3日目・夜 泥沼の入口 気づいた時には、留香はメイアに対峙していた。今のメイアは今朝とは異なり、「サキュバスらしい」ドレスを身につけている。胸元や股間が却って強調され、扇情的なことには代わりはないが。 「今日もご苦労様
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ぽんぽん、とジーンズを叩いてから、恵は立ち上がる。
「まずは、この校舎を脱出しなきゃいけないってことね」
そうつぶやいて、外を見るために教室の窓側に歩を進め――
「………………えっ?」
ビッチシステム 3日目昼
3日目昼 浸食 活動空間に飛ばされるや否や、留香は凜と恵の姿を瞳で捜した。 二振りで恵、そして凜を捉える。 恵は前日までとは異なり、胸元が少し開いたニットを着用している。胸の谷間を伺えるほどではないが、美しい鎖骨が
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2日目夜 願いと不満 玲奈は居住空間に飛ばされてすぐ、うがいと手洗いに走った。 飛ばされる途中でメイアから、玲奈達の自宅や実家、それに家族は「ホームアドバンテージを小さくするため」に消去されているとか、「玲奈達を動き
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2日目昼 仮想・非現実 ※エロはありませんのでご注意下さい。 気がつくと、玲奈達は音楽室にいた。そこは、昨夕に必死で逃げ込んだ場所だった。 外は明るく、確かに朝だった。 「おはよー」 恵が明るく声を上げる。それを合
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1日目夜 サンプル 玲奈が気がつくと、そこは宇宙だった。 正確には、暗闇の中、無重力に浮かんでいる様な感覚でたゆたっていた。とはいっても、玲奈の体は動かない。首から下に力が入らない。最初は声を出してみた玲奈だが、今は
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1日目・昼 悪夢の始まり ※エロはほとんどありませんのでご注意下さい。 「……ん……ぅっ」 意識を失っていたことに気づいた鈴川 玲奈(すずかわ・れな)は、冷たい床から頭を持ち上げる。 なぜ、こんなところで寝ていたのか
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プロローグ 幸せな悪夢 「お兄さま、遅くなりました」 ある冬の日の夕刻、その少女は、繁華街近くの公園で待ち合わせていた男に声をかけた。 男はぱっと見、齢30前後。醜くはないが、制服に身を包んだ少女とは一回り離れててい
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