断れない母親 第十三話

第十三話

 一度フェラチオで抜いてみたところで、田中さんのおちんちんはビンビンだった。

 むしろ、さっきより硬度を増したみたい。

「田中さんは、寝そべっているだけでいいですからね」

「は、はあ」

 田中さんは、まだ玲子に押し切られたようなわざとらしい演技をしている。

「私が勝手に寝ている田中さんのちんちんでオナッて、中出しされて妊娠するかもしれないスリルを楽しむだけですから気にしないでくださいね」

 まったく人をバカにした酷いセリフだ。

 はいはい。

 変態おばさんである私が全て悪いのだと、玲子は投げやりな口調でつぶやく。

「玲子さん、カメラ」

 田中さんが小声で言う。

 わかってるわよ。

「いまより田中さんと生ハメセックスします! 皆さんも、ぜひ玲子が排卵日にたっぷり中出しされて受精するところを見て、ぜひオナッていっぱい精液出してくださいね!」

 カメラに向かってまるで売女みたいな媚びを売る視線を送り、きちっと中出し宣言をかます。

 これが台本だからしかたがないと玲子はつぶやき、寝そべっている田中に馬乗りになる。

 ニュルッ。

 ああ、悲しいことに、この変態的な撮影に玲子の膣内は濡れていてスムーズに入っていく。

「あんっ! やっぱり田中さんのおちんぽは最高ね。気持ちいいわ!」

 あとはカメラにハメ撮りを見せつけるようにしながら、玲子も田中の上で腰をふるだけだ。

 田中は黙って、気持ちよさそうに目を細めている。

 きっと、自分も蕩けきっただらしない顔をしているに違いない。

「あんっ! あああんっ!」

 玲子はカメラに向かって感じている演技をしているつもりが、すぐに本当によがり来るっている自分を感じていた。

 田中のたくましい肉棒が、玲子の膣壁をかきわけるたびに、痺れるような快楽が脳を焼く。

 これじゃ、私……。

 田中とは、もう何度もセックスした仲だ。

 いつしか玲子の膣は、田中のちんぽに最適の形になってしまっていたのだ。

「ああ、いいわ! いいわぁ!」

 変態チックな言葉を叫びながら、田中さんの硬い陰茎を感じるたびに、亡くなった夫との逢瀬を忘れていく。

「ああ、感じすぎて死にそう! ひぃ! ひぎっ!」

 自分の奥にコツンと当たってるのがわかる。

 赤ちゃんを育てる大事な女の宮の入り口に田中の先っぽが叩きつけられるたびに、メスの喜びに打ち震える。

 これじゃ私……本当に変態ドスケベおばさんだ。

 それが悲しくて、それなのに気持ちよすぎて、玲子は瞳からポロポロと涙をこぼしながら、獣のような叫び声を上げた。

 寝そべっている田中に貪るようにキスをする。

「あああっ! 田中さんいい! いつでも無責任に中にだしていいんですよ! 私のことまたシングルマザーにしてください!」

 そこにはもう、獣のようにお互いを貪り合う浅ましい男女がいるだけだった。

 そして、貪り合うようなセックスの後には結果が残るだけだ。

「くっ!」

 苦悶の表情を浮かべた田中さんが、うめき声を上げた。

 玲子の中で、田中さんの生殖器がひときわ膨れ上がったのを感じる。

「ああっ!」

 こらえきれなくなった田中が、ついに玲子の中で果てた。

 どびゅるっ! びゅるるっ! びゅくっ! びゅる! びゅるるるるるるるっ!

 

 田中さんは、よっぽど興奮していたのだろう。

 これまででも最高に強い!

 まるで中年男性の射精とは思われぬ、凄まじい量と勢いだ。

 玲子が名残惜しげに腰を引き抜くと、いつもよりも粘っこい精液が、糸をひくようだった。

「ふう……たっぷり中に出してもらいました」

 ちゃんと、カメラのところまでいってマンコを指で中出しされたことを見せつける。

 あまりに大量の射精であったためか、開いたマンコからドロッと、中出しされた精液が出てきてしまう。

 哀れで浅ましい自分の姿に、玲子は苦笑を浮かべた。

「ふふっ、田中さん。まさか一発で終わりじゃないですよね」

 そう言うと、脱ぎ捨てたストッキングだけを穿く。

 情けない、まるで変態女の格好だった。

 でも、今の私にはこれがふさわしいんだろうと、玲子はなんとなく思った。

 すぐに垂れ流された中出し精液によって、ストッキングの股がじわりと濡れていく。

 大人の変態プレイは、これだけじゃ済まされない。

「次はちょっと趣向を変えたいと思います。玲子は、もう三十四歳のおばさんなので、ただ中出しされても妊娠しにくいかもしれません。そこで、身体にちょっとした刺激を与えます」

 玲子はさっと乳首に保護のクリームを塗ってから、SM用のニップルクリップで両方の乳首を挟んでいく。

「あんっ、んんっ!」

 洗濯バサミっぽく見えるデザインのものを選んだが、それほど挟む力は強くない。

 仕上げに、お腹に『ドスケベキャリアウーマン優月玲子、三十四歳危険日中出し妊娠遊戯』と、この動画のタイトルを書き入れる。

 ちょっとした飾り付けだ。

「乳首に洗濯バサミを付けました。女の身体は痛みがあると、刺激されて排卵しやすくなるそうです」

 玲子は壁に手をついて、田中にお尻を向ける。

 ちょうど一つのカメラでは、玲子の乳がドアップになり、もう一つのカメラではセックスが全部見える位置取りだ。

「今度は、レイプみたいにバックで犯して玲子のことを虐めてくださいませんか?」

 そう言うと、浅ましいドスケベキャリアウーマン優月玲子は男を誘うようにお尻を振るのだった。

2件のコメント

  1. 撮影継続中

    徐々に過激になっていく変態行動に玲子さんはどこまで耐えられるのか?
    台本通りのまま嫌々ながら言ってしまうのか、それとも段々と乗り気になりむしろ自分から乱れてしまうのか?
    玲子さんの明日はどっちだw

    1. みゃふさん感想ありがとうございます!
      こういう撮影のシチュエーションが好きなんですよ。

      あと感想とても励みになります。
      感想はそれ自体が嬉しいものですし、読まれてるかどうかってことが感想でしかわからないので
      新作に積極的に感想書いてくれる人がいると盛り上がっていくだろうなと思いますね。

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