落ちこぼれのレイニー・ブリスルスハート 第4話

-4-  森の中で一人、息を潜める。  おそらく何かの作業場か小屋のあった場所なのだろう。崩れた廃屋跡と、切り拓かれたスペースがあった。ノベル兵たちの集合場所にもなっているのか、大勢の屈強な兵士がウロウロしている。  場

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落ちこぼれのレイニー・ブリスルスハート 第3話

-3-  学院に戻ってきて、しばらくは平和な毎日が続いた。 「せーんぱいっ」  昼休みに廊下を歩いていたら、鈴の音とともに呼び止められる。振り返ると、『後輩↓』という文字を頭上に浮かべたモモがニコニコしていた。  うむ。

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落ちこぼれのレイニー・ブリスルスハート 第2話

-2- 「うっそでしょ、こんなところでもうへたれちゃうんですか? これっておそらく最短記録ですよね、きっと報告書を読んだ先生も失笑ですよね、恥ずかしいですねー」  わずか数マイメーター歩いただけで腰の痛みを訴えてへたれる

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落ちこぼれのレイニー・ブリスルスハート 第1話

-1-  落ちこぼれのレイニー・ブリスルスハート。  当然、俺の本名は後半の部分だけなんだけど、学校のみんなには、わざわざ長ったらしくこう呼ばれることが多い。  省略したいときは、ただの「落ちこぼれ」と呼ぶ。本名が一部た

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