欲堂

「はいはい、いらっしゃい。よく来たねぇー」  扉を開けると皺枯れた老婆の声が狭い店の中に響く。  今にも切れそうな電球を使った、明かりの行き届いていない古ぼけた店。  明らかに価値は無いが年代物と判断できる古棚が所狭しと

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