教育実習生が催眠術を知るお話 第5話

【実習13日目 被験者:牧野さん&尾崎さん&文乃ちゃん&寺島先生&吹奏楽部の子たち】

「やっぱ難しいよなぁ」

 教科準備室で独りボヤく。

 実習ももう残りわずか。最後の授業準備まで終わっている。

 そんな状態でずっと考えてたのは、エロゲとかでありがちな『クラス全体に催眠をかけて酒池肉林』が可能かということだった。

 そしてそれは現実的に不可能であると結論を下さざるを得なかった。

「やっぱりその辺は創作の中だけかぁ」

 クラス全体ともなると、40人前後に催眠をかける必要がある。俺の場合はそれに加えて指導教諭もだ。

 今回の場合、既に寺島先生は堕ちている。しかしそれだけだ。

 実習期間が数か月あるなら話はまた別だけど、残りはあとほんの数日。

 それまでに40人全員に催眠をかける必要があるうえ、全員が『そういうこと』をしても問題ないくらいの強度の強い催眠にかかるとは限らない。

 残念ながら、不可能という結論になる。

 男の浪漫と夢ではあるけど、現実という高く厚い壁の前では仕方ないかと諦めることしかできない。

「伊藤くん、用意できたよー」

 牧野さんがドアを開けて入ってくる。

 時計を見るともう18時。とっくに放課になって各々の部活動に励んでいる頃合い。

 俺は書きかけの実習日誌を閉じて、牧野さんについて音楽室へ移動する。

 ほかの教室とは違う、ぶ厚い金属製の防音扉。中は黒い遮光&遮音カーテンで覆われている密室。

 そして力なく椅子に座っている5人の女子生徒と尾崎さん、文乃ちゃん、そして寺島先生。

 クラス全体は不可能だけど、小規模なら話はまた別。

 吹奏楽部の十数人だけなら可能だ。

 牧野さんや尾崎さんにも協力してもらって、催眠への適性が高かった5人ほどをピックアップして集めたのだ。

 既に俺の声や指示に従う、と下準備も済ませてある。牧野さんや尾崎さんが手伝ってくれたおかげだ。

 それに防音設備の整ってる音楽室なら大きな声を出しても外に漏れる心配がない。

「じゃぁ牧野さんもゆっくり眠ってね」

 後ろから牧野さんの目を覆うと、それだけで足から力が抜けて崩れ落ちるように脱力する。

 それを支えながら、並んでいる椅子の場所まで歩かせてから座らせる。

 音楽室のステージの上に、女性が意識をなくして座っている。しかも俺の指示で自在に操れる人形でもある。

 それだけで鳥肌が立つくらいに興奮するけど、今日はこれからだ。

 ステージ全体が収まるように、三脚とスマホをカメラモードにしてセット。

 文乃ちゃんだけ、ステージの外に誘導して他の人とは少し違うポジションに座らせる。

「さて、今日は世界でナンバーワンの美女を決めるミス・クイーンの選考の日です。ステージにいるのあなた方は最終選考まで残った選りすぐりの美女8人です。ナンバーワンに選ばれた人には賞金10億円が贈られる、金も名誉も手に入る大会で勝ち残ったのです。自分の女としての魅力を余すことなく見せつけて、何としてもミス・クイーンを手に入れたい。手に入れたくてたまらない。そんな思いでここまで勝ち上がってきました。ステージの横にいる司会者の指示に従いながら、自分を積極的にアピールしましょう。今日のみんなは、自分が見られるのが最高に気持ちいい。最高に興奮する。最高に幸せ。だから積極的に、自分に視線が集まるようにアピールしましょうね」

 ステージ上で眠っているみんなには、ミスコンの参加者になってもらう。そして文乃ちゃんには、

「あなたは今大会の司会者です。会場に盛り上がってもらえるように、司会進行していきましょう。だけど貴方はとっても熱狂的なレズビアンです。女の子が好きで好きでたまらない。そしてすぐ横には世界トップクラスの美女が揃っています。職権乱用でもなんでもいい。これは全部録画されてるし、今日のあなたは何をやってもいい権限を持っています。大会にかこつけて、女の子の姿を撮らせちゃいましょう」

 今大会の司会者になってもらう。もちろん俺に都合のいいように。

 普通の人なら急にこんな役を回されても難しいかもしれないけど、演劇部所属の文乃ちゃんだ。あのサキュバスのなりきり具合を考えると適応してくれるだろう。

 音楽室の照明も、ステージ以外のものは落として雰囲気を作る。そしてカメラも録画開始。

「さぁみなさん、数字をみっつ数えると、舞台の幕が上がります。それと一緒に目を覚ましますよ。会場は暗いからちょっとわかりにくいですが、たくさんの観客がみなさんに熱い視線を注いでいます。自分の魅力を余すことなくさらけ出して見せつけましょう。だけど司会者の言うことには絶対従わないといけません。だってそうしないと失格になってしまいますからね。では始まりますよ、ひとつ、ふたつ、みっつ!」

 音楽室中に響くくらいの大きな声で数えて、パン、と手を叩く。

 一気に目を覚ましてきょろきょろ周囲を見る子、ゆっくり顔を上げる子、まだうつむいたままの子と反応もそれぞれだ。

 司会者役の文乃ちゃんは、これまで何度も落としてサキュバスとしてすぐ起こして……を繰り返してたからか、すぐに目が覚めるタイプだった。

「さぁ幕が上がりました、ミス・クイーン! ステージにいるのはここまで残ったみなさんです! さぁ大きな拍手を!」

 いきなりスイッチを切り替えてハイテンションで司会を始める文乃ちゃん。やっぱりこの切り替えの早さは催眠だけじゃなく才能の賜物だろう。

 ステージ上でぼーっとしてた子も、実況で状況を把握したのか、いそいそと立ち上がって直立する子、お辞儀をする子とそれぞれの反応をする。でもひとまず全員目を覚ましたようだ。

「ではこちらから順に自己紹介をどうぞ!」

「あ、えっと、森優華です」

「柴田麻衣です、よろしくお願いします」

「水野美緒です!」

「えっと……」

 初対面の吹奏楽部の子らから自己紹介に入る。

 これから細かい調整が必要になるかもだから、名前だけ覚えておく。

「さぁ、最高の美女のみなさん、自分のアピールポイントをさらけ出していきましょう! まずは自分の服を一枚、脱いでみてください!」

 さっそく服を脱がせにかかる文乃司会者。

 その指示にキョトン、とする子もいるけど、先生が一番最初に反応して、ジャケットを脱いで前かがみになる。シャツの上からでもはっきりわかる胸の大きさ。この辺はやっぱり年長者が一番わかっているらしい。

 牧野さんも尾崎さんも、吹奏楽部のみんなもそれを真似るようにジャケットやブレザーを脱いでいく。

 自信満々の表情でやる子もいれば、まだ周囲を伺いながら恐る恐るという子もいる。

「いやぁ素晴らしい! みなさん素晴らしいプロポーションです!」

 そう実況する文乃ちゃんが一番大きいんだけどね……その歳で先生より大きいのは末恐ろしい。

「じゃぁみなさんの魅力を引き出すために、もっと、もっと脱いでいきましょう! 賞金10億円のために! ミス・クイーンの称号のために!」

 意識してかしないでか、賞金の設定をアナウンスしてくれる文乃ちゃん。

 それを忘れてた、というように、賞金のためにとスイッチが入る子もいる。少し遅れながらだった尾崎さんが、今度は一番先にシャツを脱いで黒いブラジャーをさらけ出す。

 快感系の反応がいい牧野さんは、一枚一枚脱いでいくたびにどんどん恍惚とした表情になっていく。見られて興奮していってるんだろう。

 吹奏楽部の子もみんなどんどん脱いでいって、下着だけとかパンツ一枚だけとかになってるんだけど、ひとりだけおどおどしてなかなか進まない子がいる。確か柴田さんだったか。

 とりあえずブレザーは脱いだけど、その先のシャツを脱ぐかどうか、ボタンに手をかけては離して……を繰り返している。

 できればこの半裸の女性だけを納めているカメラの画角に映りたくなかったけど、仕方ない。

 柴田さんの後ろに立って、目を覆う。

 最初から用意しておいたトリガーで、それだけで全身から力が抜けていくのを、俺も全身を使って支える。

「柴田さん、今あなたはどこにいますか?」

「ミス・クイーンの……決勝……」

「そうです。世界最高の女性を決めるコンテストの決勝です。あなたはここまで勝ち残ってきたのです。貴女の身体は誇るべきものなんです。恥ずかしがる必要なんてない。自信をもって見せつけちゃいましょう。今の貴女は世界で最高の女なんです。目の前にいる観客が、審査員が、貴女のことを待っています。みっつ数えて一歩踏み出したら新しい貴女になれますよ。ひとつ、ふたつ、みっつ!」

 数字を数えて目の覆いを解くのと一緒に、柴田さんの背中を軽く押してやる。

 押されて一歩、二歩と前に出た柴田さんは少し左右を見渡してから、ボタンが取れてしまうんじゃないかという勢いで一気にシャツを脱いで、誰もいない客席の方に投げ捨てる。

 そして同じようにスカートも脱いで客席の方に。そしてカメラに向かって熱烈な投げキッス。

 後ろにいる俺からは見えないけど、しっかりカメラに収められてるはずだ。後でゆっくり楽しむとしよう。

 まったく同じ暗示であっても、かかり方は千差万別で、暗示の内容の向き不向きもある。もちろん不向きでまったく効かない、ということもあるだろうけど、個人に合わせて調整してやればみんなと同じくらい、あるいはそれ以上の効果を発揮する。

 柴田さんの場合は自信を少し刺激して、それが大正解だった。次はブラジャーも脱いで客席にプレゼントしている。

 柴田さんのアピールに触発されるように、みんなカメラへのアピールを加速させる。

 ブラジャーも外したけど、そこは腕で隠しながら流し目で挑発するような表情をする寺島先生。一糸まとわぬ姿になって、お尻を突き出す尾崎さん。同じく全部脱ぎ去って、大きく手を広げながら前進で視線を浴びようとする牧野さん。彼女はもう勝つため、というより自分が気持ちよくなるため、という感じがする。

 吹奏楽部の子たちは普段から協調して練習しているからか、『優勝するためには一致団結』というのが深層心理にあるのだろう。自分が一位になるための大会なのに、五人一組という風に連携を始めている。

 追加で暗示を入れた柴田さんを先頭に、特に胸の大きな二人がそれを潰すように強く抱き合いながらディープキスをしたり、煽情的な表情でお互いの指を舐め合ったり。その辺の知識は押さえてるのか、しっかりと男を誘うポーズやプレイをしてくれている。

 そしてそれをするように仕向けた文乃ちゃんは満足そうに何度も頷いている。

 この辺は女性の性だったりするのだろうか。勝負である限り同性には負けたくない、私が勝つんだという熱烈なアピール。勝利より快感を求めてる牧野さんだけはちょっと違いそうだけど。

 そろそろ頃合いかな、と、

「フリーズ!」

 全員に声をかける。

 その瞬間、先生も牧野さんも尾崎さんも吹奏楽部の子たちも文乃ちゃんもも、みんなの動きがピタリ、と止まる。

 前に音楽準備室で牧野さんと尾崎さんにやったのと同じような、時間停止の暗示のトリガー。あの時やったのは文乃サキュバスだったけど。

「みなさんのテンションもボルテージもどんどん高くなって、みんな見られて興奮してきました。男の欲望のこもった視線がまったく不快じゃない。むしろもっと興奮してくる。ゾクゾクして、ムラムラしてくる。もっと過激になればもっと興奮して気持ちよくなれる。もっと欲しい。もっと私を見てほしい。もっと気持ちよくなりたい。ほら、みっつ数えると時間が動き出すよ、ひとつ、ふたつ、みっつ!」

 数えて手を叩く。と同時にみんな動き始める。

 だけど今度はより過激に。さっきまで『脱いだけど見せない』みたいな作戦だった寺島先生はもう自分の大きな胸を揉んで公開オナニーし始めるし、尾崎さんはカメラに向かってM字開脚しちゃってる。吹奏楽部の子たちはお互いのおっぱいをしゃぶり始めたり、揉み始めたり。受けになってる子はもう甘い声が漏れちゃってる。牧野さんだけは最初っから自分の快感に酔ってたからか、あんまり差はないみたいだ。こういう個人差も催眠の醍醐味だ。

 ステージのみんなには追加で入れたけど、文乃ちゃんには何もしてなかったな……と思って文乃ちゃんに少し追加。

「女の子が好きで好きでたまらない貴女も興奮してきちゃいますよね。ミス・クイーンの決勝まで残るような子がこんないやらしい姿を晒してるのを間近でみているんだから当然です。見てるだけでゾクゾクしてくる。もう手が無意識に動いちゃう」

 追加でそう入れてやると、文乃ちゃんの片手がスカートの中に入り始める。時折サキュバスにして遊んでるからか、この辺の反応はとても素直だ。

 俺はあくまで大会スタッフ、という体で、ルーズリーフをカンペ替わりにして『アピールタイム終了なんでいったん幕を下ろします』と文乃ちゃんに見せる。

「ではこれでアピールタイム終了です! 皆様大きな拍手を!」

 オナニーしながらの文乃ちゃんのアナウンスで、アピールを取りやめてお辞儀をする子、そのまんま続ける子、続けてはいるけど片手で手を振る子と優勝するためそれぞれ最善を尽くしている。

 もう一度フリーズをかけて、『もう幕が下りた』とした後に、

「ずーっと視線を集めて、興奮して、ゾクゾクして、ムラムラしてた貴女たちは、もう我慢できなくなってしまいます。もう完全に幕が下りてしまったので、客席からは誰も貴女たちのことを見ることはできません。どんなはしたないことをしても、どんな姿を晒しても、減点されることはないんです。それに、今ステージ上にいるライバルたちもみーんな興奮して、エッチなことしか考えられなくなっているのもみんなわかっています。なのでもう思うがままに発散しちゃいましょう。自分でオナニーするもよし、襲っちゃうもよし。今の貴女たちは男女の区別なく襲ってしまう、性欲に支配されている状態。本能のままで振舞っちゃいましょう。もちろん声を我慢する必要もありませんよ」

 あと司会者役の文乃ちゃんは少し調整を入れて、

「貴女ももう自分でするだけじゃ我慢できませんよね。目の前に最高のオンナがいるんです。しかもみんな性欲MAXの状態。もう我慢せず襲っちゃいますよう」

 これでよし。時間を動かしてやると、吹奏楽部のディープキスをしてた子らはお互いの秘部を直接まさぐり始めるし、先頭に立ってアピールしてた柴田さんは文乃ちゃんに目を付けられて襲われてる。残りの二人は貝合わせ。牧野さんは見られることといい、受けに回るのが興奮するのか、尾崎さんのなすがままになって乳首を舐められるたびにイっちゃっている。

 そうなると先生が一人だけ余ってしまっている。本人は自分でオナニーに興じていて、不満も何もなさそうだけど、ひとりぼっちはかわいそうだ。

「先生はもうムラムラが止められない。我慢できない。次目に入る男性スタッフをもう襲っちゃいましょう。貴女はミスコンの世界大会決勝に残るような美人なんですから、そんな美女に襲われて嫌がる男なんているハズないですもんね。肩を叩いてきたスタッフを襲ってしまいましょうね」

 なので俺が直接参加しよう。

 横でそう喋ってもまったく気にせずオナニーに没頭している先生。その肩をポンポン、と叩くとゆっくり振り向いてくる。

 その目は完全にイっちゃってて、完全に快楽に取り憑かれている。

 そのまま押し倒されて、ズボンもパンツも破られるんじゃないかという強さで剝がされて、馬乗りになられて先生のなすがまま。

 ばちゅん、ばちゅん、と肌がぶつかり合う音をさせて、獣のような声を上げながら騎上位に励む先生。

 激しい動きで絞られてイかされそうになるけど、先生はもうピストンのたびにイっちゃってるみたいだ。

 手を伸ばして、丸裸になってる先生の乳首をつねってやると、悲鳴のような声を出しながら思いっきりのけぞる。けどその間も腰は止まらない。愛液はもうとめどなく溢れて、俺の腰を伝ってステージに水たまりを作っている。

 そのまま先生は俺をイかせた後も際限なく腰を振り続ける。

 先生が片思いだったナガイさんにも、こんないいカラダして積極的になってる先生を見せればイチコロだったろうに。

 レズプレイに興じているみんなも一向に満足する気配はないけど、遅くなりすぎると見回りが来てしまうかもしれない。

 「次にイく時が、過去最高の絶頂で、絶対に忘れられない、魂にまで刻み込まれるような強烈な快感でトんじゃいますよ」って指示してあげると、その瞬間に全員がより高い声を出しながら果てた。ずっとイキっぱなしだったんだろう。

 女性ってイキ続けられるのが羨ましいよなぁ、と先生に絞られ尽くして萎んでしまった自分のモノを見て思う。

 ぐったりしてるみんなには悪いけど、無意識のまま起きてもらって、無意識のままステージ上を掃除してもらう。みんなの愛液で大変なことになっちゃってるから。

 誰も何も言葉を交わさず、光の灯っていない目で淡々と作業しているのは、まるでみんなロボットになってしまったようだ。

 そしてその、柔らかくて、人肌の体温があって、男を悦ばせる才能に満ちているロボットたちは俺の指示を待っている、俺の操作を無抵抗に受け入れるのだからもうたまらない。

 お掃除ロボットになっているみんなもちゃんとカメラに収めて、終わるのはまだかなぁ、なんて思ってたけど、ステージ上はすっかり後処理が終わってるのに一向に終わらない。

 俺の終了命令がない限りずっと実行するようだ。そういう融通が利かない状態になっているのも、ただ俺の指示だけに従っていると実感させてくれて最高だ。

 最高なんだけど、そろそろお開きにしなきゃいけない。

 もう一度全員落として、「そろそろ実習が終わってしまう実習生と楽しく遊んでた」ということにしてもらって、「とっても楽しくて幸せな時間だった」ということをさらに強調しておく。実習が終わるのは本当だから、俺への印象もいいもので終わって欲しいしね。

 起こした後はさすがに外も暗くなってるので、生徒はここで返しておく。

 4人になったらもう一度みんなを落としてからもう少しだけさっきの続き。

 さっきのロボットたちで刺激された支配欲のせいでまた勃っていたので、帰る前に解消させてもらう。

 今回は意識はそのまま、記憶も認識もそのままで、さっきと同じような抑えられないような強烈な発情状態にしてやる。

 先生はここが神聖な学び舎で自分が実習監督であることがわかってるのに、牧野さんも尾崎さんも今が教育実習中であることがわかってるのに、息を荒くして「もうどうなってもいいから」「早く挿れて」俺に縋り付いてくる。

 交代で挿れてあげるよ、と言うとみんな我先にと服も下着も脱いてまた全裸になる。

 一番早かった先生をバックで犯しながら、次に早かった牧野さんと口を犯し合う。二度目の先生とバックだけど、全裸だと大きな胸がぶるんぶるん揺れて見た目的にも大変エロい。今度文乃ちゃんともやってみよう。

 一番遅かった尾崎さんは俺の腕に股を擦りつけながら耳を舐めてくれる。耳朶に荒い吐息が当たるのも、蕩けた声で「私にもぉ」と喘ぐのもどんどん興奮を高めてくれる。

 みんな発情しきってて簡単にイっちゃうので、先生も、その後に交代した牧野さんもイかせた後、最後に残った尾崎さんの中に出してあげた。

 また射精して俺も大満足なので、三人には「先生たちだけでもう少し残って会話に花を咲かせてたということにして、それぞれ充実感を感じたままお開きになった。

 俺は最後に残ってたカメラスタンドを片付けてから、録画した大事なデータをスマホのメモリだけじゃなくてクラウドにもしっかり保存したことを確認して、音楽室を後にした。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

「はい、受理します。3週間の教育実習、お疲れ様」

 実習3週間目の金曜日。

 寺島先生に実習日誌を渡して、「ありがとうございました」、と深々と頭を下げる。

「後はこの封筒に入れて投函すればいいのね?」

「はい、よろしくお願いします」

「どう? 実習を終えての感想は。あ、大学に提出するような堅苦しいのじゃなくて、素直なやつね」

「そうですね……最初は大変でしたけど、通じての感想は『楽しかった』です」

「楽しかった? ならなにより。これを楽しいと感じるなら素質あるかもよ? よっ、教員不足の救世主」

 ニヤけながらおだててくる寺島先生。

 寺島先生には悪いけど、楽しかった理由は授業とかそういうものじゃない。

「じゃぁ3週間お疲れ様、ってことで、ご褒美あげないとね」

 先生は手際よく俺のズボンのベルトを外してズボンもパンツも一気に下ろして、ち〇こを露出させる。

 俺の目の前で跪いて、先っぽに軽くキス。満足そうな表情で目の前にそそり立っているそれを舐め始める。

 楽しかったのはコレだ。催眠術のおかげだ。

 実際、授業は大変だったけど新鮮さもあって楽しく感じた。けどコレはそれ以上の楽しみと快楽を俺にくれたんだ。

 先生は『3週間実習を頑張ったご褒美』として口で奉仕してくれている。

 催眠術をやるきっかけになった牧野さんは、椅子に座って放心状態。先に先生に思い切りクンニされてイってしまってる。

 そのまま『ご褒美』を堪能して先生の口の中に思い切り出してから、意識が戻った牧野さんも含めて先生と最後の会話をする。

「ありきたりなもので悪いけど、もしキミらが教員にならなかったとしても、この経験は何かの役に立つはずだから。卒業までしっかり頑張ってね」

「「ありがとうございます!」」

 ふたりで先生に、深々と頭を下げる。

「よし。じゃぁ忘れ物はないように。気を付けて帰るんだよ。家に帰るまでが教育実習だ」

 先生に言われて、改めて3週間お世話になったデスク周りを確認する。

 パソコンも教科書も資料集も全部持った。大丈夫。

 準備室を出るときに改めて頭を下げて、あとは教頭先生にもお礼を言いに顔を出して、校舎を後にする。

 正門前で待っててくれた尾崎さんと合流して、別れを惜しみながらゆっくり駅へ。

 俺と二人は別方向の電車。毎日会って、毎日遊んでいた白昼夢のような日々はこれでひとまず終わりを迎える。

 ……けれど、落胆の必要はない。

 すぐに電車が来るとのアナウンスが入る。二人が乗る電車だ。最後軽く会釈をしてから、電車に乗り込む二人を見送る。

 二人には、俺とセフレになってもらうことにした。なんと同じ都市圏の大学だったんだ。

 毎日は当然無理だけど、月1くらいでなら問題なく会える距離。せっかくできた縁、大切にするに越したことはない。

 自分の電車を待ちながら、スマホを取り出す。

 Mineにはいくつかの通知。

 吹奏楽部の子らと文乃ちゃんから、お疲れ様でしたのメッセージとエロい自撮りが贈られてきている。大きな胸を俯瞰で撮ったり鏡に向かってM字開脚してたりと。

 彼女らにも『大好きで信頼できるOB』であると刷り込んで、『気を惹くために、忘れられないためにエロい自撮りを送りたい』と音楽室での乱交の日から毎日刷り込んできた。その結果ちゃんと自撮りが送られてくるようになった。もちろん文乃ちゃんの中のサキュバスも健在。

 大学に戻ったらさすがにそう何度も地元に戻ってくることはできないけど、今はビデオ通話とか距離を感じさせないコミュニケーションツールなんていくらでもある。彼女たちとの縁も大事にしたい。

 そしてせっかくだ。大学の友人にもこの楽しさを、この気持ちよさを知ってもらおう。

 ゼミのグループの子にも、催眠セックスの絶頂を知ってもらおう。バイト仲間にも、催眠の多幸感を味わってもらおう。

 この実習が、俺の人生で最大の転換点になるだろう。俺は実習の3週間を懐かしみながら、復帰する大学生活に希望を膨らませていた。

<終>

3件のコメント

  1. Rubbyさん、はじめましてでよ。
    みゃふと名乗っている四色猫でぅ。
    教育実習生が催眠術を知るお話、早速読ませていただきましたでよ。(実はpixivで既に読んでるけどw)

    非常に素晴らしい。導入に暗示、後催眠、記憶操作に肉体操作、人格変換に幻覚。
    色んなものが入って満足度が物凄いでぅ。
    そして、伊藤君と催眠術が非常に現実的なのも好感度高いでぅ。
    できること、できないことをちゃんと把握して、破滅しないように動いてるのは本当に素晴らしいでぅ。
    できればこの続き、大学の友人たちにも手を出す話がみたいでぅね。
    もちろん、牧野さんや尾崎さんにも再登場していただいて。

    であ、次回作も楽しみにしていますでよ~。

  2. うおお……!
    これは、かなりツボな催眠描写が多くてめっちゃ興奮しました……!

    導入シーンのしっかりした描かれ方に始まり、いきなり本番ではなく徐々に深めていく過程。
    感覚操作や固めといった催眠深度を高めていく中で、童貞卒業を「ついで」と表現するストイックさ。
    後催眠を利用した連鎖堕ち、そして中規模ハーレムに至る展開も最高でした。
    ご都合主義ななんちゃって催眠にありがちな、雑な命令でも自分の思い通りになってくれるのではなく、
    暗示の融通が利かない不都合とか相手の認識に委ねたり、かかり方に個人差がある描写辺りはものすごく興奮します。
    中でも文乃ちゃんの一連のシーンはかなり自分の好みで、サキュバスに対する認識の齟齬に対する懸念や、
    サキュバスになりきる暗示が覿面に働いたことに対する「演劇部」という理由付け。
    多くの小説でスキップされがちな要素を詳細にフォローしていたのはとても感動しました。
    とても素晴らしい作品、ありがとうございます!

  3. こんにちは!
    永慶と申します。私もみゃふさんと同じく、
    噂を聞いてpixivで拝見させて頂いておりましたが、
    改めてこちらでも拝読させて頂きました。
    Rubbyさん、とても正統派の催眠小説を丁寧にテンポ良く、見事に書かれるな、と感激しました。
    尾崎渚さんの「楽器」のくだりが最高でした!
    是非また、MC作品、書いてくださいっ。楽しみにしております。

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