髪射へび少女 第一話

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真夜中、ある少女の家で突然恐ろしいことが起こった。
少女の寝ていたベッドの敷布団から、ぶちっという音がして、それは少女の首の両側のあたりだった。その両方の場所にはとつぜん手首が現われたのである。しかも、うろこだらけの手首であった。その両手は少女にかけられていた掛け布団のなかをまさぐりはじめていた。
良子「う、ううん…、はっ、きゃあーっ!」
少女は掛け布団をあげて起き上がり出した。少女の着ていたネグリジェごと、何者かわからない、しかもうろこだらけの腕が少女のわきのしたから伸びていて、少女の胸を強くもんでいたからである。
良子「だっ、だれ?離して」
少女が起き上がってもなお、少女の背中にべたっとくっついては少女の胸をもみ続けるのであった。いつのまにか、少女のいつも寝ている敷布団のなかに包まれているポリウレタンのなかに入り込み、隠れていて少女が起き上がる時にもその表面を破りながらべったりとくっついていたのである。しかも、少女は腰まで届いている長い黒髪を黒いヘアゴムで一本に束ねていたが、その髪の毛ごと背中からべたっとくっついていた。体型はほとんど太めの少女であった。
良子「た、たすけて!」
その声を聞いて目覚め、少女の両親が部屋にかけつけてきた。だが、両親が扉をあけると、とつぜん光があてられてその光をあびてしまった両親は背中を向けて自分たちの寝ていた部屋に戻ってしまったのである。
良子「ど、どういうこと?おとうさんもおかあさんも」
そして少女の部屋の扉もばたんと閉められたのであった。
良子「いったい、あなたはだれなの?」
やっと胸から手を離して背中から離れたかと思うと、今度は少女の髪の毛をわしづかみにしはじめたのである。
良子「ああっ、あっ、きゃあーっ!」
少女が後ろを振り向くと、その自分の髪をわしづかみにしていた者の姿はまた長い髪を腰まで垂らしていた顔のよく見えない者であった。どうやらパジャマを着ていたようであるが、そのパジャマを下着とも下にずりおろしてなかから露骨な性器をあらわしていた。やはり、少女を襲った主は男だったようである。
良子「いやあ!」
だが、少女は髪をひっぱられて背中のほうから倒されてしまい、ベッドの上にすわりこんだ形となった。また振り向こうとすると痛みを感じた。
良子「う、動けないわ。髪の毛がひっかかってるのかしら」
少女はまた自分の肩から背中にかけてなにか液体のようなものがぽたぽたと落ちているのを感じた。そして自分の手を首のうしろにまわして自分の髪がなにかにまきつけられているようなものと感じてたしかめてみると、それが思わずさわってはいけない場所のものであると感じた。
良子「きゃあーっ!」
少女がふれたことによって少女を襲っている得体のしれない怪人のような男はその場で大量に射精し、少女の髪を汚しはじめたのであった。そう、男は少女の髪を自分の性器にぐるぐるとまきつけていたのである。しかも、少女はまた悲鳴をあげた。
良子「きゃあーっ、なんなの?」
自分の手首にも、男の手や腕にあったものと同じようなうろこが現われていたのである。
少女はその場で気絶してしまった。

髪射へび少女

登場人物

内野暁子(うちの・あきこ)…○学生
内野雅美也(うちの・まみや)…暁子の兄、△校生
尾藤真里(おふじ・まり)…暁子のクラスに転校してきた生徒
松田良子(まつだ・りょうこ)…女子校生で中学の時に雅美也と同じ学年だった
荻野奈美(おぎの・なみ)…良子と同じクラスの女子生徒
水無川芳美(みながわ・よしみ)…暁子の同級生
長原桂子(ながはら・けいこ)…雅美也より年上の△校生

みなさん、ようやく作品をお届けすることができました。編髪(あみ)です。
今回は性欲をテーマにした憑きものをお届けしたいと思います。
ところで、世の中にはいろんなタイプの方がいらっしゃると思いますが、みなさんはだいたい男性の方だとして、女性のどこに興奮したくなってしまうタイプですか?
思わず、おっぱいが大きい女性を見ると興奮するという人や、お尻が大きい女性、足の太っている女性など、いろんなところに感じられてしまうと思います。
このお話は、私のように長い髪の毛の女性を見ると興奮してしまうという男が妖怪化したというお話です。

雅美也「はっ、ああ…」
定期試験のあった日、通学に使っている電車からの帰る途中で雅美也は思わず身体を硬直させてしまった。話をしたことがないが、中学の時の同学年にいた女子生徒である松田良子の姿を見かけたが、良子の後ろ姿を見て背中にひろげていた髪の毛がお尻の近くまで長くなっていたからである。
雅美也「やだ、あの子の髪の毛を見ただけで…」
男子△校に通うことになって女子に縁のなくなった雅美也は、そうした髪の毛を長くしている少女たちをいつもうらやましがっていた。特にそうした少女と恋人になりたいというより、自分もあんなふうに髪を長くしていろいろな髪形がしてみたいとか、乗り移ってみたいとか衝動的に感じるようになっていたのである。そして、ヌード写真などは見てもなんとも思わないのに良子のような超長い髪の少女を見ると興奮して、性器が立ってしまうというのである。時には精液が流れてくることもあった。事実、良子は太っていて決して美人とはいえない、男子にももてないいわゆる「ブス」の女の子であったにもかかわらず雅美也は興奮するのである。中学の時はまだ肩ぐらいまでで一本に束ねていたことがほとんどだったので、この日のようにヘアゴムをはずした姿もほとんど見たことがなかったためによけいに燃えてしまうのであった。
数日後、買い物のために商店街に出てきた雅美也は、ある親子連れとすれちがって振り向いた時、また性器をぼっきさせてしまった。その子ども、おそらく小学生の高学年ぐらいであろうがポニーテールでいったん上向いていた髪が垂れ下がり、その毛先がはいていたスカートの下裾を越えるほどあったからである。
雅美也「あんな、小さな女の子でも髪が長いと…」
そしてまた一週間ぐらいして土曜日に半日で授業が終わった時の帰りに、自分の△校に比較的近い女子校の生徒を見てやはり興奮してしまった。二本の三つ編みで毛先がお尻まである、典型的な女学生の髪形の姿をしたそのおさげ髪を見てぼっきしてしまったのである。
雅美也「ああ、もう襲ってしまいたい…」
特に三つ編みをした女子生徒は、近くに来ればぼっきだけでなく、精液も出かかって下着も濡れてきたのである。

雅美也には○学生の妹がいる。暁子といって、こちらは雅美也の対象には?ならないおかっぱでいつも近くの公立○学に通っている。
その暁子のクラスに転校生が訪れていた。
真里「わたし、尾藤真里(おふじ・まり)といいます。よろしくお願いします」
背中におろしていたツインテールの長い黒髪が礼を深くする時に前に垂れ、顔を上げてまた髪を背中にはらっていた。

いっぽう、松田良子の通っている女子校では、恐ろしい事件が発生するようになるのであった。
生物教師「今日から新しい授業に入ります。教科書のx頁を開いてください。蛙についてまずお話します」
その、教師に言われた教科書の同じところを、教室内にいる全員が開いた時、良子のようすが変わり始めた。
良子「うっ、うっ、うぐぐ…」
生物教師「どうしたのですか?とつぜん変な声を出して」
良子の腰まで届いている長い髪の毛も、風もないのに不気味に揺れ始めた。
女子生徒A「良子さん、顔色がおかしいわ」
女子生徒B「きゃあっ、顔の形もふくらんできたわ」
良子「か、か…え…るの…しゃ…しん、このかえ…る…、た…べ…たい」
女子生徒C「やだあ。こんな気持ちの悪いもの、食べたいだなんて」
良子「か…え…るは、お…い…しい」
べりべりっ、良子は立ち上がって持っていた教科書のその頁を破きだした。
生物教師「あなた、なにをするんですか?紙に書いてあるものは食べられませんよ。それに、蛙を食べようなんて、あっ」
良子は席を立つと、とつぜんにまた教壇のほうに走り始めた。
良子「せん…せい、ほん…ものの…かえ…る、もっ…てき…た…でしょ」
きゃあーっ!教室内に悲鳴がひびきわたった。黒髪を振り乱して教壇に走ろうとする良子を女教師やほかの生徒が止めようとしたが、みなけとばされたり腕で強く後ろに倒されたりしてしまい、どうすることもできなかった。
女子生徒D「まさか、良子さんにこんな力があるなんて…」
事実、良子は運動はほとんど不得意で動作は鈍いほうであり、このすばやい行動に他の生徒はみな唖然としていた。そして、教卓のなかに女教師が用意してきたと見られるガラスの容器を見つけて取り出した。
生物教師「それ、大切なものよ、あけちゃだめ、蛙が逃げちゃうでしょ。あっ」
そう言う間もなく、良子は容器を開いてしまった。中に入っていた一匹の蛙がその容器からとびはねようとした時、良子はその蛙を右手でぱっと受け止めて握り始め、すぐに口のなかに入れてしまった。
女子生徒E「きゃあーっ、良子さん」
しかも、口が両耳まで裂けて目もつりあがり、まさに丸のみで蛙を身体に入れてしまったようである。
良子「くくくく、みん…な…も、わ…たし…み…たい…に…し…てや…る」
とうとう、良子の顔から皮膚がべりっとはがれおち、その顔がうろこだらけに変わっていた。
きゃあーっ!教室内の全員が悲鳴をあげた。
生物教師「みんな、そのまま教室の外に逃げて」
となりのクラスでも、なにが起こったのか一瞬わけがわからなくなったが、廊下を多数の生徒が走っていたのに気づいた担当の女教師が扉を開いて生物担当の教師に話しかけた。
国語教師「どういうことですか、あっ」
生物の授業をやっていた良子のクラスの女子生徒たちが担当の教師とともに走り去ってしまうと、追いかけていた良子が国語の授業をやっていたそのクラスの教室に、もうひとつの扉から入り込んだのである。教室内にいたそのクラスの全員は、良子の姿を見てまたもみな驚いて悲鳴をあげた。
きゃあーっ!
国語教師「みんな、逃げなさい」
両手を大きく前にあげて他の生徒たちを追いかける良子の前に、このクラスの生徒たちもみな逃げていたが、とうとうひとり逃げ遅れた小柄なショートカットの荻野奈美という生徒が腹のあたりを後ろからとびかかられてつかまってしまった。
奈美「きゃあーっ!」
女子生徒F「あっ、奈美ちゃんが」
その場に前のめりになって奈美は倒され、すると良子はその背中の上をまたぎはじめた。更に制服のスカートのホックをはずして脱ぎ始めたのである。
女子生徒G「や、やだ。あの子(良子)スカートぬいで奈美ちゃんに何する気かしら」
一部の生徒たちは扉のところにいて、教室のほぼ中央で不気味な行動をする良子の様子を見続けていた。
とうとう、良子は下着もずりおろして、まるで和式の便所でもよおしているような格好で奈美の身体をまたぎ、しかも、お尻のあたりが気絶してうつぶせになっている奈美の後頭部の真上にしゃがみ始めたのである。
女子生徒H「きゃあ、奈美ちゃんを便器代わりにしてるわ」
事実、良子は白い液を奈美の髪にかけはじめていた。
良子「くくくく、くくくく」
女子生徒I「あっ、奈美ちゃん、気がついたみたいだわ、ああっ!」
その精液をかけられた奈美もまた、顔をあげ始めると、良子と同じように顔の皮膚がはがれてうろこだらけの顔になっていたのである。
奈美「くくくく、くくくく」
良子「おほほほほ。おまえもわたしとおなじ、へびになったんだよ」

< つづく >

※管理人より
 文中、一部を○と△にて修正させていただきました。ご想像にお任せ致します。(ちなみに△>○です)

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