夢の中では、僕と彼女はもっと親密な仲だった。彼氏彼女の仲だったり、同棲していたり。もちろんどんなHな事でもさせてくれた。
「ご主人様」
 あの果実のように色づいた唇が動き、僕にそう告げる。それだけで、僕は天国でもさ迷っているかのような気分になる。
 でも、夢は夢だ。お金があってもできない事はいくらでもある。我に返り、僕は再び彼女の姿を盗み見ていた。