第20話 誕生パーティ
「それじゃあ、行ってくる」
「はい、いってらっしゃいませ」
会社の秘書の人が朝早くから父さんを迎えに来ていた。今日は朝から大阪へ。戻るのは夜になるそうだ。
そして今日は学校も休み。催眠パーティには絶好の日だった。
「それじゃみなさん、準備をお願いします」
たっぷりと時間をかけて暗示を終わらせる。
午前中は準備は費やし、午後からは待ちに待ったパーティの始まりだ。
「花純、10才のお誕生日おめでとう!」
家族全員(父さんを除く)がテーブルに揃い、本日の主役である花純さんに祝福の拍手をする。
当の彼女は、テーブルの上で仰向けになったまま笑顔でそれに応えた。
「みんな、ありがとー」
食欲をそそるパーティ料理と一緒に中央で裸にクリームデコされた花純さんは、まるでケーキでウェディングドレスを描いたみたいに華やかで美味しそうだった。
誕生日の料理なんだから、主役がケーキになって周りをおもてなしするのは当然である。僕はみんなの常識をいろいろ変換していた。今日は催眠パーティで、影の主役は僕だった。
花純さんの誕生日を祝うという名目で、全てが僕を楽しませるために動くように催眠術をかけている。
これもその一端だった。
「それじゃ、みんなでいただきましょうか?」
豪華な料理の乗ったテーブルに、愛娘がケーキにされて飾られているというのに、綾子さんは機嫌よさげにグラスを掲げている。
もちろん料理を担当していた綾子さんと睦都美さんは裸エプロンで、おっぱいだってこぼれ落ちそうなくらい輝いていた。
「うん、美味しい」
ローストビーフにサワークリームを乗せ、そのジューシーな味わいに舌鼓を打つ。
これは睦都美さんの味だ。手の込んだ料理でもハイレベルにこなせちゃう彼女は相変わらずのスーパーメイドだ。
「あの、蓮さん、そうして食べられてしまっては困ります」
しかし睦都美さんは、慌てたように立ち上がる。
腰周りしか覆っていないメイドエプロンの上で、彼女の生乳がぷるぷる震えていた。
「ご長男の方の食事は、メイドが口移しやおっぱい盛りつけで食べさせるのが我が家のならわしです。……私にお任せください」
そういって睦都美さんは僕からナイフとフォークを取り上げ、自分の口にローストビーフを運んで咥える。
そして僕に体を密着させて、僕の口元にそれを近づけてくる。
「……どうぞ」
赤くなった頬が色っぽい。
これを我が家のならわしと理解して実践していても、彼女の中の常識は恥ずかしいことだと認識している。
裸エプロンでおっぱいを丸出しにして平然としているくせに、口移しは仕事だと割り切ってやらなければできないような大胆な行為だ。
僕がいつもまでも口を開けないでいると、困ったように睦都美さんは「ん」とさらに突き出し、キスするときみたいに目を閉じる。
「いただきます」
僕がビーフを噛みきるとき、睦都美さんは唇を守るようにキュッと内に巻いた。
キスされるの怖いのかな。でも、こんな風に食べさせてたらいつかは必ず触れちゃうよね。
「……ッ」
わざと唇に触れるように近づくと、睦都美さんは一瞬ビクっと肩をすくめた。
でも、僕に食べさせるのが仕事だから仕方ない。肉を咀嚼するついでのように唇を蹂躙されても、睦都美さんはじっと我慢をしていた。
「次はサラダをおっぱい盛りで」
「……はい」
レタスと紫キャベツ、そしてミニトマトを胸に挟むように盛りつけ、そっと差し出される。
僕はその谷間に顔を近づけ、むしゃりと遠慮なく肌に触れながら新鮮な野菜を頬張る。
「あっ……」
ビクッとまた睦都美さんの肌が震えた。普段より敏感な反応が僕の股間を揺さぶった。
もちろん性感度を多少上げている。睦都美さんだけじゃなく全員を。だってせっかくのパーティだもんね。みんなにも楽しんでもらわなきゃ。
「あ、あっ……あの、もうサラダは……あんっ」
肌に残ったドレッシングを舌ですすり、睦都美さんに可愛らしい声を上げさせる。
睦都美さんはエッチのときと普段のときのギャップが魅力だ。いつも冷静な彼女を僕のエッチで熱く蕩けさせたいっていうこの気持ちは、男なら誰でも抱くはず。
夢中になって睦都美さんの谷間を舐めた。そのたびに聞こえる彼女の甘い喘ぎ声の心地よさ。
そうしているうちに、テーブルの上の花純さんが我慢できなくなって不平を漏らす。
「ねえ、花純もお腹空いたよー」
ケーキになっている花純は身動き一つとれない。
彼女のお腹の虫が小さな声で鳴いていた。
「ゴメンゴメン、すぐに花純にも食べさせてあげるからね。それじゃ、優惟姉さんにお願いしていい?」
「わかったわ」
誕生パーティの主役はケーキをやっているので、食べ物は他の人から食べさせてもらわなきゃいけない。
もちろん、口移しだよね。
「じゃ、何から食べる?」
「えっとね、コロッケ」
優惟姉さんが一口サイズのコロッケを口に咥えて、花純さんに顔を近づける。
あーん、と口を開けた花純さんがそれを待ち構えて、2人の唇が接触する。
「んっ」
「んんんっ」
ほんの数瞬触れた唇が離れて、細い糸をかすかに引く。
よくわからないけど、ぞくりと震えた。優惟姉さんと花純さんのキスに、僕自身も興奮を感じていた。
「次は?」
「んー、ジュース飲みたい」
「ジュ、ジュースを口移し? 仕方ないわね……」
オレンジジュースを一口含んで、また姉さんの唇が花純さんのと重なる。
柔らかそうな少女同士の口がぴたりと合わさって、こくりと中のジュースが移動する。
「んっ……」
「ふぅ……こく、こく」
なぜか僕が息を呑んでいた。
美少女同士のキスがこんなに美しいなんて。
百合の花が並んで咲いているようだ。
「ぷはぁ……」
「あっ……」
性感の上がっている2人は、キスだけで表情を熱くしていた。
次は是非アイスクリームを。クリームを唇にたっぷりと。
「野菜も食べなきゃダメよ」
「うん」
僕の想いとは裏腹に、花純さんと優惟姉さんはレタスをぱりぱりとウサギのように食む。
うん、食事はちゃんとバランスよく摂らないとね。
心の中で舌打ちをして、僕は睦都美さんに口移しでジュースをせがんだ。僕にだって素敵な給仕係さんがいるんだから、いいんだ。
「んくっ、んっ、んっ」
ジュースを口移しでもらい、お返しとばかりに逆流させたりしながら、家族と一緒の食事を楽しむ。
やがて綾子さんが、パンと手を鳴らしておっぱいを揺らした。
「それじゃ、そろそろローソクを消してもらいましょうか」
お誕生ケーキといえばキャンドルだ。
もちろん人体スイーツになっている花純さんの上に火のついたローソクを立てるような真似はしない。
火を使わない安全なローソクを使うんだ。
「蓮君、お願いね」
「はい」
ポロンとオチンチンを取り出す。
睦都美さんのキスやおっぱいですでにギンギンに固まっているそれは、食事の席だというのにエロティシズムを全開にしてそそり立っている。
「あらぁ、素敵なキャンドルね」
綾子さんがポッと頬を染め、睦都美さんはキスのせいでぼんやりしてしまった瞳をかすかに細め、優惟姉さんは平静を装いながら目を逸らし、花純さんはかしこまったように唇を結ぶ。
「本当なら10本だけど、蓮君の太いので10年分ってことでいいわよね、花純?」
「うん」
ローソクは長男のオチンチン。それが我が家のルールだ。キャンドル蓮なんだ。
「それじゃ、花純」
「うん、がんばります」
テーブルに僕の場所が作られ、そこに上がって花純さんの顔を跨ぐようにしてオチンチンを近づける。
花純さんの舌が伸び、舌から僕の裏スジをぺろぺろと舐めだした。
「んっ、んくっ、んっ、んんっ」
ローソクの火を消す代わりに、射精だ。
細かいことはいいじゃないか。妹が全裸でケーキになったなら、兄がローソクになって射精する。他に必要なものなんて何もないし、理屈も理由も考える必要なんてない。
花純さんは熱心に舌を動かし、徐々に興奮に頬を染めていく。
綾子さんはそんな娘の姿に「大きくなったのね」なんて感慨深げに目を細めている。
「んっ、れろっ、れろっ、ぺろっ」
「花純、もっと尿道口の方も舐めてあげなさい。そのへんをゾクゾクさせたらほとんど勝ちよ」
「がんばれ、花純。あとちょっと消えそうよ」
「そろそろ苦み走ってませんか? 余ったクリームがありますから、塗って差し上げましょうか?」
「ん、大丈夫。みんな、ありがと。カウパー甘くて好きだから、んっ、ちゅっ、いっぱい舐めれるもん」
「まあ、カウパーを甘いだなんて……親に似ちゃったのかしらね、ふふっ」
「ちゅっ、ちゅぱっ、れろっ、れろっ、ちゅぅぅぅ」
「くっ、で、出る!」
「きゃっ!?」
びゅっ、びゅるっ。
花純さんの顔に、思いっきりぶっかけてやった。
勢いがつきすぎていくらかケーキにもかかってしまったけど、そんなことに構っている余裕もなかった。
気持ちいい。家族に見守られながら出す妹ぶっかけって、最高に気持ちいい。
「おめでとう、花純」
「10才おめでとう」
「おめでとうございます。蓮さんもお疲れ様でした」
パチパチと3人から拍手を受け、花純さんは照れくさそうに笑ってぺろりと顔にかかった精液を舐めた。
「……苦い」
「ほらほら、ジュース飲んで」
カウパーは甘いと感じても本体の味はそのままだ。
顔をしかめた花純さんは、優惟姉さんに口移しでジュースを飲ませてもらっていた。
「それじゃケーキをいただきましょうか」
「そうね」
いよいよ花純ケーキを食べるときが来た。
もちろんフォークを使うのは危険なので、直に口をつけて舐めるように食べるのがお誕生ケーキを食べるさいのマナーだ。
「んっ、おいし。クリームも心配だったけど上出来ね」
「ほんとだ。ちょっと変わった食感だけど美味しいわ」
「バタークリームに粉寒天を混ぜました。そうしないと体温ですぐ溶けますので」
考えてあるんだなあ。
花純さんのお腹のあたりのクリームを舐めながら僕は感心する。
本当はおっぱいのとことか舐めたいんだけど、僕の精液がそのへんに飛び散ってるはずなので綾子さんたちに任せる。
「あ、蓮君の精子の味がした。ちょっと大人の味ね、このへん」
「ねえ、ママ。花純も食べたいー」
「待って、花純。私が食べさせてあげる。あーんして」
「あーん」
「んっ、んくっ、むぐっ、もう、あんまりがっつかないでよ」
「だって、んっ、だんだんくすぐったくなって……あんっ」
ケーキが減っていくにつれて、直接花純さんの肌に触れることが多くなっていく。
むずむずと体を動かす花純さんを、みんなで押さえつけるようにして頬張っていく。
「だめ、あんっ、やっ、やぁっ」
「動いちゃダメよ、花純。一度食べ始めたが最後、なくなるまで終わらないんだからね」
そう、それがケーキを食すときのマナー。みんなしってるね。
「んっ、んんっ、やぁん、誰、そこダメぇ」
瑞々しい女子中学生の肌がテーブルの上でぴちぴち跳ねる。
みんなに手足を押さえつけられ、食べられていく花純さんの姿は性欲だけじゃなく食欲も煽った。
蛮族になるのも悪くないかもな。そんなことを考えながら少女の体を貪っていく。
位置を変えて、花純さんの股間の正面へ。
クリームとイチゴに彩られたそこには、シロップのように輝く透明な液体までもが彩りを添えていた。
「ここ、僕が食べてもいい?」
僕がそういうと、綾子さんと優惟姉さんが「当然」というような笑みを浮かべる。
「花純、ここは誰に食べて欲しいんだっけ?」
「そういえば、盛りつけのときにもずっと言ってましたよね」
「そ、それは、その……っ」
花純さんは真っ赤な顔になって口ごもる。
お誕生ケーキの一番美味しい場所は股間。そしてそこは、主役が一番食べて欲しい人を氏名して譲る場所だ。
「花純ったら何で照れてるのよ。蓮がここ食べたいって。いいの? ダメなの?」
「お、お姉ちゃんは黙っててよぉ」
「ほら花純、こういうことは、ちゃんと自分で言ってごらんなさい」
「う、うぅ」
花純さんは真っ赤になった顔を両手で隠し、小さな声で呟いた。
「お兄ちゃん……花純のアソコ、食べてください」
兄冥利に尽きるとはまさにこの瞬間のことだ。
かぶりつくようにしてクリームとイチゴを頬張る。花純さんの体がビクンと跳ねた。ギュッと閉じそうなった太ももを両手で押さえつけ、割り広げて舌を動かす。
甘い。そして少ししょっぱい味がする。
「あっ、あっ、あぁんっ!」
花純さんは小鳥のように甲高い声で鳴いた。
彼女の割れ目はまだ蕾みたいに閉じていて、こじ開けるように舐めないと中の味がわからない。少しぴりっとくる酸味とクリームの甘みが交わり、レモンチーズのデザートを舌に乗せてるみたいだった。
「んっ、んんっ! んんんっ!」
家族4人がかりで全身を舐められ、幼い秘裂を執拗にほじられ、花純さんは何度も体を痙攣させ、テーブルをがちゃがちゃ鳴らす。
僕らは黙々と賞味を続け、花純さんは唇を噛みしめる。食卓は淫靡な気配に包まれて僕らを興奮させていった。
年少の子を貪る家族。誕生祝いの席は禁忌の宴になって危険な一体感を増していく。
綾子さんは我が子の乳首を吸って引っ張り上げる。優惟姉さんは花純さんに口移しでクリームを押し込む。睦都美さんは僕はすぐ横でお尻や太ももを甘噛みしている。
そして僕は、「ぢゅるるる」と音を立てて彼女の幼蜜を吸い込んだ。
「んあっ! あっ! あぁぁぁっ!」
花純さんの腰がググッと浮いて、小刻みに弧を描く。
小さな水しぶきが僕の顔に飛んできた。彼女の閉じられた割れ目から貝の口みたいにはみでた桃色の果肉が、彼女の絶頂に合わせてアコーディオンのように震える。
女の子がイクときの体の反応。しかも相手はあの花純さん。間近でこんなのが見られるなんて僕は幸せな男だと思う。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……はぁ……はぁ……」
荒く呼吸していた花純さんは、息を整わせるうちにふっと目を閉じて寝息に変わっていく。
すっかりクリームの剥がれ落ちた裸身は僕たちの唾液と汗に濡れて輝いていた。
「ごちそうさまでした」
4人で手を合わせて花純さんを拝む。
大変美味しくいただきました。
「それじゃ、後片付けしないと」
綾子さんがポンと手を叩き、みんなも賛成してテーブルの上の片付けにかかる。
「私もお台所を手伝います」
「そう、それじゃエプロンに着替えてね」
優惟姉さんがしゅるしゅるとその場で服を脱ぎ始めた。
キッチンでは裸エプロンが常識だ。綾子さんも睦都美さんもとっくに裸エプロンだけど、彼女たちのこの姿は前にも見たことのあったのである程度見慣れてた。
でもダイニングルームで裸になる優惟姉さんは初めて見た。
相変わらず綺麗な体。細いけど出るところはきちんと出ている。尖った形をしたおっぱいもツンと上を仰ぐように張っていて、そこにブラウンの地味なエプロンを纏っても全然形を崩さない。お尻だってキュッとしまって球形を描いていた。
「なによ、蓮。お姉ちゃんのことジロジロ見ないでよ」
「ご、ごめん」
僕の視線を気にしてお尻の割れ目を腕で隠すとこなんて、余計に色っぽくてドキドキしちゃう。
さすがに実姉のほうにあまり欲情しすぎちゃうのはやばいと自分でも思うんだけど、最近、エッチなことをするようになってからはどうしても優惟姉さんに女性としての魅力を意識してしまうんだ。
「僕、花純にシャワーを使わせてくるね」
「うん、お願い」
せっかくの3人裸エプロンだというのに、逃げてきてしまった。
まあいいや。まだまだパーティは終わったわけじゃないんだし。
花純さんを起こして、まだぼんやりしている彼女をお風呂に連れて行って体を洗ってやり、温め直したお湯にも入れ、リビングに戻る。
服は着せてあげなかった。なぜならパーティはまだ終わっていないから。
花純さん以外の3人はすでに後片付けを終えて、正装になって僕らを待っていてくれた。
お誕生日会の正装といえば、もちろん下着姿に決まっている。
綾子さんは紫色のほとんど透けて見えてしまっている薄い下着。
濃い色をした乳首も下半身の茂りもばっちり見えているという攻撃力特化の装備だ。
睦都美さんはメイドの正義色である白。ストッキングももちろん白で、それにガーターベルトを締めて布地の小さなパンティを履いている。ブラは、僕も何かで見たことはあるけど名前を知らないやつ。コルセットっていうの? 胸と胴を締め付けるような形の下着だ。
優惟姉さんはシンプルな形の上下。でも色は黒。飾り気はないけど、姉さんがこういうのを持っているのがちょっと不思議な気がする。似合わないかといえば、そんなことはないんだけど。他の2人の下着に比べると見劣りしている自覚があるのか、少し恥ずかしそうに身を縮めている。
でも可愛いよ。優惟姉さんにもちゃんとそういう隠し玉があったんだね。どんなこと考えてその下着を選んだのか想像するとちょっと興奮するよ。
家族のお誕生日パーティの正装は下着だ。それぞれの勝負下着だ。
あえて準備期間を設けず手持ちの下着の中から選んで着るように暗示をかけた。彼女たちの素の魅力を知りたかったから。綾子さんや睦都美さんはともかく、優惟姉さんの勝負下着姿なんて見た男は、たぶん僕が初めてなんだろうな。
「みんな綺麗だね」
心からの賛辞を口にすると、綾子さんは頬を染め、睦都美さんは「ありがとうございます」といつものように淡白に答え、優惟姉さんは驚いたように顔を赤くしてから、唇を尖らせた。
「ねえ、花純は服を着ちゃだめなの?」
「花純は主役だからね。それにその格好の方が色っぽいよ」
「そうかなあ」
1人だけバスタオル一枚の花純さんは胸元の結び目を心配そうに直している。
下着もいいけどタオルもいいんだ。こういったアドリブ性もパーティには大事だよね。
みんなとても綺麗だった。
今度から室内着はいつも下着ってことにしようかな。
でも、それだと睦都美さんのメイド服とか楽しめなくなるからなあ。せめてミニスカートとかを家の中で流行させるとか。
美人でスタイルの良い家族ばかりだと、ついついワガママ言いたくなっちゃうよね。
まあそれは明日からでもいいや。今はパーティを楽しもう。
「それじゃ、パーティといえば催眠王様ゲームだよね」
ルールは簡単。王様は長男。あとのメンバーはテーブルのカードを順番にめくり、書かれていることは絶対に実行しなければならない。ていうか催眠効果があるので逆らえない。
シンプルかつ男尊女卑な我が家の定番ゲームだ。
「そうねえ、私たち他にパーティゲームを知らないし」
綾子さんが諦めたようにため息を漏らす。
彼女たちの記憶を操作し、さらに条件指定し、『誕生日パーティでは必ずゲームをしなきゃならないし他のゲームは思い出せない。嫌でもやらなければならない』と暗示をかけておいた。
みんなで楽しく遊べるゲームもいいけど、僕だけが楽しめるゲームも悪くないよね。
「それじゃ、せっかくだし王様がビデオ撮影してあげるね」
「ええぇ、それはやめようよ」
「花純の10才のバースデイだよ? 記念に残しておかないと」
「うぅ……変なの当たらなきゃいいなあ」
優惟姉さんと花純さんは喜び勇んでカメラを用意する僕に不満げな顔をする。
綾子さんと睦都美さんはとっくに諦めたような顔だ。
リビングの応接テーブルの上に、昨夜僕が準備しておいてカードを伏せておく。そしてカードをめくる順番と指名番号を決めるくじ引きだ。
結果、1番は睦都美さん。2番は優惟姉さん。3番が花純さんで4番が綾子さんになった。
「では、私からめくらせていただきます」
悩むようなそぶりも見せず、スッと選んで開いたカードには『2番がベリーダンスを2分間踊る』と書かれていた。
「ええっ、私? 何よベリーダンスって……え?」
携帯音楽プレーヤーからラテンっぽい曲を選んで流す。
スッと立ち上がった優惟姉さんが、僕たちにお尻を向け、そして音楽に合わせて魅惑的なダンスを始めた。
「な、何なのこれっ!? やだッ!」
何なのって、そりゃベリーダンスだ。
しかも本場のベリーダンスを知らない優惟姉さんにとっては『お尻をくねらせるいやらしい踊り』としか認識していないらしく、黒い下着に包まれたお尻を突き出し∞を描くダンスは、本物のダンサーから見ればおそらく噴飯もので、僕から見れば素敵なオカズになっていた。
「優惟さん、お上手ねえ」
「お姉ちゃん、エロかっこいー」
「意外とノリノリなんですね」
「ち、違うの、体が勝手に踊ってるのぉ!」
頭では嫌がっていても、体は自分の記憶にある『ベリーダンス』を忠実に再現している。
優惟姉さんの勝負下着は布地も彼女にしては小さめで、お尻をふりふりしているうちに真ん中に寄って食い込み始め、それを気にして時々指で引っ張ったりする仕草が妙に色っぽい。
ぎこちなかったダンスも徐々にこなれてお尻がスムーズになっていき、音楽とも合って立派なダンサーに見えてきた。
もちろんちゃんと録画している。お尻をアップにしたり、なだらかな背中のラインなんかもバッチリ撮っている。あとでじっくり見返してみよう。
「ま、まだなのぉ?」
「あー、ゴメン。もう2分経ってた」
「うぅー……は、恥ずかしかった……」
ぺたんとその場にしゃがみこみ、肩で息をする。
もうしばらく見ていてたい気もするが、ゲームはまだまだ始まったばかり。むしろ今のは軽いジャブだ。まだまだえぐいカードは山盛りだ。
僕は期待と興奮を高めながら慎重にカメラの充電を確かめる。バッテリーはビンビンだぜ。
「じゃあ、次は私ね」
いきなり恥ずかしい思いをさせられた優惟姉さんは、今度こそと気合いを入れてカードを選ぶ。
しかし運のみに左右されるゲームにおいては、気合いは逆に不運を呼び込む場合がある。
『2番は一巡するまでM字開脚』
「う、うそぉ!?」
驚いた優惟姉さんの口と太ももがパッカンと開かれる。
丸くなった口とMくなった足。細い下着の横から大陰唇ギリギリまで開かれた太ももに家族全員が「Ohッ!?」と驚きの歓声を上げ、優惟姉さんの甲高い悲鳴がそれに重なる。
「や、やだ、見ないでッ!」
きっと優惟姉さんはそんなこと知らずにやっているんだろうけど、股間を手で覆っても余計にいやらしさを増すばかりだ。
優惟姉さんのお宝動画がどんどん溜まっていく。でも、まあ当たり前なんだけど優惟姉さんの機嫌は悪くなっていく。
「は、早く次の人めくってよ! 蓮も、お姉ちゃんのこんなとこ撮らなくてもいい!」
撮るなと言われたって無理に決まってるのに、姉さんは顔を真っ赤にして怒っていた。
ぱっくり開いた太ももの中心を手で隠し、ちょっと間抜けなポーズなんだけど怒った姉さんは怖いので、接写は遠慮してあげることにした。
むしろ恥ずかしそうな姉さんの表情も入れた方がエロいしね、うん。
「早くして、もう、恥ずかしくて死にそう!」
「あ、次は花純だった。すぐやるね」
「なんだか、自分に当たったらって思うとドキドキするわね」
今のところ被害者は優惟姉さんだけということもあり、花純さんや綾子さんはのんきにゲームのスリルを楽しんでいる。
睦都美さんに至ってはむしろ退屈なのか、ぼんやりとカードを無表情に見つめるだけだ。
そして、幼いながらもちゃんと『お約束』を心得ている花純さんは、狙ったわけではないだろうけど期待どおりのカードをめくった。
『2番のアナル鑑賞会。感想は1人50文字以上』
気まずそうに振り返る花純さんたちの前で、優惟姉さんは顔を真っ赤にして叫ぶ。
「蓮!? あなた、2番に何か恨みでもあるの!」
確かに僕のテスト順位はいつも学年2位で、友だちには『セカンダー三沢』なんて影で言われているけど、別にそのことはコンプレックスじゃないしむしろ誇りだ。
万年2位でも王にはなれる。催眠王の僕の前では、学年1位の姉さんだってアナルを出さざるを得ないんだから。
「し、信じれない……どうして、体が勝手に……」
M字開脚からの四つんばいへ体位変更し、優惟姉さんは僕らにお尻を向けてスルスルと下着を下げていく。
条件はアナル鑑賞。なので下着は全部下げることなくアナルの見える位置で止まり、そして姉さんは下着が引っかかったままのお尻を両手で広げた。
むちっ。
そんな音が聞こえてきそうな光景。僕らは長女のそんな痴態に呼吸を忘れ、固まったまま優惟姉さんのアナルに釘付けになった。
白い肌。茶色い窄まり。乱れた黒い下着。カメラを持つ手が震えていたので、テーブルの上に固定した。あとでちゃんとチャプター分けしてタイトル編集してダビングして永久保存しよう。
優惟姉さんのお尻の穴を、僕たちの宝物にするんだ。
「は、早く、感想言って……ッ!」
恥ずかしそうにしながら家族の前にアナルを開く優惟姉さんに僕は興奮していた。たとえ実姉だろうと、いや、実姉だからこその異常な状況発生に戸惑いと興奮は倍増しちゃうんだ。
「え、えーと、うん、きれいなお尻の穴ね」
綾子さんが、苦笑いとともに小学生並みの感想を漏らす。
他の二人もとりあえず同意して頷く。
「清潔感があります」
睦都美さんが良いこと言ったとばかりに、綾子さんと花純さんも頷く。
「穴の横にほくろがあるよ、ここ」
そして花純さんのまさに小学生の感想文並に感想になってない一言に、綾子さんも「よく見つけたわね」と愛娘を褒める。
「みんな、お願いだから50文字以上がんばって……」
優惟姉さんは顔だけじゃなく背中まで真っ赤だ。
お尻を突き出したままツッコむという苦しい体勢で、アナルも苦しそうにキュッキュと締まった。
「……他人のお尻の穴の感想って、なかなか難しいものね」
綾子さんが困ったようにこめかみに指を立てる。
優惟姉さんは「お願いだから早く」とお尻をぷりぷり振る。
なんだかこれ、いい感じのゲームだな。鑑賞会系のカードって他にもなかったっけ? もっと書いてもよかったな。
その横で、睦都美さんが何かを指折り数えていた。
「白い肌の中心で、あんず色から徐々に色濃くなっていくグラデーションはまるで夕暮れのゲレンデのようです。以上、53文字です」
おぉ、とリビングに感嘆の声が溢れた。
詩的でなおかつ写実的。意味はわからないけど美しい感想だ。
「じゃ、私もそれと同じで」
「花純も! 花純も睦都美さんと同じです!」
「だめ。オリジナルじゃないと感想と認めません」
「なんでよ、別にいいじゃないそれくらい!」
苦情は綾子さんや花純さんからではなく、優惟姉さんからだった。
しかしルールは一人50文字以上である。オリジナリティだってもちろん必要だ。
綾子さんと花純さんが優惟姉さんのアナルの前でうんうん唸る。回答を終えて余裕の生まれた睦都美さんは、キッチンからスナックを運んできてテーブルに置いた。
「えっと、きれいで清潔にしてあって……ニキビとかシミもないし、きれいなお尻。50文字?」
「いや40字くらいです。あと2回もきれいって言ってるし」
「まるくて、つるつる、ほくろ、しわしわ、くさそう」
「臭くないわよ!」
「花純も全然文字数足りない」
「も~! お願いだから早くしてよォ!」
その後、しばらく綾子さんと花純さんはノルマをこなせなかったが、共同で回答していいということにして、「きれいで、丸くて、白くて、清潔感があって、すべすべで、ほくろが横にあり、茶色っぽく、しわしわで、くさそう」という、なんかナゾナゾみたいな感想でクリアしたことにした。
「最悪だった……」
優惟姉さんはすっかり意気消沈してしまっていた。
さすがにかわいそうになってきたので、ここは次の綾子さんに盛り上がるカードを引いて欲しいところだ。
「じゃ、次引くわよ」
「もう何でもいいわよ……」
すっかりやさぐれてる優惟姉さん。ちなみに鑑賞会が終わってもM字開脚は継続中。余計に気まずい空気が流れる。
こういうゲームで一番空気がまずくなるのは、負けこんでいる人間が不機嫌をあらわにするパターンである。
開始してまだ10分も経っていないのに、その気まずいタイムが訪れていた。
黒下着の股間をあらわにしてM字で座る優惟姉さんを、みんな見ないふりをする。顔の赤さは恥ずかしさなのか怒りなのか、とにかく優惟姉さんは不機嫌になっていた。
もちろん僕は催眠王兼撮影係なので、ぐいぐいアップでそこを撮ってるけど。相変わらず絶景だ。
「お願い、平和なやつ出て!」
そして綾子さんが引いたカードに書かれていたのは――
『1番が最近オナニーした日とネタを報告する』
「よかった、私じゃない!」
優惟姉さんが珍しく感情をあらわにして安堵していた。
ちなみに優惟姉さんが一番最近オナニーした日はついこないだのことで、僕も手伝ってたのであえて聞くまでもなく知っている。そういう意味でも2番じゃなくてよかったと僕は思った。
ていうか、睦都美さんってオナニーするのだろうか。
普段は澄ましているくせにセックスのときはMっぽく乱れるのは知ってるけど、自分でするイメージはあまりない。
綾子さんも優惟姉さんもそう思っているのか、睦都美さんの無表情をチラチラと探るように伺っている。
花純さんは「オナニーって何?」と小首を傾げているけど、誰も答えようとするものはいなかった。
今はそれより、睦都美さんがなんと答えるかに注目が集まっている。
いつものように淡泊な無表情で睦都美さんはしばし沈黙し、やがて立ち上がった。綾子さんたちがゴクリと息を呑む。
「王様ゲームですので、王様が納得してくれればよいわけですよね?」
「え? えぇ、まあ、そうですね」
彼女の言うとおりこれは王様の命令だ。カードに書いたのも僕だ。あえて確認するまでもない。
しかしそれを聞いて睦都美さんはほんの少し表情を和らげると、「では報告いたします」といって、僕のそばに近寄り、下着姿で密着してきた。
「えっ!?」
家族みんなが意外な行動に驚く中、睦都美さんは僕の耳元に口を寄せると、それを手で覆って僕だけに聞こえる声で囁いた。
(私が最近オナニーした日は――)
彼女からの報告だった。「ずるい」と誰かが不平を漏らす。でもカードに書かれていたのは『報告しろ』というだけでみんなの前で告白しろとは書いていない。だから王様にだけ報告すればそれでいい。確かにそうだ。この状況で論理的にそこを詰めてくるとは、やはりクールメイドかって感じだ。
しかし、不意打ちの耳打ちで聞かされる赤裸々なオナニー話は、それ以上に強烈だった。
みんなの前で恥ずかしそうに告白する姿を見てニヤニヤする程度を想定していただけに、僕のすぐそばで淡々と囁かれる卑猥な妄想とか、耳元に吹きかけられるくすぐったい息とかおっぱいの感触、さらには匂いも体感できる4Dシアター方式なんていう想定外のボーナスに興奮させられた。
彼女は正直に内容とか方法とか、それこそ詳細にわたって語ってくれる。むしろ僕の妄想が爆発しそうだった。
「……長くない?」
「ええ、こんなに語ることがあるなんて……なんか怖い」
「ねえねえ、オナニーって何なのぉ?」
睦都美さんのめくるめくオナニーワールドに、周りの声も気にならないくらい引きこまれていた。
自分の妄想にもしっかりとした背景と設定を持たせるタイプらしい。彼女の語り口に僕はすっかりハマっていた。
エッチな体験告白本とか前に悪友と一緒に立ち読みしたことあったけど、こういうの文字にしてもあまり興奮しないなってのが僕らの結論だった。
しかし生で当の女性から語られるオナニー話はエロい。睦都美さんは国語力も高くそっち方面の語彙も豊富ですごいエロい。男女間のエロティシズムのツボの違いにハッとさせられたり、大人の女性ならではの生々しい感情描写に揺さぶられたり、独特の性癖によるあくの強さに興奮したり、まるで文豪エロ作家の作品を朗読してくれているみたいだった。
睦都美ワールド全開だ。彼女、絶対作家になるべきだよ。
(――というところで私は達しました。以上です)
彼女が語り終える頃には、僕もすっかり前屈みになっていた。
その様子を見て綾子さんも優惟姉さんも頬を赤くし、睦都美さんの語った内容について深くは追求してこなかった。
睦都美さんはいつものように涼しい顔をして、花純さんの「オナニーって何?」の質問に、「独り寝の寂しさを紛らわせるための空想話のことです」と答えていた。
「では、次はまた私ですね」
順番は一巡し、また1番の睦都美さんが引く番だ。
淡々と彼女はカードをめくる。僕の準備はまだ出来ておらず、前屈みになったまま慌ててカメラを向ける。
そこに書かれていたのは――。
『1番と4番がレズプレイ。どちらかがイクまで』
さすがの睦都美さんも、目を剥いて固まった。
「……え? 私?」
そして綾子さんも自分を指さして戸惑う。
よりによって父さんを挟んだ因縁を持つこの2人。僕も思わず息を呑み、優惟姉さんも気まずそうに視線を逸らす。
「レズプレイって何?」
花純さんだけが状況を飲み込めず、きょとん首を傾げていた。
「ま、まさかこんなものを引くなんて、私としたことが……」
「ちょ、待って睦都美さん、やだ、どうして私まで……」
言葉では拒絶しながらも、接近していく2人の女性。
綾子さんのエロ下着と、睦都美さんの窮屈そうなコルセットに包まれた胸が重なり、腕が互いの背中に回される。
睦都美さんも珍しく狼狽えたような顔をしていた。そして恥ずかしそうに赤く染まっていた。
ただのレズプレイではなく、どちらかが達するまでのガチンコプレイ。自然と2人の体はエクスタシーに備えた興奮を始めていた。
「奥様……」
「む、睦都美さん……んんんっ!」
綾子さんと睦都美さんの唇が重なる。
にゅる、にゅる。その中で舌が蠢いているのが互いの頬の動きでわかった。
キスしている。奥様とメイドさんが。大人の体をした女性たちが。
僕が喉を鳴らす音がカメラに入ったと思う。うっすらと細められた瞳で見つめ合いながら、綾子さんと睦都美さんは濃厚なキスを繰り広げ出した。
「……ね、ねえ、ママはどうして睦都美さんとキスしてるの?」
「か、花純は見ちゃダメ!」
2人の妖しい雰囲気に何やら不穏なものを感じたのか、花純が頬を染めて優惟姉さんに呟く。
優惟姉さんはM字開脚のまま花純を抱きとめ、手でその目を覆う。
「やーん! お姉ちゃん、離してー!」
「ダメよ、花純! あなたにはまだ早すぎるの!」
早い遅いの問題じゃないと思うんだけど。
綾子さんと睦都美さんのキスはますます濃厚になり、唇の間から唾液が垂れていく。互いの肌をまさぐるように指が動き、睦都美さんの手のひらが綾子さんの胸の上に置かれる。
「んっ」
「あんっ」
そして綾子さんの手は睦都美さんの下着に潜りこんでお尻の肉を掴んでおり、同時に彼女たちの体が反応して震えた。
「なんで、睦都美さんとこんなこと……」
「あっ、奥様、じっとしててくれれば、私がイカせて差し上げますので……」
「いやよ、そんなの。んっ、なんだか私の負けみたいだもの。あなたが先にイッてください」
「勝ち負けなど、んっ、とにかくおとなしくしてください。私が奥様を……あっ」
綾子さんが睦都美さんの耳たぶを甘噛みする。睦都美さんが綾子さんのおっぱいをすくい上げるように揉む。
お互いに相手にイカされるのは嫌みたいで、争うように愛撫を大胆にしていく。端から見るとそれは情熱的な愛し合い方だった。睦都美さんが綾子さんの首筋をレロレロと舐め、綾子さんは睦都美さんのお尻を揉みしだきながらもう片方の手を股間に持っていく。睦都美さんは綾子さんのおっぱいを強めに握りしめ、乳首に指を立てる。
「んんっ、睦都美さん、やるわね……ッ!」
「奥様こそ、絶妙な指加減で……あぁん!」
もつれ合うようにして倒れ込んだ2人は、しばらくポジション争いで体勢を競い合い、やがてシックスとナインになって股間の削り合いになった。
「ンッ、ちゅぶっ、ちゅっ、ぢゅぢゅっ」
「れろれろ、んっ、んぶっ、ちゅっ、じゅうぅぅ」
お互いの下着を横にずらしての、激しいすすり合いと弄り合い。
これは売れる。商品レベルの動画になる。僕は彼女たちの全身を舐め回すようにカメラを動かし、美女たちの痴態を収めていく。
すごい。僕もお呼ばれしたい。ぴちゃぴちゃと2つの性器が音を立て、リビングに女性の匂いが濃く広がっていく。
「あっ、んんっ、んぶっ、あぁん!」
「んっ、あっ、あぁっ、ちゅぶっ、んっ、んっ!」
「ねえ、何が起こってるの! ママに何してるの!?」
「いいから見ちゃダメ、花純っ。あなたのママは……まだ戦っているのよ!」
大人のレズビアン行為の向こうで、優惟姉さんが花純さんの目を覆ったまま、顔を真っ赤にして2人の戦いを見守っている。
しっかりと抱きとめられた花純さんには、何が起こっているかわからない。ただ母親と睦都美さんの乱れた呼吸と喘ぎ声が聞こえてくるだけだ。
「ずずっ、んっ、んーっ、んっ!」
「あ、やっ、んんっ、んーっ! あっ、あぁぁっ!」
勝負は思った以上に長引いているが、徐々に綾子さんの方に形勢が傾きつつある。推察するに、睦都美さんはおそらく『母を心配して泣く娘の前でのエロ行為』に彼女なりのツボを見つけてしまったんだろう。
何かドラマ的な演出があったほうが普段の行為より燃える。彼女はそういう人だ。さっきいろいろ聞かされたばかりだ。
睦都美さんの股間を食むようにして、綾子さんは顔を揺さぶる。睦都美さんは仰け反って悲鳴を上げた。その隙に綾子さんは股間に指を突き立て、グリグリと動かしながらクリトリスに吸い付く。
「いやっ、あっ、あぁぁぁっ!」
ピンとつま先を伸ばして睦都美さんの体が痙攣する。
勝負あり。
僕は綾子さんの勝利を宣言した。主婦と家政婦のレズビアン対決は、大方の予想どおり主婦の勝利にて終結する。
綾子さんは僕に右手を掲げられながら、「なんでこんなことしちゃったのかしら……」と、全然嬉しくなそうに敗北した睦都美さんの肢体を見下ろす。
睦都美さんは軽く忘我の状態のまま、うっとりと笑みを浮かべていた。
今晩も良いオナニーができるだろう。
「じゃ、もう私は変な格好しなくていいのね?」
順番は2番目の優惟姉さんに。
さっきの『一巡するまでM字開脚』が終了して、開きっぱなしだった内股をさすりながら姉さんは正座に姿勢を戻す。しまった、M字開脚しながら花純さんを取り押さえる優惟姉さんももっと撮っておけばよかったな。
まあ、いいや。どうせ優惟姉さんのことだから、また自分で自分に罰ゲームを与えてくれることだろう。
『2番が王様にディープキスをする』
カードを握る優惟姉さんの手がぷるぷる震え、真っ赤になった顔でを睨みつける。
いや、引いたのは姉さんだし。というか僕も優惟姉さんを狙って書いたわけじゃないし。純粋にあなた、くじ運がなさすぎるんですよ。
しかし、これまでもいろんなイタズラしてきて今さらって感じなんだけど、僕と優惟姉さんはキスをしたことがないんだ。
綾子さんとも睦都美さんとも花純さんともキスはしたし、優惟姉さんともオネニー(お姉ちゃんとオナニー)はしあう仲なんだけど、キスについてはこれまでなかった。
姉さんとキス。しかもディープに。
なんだか、すごく恥ずかしい。そしてこのモヤモヤする感じはなんだ。
「姉弟でキスなんてするわけないでしょ……ッ!」
そう、するわけがない。
でもドキドキする。
優惟姉さんとするキスってどんな感じだろうって考えると、なんだか変な気持ちになる。
「するわけ、ない、のに……もう、どうしてよぉっ」
言葉ではどれだけ嫌がっても姉さんの体はキスの準備を始めている。腕が僕の肩に乗せられ、近づいてくる。実の姉の唇が。下着姿の姉さんの唇が。
「んんー!」
柔らかい唇が歯の間に隠され、押し当てられる。
お姉ちゃんとキスしちゃった。と、ときめくにはあまりにも物足りない子供だましなキス。
歯並びがわかるくらいに固くて、姉さんの緊張が伝わってくる。きっとこれが彼女なりの精一杯に違いない。
でも、たとえ優惟姉さんがキス未経験者だったとしても、これではまだディープキスになってないことくらいは知っているだろう。
「んむぅ」
悔しそうに唇を反転させ、ぶちゅと僕と唇を合わせる。
そのせいで僕らの接地面はいやらしく絡み合った。
「んんんんーッ」
半開きになった歯の隙間から強引に舌がねじ込まれる。僕の舌に触れ、叩くようにぐるぐる動く。
舌を絡ませるキス、という程度の知識は一応あるみたいだけど、それ以上のことは何も知らないらしく、ただ乱暴に口の中で回転するだけだった。
「んっ!」
僕は姉さんの髪を撫でる。
そして少し体を伸ばして、上から被さるように唇の体勢を直した。
「ん……?」
僕が姉さんにキスを教えてあげるよ。
不器用なキスもらしくていいし、姉さんがキス上手になったところで弟の僕に嬉しいことなんてないんだけど、優惟姉さんのせっかくのファーストキスなんだから僕にリードさせて。
メガネ越しに目をぱちくりさせてる姉さんに、舌をそっと潜り込ませていく。
「んんっ!」
驚かせるつもりはなかったんだけど、姉さんは目をギュッとつむって体を固くした。
逃げられないように頬を両手で挟む。そしてヂュッと少し強めに吸う。
「んんーっ!」
舌をゆっくりと動かし、ピストンのように口の中を往復する。
優惟姉さんは、ぞわぞわと頬の毛を逆立てた。
舌と舌とを擦り合わせる。そしてすくい取るように僕の舌の上に姉さんのそれを乗せて持ち上げる。
優惟姉さんは、鼻にかかった声を上げた。
「んん……」
くちゅ、くちゅ。
唾液を絡ませて口内を蠢く。僕の唾液を落とし、優惟姉さんのと混ぜ合わせ、肺から空気を抜き出すように、姉さんの吐息ごと吸い取る。
乱暴なことなんて絶対にしない。
初めて男を迎えた姉さんの口は、僕が優しく凌辱してあげるんだ。
「んんんーっ」
舌先をチロチロとくすぐると、優惟姉さんの睫毛が震えた。
ゆっくり回転させるように絡み合わせてやると、姉さんの吐く息も少し熱があがった。
頭から首、肩にかけても優しく撫でてやることも忘れない。
姉さんの細い指がそっと僕の頬に添えられた。お互いの首の角度を誘導して更に深く唇を合わせると、「うん」と鼻を鳴らして、姉さんは自ら舌を伸ばしてきた。
僕がそうしたように、優惟姉さんも僕の口内を優しく凌辱する。
舌先で僕のあちこちに触れ、試すように動かし、まぶたをギュッと緊張させて、コクっと、僕の唾液を飲み込む。
「ふぅっ、ふっ」
姉さんの鼻息が僕の頬をくすぐった。
唾液を飲んでしまうことで踏ん切りがついたのか、姉さんは舌使いに躊躇いがなくなる。
ぐにゅぐにゅ、くちゅくちゅ、2人の間から唾液が糸を引いても構わず、唇と舌をかき混ぜる。
「はぁ……ッ!」
吐息が熱くて甘い。
黒下着のお尻が、ベリーダンスを踊りたがってるみたいにムズムズと揺れている。
僕は姉さんの頬から首を、肩を、背中を、指先だけで触れてなぞっていく。
姉さんのお尻はますます悩ましげに揺れる。体を這う僕の指の物足りなさを埋めるように、唇はますます深く僕のに吸い付き、舌を奥深くまで差し込んできた。
あの優惟姉さんとキスしちゃってる。
しかも、すっごくエロいやつを。
「はむっ、ちゅっ、んんっ、ちゅぶっ、んくっ、こくっ、ちゅっ、ちゅぶぅっ」
姉さんの腕が僕の首の後ろに回り、がっちりホールドされている。
僕の指は姉さんのブラひもを弾いたりエロパンツのお尻をなぞったり、優惟姉さんの気分を盛り上げるささやかなエロ活動に余念がなかった。
「んぶっ、ちゅっ、ちゅう、はぁ、はぁ、んっ、ちゅっ、ちゅうぅぅ、んっ、はっ、はっ」
姉さんのメガネが僕らの呼吸で曇っていく。何度も歯がぶつかって歯ぐきに響くけど、求め合う気持ちがもう止まらない。
唾液を交換し、舌を複雑に結び合わせ、唇を潰すように重ねて吸う。
高まっていく体温が2人の体の間で熱気となり、姉さんはオンナの匂いを漂わせ始める。
僕は今、優惟姉さんとキスしている。
何度も頭の中をリフレインするその言葉が意味する禁忌を燃料に、僕らは発熱していった。
「あんんっ! ちゅっ、ちゅっ、ちゅうううぅぅっ」
姉さんのエロい下着を、お尻ごと握りしめた。
ビクンっと反応した姉さんは、僕を叱る代わりに強く口を吸う。
そして、再び舌を絡ませてくる。そのエロい動きを真似るように僕は姉さんのお尻を揉む。くねくねとお尻が落ち着かなくなり、鼻にかかった声がどんどん色っぽくなっていく。
姉さんのお尻はとてもしっかりとした肌触りだ。これをコネコネ出来ちゃう男は幸せだと思う。姉さんに気づかれないように、さりげなくゆっくりと、指を股間の方へ進めていく。ぷっくりとしたその小さな丘に、そっと下着越しに触れるとまるで雨で降ったみたいに―――
「ねえ、いつまで続けるの?」
花純さんが不満げに漏らした一言に、優惟姉さんはハッと目をむく。
家族の目の前だってこと忘れてたみたいで、慌てて僕を突き飛ばし、「い、いつまでしてるのよ!」と、今さらなことを言って顔を赤くする。
唇を指で隠し、僕から目を逸らして姉さんはソファに座る。股間に挟んだ左腕の下には、きっと黒いシミが広がっているんだ。
その姿を見ていると、僕はいけないことを考えてしまう。
―――優惟姉さんを抱きたいって。
血の繋がった姉に、そんなこと出来ないけど。
「なんか、さっきからお姉ちゃんばっかり。ずるい」
花純さんは唇を尖らせていた。
ずるいっていう感覚がよくわからないんだけど。どちらかと言えば罰ゲームだし。
「お兄ちゃん、ひいきしてる。花純の誕生日なのに!」
「そうよね、ママもそう思う」
「あ、綾子さんまで何を言ってるんですか。単純に優惟姉さんが運悪く引き続けているだけで」
「でもチューはご褒美よね?」
「そんなこと全然ありませんよ。ねえ、姉さん?」
助けを求めて優惟姉さんの方を見ると、まださっきと同じ体勢で唇を指でなぞりながら、ぽーっとあらぬ方を見ていた。
どこか色っぽくて可愛らしいその横顔に、僕の胸もキュンと鳴った。
「花純、もう2番は引いちゃダメよ。この人たち発情期だわ」
「わかった!」
フヌーっと鼻から荒い息を吐き、花純さんがカードをめくる。
そして狙ったとおりの花純さん指名カードだった。
『3番は真っ裸を見せる』
「やったぁ!」
「よかったわね、花純」
よかったのか、花純さん?
なんだかゲームの主旨とは違っているような気もするけど、初めて指名を受けた花純さんは上機嫌に立ち上がる。
そしてバスタオルを開いて、さっき僕がお風呂でぴかぴかに磨いて上げた玉の肌を披露する。
「じゃーん。えへへ」
控えめなおっぱいと、なだらかな続くお腹と、ふわっと小さな毛が生えたアソコ。
バスタオルを開いたまま、ちょこちょこと後ろを向いて、今度はぷりっとしたお尻も僕に向かって突き出す。
「お兄ちゃん、見てる-?」
「見てるよ、花純」
「えへへ、なんか恥ずかしーい」
ぷりぷりと楽しそうにお尻を揺らす花純さんは、とても可愛らしかった。
でも、さっきすでにアナルの中まで洗ってあげたばかりだ。
せっかくの全裸にこんな感想は失礼なのを承知で言わせてもらうと、とっくにインパクトがなかった。
「よし、それじゃ次は綾子さんの番だね」
「なんかお兄ちゃんあっさりしてる!?」
「いや、もうお風呂でも十分見せてもらったし」
次にこのゲームをやるときは、入替制を検討してみよう。
一巡するごとにカードを交換して徐々に内容が過激になっていく仕様にすれば、こんなハズレ感を味わうことなかったはず。
「む~」
花純さんはあごに梅干しのようなシワを寄せ、さっさと次に進めようとする僕を不満げに睨む。
ちょっと態度悪かったかな。
でも、だって、花純さんの裸は毎晩見てるし触ってるしな。どうしたって盛り上がりに欠けちゃうよね。
「お兄ちゃん!」
花純さんはファンクの帝王のようにバスタオルを投げ捨て、僕に向かって突進してくる。
そして膝の上に飛び乗り、僕の首にしがみついてくる。
「ちゅー」
「んんんんっ!?」
柔らかい唇が押し当てられる。それと同時に、ふわりと石けんの匂いがした。
「ちゅっ、れろっ」
そして侵入してくる花純さんの舌。
目を開くと彼女のうっとりとした顔が、剥き出しの可愛いおっぱいが、膝の上でMに開かれた太ももとアソコが飛び込んでくる。
「れるっ、ちゅっ、お兄ちゃん、んっ」
舌と舌を合わせ、くるくるとじゃれてくる。
無邪気さすら感じる舌使い。僕の歯を一生懸命に舐め、唇にチュウチュウ吸い付く。
全身を押しつけて、舌をいっぱいに伸ばして口中に花純さんの味を広げていく。
小さなお尻に手を回し、すべすべした感触を楽しみながら僕も彼女のキスを堪能した。
女の子とキスするのって、すっごく幸せな気分だ。
「花純! カードに書いてないことするのはずるいでしょ!」
「やぁ、もっとチューするぅ!」
綾子さんに引きはがされて花純さんは駄々をこねる。
しかし、綾子さんの言うことももっともだ。これはあくまで王様ゲーム。やりたいことを勝手に追加してはいけないのだ。
綾子さんも花純さんも何だか少し不機嫌に見える。特に優惟姉さんと僕がディープキスをして以来。睦都美さんに至っては退屈なのかケータイをいじり始めているし。
4対1のゲームだとバランスが難しい。優惟姉さんみたいに連続して当たると不公平感が強くなるし、花純さんみたいに全然当たらない人は逆につまらなくなってしまうようだし。もっと複数人の罰ゲームを多く用意しておくべきだったか。
まだまだ楽しみにしていたカードはたくさん残っているんだけど、この雰囲気で続けても楽しくはならないだろう。次はちょうど4番目の綾子さんだし、それを最後にすることを僕は宣言する。
「そうね、そろそろ晩ご飯の用意もしないといけないし」
「えー、もっと遊ぼうよぉ」
「もう十分でしょう。夕飯まで勉強よ」
「ちぇー、お姉ちゃんのマジメガネー」
僕だって夜まで王様ゲームのつもりだったけど、盛り上がりがイマイチなので仕方ない。催眠術で「楽しめ」って命令も出来るけど、それをやってしまうと余計に寂しい気分になりそうだし。
いよいよラストカードがめくられる。フィナーレを飾る最後の命令は―――
『1・3・4番が全裸の2番を騎馬に乗せお風呂場までワッショイして浴槽に放り込む』
「2番にどれほどの恨みがあるのよ、蓮!」
たぶん、トランプと同数にこだわって深夜までかかって52枚の命令を考えていた僕が、ほぼ限界に近い状態で書いた一枚だと思う。
2番を集中攻撃したつもりなんて本当に一切ないし、自分でもどういうテンションでこれを書いたのか思い出せないけど、まあ、全てはくじ運だ。
「またお姉ちゃんばっかり、ずるい」
「いつでも代わってあげるわよ!」
ブラを外しながら、優惟姉さんは指をくわえる花純さんに怒鳴る。
姉さんのロケットなおっぱいがポロンとこぼれる。相変わらずの美乳。姉さんは怒ってても美乳だ。
次にパンツをずり下ろしていく。先ほどはアナルまで見せてもらったばかりだけど、開放感のある全裸もいいよね。
「ジロジロ見ないの!」
手で大事なところを隠して姉さんはまた怒鳴る。
でも、本番はまだこれからだからね。
綾子さんを先頭に、他の3人は騎馬戦の馬体勢をすでに作り上げている。あとは大将である姉さんがその上に跨がるだけだ。
真っ赤な顔をしながら優惟姉さんは足をあげる。見せそうで見えない股間がいいね。そして3人が姉さんを持ち上げ、全裸騎馬将の完成だ。
「……どうしてこんなことになるのよ……」
真っ裸で家族に担ぎ上げられ、姉さんは唇を噛んだ。
ただのゲームなんだから、もっと気楽にして欲しいな。
「さあ、それじゃお風呂場までワッショイコールをお願いします」
「はーい」
「わっしょい、わっしょい」
「わっしょい、わっしょい」
ゆっくりと騎馬は進み出す。
下着の女性たちが担ぐ全裸の女子高生。結構シュールな映像だった。
「と、撮らないで!」
いや撮るでしょ。
とりあえず撮るくらいしか僕も楽しみないでしょ。
シュールなだけで思ってたよりもエロくないから大丈夫だよ、姉さん。
「わっしょい、わっしょい」
まあ、ワッショイコールに合わせてポヨンポヨン跳ねるおっぱいはエロいけどさ。
真っ赤な顔して俯く姉さんを乗せ、騎馬はお風呂場へと向かう。さっき花純さんをお風呂に入れたばかりなのでお湯はまだホカホカだ。
「それでは放り込んでくださーい」
「ごめんね、優惟さん。そういうゲームだから」
「もういいです、何でもしてください……」
「せーの!」
ドボンと優惟姉さんの体が浴槽に沈み、盛大にお湯が飛び散る。
浴槽から顔を上げた姉さんは、ちゃんとメガネもずれてるというお約束ネタも披露してくれた。
僕らはなんとなく拍手をして姉さんの健闘を称え、これにて王様ゲームの終了とする。
「……まあ、最後のはちょっと面白かったかも」
姉さんの意外な好感触もいただき、花純さんの10才誕生日は幕を下ろした。
ちなみにまだまだ僕の考えた罰ゲームはたくさん残っているし、『1番は一巡するまで豚化』とか『2番は一巡するまで名詞が全部おまんこ』とか『3番と4番で「俺と先公(アニキ)の学園ヘヴン!!」を朗読』とか『全員で10分間人形化』とか、『全員でクンニループ』とか、もっとやってみたいこともあったし、出来れば悪友にもアドバイスをもらいたいし、もっともっとこのゲームには発展の可能性があるし、いずれは公式カードとか作って売って印税で暮らしたい、と僕は思った。
< 続く >