学園特別クラス 第四章

第四章(十二月~一月)

十二月
 職員室のとなりにある、小さな小部屋。
 生徒の二人だけの面談に使うためのものだが、成美の知る限り、教職員同士の性交渉にもっぱら使われている部屋だ。
「この学園には、もう慣れましたか、成美先生」
 理事長先生のおだやかな言葉に、成美は口淫奉仕していたペニスから顔をあげた。
「じゅるっ、れろっ……はい、まぁ……」
 成美はいいよどむ。
「どうかしましたか?」
「いえ、なんていうか、この学園って、なんなんだろうな、って」
 ふむ、と理事長は考え込む。
「ここが、歴史のある、いわゆるエリートのための学園だということは、知ってますよね?」
「ええ、一応……」
「戦前からあるのですが、まあ、お妾さんというか遊女というか、わたしも詳しくはないんですが、女遊びがこっそり行われていた学園らしいのですよ」
 ゆっくりと、理事長の手が、成美の胸をもむ。
「そこでは、生活に困窮した高等教育を受けた女性たちを教師兼娼婦のようにして生活させていたみたいなのですが、精神的に負担だったのか、心を病む人も多くいました」
 そこで、手近にあったスプレーを理事長は取り出す。
 ぷしゅっ、と成美に吹き付ける。
「ふぁっ……んっ、なんですかっ、これっ……ひゃぁんっ!」
「それは媚薬の一種です。わたしはここの卒業生で、媚薬や洗脳の研究をしていたんです。精神的にここでの伝統に耐えられる人間を作るためにね」
 胸をまたもまれるが、さきほどよりも、ずっと気持ちいい。
「ひぃっ、ふっ、ふあああっ!!」
「あ、もうイってしまいました? もうちょっと効果を低めないと危ないかな……。まあ、わたしの研究が認められて、心を病む人もいなくなり、この学園の理事長と洗脳責任者を兼任するになったわけです」
 絶頂の余韻で、まだ成美の体はしびれている。
「ここの校長は、わたしの妻で、わたしがはじめて洗脳した女性なんですよ。昔は、理解してくれる人も少なかったのですが、今は、特別クラスの先生に生徒すべてが洗脳に参加してくれるようになって、わたしの負担もずいぶん減りました」
 そこで、理事長は少しだけ苦い顔をした。
「最初は、心が壊れてしまう女性たちを助けようとしたのですが、この環境に順応できる女性たちを創ることで、かえってこの伝統を温存させてしまったのかもしれません。核となる技術はわたしの頭の中にしかないので、わたしが死んだらこの伝統も潰えていくのでしょうが」
 理事長が、成美を見つめる。
「あなたは、まだこの学園に順応しきれていないのでしょう? つまり、学園娼婦として生きていくことを完全に認めたわけではない」
 成美は、こくりとうなづいた。
「わたしもね、あなたと同じように迷っているんです。この伝統を、続けたほうがいいようにも思うし、やめたほうがいいような気もする」
 ふたたび、理事長は成美の口に、自分の勃起したペニスをくわえこませる。
「どっちにしろ、わたしが死んだあとの処理も考えないといけないんですが、死ぬ前にきちんと終わらせたほうが安全にも思えるんです。だから――おおっ」
 成美の中で、小さな爆発が起こり、痙攣している陰茎から、精液がリズミカルに発射される。
 なにか薬を飲んでいるのか、量も味も濃さも、若い人には全然ひけをとらない。
 発射された精液を、口を開いて理事長に見せてから、ごくりと飲み込む。
 からになった口を開けて、舌をいやらしくうごめかしてから、理事長のペニスをお掃除フェラする成美。
「だから、成美さんが、どういう選択をするのか、わたしも楽しみですよ。この時期まで完全順応していない女性は、歴代でも、はじめてですからね――」
 理事長の言った言葉の意味を、頭の片隅で考えながら、成美は、尿道に残っている精液をすすり、竿を丁寧になめあげる。
 そして立ち上がって、服をととのえた。
「では、授業に行ってきます」
「行ってらっしゃい」
 月に一度の、理事長への朝の奉仕を終えて、成美は今日の授業に向かった。 

「えーっと。ここなんですけど」
 チョークが黒板をひっかく。
「これが、こうなるので……」
 生徒たちの視線が、自分に刺さっているように感じる。
 成美の体は、性的興奮に震えた。
(これ、絶対乳首立っちゃってるし、アソコも濡れてるんだろうなぁ)
 ミニスカートワンピースに、サイハイブーツ、サテンのロンググローブ。
 真っ赤な色で統一されたそれは、サンタのコスプレだった。
 ひさしぶりに生徒たちからのリクエスト、もしくは命令によって、十二月はこれを着て授業をすることになっていた。
(さすがお金持ちの学園、暖房がよく効いてて寒くないけど、やっぱノーブラ、ノーパンで冬にこの恰好は、本当に痴女って感じ……)
 それとも、この教室が熱いのは、男子生徒の熱気によるものかもしれない。
 黒板から振り返って、教室のほうを向くと、男子生徒たちの視線が、ギラギラしているように感じる。
 たぶん、気のせいではない。
 教壇から降りて、教卓の間をぬって、生徒たちの進行状況を確認する。
 ふぁさっ。
(今、だれか、お尻を触ったよね)
 ちらっと振り向く。
 だが、だれが触ったのかは、わからない。
 ごくり、と成美は息をのむ。
(みんな、ふつうのフリをしてる。普通の授業のフリ……)
 ふつうの授業のフリをして、痴漢されて喜んでいる自分。
(本当に、わたし、この学園に来てから、変態になっちゃったなぁ。……いや、なったんじゃなくて、させれれちゃった、のか)
 こういうことを続けていいのかと思う理性的な部分もある。
 しかし、いつでも、こういうことがはじまると、流されてしまうのだ。
(なんか、体だけじゃなくて、心も、ゆっくりゆっくり犯されていく感じ。このままだと――)
 亜季先生を思い出す。
 前の学校での先輩だった亜季先生。
 優しかったし、厳しかったけれど、曲がったことは大嫌いだった。
 それが、今や、快楽に負け、後輩を売るようなマネをしている。
 麗華先生を思い出す。
 はじめて見たとき、すごくしっかりした人だと思っていた。
 綺麗で、仕事のできる大人の女性だと思った。
 しかし、自分が嫌っていた男をご主人様と呼び、あさましく腰を振っていた。
 これらは、みんな洗脳のせいなのだ。
(そうだよ、だから、わたしだって、ハメをはずしたって、洗脳のせいなんだから……)
 でも、キャサリン先生のことを思い出す。
 あの人は、自分の意志でここでこうしている。
 自分の意志で、この生活を楽しんだっていいんだ、そう思わせてくれる。
 男を圧倒するほどの貪欲さで、セックスライフを楽しんでいたキャサリン先生。
(だったら、わたしも……これが洗脳にしろ、自由意志にしろ……自分の好きなことを選んでも……)
 いつしか、成美は、教壇にもどることをやめていた。
 ゆっくりと、男子生徒たちの席の間を歩く。
 だんだん、彼らの手も遠慮がなくなってくる。
 尻をなでるだけだった手が、もみしだくものに変わる。
 二の腕や、ふともも、おっぱいにまで、手が伸びてくる。
(あー、もう。我慢できないじゃない)
 チョークを黒板に置いて、教卓にのる。
 媚びた顔で、生徒たちを見下ろした。
「ねぇ、そんなにエッチな手をしたら、先生、我慢できなくなっちゃうじゃない」
(とりあえず、今は、難しいことを考えるのをやめて、楽しんじゃおう――)
 成美の手が、ゆっくりとスカートをまくっていく。
「ね、濡れてるの、わかるでしょう? みんなのせいなんだから」
 何人かの気の早い男子は、すでにペニスをしごきあげていた。
「お願い。犯して」
 無言で、男子生徒たちがむらがる。
 基本的に、決められた時間にしかセックスはしない。
 そうしないと、勉強がおろそかになるし、それはこの学園の方針とは相いれないからだ。
(でも、ちょっとだけ。今だけ。ちょっとだけ……)
 特別クラスのほかの先生にばれないように、息を殺す。
 獣のように荒い息が、教室に満ちる。
「ふっ……くっ、ふっ……ふうううっ、あっ……つうっ、ふっ、あふっ……」
 懸命に息を殺して、快感をこらえる。
「あえいでない成美先生ってひさしぶりで、俺、興奮しちゃうよ」
 だれか男子生徒の声がするが、それがだれか聞き分けられるほど、頭が回らない。
 めぐる快感を抑えるので精一杯だ。
「ふっ、ふっ、ふっっっ!!」
 ハンカチをかんで、声を殺す。
 それでも、絶頂に達したことは、体の激しい痙攣でわかっているはずだ。
 みんなに、自分がオーガズムに達したことがまるわかり。
 その事実が、また性欲に火をつける。
 かわるがわる犯されて、結局、チャイムがなるまで、成美はクラスの生徒たちと交わりつづけた。
(次からは、みんなの席に下りることはやめよう……)
 ふらつく頭で、成美はそう思うのだった。

「はじめまして、かしらね」
 職員室に戻ると、おなかのおっきな女の人が、成美に挨拶をしてきた。
 眼鏡をかけた、綺麗なおばさま、といった雰囲気の人だ。
「えっと、あなた、は……」
 大きなおなかをなでで、女が答える。
「蘭先生、といったら、わかるかしらね? 貴方の前任者よ」
「あっ、産休で休んでるっていう」
「そうそう。ちょっと今日は遊びに来ただけよ」
 ひらひらと手を振る。
「もう、いっぱいセックスしたのかしら?」
 とつぜんの言葉に、成美は言葉がつまる。
「ま、まあ、それなりに……」
 そう、と無関心そうにつぶやくと、
「これから、ちょっと空いてる?」
「ええ、一応」
「じゃ、ちょっと楽しまない?」
 そう言って、ウィンクした。
 真面目なイメージが、ちょっとだけ崩れる。
「楽しむって……」
 成美は、蘭の大きなおなかを見る。
「ふふっ、挿れたりはしないわよ。でも、妊婦とエッチなことするのって、ドキドキすると思わない?」
 そのまま、一人の男のほうに歩いていく。
「お久しぶりです、理事長」
「ああ、麗華さん」
 おだやかに理事長が笑う。
「ひさしぶりに、ご奉仕しても、よろしいでしょうか」
 そう言って、ズボンの股間に優しく手をあてる。
「ね、しましょうよ。成美先生も一緒に」
 しょうがないなあ、と理事長は苦笑しつつ、三人で一緒に、理事長室に行く。
 基本的には仕事をする部屋なので、ここで卑猥なことをしたことがない成美はドキドキしてしまう。
「ごめんなさいませね、下の口は使えないから、上の口で我慢してくださいな」
 そういうと、大きく口を開けて、蘭は理事長のペニスをのみこんだ。
「んじゅるっ、じゅぷっ、ちゅぷっ、じゅるるっ、んんっ、おいしいわ」
 キャサリン先生ほど激しくはないものの、熱心な奉仕に、気持ちよさそうに顔をゆがませる。
「しかし、蘭先生、いいんですか、旦那さんとしなくても?」
「んじゅっ、ふぁいふぉうふ……じゅるっ、だいじょうぶですわ、あとでたっぷりしますもの……じゅっ、じゅるっ、ちゅぷっ」
「そうですか……じゃあ、成美先生も、どうですか?」
 誘いにのって、成美も、理事長のペニスに口を近づける。
 唾液のにおいと、性器からたちのぼる性臭に、乳首が性的興奮で勃ってくる。
「失礼します……」
 おずおずと、ペニスに口をつける。
「もう、成美先生、遠慮しなくていいのよ? 二人で一緒にしましょう?」
 蘭は、横にずれて、竿をフルートのように舌でなめしごいてみせる。
 なめるだけでなく、キスも降らせる。
「れろっ、れるっ、ちゅっ、ちゅぱ、れろっ、れらっ……どう、こんな感じよ」
「こ、こう……ですか? ちゅっ、ちゅっ、れろっ、ちゅっ」
 成美も、まねして、舌でなめ、接吻をする。
「いいですよ、成美先生」
 理事長にほめられ、うれしくなる。
 二人で、両側からくちびるを重ねて、ペニスをはさみこむ。
「んふふっ、これ、けっこう人気あるのよ? 亜季先生と一緒にしたわ」
 そのまま、蘭は横に顔を動かす。
 べちゃべちゃと唾液がペニス全体にまぶされる。
 成美も、その動きを真似して、陰茎全体を唾液でべちゃべちゃにする。
 ぐちゅぐちゅちゅちゅちゅ、と、大量の唾液と、小刻みな顔の横運動によって、卑猥な音が聞こえてくる。
「蘭先生、成美先生、いいですよ……」
「このまま、出しちゃいましょうか?」
「そうですね、お願いします」
 そっと蘭が手を理事長の睾丸のほうにもっていって、やわらかくなでさする。
 もう片方の手は、理事長のふとももをなであげて、快感を送る。
(蘭先生、慣れてるなぁ……)
 成美も、理事長の鈴口を軽く指で刺激する。
 ぬるっ、とした淫液がついて、成美の指と射精部の間に、粘液の橋を作った。
「ぶちゅっ、ぢゅるっ、ぶちゅるっ、ちゅぶぶっ、あはっ、エロいわね、それ」
 蘭が、粘液の橋を舌でなめとる。
「うふっ、やっぱり男の人の子種汁っておいしいわ」
 そういって、今度は全体を、ぐっぽぐっぽとなめしゃぶりはじえmる。
「あっ、ずるいです」
 成美も負けじと、玉をなめて、刺激する。
 蘭の真似をして、ふとももにも刺激を送り続ける。
「じゅぷぷぷっ! じゅるるるる! ……我慢せずに、いつでもイってくだふぁいね、じゅぞぞぞぞぞぞっ!!」
「れろっ、ぴちゃっ、あん、蘭先生ばっかり、ずるいですっ、れろれろっ」
「じゅるるるっ、あなたはいつも生徒たちとセックスしてるじゃない! ぶちゅちゅちゅ、わたしはひさしぶりなんだし先輩なんだからゆずってくれてもいいじゃない! ふむむっ、じゅるるるるる!! ぶちゅるるるるるるっ!!」
「あっ、出ますよっ……!」
 ぱっ、と陰茎から口を離すと、蘭は、大きく下品に口を開けて、舌をなまめかしく動かす。
 そして、指を小刻みに動かして、裏筋を刺激する。
「どうぞ、ぶっかけてくださいませっ」
 びゅるるるるっ! と音が出そうなくらい勢いのよい精液が、蘭の口と、顔全体にかかる。
「うふん。ひさしぶりでおいしいわぁ」
「ずっ、ずるいですよ、蘭先生」
 成美も、負けじと、顔にかけられた精液を、丹念にすくいとってなめていく。
「ふふっ、あなた、なかなかやるじゃない」
 蘭先生がにこりと笑う。
「ど、どうも」
 今更ながらに、あさましく精液をがっついたのを少し恥ずかしく思う。
「きっとあなた、いい先生になるわよ――雌奴隷教師、っていう意味で」
 ごっくんと精液を飲み込むと、蘭は、立ち上がる。
「つきあってもらってありがとね。出産したらまた戻ってくるから、よろしく」
 理事長にも挨拶をして、蘭は部屋を出ていく。
 成美の頭の中には、いい雌奴隷教師になる、という言葉が、しばらく反響していた。

一月
 新年が明けた。
 成美は、しばらく、いわゆる「日常生活」を送っていた。
 それは、それでよいものだ、と成美は思う。
 その一方で、それをものたりない部分もある。
 とにかく、まるでこの学園の前に戻ったかのような生活は、成美に考える時間を与えてくれた。
 そしてある日の夜。
 新年はじめての乱交が行われていた。
 男性たちはすでにみんな裸である。
「あけましておめでとうございます」
 亜季が、ベビードールを着て、議員に挨拶する。
 チアリーダーのコスプレをして相手をしたときの人だ。
「本日も、よろしくおねがいしますね」
 そういって、さっそく口づけをする。
「ご主人様、今日も麗華をかまいがってくださいませ」
 麗華は、ビスチェを着ている。
 そのままひざまずいて、つま先からついばむようなキスをして、徐々にのぼっていく。
 足首から、ふとももへ、そしてそのまま性器のまわりに、ねちっこいキスを繰り返す。
 当然のように、男のペニスはおなかにくっつくほど勃起していた。
「あなた、どう? 似合う?」
 蘭が、テディを着て、旦那に微笑みかける。
 出産を終えたので、もうおなかは引っ込んでいる。
「ああ、とっても似合っているよ」
 そのまま、ラブラブな雰囲気で、キスをする。
 旦那さんの手が、蘭の割れ目に伸び、いやらしくまさぐる。
 蘭も負けじと、股間へと手を伸ばし、すでに臨戦態勢になっているものを、ゆっくりねっとり、なぶるように楽しむようにしごきはじめた。
 キャサリンは、アメリカンフラッグビキニを着ている。
 ただし、乳首の部分とまたの部分が大きく開いていて、いつでも挿入可能だ。
「ふふっ、またいじめられに来たのかなー? でも、今日はたっぷり奉仕しちゃいますよー」
 そういって、あれは警察関係者だろうか、知らない男の人に、その爆乳でパイズリ奉仕をはじめる。
 いつの間にためていたのか、大量の唾液をたらし、にちゃにちゃとペニスで遊ぶ。
 あまりの大きさに、ペニスは完全に埋まってしまい、亀頭だけが見えている状態だ。
「あは――みんな、すごいですね……」
 そして成美は、輪郭だけみればふつうの下着だが、胸と股間を隠すものがなにもない――いわゆる紐下着を着ていた。
(今日は、とりあえずハメをはずして楽しもうと思っていたのに、みんなが激しすぎて気おくれしちゃうなぁ)
「おいおい、成美先生だって十分すごいさ」
 そういって、遠慮なく成美の両方のおっぱいが、二つの手でもみしだかれる。
「あん! そ、そういえば、先生って、蘭先生の元旦那さんなんですよね……」
「ん? そうだよ?」
 そういいながら、本能に従うかのように、乳首をなめしゃぶる。
 びちゅちゅちゅちゅ! と下品な音が響く。
「ど、どうして離婚したんですか?」
「んー、俺が浮気しちゃってねぇ」
 性欲に弱い人なのか、乳首をなめつつ、空いている指を成美の膣の中にいれて、かきまぜはじめる。
「ふっ、ふあっ、あっ!}
「お、ここ弱いのか? ま、浮気のせいで別れて、真面目な亭主と再婚したんだが――見てみ?」
 指さしたほうでは、蘭がいつの間にか、議員さんのペニスに貫かれている。旦那さんとはキスだけでつながっている。
 よく見ると、亜季先生が、ガチガチに勃起した蘭の旦那のペニスにむしゃぶりついていた。
「この学園に来て変えられちゃってね。旦那も堕とすことにして、今では旦那の見てる前で他の男とやるのがやみつきなんだって。旦那のほうも、それに興奮するように『学習』したとかしないとか。ま、俺はエロいねーちゃんたちとやれればよかったんで、詳しいことは知らないから、どこまで本当か知らないけどね」
 蘭先生が、性欲に完全に支配されたまなざしで、旦那さんのほうを見つめる。
「あなたぁ! ごめんなさいっ、議員様のオチンポでよがる蘭を許してぇ! あなたとは、新年になってから挿入もしてないのに、初挿入が他人でごめんなさいっ!」
「ら、蘭、お前は本当に、淫乱なんだな……! 僕はくやしいよっ……! 旦那よりも先に他の男と姫はじめをすませてしまうなんて!」
「あはっ、でも、旦那さんのおちんちん、ガチガチに勃起してますよ~? 奥さんを目の前で寝取られて、興奮しちゃってるなんて、あなたも変態じゃないですか」
 亜季の声に、震えた声が出る。
「そっ、それはぁ! 君たちが誘惑したからっ……蘭をこんなに淫乱にしやがって!」
「ごめんなさい、ごめんなさいっ! でも、もうダメなの、蘭は駄目になっちゃったの! あなただけじゃ満足できないのっ! 他の男の人にオマンコしてもらわないと感じないのぉ! あなたもだましてここに連れてきちゃってごめんなさいっ! でもっ、でもそうしないともうオマンコしてくれないっていうから!」
「蘭っ、蘭っっ!」
 旦那さんは、感極まったのか、激しい口づけを、蘭先生とかわす。
「ごめんね……でも、あなたの目の前でした種づけセックスしたの、すごく興奮しちゃったの。だからね……今日も、ピル、飲んでないのよ」
「あんっ! もう、蘭先生ったら! 旦那さん、すごく興奮しちゃって、オチンポ跳ねちゃいましたよっ!」
 亜季が、あきれたように言う。
「議員様、どうか旦那の前で中出ししてください。種づけして、孕ませてくださいっ!」
「し、しかし、責任が……」
「そんなこと言いませんっ! 蘭はただ、好きな人の前で種付けされたいだけなんですっ! 遠慮なく中出しして受精させてくださいっ! あなたのオチンポで、旦那の前で浮気マンコをしつけて、しっかりこの淫乱マンコを寝取ってくださいませっ!」
「蘭っ、なんてこと言ってるんだっ、おっ、おおおっ!」
 蘭の言葉だけで快感が限界を突破したのか、旦那さんが、ぶぴゅっ、と射精する。
「あんっ! すごいっ、飛距離すごいっ! どれだけ興奮したんですか、寝取られちゃって! 本当に変態なんだから!」
 亜季が、言葉でいたぶりながら、射精したあとのペニスをきれいにする。
「ああ、あなた……やっぱりあなた、わたしが寝取られるのを見るのが一番興奮するのね……さ、議員さま、わたしたち夫婦はご覧のとおりのド変態ですから、どうか遠慮なくピストン運動して、金玉の中に入っている妊娠エキスを、どくどくどくっと注ぎ込んでくださいませ♪」
 その言葉に、議員の中の何かが吹っ切れたのか、蘭のでかい腰をがっしりと握りしめて、遠慮なく腰をふりはじめた。
「ら、蘭っ、中は駄目だっ!」
「うふふっ、そう言いながらもオチンポびんびんですよっ! わたしも気持ちいいっ!」
 旦那を壁に尻で押さえつけながら、ぐりぐりとヒップを押し付けている。
 亜季はまるでサンバのようにお尻を動かし、懸命に蘭の旦那から精液を採取しようとしているようだった。
「あはっ、実は亜季もっ、今日は避妊してないでーすっ! 蘭先生みたいな浮気オマンコは放っておいて、あなたの精液で、亜季の若いオマンコ仕留めてくださいよっ!」
「えっ、君もっ、うわっ……」
「やだぁっ、亜季が避妊してないってわかったらオチンポ大きくなっちゃって、孕ませる気満々じゃないですか! 奥さんが目の前で寝取られて興奮しながら、若い後輩の先生に生オチンポぶっさして浮気セックスして、おちんちん大きくしてるなんてっ、変態! 変態! 変態っ! 本能に素直になりなさいっ! 年下女に命令されて情けなく中出しして孕ませなさいっ! 亜季はあなたの浮気ザーメン受け止める覚悟できてるんですからねっ! はぁぁあん! 大きくなった! いくんでしょ? いっちゃうんだよね? ほら、早くいきなさい、いきなさいよっ!! あっ、あぁぁぁぁっぁっ!!」
 旦那さんが射精のために、体全体がぴくぴく痙攣する。
 力が抜けて崩れ落ちそうになるが、
「亜季はっ、まだ満足してないのっ! 壁に押し付けて、まだまだしぼりとっちゃうんだから!」
 力が入らないのか、蘭の旦那さんが、亜季の腰振りで壁にくぎ付けにされている前で、蘭がいよいよクライマックスに至ろうとしていた。
「きゃはぁっ♪ 素敵ですっ、ワンちゃんみたいに後ろからガンガン来てるのぉ! バックで犯されるの、蘭、だーいすきっ! おほぉっ! すてきっ、すてきいっ! 見てる? あなた見てるぅ? 蘭は、また、妊娠しますっ! あなたの目の前で、よく知らない男の人にザーメンびゅっびゅっされて孕んじゃうのっ! 妊娠して初めてのセックスが浮気で、しかも中出し孕みセックスなんて!! あああっ、来てっ、来て来てっ! 危険日オマンコに中出しして、子宮をあなたのものにしてぇえええ!! あっはぁあああああああああああん!!!」
 歓喜に染まった咆哮をのどからしぼりだし、蘭はゆっくりと崩れ落ちた。
「あはっ……はあっ、はっ……ごめんなさい、あなた……でも、気持ちよくなっちゃったの……気持ちよくなるように、変えられちゃったのぉ……」
 ぼんやりと、亜季と旦那とのまぐわいを眺める蘭に、亜季が声をかける。
「ふんっ、はぁっ、蘭先生、旦那さんのオチンポ、悪くないですよっ……。いちおー、アフターピルもありますけど、でも、もしかして本当に孕みたいんじゃないですかぁ?」
 くすくすと、亜季が笑い声をたてる。
「うわぁ、すごいねぇ、あそこは。でも、キャサリンさんもすごいよ?」
 成美が、キャサリンの方を振り返るが、蘭の元旦那が、勃起したペニスを、成美のあそこに押し当てる。
 くちゅっ……といやらしい音が響いた気がした。
 そのまま挿入せずに、ゆるゆると動かす。
「ちょっと、キャサリン先生のほうも見てみよーぜ?」
 男が後ろにまわり、成美のお尻に、ペニスを押し付ける。
 だが、位置を調整して、股間からペニスが出るようにした。
「あー、ふとももに挟まれて気持ちいいねぇ~。濡れたオマンコにもこすれて、こりゃ最高だわ」
 そう言いながら、腰をゆるくふりはじめる。
「い、いやらしいですっ……」
「ん、何が?」
 男がいやらしく聞く。
「なんか、太ももから、おちんちんが出て……上から見ると、おちんちん生えちゃったみたいに見えますっ……」
「いーじゃん、エロくて」
「あっ、あんっ」
 太ももと秘部にこすれて、喘ぎ声が出てしまう。
「ほらっ、キャサリン先生もエロいよ」
 みると、相手の男が、キャサリン先生を正常位でピストンしている。
「おお、珍しいなぁ、キャサリン先生があまりせめてないのは」
「おーう、わたしも、たまには受動的になりますよー」
 余裕のある表情で、キャサリンが笑う。
「受動的って、難しい言葉を知ってるんだね」
 男が笑って、近くにあったズボンを手に取る。
「あはー、勉強してますからねー。それに、ある意味、難しい言葉のほうが使いやすいです。英語の意味と完全に同じこと多いですから」
「あー、なるほどねぇ」
 そういうと、男はスプレーを取り出す。
「理事長から、キャサリンさんならテストに最適なんじゃないかって言われてもらってきたんだ」
「おー、なんですカ、それ?」
「媚薬」
 ぷしゅっ、ぷしゅぷしゅっ、と何度かスプレーする。
「は? おー……お?」
「じゃ――行きますよ――」
 そういって、男がゆっくりと腰を進める。
「んっ、んぁああぁぁっ!?」
 思ったよりも甘い声が出たのか、びっくりしてキャサリンが口を押える。
「ははっ、キャサリンさんかわいいなぁ。いつものお返しで、たっぷりサービスしますからねっ!」
 そういって、乳首を吸いながら、腰を深く打ち付けた。
「あっはぁああああ!! おう、ニップル、おう、ノー、気持ちよすぎますううう!!」
(あれ、理事長が使ったやつの改良版かな……)
「即効性って聞いてたけど、本当みたいだ……よーし、俺もがんばるぞっ!」
「あっ! あんっ! あうんっ! あぁっ、あっ、おおっ、グーッド、あぁあ……」
 いつもの余裕のある声や、興奮した時の喘ぎ声ではなく、甘い声を出して、キャサリンが体を快楽に揺らせる。
 大きなバストが、そのたびにゆれて、見えている乳首が卑猥に勃起していた。
「おぉぉう、あぁぁぁ、おおぉぉぅ、ファックミー、プリーズ、あぁぁぁっ……」
 そう言いながら、手がクリトリスに伸びて、星条旗ビキニの上から、刺激を与える。
「自分からクリトリスいじるなんてエロいっすねー」
「イエス、キャサリンはエロいアメリカ女です……はぁっ、これチョー気持ちいいよ……もっと動いて……プリーズ……」
 そのプリーズの声が、成美の耳から聞いても、とても甘えた声で、ぞくぞくしてしまった。
 男のほうは、もっとぞくぞくしたようで、にやりと笑うと、
「もちろんですよ……たっぷりかわいがってあげますからねっ!」
 ひときわ大きく突いて、思いっきり、かくかくと腰をふりはじめた。
「おう! おう! あああん! いいでーす! 最高! FUCK YEAH!! GIVE IT TO ME! あああああっ!!」
 キャサリンは、あっさりとイってしまったようだった。
 しかし、男は腰を動かすことをやめない。
「あっ……ノー、まだ、イって、あっはぁっ、ノー、まだっ、あああんっ、だめっ、だめですよっ、COME、いくっ、いくっ、いくううううう!!」
 それでも、男はやめない。
「くふぅっ、はぁっ、ひゃぁあん、んふぅっ、んんんっ」
 声が、どんどん甘いものになっていく。
 ゆっくりと口づけをすると、積極的に舌をからめ、甘えた声を出す。
 それだけでなく、キスしている相手の頭をしっかりと抱きしめる。
 長い脚も、男の腰にしっかりとまとわりつき、離そうとしない。
「んふっ、ふうっ、あんっ、ふううぅん、あふぁぁっ、ふっ、ふんっ、あんっ……」
 キスをしたまま、どんどん昇り詰めていく。
 喘ぎ声が、ふさがった二つのくちびるの間でつぶれ、声にならない声をあげる。
「んほっ、ふうっ、んんんっ、んはぁっ、ああっ、あっ、ふうっむ、んんんっ!」
 足が伸びて、びくびくと痙攣することで、キャサリンが絶頂したことがわかる。
 そこで、やっと男は体を離した。
「どうでしたか?」
「しゃ、しゃいこー、れしたぁ……」
 いつもはイニシアティヴを取るキャサリンが、すっかりかわいくなってしまっている。
 それを見て、また男のペニスが勃起する。
「今度は、ゆっくりやるからね……」
「ふぁい……」
 甘い声をあげて、キャサリンは、男を迎え入れた。
「へえー、ああいうキャサリン先生もかわいいねえ」
「そ、そんなことより……」
 成美は、さっきから、自分の太ももの間をいったりきたりするものをつかもうとする。
「は、はやく入れてください」
「まあ、ちょっと待って」
 そういって、二人で、麗華と「ご主人様」が交わっているところにいく。
 麗華の、ビスチェでいやらしく強調された胸が、後ろから犯されるたびに、卑猥にゆれる。
「あいかわらず、麗華先生はいやらしいですねぇ」
「い、いやですわ、そんな……」
「おいおい、麗華。そんなことを言いながら、しめつけが強くなったぞ?」
「ああっ……申し訳ございません……」
 自分の主人の言葉に、うれしそうに恥じらう麗華。
「いやぁ、いやらしいね、ねえ、成美先生?」
「じゅりゅりゅりゅっ、じゅぷっ、じゅるるるっ!」
「あーら、我慢できなくて、フェラチオはじめちゃったの?」
「ふぉんふぁふぉふぉいふぁふぇ、ふぁふぁんふぇふぃふぁい……」
「あー、『そんなこと言ったって我慢できない?』かな? ま、いいや、そろそろ入れよう」
 成美を起こして、後ろから挿入する。
「ふあぁっぁぁん! 気持ちいいよぉ! これが欲しかったのぉ!」
 自分でもびっくりするほど甘い声が出る。
「うふふ……。成美先生、すっごくエッチな顔してるわよ。オチンポ、そんなに欲しかったのね」
 妖艶に笑って、麗華が指摘する。
「は、はいっ、だって、じらされすぎたんですものっ……」
「違うでしょ、もともと、成美先生がエッチ大好きなだけだって」
「ちっ、違うよぉ……」
「ふーん、でも、麗華先生は、エッチ大好きだよね?」
「ええ。麗華は、エッチ大好き肉人形です」
 にっこりと笑って、とんでもないことを口にする麗華。
「本当に卑猥な肉でね、君たちに見られて興奮しているのか、さっきからしまりがよくてたまらんよ」
 そのまま、「ご主人様」が麗華を激しく攻め立てる。
「うはぁぁぁん! いいですぅ、ご主人様のおちんちんが、麗華の淫乱オマンコ、ずっぽずっぽしてますっ!」
「ほらね、麗華先生は、ちゃんと自分が雌奴隷だってわかってるんだよ」
 じっと動きをとめて、成美にささやく。
「認めちゃいなよ。自分がどスケベな雌だってさ」
 成美は、しゃべらない。
「あぁぁん! ご主人様ぁ! きくぅぅぅっ! そこ、あっ、あぁぁん! おおん、おおぉぉぉおおんん!」
 獣じみた喘ぎ声を麗華が出す。
「ほら。認めちゃうと、麗華さんみたいになれるよ。でも、認めないと、俺のおちんちん、全然動かないだろうなあ」
 麗華みたいになれる。
 嫌いな男に抱かれても、悦びを感じる女になれる……。
 それになにより、自分の体の中で動きを止めている肉棒に、もう我慢ができなかった。
「……です」
「え?」
「成美は、やっぱりおちんちん大好きですっ!」
 自分から、さきほどの亜季のように、腰をがんがん動かす。
「早くっ、早く動いてよっ! 成美はもう我慢できないのっ!」
「お、おいっ、ちょっと激しっ……」
 スプレーに手を伸ばすが、成美に阻止される。
「わたしが使っちゃうんだから!」
 そう言って、自分ではなく、相手にむかってかける。
「お、男にも効くのか……あ、ああっぁっ!?」
 蘭の元旦那の体が、びくびくっと跳ねる。
 それを押し倒して、成美は挿入した。
「もう我慢できませんっ! 今日はわたしがいっぱい搾り取っちゃうんだから!」
「え、おい、ちょ、ま」
「待ちませんっ! 待たないっ! 待てないのっ! まだオチンポ入れてもらってないから限界なのっ!」
 そのまま、激しく騎乗位で腰を振る。
「これこれこれっ! 成美の欲張りオマンコ気持ちいいよぅ! あぁんっ、素敵っ、オチンポ素敵っ!!」
 男は、媚薬のせいで力が入らないのか、されるがままだ。
「あんっ! 出てきたっ、ザーメン来たぁ! でも、まだまだですよ♪ 成美先生はまだまだ満足できませんっ!」
 悪魔のような笑みを浮かべながら、成美は精液をしぼりだす。
「あぁん、まだ硬いっ! もっと、もっとですっ、もっと出しなさぁい! いいよっ、活きのいいちんぽ大好きっ、あんっ、たまんないよおおっ!」
「お、ぐ、また出るっ……」
「いいんだよ、先生出しちゃって、ほら、もっともっとっ、あっ、来たぁ♪ ぴゅっぴゅ出てるっ、気持ちいい~」
「あ、そろそろ、どいて、死ぬ……」
「おおげさですよ先生、まだ夜は長いんですから、ほらほらほらほらぁ!!」
 夜はふけていく。
 成美は、自分の今まで知らなかった一面を知り――ある男は、それからちょっとだけ、おとなしくなったという……。

< 続く >

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