「ハイ♪諒一、元気?」
 朝、高校に行く途中で、見知った背中を見つけた。
 諒一だ。
 アタシが元気に朝の挨拶をしたのに、諒一はなんだか反応がニブい。
 ちょっと、むっとした。
 幼馴染のアタシが声をかけてるのに、どういうつもりなんだか。