ほんの数分前まで、彼はバイクで山道を走っていた。
 気持ちよく飛ばしまくり、コーナーを抜けようとしたところで、車体がコントロールを失った。

降魔ヶ刻 第五話

第五話 「先生、ちょっと失礼しますっ」 「あら、どうしたの?」 「コイツ、練習中に思いっきり転んで。足が器具に当たって、切れたんです」 「――結構、深いわね。まずは、とにかく止血して。その後で、病院に行った方が良いでしょ

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降魔ヶ刻 第四話

第四話  午後の授業の合間、休憩時間に、水原夏美は目当ての少女を見つけ、声をかけた。 「ユキ、ちょっといいかな」  振り向いた相手は、まさに美少女という言葉がふさわしい女生徒だった。  浅井有紀子――学園初めての、女子の

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降魔ヶ刻 第三話

第三話  欲望の滾りを、少女の胎内に打ち込む。ほっそりとした腰を抱え込み、柔らかくそれでいて窮屈な、温かい柔肉に包まれながら、章司はその奥に精液を吐き出した。 「ぁ、……くぁっっ!」  もうこれで、何度射精したのだろうか

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降魔ヶ刻 第二話

第二話 「ああっ、ぁぁあ!」  女が、よがり狂う声。  田舎の、安っぽいラブホテルの一室。男の上にまたがり、夢中で腰を振る姉の姿に、大島加奈子は部屋の隅に身を縮こませて怯えていた。 「はぁ……いいっ、気持ち良くて…っ!」

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降魔ヶ刻 第一話

第一話 「痛てぇ……」  たったそれだけの言葉を呟いただけで、全身に激痛が走る。息をするのも辛いのに、バカなことをしたものだと、坂下章司はぼんやりとした意識の中で苦笑いした。 (これは、やっぱりマズイんだろうなあ)  ほ

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