魔本物語 第7話

第7話

「アルフィーナ様~♪おマン茶の準備ができました~♪」

「ダメ!全然ダメよ!もっといやらしく!もっと嬉しい感情をこめて!簡単でしょ?」

「いや……。うまく真似てるつもりなんだけど……それに私に感情が無いって知ってるでしょ?アルフィーナちゃん?」

「先生!でしょ!?お茶の入れ方を指導してるんだから、私は先生!それに感情が無くたってできます!こんなに楽しんだから!ハイ!もう一回!」

 午前中の公務もひと段落し、一休みという時間、アルフィーナと魔本は自室でお茶をしようとしていた。しかし、ただのお茶ではない。おマン茶。最近アルフィーナにとってお茶といえば、このおマン茶という自分が考え出したとてつもないはしたないものだった。
 アルフィーナは、魔本がお茶というものを知らない(実際は知っているがそういうことにしている)ことをいいことに、自分が考えた幼稚ではしたないお茶を本当のお茶として教え込ませようとしているのだ。

「はぁ……それじゃあやるわね。アルフィーナ様~♪おマン茶の準備ができました~♪」

 そういうと魔本は、テーブルの上に上がったまま、メイド服のスカートを捲り上げ、おっぱいを露出させ、いやらしく腰をふって、ただれた笑顔を見せた。
 前にアルフィーナが見せたお手本どおりの作法だった。だが、それを見たアルフィーナは目を吊り上げて怒った。

「ダメ!も~!できの悪い生徒ね。貴方は。もう一度お手本を見せてあげるから、覚えなさい!」

 手をクロスさせ、×マークを作った後、アルフィーナは、魔本と入れ替わるようにテーブルの上に立つ。

「それじゃあ、やるわね。よ~く見ておきなさい。……ご主人様~♪おマンコが準備できました~♪お茶にしますか?それともアルフィーナ?イェイ!」

 アルフィーナはスカートを捲り上げ、腰のベルトに引っ掛けた後、おっぱいを露出させ、片手で、乳房をもみながら、もう片手で、おマンコを広げた。

「むふふ~♪今日もアルフィーナの真っ黒おマンコは、いい具合に熟成されてグチョグチョですよ~。おいしいですよ~。お勧めの調理方法はおチンポ挿し!」

 もやは、お茶ではなく、おチンポを突き刺して、SEXをしてほしいというおねだりにしか聞こえない。だが、アルフィーナは興奮しすぎて、ただれた笑顔になっている。

(あはは!やっぱりいい!おマンコ晒すの!卑猥で、幼稚で、はしたない私のすべて!今まで隠してたけど、日の光と視線に晒すと、体の奥底から喜びとマン汁があふれちゃう!)

「この台詞だけなら、完全なキチガイの異常者よね……。見た目もそうだけど。これで、気も狂わず、ちゃんと公務もできるから不思議……」

 魔本は、テーブルの上で気が狂ったようにおマンコを晒しているアルフィーナの心の声を聞いて、思わずつぶやいてしまった。
 アルフィーナは、最近、いやらしいこととなると、魔本が何もしなくてもぶっ飛んだ行為をするようになっている。
 手のつけられない露出狂の変態そのものだが、公務をサボったり、ないがしろにはしようとはしなかった。
 公務だけではない。貴族だけでなくメイドや兵士が困ってたり悩んだりしていると、力になろうとするのだ。結果、アルフィーナの評判は昔より、良くなっている。
 ただし、ドレスの下で、いやらしい装飾や落書きをしていたり、隙を見て露出をして楽しむことはやめなかったが。

(ここまでぶっ飛んだ変態になっちゃうなんて、思いもしなかったわ。そりゃ、変態だって最初にあったとき気づいたけど。今までは壊れるか終わっちゃったけど、心の奥底を現実化するとこうなるのね……。それもアルフィーナちゃんが特別なのかな?)

 過去を振り返って、こんな風になった記憶はない。忘れているだけかもしれないが、大抵は気が狂ったり、精神が弱って死んでしまったはずだ。
 というか、大抵まともな生活ができなくなったはず。テーブルの上で痴態を晒して喜んでいるアルフィーナがまともかといわれると微妙なところではある。

(おかげでいろいろ振り回されてるけど、止める気は起きないわ。だって、これはアルフィーナちゃんの心が望んでる結果なんだもの。幸せそうに喜んで……。私はこのために作られた……。私は私を開いて物語を書き込んだ人を幸せにするために作られた……)

 魔本は、自分が作られた理由を思い出していた。忘れかけている過去大勢の持ち主では見られなかったもの。そんな薄まっている記憶に思いをはせている。

「ふっといおちんぽで~いやらしいアルフィーナのおマンコをぶすっと一突き!後は煮るなり焼くなりお好きなよ~に♪……あら?……。」

 テーブルの上で、腰を振りながらみだらなおねだりに夢中になってたアルフィーナは、生徒である魔本が、上の空なことに気がついた。
 せっかく自分が思いっきりいやらしいおねだりをしているのに。

(何……?私のおマンコそっちのけ?む~!許せない!私がせっかく教えてあげてるのに!そういういけない子にはこうよ!)

 どこか遠くを眺めているような魔本の顔の近くに、アルフィーナは自分のおマンコをゆっくり近づける。目の前に、マンコがきてもまだ上の空だ。

「ま~だ気がつかない……。私を侮ってるわね……。そういういけない子には、私の必殺技をお見舞いよ!目標補足!おまんこ用~意!」

 腰に手を当て、舌なめずりをしながら、魔本の顔に照準を合わせる。

「覚悟しなさい……。私は変態お姫様~♪清楚な振りしておマンコ晒し~♪ほらほら見て見て!はしたない~♪みんな笑って罵って!キチガイ!変態!アルフィーナ~♪ははは!あははは!来た!おマンチョ来た~♪!」

 はしたない歌を歌いながら、アルフィーナは、今までの変態ショーや、メイドに罵られたことを思い出し、興奮していた。
 最近は、何もしなくも、変態行為や罵られるところを想像するだけで、発情し、オナニーできるようになってきている。

「逝く!逝っちゃう!おマンコ100%~!発射!!あぎゅゆゆぅ~!!!」

 アルフィーナは逝く瞬間自分のクリをつまんだ。その瞬間、アルフィーナのマンコの入り口がきゅっとしまり、マン汁がピュッと噴出す。
 吹き出たマン汁はマンコの目の前にあった、魔本の顔にかかる。

「きゃ!え!?何!あ……アルフィーナちゃん!?」

「やった~!きゃはは!大当たり~!どう?アルフィーナの新必殺技!あ~気持ちいい!」

 相当興奮してるのか、おマンコ丸出しのままテーブルの上で、仰向けになり、肩で息をしている。

「なにするのよ……。アルフィーナちゃん……」

 呆れ顔で、顔にかかったマン汁を拭きながら魔本がつぶやく。するとアルフィーナは、勢いよく、上半身を起こし、にらんできた。

「なに?それは私の台詞よ。私がせっかく、おマン茶の入れ方教えてあげてるのに別のこと考えて上の空!しかもいやらしくないこと!」

「そんなことないわよ。それに私が年中いやらしいこと考えて当然みたいなふうにいわないでくれる?……どっかのキチガイ姫じゃあるまいし」

 マン汁で思考を中断された、魔本はいつもより、ちょっと毒づいて答えた。魔本にとってわからないことを、理解するために考えるというのはかなり重要な項目として設定されている。
 それを邪魔されたのだ。人間で言えば気分を害した状態になっている。
 そのためいつもと違い、ちょっと反抗的な態度になった魔本だが、アルフィーナは引かず、攻め立てる。

「嘘!絶対嘘!これが証拠よ!」

 そう言うと、下半身に力をこめると、アルフィーナのまんこから、にゅっと水晶玉が3分の1ほど顔を出した。

「証拠……ってそれ私のじゃない。いい加減に返してくれる?」

「いやよ!貴方のものは私のもの!というか、話をそらさない!」

 そういうと、アルフィーナは、水晶玉をおマンコの奥に引っ込めた。それは確かに以前、魔本が持っていた水晶玉だ。片手で持てるように普通の水晶玉よりちいさめ。
 魔本はこれを使って魔法を使っていたが、実際それはただの触媒に過ぎない。こういう触媒を使うと、効率よく魔法が使えるのだ。知識として知っていた魔本は、それを自分で作り出した。心の底を覗いたり、それを見たものを操ったりする触媒として。
 だから、その水晶玉は実際の水晶玉と違う。いろいろと機能がついている。この間魔本はアルフィーナにその機能をみせた。夜中に、魔本のチンポを咥え、遊びまくろうとしているアルフィーナを逝かせて眠らせるためにつかったのだが。
 そのとき使った機能は、水晶玉を振動させる機能だ。それで、クリや乳首を刺激すると人は気持ちいいらしい。アルフィーナもとても気に入って、最終的には、水晶玉を自分マンコにしまい込んでしまい返そうとしない。
 それどころか、いつも振動させておくようにと言い出す始末だ。無理に取り返そうとしようとすると、手がつけられないくらいに騒ぎ出す。

「もし奪い取ったら、代わりにお父様の杖についてた、宝珠をいれにいくわ!裸で!」

 と言う具合だ。だからアルフィーナのおマンコに入れている。元々、あれば便利程度の考え、作り出したものなので、なくても魔法は使えるし、再度作り直すこともできる。
 さっきだって、振動もさせていた。もし止めたら、本当に裸で外に飛び出すかもしれないからだ。

「ちゃんと言われたとおり、ずっと動かしていたじゃない。それが何で証拠になるの?」

 魔本が、水晶玉を奪い返す気がないと台詞から判断したアルフィーナは、再び、マンコから水晶玉を露出させる。今回は、入り口あたりで回転させての露出だ。
 すっかり、水晶玉が気に入ったアルフィーナは、それで遊びまくり、今ではこんな芸当ができるまでになっていた。

「そうね。確かに私のおマンコ水晶はずっと動いてる。でもね貴方、何か別のこと考えてると振動が単調になるのよ!そうじゃないときは、強弱つけたり、中でちょっと移動していいポイント責めたりしてくれるのに!」

 そういうと、アルフィーナは立ち上がり、魔本を見下ろして、股間を突き出してきた。

「これでわかったでしょ。私は、貴方の考えなんて、おマンコに咥えたチンポみたいにわかるんだから!だからこれからは、悪巧みなんて考えないで、いやらしいことだけ考えなさい。……そうね。まずは、今までの悪さを謝ってもらいましょうか?わたしのおまんこに!」

『やった!勝ったわ!魔本が嫌がって私を操ろうとしても、今の私ならすぐ解除できるもの。うふふふ!あの魔本が私に謝るなんて!チンポとかドレスでなんとなく許しちゃおうかなって思ってたけど、やっぱりきっちり清算させておかないと!まあ、素直に謝って悪さしないって言うなら、わたし付きのメイドとして雇ってあげましょう。相性はいいしね』

 そんなことを考えながら、アルフィーナは腰を突き出してくる。一方、魔本は困惑していた。アルフィーナがまだ自分と一緒にいたいと考えていたことにだ。
 今までの持ち主は大抵、魔本と離れたがった。だから、魔法などを使って離れられないようにしたり、心の奥底の願望をかなえて、幸せにして、手放したくないと考えさせようとしていた。
 結局は失敗したが……持ち主が死ぬか、気が狂うかして。
 嫌われる、うらまれるのが普通の魔本にとって、アルフィーナの考えは理解できなかった。悪魔と思い、最初はうらんでいたはずなのに、嫌なことをさせてたのに、それでも一緒にいたいという考えは。

(本を開いて、願望を読んでも……無駄よね。きっと。私には理解できない)

 魔本はいつだって、計算して論理的に動いてきた。だがアルフィーナはそれでは理解できない。だが、魔本はアルフィーナを理解したかった。
 それが人を、感情を理解することになると思っている。それなら、今までなら絶対しなかったことをしてみようと思いつく。

「……ごめんなさい」

 魔本は悔しそうな顔をせず、表情の無く謝った。いつものアルフィーナなら、その反応に疑問を持ったが今は、魔本を謝らせたと言う勝利の気分に酔っており、気がつかない。

「ふふふ。謝ったわね。でもなに?その謝り方!もうちょっと誠意をこめて謝るのが普通でしょ?それとも貴方に誠意って単語はかかれていないのかしら?」

 上機嫌で、テーブルから飛び降り、腰を落として、おマンコを突き出す。

「土下座よ!私のおマンコに土下座!後、この水晶玉も私に献上すること!さあ!さあ!」

「そうね……これでばいばいだし、その水晶玉はお別れのプレゼントとしてあげてもいいかもね……」

「うん!うん!まあ最初から私のものだったけど、そこまで言うならプレゼントってことに…え!?……ばいばい?お別れ?」

 今度は、アルフィーナが困惑した。

(え!?何?お別れ?何言ってるの?なんで?)

 腰を落としたアルフィーナは、無表情でたっている魔本を見上げた。

「そう、お別れ。だってね。私の悪巧み、アルフィーナちゃんはお見通しなんでしょ?操りの魔法も解かれちゃうし。これじゃあ、国を混乱させていろいろいただこうって言う私の野望はかなえられそうにないし。だから別のところに行くの。わかりやすく言うと尻尾巻いて逃げる?」

「え……。なにいってるの?貴方そんなことであきらめちゃうの?と言うか、そんな簡単に逃げるだなんて悪魔のプライド無いの?」

「なにいってるの?しがない淫魔程度の悪魔にそんなものあるわけ無いじゃない。神話に出てくる大悪魔じゃあるまいし。無理とわかったらすぐ引くわ。そうね。次はもっと操りやすく、素直で、だましやすい子のところがいいかしら。できればもっと変態で」

 アルフィーナはまだ信じられないのか、目を開いて震えている。

(お別れ……。もう会えないの?チンポも咥えさせてくれないの?いやらしいドレスも作ってくれない?お喋りも……もう一緒にいてくれない?)

「いままでごめんね?アルフィーナちゃん。変態なことさせて。私に操られないようにしたんでしょ?もういなくなるから、昔みたいにみんなに愛される清楚で立派なお姫様になりなさい。じゃあ、ばいばいまん……いけない。こんな下品な挨拶は礼儀しらずね。それではごきげんようお姫様。もう二度と会うことは無いでしょうからお元気で」

 絶対にしなかったこと。物語を最後まで終わらせる前に、去るということだ。今までは書かれていた物語を最後まで現実にすれば、使命は達したと判断して魔本は冬眠状態になるよう設定されていた。
 言ってみれば、物語を最後まで現実させるなら、そのとき持ち主が幸せじゃなくても、死んでも、魔本にとっては使命を果たしたことになり、魔力の減少はなくなり消滅の危機は無い。
 だが、今回のように、途中で持ち主から離れると言うことは、魔力の枯渇を止められない。魔力がなくなれば、動くこともしゃべることもできない。ただの紙の束に成り果てる。
 だから今までしなかった。自分の消滅を防ぐことは、作られた理由と同じくらい重要な項目だ。それでも魔本は実行した。
 本当にアルフィーナと離れて消滅することになってもかまわない。今までこんなことを思うことは無かった。なぜだろうと言う問いかけに魔本はきちんと答えられないだろう。ただ答えるとすれば。

(アルフィーナちゃんを見てたから。私のやることはひどいことだって言うのは理解してる。それしかできないし、知らない。ただそれでもアルフィーナちゃんはうれしそうだった。幸せそうだったから。私はそれを理解したい。そのためには今までの方法ではダメ)

 魔本はそんなこと思いながら、アルフィーナを見下ろす。アルフィーナは困惑しているのか、何も言わず、涙目になりながら魔本を見上げてる。

「あ……う……」

(何か言わないと!ほんとうにいっっちゃう!お別れなのよ!でもなんていうの!?魔本を引き止めるには、私があいつの思うとおりになればいいけど、それじゃあこの国は……ダメ!絶対にそれはダメ!私は姫よ!悪魔のいいように操られて国民を不幸にするなんてできない!)

 魔本は、アルフィーナの心の声を聞きながら、ドアのほうに歩き出す。

(やっぱり、人って心のそこで望んでる願望よりも今まで培ってきたモノを大事にするのね。それなら私は決して大事にされない。願望しかかなえられないもの。……このまま、消滅するのが正しいことなのかもね。ようやくわかった……長くかかりすぎよ。まったく)

 魔本は歩きながら手を振る。アルフィーナに最後の挨拶をしたかったが、顔を見るのがつらかったのでこんな風になった。

(最後に見た顔が泣いてる顔って言うのも私らしい。幸せにするために作られたくせに、覚えてるのは泣き顔ばっか……まさに、悪魔の本。魔本ね)

 そんなことを思いながら歩いていると、アルフィーナはいきなり立ち上がり、魔本に飛び掛った。

「いや……いや!!!絶対にいやぁ~!!!!」

 アルフィーナは後ろから魔本に飛び掛ると、床に倒し、跨る。足で魔本の手を押さえ、両手で肩を床に押し付け、起き上がれないようにした。

「あ……アルフィーナちゃん?」

「いっちゃいや……。ひとりにしないで……」

「……」

「なんでよ……。お別れなんて。一緒にいて。魔力が足りないなら私のいくらでもあげるから……」

「……。でもね。私がほしいのはいやらしい魔力なの。アルフィーナちゃんも知ってるとおり淫魔見たいなものだから。そういう魔力が必要なの。アルフィーナちゃんは私に操られないために変態なことしてるんでしょ?純度が足りないわ」

 魔本は悪魔ではない。その設定はアルフィーナが勝手に思い込んだものだ。だが、魔本は否定する気は無かった。どうせ別れるなら、最後だけはアルフィーナの負担にならないように別れようと思ってたから。

(私のことを悪魔だと思い込んでたほうが、後々救われるわ。『あの行為は悪魔を倒すため、国を守るため』って言う理由があるほうが。元の清楚な姫に戻ったとき、自分がさせた行為で心が弱らないように)

「それに、私がいると、この国が混乱して、国民が不幸になるんじゃない?お姫様のアルフィーナちゃんはそれでいいの?」

「ダメ!絶対にダメ!……だって……だって……。そんなことになったら、みんな私を見て、罵って笑ってくれないじゃない!」

「……は?」

 魔本は、アルフィーナの台詞に、本日二度目の困惑をした。

「人って自分が悲しかったり、困ったりすると、どんなに面白いもの楽しいもの見ても、笑ってくれない!そんな国民ばかりの国で変態行為しても、無視されるわ!無視は嫌!」

「えっと……。もしかして最近、兵士やメイドの悩みを聞いたりしてたのってそれが原因?姫様として下々の者の悩みを解決するのは当然の使命とかじゃなくて」

「ぐす……。なにいってるのよ。当然じゃない。変態姫はみんなの奴隷なのよ。みんなはご主人様。ご主人様が困ってるのに何もしないなんて奴隷失格じゃない!ご主人様が幸せだから、変態姫はご褒美で馬鹿にされ罵ってもらえるんじゃない!貴方が教えてくれたのよ!」

 アルフィーナは、ぼろぼろと涙をこぼし、号泣している。

「私、貴方に変えられたの。変態姫になっちゃった……。マンコ見せて喜ぶ変態に。でもかまわない!私、清楚な姫になんてなりたくない!だってひとりぼっちなっちゃう!子供のころひとりで寝るのが怖くて、一緒に寝てもらえるよう、好かれるように立派な姫になろうとした……」

 泣きならが、自分の胸を揉みだす。

「だけど、言うとおりにして立派な姫になってもひとりだった。『立派な姫様なら一人で寝るのが当たり前。子供じゃないんですから』ですって。酷いじゃない!それでもやめられなかった。やめたらもっと一人になるって思って。寝るときだけじゃなく、おきてるときも一人になると思って!」

 魔本は、アルフィーナの告白を股の間から聞いていた。魔法を使って、心の声を聞く気にはならなかった。聞くまでも無い、声にだしてる言葉が心の声だと確信していた。

「ううぅ…。でも貴方は違った。最初は酷いことをされてると思ったけど、貴族や家来から送りつけられてくる御機嫌取りの笑顔じゃなく、ほんとの笑顔をくれるご主人様もできたし、夜だって貴方が一緒に寝てくれる。私、変態姫のほうがいい!それなのに!」

 実際一緒に寝ていたのは、アルフィーナを一人で寝かせると、夜中に起きて何しでかすかわからなかったのでいつでも対応できるようにしていただけだったのだが。

「それなのにぃ……。なんで!変態姫でもひとりになっちゃうの?!いやあぁ……。一人はいやあぁ……。いっしょがいいの……。一人ならもう姫なんてなりたくない。ねえ?私、姫やめる。ただの変態になる。それなら、一緒にいてもいいでしょ?」

「……言ってることの意味わかってる?」

「ううぅ……。だって、私が姫じゃなかったら、私を操ってもこの国をどうこう出来ないじゃない。ただの変態を貴方が好きに操っても私が馬鹿にされるだけ。私が持ってるドレスとか宝石もあげる。足りないかもしれないけど、その代わり、一杯いやらしい魔力あげる。私、屑マンコだから、安い値でしか使ってもらえないかもしれないけど、何人とでも誰とでもするから!それでも足りないなら、街中で踊ってお金とおチンポ汁集めるから!」

 アルフィーナは泣きながら、両手を頭の上に組んで、腰をくねらせる。

「清楚な姫のころの癖で、生意気な態度とってたけど、姫じゃ無いからもうしないわ。貴方が望むように、もっと素直で馬鹿な子になる!大丈夫!元々幼稚な変態なんだもの!ほら!あはは~!ご主人様~♪貴方のおチンポケースで~す!よろしくまんちょ~♪」

「アルフィーナちゃん……」

「きゃはは!ご主人様~。だれですか~?アルフィーナって!私は人の形をしたおチンポケースで~す!どうせ名前をつけるならもっとみっともない名前付けてくだしゃ~い!そうですね~ばかまんちょ!」

 アルフィーナは、完全に気がふれた顔で、泣きながらマンコを閉じたり広げたりしている。
 魔本に媚を売るために、『馬鹿で素直な変態』に必死でなろうとしているのだ。ただそれは、魔本がもっとも見たくない姿だった。外側は無理やり笑い、内側では泣いている。

「お馬鹿なマンコだからばかまんちょ!きゃはは!みっともな~い!ばか♪ばか♪ばか♪ばかまんちょ~♪頭の中は空っぽで~♪チンポ咥えるしかできません~♪はい!わたしがばかまんちょです!命じられれば何でもすぐさま咥えまんちょ~♪♪」

 気がふれたように変態行為をしているアルフィーナの姿は、今まで見たことが無いくらい痛々しかった。こんな姿を見たくなかった。
 アルフィーナには今までのように終わりたくなかったのに。結果、最悪な終わりになってしまった。魔本に書かれていた物語の終わりとも違う。

(私、何してるのよ……。ほんとに悪魔じゃない……。アルフィーナちゃんをこんなにするなんて)

「まんちょ♪まんちょ♪なんでもかんでもぱっくんちょ~♪ふぇえ!ご主人様!おもしろくないですか?もっと馬鹿っぽいほうがいいですか?わかりました!ばかまんちょはこれから人の言葉をしゃべりません!ご主人様となら心の声でお話できますし、問題なしです!鳴き声はまんちょです!キチガイみたいに鳴きながら飛んできますから!惨めですね!みっともな~い!だから呼んで下さいね!では!」

 そういって、手を水平にして、部屋の隅に置いてあるゴミ箱までかけていくと、そのまま頭を突っ込んだ。丸出しのお尻を振り振りしている。

(ご主人様~♪まだですか~♪ばかマンチョは準備OKです~♪)

 魔本が何も言わなければ、いつまでもあのままだろう。

「アル……ばかまんちょ……」

 こう呼ばないとアルフィーナはこない。自分がそうさせてしまったのだ。

「!まんちょ~!!!まんちょ!まんちょ!まんちょっちょ~!」

 呼ばれた瞬間、アルフィーナは勢い良く、顔を出し、手でマンコを閉じたり広げながらかけてきた。よだれと涙でべとべとだった顔はゴミまみれだ。
 だがアルフィーナはそんなことは気にしていなかった。

(やった~!ご主人様呼んでくれた!これでばかマンチョはご主人様のおチンポケースですよね!一緒にいてもいいですよね!うれし~い!ばかマンチョ!踊りま~す!喜びの変態マンチョダンス~♪!)

「まんちょ!♪まんちょ~♪」

 アルフィーナは蟹股で、リズミカルに腰を振り、マンコを広げながら魔本の周りを歩き回ってる。

(ああ……これでもだめ?ご主人様つらそう……。まだたりないんだわ!そうだ!このまま、お父様とお母様のところに行きましょう!『せっかく産んでくれたのにこんな変態になってごめんなさい』ってお別れの挨拶したいし……。おマンチョ!ってしかしゃべれないけど、そのほうが惨めだし、あきれてお城から叩きだしてもらえるかもしれない!ああぁ……本当にごめんなさい!でももう一人は嫌!)

 魔本は、耳に手を当てて首を振った。意識せずとも流れてくるアルフィーナの心の叫びを聞きたくなかった。人ではない魔本が耳をふさいだところで、聞こえなくなるはずが無い。
 わかっているのにしてしまった。

(どうにかしないと……このままだとアルフィーナちゃんが本当に……。でもどうやって?)

 自分がアルフィーナを理解したいと思ってやったことが、アルフィーナを終わらせる。それだけはなんとしても避けたい。だが方法がわからない。
 そのとき、自分が何者かを魔本は思い出す。

(そうよ!私に書いてある物語を読んでそのとおりにすれば、そのとおりにできるはず!終わり方も、これほど酷くなかったし!)

 そう思い、自分を開こうとしたが、その手を止めた。それで本当にそれでいいのかと?今まで迷ったときは自分を読めばいいと思っていた。
 いつもそれで失敗してきたのに、それは自分が人を理解していないからだと思ってきた。次うまくやればいいと思ってきた。
 だが今回は違う。失敗はできない。失敗したらアルフィーナはもう戻らない。そしてアルフィーナは自分みたいに次は無いのだ。

(だめ……。これは開けない。うまくいくとも限らない。それに、アルフィーナちゃんはここに書かれた物語を追加していた。もしそれが終わり方にまで影響してたら……。今のアルフィーナちゃんなら、もっと惨めで酷い終わり方を望んでいてもおかしくない)

 もしそうだったら、もう魔本に止めるすべは無い。今まで頼ってきたものは使えない。

「まんちょ?まんちょ!!まんちょまんちょ~!!!」

(どうしたんですか~?そっか!いやらしい魔力がほしいんですね!わかりました~!ばかまんちょ!今から玉座の間に突撃します!!)

 どうしたらいいかわからない魔本を見て、アルフィーナはまだ、自分が魔本を満足させてないと思い込み、暴走する。

 それまで来ていたドレスを脱ぎ捨て、全裸になると、衣裳部屋に駆け込み、パンツをかぶると、祖母からもらった王杖をケツ穴に差込み、母から譲り受けたブレスレットを自分のマンコに入れて出てきた。
 ブレスレットで入り口を広げられたマンコは閉じることなく、ぱっくり開き奥まで丸見えだ。

「まんちょ!!まんまんちょ!ばかまんちょ~♪!!」

(おマンコ丸見え!準備OK!ご主人様!貴方のばかまんちょのみっともない勇姿見ていてくださいね~♪!)

 ちがう!やっちゃだめ!そう言いたくても声が出なかった。何かを言ってもしそれが間違った選択だったら?そう思うと言えなかった。首を振るのが精一杯だった。

「まんちょ~♪まんちょ!ばかまんちょ!!!」

(あ~ん♪ご主人様も応援してくれるんですね。わかりました。もうばかまんちょは止まりません!完全に人をやめてきます!!!)

 アルフィーナはマンコを広げたまま、びしっと兵士が行うように、片手を前に突き出し、腰に手を当てて敬礼をした。そのままの格好で、腰を小刻みに前後させてる。
 開始の合図を待っているのだ。

(これはもう絶対、書かれてる物語は酷いことになってるわ。ここまで吹っ飛んでるアルフィーナちゃんが普通の終わり方を望む分けない……)

 自分に止めるすべは無い。そうあきらめ掛けたときあることを思い出した。あの夜の変態ショーだ。
 あの時アルフィーナは、本性をさらけ出し、幼稚な変態になっていたのに、あのごろつきにかまってもらうため、おしとやかな変態になった。ほんとの自分は違うのに変えた。
 魔本の自分ではダメだ。なら別のものだったら?なんになればいい?アルフィーナちゃんが望む者……。
 目の前にいるアルフィーナは今か今かと、合図を待っている。早く行きたくてうずうずしているようだ。なぜ?ご主人様のためになりたいからだ。
 この痴態のままとびだせばそれがかなう。魔本がいやらしい魔力をほしがってると思い込んでるからだ。魔本がそうだと思い込ませた。なら……本当にそれになれば。

 魔本はなるべき姿を決めた。そして優しく微笑み、アルフィーナの股間に手を伸ばす。アルフィーナはそれが、合図だと思って、自ら股間を突き出す。だが、待ち望んでいた合図はこなかった。

「だめよ……アルフィーナちゃん」

 そう魔本はつぶやくと、アルフィーナのクリをつまんだ。

「ふぇ……みゅあぁ!くりだめぇええ!!」

 弱点であるクリをつままれ、アルフィーナは敬礼のポーズのまま逝ってしまった。

「あらあら……。もうまんちょってしかしゃべらないんじゃなかったっけ?」

 くすくす笑いながら、アルフィーナのクリを指ではじくように弄ぶ。

「ま……まん!!だめぇ!クリ!ピシピシしちゃあ!!」

「ばかまんちょだけっけ?なかなか面白かったけど、それじゃあダメなのよ。私の望みはそれじゃあかなえられないの」

「え……きゃん!」

 話しかけながら、魔本は、アルフィーナのクリをはじき続ける。

「私が一番ほしいのは、お金でも豪華なドレスでもない。それはね……いやらしい国よ」

「へ……?なに……ひゃん!も……もうとめてようぅ!!」

「だ~め。そりゃあ淫魔だからいやらしい魔力は好きよ。でもちがうの。そんな一時的なものじゃない。私や私のすること楽しいのに、いっつも悪いことにされちゃう。国の法律でそうなってるから。この国でもそうでしょ?」

(た……たしかにそうだけど。みだらな行為はひとをだめにするって……あぁあアン!今度はつまんだままの引っ張られる!クリ!私のクリ!おかしくなっちゃう!ばかになっちゃう!)

「私は、楽しいこと好きなことしたいだけ。悪魔みたいに人の不幸なんて好きじゃない。でも人には、国には一緒にされちゃう。それがいやなの。こんな幸せなことなのに。ねえ?アルフィーナじゃなかったばかまんちょは不幸?丸見えのおマンコを見られながらクリ弄られるみだらな行為を私にされて?」

 アルフィーナは、首を左右にふる。それを見た魔本は、クリだけじゃなく広がってるマンコの中に指を入れて、かき回してきた。

(き!きもちいい!!奥まで視線が刺さって、弄られるたびずんずんってすごいのが股間からあがってきてたまんない!不幸な分けない!幸せ!しあわせるぎるうう!!)

「まんちょ!幸せまんちょ~♪!」

「そうよね。幸せよね。なのにこれが悪いことになるのよ。法律で悪いってことにされるの。嫌になっちゃう。だから考えたの。いやらしいことが正しいって法律のくにがあればいい。でもそんな国は無いわ。だから作っちゃおうって」

 アルフィーナは魔本の言葉に首をかしげているが、愛撫のたびに、身体を震わせて、快感を味合和され、だらしないアヘ顔を晒している。

「たとえば、儀式のときは全員裸とか、おマンコで挨拶されたら、こっちもおマンコで返す。男はチンポで。とか王様は一番いやらしい人がなって、率先して変態なことするの。どう?すばらしい国じゃない?きっとばかまんちょみたいな変態が一杯住み着いてくるわね。一杯過ぎて牧場で飼われたりして!」

 アルフィーナは、魔本が話してくれた国に住む自分の姿を想像して興奮した。

(ああ……もしそれが本当なら、私ずっとそこにいたい。お外で一杯おマンコ晒して、それを見られても、怒られたりし無くて逆に、笑われたり、罵って楽しんでもらって……。『あのばかまんちょはここで一番まんこがいやらしい』なんていわれて。同じ変態友達も一杯できて群れで変態行為するの!夢見たい!)

「いいわよね。でもその夢を実現させるだけの力が無いの。だから、決めたの。そういう国を作ってくれる人に使えようって!それもとことん変態な!そんな人に仕えれば、私はその国で一生、魔力に困ることも無く楽しく過ごせる!だからアルフィーナちゃんに目をつけたんだけど……。ばかまんちょになっちゃったからなあ。ただの変態に、国をかえる力ないもの」

 心底残念そうな顔をして、アルフィーナのクリを魔本は弄ぶ。

(あ……そ……それじゃあ、ダメじゃない。こんな格好で行ったら良くて、幽閉。下手したら追放きゃん!!クリ!いいぃい!!違う!気持ちいいけどそんなことより!私何やってるの!ばかまんちょじゃだめじゃない!)

「あ~あ。どこかにいないかな?国をかえれる立場と強い意思をもったすっごいスケベな変態さん。ねえ?」

(これでいい……わよね?心の声を聞かなかったり、物語って言う標がない状態で、動くってなんて不安なの!人って良くこんなのをいつもできるわね……。ともかく、こういってれば、アルフィーナちゃんはばかまんちょになって飛び出すことは無いはず!)

 実は魔本は、今、心の声を聞く魔法を使っていなかった。魔法を使うと言うことは、自分自身に魔力を流すことになるため、書かれている物語が何らかの影響を与えることを恐れたからだ。
 今までは、確固たる指針をもって行動していたのに、今回はそれが無い。目隠しをして綱渡りをしている。そんな気分だ。だが止められない。

(もう!聞きたくない声は嫌でも入ってくるのに!だけどやめるわけにはいかない。とりあえず、今すぐ突撃は止められたみたいだし、このまま続けるしかない!)

 やや、やけくそ気味で、魔本はアルフィーナのマンコを愛撫し続ける。いつもならどんな風にすれば喜ぶのかわかってしているが今回は、わからない。
 今までの経験と記憶をフル活用して行っている。そんな中、アルフィーナは弱々しい声で話しかけてきた。

「ね……ねえ?もし……もしよ?わたしがその変態の国つくれたらいっしょにいてくれる?」

(きた!……ここが正念場ね。いいわってあっさりいってもいいかもしれないけど、よわいかも。もっとこう、『絶対になる』って言う強く思い込みさせないと。だから……)

「あたりまえじゃない……。もしそれが本当なら一生仕えるつもりなんだけど。でも、ばかまんちょにできるの?ただの変態に?」

 挑発した顔で、アルフィーナの顔を見上げる。どんな顔をしているかと思っていると、アルフィーナは、頬を赤くして、口を半開きにしながら喜んでいた。一言で言うと、気持ち悪い。

「あはぁ!うふふ!そっかぁ……ずっといっしょぉ……。うへへへ……」

 姫様にあるまじき顔と、笑い声をしながら、魔本を見ている。

(こ……これは気が狂っちゃったの?!こんな顔みたことない……いえ。良くアルフィーナちゃんはしてたわね……。ぶっ飛んだときに。え!なに?それなら、いっちゃたの?こんな知性のかけらも無い顔してるってことは、ほんとにばかまんちょに!?何で?あの流れで!)

 いつもの魔本なら、心の声を読んで冷静に対応しただろう。だが今は使えない。そしてぶっ飛んだアルフィーナは、キチガイを通り越して気狂いだ。
 見た目だけで判断する場合、魔本と言えどもそう感じても仕方が無いだろう。
 そして、そういうときのアルフィーナは、一番アルフィーナらしいと言うことも忘れてしまっていた。幼稚で、はしたなく、手がつけられないほどのキチガイの露出狂な変態お姫様ということを。

「うふっ!目標ほそ~く!ひゃはは!さあ覚悟しなさい!」

「は?」

 そういうとアルフィーナは、魔本の頭をがしっと両手でつかんだ。一方魔本は、アルフィーナが狂ってしまったかと困惑していたため、何も反応ができなかった。

「うふふ!悪い淫魔には!アルフィーナの姫マンチョアタ~ック!!!えい!」

 技名を叫ぶと同時に、股間を突き出し、おマンコを魔本の顔に押し付けた。

「ぶ!!ちょ……!ちょっとやめな!!やめて!」

「あはは!やめませ~ん!正義のおまんちょで、悪い悪魔のやっつけるの~♪そ~れ!マンズリ!マンズリ!悪魔の顔もぐっちょぐちょ~♪!」

「ぶは!!ちょっとほんとにやめて!口おさえないで!ギブ!ギブ!」

 魔本は逃げようとするが、頭をしっかり手で押さえつけられて不可能だ。いつもブレーキに使ってるクリも顔面に押し付けれられて、手も口も届かない。
 最後の抵抗とばかりに、お尻をたたくが、今のアルフィーナにはむしろご褒美で、ますます激しくこすり付ける。

「きゃはは!たのし~!きもちいいぃ~!ねえねえ?わたしのおまんこどう?」

「はあ?ど……どうって?」

 おマンコを顔にこすり付けられたまま、どう?と聞かれた場合に、大抵の人が言うであろう反応を、魔本がすると、アルフィーナは不満そうに頬を膨らませて、再度、おマンコを押し付けてきた。

「何言ってるの!私のおマンコのいやらしさに決まってるじゃない!色は?臭いは?形は?濡れ具合は?と~ぜん一番でしょ?あなたの見てきた中で!」

 そういうと、腰を引いて、おまんこを魔本から離すと、仕込んでいたブレスレットをはずし、手でラビアをつまんで広げる。

「ほら!しっかり見なさい。この私!アルフィーナ、はしたなくて気品あるれる姫マンチョ♪!こんなのみたことないでしょ?」

「……ええ。みたことないわ」

 あなたみたいなキチガイの変態は。と言う続きの台詞を魔本はいわなかった。
 魔本も過去に似たような変態の持ち主に会ったことはあったが、あくまで願望だけで、自分からこんな行為を進んでするようなものはいなかった。

「そうでしょう!そうでしょう!もっとほめてもいいのよ。世界一とか!うふふ!」

 相当嬉しいのか、腰を揺らしながら、手でラビアを伸ばして遊んでいる。そんな姿を見た魔本は、つい聞いてしまった。

「え~と。あなた……アルフィーナちゃん?それともばかまんちょ?」

 この、はじけ具合からおそらく、元のアルフィーナだろう。ただ心の声を聞けない魔本はどうしても確証がほしかった。

(一時的なものかしら……。無いとは思うけど、次の瞬間、ばかまんちょが出てきて『きゃはは!ご主人様!なまいきな変態姫プレイは面白かったですか?リクエストしてくれたらそのとおりにしまんちょ~♪』って言う姿を想像しちゃう……)

 そんなことは無いが、アルフィーナならありうる。だが、当の本人であるアルフィーナからはさらにぶっ飛んだ答えが返ってきた。

「はあ?何言ってるの!きまってるじゃない!私は!この国一番のヤリマン変態姫にして、将来、変態女王になるキチガイ!アルフィーナよ!こんなはしたないおマンコ!私以外に持ってるというの!」

 そういうと腰に手を当てて、おマンコを突き出した。こすりつけはしなかったが、次に無礼なことを言ったらこすりつけるという気満々だ。

「へ……変態女王?」

「そう!『建国』、『守護』に続く、この国の危機を救う第3の女王!それが変態女王よ!」

 この国の王は基本は男が継ぐ事になっているが、例外が2例だけある。昔、悪政を敷く強大な帝国に反旗をひるがえし独立、この国を建国した建国女王。
 数十年前、そのときの国王が、まだ幼い子供を残し、戦争で死んだ危機の際、王妃だったが、わが子に代わりに王位を継ぎ、軍を率いて、敵国に勝利し、国を守った守護女王だ。
 ちなみに守護女王はアルフィーナの祖母に当たる。そんなわけで、この国では、女王は国の危機を救う存在なのだ。

「この国は、一見平和そうに見えるけどいろんな問題を抱えているわ。その原因のほとんどは『いやらしいことは悪いこと』っていう間違った考えが広まってるせい!私はそれを正すために、こんな変態に生まれてきたのよ!」

(こ……これは、私の選択正しかったのかしら。かなりぶっ飛んでるところに着地してる気が……。でも、アルフィーナちゃん楽しそう)

 実際、ばかまんちょになりかかったときの弱々しさは無い。自信満々で後光がさしているようにも見える。裸同然でおマンコ丸出しの姿だが。

(ふふふ!変態女王!なんて素敵な響き!それになれば、誰かに迷惑かかるどころか、この国みんなを幸せにできるし、独りぼっちにならないし、変態行為やり放題!いいこと尽くしじゃない!)

 アルフィーナは楽しいどころか、幸せの絶頂だった。長年悩んでいた胸のしこりが取れ、晴れ晴れとした気分だった。

(さてと、まずは、変態女王になるための第一歩として、忠実な参謀を手に入れますか。私の変態と、魔本の知恵が合わされば敵は無いわ。……あの顔は、いやらしいこととは別のことを考えてるわね。まったく。再教育が必要ね。ようし……)

「じゃあ、これでわかったでしょ?」

「へ?」

 魔本は間の抜けた返事をする。

「何言ってるの。あなたが私に仕える事よ。私は、貴方が望む条件をすべて満たしてるわ。これはもう運命よ。あなたは私を変態女王にするために、ここに来たの。文句ないでしょ?」

「そうね……文句は……ないわ……」

(なんか変な方向に話が進んでるけど、まあいいか。いいの?本当に?アルフィーナちゃんが元に戻ったのはいいんだけど、戻りすぎてとんでもないことになってそうな……。どうしよう。やばい予感がしまくってる。けど止める方法が思い浮かばない)

 そんなことを考えていると、そのやばい予感が的中する。

「なら、契約……じゃなかった忠誠の証としてこのおまんちょにキスしなさい。もし、しないなら……」

 次の瞬間、魔本の本体である、本を奪い取った。

「ふふふ……。これの一ページ、一ページに、口紅塗った、私のおマンコを押し付けるわ!あなたを、魔本じゃなくて、わたしのおマンコ本にしてあげる」

「ちょ!ちょっと!」

(あせてる!あせってる!まあこれは本体みたいな物らしいから当然でしょうけど!さすがにこれを盾にされたら言うこと聞くでしょ!)

「離しなさい!それをアルフィーナちゃんが持ったら私!……あれ?あ……アルフィーナちゃんなんともないの!?」

 魔本があせったのは、自分をとられたからではない。本体を奪われたのに、自分がまだ人型を保っていられたことだ。
 あの魔本が本体で、人型は魔力で作った人形に近い。だから、本体が人型を離れると、動けなくなるか、意識が本体である本に移る。
 そのはずなのに、まだ動けるし、意識が本にもどらない。

(なんで!?魔力の元であるアルフィーナちゃんが持ってるから?)

「ふふ……なにがよ?私は相変わらずグチョグチョの発情中よ?」

 奪い取った魔本を高く掲げ、楽しそうに股間を突き出してる。

(これをもったらなにかあるのかしら?そうか!きっとこれを普通の人がもったら、変態になるんだわ。いやらしい魔力で。そんなの未来の変態女王の私に効くわけ無いじゃない)

「さあ!そろそろ覚悟を決めなさい!『変態女王アルフィーナ様のいやらしいおマンコに一生仕えます』って!軽くじゃダメよ!思いっきり強く!舌もいれる!」

(ああ!想像しただけでマン汁吹き出そう!もっと激しいこと要求してみようかな?たとえ嫌がっても、一枚ずつページにおマンコ押し付けていけばいいだけだし!)

 自分の想像だけで逝きそうになり、身を悶えさせる。

(まあ、素直に忠誠を誓っても、あとで押し付けるけどね。そのときは、魔本に自分を持って押し付ける係にさせましょう。前ページに私のおマンコがついてれば、年中いやらしいこと考えることになるわ。私も気持ちいいし、一石二鳥!)

 今度は、魔本が悔しそうな顔で、自分を広げ、アルフィーナの股間に押し付けてる姿と、つけてく度にいやらしくなっていく魔本の姿を想像し、感極まり叫ぶ。

「はは!ははは!そうよ!抵抗しても無駄!女王まんちょに進化したアルフィーナのおマンコにかかれば、どんな堅物でもいやらしくなるんだから!国民皆まんちょ~♪!」

 上の口からよだれと舌を出しながら、声を上げるたびに、舌の口からは、マン汁がたれ流れてきている。完全に気が狂った姿だが、魔本には輝くぐらい楽しそうに見えた。
 魔力、いや生命力があふれ、衰えることが無い。魔本は、自分の本体が奪われたことよりも、それでも消えなかったことよりも、アルフィーナの姿に心を奪われた。

(なんで……なんでこんなになっても消えないんだろう?私なんて、持ち主が代わっただけで、中身すら消えて変っちゃうのに……これが本と人の違い?)

 外見や中身すら簡単に消えるはかない本と、たとえ変えられても、消えずに光り輝く人。その差を見せ付けられた魔本は、昔を思い出していた。
 忘れたいのに、決して忘れない記憶。自分を創った魔法使いからかけられた言葉。

(私はあの人に作られた。あの人が好きだった人。体が弱く、本が好きだった女性にプレゼントするためだ。そして私は、その女性の願望を物語にして現実にした……)

 持ち主を幸せにする。そのために作られたと教えられた。だから、自分に備わってる機能を使い、現実にさせた。幸せの意味はわからなかったけど。

(物語は彼女が、彼女の父親と結ばれる話だった。それを現実にしても、彼女は幸せとはいわなかった。それどころか、物語から外れる行為ばかりしようとした。だから魔法で、強制的に動かした……)

 台詞も振る舞いも、物語どおりに。必要なら、父親も操った。結果、二人は結ばれた。だが決して彼女は幸せとは言わなかった。それどころか、心の声は恨み、悲鳴ばかりだった。
 そのときの彼女は、顔では狂ったように笑っていたけど、瞳からは水があふれていた。それが涙で、悲しいときに出る者だと知ったのは後のことだ。
 やがて彼女は死んでしまった。父親と身体をつなげたまま。元々、体が弱く、激しい運動は命にかかわるのに、そんな行為をしたためだ。
 何とか助けようとしたが、物語を現実化させ、冬眠しかかっていた魔本にそんな魔力は無かった。

(あの人が来たとき、私の意識は消えかかっていた。あの人も、私が作り出した光景を見て涙を流した。幸せにするためにやったのにみんな泣いた……)

 そして、いつまでも刻まれるあの言葉。あの人が最後に言った言葉。

『おまえをつくるんじゃなかった』

(なぜですか?わたしは使命を果たしました!何か私は間違えましたか!?私は貴方も彼女も幸せにしたいだけだったのに!)

 暗い冬眠の間、魔本は幸せにできなかった理由を考えた。そうして出た結論は『自分は人を理解しておらず、何かを間違えた』だった。
 それから魔本は、目覚めるたびに、物語を現実にさせながら、人を理解しようとした。幸せにするたびに。死んでしまった彼女にわびるために。絶望したあの人を救うために。
 だが結果はみんな同じだった。

(その理由は私が理解していないんじゃない。私そのものがまちがってた。あの人の言ったことは正しかった)

 人は本の自分が幸せにできる存在ではない。力ずくで操作はできる。だがそれでは結局幸せにはできない。人を幸せにできるのは人、自分自身だけだ。
 だから、魔本が操作しても、その人が心から望まなければ幸せになれないし、アルフィーナのように変えても、他人から強制されても、それを取り込んで幸せになれる。
 ただ、アルフィーナのような人は魔本が何もせずとも幸せになっただろう。結局、魔本は人の幸せを邪魔する存在でしかない。それが魔本の結論だった。

(アルフィーナちゃん。ごめん。私は貴方と一緒にいないほうがいい。最後にすべて話して消える。大丈夫。消えるのは意識だけだから。アルフィーナちゃんが持ってる本だけは残すわ。それがあれば、きっと変態女王になれる)

 本には、知識と魔術が刻まれている。アルフィーナの強い意志があれば、魔本のようにそれを、自在に操れるだろう。それがあれば自分の代わりなどいくらでも作れる。
 それどころか、国も自在に操れるだろう。寂しくないはずだ。

「ほら!早く!私もおまんこももう我慢できないわ!早く私の物になりなさい!」

 魔本の回想をアルフィーナの声が終わらせる。

「ええ。いいわ。アルフィーナちゃんの好きにするといいわ。でももう、私、アルフィーナちゃんの物になってるじゃない」

「へ?なにいってるの?まだあなた私のおまんこに忠誠誓っていないじゃない?」

「だから、アルフィーナちゃん私を持ってるじゃない。自分の手で。アルフィーナちゃんが持ってるからアルフィーナちゃんの物ってわけ」

 こんなたわいも無い会話もこれが最後と思うと、もう少し続けたいと感じた。だが、その考えをアルフィーナのマンコが中断させる。

「な~にわけのわからないこといってるのよ!私が持ってるのは本で、あなたじゃないわ!そんなわけのわからないこという子にはこうよ!」

 再び、マンコを押し付け、顔にこすりつける。

「この本が本体みたいだけど、私がほしいのはあなたよ。一緒にいやらしいことして、おチンポくれるあなた!だから、あなたが忠誠を誓わないといみないの!」

「え……」

 アルフィーナに、おマンコを押し付けられながら、魔本はあっけにとられた。魔本の能力ではなく、機能上便利だからと作り上げた人形のほうをほしがられたからだ。

(いつだって、わたしは望まれたことは無かった。どんな魔法を使っても、便利な機能を教えてもそうだった……)

 だが、アルフィーナは違う。魔法や機能ではない。魔本自身にいてほしいと。

「そう……。そうなの。それじゃあ、本だけ残してもダメね……」

「え?何言ったの?忠誠誓う気になった?」

「なんでもないわ。ねえ、アルフィーナちゃん。私と一緒にいて幸せ?」

 魔本は、おまんこに顔をうずめたまま、聞いた。それは自分自身の存在にかかわる質問だった。対してアルフィーナは、興奮してマンコをこすりつけながら答える。

「何言ってるの?幸せに決まってるじゃない!おまんこ見てわからないの?よ~し!それじゃあもっとよく見せてあげる!」

 そういって、さらに強くこすり付けてきた。

「気持ちいい!!お鼻がくりにこすれて!!ははは!どう?アルフィーナのおまんちょは気持ちよくなると同時に、こすりつけた人を幸せにするの!!あん!幸せになったでしょ?なんたって私のマンコは女王まんちょ~♪」

「……ぷ!あははは!そう!そうなの!ふふ!!そっか幸せなんだ……。ええ、私も幸せよ。こんな気分初めて」

 魔本が今、自分か感じてる感覚が幸せなんだと思った。ずっと知りたかった物。まさか、マンコに押し付けられて感じるとは思わなかったが。
 その言葉を聴いたアルフィーナは喜び、持っていた魔本をほおり投げ、万歳する。

「え!本当!やった~!やっぱ私は変態女王になる女ね。おまんこで人を幸せにするなんて!ふふふ。この調子で国民全員幸せにするわよ~!目指せ!国民総変態!!」

「はは!それじゃあ私が第一号?人じゃなく本だけど」

「何言ってるの!変態女王はこの国みんなの慰み者!当然モノより下の存在の変態なのよ。人だとか本だとか関係ないわ!」

 そういって、マンズリをやめて、腰に手を当て、胸を張った。

「さあ!私の偉大さがわかったでしょ?だから大人しく、忠誠を誓いなさい。そうしたら、あなたが変態女王アルフィーナが治めるばかまんちょ王国の国民第一号よ!今なら特別に、変態宰相にしてあげる!!」

「ふふふ……。そうね……。いいわ。なります」

(……ようやく。ようやく、初めて使命を果たせた気がする。どうなるかわからない。でも先のことがわからないのが人にとっては当たり前なのね。だから、私も)

 魔本は、アルフィーナのおまんこを指で広げ、ゆっくり唇を近づける。

「私は、一生、幼稚で、おばかで、とんでもなくはしたない上、汚いおまんこの変態女王アルフィーナに仕えます」

「あ……。ほ……本当なのね。嘘じゃ許さないから!!」

(やった!!ああ!!本当にあの魔本が私に忠誠を!うれしい!!……でもちょっと物足りない。素直すぎる。うう……前みたいに小馬鹿にした態度のほうがいいなあ。女王なのに部下に馬鹿にされながら遊ばれるって言うのも惨めでよかったわ)

 そんなことを思いながら、魔本がおまんこにキスする瞬間を見ようと、顔を下げると、魔本と目が合った。
 
「ふふ……まったく、女王様は本と馬鹿ですね。私がどんな存在か忘れていませんか?」

「へ?」

 そのとき、魔本は罠にかかった獲物を見る笑顔だった。そして、広げたおまんこにふっと息を吹きかけると同時に、興奮してビンビンに勃起しているクリに噛み付いた。

「!!!ふあああぎゃあぁ!く!くりだみゅえぇぇ!!!」

 予期してない状態で弱点への攻撃。見事、会心の一撃となり、アルフィーナは、たったまま動けなくなる。すぐさま魔本は追撃を加える。アマガミだ。
 噛む度に、アルフィーナは弱点を刺激され、痙攣しながら、喘ぎ声を挙げる。

「ふみゃ!あうん!だめぇ!おきゃしくにゃりゅ!!おばかになっちゃ!!あううぅうんん!!」

「な~にいってるんですか?アルフィーナ様は元からお馬鹿じゃないですか。さすが!ばかまんちょ王国一のど変態!!」

 とどめの一撃とばかりに、再度クリを噛む。

「そ!そうでしゅぅ!アルフィーナは変態女王でばかまんちょおおおぉおお!!!」

 クリからの刺激が、快感となって、股間から頭を一直線に貫く。あまりの気持ちよさに、魔本の頭にしがみついてしまった。

「だめえ!くる!いっちゃう!アルフィーナ!!クリで討ち取られちゃう!!!ああああああ!!!」

 その瞬間、股間から、激しい噴出音と共に、マン汁とおしっこが飛び出す。当然それは、しがみつかれ動けない魔本に、もろにかかる。
 その勢いで、魔本とアルフィーナは床に倒れてしまった。しかし、それでもアルフィーナは魔本をはなさい。時折余韻に刺激され、痙攣しながら、アヘ顔で股間を押し付けてる。

「あひゃあ……だめぇ……。きもちよすぎりゅ。しあわしぇ……。もう離さない。じゅっと……一生一緒ぉお……」

 アルフィーナはそんな喘ぎ声を言いながら、しばらく、魔本にしがみついたまま痙攣していた。

 魔本がにしがみついたまま、快楽の海を漂っていたアルフィーナを起こしたのは、兵士がドアをノックした音だった。

「アルフィーナ様。公務の時間が迫っております。早くお越しを!!」

 その音に、覚醒したアルフィーナは驚き、急いで立ち上がろうとする。だが、魔本はまだクリを咥えていたらしく、立ち上がる動作で、クリを刺激されてしまった。

「あぎゃ!!な……なんでまだ咥えぁあああん!!」

 クリの刺激で大声で喘ぎ声を上げ、再び、床にうずくまる。

「!?アルフィーナ様!どうかなされましたか!?」

(だめ!今入ってきたら、こんな姿見られちゃう!!そしたら、一杯人呼ばれて、お父様にも耳に入って、幽閉されちゃう!!)

 だが、兵士が入ってくることは無かった。アルフィーナが離れて自由になった魔本が立ち上がり、ドアの前まで移動したあと、兵士に話しかける。

「なんでもありません。それから、今日は公務をお休みします。その旨をお伝えください」

「え?あ……その声は部屋付きのメイドだな。メイド風情に言われてはいそうですかとつたえられぬ。姫様を直接拝見し、説明して頂けなければ。入室の許可を!」

 アルフィーナは、床で悶えていて、声を出すことも、ドレスも着れない。つまりどうしようもない。

「だから、公務ができる状態じゃないから休むと言ってるんです。わからない人ですね」

「なに!?お体の調子がわるいのか?……それならなおさら確認させてもらう。もしご病気なら医者を呼ばねば!」

「だ・か・ら!生理で調子が悪いから休んでるんです!それでも確認したいならどうぞ?生理を確認だなんてスカート捲ってしますか?あなた首になりたいんですか?もちろん死刑で斬首って意味で。まあ首だけになっても見たいというならとめませんが?」

「な!!」

「アルフィーナ様~♪どっかの兵士がスカートの中確認した言ってきてますよ~。え?名前と所属を聞いてから入れなさい?わかりました。と言うわけでお名前は?」

 そんなこといったら身の破滅だ。慌てて兵士は引き下がる。

「ま!まて!わかった!確認はしない!姫様にはゆっくり休むよう伝えてくれ!では!これにて!!」

 そう叫ぶと、こちらの返事を確認するまでも無く立ち去っていく。

「ふう……何とかなったわね。さすがにこんなべとべとの格好みられたら、強硬手段とらないといけなかったわ」

「あ……」

「ん?ようやく復活ですかアルフィーナ様?タナボタですが、今日はお休みができましたよ?何かして遊ぶならつきあいますよ?」

「え……え~と。その……」

(お……お休み?ちょ……ちょっと待って。落ち着いて考えさせて。私確か、お茶の入れ方教えていて、そしたらばいばいで、それが嫌でばかまんちょになって……)

 一度、思いっきり言った後で、少し冷静になって、今までしてきたことを思い出し、赤面してしまう。

(ああ!!私何やってるのよ!!あんなことするなんて!!で……でも結局それはダメで……そう!わたしは変態女王!そうなることを決めて魔本に忠誠を誓わせたらクリ噛まれちゃって……)

「あ……あのね。わたしちょっとはしゃぎすぎちゃった?」

 魔本を見れば、顔やその周りはべとべとだ。

(な……なにかいつもよりよそよそしいと言うか変というか……やっぱ本だから、水は嫌いなのにあんなことしたから怒っちゃってる?)

「?なにいってるんですか?そんなのいつものことじゃないですか……ふむ。アルフィーナ様。ともかく、なにかする前に、着替えましょう。さすがにこのままはまずいです」

 そういうと、衣裳部屋のほうに歩いていく。

「アルフィーナ様?どうかしました?早く着替えましょう」

「あ……うん。わかったわ」

 そう返事をすると、アルフィーナは魔本を追って衣裳部屋へ歩き出す。そしてふと、床に捨てられてる魔本本体に気がつく。

(これって……ああ、あの時私投げ捨てて……あれ?だったら何でもっていかなかったの?大事な物じゃなかったの?)

 ひとまず、それをもって、魔本を追いかける。
 衣裳部屋に入ると、すでに魔本は裸になっていて、衣装ダンスをかき回していた。

「ああ、きましたね。とりあえずアルフィーナ様のはあの子がいいと思います。でもまず先に私が着替えますね。それまで股間を飾る装飾でも選んでてください」

(え……。なんで?いっつも自分の着替えは服なんて着ないで、魔法で変えてたじゃない。やっぱ変)

「ふ~む。やっぱ自分で選ぶってのは難しいですね。とりあえず、これは決定と。なんせ直々にもらったんだから」

 そういって魔本は、黒いパンツを履く。ただの黒ではない。なんと股間の部分に切れ目が入っているエロ下着だ。ただそこに使われてる装飾はとてつもなくすばらしかった。
 これはアルフィーナのプレゼントだった。しかも7色色違いセット品。本来ならこんな物を送りつけられたら、普通は捨てられるところだが、その仕上げ、装飾があまりにもすばらしく捨てるのがためらわれた。
 きっと腕のいい職人の品だろう。もらった当初はなんてもったいないと送り主の品性を疑った。だが、今のアルフィーナには機能面もすばらしい理想の下着の一つだった。
 それをなぜ魔本が持ってるかというと、『すばらしいドレスを作ってくれたお礼』だから。

 魔本が、アルフィーナの破いたドレスを、えろドレスに改造して、それを着たとき、とても気に入り、感極まって自分のとっておきにしていたこの下着の一色を褒美として与えたのだ。

『大変すばらしいドレスを生み出したあなたに、栄誉ある黒下着勲章を与えます』

 そのときのアルフィーナの台詞である。その際、魔本が改造したドレスを着て、自分は同じデザインで白を頭からかぶって、戴冠式のようにその黒下着をかぶらされた。
 しかし、もらったと言っても、外見を自在に変えられる魔本にそんなもの必要ない。だから、ずっとしまわれていた。
 だけど今、それを履いてくれている。
 自分が好きな下着を、一緒にはいてくれる。頭にかぶってくれないのはちょっと残念だがそれでもうれしい。

(だけど、やっぱ変。どうかしたのかしら……?)

 そんなことを入り口で考えていると、ぴたりと魔本の動きが止まり、次の瞬間大きな声で笑い出した。

「ふふふ!あははは!やっぱだめ!ちょっと無理!!……はあ……はあ。ごめん。やっぱいつもどおりでいい?アルフィーナちゃん。いつもこれはつらいわ」

「え?あ……あの?」

「なに?アルフィーナちゃんがなんか忠実な参謀みたいなキャラ望んでたみたいだからなってみたいだけど、ちょっと無理があるわね。やっぱ。変な感じがする」

「そ……それって……」

「ん?変態宰相のこと。アルフィーナちゃんが変態女王で、私が変態宰相。ちがった?」

「ち……違わない!そう!そうよ!」

(あ……ああ。いいの?あんな幼稚で変態なこと一緒にしてくれて。普通の人なら……あ!人じゃなかったわね。でもそんなの関係ない!ほんとに一緒なんだわ!)

「まあいいでしょう。私は変態女王!心もおまんこも広いから!その代わり、儀式とかはきちんとするのよ。宰相だって国の顔なんだから。そういう時は我慢しなさい!」

「ええ。わかったわ。そのときくらいなら大丈夫よ。さてと着替えますか。う~ん。やっぱり良いのないわね。アルフィーナちゃんの昔の服って。ねえ?今回は、改造してあげたドレス達の中から一つ貸して?」

 魔本が改造したドレスをえらく気に入ったアルフィーナは、持ってるドレスの数着を同じように改造させていた。

「え!……それっておそろい……。もう!仕方が無いわね。あなただから特別よ。でも着こなせる?あのドレスは私ぐらいの変態じゃないと着こなせないわよ」

(うふふ!おそろい!おそろい!これはもう本当ね。アレはふりとか嘘じゃなく本当に忠誠を誓ってくれたのよ!使い魔みたいなものかしら?それならもっと私好みになってもらわないと!まあ元々素質はあるからすぐねきっと!)

「ついでに、アクセサリーも貸してあげるわ。何なら、選んであげましょうか?あなたセンスはあるけど、流行とかちょっとずれてるところもあるし」

 上機嫌で、自分の宝石箱を空ける。元々アルフィーナはおそろいとか一緒が好きなのだが、周りがしてくれなかった。姫様と同じというのは下のものからすれば、不遜なのだ。なのでやんわりと断られることが多かった。
 一緒の格好で楽しみたいのに、ひかれるため、いつしか進めなくなったが、今は違う。一緒になって楽しんでくれるのだ。魔本は。

(エーと。ラビアと乳首はこれでいいわね。うふふ。おそろい!問題はクリね。わたしはネックレスに使われてる大きな装飾をぶら下げるのが好みなんだけど、あいつはおチンポだからね。そうね。こっちの真珠のネックレスを巻きつけますか。黒と白で色合いもいいし、そのまま突っ込んでもらってもよさそうだし。あん!想像したら又マン汁が漏れてきちゃった)

(……あれは。かなり浮かれてとんでもない想像してるわね。落ち着いてみてるとわかりやすいわ。あそこまで素直で馬鹿だったかしら?いまさらながらとんでもない風に変えちゃった気がする)

 今、アルフィーナは、宝石箱を除きながら、股を広げ、腰をちょっと落とし、ただれた笑顔をしている。最近出てきた癖なのだが、アレはアルフィーナが自分の想像で逝きそうになってるときに出る。
 清楚な姫とはかけ離れた、下品ではしたない癖だが見ていて楽しそうだし、わかりやすいのでそのままにさせていた。

「ホントばかまんちょね……」

「え?何か言った?」

「ううん。ただ、アルフィーナちゃんは今日も綺麗ねってつぶやいただけ」

「もう!ちょっと!変態宰相のあなたが、そんな失礼なこと言わないでよ!」

「へ?今のどこが失礼なの?」

「失礼じゃない。私は変態女王!国一番の変態よ!もっと、蔑むか、馬鹿にして笑いなさい!それが私をたたえることになるの!……これは法律にしましょう。当たり前だけどあなたがわからないなら、国民はちゃんと法律にしないとわからないわ」

(……これはとんでもないどころじゃないわね。かなりやばい風に変えちゃったわ。謝ったほうがいい?いや謝っても無駄という予感しかしないわ)

「……えーと。アルフィーナちゃんは今日もはしたないわね。きちゃないおまんこ広げて元気にマン汁漏らして。何かいいことあった?」

 ほめ言葉ならいくらでも出るが、罵り馬鹿にしながらほめるのは初めての魔本は、とりあえず持ってる知識からそれらしくしゃべってみた。

「あん!そうそう。やればできるじゃない。そうやって、時々、私のおまんこを刺激するようなほめ言葉お願いね。」

 どうやらあっていたようだ。アルフィーナは嬉しそうに、自分のラビアを引っ張ってイヤリングをとりつけてる。

「いいことも何も!今日は変態女王が誕生した日じゃない。記念日よ!毎年この日はお休みにして国民全員でいやらしいことするの!決めたわ!今日はおまんちょ記念日!」

「……もう手がつけられないくらいいかれたキチガイになっちゃって。頭の中までマン汁がでるようになっちゃったの?」

 魔本は呆れ顔で、アルフィーナの頭をなでる。かなり乱暴で髪もぐしゃぐしゃになってる。だがアルフィーナにとっては嬉しいことらしい。

「ふみゃ!ああん!そう!そうよ!私、アルフィーナ=バカマンチョは、いやらしい汁が売れるくらいでるんです~♪いかがですか?一杯一チンポ!♪」

「ふふ。そう。それじゃあ一つもらおうかしら?御代はどこにいれるのかしら?」

 そういうと微笑みながら、下着から大きなクリチンポが生えてきた。

(え!?の……のってくれるの?いつもならあきれてしぶしぶぽかったのに!う……うれしい!ああ!しかもおチンポ!)

「も……もちろんお代は、ここ!!アルフィーナのおまんちょです!!」

「ふふ。汚い穴ね。まあいいわ。それじゃあお願い。もちろん変態女王様なんだから、自分で入れに来るんでしょ?国で一番下の存在なんだから」

 そういうと、魔本は椅子に座って、チンポをむけ、手招きする。

「あ!あたりまえでしょ!女王様は国民みんなの奴隷なんだから!きちんと私がご奉仕しないと!」

 そういって、魔本のチンポを入れようとすると、魔本がアルフィーナの頭を叩く!

「いた!な!なにするのよ!」

「こ~ら!奴隷の分際で、きちんと挨拶もせずにチンポを咥えない!私ならいいけど、ご主人様たちだったら失礼になるのよ!」

「え!?私女王で……」

「普通の女王ならね。でもあなたは変態女王なんでしょ?国で最下層の存在。ちがった?ちなみに私は貴方に忠誠を誓ったけど国民第一号です」

「あ……そ……そうね。そのとおりよ!」

 くすくすと口に手を当てて、意地悪な笑みを魔本はする。

「それじゃあ、お願いしますね。アルフィーナ様。ついでに、女王の間違いを正した忠臣にも、お礼のお言葉お願いしますよ?どうしようもない馬鹿女王?」

「うん。じゃなかった。はぁ~い♪それでは、お代をいただきま~す。おまんこじゃなくて、おチンポの汚れをふき取る袋のつもりでブッスリいってくださ~い。女王まんちょがぱっくんちょ~♪」

 そういうと、ゆっくり腰を下ろし、魔本のチンポをマンコにいれていった。

「おぅ!ああん!やっぱいいぃ!い!いかがですか~?今ならサービスでおチンポふきふきしますよ~♪……こ!これでいい?われながらいい感じだと思うけどぉ?」

「ええ。いい感じです。それじゃあサービスもお願いしましょうか?サービスしながら私にお礼の言葉をお願いね」

 そういって、アルフィーナの乳首をつねる。

「あぎゃ!はあ。はぁあい。おチンポ!おチンポ!ごっしごし!ありがと。こんな変態叱ってくれて。私、立派な変態女王になりたいの!だからこれからも私が馬鹿なことしたら思いっきり教育してぇ~!!」

「はいはい。わかりましたよ。それじゃあ、おばかさん。私のおチンポ、いつも汚い穴に入れられて汚れてるの。だから、しっかりお願いね。サービス」

「わっかりました~♪おチンポ!おチンポ!ごっしごし!バカマンチョ~でごっしごし!♪。あれ?いつも入れてる汚い穴って私のマンコのことでしょ?それでふきふきして、きれいになるのかな?」

そういうと、腰だけ動かして、アルフィーナは首をひねる。

「サービス中に余計なこと考えない。それにどうせ考えてもわからないでしょ?アルフィーナちゃん馬鹿なんだから。もっとはげしく!よ!おチンポ咥えるしか能が無い変態女王!」

「ああん!そう!そうね!きゃはは!わたしはおチンポ咥えるしか能が無い変態女王アルフィーナ=バカマンチョで~す!あん!おチンポいい!!」

(うん。これはこれで扱いやすい。アルフィーナちゃんも幸せそうだし。結果OKとしましょう。いろいろ問題は残ってるけどなんとかなる……といいなあ……)

 ややあきらめ気味な結論に達した魔本は、何気なく、そばに落ちてる自分の本体をひろった。さっきアルフィーナが持ってきて、チンポを咥えるとき落としたのだ。
 今までなら、これを他人に盗られたり、床に捨てるだなんて思いもしなかった。

(今まで、こっちが本体だと思ってた。でもアルフィーナちゃんにとってはこれはただの本。この人型のほうが必要なんだと思ったら、そんなに必要な物だと思ちゃった。こわれちゃったのかしら?わたし)

 そう思い、自分を開いてみると、驚愕した。なんと、何も書かれていないのだ。確かにここにはアルフィーナの願望の物語が書いてあったはず。

(なんで?私が、物語を無視したから?それともアルフィーナちゃんに盗られたから?)

 そんな風に驚いてると、アルフィーナが振り返り、魔本を奪う。

「あ~!又難しいこと考えてる!いろいろ考えるのがあなたの仕事だけど、今日はおまんちょ記念日!あなたも国民なら今日はいやらしいことだけ考えなさい!」

 そういって、魔本をぺらぺらめくる。

「あれ?何も書いてないじゃない?これ、私のいやらしいお話が書いてあるんでしょ?せっかくそれを読んでもらいながらおチンポごしごししたかったのに!」

 む~。と頬を膨らませながら、不満そうに、魔本を見ている。

「いや。わたしもどうしてだか……」

「そうだ!どうせ何も書いていないなら、ここに私たちの活躍を記録しましょう!」

「はぁ?」

「ばかまんちょ王国の建国の物語をこれに書くの!私たちの後の世代に、残すのよ!すばらしい事じゃない?」

「……アルフィーナちゃんはそうしたい?」

「したい!と言うか命令よ!あなたを、ばかまんちょ王国の歴史書にします!」

「ふふふ……そっか。それもいいかも。どうぞ、お好きなように」

(アルフィーナちゃんが変ったから、物語も一度新たに書き直されるために消えたんだと思う。アルフィーナちゃんがばかまんちょ王国の歴史書を望むならいずれ書き込まれるわ。でも、それは魔法じゃなく、人の手で書き込まれたい)

「やった!それじゃあ、書くわね……まずは最初!」

 表紙を開き、一番最初のページに、インクをつけた羽ペンでアルフィーナは物語を書き始める。

『昔々、とある王国にとても変態なお姫様がいました。ある日、お姫様は不思議な魔法使いと出会いました。その魔法使いと仲良くなったお姫様は一緒に変態行為を楽しんでましたが、この楽しみを、国民全員に分けあいたいと考えました。そこで二人は、一緒にすばらしい変態の国を作り上げようと決めました』

「これでよし!」

「あら?もうお終い?それに私、魔法使いじゃないんだけど?」

 それを聞いたアルフィーナは笑みを浮かべ、咥えているチンポを締め付けた。

「えへへ。今はこれでいいの!あなたの正体は最後で書くつもりだし。読み終わった人が、魔法使いがこの本だって知ったとき驚くわよ。それに今日はまだこれだけじゃない。これは歴史書なのよ。起こった事を書かないと!」

(そっか……私はもう持ち主の願望を映し出す本じゃないのね……。歴史書。それなら、なんとしてもおまんちょ王国を作らないといけなくなっちゃったじゃない。あんなむちゃくちゃな国を。何か前と同じように大変そう)

 アルフィーナに振り回され、むちゃくちゃな変態の国を作る。今までやってきた中で一番大変ではないか。だがそれが私なのだ。悪くは無い。悪魔の本よりは。そう魔本は思った。

「うーん……?」

「どうしたの?」

「いえね?この本の名前を考えてたの。『ばかまんちょ王国建国記』か『クリチンポ』のどっちがいい?」

「最初はまだいいとして、次の名前は何よ?歴史書の名前とは思えないんだけど……」

「だって、それがあなたの名前になるのよ。だからつい。ほかにも『クロチンポ』とか『でかおチンポ』とか思いついたんだけど」

「全部チンポがらみじゃない!」

「えー。だめ?私がばかまんちょだから、いいと思うけど……」

「……今までどおり魔本でいいわ。完成していない物語に名前つけられてもね。書ききったら、きちんとした名前付けて……」

「むー。まいっか。ひとまずそれで。持ち主を幸せにする魔法の本!魔本で!」

その言葉を聴いて、魔本は再び思い出した。それは一番最初の記憶。作られた瞬間の記憶。

『お前は、持ち主を幸せにする魔法の本だ』

そう、教えられた。悪魔の本ではない。ようやく本当の自分に慣れた気がした。
そんな思いを噛み締めていると、アルフィーナは鼻歌を歌いながら、口紅をマンコに塗りつけて、魔本の最初のページを近づけていく。

「……アルフィーナちゃん?何しようとしているの?」

「ん?何って、これが本当のことですって証に、書き込んだページにおまんこマークつけるの」

「……」

「こうやってけば、最後には貴方は私のおまんこの力で後からですっごくいやらしくなるわよ。さすが私の女王まんちょ!さ~て最初が肝心だからおもいっきりやりましょう!」

(これでもいいかと思ったのはちょっとまちがい……いいえ。かなり間違えた。この頭の中まで年中発情馬鹿姫……ホント手がつけられない)

「アルフィーナちゃんってホント馬鹿よね……」

「ん?何言ってるの?当たり前じゃない!私は、この国で一番馬鹿で、はしたない変態王女アルフィーナ=ばかまんちょぉぉおおお!!!」

 アルフィーナの答えを聞く前に、魔本は渾身のクリつねりをお見舞いした。

(これで、少しは頭を冷やして……。無理ね。きっと……。余計に手をつけられなくなる姿しか見えない……。どんな変態行為させて大人しくさせようかしら……)

 そんなことを考えながら、魔本はアルフィーナのクリを再度引っ張った。そうすれば、少しは気が晴れるかなと思い。

< 続く >

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