第7話 由里の母親は、自分の娘を含めた四人の少女に目から放った光線をかけて苦しみ悶えさせていた。少女たちは、ほとんど同時にバタバタとその場で倒れていた。 由里の母「ふふふふ、さあ、みんな起き上がるのよ。」 由里の母親が両
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ある大雨のなかを、一台の車が走っていた。
ここは、富士山麓に近いほとんど人の入らない横道だった。
もちろん、家もホテルなども何もなかった。
それどころか、人が踏み入ると生きて帰れないと言われている、恐ろしいミステリー・ゾーンと言われている、幽すいな場所だった。
呪いのふたなり少女 第六話
第6話 由里に、とうとう危機が迫っていた。 野梨子「あの、みんなどうやって新しい仲間を作れるの?」 尋美「うふふふ、そういえば、まだおかあさんがいたわ。おかあさんのこと、襲ってみる気ある?」 野梨子「おばさんを襲うんです
もっと読む呪いのふたなり少女 第五話
第5話 男ののりうつった圭織と、その圭織によってふたなりの仲間になってしまった姉の尋美が、いちばん下の妹である由里の友人たちを襲いに夜中に訪れていた。男を殺した時に同行していた少女たちのうち、杉口悦子の家にまず入っていた
もっと読む呪いのふたなり少女 第四話
第4話 尋美「圭織…。」 部屋のなかにあった壁掛けの鏡には、尋美の妹であるはずの圭織の顔がちがう顔になっていたのであった。三つ編みの二本のおさげ髪をしていながらその髪の毛を自らなでていたのは、下の妹である由里につきまとっ
もっと読む呪いのふたなり少女 第三話
第3話 由里「まあ、圭織ねえさん、どうしてわたしの学校まで来て。」 圭織「ちょっとうれしいことがあったのよ。だからいちばん早くあなたに伝えたくて。」 由里「いったい、なんなの?そんなうれしいことって。」 圭織「ここじゃは
もっと読む呪いのふたなり少女 第ニ話
第2話 佐矢子が保健室に圭織を運ぶ途中、圭織の表情が不気味な笑いに変わっていた。佐矢子は圭織がずっと気絶して眠っているものと思って気づいていないようすであった。 圭織「うふふふ。」 圭織は、片手を佐矢子のはいているトレー
もっと読む呪いのふたなり少女 第一話
第1話 「エムジーファンの皆様、あけましておめでとうございます。ぼくは『髪射へび少女』でコロの役をやっていた犬です。作者に代わりまして日頃の叱咤激励をありがとうございます。こりずにまた作者は作品を送ってきました。今年はぼ
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