきつく締めて、背中を仰け反らせ、耳をピーンと立てて、エイミは絶頂に達した。
 だが俺はまだ達していない。かまわず腰を突き入れ、さらにしっぽを何度も握ってやる。

「いやッ!? あぁっ、あぁぁん!」
「 “絶頂したときは『イク』と言え” 」
「イクッ! ひゃあぁッ、イク! イク!」
「その調子だ。続けるぞ」
「ひゃ、ひゃあぁ! イクッ! やぁっ、イク! イクぅ! やめ、イク! 助けて…ミミ! ミミ、助けて! イク! イキますぅ~!」

 俺がしっぽに握るたび、エイミは絶頂に達して、耳をビィンと立てる。
 それが面白くて、何度も俺はエイミに絶頂を与える。

「あははっ、かわいー。見て見てウィル、あのお耳! あぁもう、ホントかわいいなー」
「どうしよう……なんだか私、本気であの耳欲しくなってきたんだけど」

 確かに、楽しい。エイミのヤツが可愛くなってきた。
 俺は、エイミの小さなその中に、何度も俺の固い大人の陰茎を突っ込んで、奥を叩いてやる。そして絶頂に震えるたびにギュウギュウ締め付けてくる快感を楽しむ。
 最高だ。とうとうエイミを犯してやった。
 今まで何度も、こっそりと酒の肴に盗み見てきた彼女の尻を、俺のモノにしてやったんだ。
 たまらない。達成感に腰がしびれる。

「出すぞ、エイミ!」

 俺は、長年の念願の詰まった精液を、たっぷりと彼女の中に注ぎ込んでやった。

「…あっ、あっ、あぁぁ…」

 くったりと、エイミの尻が力尽きる。小さな処女穴だった場所から、俺の精液がたっぷりと零れ落ちてくる。
 心地よい満足感。憑き物が落ちた気分だ。

 その時、また誰かが俺の部屋をノックする。

「おーい、アシュオウ。ここにエイミ来なかったか?」

 乱暴なノックと、客とも思わないようなぞんざいな口調。
 ネコ型のミミか。戻りの遅いエイミを探しに来たのか。

「エイミならいるぞ。入って来いよ」
「は? エイミ、何してんだよ?」

 無警戒に扉を開いて、勝ち気そうな娘が入ってくる。
 そして、全裸の俺たちと、ベッドの上でアソコから血と精液を流すエイミの姿に、表情を凍らせる。

「な…」

 ミミの大きな瞳の中で、瞳孔が開いた。そして、短い髪の毛がぶわっと開いた。

「何してんだよ、お前ら…?」

 瞳が、肉食獣のように鋭く燃える。空気がピリリと尖る。
 ウィルネとニーナが、俺をかばうように両側から寄り添り、ミミに向かって、挑発的で妖艶な笑みを浮かべる。
 その異様な気配に当たられたのか、エイミがぼんやりと目を開けた。

「ミミ…? ダメ…来ちゃダメ…逃げて…」

 その弱々しい声が、さらに彼女を逆上させた。
 ミミが短く唸る。
 その爪に魔法が宿り、赤く光る。

「ボクのエイミに、何したんだよッ!」

 体を沈め、指をしならせ、本物のネコのように飛びかかってくる。
 ニーナがミミの前にシーツを広げた。白い壁が彼女の体を包む。
 それを引き裂くミミの爪。だが、ウィルネがその腕を簡単に捕らえ、彼女の体を床に転がす。
 じたばたとシーツの中でもがくミミの前で、俺はボイコンのスイッチを入れた。

「 “止まれ” 」
「ッ!?」

 ミミの体は停止した。
 俺は次の命令をミミに与える。

「 “しゃべるな。動くな。お前の体は、お前の自由にはならない。だが、他人の手にかかればお前の体は自在に動く。お前の体は人形だ” 」

 口を大きく開けたまま、ミミは一切動かなくなった。それを確認して、俺はニーナとウィルネに命令する。

「ニーナ、こいつの服を脱がせて、ベッドの上に転がせ。ウィルネは、エイミを逃げないように捕まえておけ」
「はい」
「はい」
「ミ…ミミ! 逃げて! お願い! やぁ! 離して! 離してください!」

 ニーナは人形になったミミの体を抱き、彼女の給仕服を脱がせていく。エイミはミミを助けようとあがくが、ウィルネにしっかりと押さえ込まれて逃げることも敵わない。
 やがて全裸になったミミの体が、ベッドの上に仰向けに寝かされる。
 小ぶりの椀のような乳房が、ピンと頂上を天井に向けている。引き締まった腰と太ももが、じつに健康的だ。
 まだまだ未発達だが、少年っぽく思えていた外見からは、想像できなかった女らしさもその裸体は備えていた。
 少し青いが、美味そうな果実といったところか。俺はその足の間に腰を沈める。長いしっぽが、だらりと力なく伸びていた。

「…どうした、ミミ? いい格好だな。ニンゲン野郎の前でそんなに股を広げて、いいのか? おい。いつもの生意気な口をきいてみせろよ」

 ミミの体に、ぴくりとも反応はない。
 その柔らかいしっぽを拾い上げ、先端でミミの腹をくすぐる。
 ゆっくりと、なぞっていく。
 余分な肉のない腹が、鳥肌を立てる。
 だが、文句のひとつも言えるはずがない。
 彼女は、宙を見つめるだけだ。

「ミミ、聞こえてるだろ。エイミは俺が犯してやったぞ。無理やり処女を奪って、中で射精してやった。エイミも最初は嫌がってたが、最後は何度もイキまくってた。お前の名を叫びながらな」

 ミミは表情を変えられないまま、目の周りを紅潮させ、涙を滲ませる。俺は彼女の毛並みのいいしっぽを、つるりとしたアソコに擦りつける。
 引き締まった体で、そこだけが柔らかい。しっぽの先端で優しく愛撫する。

「あ…あぁ…お願いです、アシュオウさん。ミミは、許してください。ひどいことしないでください…」
「 “ミミ、マンコを濡らせ。俺の前で裸になれば、お前の体は自分の意志と関係なく濡れる。さかったネコみたいにな” 」
「いやぁ…ミミ…」

 じわりと、汗ばみ始めた。表情も反応もない体が、徐々に体温を上げていく。ぴったり閉じていたアソコが、ひくひくと開いていく。
 俺はミミの前に腰を落として、挿入の用意をする。

「あぁ…や、やめて、お願いします! 私…私が、します! しますから! ミミだけは、許してください!」
「ふふっ、そう。この子、あなたの大事なオトモダチなのね?」

 必死で懇願するエイミの耳元で、ウィルネがサディスティックな微笑みを浮かべる。
 
「だったら、おとなしく見てましょうよ。大事なオトモダチの処女がアシュオウ様に犯されるとこ見られるなんて、一生に一度きりよ。ほら、顔を上げて」
「いやあ! いやあ!」
「怖がることないわ。あなただって、アシュオウ様に抱かれて気持ちよかったでしょ? 同じよ。あなたのオトモダチも、今に自分からアシュオウ様にセックスをねだって、しっぽ振るようになるわ。あなたみたいにね」
「あぁ…ッ! ミミぃ!」

 小さなエイミを泣かせ、蠱惑的な笑みを浮かべて俺を見るウィルネ。
 ウィルネはわかってる。俺が今、どういうプレイを望んでいるかを。そしてそのために、自分はどう振る舞うべきかも。
 本当に優秀なオナホだ。

「ウィル、どうせならもっと近くで見せてあげようよ」
「うん。ニーナ、手伝って」

 ニーナもエイミの腕を押さえて、2人でエイミの顔をミミの股間に近づける。猛りきった俺の男根が、ミミの無垢な割れ目を押し広げようとしているところだ。
 それを間近で見せつけられて、エイミは悲鳴を上げる。

「エイミ、見ろ。ミミは今、自分の身に起こってることは全部理解できている。お前の声も聞こえている。だが、指一本動かせない。声ひとつ上げられない。誰もこいつを助けられない。さあ、今から俺がミミを犯すぞ。よく見ておけ」
「お、お願いします! 本当に、それだけは許してください! 私、私が、何でもしますから! お願いだからミミは───」

 エイミの見ている前で、俺はミミを一気に貫く。
 宙を見つめるミミの瞳孔が、その瞬間、ギュッと縮んだ。

「ミミ! ミミぃ!」

 彼女の小さなアソコを割り開いて、何度も突き入れる。
 エイミが何度も彼女の名を呼ぶ。
 ミミの目から涙があふれる。
 俺は構わず、乱暴に彼女の中を突き回す。処女のそこは、俺を拒むようなきつさがあった。
 中の壁はザラザラしていて、刺激が強い。

「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ」

 あえぎ声ひとつ立てられないミミが、俺のピストンに合わせて息を漏らす。
 空気が押されて出ただけの反応が、本当に人形を犯しているみたいで、俺を興奮させた。

「ミミ、どうだ? お前の処女は俺がいただいたぞ。お前の大嫌いなニンゲン野郎が、お前の初めての男になったんだ。ニンゲンに犯される気分はどうだ? 気持ちいいか?」

「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ」

 ミミの細い体を揺する。小さなアソコがザラついて俺を刺激する。
 もう少し、ぬめりがあった方がいい。俺はボイコンのスイッチを入れて、ミミに命令する。

「 “ミミ、お前は今後、俺にチンポを入れられたら今のように人形状態になる。声も出せない。体も自由にならない。だが、お前は強い快感を得る。この状態にお前は最高の快楽を感じる” 」

「ふっ、ふぅっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ」

「 “お前はセックスの虜になる。俺に犯されて人形になっているときがお前の幸福だ。俺にチンポを入れてもらうためなら何でもする女になる。俺のペットになるんだ” 」

「ふっ、ふっ、ふっ、ふぅっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ」

「 “ミミ。お前は今日から俺のネコ耳ダッチワイフだ。俺のペットでダッチワイフのミミだ” 」

「ふっ、ふっ、ふぅっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふぅっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ」

 体にじっとりと汗を浮かべ、ミミの体が温かく火照り始めた。
 ぐちゅ、ぐちゅ、と、きついアソコが潤いを増し、俺の動きをスムーズにさせる。

「ふぅっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふぅっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふぅっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ」

 宙を見つめるミミの瞳。その周りに、朱をさしたように情欲の色が浮かび始める。
 小ぶりな胸を揉むと、ジュクリとさらにアソコに愛液をあふれさせる。
 ざらりとした壁がまとわりつくように絡んできて、俺の陰茎に心地よい刺激となって包んでくる。
 これはいい。なかなかのモノだ。
 俺はミミの細い腰を持ち上げる。
 そして揺する。さらに深く、強く、ミミの中を出し入れする。

「ふっ! ふぅっ! ふっ、ふぅっ、ふっ、ふっ! ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ」
「出すぞ…出すぞッ。 “エイミ、よく見ろ!” 」
「あぁ! やめて、やめてください…!」
「出るッ!」

 ミミの中に俺の欲望を弾けさせる。
 ぶるぶると、ミミの体が小刻みに反応する。
 ずるりと陰茎を抜き出すと、強引に広げたミミのアソコから、どろりと俺の精液と血が混じって流れる。

 満足した。
 エルフの2人も、エイミも、ミミも、俺がこの手で汚してやった。あの生意気な精霊どもを、俺のモノにしてやった。
 生まれ変わった気持ちだ。俺はもう、非力で貧しい人間なんかじゃない。

 こいつらの───支配者だ。
 

「あぁ…あぁ、ミミ…」

 その場に崩れ落ちるように泣き出すエイミ。
 だが俺は、その小さな姿にますますサディスティックな興奮を覚える。

「 “エイミ。ミミのそこから出てる精液を舐めろ。ウサギが水をすするように舐めろ” 」
「うぁ…ちゅ、れろ、いやぁ、れろ、れろ…」

 血と混じった精液を、ぴちゃぴちゃとエイミは舐めだした。ニーナはそれを見て、ますます本物のウサギみたいと喜ぶ。惨めさに、エイミはぽろぽろと涙をこぼす。
 そろそろ彼女も俺のペットに洗脳して、この行為を彼女にとって幸福な出来事に変えてやろうか。
 自分はそのために生まれてきたオナホだってことを、思い出させてやる。そしてこいつも、俺のペットだ。
 だが、その前に仕事をひとつ頼んでおこう。
 ミミのアソコをきれいに舐め取ったエイミに、俺はボイコンのスイッチを入れる。

「 “エイミ、服を着て店主のキリーを呼んでこい。余計なことは一切言うなよ” 」

****

 ミミにフェラチオを仕込みながら、キリーを待つ。
 そして、俺の部屋にやってきたところを、ウィルネとニーナに命令して押さえつける。

「いやっ!? 何するのよ、やめて!」

 テーブルに顔を押し当てられるキリー。その間に俺は、エイミも俺のオナホペットへと洗脳を終えている。
 キリーが、呻き声を立てた。

「なんなのよ、アンタたち! ミミもエイミも、何してるんだい! 早くあたしを助けなさい!」

 キリーに鋭い目でエイミとミミを睨みつける。だが、すでに俺のペットになった2人は、俺の両脇に媚びるようすがりつくだけで、店主の命令になど聞く耳も貸さない。

「どういうことよ、あなたたち…、ニンゲン相手に、そんなハレンチなことして! なんなのよ! 何があったの!」

 ミミとエイミはキリーを見下ろし、イタズラっぽい笑みを浮かべるだけだ。困惑しながら、キリーは俺を睨み上げる。

「いきなり呼び出してすまなかったな、キリー。じつは、ため込んだツケを払ってやろうと思ったんだが」
「な、何を言ってるのよ、アシュオウ? ツケ? ツケならいつでも受け取ってやるわよ! いいから離しなさい!」
「がなり立てるなよ、キリー。せっかくの美人が台無しだぞ」
「うるさい! ニンゲン野郎が、偉そうに…あっ、イタタッ!?」

 キリーに俺に向かって怒鳴り声を立てた途端、ウィルネがその腕を捻りあげる。

「ニンゲン野郎じゃなくて、アシュオウ様でしょ? 口の訊き方には気をつけてね、おばさん。私たち、キレると何するかわからないから」

 エルフの美しい顔が冷酷に微笑むと、言い知れない迫力があった。キリーがごくりと息を呑む。

「ウィルネ、許してやれ。折れちまうぞ」
「はい、アシュオウ様。ごめんなさい」

 だが俺の命令には極上の笑みで応えて、ウィルネは力を緩める。情婦のように俺に媚びるエルフたちの振る舞いに、キリーは困惑する。

「なんでエルフのアンタたちが、ニンゲン野郎の命令を…あっ、イタッ、イタタタッ!? フガッ、フガッ」
「だーかーら、アシュオウ様だって言ってるでしょ、ババア!」
「そのくらいにしておけ、ウィルネ。本当に折るなよ。それとニーナ…鼻フックは勘弁してやれ」

 ボイコンによる洗脳は完璧だし、俺への忠誠は十分すぎるくらいなのだが、彼女たちの元々の気性は変わらない。
 少女期特有の純粋さと残酷さも、全て俺のために発揮される。まるで狂信的な信者のようだ。俺のためなら他の精霊を殺しかねない。
 まあ、俺の奴隷としては悪い傾向じゃない。高級エルフのことだから、いずれレディーのお淑やかさってやつも身につけてくれるに違いないと、今は期待だけしておこう。

「ウィルネ、ニーナ。離していいぞ」
「はい」
「 “キリー。お前の体は、そのままテーブルの上に伏して動かない” 」
「んっ!? なにこれ! う、動けない…!」
「無駄だよ、キリー。お前は俺の命令には逆らえない。この世の全ての精霊様は、みんな俺の言いなりなんだよ。ハハハッ!」
「なによ、アンタ…頭おかしいんじゃないの、アシュオウ! いい加減にして!」

 べったりと体をテーブルに押しつけたまま、キリーの体は固定される。胸元の大胆に開いたドレスから、ハミ出しそうな谷間も押しつぶされている。大胆に開いた背中も、その尻から伸びる大きな羽尻尾もよく見える。
 屈辱と混乱で、その美しい顔が歪む。
 見た目には人間の20代のようだが、女手1つで長年この酒場と宿を切り盛りしてきた強者だ。当然、貧乏なニンゲン如きに愛想のひとつも見せたことはなく、よく他の客と一緒に俺をバカにしてくれてたっけ。
 その女が為す術なく、ニンゲン野郎とエルフの小娘にねじ伏せられ、従業員まで奪われる。ざまあみろと笑ってやりたいところだ。
 キリーの怒りに満ちた目が俺に向けられる。
 こんな状況でも屈しないプライドと強気さは、さすがだ。
 まあ、そんなくだらんプライドも、俺がぶっ壊してやるけどな。

 キリー。
 お前をこうやって嘲笑いながら犯してやりたいって、俺はずっと思っていたんだよ。

「 “キリー。お前の尻の羽を俺に広げて見せろ” 」
「な、なに言ってんのよ! 誰がアンタなんかに…あっ、いや!?」

 いつも閉じたままのキリーの羽尻尾がぴょこんと持ち上がる。そしてゆっくりと、その艶やかな模様を広げていく。

「いやっ! いやっ! やめて、見ないでぇ!」

 クジャクの遺伝子を持つヒト型亜種である彼女たちは、男も女もキレイな羽尻尾を持っている。
 そしてこれが広げられるのは、求愛のときだけだそうだ。互いに愛し合う男女の間でだけ、その秘密の模様を見せ合うらしい。
 もちろん、人間なんかがこれを目にするのは、ここ数百年の間では俺が初めてだろう。

「……見事だな」

 思わず嘆息してしまった。
 キリーの尻に妖艶な花が咲く。鮮やかな黒を基調に緑や黄色の模様が眩しく、光の加減で色を変える羽は、まるで万華鏡のように目を楽しませる。
 美しく、色っぽい。柔らかそうに揺れる姿は、男の情欲を誘う。
 いや、誘われるというよりも吸い込まれてしまいそうだ。まさか羽なんかに欲情してしまうとは思いもしなかった。さすがはオナホ用のペット。こいつらを作った人間は偉大だ。偉大な変態どもだ。
 ミミとエイミも、初めて目にするキリーの羽に「おー」と感嘆の声を上げる。ウィルネは口をポカンとさせた後、「や、やらしー女!」と吐き捨てツンとそっぽを向く。ニーナは無邪気に拍手していた。
 
「いや…いやぁ…」

 顔中を真っ赤に染めて、キリーは唇を噛む。彼女にしてみれば全裸を見られる以上の屈辱だろう。誰にも見せたことのない自分の求愛の姿を、ニンゲン野郎なんかを相手に晒しているわけだからな。

「なんだ、キリー。いい羽を持ってるじゃないか。確かにその羽なら、どんな男もイチコロだぞ。でも、俺なんかにその大事な羽を見せていいのか?」
「うう…、やめて…くそぅ…」
「それとも、この俺を誘っているのかな?」
「バカなこと言わないで! 誰がアンタなんかに!」
「ククッ、そうだ。俺はお前にツケを払ってやらないとな。いくらだ?」
「そんなものいいから、早く私を自由にして! 金はいらないから、出てって!」
「いや、そういうわけにも行かないからな。エイミ、俺のツケをいくらだ?」

 ぴょこんとウサギの耳を立てて、エイミが「うーん」と頭の中で計算する。

「えっと、確か…ちょうど15ギルです」
「15ギル!?」
「たったの!?」

 ウィルネとニーナがぎょっとした顔をして、気まずそうに目を逸らした。
 あぁ、確かにお前らにしてみれば、鼻の穴にでも入れて遊ぶくらいしか使い道のない小銭だろうよ。俺にとっては二ヶ月分の稼ぎだがな。

「あの、アシュオウ様…よろしかったら、私のお財布をお使いなりませんか?」

 ニーナが遠慮がちに草色の財布を差し出す。分厚いその中には、俺が今まで見たこともないくらいの紙幣が詰まっているのだろう。

「いや、結構だ」

 魅力的な財布の誘いを断って、俺はズボンに手をかけた。

「金など無くても、体で払うさ。支払いは俺に任せろ」

 俺は安物のズボンの、乾燥させたオナモミで加工した前開きを、バリバリと剥がした。

「やめて!」

 キリーが悲鳴を上げる。すでに猛りきった俺自身が、彼女の美しくシャープな鼻先で跳ねる。

「いやっ、いやあ!?」

 人間の男根とその匂いを突きつけられ、キリーの顔色が青ざめる。
 愉快な反応だ。大昔はこうやって人間のペニスに奉仕するために作られてきたコイツらが、今は人間よりも上位の生き物だと思い上がって生きている。
 何百年も眠らせていたコイツらの奴隷本能を、俺がこの手で蘇らせる。この取り澄まして気取ったツラの皮を、俺が剥がしてやるんだ。

「 “キリー、いいことを教えてやる。ニンゲンの精液にはどんな宝石よりも価値がある。特に俺のは一級品。こいつを体内に入れれば大金持ちだ。お前は大金持ちになれるんだぞ。だからお前は俺の精液が欲しくて仕方ない” 」
「え…あ…?」
「 “それだけ覚えて、ここで俺にイジメられたことは忘れろ。お前はツケの取り立てにきた。俺は金を持っていない。さあ、頑張って俺の精液を手に入れてみろ。幸い、俺は自分の精液の価値に気づいてないようだ。どんなことをしても手に入れてみせろ” 」
「あ…あ、ぁ…」

 トロンと目の色が薄くなり、俺の命令を、彼女の遺伝子に刻まれた本能が咀嚼し始める。ウィルネやニーナが、ミミとエイミも俺の意図を理解して笑う。そして、やがてキリーの瞳に輝きが戻る。

「 “キリー、お前の体は自由になる” 」
「あ…」

 カクンとキリーの体から力が抜ける。だが、その目は俺の陰茎に注がれたまま、ごくりと喉を鳴らしてる。

「だけど、俺が体で払ったところで、とても15ギルにはならないからな。やっぱりニーナに金を借りるか」
「え、あ、ちょっと!」

 キリーの目の前でズボンを上げる。彼女は慌てて止めに入る。

「ニーナ、悪いが金を貸してくれ」
「ええ、もちろん差し上げます、アシュオウ様。なんでしたら、全額そちらの店主さんにお渡ししても私はかまいませんよ」

 ニーナはにっこりと微笑み、キリーの前に財布を投げる。ドシンと重い音を立ててニーナの財布が床に落ちる。
 本当に、これいくら入ってんだ?
 だが、キリーはそんな金にも目もくれず、俺の股間にばかり注視する。

「そ、そんな、はした金…いや、大金を貰うわけにいかないよ。アンタのツケはたった15ギルさ。金がないなら…か、体で払ってもらうしかないじゃない?」
「あら、店主さん。かまいませんから、そこのお金を持ってってください。お釣りはいりませんから」

 ニーナが、ニコニコと屈託のない笑顔を浮かべる。天使みたいに無邪気な顔して、よくやるぜコイツも。
 キリーは財布と俺との間で視線を泳がせ、唇を噛む。

「そ、そういうわけにはいかないね。あたしが飲み代を貸したのはこの男さ。あんたみたいな小娘から、金をいただく義理はないんだよッ」

 ドスンと、さらにもう1つの財布がニーナの財布の横に並ぶ。

「私のもあげるわ、おばさん。これでもまだ不十分?」
「!?」

 投げ捨てられた財布は、ニーナのよりもさらに分厚い。なのに何てこともないかのように、ウィルネは気怠そうに髪をかき上げ、頬杖をつく。
 これ全部が紙幣なら、おそらく…まあ、このド田舎で一生食っていけるだけの金なのは間違いないだろう。
 さすがにキリーも顔色を変える。これを断るやつは常識的に考えてもいない。しかしキリーは俺の精液の方がまだ価値があると思っている。そして、それを独占したがっている。
 元々が現金主義のがめつい女だ。俺と、目の前の現金の束と、忙しなく目を動かし、値踏みしながらキリーは焦りの色を浮かべる。
 ウィルネはそんなキリーの様子を眺めて、愉快そうに微笑む。
 まったく、女の子ってのは残酷だ。

「…ダ、ダメに決まってるだろ! あたしが貸してるのはこの男。この男の金じゃないと受け取らないよ! 金がないなら…体で払いな!」

 なんとか現金の誘惑を振り払ったキリーが、俺に熱い視線を向ける。

「やれやれ、しょうがないな…」

 俺はもったいぶって立ち上がる。ウィルネとニーナが「あーあ」と両手を挙げる。俺がズボンを下ろすのを、キリーが目を輝かせて待っている。
 そして、さっきはあれほど嫌がっていた俺の陰茎に、今度はうっとりとため息をついて、俺の足下に跪いた。

「さあ…早く出して」
「あぁ?」
「だ、だから精液だよ! ツケの代わりに、たっぷりと精液を出すんだよ! 早く!」

 キリーは両手で器を作り、俺の陰茎の前に差し出している。
 まさか本気で言ってるのか?
 精霊様はお行儀が良いとは言え、キリーぐらいになると多少は男を嗜んでいると思っていた。
 期待外れもいいとこだ。

「おい、おまえ精液の出し方も知らないのか?」
「え?」

 キリーはポカンと口を開ける。俺は嘲笑うようにそれを見下ろす。

「その年で、男を悦ばせたこともないとは…老けたネンネだな」

 ウィルネとニーナと、ミミとエイミまで俺に合わせて声を立てて笑った。
 キリーの頬が赤くなる。

「だ、だって、精液の出し方なんて…まさか、か、体を合わせるわけないじゃない! あんたとあたしが!」
「そんなことしなくても、男の精液を絞り出す方法なんていくらでもあるさ。なあ、ミミ?」

 俺に呼ばれたミミが、瞳をキュッと絞り、ピンとネコ耳と一緒に手を挙げる。

「ボク、知ってるよ! あのね、ママ。ご主人様のチンポは、舌でペロペロしたり、お口の中に入れてクチュクチュ舐めたり吸ったりしてあげるといいんだよ!」
「あとね。エイミがお耳で擦ってあげるとご主人様は喜んでくれるの。とっても気持ちいいんですって」

 エイミがニコニコと自分のウサギ耳を摘んで、擦るような仕草をしているが、彼女以外は誰も不可能な奉仕を自慢げに語られ、ミミも、ウィルネもニーナも頬を膨らませた。

 しかしキリーはそんな話の半分も耳に入ってないようで、みるみる顔色を変えていく。

「ご主人様、って、ミミ、エイミ、何言ってるの…? まさか、あんたたち…この男の精液、もらったの? もらったのね!?」
「もっちろーん!」
「はい、ママ。私もミミも、たっぷりとご主人様の精液いただきました」

 キリーが血相を変えてウィルネとニーナを睨む。

「もちろん私たちも、たっくさんいただいてますけど?」
「あ、おばさん。私、晩ご飯いらないから。もうアシュオウ様の精液でお腹いっぱーい」

 口をぱくぱくさせて、キリーは体を震わせる。そして、真っ赤になって怒鳴る。

「ずるい! ずるいずるい! アンタの精液はあたしのものだよ! たっぷりツケがあるんだから、残りは全部あたしのだ! 全部だよ! 口で出してやるから、そこに立て!」

 他のやつらに精液を取られたと知り、余裕を失っていくキリーに促されるまま、俺は陰茎をだらりと彼女の前に差し出す。
 キリーは、眉をひそめて逡巡し、やがて意を決したようにそれを口にくわえる。

「んっ、んんっ!?」

 そして匂いと感触に驚いた顔をして、すぐに顔を離し、俺を睨みつける。

「は、早くお出し!」

 …こいつ、ミミの話を全然聞いてなかったな。
 俺は目線で合図を送る。ミミとエイミがぴょこんと2人揃って手を挙げる。

「ボクが教えてあげるよー!」
「私もお手伝いします」
「ダ、ダメよ、あんたちはもう貰ったからいいでしょっ」
「だってママじゃ下手っぴすぎて、ご主人様が精液出せないんだもーん。ボクたち、ママの給仕なんだから、お手伝いしまーす」
「そうですよ、ママ。私たちはお仕事でママを手伝うだけですから。いけないことじゃないですよね?」
「そ、それは…でも、精液はあたしのよ。ツケの取り立ては、店主であるあたしの仕事だからね!」
「はーい」
「それじゃ、私たちはこっちの方から…んちゅ」

 ミミとエイミが顔を並べて、両側から俺の陰茎をペロペロと舐めだした。
 2人ともフェラはさっき仕込んだばかりなのだが、オナホの性能も働いてなかなか達者な愛撫を披露してくれる。2人のざらりとした舌が強い感触で刺激され、むくむくと勃ち上がってきた。彼女たちはぺちゃぺちゃと音を立て、嬉しそうに俺の陰茎をすする。
 
「も、もういいよ、あんたたち。わかったからどいて! あとはあたしがやるから!」

 キリーが慌てて俺の先端に吸い付く。ミミとエイミは両側から俺を攻めたまま、3人での奉仕になる。

「精液…ここから、精液が…!」

 長く細いキリーの舌がカリに絡む。要領さえわかってしまえば、キリーもオナホ用の亜種だ。男を悦ばせるだけの技量はすぐに身につける。
 ミミのざらついた舌が、俺の陰嚢を這う。そこから快感がぞくぞくと陰茎を辿り、キリーの舌に吸われていく。エイミは、その長い耳を使って俺の根元を擦る。擦りながら、舌も使って俺の茎を刺激する。
 精霊の3人同時奉仕とは贅沢な光景だ。俺をバカにしてきた酒場の女たちに、口淫奉仕させている。すごい優越感だ。俺は精霊を屈服させている。
 射精欲はどんどん高まっていく。そして限界が近づいたその時。

「アシュオウ様」

 ウィルネが俺の隣に寄り添い、ポケットから何かを取り出して俺に見せた。
 15ギル分の硬貨。
 そして、ニッコリと天使の微笑み。

 俺が言うのもなんだか…コイツら、本当に容赦ねえな。

 ちゃりん、ちゃりんとコインが床に落ちて軽い音を立てる。
 そして俺はわざとらしく笑ってみせる。

「あぁ、そういう忘れた。ちょうど15ギル、ポケットの中に入ってたんだ。やるよ、キリー」

 キリーは、俺の陰茎から口を離し、床に転がるコインに呆然となった。

「アシュオウ様のツケはこれだけなんですよね、店主さん?」
「おつかれさま、おばさん。取り立て終了ね」
「ママ、よかったですねー」
「これでご主人様の借金なくなったね! よかったよかった!」

 セクシーな肩がプルプルと震えている。キリーの屈辱が、俺には最高に心地よい。

「…ちょっと、待ってよ」
「あ?」
「ふざけないで! このあたしにここまでさせておいて…たったの15ギルで引き下がれるわけないじゃない! いらないわよ! こんな金いらない! あたしは、アンタの精液が欲しいのよ!」
「俺の精液が? どうして?」
「ど…どうしてって、言われても…ッ」

 見下ろす俺たちの視線に、キリーは狼狽える。
 彼女の中では、俺の精液は宝石にも勝る高価な品。そして、そのことを俺たちに気づかれてはならない。
 キリーは歯を鳴らす。そしてギョロリと目を見開き、歪んだ笑みを浮かべる。

「あ…愛してるのよ」
「はあ?」
「愛してんの…だから、アンタの精液が欲しいのよ! 愛してるから!」

 まさかそうくるとは思わなかった。
 笑いそうになる口元を誤魔化すのも大変だ。
 あの気取り屋のキリーが俺に愛の告白までしやがった。
 コイツのがめつさは本当に一級品だ。そんなバレバレの嘘をついてまで、精液が欲しいのかね。
 それとも、この貧乏でモテないニンゲン野郎は、好きだの惚れただの言ってやれば、すぐにでも自分の言いなりになるとでも思っているのか。
 ニーナは堪えきれずに吹き出した。エイミは「ひゃー」と頬を赤くして、ミミは「ヒューヒュー」と囃したて、キリーは顔を真っ赤にしてミミを睨みつける。

「…あんた、本気で言ってんでしょうね?」

 妙に迫力のある声でウィルネが言うから、思わず俺まで肝を冷やした。ベッドに腰掛けたまま、そのすらりと長い足を組み直してウィルネが目を細める。

「わかってると思うけど、アシュオウ様をバカにして言ってるんなら、私、許さないから」

 コイツのキレイな顔で睨まれると、本当にゾッとする。
 確かにキリーのウソには、この俺を見くびる傲慢がある。ウィルネはそこに腹を立ててるのかもしれない。
 もともと高潔なエルフに、お嬢様の我が侭と短気の入り交じった気難しいヤツだ。それ以前に、キリーとは相性もよくないみたいだ。
 おそらく、性格的には似たもの同士なんだろうな。

「小娘が、何を偉そうに…ええ、愛してるわよ。あたしはこの男を愛してるの。あんたなんかにとやかく言われる筋合いはないわよ!」
「じゃ、羽は?」
「え?」
「あなたたちは、そのいやらしい羽を広げて男に媚びを売るんでしょ? やってみせてよ。アシュオウ様を愛してるんなら、当然できるわよね?」
「…くっ」

 がんがん攻めてくるな、ウィルネ。俺までゾクゾクしてくる。

「…わ、わかったわよ。見せるわ。見せたら信じるのね。その代わり、他の人たちは出てって!」
「出て行く必要はないだろ。コイツらにも見せてやれよ。俺を本気で愛してるってとこを」
「無粋なこと言わないで! そういうのは男の女の秘め事だろう? 二人っきりになったら、たっぷりと見せてやるよ」

 ぷいとそっぽを向くキリー。さっきまで精液欲しさにニンゲン相手にフェラまでしてたくせにな。
 どうせ俺と二人っきりになったら、上手いこと言って誤魔化そうって腹なんだろう。

「あら? 恥ずかしがる必要はないと思いますけど」

 ニーナがスッと立ち上がり、スカートのヒモを解いた。そして驚く間もなくベストまで脱ぎ捨て、あの輝く裸身をあっさりと晒した。

「ちょっと、あんた何て格好を…!?」

 キリーは顔を赤くして目を逸らす。だが、ニーナの若く豊満な体が気になるのか、チラリと横目で見上げて、喉を鳴らす。

「ふふっ、もっと堂々と見て下さっても、私はかまいませんよ」

 言葉どおり、ニーナは堂々と裸身を晒したまま前に出る。やはりコイツの体は美しい。一歩一歩、普通に歩く姿が本当に神々しく見える。思わず俺まで見とれてしまう。蒼い髪。美しく豊かな胸。その頂の桜色。くびれた腰の優雅に揺れる様ときたら、まるで空の上を歩いているようだ。
 ニーナは俺のそばに来て、そっと腕を絡めて俺に体を預けてくる。

「私はアシュオウ様のオナホ。心からアシュオウ様を愛しています。だからどんなに恥ずかしい格好も平気なの。誰が見ていようと関係ないの。アシュオウ様がお望みなら、私はどんな恥ずかしいことでもして差し上げたい。私のおっぱいもオマンコもアナルも全部、この御方のためになら喜んで晒します。…愛するって、そういうことですよね?」

 俺を見上げるその表情には、確かに蕩けるような愛情があった。思わず俺も赤面してしまった。それを咳払いで誤魔化しつつ、キリーの方を見る。
 キリーもまた、俺と同じような顔をしていた。

「な…何をバカな…」
「そうよ、ニーナ。ちゃっかりアシュオウ様を独り占めしないで」

 いつの間にか全裸になっていたウィルネが、俺の反対側からしがみついてきた。負けじと俺に張りのある乳房を押しつけ、ニーナをジトっと睨む。ニーナはとぼけるように首をすくめる。

「ボクだって、ぺったんこだけどご主人様のためなら脱ぐよ!」
「わ、私もぺったんこだけど、脱ぎます!」

 ミミとエイミまで、服を脱ぎ捨てて俺にしがみついてくる。キリー1人が、顔色を青くしたり赤くしたりしながら目を丸くする。

「バ、バカじゃないの、あんたら…」
「…なるほど。どうやら、こいつらの愛が本物で、お前のはウソだったみたいだな。危うく騙されるところだったよ」
「ちが、違う! あたしは…あたしだって…」
「何が違うんだ? コイツらは俺のためなら裸だって恥ずかしくないそうだ。お前も俺を愛してるなら、羽を広げるくらいできるだろう?」
「うう…っ」
「できないんなら、やっぱりウソだな。よし、それじゃあ、お前らに俺の精液をたっぷり注いでやる」
「やった!」
「ふふっ、ありがとうございます、アシュオウ様」
「ご主人様、ボクにも!」
「私も、いっぱいご奉仕します、ご主人様」
「ま、待って!」

 俺たちを睨みつけていた目を、そっと下げる。そして媚びるような、いやらしい笑みに変える。

「み、見せるよ。そんなに見たいんだったら、しっかり見な。これが…あたしの愛さ」

 唇を噛みながら、キリーは少しずつ尻の羽を開いていく。
 さっき見せた満開の、ほんの5分の1ほど。
 
「ほら、これでいいんだろ? 愛してるよ、アシュオウ。あんたのために、羽を開いてやったよ。だからこれで…あたしに精液をちょうだい!」
「開いた…って、それで全部か?」
「そ、そうだよ! これで満開なのさ。ほら、このとおり、あんたを愛してるって証拠だよ。とっくりとごらん! あ、い、し、て、るってね!」

 小さく開いたそれをフヨフヨと動かしながら、キリーは俺から目を逸らす。
 俺が言うのもなんか違う気がするが、コイツも腐った女だな。

「…さいてー」

 ウィルネがボソっと呟く。

「やっちゃったね、ママ…」

 ミミとエイミですら、雇い主に失望を隠せないようだった。

「まあ、そういうな、お前ら。せっかくキリーがここまでしてくれたんだ。この愛に応えてやらないとな。俺の精液を、この女に分けてやる」
「え~!?」

 俺に抱いてもらえると思っていた4人から明らかな失望の声が漏れた。それでもウィルネは拗ねたように唇を尖らせながら「…アシュオウ様がお望みなら」と言って、ニーナと共に俺から身を離した。
 そしてあっという間にキリーをテーブルの上に押さえつけていた。

「えっ!? ちょ、ちょっとなに!? 何するんだい!」

 速い。やっぱりコイツらの身体能力は、普通の精霊とは違う。キリーは何が起こったのかもわからないうちに、先ほどと同じようにテーブルの上にうつ伏せに捕らわれ、両腕はウィルネとニーナに掴まれている。
 長いドレスに隠された尻が俺に向けられ、ジタバタと揺れる。
 でかいな。胸もでかいが、尻もでかい。コイツの尻をこうやって拝むのは初めてだ。

「離して! この、やめ…ッ!」
「暴れないでよ、おばさん。アシュオウ様があんたを抱いてやるって仰ってるんだから、お行儀良くしてて」
「ひぃやあ!? いやぁ! そんなの、やめてぇ!」
「暴れるなって言ってんでしょ! あんたのこの下品な尻尾、引っこ抜くわよ!」
「いやぁぁ!」
「ねえ、店主さん。愛するアシュオウ様が抱いてくださるんだから、もっと嬉しそうな顔したら? それじゃアシュオウ様がお気の毒だわ」
「やめ…許してぇ…」
「ネコさん、ウサギさん。あなたたちもお手伝いしてくれる?」
「はーい」

 エイミとミミが、キリーの長いスカートの裾を掴んで、せーので引っ張る。ビリビリと派手な音を立てて、キリーのドレスが破れて黒い下着が露わになる。俺はミミとエイミに下着も脱がせるように命令する。

「あぁ!」

 つるりとした、丸い尻だ。実年齢がいくつなのかは知らないが、張りも形も若々しい。肉厚で、叩き応えもありそうだ。
 いわゆる「いい尻」ってやつだ。
 そしてその下に覗く陰毛は濃く、大人の色気を感じさせる。
 精霊ってやつは、本当にどいつもこいつも上等の体をしている。たまらねえな。
 
「ミミ、エイミ。キリーのマンコを舐めてやれ」
「はーい」
「ダメ! やめて、あんたたち! こんな男の命令なんて…あぁ!? いやぁ!」

 ぴちゃぴちゃと、2人の少女がキリーの股間に顔を埋める。俺はボイコンのスイッチを入れる。

「 “キリー。お前の体は意志とは関係なしに、ミミとエイミの愛撫に感じる” 」
「え、あぁ…あぁっ! いや、どうして! もう、もうダメ! 舐めちゃ、ダメぇぇ!」

 ビクン、ビクンとキリーの尻が跳ねる。
 その様子にウィルネが笑う。

「やっらしー。おばさん、感じまくりー」
「感じすぎだよね。じつは普段から、この子たちに舐めさせてるとか?」
「アハハ、それウケる。でも本気でやってそうだよね。このおばさん、スケベだもん」
「うう…っ、あぁ、いやっ、やめて! あたし、そんなこと…あ、ダメ! そこ、ダメェ!」

 ミミが音を立ててキリーの愛液をすする。エイミの耳が楽しそうにヒョコヒョコ揺れている。
 キリーの色っぽい泣き声を聞きながら、俺はズボンを開いて下げる。

「さて、それじゃお前の欲しがってた精液をくれたやるか」
「だ、ダメ! そっちは、あぁ、ダメ! 出すなら、せめて口にして! 口にぃ!」
「だってお前は俺を愛してるんだろ? だったら、セックスは当たり前じゃないか」

 うんうんと、他の4人は頷く。キリーは悲鳴を上げる。

「やめて! 勘弁して! あたし、そんなつもりじゃ…あぁ、ミミ、吸っちゃダメぇ! お願い! もう堪忍して!」
「ミミ、エイミ。もういいぞ。キリーの足を押さえとけ」
「はーい」

 2人の小さな体がキリーの足にしがみつき、ぶら下がる。俺はその真ん中に、腰の照準を合わせる。

「いやっ、いやっ、それだけはダメ! ダメよぉ!」
「よかったわね、おばさん。アシュオウ様はお優しいから、あんたみたいな年増でもお情けで抱いてくださるって。感謝しなさいよね。年増のくせに」
「いいなー。私も、もう一度処女に戻って、アシュオウ様のおチンポで突き破っていただきたいなぁ」
「ねー」
「やだ、やだぁッ…お願いだから、それだけは許して…」
「なんだ、キリー? 俺のこと愛してるんじゃないのか? だったら、抱かれて嬉しいはずだろ?」
「愛してなんか…いるわけないだろ! このあたしが、アンタみたいなニンゲン野郎に…あ、ああぁぁぁッ!?」

 一気に、キリーの中に突き立ててやった。
 ブチブチと引き裂いていく感触。精霊はこの処女を尊いモノとして、結婚するまでご大層に守り抜いていく。長年、酒と色気で世間を渡ってきたキリーですら、その貞操観念だけはちゃんと精霊様だったらしい。
 年代物の処女貫通だ。

「いやぁぁぁッ!」

 キツイ締め付けを掻きわけ、強引に腰を動かす。でかい尻を鷲づかみにして、キリーの中を切り刻むように鋭い出し入れを繰り返す。

「どうだ、キリー。愛するニンゲン様に貞操に奪われた感想は? 最高だろ?」
「やめ、やめて…痛い! 痛いィ!」
「ハァ? なにそれ? ありがとうございますでしょ、おばさん。そういうときは、アシュオウ様最高ですってお答えしてよね」
「ねえ、もっとお尻振ったら? アシュオウ様にばっかり負担をかけたら申し訳ないよね? 大人なんだから、それくらいのご奉仕は言われる前にやるべきだと思うなあ」
「言われちゃってるよ、ママ。もっと頑張ってボクたちにかっこいいとこ見せてよ。お・し・り! お・し・り!」
「ママ、あそこから血が出てるよ。あとでママが自分のお口でキレイにして差し上げてね。ご主人様のオチンチンがかわいそうだから」
「あぁ! やめ、やめてぇ…」

 キリーの中はキツイが深い。俺の陰茎を奥深くまで飲み込んでも、まだ足りないくらいだ。もっと強く尻に腰を叩きつける。

「いやっ、痛い! もうやめてぇ!」
「やめていいのか? ここでやめたら、お前の欲しがってた精液は手に入らないぞ」
「あぁ…精液…精液ィ…んっ、んっ」

 うるさく喚くのを止め、歯を食いしばって声を殺すキリー。処女を奪われて観念したのか、精液のためのセックスを嫌々ながら受け入れる気になったようだ。

「 “キリー。俺のチンポに突かれるたびに、お前の痛みは弱くなり、快感が強くなる” 」
「んっ、んっ、んっ…ぁ…んっ、やっ、なにっ、これっ?」
「どうした? 良くなってきたのか?」
「なにを、バカな…あっ、だめっ、ちょっと…あぁっ、やめて、もうやめて!」
「気持ちいいだろ? ニンゲン野郎に犯されるのは、最高の気分だろ?」
「そんなわけ、あぁっ、気持ちよくて、ない、ないィィ! あぁッ、あぁーッ!」

 キリーの膣がぎゅうぎゅうと締め付けを強くなる。子宮口が降りてきて、俺の先端にガンガン当たる。キリーはますます声を大きくして、愛液を大量に流す。

「 “俺の精液がないと、お前はこのままよがり狂うぞ。それが嫌なら俺の精液を買え。お前の大好きな精液だぞ。値段は、そうだな…” 」

 ウィルネの方をチラリと見る。大きな瞳をキラキラさせて、「私に任せて」と言わんばかりだった。

「 “…ウィルネの言い値だ” 」
「はい!」

 満面の笑みを浮かべて、ウィルネは可愛く小首を傾げる。

「うーん、そうねえ。アシュオウ様の精液をお金にしたら、いくらくらいかなぁ。ねえ、ニーナ。この店の今日の売り上げくらいはするかしら?」
「はっ、はっ、払います! だから、あぁっ、精液…ッ、お願い…!」
「ウィル、それはちょっと安すぎるんじゃない? アシュオウ様の精液はそんなに安くないよぉ」
「だよねー。今月分くらい?」
「は、払いますぅ!」
「まだまだ全然だよー。ウィル、気前良すぎ」
「1年分?」
「うーん」
「ひゃらいますぅ!」
「10年分?」
「ひゃ、ひゃらい…あぁっ、あぐっ、もう、何でも、払い、ますから…あっ、あっ、助け、ひゃぁっ、あぁっ」

 キリーはどんどん快楽を深め、目は虚ろに、口からはヨダレを流し始める。ウィルネとニーナは、無邪気な笑みを浮かべながらキリーを追い詰めていく。

「あなたの貯金全部?」
「ひゃら、ひゃらいます…払いま、あぐっ、はっ、あ…」
「この店ごと貰おうかしら?」
「そんな、はっ、はっ、はぅ…はい…払い、ま、すぅ」
「従業員の女の子も、全部アシュオウ様のものね」
「はい、はっ、あうぅぅ、はいぃぃ! 払いますぅ!」
「ついでに、あなたの体もアシュオウ様のもの」
「はっ、はっ、はっ、はっ」
「あなたの心も魂も、永遠にアシュオウ様にお支払い続けると約束しなさい。それでアシュオウ様の精液を売ってあげる」
「ひゃ、はぁ、そんな、それじゃ、私は…」

 もうろくに口も回らないキリーに、ウィルネはその長い耳を近づける。

「私、何にも、なくなって…はっ、どうなっちゃう、の…あっ、あっ、あっ」

 ウィルネはサディスティックな微笑みを浮かべて、キリーの耳元に囁く。

「今日からあなたは、ただの精液好きの牝豚奴隷になるのよ、おばさん」
「あ、あああぁぁぁぁ!?」

 キリーの中に大量の精液を放った。彼女の体がビクンビクンと跳ね、全身を震わせた。

「すごい、すごいッ、精液きた! きたあぁぁぁ!」

 俺の精液を子宮で受け止め、キリーは釣り上げられた魚のように体を仰け反らせて絶叫する。
 暴れる彼女の尻を鷲づかみにして、最後まで彼女の中で放った。ずるりと引き抜くと、キリーのそこから、血と混じった精液がこぼれ落ちる。そして半分意識の飛んだような力ない声で、キリーは笑う。

「ありがとう…ございます、マスター…精液、最高…ッ!」

 キリーの尻で、艶やかな羽尻尾が満開になった。

****

 精液一つで店を買い取った俺は、さっそく店内に降りて宣言する。

「 “今日からここは俺の店だ。店員も客も俺の命令に従え” 」

 もちろん、逆らえるやつなんていない。
 店員は全裸に前掛けのみで働かせる。
 女の客も裸だ。
 酒は口移しで飲ませて、料理も体を皿代わりに使わせ、歌と踊りで接待をさせながら、次々に女を犯していく。

「あっ、あっ、あっ、あっ」
「この女はお前の女房か?」
「はい…そうです」
「女、俺のチンポと亭主のチンポと、どっちがいい?」
「アシュオウ様です! あぁッ、断然、アシュオウ様ですぅ!」
「だそうだ。亭主として、何か言いたいことはあるか?」
「…ありません」
「そうか。なら結構だ。好きなだけ飲んでいけ」
「…はい…」
「あぁッ、あぁッ、アシュオウ様! イク! イキます~!」

 トラ模様の髪をした女が、気の強そうな横顔を快楽に染めて絶頂する。
 俺の腰に跨らせ、亭主の目の前で尻を振らせ、身も心も亭主を裏切らせた。屈強そうなトラ男の亭主も、その大きな体を縮こまらせて妻の痴態から目を逸らす。
 酒の代金は女だ。
 店で一口でも酒を飲んだ男は、家族でも恋人でも女を代金として俺に支払わなければならない。
 賑やかな店内で、男連中は一列に並び、隣の女を差し出す順番を待っている。
 支払いの済んだ女たちは、俺と一緒に酒と料理を楽しみ、さらに男たちのツケを増やしていった。
 女たちは俺に抱かれるのを心から喜んでいる。俺に中出しされたことを誇るように、テーブルの上で踊り、俺の精液をアソコから飛び散らせる。

「あぁッ、精液…ッ、アシュオウ様の精液!」

 キリーはその下で、俺の精液を浴びては羽尻尾を満開にさせる。
 俺はニーナに酒を注がせて、次の女の品定めを開始する。

「…その女は?」
「私の妹です」

 イヌの娘が、小さな体を手で隠しながら立っている。
 ミミやエイミと同じサイズ。溌剌としてそうな健康的な顔が、今は不安に曇っている。

「名前は?」
「チ、チムです」
「よし、乗れ」
「は…はい」

 処女の体を震わせながら、俺のそそり立つ陰茎の上に体を落としていく。小さなソコは、とても男のモノを飲み込めるサイズには見えないが、オナホ用に開発されたこいつらに遠慮などいらない。
 そっちの趣向のあるヤツのために、どんなに幼く見えてもセックスは可能なんだから。

「いっ…たぁ!」

 処女を突き破って、奥に押し当たるまで腰を落とさせる。
 ボロボロ涙を流しながら、チムとかいう娘は俺のを最後まで飲み込んだ。

「動け」
「は…はい」

 恐る恐る、チムの腰が揺れる。痛みに顔をしかめて、ふさふさした尻尾も縮こまる。

「 “痛みはすぐ消える。お前は俺とのセックスの虜になる” 」
「あっ?」

 急な体の変化にチムは首を傾げた。
 だが、何度か腰を動かすうちに、すぐにその快楽に夢中になり、体を激しく揺すりだす。

「あっ、あっ、気持ちいいッ、すごい、気持ちいいよぉ!」
「セックスは楽しいか、チム?」
「うん、楽しい! チム、セックス好き!」
「俺のペットになるか?」
「なる! チム、アシュオウ様のペットになるぅ!」

 チムはその温かい舌で俺の頬をペロペロ舐める。俺は少女とのセックスを楽しみながら、ニーナに命じて口に含んだ酒を口移しで飲ませる。

 この街は俺のものだ。
 さっそく明日にでも、役所に挨拶に行かないとな。

****

 数年前、俺が住民登録を申し出たときは、年に100ギルの税金を納めなければニンゲンは町民になれないと断られた。
 もちろんそんな法律などない。ただの嫌がらせだ。
 窓口のウシ娘に淡々と住民申請をはねつけられ、言い返す間もなく『休憩中』の札を突きつけられたのをよく覚えている。

「あっ、あっ、あぁん! いいッ! もっと、もっとぉ!」

 俺はそのときウシ娘を、椅子の上で膝に乗せている。窓口はもちろん『ご奉仕中』だ。町民にも職員にも丸見えの場所で、騎乗位奉仕させている。
 目の前でたぷんたぷんと揺れる乳房は圧巻だ。
 白い肌。黒く長い髪。ウシの耳と尻尾が腰の動きに合わせてぴょんぴょんと跳ねる。
 ナオミというその女は、処女を散らしたばかりの体をもうセックスに蕩けさせ、夢中になって腰を振っていた。

「 “今日から俺はこの街の最高町民だ。あらゆる権限は俺のもの。金も法律も全て俺のものだ。わかったな” 」
「はい、アシュオウ様」

 この街の本来の権力者、キツネの町長は俺の足下でひれ伏している。

「 “人間は当分の間、この街には出入り禁止だ。市場に来てるヤツらも追い出して、街には精霊だけにしろ。そのあとで俺から挨拶があるから、職員を総動員して全町民を広場に集めるんだ。午後までにやれよ” 」
「はい、アシュオウ様。おい! 大至急、職員を集めろ!」

 役所の中が慌ただしくなっていく。あとのことは連中に任せて、俺は目の前の美味そうな乳房をたっぷりといただくことにする。

「ナオミ、乳をよこせ」
「はいっ」

 牛娘が自分の手で乳房を絞りながら、そのピンク色の先端を俺の口に含ませる。

「んんっ…んんーっ」

 ぎゅっ、ぎゅっと、勢いよく乳が出て、俺の口の中に甘くて蕩けそうな味わいが広がる。

「…美味いな。気に入った」
「あっ、んっ、あり、がとうございます、アシュオウ様…もっと、もっと…まだまだ、出ますので…! んっ、んんーっ」
「これから毎朝、俺に乳を飲ませろ。それがお前の仕事だ」
「はい、アシュオウ様! 喜んでぇ!」

****

 朝、俺はかつてキリーの宿屋だったベッドで目を覚ます。
 ウィルネとニーナは、すでに俺より先に目覚めて、俺の髪を両方から撫でているところだった。

「おはようございます、アシュオウ様」
「今日も良い天気のようですよ」

 2人の美しい乳を下から見上げて、今日も目覚めの気持ちよさに頬を緩める。ウィルネとニーナの細い腰を引き寄せる。嬉しそうな悲鳴を上げて、少女たちの体が俺に奉仕を始める。

「おはようございます、マスター!」

 エルフ娘たちの体をたっぷりと堪能してから、下に降りる。
 キリーが俺の顔を見て、羽を満開して笑顔を浮かべる。

「メシの用意は?」
「出来ております!」

 給仕の制服を着たキリーが俺をテーブルに招く。この店の新しい主となった俺に仕えるために、自ら望んで給仕に身を落とし、彼女の成熟した体には不釣り合いな制服に身を包んでいる。歩くたびに揺れる胸元は、今にもはち切れそうだ。
 そのキリーの前に、ウィルネがすらりと伸びた短いスカートの足を見せつける。

「ねえ、おばさん。私たち、今日も朝からたっぷりとアシュオウ様に精液を中出ししていただいたんだけど、あなたも分けて欲しい?」
「欲しいです! あぁ、なんて素敵なふともも! 精液の匂いをプンプンさせて…!」
「それじゃキレイにして」

 ウィルネとニーナがお揃いのスカートをたくし上げる。中に下着などない。赤みがかった彼女たちの美しい股間は、俺との激しいセックスの余韻をまだ残している。

「あ、ありがとうございます! いただきます! ちゅっ、ちゅばっ、あぁ、美味しい、美味しいよぉ!」

 キリーは顔を紅潮させ、大喜びで2人の股間を舐める。
 気取った酒場の女主人の面影は、もうそこにはない。

「ふふっ、みっともない音立てちゃって。ホント、精液好きの牝豚ね」
「給仕さん、ちゃんと私たちのアソコきれいにしてね。今夜もたっぷりと、ここにアシュオウ様の精液を注いでいただくんだから」
「はい! もっと、もっと舐めます! あぁ、ここにまたアシュオウ様の精液が…! ちゅぶっ、羨ましい…若い子が、れろ、羨ましい…!」

 今日も朝から、仲が良さそうで結構だな。

「ご主人様、お席にどうぞ」

 ミミとエイミが、トレイを持って俺にお辞儀をする。促されるまま、俺は椅子につく。

「今朝のおフェラ当番はボクです。失礼します、ご主人様」

 そういってぺこりと頭を下げ、ミミが俺の足元にしゃがんでズボンの前を開く。そしてエルフたちを抱いたばかりの俺のを咥え、丁寧に舌で奉仕を開始する。
 その間に、エイミが俺の食事の支度を進めていく。
 俺の隣では、役所勤めのウシ娘、ナオミが上半身だけ裸になって、その豊満な胸に白い布だけを被せてすぐ横に控えている。

「まずは乳だ」
「はい」

 ふわりと布を外す。でかいが、決して垂れてはいない。たぷんと揺れる様は食欲をおおいにそそる。

「どうぞ、アシュオウ様。今日もたっぷり詰まっておりますので…!」

 差し出される乳首を咥える。エイミがその乳を搾り、甘い乳を俺に吸わせてくれる。
 ナオミは俺に最高の乳を飲ませるために、香草や果物などをたくさん食べるように命じている。朝の一口目が一番美味い。
 次にテーブルの上の料理に手をつける。
 焼きたてのパンは香ばしく、豆のポタージュは滋味あふれる深い味わいで胃を温める。採れたての野菜は軽く焦げ目をつけただけ。キノコベースのコクのあるソースを絡めて口に運ぶと、芳醇な香りと新鮮さが食べるほどに俺の食欲を増進させ、コケモモの微かな酸味が野菜の甘みを引き立てる。幸福な味覚に舌鼓を打ちながら、ナオミの乳で喉を潤し、テーブルの下のミミの髪を掴んで、深く咥えさせる。下半身にも心地よい刺激を与えながら、高級フルーツを手づかみで齧りつき、エイミに指を舐めさせる。至福の朝食だ。
 そして精霊どもが触ったこともない肉料理も、太古の調理法を使って俺の指導で作らせた。
 イノシシのベーコン。
 この味覚は言葉では例えられない。味も薫りも最高だ。

 食事が終わる頃には、俺のモノも十分に勃起して射精する準備も整う。
 エイミにも一緒に咥えるように命じて、ナオミに食後の乳をいただきながら、少女給仕たちの顔面に精液をぶっかける。
 キリーが血相を変えて走ってきて、むしゃぶりつくように嫌がるミミとエイミ顔をベロベロと舐め出した。

「さて、腹ごなしに散歩でもするか」

 酒場の扉を開けると、眩しい朝陽が飛び込んでくる。
 そしてずらりと並んだ100人の女たちが、深々と頭を下げて俺を出迎える。

「おはようございます、アシュオウ様!」

 コイツらは全員、俺のオナホ。気に入った女を拾っていったら、こんな人数になってしまった。
 どいつもこいつも、精霊たちはそれぞれの魅力があって甲乙がつけがたい。ウィルネとニーナのようなエルフが特別なだけだ。

「チム、いくぞ」
「わんわんですー!」

 全裸に首輪をしたチムが、玄関前にしゃがんでいる。俺はそのヒモを取って散歩を開始する。
 ぞろぞろと、100人のオナホとともに街を練り歩く。すれ違う町民は大名行列にでも会ったみたいに道を空け、俺が通り過ぎるまで頭を下げる。女たちはオナホ隊に羨望の眼差しを向け、男たちはその中にかつての女房や恋人の姿を見つけて、「しっかりご奉仕するんだぞ」と俺のオナホになった女を激励する。
 しばらく歩いていると、チムがすんすんと鼻を鳴らし、俺に笑顔を向ける。

「ご主人様! チム、おしっこしたい!」
「あぁ、見ててやるから、いっぱいしろ」

 チムは大喜びで片足を上げ、軒先に小便をかける。気持ちよさそうな顔だ。
 そして、彼女が小便をかけるということは、この家には年頃の処女がいるということだ。

「よし、入るぞ」

 チムだけを連れて家に入る。朝食の最中だった住人たちは俺を見て驚いていたが、すぐに歓迎の笑顔を浮かべる。

「これはこれはアシュオウ様! ようこそお越しいただきました!」

 子供のような男が立ち上がって、俺に向かって大げさに両手を広げる。
 チムよりも低い身長。エルフよりも短いが尖った耳と、紅く大きな目。
 彼らはホビット型の亜種だ。小さい体と、陽気な顔立ち。成人してもまるで子供のままに見える体がなによりの特徴。
 この街にも住んでたなんて知らなかったな。
 稀少だがエルフほど能力値が高くないので、太古でも市場価値はさほど高くはなかったが、一部のマニアの間ではかなり評判の良かった亜種だったという。

「さあ、お前たち。とうとう我が家にもアシュオウ様が来てくださったぞ。早くお尻をお出しして、お前たちの体を試していただくんだ」
「はい!」

 手前にいた女が、金色の巻き毛を揺らして俺の前に立ち、微笑みを浮かべる。

「妻のセシカと申します。娘たちの前に、私からお願いします」

 こいつらに限らず、精霊の年齢は見た目には全員若々しい。しかしこのホビットときたら、まるで幼女にしか見えない。
 母親と名乗るセシカという女も、後ろにいる娘たち同様、小さな子供みたいだ。
 彼女はスカートをたくし上げ、そっけない下着に包まれたスモモのような尻をペロンと晒す。

「2人も娘を産んだマンコですので、お役に立つかどうかわかりませんが…」

 妖艶な微笑みは確かに大人の女性だった。しかしその股間は娘を産んだどころか、俺の指一本入るかどうかもわからないほど、子供のものだった。ぴったりと閉じられた無毛のソコは、犯罪的なまでに、ただの縦スジだ。
 しかし、試してみなければわからない。俺は慎重に照準を合わせ、ゆっくりと押し込んでいく。

「あっ、あっ」

 彼女の中は意外と広がりがある。というより、見た目よりもずっと柔らかい。
 体は子供に見えても、そこだけはちゃんと成人向けに使えるようになってるらしい。もちろん、きつさはあるが苦しいほどでもない。
 俺はペースを上げてセシカの中を往復する。

「はぁっ! あぁっ! すごい、いい! これがアシュオウ様のオチンチン! 最高です! こんなの、初めてです! 夫のとは、比べようもございません!」
「おいおい、俺のと比べるのはアシュオウ様に失礼だぞ。まったく、妻が失礼を申し上げて、なんてお詫びをしてよいやら」
「かまわん。お前の女房の具合は、なかなか良いぞ」
「それそれは、ありがとうございます、アシュオウ様!」
「次はお前の処女娘たちの味を試してやろう。ほら、イケ」
「あぁー!」

 ズンと奥に一突きしてやると、セシカは小さい尻をピィンと震わせて絶頂した。
 そして、部屋のすみっこで抱き合うようにして母親のセックスを見守っていた娘たちを呼び寄せる。
 双子の姉妹だった。
 黄色の短い髪で、少年っぽい雰囲気のある姉がキキ。
 桃色の長い髪で、大人しそうな少女が妹のココ。
 2人とも、普段な快活に輝いているのだろう大きく赤い瞳を潤ませ、おどおどとしている。
 その娘たちに、父親が服を脱ぐように命じる。恥ずかしそうに露わになっていく肌は幼い少女のもので、胸が平らなどころか、ウエストにも幼さが残っていて、とても抱ける年頃の娘には見えなかった。
 だが、精霊に見た目と年齢は関係ない。たとえ幼女にしか見えない体でも、セックスに関しては成熟している。
 彼女たちはそういう種族に生まれたというだけで、犯してやっても問題はないんだ。

「それじゃ、テーブルを借りるぞ。片付けろ」
「ははっ」

 父親と母親でテーブルの上の料理を片付けていく。
 さっきまで家族で朝食を摂っていた場所で処女を散らされるとは思ってなかったのだろう。キキとココは驚いたように身を縮こまらせる。
 俺はその小さな動物のような姿に、ちょっとした趣向を思いつく。

「おい、大皿はあるか。なるべくでかいやつだ」
「ございます! おいセシカ、手を貸せ」

 2人がかりで大きい皿を運んでくる。十分な大きさだ。俺はそれをテーブルに置かせる。

「それじゃあ、まずココが皿の上に仰向けになれ。その上に、キキが覆い被さるようにしろ」
「さ、お前たち! アシュオウ様の仰るとおりにするんだ。早く!」

 ホビットの小さな体が皿の上で重なる。ココは背中の冷たい感触に体を震わせた。
 俺はさらに母親に命じて、フルーツで2人の周りを飾り付けさせた。
 少女料理の出来上がり。ホビットの姉妹盛りってとこだな。
 無垢で柔らかそうな少女の体が、俺の前に2人前で供される。

「それじゃ、いただくぞ」
「はい、存分にお召し上がり下さい、アシュオウ様。私たちの自慢の娘でございます!」

 まずはキキの小さな尻から撫でる。「ひゃん」と悲鳴を上げてキキが体を震わせる。ココが下から、ぎゅうと姉の体を抱きしめる。

「んっ、あッ…ふ…んっ…」

 尻とアソコをゆっくりと撫でてやる。つるつるのそこは母親のモノとはまた違い、硬くて開く気配も見せない。

「 “キキ、ココ。お前たちの体は敏感になっていく。俺とのセックスを受け入れる。俺の体に反応して濡れていく” 」
「ひゃあ!?」

 キキの体が大きく跳ねた。俺の指が這うにつれて上ずった声を出し、肌を紅潮させていく。

「ひゃっ、あっ、すごいっ、やだっ、なんか…あぁっ、アシュオウ様の指が、すごい!」
「お姉ちゃん、大丈夫!? ね、お姉ちゃ…あぁ!? なに、今の…あぁ、あっ、あっ、そこ、やっ! びくびくって、しちゃうよ!」

 ココの白い太ももも撫でてやる。姉妹ともに体をビクビク反応させて、震えるたびに大皿もカチカチと鳴ってテーブルを揺らす。
 十分だろう。
 キキのそこを指で開いてやると、透明な液体がとろりと垂れた。

「それじゃ、俺がお前たちを大人にしてやるからな。じっとしてろよ」
「…はい」
「お姉ちゃん…怖い?」
「大丈夫。アシュオウ様が気持ちよくしてくれるだけだから…心配いらないよ」
「うん。がんばって、お姉ちゃん」

 チュッと姉妹はキスをする。俺はキキの尻を両手で開いて、未成熟に見えるそこに先端を押し当てる。

「んんっ!」

 きつい。かなりきつい。
 母親のとはやはり違う。見た目どおりのきつさというか。
 しかし、彼女たちももう男を迎えられる年頃なのは間違いない。俺はもっと力を込めて押し込んでいく。しかし、キキの体が上へ逃げていって、なかなか入っていかない。

「ココ、キキの体が動かないようにしっかり抱きしめとけ」
「はいっ、アシュオウ様…お姉ちゃん、ごめんね?」
「いいんだ、ココ…もっとギュッとして。私が苦しそうでも、絶対離しちゃダメ。アシュオウ様のオチンチン、私に入るまで離さないで!」
「うん!」

 しっかり抱き合って2人分の体重になったキキの尻に、もう一度押し込む。
 今度は少しずつ、めり込んでいく。
 ぶちぶちと、裂けていくのがわかる。体が破れるんじゃないかと思うくらい、キキの中はきつい。こんなの初めてだ。
 それでも俺は強引に彼女の中に突っ込んだ。半分くらい入ったところで、彼女の最奥に突き当たる。キキが絶叫する。狭い。
 いくらホビットとはいえ、未成熟すぎた。本当に年頃の娘なのか?
 チムの鼻は確かだから、間違いはないはずだが。

 部屋のすみで、おとなしく主人のセックスが終わるのを待ってるチムを、ちらりと見る。
 チムはぺろっと舌を出して、自分の頭をコツンと叩いた。
 間違えたのかよ。

「あ、あ……はっ、はっ、はっ」
「お姉ちゃん…大丈夫?」
「あっ、大、丈夫…大丈夫だよ…んんっ」

 苦しそうな声を出すキキ。黄色の髪が汗で濡れていく。頭の角が震える。
 俺はゆっくりと、彼女の中から抜き出していく。

「んっ、はっ、あっ、アシュオウ、様ぁ…」

 抜くときに苦しさはあまりないようだ。試しに、もう一度同じペースで押し込んでいく。
 
「んーっ! あっ、はぁ、はぁ、はぁ…」

 いや、このまま出来なくはないようだ。
 少々無理がかかっても、精霊の体は丈夫だし、元々セックス用の道具なんだから、平気だろう。
 俺はペースを落としたまま、キキの中を往復する。

「んっ、んっ、んっ、んっ」

 少しずつ、キキの体から緊張が抜けて、声も柔らかくなっていく。

「どうですか、うちの娘の味は? いやぁ、じつはうちの娘はまだ早すぎるんじゃないかと思ってましたが、さすがはアシュオウ様ですなあ。キキのやつも、一人前に感じておるようですよ」

 悪くはない。こういうのもいいもんだな。
 まったく、亜種ってやつは、本当にいろんなニーズに応えてくれる。
 最高の商品だな。

「あぁ、お前の娘はいい味だぞ。妹の方も試していいか?」
「もちろんでございます! お気に召しましたら、どうぞ2人揃って可愛がってやってください! もちろん、うちの女房でよろしかったら、3人まとめてでも!」
「フッ、それもいいが、まずは妹からだ。おい、もっと足を開け」
「は、はい…」

 キキの中から抜き出して、血に濡れたそれを妹のそこに押し当てる。ココは目に涙をためて震える。

「大丈夫。アシュオウ様のオチンチンは怖くないよ。私がそばにいるから…痛いのは最初だけだから。私にしっかり掴まってて」
「お姉ちゃあん…」

 不安そうなココの顔を見ながら、俺は彼女の尻を陰茎で撫であげる。ビクッ、ビクッと小さな体が跳ねる。

「そんなに怖いのなら、そうだな…最初はこちらの穴にするか」

 尻穴に陰茎を押し当てられ、ココはきょとんと目を丸くする。

「お尻…? お尻の穴でいいんですか?」
「あぁ。こっちを使う。ここならマンコほど痛くはないはずだぞ。どうだ? アナルを先に使ってみるか?」
「はい、アシュオウ様! ココは、先にお尻の穴からお願いします!」
「よかったね、ココ」
「うん!」

 満面の笑みを浮かべるココ。
 まったく子供は無邪気なもんだ。

「それじゃ、キキ。ココの尻がよく見えるように、もっと足を上げてやれ。そうだ。そのままだぞ」

 キキがココの太ももと一緒に体を前にずらして、ココの尻をあらわにする。
 色の薄い処女のアナル。ぴったりと閉じたアソコの下で、これもまた小さな窄まりだった。
 どっちが痛いとか痛くないとか、俺は知らない。
 たまには処女のままアナル調教するのも楽しそうだと思っただけだ。

「いくぞ」
「はい…んんんっ!」

 ぐいと、小さな尻穴に押し込む。強い抵抗を強引にねじ伏せ、少女のアナルに侵入する。

「あぁぁーっ!?」

 ココが目を大きく見開き、絶叫する。
 狭い。陰茎が軋むほど狭い。だが俺は、姉妹の体を上から押さえつけて、小さな尻に腰を暴力的に叩きつける。

「あぁーッ! あぁーッ!」
「ココ、大丈夫! 痛いのは最初だけ! 今だけだから、お姉ちゃんに抱きついて!」
「お姉ちゃん、痛いよ! 痛いよぉ! 助けてェ!」
「ココ! ココ!」

 ギチギチと痛いくらいに締め付けてくる。俺は何度も彼女の中を馴らすように挿入を繰り返す。

「 “痛みはすぐに収まる。お前たちは尻でのセックスを楽しむようになる” 」

 すると、すぐにココの声にも甘さが混じるようになる。

「あっ、あっ、あっ、アシュオウ様ぁ! あっ、お尻、あっ、熱いっ、あんっ、熱いよぉっ」
「…ココ、気持ちいい? もう大丈夫?」
「だ、大丈夫! 気持ちいい! アシュオウ様のオチンチン、気持ちいいよ、あっ」
「良かったね、ココ…あっ、あっ!? 今度は、私の中に、あっ」
「はっ、あっ、お姉ちゃん! あん、アシュオウ様ぁ!」

 次はキキのマンコの中に挿入し、交互に突き回す。双子の姉妹は痛みを通過して、一緒のセックスの楽しみ始めている。
 亜種の体は便利だ。ボイコンの命令一つで、感覚すら思い通りなんだからな。
 彼女たちの母親、セシカが性に目覚めて嬌声を上げる娘たちに、ゴクリと喉を鳴らす。

「…お前も来い。親子ともども抱いてやる」
「はいっ! ありがとうございます、アシュオウ様!」
「いやあ、女房娘をまとめて抱いていただけるとは豪勢だ。まったく、アシュオウ様には感謝の言葉もございません! アハハハ!」

 セシカをキキの上に乗せて、ホビットの母娘姉妹盛りの出来上がり。
 小さな体で俺を受け入れる3人の中を、順番に突き入れて料理してやった。

「あ、出ていらしたわ」
「2人も連れてる。私たちの新しい仲間ね!」
「ようこそ、アシュオウ様のオナホ隊へ!」

 100人の女たちが、俺が連れてきたホビットの双子姉妹を歓迎する。
 気に入った娘がいれば、どんどん俺のオナホに召し抱えてやった。俺のオナホ行列は日に日に長くなっていく。人間の出入りできない精霊だけの街で、ハーレムは大きくなる一方だった。

「広場に行って、踊ろうか」

 ずらりとオナホたちを輪にする。真ん中に楽団が揃って、陽気な音楽を演奏する。
 俺は輪の外で陰茎をそそり立たせる。女は音楽に合わせて踊り、尻を丸出しにして俺のを順番に飲み込んでいく。
 楽しげに笑い、楽しげに挿入し、時々イッてしまっては失神したり放尿してしまったり。
 晴れた平日の昼間から、俺たちは外でバカ騒ぎだ。
 つられて子供たちも踊り出し、男たちは挿入ダンスを踊るオナホの女たちに手を叩いて声援を送る。
 自然と人が集まり、食べ物屋の屋台も出てきて、いつの間にか本当の祭り騒ぎになる。
 キリーたちが酒を運んでくる。どんどん住人たちが集まってくる。
 俺は、挿入しては絶頂する女たちの尻を叩いたり、はしゃぐ子供たちにめぼしい子を見つけて抱いてやったり、適当な男を蹴飛ばしたり、酒を地面にこぼして啜らせたり、好きなように遊ぶ。

「全員で言え。俺への誓いの言葉だ」
「ひとつ、我々はアシュオウ様のオナホです!」
「ひとつ、アシュオウ様のオナホは、アシュオウ様の性欲処理のための道具です!」
「ひとつ、アシュオウ様の喜びがオナホの喜びです。これ以上の幸せはありません!」
「ひとつ、オナホは、アシュオウ様の命令にはいつどんなときでも従い、疑問は持ちません!」

 コイツらはバカだ。

 人間の俺を蔑み、精霊様だの何だの散々威張り散らしてたくせに、今はこんなオモチャみたいなコントローラー1つで俺の言いなりになっちまう。
 気取った女も、無垢な少女も、俺のセックスをねだっては涙を流して喜ぶ。
 男たちは、自分の女房や恋人を目の前で犯す俺に感謝の言葉を述べる。
 もう羞恥心もプライドもない。ただ俺の命令があるだけだ。俺のためなら全てを投げ出し、まっ昼間から俺1人の乱交パーティーのために大騒ぎだ。
 かつて俺を踏みにじったこの街も、今は俺の奴隷だ。
 コイツらの体も心も全て犯してやった。
 俺は何でもできる。
 できないことは何もない。

「…ハッ」

 ばか騒ぎを眺めながら、さて、明日は何をしようかと考える。
 温泉で乱交しようか。
 川辺に女たちを並べて小便させようか。
 亭主を首輪に繋がせて散歩させるか、それとも下半身裸で普通に生活させるか、市場で尻を並べさせるか、役所で足コキ祭りでも開催させるか。

 どれもこれも、すでにやってきたことばかりだ。
 俺は舌打ちして、女どもの誓いの斉唱を聞きながらその場に寝転がる。

「───アシュオウ様」

 いつの間にかウィルネとニーナが近づいてきていた。
 
「私たちの街に行きませんか?」

 2人とも、初めて会ったときと同じ服装だった。
 エルフの旅装束だ。懐かしい気がした。

「…お前たちの街に?」
「はい。ここよりもずっと広くて、エルフもたくさんいるんですよ」
「この国の首都で、世界最大の都会なんです」
「アシュオウ様には、こんな田舎は狭すぎます」
「女も下品だし、頭悪いし」
「もっとアシュオウ様にふさわしいオナホを揃えましょう」
「私たちが、お手伝いしまーす!」

 胸の前で2人の指を合わせ、ハートの形を作って満面の笑みを並べるエルフの少女たち。
 彼女たちは俺の気持ちを誰よりも早く察知する。どうすれば俺が喜ぶかをよく知っている。
 これがエルフ。世界で最も優秀なオナホだ。
 そして、そのエルフがたくさんいる都市。そこから繋がる世界。

 沸々と情念が燃え上がる。
 あぁ、確かにそれは良い提案だ。

 次は世界を、犯してやる。

< 続く >

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