<人妻由美子の場合>
(1)
留美と恋人同士になっても、真央は切らずに残している。
占いの助手兼、留美の都合が悪い時の予備兼、3P要員だ。
基本留美が相手だけど、二人がかりでの全身リップは捨てられないものがある。
俺は二人を相手にセックス漬けの日々を送っていたけど、三人目の獲物探しを怠っていたわけじゃない。
真央と留美にはイイ女を紹介するように指示してある。
しかし、真央が紹介する女に留美以上の女はいなかった。
一番良いのを最初に連れてこさせたんだから、次に来るのは二番以下なのは当たり前だ。大人数プレイでの数合わせレベルの女はいるけど、キープしたいと思うほどじゃない。
試しに一回やってみたいけど、そのために危険を冒したくないし、手間が掛かるのが面倒だ。
真央があまりにレベルの低い女ばかり連れてくるから、事前に顔をチェックすることにした。そしたら会う前に断ることばかりになってしまった。
仕方なく留美の知り合いに期待したけど、性格からか友達には地味タイプの普通の子しか居ない。
やっぱり美女は数が少ないから美女なのだ。
でも二人が連れてくる友達で、比較的ましなのはセックス抜きで俺の占いは信じさせてある。
占いだけしてデータ取りに利用させてもらった。それで感謝されるんだから、なんか体がむず痒くなる。
友達の友達を辿っていけば、そのうち当たりが出るかもしれない。
それまでのつなぎとして、自分で獲物を探してみることにした。
とりあえずの性欲処理は真央と留美で足りてるから次の目標は高くした。
ターゲットは山の手のセレブ婦人だ。
一度人妻の相手をして濃厚なテク味わってみたい。俺は意外と年上好きなのかもしれない。それにうまくいくとお小遣いも貰えそうだ。
狙うのは三十代前半の人妻。子育てが一段落して暇を持て余してるけど、旦那はあまりかまってくれない。そして、暇と一緒に性欲も持て余してる。
そんな人妻を乱れさせてみたい。
俺は新しいターゲットを求めて再び街へ出た。
広尾へ着いた俺は原付を適当に止めて、あたりをブラブラしてみる。
俺のイメージだと、セレブというと広尾か田園調布しか思いつかない。
当てもなくうろうろしてたら高そうなスーパーを見つけた。しばらく眺めてると、それっぽい女の人が出入りしている。
さすがに、みんなそれなりの格好をしている。いわゆるオバチャンという人種は全く居ない。高級住宅の近くだとスーパーでも客層が全然違うことが驚きだ。世の中には格差が厳然と存在していることを思い知らされる。
それでも、危険を冒してまで狙いたい女はいない。平均は高いけど、見るだけでムラムラするようなレベルじゃない。
いつまでも一ヵ所に居ると怪しまれるので、そろそろ場所を変えようかなと思い始めた頃、一人の女性が入っていった。
俺の鼓動が一気に激しくなる。こんなことは今日初めてだ。
横顔と後ろ姿しか見えなかったけど、かなり良かった。胸は大きかったし、ふくらはぎがムチっとしてて、具合が良さそうだ。俺のエロセンサーがビンビン反応している。
俺は彼女のレベルを確かめるために店内へ入っていった。
買物する振りをしながら、彼女を探す。それほど広くない店内なのですぐに見つかった。
近くで見ると想像以上に整った顔をしていた。このままデパートの婦人服の広告に出られるレベルだ。というか、本当に婦人雑誌のモデルをやってそうだ。
全体的に柔らかい感じの顔で、三歩下がって夫の影を踏まずという古き良き時代の貞淑な人妻の雰囲気がある。
顔だけから想像すると、控えめで優しい性格に見える。
細すぎず緩やかなカーブの眉にアーモンド形の目。鼻は日本人平均より少し高く、すっと鼻筋が通っている。あごの形も良い。
全体的に大人しいパーツの中で唇だけがぽってりしていて、とてもいやらしい。女を主張している。それでいて全体のバランスを崩していない。
お化粧は薄め。元の作りが良いから濃いメイクは必要ないのだろう。
どんな顔をしてエッチなことをするのか想像できない
スタイルは太りすぎじゃなくて、ちょうど良い程度にムチっとしている。ゆさゆさ揺れそうな大きな胸、二の腕のタプタプ具合、柔らかくて美味しそうなふくらはぎ、指で摘んで跡を付けたような足首の締まり具合と、なかなかの上物だ。
左手薬指に指輪をしているので、既婚者だろう。
次の獲物にふさわしい。彼女なら危険を冒す価値が十分にある。
俺は飲み物だけ買って一足先に店を出た。これから尾行して彼女の家を突き止める。
店を出た彼女はタクシーを止めると乗り込んだ。荷物を持っていないのは、宅配サービスを頼んだのだろう。
俺は原付に乗ってタクシーを追った。
彼女が降りたのはとある一軒家の前。そこそこの大きさの家だ。
彼女が家に入ったのを確認してから近づく。
ガレージに国産高級セダンが一台。玄関横には男の子用の自転車が一台。表札には苗字の『大芝』としか書いてなくて、家族構成や下の名前は分からない。苗字と車のナンバー、住所をメモした。
とりあえず、ここまでで十分だ。俺はいったん家に戻ることにした。
次の日から俺は彼女の情報収集にあたった。
まずは陸運局へ向う。車のナンバーから情報を引き出すためだ。
車の持ち主はすぐに分かった。表札と同じ苗字だからおそらく旦那だろう。
次に旦那の名前をネットで検索してみる。平凡な名前かと思ったが、ヒット数は意外と少ない。大芝と言うのは珍しいのかもしれない。
高級住宅地に住んでいるから社会的地位がある程度高い人に絞ると、それらしい人物が浮かび上がってきた。
どうやら彼女の旦那は某大企業の部長様らしい。
しかし、分かったのはそこまでだった。そこから先へ進めない。
迷った末俺は彼女の近所へ聞き込みすることにした。
怪しまれないようにスーツを着て、車のセールスを装う。
朝から行列して並んだ有名店の焼き菓子を手土産に持っていく。こういう場合ナマモノは良くない。見ず知らずの人からもらったナマモノは怖くて食べにくいものだ。
最初の二軒はしゃべってる途中にインターホンを切られる門前払いだったけど、三軒目でようやく会話に持ち込むことができた。
ターゲットの家のことだけ聞くと怪しまれるので、近所の家数件のこともついでに聞く。
「住宅地を回ってですね、車を見て、買い替え時期が近いお宅を探すんです」
こう話すと、出てきた奥さんは『私が話したって内緒にしてくださいね』と言いながら会話に乗ってきた。この人も暇を持て余しているらしい。
「そのお宅の家族構成も教えていただけますか。車種の選択にとても重要なんです」とか
「そこの旦那さんの趣味はご存知ですか。アウトドア派でしょうか」という、それらしい理由を話すと、手土産が利いたのか、有閑マダムはぺらぺらと色々な情報を教えてくれた。
それで大芝家のかなりの情報が分かった。
大芝家は夫と妻と小学生の男の子一人の三人家族で四年位前にこの町へ引っ越してきた。
夫は会社員。休日はゴルフへ行くことが多い。
男の子は私立の小学校へ通っていて、学校が終わると直接塾へ行き、夜に彼女が迎えに行っている。
夫の実家は地方でそこそこ裕福な家で、今の家を買うときにかなり援助してもらったらしい。
とりあえずこのくらいの情報が手に入れば十分だろう。
俺は彼女の調査と平行してMCプログラムの改良もしてみた。
やはり三十代となると、二十代とは嗜好が違うという仮説だ。今まで三十代の被験者は一人もいなかった。パソコンの利用についても考慮する必要がある。
それから彼女は人妻だ。だから、人妻用対応も必要だ。人妻の被験者も今まで居なかった。それで家族に関することや夫婦生活に関することを質問に追加した。
そして、いよいよ本番の日、俺は真央を連れていくことにした。
人と人が対する時、人数の多いほうが心理的に有利になり、少ないほうが不利になる。人間は心理的に弱い立場に感じると相手の言うことを聞きやすくなる。それに女性が居ると安心する部分もある。何より、飢えた人妻を一気に快楽の底へ堕とすには助手が居たほうが良い。
他にも助手が居れば役割分担が出来る。
例えば、真央が俺を褒めまくる。俺がそれをたしなめる。
人間はいきなり100の事を言われても信じないが、最初に200の事を言われて、その後、実は100だと言われると信じやすくなる。それに本人が自慢するより第三者が言うほうが信じやすい。サクラみたいな役割だ。
体に触れるのも、男より同性の方が抵抗はかなり小さい。
それから俺は外見にも気を使った。髪型も服装も真央のアドバイスを受けて清潔感溢れる好青年に見えるようにした。
師匠に厳しくされている可愛そうで純朴な弟子を演じるのだ。
準備万端整えた俺と真央は、最初に彼女を見つけたスーパーへ向かった。
一か八か、彼女を見つけたのと同じ曜日の同じ時間にスーパーを張る。平日なので真央には有休を取らせた。
来るかどうか。
期待と不安で頭が一杯になる。
こんなにドキドキするのはいつ以来だろう。真央をモノにするとき以上に興奮している気がする。
そのまま二十分が過ぎた。
駄目かもしれないと思い始めた頃、見覚えのある姿が歩道を歩いてきた。
(来たぁー。来た来た来た来た、来たぁー、来たぁー!!!)
俺は頭の中で踊り狂った。
俺達は彼女がスーパーを出てくるのをじっと待った。買い物中に声を掛けても断られるのが落ちだ。
そして、彼女がスーパーを出たところですかさず声を掛けた。
チャンスは一瞬。覚悟を決める。
「あの、すみません」
「はいっ?」
彼女が立ち止まり、怪訝そうな顔をしながら返事をした。
止まらせさえすれば、あとはこちらのものだ。
真央に彼女の進行方向をふさがせて、俺は斜め前から話しかける。ここで相手にしゃべる隙を与えてはいけない。
「僕は中野翔太といいます。怪しい者ではありません。大学院に通っている学生です。これが学生証です」
俺は学生証を見せた。もちろん本物だ。
人間、文字が書かれている物を出されたら、つい見てしまうものだ。彼女も学生証の文字を目で追っている。
その隙に俺は何度も練習したセリフを一気にまくし立てる。
「僕は大学で統計学の研究をしながら、趣味で占いの勉強もやっています。今は師匠について修行中の身なんですが、師匠からは占った人数、経験が重要なんだといつも言われています。それで、出来るだけたくさんの人に占いをさせてもらおうと、無料で占いをさせてもらっているんです。三十分くらいお時間ありませんか。あそこにオープンカフェがありますよね。あそこで占いをさせてもらいたいんです」
俺はその場所から見えるカフェを指差した。
「でも、あの……」
話し方や、態度からして、どうやら彼女は押しに弱く、流されやすいタイプのようだ。自己主張が弱いか、相手の事を考えすぎて断れないかのどちらかだろう。
となると、このまま押し切れば上手く行きそうだ。
「大丈夫です。危険なことは何もありません。お気に召さなかったら途中で帰っていただいても結構です。ちなみに彼女は真央さんといって、僕のお手伝いをしてもらってる人なんです。以前、占いをしたらとても気に入ってくれまして、今は時々お手伝いをしてもらってるんです」
真央を紹介して、女性が一緒だから安全だというのをアピールする。
「僕の占いは手相、人相、血液型、占星術、姓名判断とか色々な占いを組み合わせて、そこに統計学的考察を加えた総合的なものです。僕が考案した新しい占いで、とても良く当たると評判なんです。何もお礼はできないんですが、占いは無料でさせていただきますし、お茶代くらいは出させていただきます。助けると思ってお願いします。うちの師匠は厳しい人で、占った人の数が少ないと怒るんです。今日はまだ一人も占いができてなくて。このままだと帰れません。お願いします。すぐ終わりますから」
「私からもお願いします。彼の占いは本当に良く当たるんです。私も最初の時はびっくりしました。占ってもらって絶対に損はないですから」
真央が上手くフォローを入れてくれる。
「三十分、いや二十分でもいいですから、お願いします」
俺は深々と頭を下げたまま、彼女の返事を待つ。
この状態で断れる人はめったにいないだろう。通行人が数人、何事かと遠巻きに見ている。
「分かりました。少しだけでしたら」
彼女が本当に仕方が無いという感じで了承してくれた。人に見られて恥ずかしいというのもあるだろう。
きっといい人なんだろう。そんないい人を今から罠に嵌めると思うとほんの少しだけ心が痛む。でも、これからのことを想像して興奮する気持ちのほうが何倍も強かった。
俺と真央と彼女の三人はカフェでテーブルを挟んで向かい合って座った。俺の横に真央、反対側に彼女だ。
テーブルには俺の必殺兵器であるノートPCの蓋が開けられている。
「本当にありがとうございます。一生懸命占いをさせていただきます。では、まず手相から見させていただきます。利き手のほうの手を出していただけますか」
彼女が手の平を上にして右手を出した。
俺はそれを見て、手相の本の受け売りをしゃべる。
「手相には基本の線が三本あって、生命線、頭脳線、感情線の三つです。これが生命線……」
彼女の手に触れないように気を付けながら、手の平の線を指差して説明する。
手相に続いて、人相について適当にしゃべりながら彼女の外見情報をパソコンへ入力していく。
一部情報は既に入力済みだ。
顔:89点、優しい系、大人しい系
化粧:普通
眉:ナチュラル
口紅:普通、赤系
髪型:ストレートロング、黒
体型:88点
身長:158cm(推定)
体重:52Kg(推定)
3サイズ:86D-63-88(推定)
服装:ワンピース、膝丈、クリーム色、ストッキングは無し
靴:ミュール、普通、白
健康状態:良好(推定)
手:手荒れなし
爪:手入れ良し、ネイルアート無し、ピンクのマニキュア、ペディキュア
近くでじっくり見るとかなりムッチリしている。ブラはひょっとするとEかもしれない。
次に血液型を聞いた。彼女は意外なことにB型だった。
B型とAB型の人間は血液型性格判断にマイナスのイメージを持っていることが多いので、少しだけフォローしておく。
「血液型と性格の関連は科学的には立証されていないんです。でも、子供の頃からあなたはB型だからと言われて育つと少しは影響が出てきます。僕は血液型を重要視せずに参考程度にしています。では次に生年月日と生まれた場所、時間を教えてください」
「生年月日ですか……」
彼女が言いよどむ。年齢に関することは言いにくいのだろう。
「これはとても重要なんです。四柱推命と占星術のために必要なんです」
しばらく考えた後、彼女が小さい声で言った。
「誕生日は昭和XX年6月18日で、昼過ぎに東京で生まれました」
ということは彼女は三十五歳だ。俺より十一歳も年上だ。そんな年上に俺のチンコを咥えさせる。想像しただけで頭に血が昇る。
だけど、ここで興奮してはいけない。ささいなミスでせっかくの獲物を逃がすことになったら目も当てられない。
クールマインド、ホットハートでやらないといけない。
「最後に名前を教えてください。姓名判断に使います」
彼女は答えない。生年月日以上に答えにくそうだ。
まあ、それが普通だろう。個人情報がどうのこうのとうるさい時勢だ。
「苗字はともかく、下の名前だけでも教えてください。姓名判断ができないと、せっかくの占いが不完全なものになります。僕の姓名判断はオリジナルで、総画数、常用漢字かどうか、読みやすいか、珍しいかなどから占うんです。お願いします」
俺はテーブルにぶつける勢いで頭を下げた。
「――由美子です」
彼女がしばらく考えてから、ぼそっと答えた。
「自由の由に、美しいに、子供の子ですか」
「はい」
大芝由美子。なんか彼女にぴったりな気がする。派手すぎず控えめな名前だ。
これで由美子の情報は揃った。
プログラムは早くも占い結果を表示している。
「結果が出ました。由美子さんは四柱推命で言うと――」
俺は画面に表示される情報を長々と読み上げる。
由美子は最初は普通の顔付きで聞いていたが、だんだん、『はぁ』という顔に変わり、最後にはポカンとしていた。
これは普通の反応だ。大抵の人はカバラとか言われても何のことだか分からない。
俺の占いはさらに追い討ちを掛ける。
「これらのことから、由美子さんを占うと、幸せな家庭で子供時代、学生時代をおくり、ご主人と結婚されても幸せな家庭を築いています。ご主人は大きな会社で管理職をされていて、いつも帰りが遅く、休みの日もゴルフに出かけることが多いですね。お子さんは男の子が一人。そして、由美子さんは幸福な中にも小さな不安や不満を感じています。性格的には誰にでも優しくて親切。優等生タイプですね。困っている人をほっとけない性質です。一方、押しに弱い面もあります。また、正直すぎる性格を自分でうとましく思うことがあります」
俺がそこまでしゃべると、由美子の顔は『どうして?』という風に変わっていた。
そりゃ事前に調べたこと、簡単に推測できること、誰にでも当てはまることを言っているのだから当たって当たり前だ。
「最後に、由美子さんの苗字は読みやすいけど珍しいものじゃないですか。判子は注文しないと無いでしょう」
「その通りです」
由美子の顔が完全に驚きに変わっている。
「なぜ、分かるんですか」
「それは僕の占いが、昔からの占いの良い所を集めて、さらに科学的なデータを付け加えているから的中率が高いんです。でも、占いはまだ半分しか終わっていません。ここからが僕の占いの中核なんです。もう、二十分たってしまいましたが、まだお時間は大丈夫ですか」
「ええ、もう少しでしたら」
由美子が俺の占いに惹かれ始めている。
「では占いを続けますね。次はパソコンを使った質問形式の占いです」
俺はノートパソコンを由美子のほうへ向けた。
「画面に質問が出ますから答えてください」
画面には早くも一問目の質問が表示されている。
「回答までの時間も計測していますので、できるだけ早く答えてください」
由美子が慌ててマウスを握る。
「深く考えずに直感で答えてください。その方が正しい結果が出ますから」
「はい」
由美子はすでに集中して回答している。俺の声には上の空の返事をする。
この質問プログラムは基本的に真央や留美とほぼ同じものだ。
人妻用に修正した質問は第二段として、後へ取っておく。というか、まだこの段階で際どい質問をしても答えてくれないだろう。もう少し信頼関係が築けた時点で投入する。
約十分の質問を答え終わったとき、由美子は少し疲れて見えた。
それだけ回答に集中していたのだ。集中力が高い人のほうが催眠はかかりやすい。俺は心の中でほくそえんだ。
俺は占い結果を読み上げた。
「由美子さんは不満を表に出さず内面に抱え込むタイプで、あまり人に相談せず自分で解決しようと頑張る傾向があります。そして、心の奥に自分でも分からない問題を抱えています。まずは、その問題をはっきりさせましょう。次の占いはゲーム形式にしています。漢字のクイズです。回答した漢字から由美子さんの潜在的なイメージをあぶりだします。これはカウンセリングや心理療法で使われる手法を取り入れています。それでは始めましょう」
画面では漢字ゲームが始まっている。
これは真央と留美のときに使ったゲームの代わりになるものだ。
三十代女性となるとアクション系のゲームには拒否感を出すかもしれないと思い用意した。
高学歴文系女子向けに脳トレを参考にしたゲームにしてある。
といっても、本やネットで拾った漢字の問題を難易度の順に並び替えただけで、さっき言った潜在的なイメージがどうのといった機能は全く無い。
ただ、プレイヤーに緊張と弛緩を繰り返させるためだけのゲームだ。
緊張を高めるために残り時間に合わせてバーが進むようになっている。
また、音も付けた。残り時間に合わせて音のペースが速くなっていく。
要は緊張と弛緩さえ繰り返せればいいので、ゲームの種類は何でも良いのだ。
由美子は凄い集中力で問題を解いていく。試しにやらせた真央や留美より成績が良い。
集中力を高める何かをやっていたのかもしれない。お茶とかお花あたりか。
一人真剣な眼差しでパソコンを見つめる人妻と、一組の若い男女。周りからしたら若い男女が金持ちの奥様へ宝石か何かの営業をしてるように見えるだろう。
ステージ間のインターバルには、真央に肩を揉ませる。
「肩がこってますね。胸が大きい人は肩が凝ってる人が多いんです。揉んでもらうと肩が軽くなるでしょ」
真央が肩を揉みながら話しかける。由美子は一仕事終えてほっとしている様子だ。
休憩は短く、すぐ次の問題が始まる。そして、また休憩の繰り返し。
緊張とリラックスを繰り返し、由美子を催眠状態へ近づけていく。
俺は由美子の後ろへ回り、体には触れずに耳元へささやきかける。
問題を考えている最中には、
「集中して。もっと集中してください。問題はどんどん難しくなります。頭をフル回転させてください」
問題の合間には、
「体から力を抜いてリラックスしてー。ゆっくり大きく深く呼吸してー。気持ちいいでしょー。古来占いにはリラクゼーション効果もあるんです。どんどん、気持ち良くなりますよー」
そうして由美子は緊張と弛緩の振れ幅が大きくなっていく。
もちろん画面にはサブリミナル用の画像を組み込んであるし、真央は由美子の体を軽く揺らし俺をサポートする。
専用漢字ゲームが終わった時、由美子は放心状態に近くなっていた。
本格的な催眠状態では無いが、ハードルの低いことなら言う事を聞く状態。軽い催眠状態というレベルだ。
続きは場所を変えなければ、ここではまずい。由美子の家へ移動することにした。
「よろしければ自宅へお伺いして占いの続きをしましょう。よろしいですね」
「はい」
由美子がぼんやりした目で答えた。
通りへ出てタクシーを拾い、彼女の自宅へ向かう。
「由美子さん、自宅の住所は?」
俺は知っているけど知らない振りをしなければいけない。
タクシーはカーナビ付きで住所を言っただけで、ちゃんと着いた。タクシー代は真央が払う。
由美子と俺、真央の三人で家の中に入る。
占いから少し時間がたったので、由美子は少し覚めかけているが、まだ多少は俺の言う事を聞いてくれるだろう。
ここで質問第二段を投入する。
三十代人妻向けに開発したちょいエロモードの質問が入っている。
「由美子さん、占いの続きをやりますよ。次もまた、質問占いです。正直に出来るだけ早く答えてください。では、いつでも始めてください」
由美子へ向けられたパソコンの画面には最初の質問が表示されている。
『あなたは次の子供が欲しいと思っていますか?』
もちろん、質問の最初のほうは答えやすいもの、後半へ行くに連れて際どい質問が増える。
由美子は覚醒してないので時間が掛かるが、一つずつ着実に答えていっている。
この質問第二段にはデータの蓄積が無いので、統計的な判断はできない。
しかし、そんなものなくても、由美子に悩みがあるのはすぐに分かる。
由美子は性の不満を持っているのだ。回答が全て悩みがある事を指している。
『子供が欲しいか』に対して『欲しい』。
『夫は毎日帰りが遅く、休日は仕事がらみで出かけることが多いですか』に対して『はい』。
『この一年の間に夫と二人でデートに出かけたことがありますか』に対して『いいえ』。
おそらく、エリート社員とその妻にありがちな状況なのだろう。夫の多忙と会話の減少、セックスの減少。
夫は由美子を女としてではなく、家族の一員としてしか見なくなる。
それで由美子は女としての自信の喪失、女が終わってしまうことへの漠然とした不安、性的欲求が解消できないことの不満など、小さな火種が心の奥で幾つもくすぶっている状態に違いない。
それに由美子は男を夫しか知らないみたいだ。浮気もしたことがないのだろう。となると、夫以外の男への興味もあるだろう。
俺は人妻を選んで良かったとつくづく思った。
これだけ悩みを抱えていれば、いくら貞操な女性でも必ず堕とせるはずだ。
由美子みたいな固そうな女性が堕ちたとき、どんな乱れ方をするのか、想像するとワクワクしてくる。
質問第二段が終わった由美子は少し疲れている様子だ。
意識はかなり元に戻っている反面、少なくない悩みを抱えていることに自分で気付いたみたいで表情が暗い。
「いろいろお悩みをお持ちのようですね」
俺は慰めるように言った。
「占いの本質的な意義は助言と相談なんです。他にはストレス解消ですね。悩みを人に打ち明けることで、ストレスが解消されて、心が軽くなるんです」
「それは……」
彼女が言葉を濁す。
まだまだガードが固い。
「では、ストレス解消にさっきの漢字ゲームをもう一回やりませんか。あのゲームには続きがあるんです。頭の良い由美子さんならきっと最高得点が出ると思います。ストレスも吹き飛びますよ」
由美子は気持ちを切り替えたらしく、再びパソコンの画面に向いた。
ゲームはすぐにスタートした。
さっきのカフェでは人目もあり派手なことはできなかったが、今回は違う。全力で堕としに掛かる。
由美子は下地ができているので短時間で催眠状態へ堕ちていく。
真央には由美子の体をマッサージさせながら催眠導入をさせる。体をぐわんぐわん揺らして、催眠を深くしていく。
それと同時に俺は由美子の耳元で暗示を埋め込んでいく。
『僕の占いはとても気持ち良いです。僕の占いがどんどん好きになっていきます。僕の占いがとても大切に思えてきます。占いのためには全て正直に答えないといけません。それに、占いのためには僕の言う事全てに従わなければいけません。そうしないと、僕に占ってもらえません――』
俺は時間を掛けて由美子に色々暗示を埋め込んでから彼女の目を覚ました。
これで、由美子は俺の物になる。年上の人妻を思う存分貪る未来に、俺は頭がガンガン疼くほど興奮していた。
(2)
「由美子さん、これからやるのは体を使った占いです。手相で手を見るのと同じで、体の各部分を使う僕独自の占いです」
「はい」
「まずは、唇占いです。僕の唇で由美子さんの唇を占います。敏感な唇を使うことで、より精密な占いができるんです。では、目をつむってください」
俺が言った通りに由美子が立ったまま目をつむる。
ついに、由美子の体に触れる。
鼻息が強くなるのを深呼吸して抑える。興奮して仕方が無い。貞淑な人妻を寝取るのだ。完全に落ち着くなんて無理だ。しかし、ミスをしない程度には落ち着かないといけない。
由美子の顔を手で挟み固定した。
由美子の肌はしっとりしている。肌の張りは若い真央にかなわないけど、かわりに手に吸い付く感じがする。これが脂ののった肌というものなのか。
唇をゆっくり触れさせた。
人妻の唇はとても柔らかかった。
俺が舌を差し込むと、すぐに由美子の舌が絡んできた。その動きはねっとりして大人の余裕を感じさせながら、かつ、濃厚で俺を興奮させる。
「んふぅー、んっんっ、うう……」
人妻は鼻声まで色っぽい。耳から背中までゾクゾクくる。
香水と混ざった、濃い体臭を嗅ぎながら、人妻の唇を堪能する。
俺は由美子の豊満な乳を揉んでやろうと手を伸ばした。
しかし、手が触れた瞬間、『んんっ』と由美子が声を出し、俺の手を抑え、体をひねって逃げた。
んー、まだ堕とし具合が足りないのか。それとも、由美子は人一倍貞操観念が強いのか。
どちらにしろ由美子の心の中では、キスより先は悪いことになっているようだ。
これは、ちょっと責め方を変えないといけない。
「由美子さんは、心の奥に自分でも気付かない問題を抱えているようです。それをはっきりさせる必要があります。そこで、ロールプレイングをやってみましょう」
「ゲームですか?」
小学生の子供が居るだけに、RPGは知っているようだ。
「いえ、ロールプレイングゲームではなくて、文字通りロールプレイング。すなわち役を演じるんです。台本の無い演劇みたいなものです。最初に設定だけ決めて、後は役になりきって行動するんです。外国では有効なカウンセリング手法として重要視されています。まずは簡単なところから始めましょう。僕が旦那さんを演じますから、由美子さんは僕を本当の夫だと思ってください。ストーリーは特にありません。役になりきってアドリブで演じてください。別に難しいことはありません。普段のように振舞うだけです。大切なのは、状況を思い込むこと。そうすれば自然と役を演じることができます。では、僕が手を叩いたらスタートです。僕がもう一度手を叩いて終わりというまで続けてください」
「えっ、あ、あの……」
「由美子さん、これも占いの一環です。集中して真剣にやってください。いいですね、始めますよ」
「あ、あっ」
とまどう由美子を尻目に俺は『パン』と大きく手を鳴らした。
勝手が分からないので由美子は俺を見ることしかできない。
由美子が動きやすいように俺から動いてやる。
「由美子、今まで寂しい想いをさせてゴメン」
俺は由美子を抱き寄せ耳元でしゃべった。
突然の事に由美子は固まってしまっている。
それでも由美子の体は柔らかい。とても良い抱き心地がする。このムチムチ感は真央や留美にはない感触だ。
見た目は太ってないのに、この柔らかさは想定外。筋肉の代わりに脂肪が詰まってそうな体だ。
「由美子さん、ロールプレイングです。役になりきって」
戸惑う由美子に小声で注意する。
それでやる気になったのか、由美子が俺の背中へ手を回してきた。
二人の体がぴったり重なる。由美子の豊満な胸が二人の間で存在をアピールする。後でこってり揉み解すことを想像しながら先へ進む。
「由美子、好きだよ。愛してる。もう、寂しい想いはさせないから」
「あぁ、貴方……」
由美子もノってきたのか、セリフに感情がこもってきた。
「綺麗だよ、由美子」
(くあぁー)
自分でも鳥肌もののセリフを連発して、心理的なダメージを受けてしまう。
しかし、肉を切らせて骨を断つの気持ちで頑張る。
「キスしよう」
そう言ってキスをする。
由美子は最初から口をぴったり重ね合わせての濃厚なキスを仕掛けてくる。
俺は思う存分舌を絡め、舌を吸い、遠慮無しに由美子の口へ唾液を流し込んだ。
由美子はそれを飲み込むと、俺の口へ舌を差し込んできて、逆に唾液を流し込んできた。
一回り上のオバサンの唾でも汚いとは思わなかった。俺も喜んで唾を飲み込んだ。
そこから先はもう、舌を入れ合いの、唾液を飲ませあいの超濃厚で熱々のキスが続いた。
俺と由美子は体をこすり付け、脚を絡ませる。
由美子は『んふぅ、うふぅ』と鼻からなまめかしい声を出しっぱなし。俺も勃起したチンコを由美子の体へ押し付けている。
世の中の人妻はみんな、こんなに熱いキスをするのかと疑問に感じるほどの濃厚さだ。
由美子の顔が赤らみ、股間を俺の太ももへ押し付けてくるくらい発情したところで、由美子の胸を揉んでみた。
「はんぅー……」
由美子が明らかに感じている声を出す。さっきと違い抵抗しない。
俺は俄然やる気が出て、由美子の胸を揉みまくった。
由美子の胸は大きい。準巨乳といってもいいくらいだ。片手にあまる大きさだし、服の上からでもたぷんたぷんしている。
服の上からでこれだけ柔らかくて揉み応えがあるなら、直接だとどれだけ凄いんだろう。俺の興奮はさらに跳ね上がった。
もう、俺は我慢できなかった。
キスしたまま、由美子を脱がせていく。
ワンピースのファスナーを下ろし、足元へストンと落す。その内側のキャミソールも肩ひもを外し下へ落す。
すると白のゴージャスな上下お揃いの下着が現れた。ブラはカップがギリギリで今にも乳首が見えそう。ショーツはハイレグで角度がきつい。
股間はムチっとしてて柔らかそうだし、二の腕はタプタプしているし、太ももはボリュームがあり人妻の貫禄を表現している。お腹にも少し肉が付いているが、太っている感じではない。脂がのってる感じだ。
トータルではかなりの高ポイント。人妻好きには堪えられない体だだろう。俺も人妻ワールドへ引き込まれていく。
俺は束の間、由美子の下着姿を楽しんでから、ゆっくりブラを外した。
たぷんと音がしそうな感じで由美子の胸がこぼれ落ちた。
「――凄い」
俺から自然と声が漏れた。
ネット上ではこれより良いおっぱいをいくらでも見たことがある。だが実物は画像の何倍も破壊力がある。
俺は一目で由美子のおっぱいにやられてしまった。
由美子のおっぱいは俺にとって十分巨乳だ。胸とか乳房じゃなくて、おっぱいという言葉がふさわしい。
真央や留美の小さい胸を見慣れているだけに、かなり大きく感じる。白い肌に血管が透けて見えるのが何ともイヤラシイし、下乳と肌がくっついて溝ができてるのもイヤラシイ。
大きさと年齢のために、やや垂れ気味だけど、まだまだ現役で行ける。男を昂ぶらせるおっぱいだ。
その先には五百円玉より一回り大きい濃い目の乳輪と立ち上がった丸い乳首。
例えるなら、腐る寸前の熱帯の果物。濃厚さで近寄る人を魅了する。
「綺麗だよ。ほんとだ」
「恥ずかしい……」
由美子は胸のところで両腕をくみ、やや体をひねり隠そうとする。
「夫婦の間に恥ずかしいことなんて何も無いよ。もっとよく見せて」
俺は由美子の両腕を掴み、からだの後ろへ回した。
そして、正面から両手でおっぱいをつかんだ。力を入れてギュウギュウ揉みまくる。
「はあんっ」
由美子が色っぽい声を出し、体をくねらせる。
由美子の胸は超柔らかい。そして、乳首がコリコリしている。
真央と違う材質でできてるんじゃないかと思うほど揉み心地が違う。
指がおっぱいに吸い込まれる感じがする。この感触は今までに体験したことが無い。あえて言うなら、少なめに水を入れた水風船か。いや、やっぱり違う。人妻のおっぱいという一つのジャンルの感触だ。
揉んでも、揉んでも飽きない。いや、揉めば揉むほど、さらに揉みたくなる。
『おっぱいは正義』、この言葉を考えた奴は正しい。おっぱいの事を良く分かってるとつくづく思う。
由美子のおっぱいはまさに正義だ。
俺は由美子の後ろへ回って両手でおっぱいを揉みほぐす。
両手にずっしりくるボリュームだ。
(おっぱいだ。これこそがおっぱいだ)
俺は心の中で嬉し涙を流す。
おっぱいをグニグニ揉んで形を変えたり、ギュッギュッと握っては乳首をクリクリ、グリグリとこねる。そして、首筋にキスを繰り返す。
感極まったのか由美子が顔を後ろへひねってキスをねだるので、舌を吸わせてやる。
そうして俺は手がだるくまでおっぱいを揉み続けた。
おっぱいが終わったら次はお待ちかねのフェラだ。
しとやかな人妻は素直にフェラをするのか、それとも嫌がるか、少し興味がある。
「由美子、口でしてくれるかな」
どうする。やるの、やらないの。一瞬、期待と不安が交錯する。
「はい」
由美子は静かに答えると、俺の前へ静々とひざまずいた。
上品に慣れた手付きでベルトを外し、ズボンを脱がせてくれる。
それだけで、なんかもう、凄い征服感というか、背徳感。これが人妻を寝取る味わいか。
続けて由美子がパンツを下ろす。
完全勃起状態のチンコが勢い良く飛び出す。
由美子は顔を伏せるが横目でしっかり確認している。
この瞬間だけは男として緊張する。大切なのは大きさではないと頭では分かっていても、小さいと思われると絶対にショックを受ける。悲しい男の本能だ。
妻を満足させていない男の物などたいしたことないと予想しているが、やはり怖い。
由美子の顔色を確認する。
がっかりした顔はしていない。どうやら合格のようだ。俺は胸を撫で下ろした。
「咥えて」
まずは由美子に好きにさせる。先入観無しでテクを体験する。
由美子が亀頭を咥えて、舌で先端から縫い目をヌルヌルと舌でこする。
「あうっ……」
由美子は俺を気持ち良さで驚かせておいて、いったん口を外した。
竿を横咥えして、唇でこすりながら舌でチロチロ舐める
股間へ潜り込むようにしてタマも丁寧に舐める。強すぎず弱すぎず絶妙な力加減だ。
そして再びチンコに戻り、パクッと咥えるとゆっくりと頭を動かす。
激しさは無いけど愛情がこもった丁寧なフェラだ。由美子の性格を現している。
いつまでも続けて欲しくなる、とても気持ち良いフェラ。
その上、時々下から色っぽい目で見つめてくるので、ドキッとしてしまう。
由美子はフェラ顔も美しい。
年上の美人人妻にフェラさせるのはものすっごい感動だ。処女にフェラさせるのより興奮する。
「気持ち良いよ」
「嬉しい」
由美子が少し恥ずかしそうで嬉しそうな顔を見せる。そして、フェラに一層熱がこもる。
これが本気を出した人妻か。
気持ち良過ぎて腰が蕩けそうだ。膝がガクガクしてしまう。
こんな貞淑そうな由美子にここまでフェラを仕込んだ旦那に嫉妬してしまう。と同時に、エリート社員でもフェラにはこだわりがあるんだなと妙に納得する。
もう、旦那にはフェラさせない。これからこの口は俺専用だ。
由美子の濃厚な奉仕をたっぷり受けて、俺の限界が近づいてきた。これ以上は出てしまう。
堕としてしまえば飲ませるのはいつでも出来る。まずは、由美子をセックスで堕とすのが先だ。
俺は後ろ髪を引かれる思いでチンコを抜いた。
「さあ、ベッドへ行こう。いっぱい愛してあげる」
「はい」
由美子がうつむき加減で返事をした。
由美子の手を引いてベッドへ移動する。ベッドの上へ由美子を寝かせ、その横に俺も寝そべる。
片手を首の下から脇の間を通し胸を揉む。脚を絡めて由美子の脚を開き股間を触りやすくする。そうしながらもう片方の手で太ももの内側をサワサワ撫でる。
俺の体で由美子の右手は抑えられていて使えない。左手が少し使えるが、俺の手の邪魔を出来るほどじゃない。
格闘技の技みたいな体勢だ。これで由美子を一方的に攻められる。
「どうやったら由美子は感じるんだ。教えてくれ」
耳元に口を寄せて息を吹きかけながら、小さい声でつぶやく。
それだけで由美子は首をすくめて、体を震わせる。
俺はたまらなくなって、チンコを押し付けながら、右手で由美子の性器へそっと触れた。
予想にたがわず、そこはすでに蜜を溢れさせていた。
ヌルヌルをすくっては、性器全体へまぶしていく。由美子も自分がどれくらい濡れているかはっきり分かるはずだ。
「僕の奥さんは、こんなにお汁を吐き出してる。フェラチオして感じちゃったかな」
「あぁ、恥ずかしい……」
「恥ずかしがることなんかないよ。もっといっぱい濡らして。感じやすい由美子が大好きだよ」
「あなた……」
由美子が俺の方を向き抱きつこうとするが、体の自由が利かず抱きつけない。じれったそうに見える。
由美子は動作の一つ一つが男心をくすぐってくれる。
俺はホクホクしながら、乳首を捏ね、おっぱいを揉み解す。
そして、中指に愛液をたっぷりまぶして、ゆっくりと由美子の中へ沈めていった。
「はんーーーー……」
由美子は頭を仰け反らせた。背中が宙に浮いている
由美子の中は熱く、ドロドロに溶けている。中指は抵抗もなく飲み込まれていく。
留美に比べたらゆるい。でも、その欠点を覆い隠すほど、由美子の中は柔らかい。まさに、ねっとりという感じで肉襞が指にまとわり付いてくる。
俺はチンコを入れたときの感触を想像しながら、ゆっくりと指を動かして由美子の感じるポイントを探った。
「どう、感じる? 気持ち良いところを教えて。もっと気持ち良くしてあげる」
「あぁ、い、い、いぃ……。あなた……、気持ちいい……」
指に神経を集中して、中の形、襞の具合を確認する。
由美子で女は三人目だ。三人の中の具合は似ているようで、やはり違う。俺は指で由美子の中を探検していく。
「はんぅ、んっっふぅー……」
Gスポットはこの辺かなと、手前側の天井のザラザラ付近をこすってる時、ふいに由美子が大きな声を出した。
「ここ? ここ?」
俺はその場所を何度もこする。
「あっああああぁ……、そ、そこ……、そこがいい……、裏側から、押して」
由美子が腰をばたつかせながらしゃべる。
「こう? こうかい?」
俺は言われた通りに指の腹でグイグイ押した。
「そう、それ、それいいのっ」
自分から感じる所を教えてくれるのだ。これほど楽で簡単な事は無い。
いつも、こんな風に行くなら女なんて堕とし放題だ。
俺は由美子の首筋から耳にかけてしゃぶり、左手でおっぱいをギュウギュウ揉みほぐし、右手の中指で由美子の弱点を刺激し続ける。
「あん、待って、ダメ、あなたぁ、はむうっ、ダメぇ、ふんぅ、んふぅ、はぁん……」
由美子は目をつむり、眉間に皺を寄せながら、全身で快感を表わしている。
年上美女の悶える姿は俺のサド心に油を注ぐ。
「ほら、もっと感じて。由美子の感じてる顔を俺に見せて」
俺は由美子の顔を捻じ曲げて、表情がよく見えるようにした。
完全に蕩けたオンナの顔になってる。
目がトロンとして、口が半開きになって、顔の筋肉が緩んでる。一時間前のセレブな人妻とは大違いだ。
由美子は俺の視線に気付くと、キスをねだるように口を近づけてきた。
俺はそれを軽くいなして、耳をしゃぶる。
「はぅん、あぁ、あなた、来て……。もう、お願い、来てください」
由美子の猛烈に色っぽいお願いを断る理由は何も無い。
俺は由美子の大きく広げられた両脚の間に膝立ちで進んだ。
チンコを持って位置を合わせると、由美子は待ちきれないのか腰を持ち上げ一刻でも早く受け入れようとする。
由美子はこれ以上は無いほど濡れているので、チンコの先からヌチャヌチャした感触が伝わってくる。
「それじゃあ、いくよ」
「来て、来て、来て」
由美子が切なさをたたえた熱いまなざしで俺を見る。
俺は正常位でゆっくりと由美子の中へ入っていった。
「はんぅー」
入れただけで、由美子は激しく反応した。
頭と背中を仰け反らして、太ももがプルプル震えている。軽くイッてるのかもしれない。
そして、膣肉がきゅうーん、きゅうーんとやんわりと締めてくる。
これが人妻の味。
きゅっきゅっと締まる若い留美とは一味も二味も違う。
長時間楽しめそうな感じがして、いつまでも入れていたい。
奥まで入れて、亀頭の先が行き止まりに当たったところで、いったん動きを止める。
じっくり由美子の中を味わう。止まった状態での感触をじっくり確かめる。
柔らかい襞が優しく絡みつき、まとわり付いてくる。
きつさは無いけど、包み込む感じが素晴らしい。日本的というか、とても奥深い感じがする。
ワビサビの世界だ。
人妻の予想以上の気持ち良さに俺は嬉しくて仕方が無い。
由美子は我慢できないのか、下から動こうとする。
「まだ、動いちゃダメだよ。僕のチンコをじっくり味わって。僕も由美子のオマンコをじっくり味わわせてもらうから」
由美子の肉壁が小さくザワザワしている。
止まっているので、かすかな動きが良く分かる。
「これが欲しかったの?」
「欲しかった。ずっと欲しかったの。あなた、嬉しい」
「最後にやったのはいつだっけ」
「一年半も前。ずっと、ずっと、さみしかったの」
こんなイイ女を一年半もほっとくとは、旦那はバカだ。釣った魚には餌を選らない主義か。もったいないから俺がたっぷり使わせてもらう。
「あなた、動いて。いっぱい動いて、早く、お願い」
俺は人妻のおねだりに負けて奥をコツコツ突いてみた。
「あん、そこ、そこイイ。お腹に響くの」
由美子が泣きそうな顔をしながら俺を見る。抱きつきたいのか、俺へ手を伸ばしている。
由美子がいじらしく思えて、ギュッと強めに抱きしめてやる。
すると、由美子が力一杯抱きついてくる。
俺はもっと感じさせてみたくて、由美子の弱点を探して色々突き方を変えてみる。
「はんっ、あん、あん、あん、あん、あっ、あっ、あっ、あぁ……」
由美子は楽器状態だ。俺の動きに合わせて、あえぎ声を奏でている。
どうやら由美子はやや下から、斜め上に向けて突かれるのが一番好きみたいだ。感じるポイントに当たるのだろう。
「そこ、そこイイ。そこっ、もっと、もっと突いて」
「こうか、これでいいのか」
年上なのにこうも素直に反応してくれると可愛く思えてくる。
由美子を喜ばせてやろうと言われるがまま突いてやる。
「そう、もっと、もっとして。今までの分いっぱいして」
由美子も下から腰を使うし、両脚を俺の体に回して自分の方へ引き付けている。
由美子は貪欲に快感を求めている。
それにしても、三十代の人妻は性欲を持て余してるというけど本当だった。
真央以上の感度と激しさだ。普段夫にあまり相手をしてもらってないから凄く欲求が溜まっている。
セックスに慣れているので限界値が高い。今もイキそうでイカない、ギリギリのところで乱れ続けている。
「はんっ、すごっ、凄いの……、んっ、んんっ、もっと、もっとー、そこ、イイ、ふんぅー、来る、来る、凄いの。ふああああぁー、い、い、いいいいぃー……」
由美子は溢れる感情を抑えられず、猛烈に感じながらも俺の体へキスを繰り返してくる。
手は俺の体を這い回る。いくら密着しても満足できないのだ。
俺はそろそろ我慢できなくなってきた。女を自由に操るようになってまだ数ヵ月、由美子は俺が簡単に倒せる相手ではなかった。
今日はまだ出してないし、さっきの濃厚なフェラの影響もある。
こんなに激しく求められたら、これ以上射精を抑えることは無理だった。
「そろそろ出すよ。二人目を作ろう」
俺は由美子の生理周期を知らない。こうなったら子供ができようと知ったこっちゃ無い。もう中に出すことしか考えられない。
「いいの? 妊娠してもいいの?」
「ああ、良いよ。今から受精しなさい」
「嬉しい……。あなた、来て、いっぱい出して。赤ちゃんください」
「いくよ。出すよ。中に出すから、子宮で全部飲むんだ」
「あぁ、来て、中に出して。産むから。欲しい。赤ちゃん欲しいー」
「お、お、お、おおおおおぉーー。出すぞっ、おおおおぉー……」
俺は唸りながら、本当に孕ますつもりで、精液を吹き上げた。
びゅるるぅー、ぶりゅるるるるー、びゅくっびゅくびゅくびゅく、びゅるっ、びゅるびゅるびゅる……。
今日一発目の固まりのような濃さの精液が由美子の子宮口を叩く。
「あつっ、んっ、んっ、んっ、出てるぅ……、んんんんぅー、んうううううぅー……」
由美子が俺にしがみ付く。膣肉もチンコを締め付けてくる。
俺は快感に体が痺れながら、チンコを由美子へ押し付け、1ミリでも奥へ出そうとした。
由美子の中が精液を絞り取るように蠢いている。
そして、俺は最後の一滴まで出し終わり、体から力を抜いた。
俺は由美子の横へ寝転がり言った。
「最後に綺麗にするまでが妻の役目だよ」
それを聞いた由美子が疲れきった体に鞭打って体を起した。。
俺の両脚の間に正座してから体を倒し、チンコを口に含む。
まずは亀頭を優しく一通り舐めて綺麗にすると、次に竿をペロペロ舐めて清めていく。
舐め取った汚れはきちんと飲み込んでいる。
お掃除フェラまできっちり仕込んでいるとは、かなりマニアックな旦那に違いない。
悔しいと同時に、由美子を奪った実感がして、複雑な気分だ。
本当に内容の濃い一発だった。
俺は心の底から大満足だ。
「あなた、綺麗になりました」
お掃除フェラが終わった由美子が正座して、ベッドへ両手を付いて報告した。
それを聞いて俺は、旦那にちょっと負けたと思ってしまった。
そして、由美子は真央に支えられ、浴室へ向かった。
(3)
由美子が綺麗になって戻ってきた。
かすかに上気した体にバスタオルを巻いている。胸も膨らみもイヤラシイし、太ももが肉感的で男を誘う。
早速続きの開始だ。
まだまだ一回くらいじゃ出したりない。時間がある限り、由美子を貪りつくしてやる。
「由美子さんの問題がかなり分かってきました。もっとはっきりさせるためにロールプレイングの続きをしましょう。次の役ですが、由美子さんは人妻、僕はその浮気相手の翔太です。お互いが好意を持っているのはお互い分かっています。だけど由美子さんには家庭があるので、まだキスまでで、肉体関係には進んでいません。しかし、今日夫は出張で帰りません。子供は友達の家へ泊まりに行っています。朝まで誰も邪魔する者はいません。由美子さんは半ば強引に浮気相手の部屋へ連れ込まれました。そういう設定です。分かりましたか」
由美子は少しぼんやりしたまま、俺の話を聞いている。
「それでは始めますよ。ハイッ」
俺は両手を鳴らして大きな音を出した。
「えっ、ちょっ、まっ……」
よく話を聞いていなかったのか、由美子が戸惑っている。
「もう始まってますよ。今から由美子さんは浮気をするんです」
「そんなっ、ダ、ダメ」
ダメって言われて、やめるはずが無い。
「由美子さん、好きです。もう我慢できません。貴方を僕の物にします」
俺はバスタオル一枚の由美子をきつく抱きしめた。
俺の方は全裸のままだ。
「翔太さん、ダメ、私には家庭が」
由美子がちょっと乗ってきた。
「でも、旦那さんはかまってくれないんですよね。僕が由美子さんを幸せにします」
耳元でささやく。
「子供が、子供が居るの」
「かまいません。由美子さんとお子さんは僕が引き取ります。三人で暮らしましょう。僕は子供好きなんです」
本当はどちらかというと苦手だ。
由美子は俺から離れようとするが、100%本気で逃げようとしてない。七割くらいの力しか出してない。
俺を殴るなりもっと抵抗できるのに、手で俺を押すだけで、それ以上の事をしない。
俺は強引にキスをした。舌を捻じ込んで、由美子の口の中をかき回す。
奥に引っ込んでいた舌を引っ張り出して、濃厚に絡める。
由美子の抵抗がだんだん弱くなっていく。
ねちっこいキスを続けると、最後には手がだらんと下がってしまった。
こうなればこっちのものだ。バスタオルを剥ぎ取り、キスしながら生乳をこってり揉み解す。
由美子はあごが上がり、抵抗が完全に止まっている。
しばらくはキスに没頭する。キスの嫌いな女性はいない。
舌を絡ませ、お互いに吸い合い、唾液を交換する。
いい感じに由美子がとろけてきたところで、耳元へ愛の言葉をささやく。
「好きです、由美子さん。愛してます」
さらに、乳を揉みながら色んなところへキスの雨を降らせる。
耳、首、鎖骨、肩と普通の男なら手を抜きそうなところも、丁寧にキスしていく。
合間には、さらに愛の言葉をささやく。
「綺麗です」
「素敵だ」
「もう離しません。一生一緒です」
「首も、肩も、胸も全部、全部、綺麗です。食べたいくらいです」
「今までで最高の女性です。こんな素晴らしい体を見たことがありません」
由美子を褒め殺してやる。
「僕の手でもっと感じてください。感じる由美子さんが見たい」
「旦那さんとはできないこと、由美子さんがまだ知らないこと、僕が色々教えてあげます」
「嫌って言っても続けますよ。由美子さんが完全に僕のモノになるまで、いっぱい愛してあげます」
由美子は体から力が抜けて、フニャフニャだ。
もっと貞操観念が強い人だと思っていたのに、こちらが拍子抜けするほどだ。
一回堕ちると、後は早い人なのかもしれない。
後は体で分からせるだけだ。
俺は由美子の後ろへ回って、首筋を舐めながら両方の乳首を同時にグリグリとこねる。
それに飽きたら、前へ戻って乳首を責める。両方の乳首を真ん中に寄せて、両乳首同時甘噛みをしてやる。
やわらか巨乳だからこそ出来る技だ。
「それ、ダメ、乳首が……、はん、はぁん、両方はダメなのぉー……」
由美子は三十代とは思えない甘えた声を出した。
俺はますますはりきって由美子を責める。
キスしながら片手で乳首を摘み、片手でクリをこする。
由美子は俺が触りやすいように、脚を開き、ややがに股の姿勢になっている。
一回シャワーを浴びたのに、由美子の股間はすでにドロドロに溶けてしまっている。
愛液をクリに塗り広げると、由美子は膝をガクガクさせて感じる。
由美子の反応の良さを見ていると、もっと虐めたくなってしまう。
俺はそろそろと指を挿入した。
感じるポイントは分かっている。
焦らすように中心部を避けてポイントの周りをやんわり刺激する。
ポイントにストレスを与え続け、エネルギーを溜める。
由美子の腰が焦れてうねり始めても、しつこくポイントの周りだけを刺激する。
そして、エネルギーが十分溜まった頃を見計らって、ポイントの中心を軽く押してやった。
「んひぃー……」
由美子の体が一瞬伸び上がる。そして全身をガクガク震えさせる。
おしっこを漏らすんじゃないかと真剣に心配になった。
そのまま続けてたら本当にお漏らししていただろう。
想像通りの反応を見せてくれるのでイジメがいがあって楽しい。
真央を参加させたらもっと感じさせられるけど、ロープレの最中だからできない。ちょっと残念だ。
「由美子さん、僕のも口でお願いします」
フラフラの由美子は逆らわず、シックスナインの体勢になった。
俺が下で由美子が上だ。
由美子はすぐにフェラを始めた。何回味わっても由美子のフェラは絶品だ。
ここまで仕込むのは大変だったろう。
ぽってりした唇が適度な圧力で隙間なくチンコに密着してるから、ゆっくりでも溶けるように気持ち良い。
片手は唾液でヌルヌルになった幹を絶妙な力加減で握り、ゆるくしごく。
もう片手でタマを転がしたり、軽く揉み解す。
このテクは是非とも真央と留美に覚えてもらわないといけない。
日を改めて由美子を講師に研修会を開催しよう。
いつまでも味わっていたいフェラだけど、今日は由美子を堕とすのが目的だ。
堕としたあかつきには、一日中唇がふやけるまでフェラさせてやる。
その日を想像して今日のところは我慢だ。
俺は目の前にある由美子の性器に口をつけた。
三十過ぎで出産経験があるだけに、お世辞にも綺麗なものではない。
小陰唇は発達して羽を広げているし、膣は小さく口を開き内側の粘膜を見せている。
でも、グロイというより食虫植物を想像させる妖しさがある。
経験が少ない男なら魅せられてしまうだろう。
由美子はかなり体ができた状態なので、俺は最初から全開でクンニした。
まずは、膣口の中へ舌を差し込み、内側をかき回す。
「ふおおおおぉー、んふううううぅー、んふぅー……」
由美子がチンコを咥えたまま、くぐもった声を出す。
俺は濃厚で白く濁った愛液をすすりながら、思い切り舌を使う。
由美子の汁は女臭さを感じるほどに濃くなっている。間違いなく本気汁だ。
由美子は腰をうねらせながら、濃厚なフェラを続ける。
「んふ、んふぅー、ふんんぅー、ふううううぅー……」
鼻声に切なさの響きが混ざっている。
もっと感じさせたら由美子はどうなるのか。どこまで我慢できるのか。ちょっと興味が湧いてきた。
攻撃目標をクリへ変更する。
指でクリの根元を押さえると、包皮が簡単に向けた。これは、普段から剥き慣れてるに違いない。
これは重度のオナニストの可能性がある。
俺は質問項目から自慰を漏らしていた。人妻がオナニーのやりすぎだなんて考えもしなかった。
旦那にかまってもらえない人妻が自慰をするのは当然考えられることだ。
思い込みで話を進めるとは科学者として失格だ。
この失敗を反省し失敗を成功に変えて、由美子を確実に堕とすのだ。
由美子のクリは普通よりちょっと大きい。興奮しているのでパンパンに張っている。
舌でつついてみる。
「あ、あふぅ……」
由美子はクリも敏感だ。
舌先を使って高速でピンピン、ピンピン弾いてやる。
「あっ、あっ、あ、あ、あ、そ、それ、あっ、あ、あ、あ……」
由美子はだんだんおしゃぶりができなくなり、最後にはチンコを吐き出してしまった。
俺はクリ責めを続けながら、由美子の入口付近を指でクチュクチュかき回してやる。
由美子は垂れるほど濡れているので、水っぽい音が部屋に広がる。
「やっ、いやっ、あんっ、お、音、音イヤ、はんっ、させないで、恥ずかしいー……」
フェラにこだわっている旦那はシックスナインにはそれほど興味が無いように思える。
シックスナインが好きなら、由美子はもう少し頑張れてもおかしくない。
どうやら、一方的に奉仕させるのが好きで、自分からするのは嫌いなのだろう。
もったいないことだ。女は感じさせるのが楽しい。女を責めないのはセックスの半分しか知らないのと同じだ。
旦那が一方的に射精して終わりというセックスをしていたなら、由美子の心理、性癖も納得がいく。
その状況は俺にとって都合が良い。せいぜい利用させてもらおう。
クンニを続けている時に気になることがあった。
俺の目の先にはお尻の穴がある。
果たして、由美子はアナルを開発されているのか。
クンニを中断して聞くより、確かめたほうが手っ取り早い。
お尻の穴を爪の先でくすぐってみた。
「やあぁーん」
ちょっと違う声がして、お尻が逃げた。
他の場所と反応が違う。
単純に恥ずかしがったり、嫌がっているわけではないみたい。何か、中途半端な反応だ。
もう少し確かめる必要がある。
俺はクリ舐めを中止して、アナルをペロンと舐めた。
「いっやぁー!!」
由美子はあきらかに拒絶する声を出した。
「ここは初めてですか」
「当たり前です。そんな汚いところ」
由美子の声に嫌悪感が混ざっている。
「綺麗ですよ。匂いも全然しないです」
今度はペロペロペロっと何回か連続して舐めてみた。。
「いやっ、やめて、汚いっ、そんなとこ、変態よ」
「でも、気持ちいいでしょ。今まで知らなかった感覚がしませんか」
「気持ち良くなんかありません」
由美子は虚勢を張っているが、気持ち良くないはずが無い。
アナル舐めの気持ち良さは、いつも真央や留美に舐めさせている俺自身が良く知っている。
それに、真央や留美で実証済みだ。
「いつまで我慢できますか」
あれだけハイレベルなフェラを仕込んでる旦那だからアナルもひょっとしたらと思っていた。
どうやら、アナルをいじるくらいはやっていたが、舐めることはしなかったのだろう。
自慰に続いてアナルも質問項目から外れていた。またも俺の失敗だ。
俺のMC理論もまだまだ漏れがある。もっと実践して症例を増やし、理論を完璧にしないといけない。
とりあえずは目の前のアナルだ。
こうなったら、由美子をアナル大好き人妻に変えてやろう。
まずは由美子にアナル舐めの気持ち良さを体で覚えてもらう。
俺は由美子のお尻をがっしり掴んで、高速アナル舐めに取り掛かった。
「ふわあああああーー……」
アナル特有の体から力が抜けていく何とも言えない快感に、どうして良いか分からない状態だろう。
それでも由美子はなんとかアナル舐めに耐えている。
由美子は小さい声でんぅーんぅー唸っているが逃げ出さない。
もう一押しが必要だ。
マンコの中へ指を入れて、由美子の弱点を軽く刺激する。場所はさっき由美子に教えてもらったのでバッチリ覚えてる。
アナルとマンコの快感を溶け合わせて、アナルは気持ち良いと意識を植え付けてやる。
さらに駄目押しとして、クリも軽く撫でてやる。
ちょっと体勢が苦しいが、時間はそれほどかからないだろう。
「あぅ……、んんんん、んふぅ、あっ、んんんんぅ……」
由美子の反応が大きくなってきた。
息を止めて低く唸る声、息を吐くとき力が抜けて瞬間的に快感を受け入れてしまう声、その他シーツをガリガリ引っ掻く音も聞こえてくる。
「由美子さん、お口が止まってますよ。お尻が気持ちいいんですね」
「そんな……、こと……、ない!」
「我慢しなくていいんです。旦那さんとできないことをやればいいんです。恥ずかしいことなんかありません。ほら、自分に正直になってください。大声を出したくなるような気持ち良さでしょ」
弱点とクリへの攻撃を少し強めてやる。
「気持ちいいでしょ。答えてっ!」
「き、気持ち……、いい……」
由美子が屈服した。
今までも由美子は堕ちていたが、さらに半歩深い所へ堕ちた。
「もう少し続けてあげますね」
「もういい、もういいからー」
そのまま、どんどん由美子を追い込んでいく。
「いや、いや、いや、お尻、いやぁー」
「でも、気持ちイイでしょ。もっと気持ち良くなってください」
「あ、あ、あ……、あああ、あああ……、ああああ、はああああぁー……」
由美子の内ももが震えてきた。続けたらイッてしまう。まだイカせるのは早い。
俺はイク寸前で舌を止めた。
由美子は目をつむり、ぐったりしている。体が時々ピクンとなる。息が荒い。
これだけやれば下準備は十分だ。
あとは旦那以外のチンコでイカしてやれば終わりだ。
「由美子さん、入れますよ」
「入れないで、家族がいるの。それだけは許して……」
由美子は力の無い声で訴える。
「いきますよ」
俺はチンコの先を当て、ゆっくり腰を進めた。
「ダメェー」
まさに、勝手知ったる他人の家。
俺は戸惑うことなく、ずかずか踏み込んでいく。
由美子の中がヒクヒクして俺を歓迎してくれる。
二回目ですでに懐かしい。それでいて新鮮な感じもする。
「入っちゃダメェー」
由美子は口では嫌がるが体は全然抵抗しない。むしろ、膣肉は喜んで俺を受け入れてる。
ゆっくりと進んで、ついに一番奥まで到達した。
「一番奥まで入りましたよ。これが由美子さんの体なんですね。素敵です。とっても気持ち良いですよ」
「抜いて、抜いて、お願い、ダメなの、結婚してるの」
「もう遅いですよ。これで俺達は恋人同士ですよ」
「お願い、抜いて……」
由美子が半分泣きながら懇願する。
ゾクゾクしてしまう。
「キスしましょう」
初めは舌を入れない、触れるだけのキス。チンコも動かさない。
一回目の挿入より、密着感が増してる気がする。はやくも由美子のマンコが俺のチンコを覚えたみたいだ。
由美子の色っぽさも増してきている。
そのままじっとしていると、由美子のほうから仕掛けてきた。
キスが濃厚になり、舌を入れてくる。
体の奥まで蹂躙されて諦めてしまったのか、それとも、頼る物を失い俺にすがってきているのか。
俺はゆっくり、とてもゆっくり由美子の中をこすりながら耳をしゃぶる。
「ふんぅーー、ふんぅー……」
由美子の切なげな声が俺を余計に興奮させる。
俺の性格分析でマゾの所見はなかったが、心の奥の本人も知らないところにMの性質を持ってるんじゃないかと思えてくる。
天然のいじめてオーラを出している。
お望みどおり虐めてあげますと、俺は耳から首筋、乳首、腋の下へと唇を移動させていく。
「やっ、あっ、あんっ、あん、あん、あん、あん、ふぁん、はぁあぁあぁあぁ……」
由美子は俺の体にしがみつき、頭を振り乱して声を上げる。
誰が見ても凄く感じてるのが分かるくらい体全体を使って快感を表わしている。本当に可愛い人だ。
「由美子さんの体を僕専用に作り変えますから」
「いやっ、いやん。変えちゃヤダ」
「嫌がっても中のお肉が嬉しい嬉しいって喜んでますよ」
「もう、やめて、お願い……、腰が抜けちゃう……」
今にも泣きそうな顔で訴える様子は、まるで雨に濡れて寒さに震える子犬だ。
そんな顔したらもっと虐められるのが分かってない。
「もっとして欲しいんですね。いっぱい虐めてあげます」
「あんっ、違う、違うの、はぁん、んっ、んっ、これ以上は、んんっ、ダメになっちゃう……」
この人はどこまで可愛いんだ。
俺を萌え殺す気か。三十路の女性とは思えない。
「ダメになってください。いっぱいダメにしてあげます」
ゆったりと大きなストロークで入口から奥までこすると、
「いやーーん、あっ、あっ、あっ、あん、あん、あんっ、ダメ、それ、ダメぇー……」
由美子は甘い声を上げて切ない目で俺を見る。
今度は短くて鋭いストロークで奥をズンズン突くと、
「あんっ、あんっ、あんっ、ふ、深い……、おっ、おっ、おくっ、奥、当たってる……」
息を詰まらせながら、死にそうな声を出す。
「どうして欲しいですか」
「やさしく……、やさしくがいい……」
媚びるような、甘えるような声で由美子が答える。
これが由美子以外なら絶対狙ってやってるだろと思うけど、由美子の場合は天然で言ってるのだ。
ほんとに人妻は奥が深い。さっき旦那役として挿入した時と反応が違う。次から次へと新しい魅力を出してくる。俺は由美子にやられっぱなしだ。
ひょっとして俺は由美子に操られているのかと一瞬考えてしまう。
俺の占いが効いてる以上そんなことはありえないが、そう思ってしまうほど由美子は男を乗せるのが上手い。
これは天性の才能だろう。
「こうですか」
奥を突き過ぎないように気をつけて、ゆっくり優しく由美子の中をこする。
「そう、イイ……、気持ちいい……、あぁ……、溶けちゃう……、い、いい……、とろける……」
由美子が本当に体中とろけてるようなエッチな声で言った。
それを聞かされた俺は胸の奥がざわついて仕方がなかった。
由美子のMっ気たっぷりの可愛い反応に、俺は二回目とはいえそろそろ限界が近くなってきた。
「由美子さん、そろそろ出します」
「ダメっ、それだけはダメ」
中という言葉を聞いて、急に由美子は理性を取り戻したみたいだ。
「中に出しますよ。由美子さんを孕ませます」
「いけない、ダメっ、ダメよっ。絶対にダメ。外に出して」
「そんなこと言っても、由美子さんは中に欲しいんでしょ。ヒクヒクしながら俺のチンコにしがみついて、俺のザーメン欲しがってますよ」
「イヤっ、中はイヤッ、できちゃう」
「由美子さんがこんなエッチな体になったのは僕の責任です。僕が責任を持って孕ませます」
俺は言ってて興奮してきた。本当に人妻を無理矢理妊娠させる錯覚。自分の言葉に酔ってしまった。
「僕の子供を妊娠して。そして、赤ちゃん産んでください」
「許して、それだけはできないの。家族が居るの」
このまま無理矢理中出しして由美子の反応を見るのも面白そう。だけど、もう中出しは一回やった。
となると、次は口内射精だ。
由美子がどんな反応を見せるか。ちゃんと精液を飲み込むか。興味がある。
「じゃあ口で。口に出します。飲むんですよ。全部飲んでください」
「はい、口に。口に出して」
俺はギリギリまでピストンを続けた。そして、本当に出る直前、ギリギリの限界でチンコを引き抜いた。
由美子が口を開けて待ち構える。
そこへ慌ててチンコを持っていくが、第一撃の半分はもう少しのところで間に合わず頬へ飛んだ。
残り半分からは由美子がチンコを咥えた。
第二撃の精液からは全部由美子の口の中へ収められていく。
俺が何も言わないのに、由美子はチンコを吸っている。
射精の最中に吸われるのはもの凄く気持ちいい。しかも由美子は吸いながら亀頭を舌でチロチロ刺激してくる。
今まで経験した事の無いハイレベルな口内射精だ。
これも旦那が仕込んだんだろう。旦那に対する嫉妬が消えて、逆に感謝の気持ちが湧いてきた。
俺のために仕込んでくれたんだと考えると、ありがとうと言いたいくらいだ。
射精が終わると、俺が命令する前に由美子は自分から精液を飲み込んだ。
飲み終わっても、チンコをチューチュー吸う。
もう何も出なくなるとチンコをペロペロ舐めている。
ここまでくると、由美子を仕込んだ旦那のフェラに対するこだわりを純粋に凄いと思った。
(4)
由美子はいつまでたってもチンコから離れないので、真央に半分引きずられるようにして浴室へ連れて行かれた。
今になって考えると、由美子の性格判断には漏れがあったような気がする。
由美子は少数の人間との非常に濃い関係を望むタイプの性格だったのだ。おそらく結婚するまで幸せな家庭過ぎて濃厚な人間関係が当たり前になり、今の薄い家族関係がストレスの原因になっているのだろう。
そう考えると、ここまでの行動がよりしっくりくる。
それにMっぽい性質も隠し持ってる
人間って奥が深いと、俺はつくづく思った。
シャワーから戻ってきた由美子は二度のセックスでぐったりしていた。
でも、まだまだだ。完膚なきまで俺の虜にしてやる。そして由美子の真の希望通り、旦那以上の濃い関係になってやる。
俺は全裸、由美子はバスタオル一枚、真央は普通に服を着ている。
このありえない状況の中、俺は最後の駄目押しを始めた。
「由美子さんの問題が分かりました。
あなたは現状の生活に不満を持っていますね。
それは、ご主人に女として見てもらっていないことです。
ご主人の多忙によるすれ違いや会話の減少、セックスレス。
それであなたは女としての自信の喪失、女が終わってしまうことへの漠然とした不安、性的欲求が解消できないことの不満を感じています。
それと由美子さんはこれまで幸せ過ぎたために家族とは濃い関係が当たり前になっていて、薄い関係を理解できないのです。
ただし、これはあなたの勘違いです。
ご主人を占ってみないと確実なことはいえませんが、ご主人はあなたのことをちゃんと愛しています。
ただ、それは結婚当時の男女の愛情から家族愛へと変わってきているのです。
セックスしなくても愛情は有りますし、愛情があっても会話の少ない関係も有ります。
ですから、あなたが女としての魅力を増せば、必ずご主人も男女の愛情を取り戻します。
毎朝出勤前にお出かけのキスをするような濃い関係になるはずです」
由美子は微妙な表情だ。完全には納得できないらしい。
「由美子さんにはもう一つ問題があります」
まだ有るのと由美子が身構える。
「それはあなたの浮気願望です。
女性には誰しも浮気願望があります。
由美子さんの場合、それが人より強いようです。
おそらく、ご主人に女として見てもらえない、しかし、他の男の人なら私を女としてみてくれるかもと、無意識のうちに考えているのでしょう。
でも、それは間違いです。
あなたの浮気願望の原因は、あなたの性欲にあります。
由美子さんは一見貞淑な女性に見えます。でもそれは表面的な姿です。
本当のあなたはかなり性欲が強い人です。
しかし、真面目な性格からご主人にセックスをねだることができません。
ご主人とのセックスレスで性欲が解消されないから、他の男とのセックスを望んでいるのです。
心当たりはありませんか。
例えば、テレビを見ていてエッチな場面が有ると、自分も抱かれたいと思いませんか。
さらに、お尻の穴や腋の下で感じてしまうなど変態的な性向が見られます。
もちろん、ご主人に言えないため、他の男と変態的な好意を楽しみたいとも思っています。
今はまだ、強い理性に抑えられて行動に移していませんが、いつか性欲が理性を上回り浮気をしてしまうでしょう。
そうなってからでは手遅れです」
由美子の顔が少し曇る。そんなことはないと否定したいが思い当たる節もあるのだろう。
ここで畳み込む。
「この勘違い、間違いには原因があります。それは由美子さんの体の中に悪い運気が大量に溜まっていることです。これが根本原因です」
運気と聞いて由美子が何のことか分からないという顔をする。
「おそらくご主人は悪い運気の持ち主だと思われます。
運気は本人の性格や人間性とは関係ありません。
生まれつきのものや、日常生活の送り方で決まります。
ご主人は生まれつき悪い運気の持ち主だった上に、多忙による生活の乱れから悪い運気がさらに溜まったんでしょう。
ご主人の悪い運気が由美子さんにも悪い影響を与えています」
由美子が話に引き込まれてきた。
「悪い運気が溜まると悪い考えが湧いてきます。
悪い考えが無意識に態度に出ます。
すると夫婦仲が冷める。
それでさらに悪い運気が溜まる。
この悪循環が起きています。
さらに悪いことにあなたは平凡な日常に飽きて変化を求めています。
そこに夫婦仲の悪さが加わり、浮気願望へと発展しています。
セックスレスから、妄想を繰り返し、変態的行為へのあこがれと繋がっています。
その証拠が先ほどのロールプレイングです。
あなたの浮気願望、変態願望がはっきりと現れています。
何とかしないと、いつか本当に浮気へ走り、変態的行為に溺れてしまうでしょう。
これらは全て体にたまった悪い運気のせいなんです」
「どうすれば良いんですか」
由美子が真剣な眼差しで聞いてくる。
「一つだけ方法があります」
ここでもったいぶって一度言葉を区切る。
「教えてください。私はどうすれば良いんですか」
由美子はすがるような目つきだ。
おもわずゾクっとする。
「お礼なら何でもします。お願いします。教えてください」
完全に俺に頼りきっている。俺の言う事を少しも疑っていない。
人を屈服させて、服従させる快感。これこそ俺のMC占いの醍醐味だ。バンザイ、俺の占い。
「除霊です」
「除霊、ですか?」
由美子にはピンと来ないようだ。
「あなたの体から悪い運気を全て追い出し、ご主人の悪い運気が少々来たくらいではびくともしないだけの良い運気を体に溜めます。
同時に欲求を解消して、浮気願望を抑えます。
これはあくまでも除霊であり、カウンセリングであり、占いの一種です」
「除霊ってどうやるんですか。すぐにできるんですか」
「除霊にはこの男根を使います」
俺は力なく垂れているチンコを由美子の顔の前へ持っていった。
「古来男根には陽の力が宿るといわれています――」
由美子へいかに俺の運気が素晴らしいか、男根を使っての除霊に効果が有るか、良い運気を持つと良い人生が送れるかを切々と説いた。
由美子は時々うなずきながら真剣に話を聞いている。
「これは大事な注意点ですが、除霊を浮気と間違われないようにしないといけません。
ご主人が勘違いしないように家では今まで通りに過ごしてください。
幸せな家庭を築くために除霊を行うのに、除霊で家庭がおかしくなっては意味がありません。
あなたが良い運気の体に生まれ変わり、変身が終わった後でご主人を驚かせましょう。
それともう一つ、ご主人と性的な接触をしてはいけません。
セックスはもちろん、キスもいけません。
口や手を使って抜くことも禁止です。
由美子さんが相手をして良いのは僕だけです。
全ての除霊が終わるまでの我慢です。
いいですね、分かりましたか」
除霊が終わる時、それは俺が由美子に飽きた時だ。
「それでは、最初の除霊を始めましょう」
俺と由美子はベッドへ移動した。
真央はいつでも参加できるようにベッド側で待機する。ロープレではなく除霊なので真央が参加しても問題ない。
由美子は二回のセックスで疲労の色が見える。それが色っぽさを濃くしている。
貞淑そうな外観から滲み出る、濃厚な色っぽさ。これが人妻の味だ。
「まずは男根を口に含んでください」
ベッドの上で立ったままフェラをさせる。仁王立ちフェラだ。
由美子が神妙な顔でチンコを咥えた。
「美味しいでしょう。それは僕の男根から良い運気が滲み出てるからです。良い運気は美味しくて、気持ち良いものなんです」
俺のチンコは美味しいと暗示を掛けてあるから、由美子は本当に美味しいと感じている。
「もっと感謝の気持ちを込めておしゃぶりしてください。これから由美子さんがしばらくお世話になる男根です。それに、男性が感じれば感じるほど良い運気が出ます」
エリートの旦那こだわりのフェラテクを俺は心ゆくまで堪能する。
俺が由美子の頭を撫でてやると、褒められて嬉しいのか由美子のフェラに熱がこもる。
もっと由美子にサービスさせたいが、今日は徹底的に堕とすのが目的だ。楽しみは次回に取っておこう。
「男女がお互いに感じれば感じるほど良い運気が出ます。では、真央さん、手伝ってください」
ここで助手の真央にも参加させる。
真央は由美子の後ろから優しく胸を揉み解していく。女性ならではの細やかな揉み方だ。
由美子は驚いて一瞬フェラが止まるが、すぐに再開する。
真央はさらに、乳首をこね、クリにも指を伸ばす。
由美子の顔に苦悩の色が混ざり色っぽさが増す。フェラがもう一段深みを増していく。
今日は二発も出しているので、まだ余裕がある。人妻フェラを味わいながら、思いつくままに出鱈目なことを話す。
「男根の先から滲み出る雫には少量ですが運気や男性ホルモンが含まれます。貴重な物ですから残らず舐め取って飲み込んでください」
「男性ホルモンを摂取することで、体が刺激されて女性ホルモンが出ます。それで女っぽい体に変わるんです。たくさん男性ホルモンを取って、良い女になってご主人を振り向かせましょう」
真央の指が効いて、由美子の顔はとろけ、体がくねり始める。
「口はそのへんでいいでしょう。次は由美子さんの番です。全身で感じることで良い運気を受け入れやすくします。では、ベッドへ横になってください」
由美子が寝そべると、俺はその横に寝た。真央は俺の反対側だ。
そして、俺と真央二人がかりの愛撫が始まった。
由美子は二人同時というのは生まれて初めての経験だろう。猛烈に感じている。
両方の耳をしゃぶられながら、胸を揉まれて全身がくねる。
俺の少し荒っぽい手付きと、真央の繊細な手付きのギャップも効いているのかもしれない。
俺が耳から首を通って降りていくと、真央も俺についてくる。
そして、俺と真央は乳首に到着した。
ダブル乳首舐めは強烈な快感を由美子へ与えた。
「はんぅー……、ダ、ダメ……、同時は、ダメぇ……」
由美子は胸を突き上げたり、体を丸めたり忙しい。
俺達は乳首から口を離さない。
空いた手で由美子の体を撫でまわる。
中心部を触って欲しいのか由美子の脚は百八十度近く開いている。
俺は焦らすように太ももの内側の付け根をサワサワと撫でる。
「はぁっ、はぁ、はぁ、はんぅー、んぅー、はぅーん、んふぅ……」
まだまだ愛撫は終わらない。
「由美子さんが望んでいた腋の下ですよ」
由美子の両手を頭の方へ上げさせて、腋の下を完全にさらす。
そうして、俺と真央は同時に腋の下へ吸い付いた。
「んっんんんんぅーー……」
一際大きな声とともに、由美子の体が跳ねた。反射的に手を降ろそうとする。
「抵抗したらダメです。普段隠されている場所には悪い運気が溜まりやすいんです。ご主人のためです。我慢してください」
舐め続けると、由美子はばったんばったん跳ね続ける。
面白いように反応するので、もっと感じさせてやろうと思った。
真央の指を誘って、二人で由美子のマンコの中へ指を沈めていく。
「んんんんぅー、んっ、ん、ん、ん、んんんぅー……」
指二本でもかなり効くみたいだ。
「由美子さん、ココですね」
俺はポイントを知っているので、真央へ教えつつしつこくなぶる。
真央は自分の経験を活かし、他の弱点を探して膣の中をうろつく。
二本の指が別の動きをするのは、相当効くはずだ。
「んぅー、んぅー、んふぅー、ふあああああーー、はああああぁー……」
由美子は錯乱状態だ。
このままでは気が狂うのではないかと心配になってくる。
そこでいったん指を抜く。
由美子はぐったりしたまま、はぁはぁと激しく息をしている。
「由美子さん、思ってることを口に出して。体の中に溜まったものを外に出す気持ちで、頭に浮かぶことを全部口に出してください」
俺が催促すると
「キ……、キス、して……」
由美子がかすれる声で言った。
俺は由美子を横向きに抱きしめ、熱いキスを交わす。
その間も俺の手は体を撫でたり、お尻を揉んだり休まない。
真央は背中の中心に沿って舌を這わし、マンコの浅瀬をクチュクチュかき回す。
「ふううううぅー、んふううううぅー、ふぅん、ふぅー、んふぅ」
由美子は鼻を鳴らしてキスを続ける。
俺はキスの合間に由美子へ有ること無いこと話しかける。
「もっと乱れていいんです。この何年間でたまったストレスを全部吐き出して」
「感じれば感じるほど女性ホルモンがたくさん出て綺麗になれますよ」
「セックスには若返り効果があるんです」
駄目押しとして暗示を強化する。
「あなたはもっと、もっと感じます。どんどん体が敏感になっていきます。今まで経験したことが無いほど感じます……」
「はんんんんぅーー、むふううううぅん、んっ、んんんんぅー……」
由美子の感じ方はどんどん大きくなり、これ以上やると失神しそうだ。
やっぱり最後はチンコでイカせないといけない。
俺は真央に合図して、指を抜かせた。
由美子は大の字になったまま動かない。呼吸のために胸が上下しているのと、お腹がピクン、ピクンしているだけだ。
俺は太ももを抱えて、ゆっくりと由美子の中へ入っていった。
「んぐぅー……」
由美子は入れただけで体を仰け反らして痙攣した。
膣壁がピクピクしてチンコに楽しい感触を与えてくれる。
俺は奥まで入れてから、由美子を抱きしめた。
そして、耳元でささやく。
「淫乱ですね。今日は二回もセックスしたのにまだ満足してないんですか。そんな悪いオマンコは僕が懲らしめてあげます」
由美子から返事は無い。頭の中は真っ白な状態なのだろう。
「体が最高に感じてるときに精液を受けるのが一番除霊の効果が高いんです。だから僕がいいというまでイッてはいけません。僕の許可がないとイケなくなります。
「お願い、もう、イカせて……」
「男と女の両方が最高に感じることで最高の除霊ができるんです。一人だけイッてはいけません」
イキたくて仕方が無い由美子は感情のこもった悲しそうな目で俺を見るが、もちろん無視してピストン運動を開始した。
俺はとてもゆっくり膣肉を抉りながら、片方の耳にしゃぶりついた。すかさず、真央がもう片方の耳をしゃぶる。
指示して無いのにナイスフォローだ。
「みみー、みみぃー、ダメェー、やぁー、あ、あ、あ、ダメなのー……」
由美子は首をすくませ、両手を握り締めている。かなり辛そうだ。
だが、こんなものではない。今からこれまで味わったことの無い快感を味わってもらう。
次は二人で乳首に吸い付いた。
「はんぅー、はんぅ、はんぅー……、おっぱい……、一緒、ダメ、や、やぁ、ああああ……」
由美子が息を詰まらせながら言う。
その次はいよいよ腋の下だ。
手を持ち上げると、由美子が本能で察知したのか抵抗する。
「イヤ、やめて、そこはダメです。お願いします」
だが、弱りきった由美子の力では手を降ろすことができない。
俺のS心が刺激されてしまう。俺は多分ニヤ付いていただろう。
俺は腰を動かし続けながら、ゆっくりと腋へ唇を近づけた。
由美子の目が恐怖で見開かれる。ちょっと楽しく感じてしまう。
そして、ツルツルに手入れされている腋の下へチュッとキスをした。
「んっんぅーー……」
由美子の体が大きく跳ねる。
そこから俺は舐めまくった。舐めて、舐めて、舐めたおした。唇と舌を使い、時には前歯でこすったりもした。
由美子が暴れるのでそれを抑えるために、体をきつく抱き、合わせて猛烈に腰を動かした。
真央もここが勘所と分かっているのか、由美子の乳房をぎゅうぎゅう握り締めながら、必死に舌を這わしている。
由美子は狂乱していた。
例えるなら、幼稚園くらいの子供をくすぐり続けた時みたいな感じだ。
このまま続けたら死ぬんじゃないかと思うほど、息を乱し、暴れる。
そんな由美子を相手にするのは数分が限界だった。
俺が疲れて動きを止めたら(真央は先に脱落していた)、由美子もパタッと動きを止めた。
目はうつろで、口は開いたままだ。
俺はちょっとやりすぎたかなと反省した。
俺は仕切りなおしと思い、ゆっくり優しくピストンしながら由美子へ話しかける。
「これは除霊であると同時に旦那さんとのセックスの練習でもあるんです。僕の事をご主人の代わりだと思ってセックスしてください」
「はい、あなた……」
由美子がかすれた小さい声で返事をした。
良かった、壊れてなかったと安心して、優しいセックスを続ける。
一時的に真央は下がらせる。
「由美子さんの中、とっても気持ちいいですよ。由美子さんも気持ちいいですか?」
「気持ちいい……」
由美子の中は弛緩した膣壁がヒクヒクッと震えるので、本当に気持ち良い。
「さあ、キスしましょう」
俺がキスすると、由美子は俺の首に腕を回して、熱いキスを返してきた。
しばらく体を密着させてキスしながらのセックスが続く。
「ふぅー、んふぅ、ふぅーん、むふぅ……」
由美子が鼻を鳴らして、喜びを表わす。
由美子はこの穏やかなセックスが好きみたいだ。快感の強さはそれほどでは無いけど、この密着感と濃厚なキスが良いのだろう。
俺は少しでも由美子を感じさせようと、由美子の一番奥をグリグリこすってやる。
そうする内に由美子の性感が再び上昇してきた。
「由美子さん。自分だけ気持ち良くなってたらダメですよ。セックスはお互いを気持ち良くして、お互いに感じないといけないんです」
俺がそう言うと、由美子は分かったと、自分から腰を動かし始めた。
その動きはイヤラシイとかのレベルじゃなくて、エロいというかとっても淫らだ。
由美子のフェラ以外のテクはいまいちだと勝手に思い込んでいたけど誤解だった。
意外なテクの持ち主だ。
「いいですよ。相手が一番気持ち良くなるように、自分が一番感じるように、動くんです」
俺も由美子が感じるポイントをこするように腰を動かす。やり方は一回目のセックスで確認済みだ。
「そこ……、そこ、いいの……、あんっ、そこ、もっと、もっとして」
「そうです。もっと思ったことを全部口に出して。言葉にしないと伝わらないこともありますよ」
「突いてー、もっと、強く突いて、奥まで、もっと」
「もっと、声を出して。声と一緒に体の中に溜まったものを吐き出すんです」
「欲しかったの。これが、欲しかったの。欲しい。もっとー、もっとください。いっぱいください」
由美子がいい感じにのってきた。
「僕とチンコのどっちが好きなんですか」
「両方。両方好きなのぉー」
「由美子さん、綺麗ですよ」
「嬉しいー、もっと、もっと言ってー」
由美子がギュウっと抱きついてくる。
俺は頭を撫でてやりながら、由美子の中を抉り続けた。
このまま続けていると、普通に終わってしまいそうなので、俺は動きを止めた。
由美子は非難する目で俺を見ながら、腰を止めようとしない。
「体位を変えますよ」
俺は由美子を持ち上げ、いったん対面座位の形になった。
そこで、チュッチュッと若い恋人同士のようなバードキスをした。女性には細かい愛情表現が必要なのだ。
そして、俺だけ後ろに倒れて騎乗位の体勢になった。
「さあ、由美子さん。動いてください。僕も下から手伝いますから」
さすがに人妻だけあって、騎乗位は初めてではないみたいだが、ちょっと動いてはすぐに止まってしまう。
疲れてるのと、体が敏感になってて感じすぎるからだろう。
「自分が一番感じる所へ男根の先をぶつけるんです」
俺はやや強めの口調でいう。
由美子はまた動き始めるが、同じようにすぐ止まってしまう。
「もう、動けない」
「ダメです。そこで止まったら今までと同じです。殻を破るんです。いつまでたっても変われませんよ。幸せな家庭を築くんじゃないんですか。ご主人の愛を取り戻すんじゃないんですか」
ようやく由美子は覚悟を決めたみたいだ。
俺の胸に手を置き、腰を上下に動かし始めた。
俺も下から軽く動いて手伝ってやる。
「真央さんも手伝ってあげてください」
手持ち無沙汰にしていた真央が喜び勇んでやってきた。
すぐさま、由美子の後ろに回り、乳房に手を回した。それは揉むというより、掴んで乳房ごと体を上下に動かす感じだ。
「自分一人で感じてたらダメです。相手を気持ち良くすることで自分も気持ち良くなる。その好循環でセックスのレベルを上げるんです」
意を決して動き始めた由美子だったが、すぐに動きが鈍くなってきた。感じすぎて辛いのだ。
だんだん自分の体を支えられなくなってくる。真央が支えないと俺の上へ倒れてしまう。
「子宮が下に降りてきてますよ。凄いでしょ。たまらないでしょ」
「た、たまんない……。すごい……、こんなの、初めて、お、おか、おかしく、なる……」
由美子がとろけるまでの時間が短くなってきている。
「子宮の快感を知ってますね。奥を一杯突いてあげます」
下から子宮口目掛けてガンガン突き上げる。
「くひぃー」
由美子が奇妙な声を出す。
俺のほうもチンコの先がコリコリした物に当たって脳にビンビン響く。ヤバいのでお腹に力を入れて射精をこらえる。
そして、体を支えられなくなった由美子が俺の上へ倒れてきた。
女性上位の体勢になる。
この体勢は今日初めてだ。由美子の体の柔らかさがよく分かる。
肉付きが良い分、真央よりちょっと重い。でも我慢できる重さだ。
由美子はハァハァ息をしながら休んでる。
「自分だけ感じてたらダメです。相手のことも気持ち良くして。ほら、動いて」
由美子は胸を押し付け、俺の首をペロペロ舐めながら、腰を動かし始めた。
「はぁ、あっ、あん、あん、あん、あっ、あっ、あっ、あ……」
由美子はすぐに没頭し始めた。
「真央さん」
俺は真央へ声を掛けて目配せした。
真央が由美子の後ろへ回る。
お尻に手をかけ、ぐっと開き、中心部をペロンと舐め上げた。あっという間の早業だ。
「ひゃん」
由美子の体が跳ねた。
「イヤッ、お尻はイヤぁ」
俺はすかさず下から突き上げて由美子を黙らせる。
真央のアナル舐めの邪魔にならないように、短く鋭く速く突き上げる。
「由美子さんの大好きなお尻ですよ。気持ちいいですか?」
「ヤッ、ヤッ、ヤッ、ヤッ、イヤぁん」
由美子はお尻を振って嫌がるが、俺と真央が押さえているので逃げられない。
その振り方がとても可愛い。
「お尻でイクんですか。我慢してください」
「あなた、あなたー、もう、もう」
「一人でイッたらダメです。自分勝手はいけません。それでは除霊の効果を弱めます」
「あぁ、でも、でも、無理、無理ですー」
「じゃあ、あと十回だけ突かれるのを我慢してください」
「はやくー、はやくしてー」
「一、二、三……」
由美子は息を止め、俺に必死にしがみ付いて快感に耐える。
「……九、十」
十回突いた後、俺は止まった。
由美子はマラソンの後みたいな激しい呼吸をしている。
「よく頑張りました。じゃあ、また、十回突きますよ。我慢してください」
こうやって、我慢を繰り返すと限界を上げて絶頂を大きくすることが出来る気がする。
野球のノックみたいな物だ。
「……九、十」
また十回突き終わった。
二回目も由美子は我慢しきった。もう動けそうに無いくらいぐったりしている。
「さあ、また十回いきますからね」
「もう、いや……、休ませて、お願い……」
「由美子さんなら、がんばれます。いきますよー、いーち――」
「はうぅー……」
由美子は体の奥から搾り出したような、あえぎ声を出した。
こうして俺は百本ノックを終えた。
由美子はこのまま死ぬんじゃないかというほど、ぐったりしている。
さすがに人妻だ。粘り強い。
これが真央や留美ならこうはいかない。途中で音を上げるに違いない。
「よくがんばりました。ご褒美にゆっくり突いてあげます」
俺はちょっと手加減しながら由美子を突いた。
「あん、あっ、あっ、あっ、いい、いいの……」
由美子はこの位のやさしいほうが良いみたいだ。
「旦那さんとどっちがいいですか」
「こっち。こっちがいいー……。全然違うの。凄いの……」
由美子がうっとりした口調で答える。
「やはり旦那さんは良い運勢を持ってないんですね。良い運勢の男根だと女性は自然と感じるんです。もう、旦那さんとセックスしないほうがいいかもしれません」
「しない。もう、絶対しない。これー、これがいいのー」
「いっぱい感じてくださいね」
長めのストロークでこすり上げるように動かす。
「いい…・・・、良すぎる……。死ぬ……。死んじゃう……」
由美子は俺のピストンで体を大きく揺さぶられるだけで、自分からは動けない。手脚にも力が入っていない。
急速に快感が大きくなっている。
「あ、あ、あ、あはん、はぅ、ひっ、ひ、ひぃ、い、いっ、いい、もう、もう……」
由美子の体は優しく動くだけでも、すぐに絶頂へ向けて階段を昇り始めた。
体が完全にできあがってしまっている。
でも、イキたくても俺の許可がないとイケない。
「自分だけ先にイッたらダメです。イク時は僕の許可をもらってください。二人が同時にイクことで除霊効果が最大になるんです。僕が一日に除霊出来る回数は限りがありますから。有効に使う必要があるんです」
「はやく、はやく、あぅ、もう、無理、お願い、はやく」
俺は淡々と腰を動かす。
「射精と同時に人生最高の絶頂になります。これまで経験した事の無い快感です。人生観が変わるほどの絶頂です」
そして、これでもかと暗示を強化していく。
歯を食いしばって由美子が快感と戦っている。
凄い感じ方だ。三十代の人妻は真央とは比べ物にならない貪欲さがある。女性がこんなに感じられるとは思ってもいなかった。AVそこのけだ。
俺のチンコで人妻がこんなに感じると、自分は凄い人間になった気がしてくる。
人妻を狙って良かった。しばらくこの人妻で楽しめそうだ。
これだけ人妻の乱れる姿を見せられて、俺もそろそろ出したくなってきた。
短時間でもう二回も出しているけど、そんな悪条件を吹き飛ばす刺激だ。
三回目の射精の準備は整っている。体の奥では精液が出番を待ち構えている。
由美子を十分すぎるくらい感じさせることもできた。
もう十分だろう。
これだけやっておけば、由美子は俺の占いの虜になるに違いない。
「由美子さん、そろそろ射精しますよ。心と体を開いて、僕の全てを受け入れるんです。体を開くとまた違った快感がきますから」
「開いた。開いたから、早く、早く来てー」
由美子は意味も分からず言ってそうだ。
「体だけじゃなくて心でも射精を受けるんです。死ぬほどの快感です。そして、由美子さんは生まれ変わるんです。いいですね」
「いいから来て、来て来て、早く、きてー」
由美子が頭を振り乱して叫ぶ。
もう由美子は俺の言葉も分からないみたいだ。もうイカせるしかない。
俺は最後のスパートに入った。
全力で由美子の深い部分を突きまくる。
そして俺は我慢の限界を超えた。
「いきますよ――。おおおおぉー……、イッて、由美子さんイッてください」
時間をかけてセックスしたので、精液はかなり煮詰められていた。
今日三回目とは思えない、量と濃さで由美子の中へ噴き出していく。
びゅるるる、びゅるびゅる、びゅくびゅく、びゅくん、びゅくっ、びゅくっ……。
「はんぅーー……」
射精を受けると同時に、由美子が声にならない声をあげて絶頂に達した。
背骨が折れそうなほど体を反り返している。
膣肉の入口が今日一番の締まりを見せてチンコをギュウギュウ締め付ける。
同時に内部の肉がザワザワうごめいて、射精をより気持ち良いものにしてくれる。
俺は最高の快感の中、残り全ての精液を由美子の中へ吐き出した。
射精後もしばらく入れたままにして余韻を味わう。
由美子の中はまだかすかに痙攣していて、心地良く面白い感触を与えてくれる。
ひくつく中で軽く動かすととても気持ちいい。
一方由美子は完全に放心状態。意識があるかどうか分からない。目と口は半開きで焦点は合ってなくて、口の端から涎が一筋垂れている。
最初きれいにセットされていた髪は乱れ、ほつれた髪が汗で額に張り付いている。人妻の快感の大きさを物語っていて、壮絶な感じがする。
人妻をイカせると征服感が凄い。病み付きになりそうだ。
名残惜しいけどチンコを抜くと、待ってましたと真央がすかさずお掃除フェラをしてくれた。
その後、二人がかりで由美子の体を綺麗に拭いて、ベッドへ寝かせ、部屋の中を片付た。
念のため目覚まし時計を六時にセットしておく。
そして俺達は由美子の家を後にした。
ベッドサイドにメモを残してある。
『占いをして欲しくなったらここへ連絡してください』
そこには住所と携帯の番号が書いておいた。
きっと数日のうちには由美子から連絡が来るだろう。
タクシーは呼ぶとすぐに来た。最寄の駅まで行ってもらう。
後部座席で揺られながら、俺は今日の出来事を思い返していた。
三十代人妻は凄かった。セックスが強いし貪欲だ。旦那が付き合いきれないのも分かる。
俺が物思いにふけっていると真央が腕に抱きついてきた。
「先生、私も除霊してください」
運転手さんに聞こえないように真央が耳元でささやく。
俺が今までに無いほど興奮したのだ、見ていただけの真央は体が熱くて仕方が無いだろう。
あれだけ濃厚なセックスを見せられたのだから興奮して当然だ。
「真央さん。除霊は確かに気持ちいいです。体の中から悪い物が出て行くわけですから当たり前です。でも、除霊に溺れてはいけません。家に戻るまで我慢です」
小声で言い返す。
真央は公平に見てかなりの美人だ。その美人が蕩けた目で俺を見つめている。
帰りの電車で真央は人の目を引きそうだ。完全に発情しきった顔をしている。
この状態で混んだ電車に乗るのは危ない。痴漢に会う可能性大だ。
それより真央の部屋に戻ってからが大変だ。一回くらいじゃ許してくれないかもしれない。
今日はもう三発も出してるのに、大変なことになるかもしれないと俺は思った。
< 続く >