催眠術師 鋭次02 (19)(20)(21)

第19話 ビデオ鑑賞会、二本目、大切な想い出、その1

 驚愕している一郎を気にせず、鋭次は、ビデオテープを取り出し、パッケージに直した。
「もう一本、見るか?」
 そして、一郎の返事を聞く前に、有無を言わせず、次のビデオテープをセットした。
 テーブルの上に、ビデオテープの入っていたパッケージが置かれる。
『美人女子大生 召し使いの大切な想い出(杉本理恵 の場合)』と書かれてあるビデオが映し出された。
 一郎は何か言おうとしたが、また何か凄いものが見れるに違いないという期待もあり、有無を言わずに見ることになった。 理恵はどんな内容かよく分からないが、無理矢理テレビを見せられていた。
「こっちから、先に見てもらうべきだったかな?」
 鋭次は意味ありげに、にやけていた。

 広くて、綺麗な部屋が、映し出された。落ち着いた雰囲気の部屋である。ベッドがあることから、その部屋は、寝室であると思われる。窓の外には綺麗な夜景が広がり、その時刻が、夜であることを説明する。
 窓のカーテンを閉めて、男は、ベッドに上がった。200万円もする高級スイートベッドは、広くて、とても気持ちがいい。大人が三人並んでも充分寝られる程、広かった。
 そのベッドは、ふわふわしていて、まるで雲の上にいるような気持ちである。また、ベッドの上に掛かっている羽毛ふとんは、水鳥の羽のように軽く、ふとんを掛けていないかと思うほど軽かった。しかし、保温性は高く、とても温かかった。このベッドは、まさに、安眠を約束してくれるベッドだ。
 ラブホテルの高級な一室や、映画に出てくるシーンのベッドよりも、遥かに上回る心地よいベッドであった。
 そのベッドに、上がった男は、身体に何も身に着けていなかった。薄いベッドランプの照明で、よく見えないが、少し焼けた逞しい胸板と、自慢の20センチ砲は、女に抱かれたいという気持ちを沸き上がらせるに違いない。
 鋭次は、ふわふわした高級スイートベッドに、上向きになって寝た。そして、軽い羽毛ふとんを掛けて、眠りに就こうとしていた。
 しかし、目を閉じて、1分もしないうちに、寝室のドアをノックする音が聞こえた。
「ご主人様、失礼いたします」
 鋭次が返事をする前に、ドアが開いて、女性が入ってきた。丁寧にドアを閉めると、鍵がカチリと締まる音がした。
 薄く透けた”ピンク色のネグリジェ”を身に着けて、その女性は鋭次が寝ているベッドの側に来た。その女性は、召し使いの杉本理恵であった。
「ああっ!! このビデオはっ!!」
 同じ大学の男性に見られるには、あまりに恥ずかしいビデオである事に気づき、理恵は大きな声を上げた。
「理恵、どうしたんだ。大きな声を出したりして?」
 鋭次が、静かにビデオを見るように、召し使いを黙らせる。
「ご主人様・・・このビデオは・・・このビデオだけは、他の方に見せるのはお許し下さい・・・」
「どうしてだ? 見られると何か困る事でもあるのかな?」
「あぁ・・・このビデオには、理恵の”恥ずかしいおねだり”が・・・」
「ほおーー。良く覚えているな。そのおねだりを確認しようと思ってな」
「あぁ・・・お許し下さい」
「黙れっ!! 俺が見ると言ったら、お前は従うしかないのだ!! おとなしく見ているんだ!!」
「あぁ・・・はい・・・ご主人様・・・」
 召し使いは、ご主人様に厳しく言われ、おとなしくビデオを見る事になった。

 ビデオの中の召し使いは、ベッドの向こうの鏡に映っている自分の姿を見て、恥ずかしそうに、モジモジとしていた。
 薄いピンク色のネグリジェは、理恵の身体のラインをくっきりと現していた。特に、胸の辺りは、布地が一層薄くなっており、誰が見ても、オッパイと乳首の位置が分かるようになっていた。
 肩の部分は、細い肩ひもをリボン状に、蝶々結びで結んであった。ベッドの上で寝ている女の腕を、わざわざ、肩ひもから通して、腕を出させる必要も無く、リボンを解くと、肩ひもが外れるように、脱がせ易いようになっていた。
 ネグリジェの前の部分は、小さいホックで止めてある。ボタン状に4つほど縦に並んでおり、軽い力で、簡単に、ホックは外れるようになっていた。
 また、ネグリジェの丈は、膝上20センチほどで、少し動けば、パンティが見えてしまうのではないかというほどに短かった。
 このネグリジェは、普通、下着として着るスリップ仕様のキャミソールを前の部分が開くように加工したものである。
 それを勝手に、”ネグリジェ”と言って、召し使いに着るように教え込んでいるのである。

 理恵は、夜の早い時間帯に、テレビの時間で言えば、ゴールデンタイムになると、好きなテレビ番組も見ないで、お風呂に入り、身体をすみずみまで綺麗に洗うのであった。
 その後、髪の毛を乾かしたりして、身体を清潔な状態にしていた。
 その間は、清潔なバスタオルのみを着用して、身体に巻いているだけであり、その他の下着や衣類は身に着けないようにしていた。
 そして、運命の時間になると、バスタオルを外し、薄いピンク色のネグリジェに着替えたのである。
 ネグリジェの下には、ブラもパンティも身に着けなかった。今日は、”大切なおねだり”をしなければならないので、下着を着ける事はしなかったのである。

 スイートベッドの側にきた召し使いは、恥ずかしそうにしながらも、何かを決意したように、ご主人様に向かって、”大切なおねだり”をするのであった。
「ご主人様。今夜は、理恵のお願いを、どうか聞いて下さい」
「なんだ? 俺に出来る事なら、叶えてやってもいいぜ」
 鋭次は、夜に訪ねてきた召し使いに対して、ぶっきらぼうに返事した。しかし、召し使いは、嫌な顔もせずに、続けて、おねだりをした。
「はい・・・あの・・・ご主人様にしか、出来ないんです・・・今まで、恥ずかしくて言えなかったのですが、今日こそは、ご主人様の”本当の召し使い”になりたくて、告白する事にいたしました」
 顔を真っ赤にして、”大切なおねだり”をしようとする。鋭次は、続いて、ぶっきらぼうに返事する。
「なんだ、言ってみろよ」
「ご主人様、お願いです。理恵の処女を貰って下さい・・・」
「なんだって?!」
「理恵の・・・処女を貰って下さい・・・」
「なんて恥ずかしい事を言うんだ!! いくら召し使いだからといっても、そんな恥ずかしい事を言っていいと思っているのか?」
 一郎は、あまりの言動に、驚くしかなかった。驚いている一郎を尻目に、召し使いのおねだりは続く。
「申し訳ありません。ご主人様。でも、ご主人様に、理恵が18年間、大切に守ってきた処女を捧げたいのです。どうか理恵を一人前の召し使いにして下さい。お願いいたします」
「そうか。そこまで言うんだったら、仕方がないな」
「ご主人様に、処女を捧げるのは、召し使いとして、当然の役目です・・・今まで、恥ずかしくて言えなくて、ごめんなさい・・・」
「そうか、そうだよな。それじゃあ、お前の処女を貰ってやるよ」
「ああ・・・ありがとうございます。ご主人様っ!! 理恵は幸せな召し使いです」
 理恵は心の底から、本当に感謝しているように見えるのだった。
 一郎は、目を丸くして、驚いていた。

第20話 ビデオ鑑賞会、二本目、大切な想い出、その2

「それじゃあ、ベッドに上がるんだ」
「はい、ご主人様」
 理恵は、スイートベッドに上がりこみ、鋭次と向き合った。鋭次は、理恵の恥ずかしい姿を見て質問した。
「身に着けているのは、このピンク色のネグリジェだけか? ブラやパンティはどうしたんだ?」
「はい・・・ご主人様・・・今夜は、ご主人様に可愛がっていただき易いように、理恵の自分の意思で、ブラジャーとパンティを脱いできました。ご主人様に、早くいろんな所を触ってもらいたくて・・・脱いできました・・・」
 真っ赤になって、下着を着けていない理由を告白した。
「そうか。そういう意思表示だったのか。それでは、理恵の望みを叶えてやろう。仰向けになって寝るんだ」
「はい、ご主人様ぁ」
 理恵は、命じられると、すぐに仰向けになって、鋭次の愛撫を受ける体制になった。
「ご主人様ぁ・・・お願いします・・・」
「それじゃあ、ゆっくりと可愛がってやるよ」
 肩ひものリボンが外されると、続いて、胸元のホックが外されていった。理恵は、あっという間に、ネグリジェを脱がされていた。
「あんっ・・・ご主人様・・・」
 鋭次の手は、理恵の両胸をゆっくりと揉み始めていた。
「処女を戴く前に、たっぷりと可愛がってやらないとな」
 そう言うと、理恵の弱点の乳首を刺激するような方法で、愛撫を続けた。
「あんっ!! ご主人様っ!! そんなぁ・・・」
 理恵は、鋭次のされるがままに、愛撫を受けていた。今夜は、処女を捧げるまで、鋭次のされるがままになるつもりでいるらしい。
「処女を戴く前の、前戯だよ。抵抗しないよな?」
「はい・・・ご主人様・・・あぁんっ!!」
 理恵は、鋭次に言われた通りに、抵抗をしない。鋭次は、弱点を責め続けて、理恵を高めていった。
「さて、ここは、どうなっているかな?」
 そう言うと、理恵が手で遮るよりも早く、鋭次の手が下半身の大切な所を触り始めた。
「あっ・・・ご主人様・・・そこはっ!!」
「どうした? ここが、どうかしたのか?」
「ああぁ・・・そこを、お触りになられると・・・」
「どうした?! びちょびちょじゃないか?!」
「ああ・・・恥ずかしい姿が見つかってしまいました・・・ご主人様、理恵は、エッチな召し使いです。理恵は、ご主人様の大きなものが欲しくて、ここを濡らしていました」
「何が欲しいだ?」
「ご主人様の、大きな・・・おちんちん・・・です」
「おちんちんを入れて欲しいのか?」
「はい・・・ご主人様・・・早く欲しいです」
「そうか。そんなに欲しいのか?」
「お願いですっ!! 早く、入れて下さい!! 理恵の処女を貰って下さい!!」
 理恵は居ても立っても居られない状態で、ご主人様におねだりを続けていた。
 一郎には信じられない美少女がそこにはいた。

「そうか、そうか。そんなに、処女を捧げたいのか?!」
「理恵の処女は、ご主人様のものです。理恵を早く、ご主人様だけの”本当の召し使い”にして下さい」
「仕方がないな。そんなに言うんだったら、処女を奪ってやるよ!!」
「ありがとうございます。ご主人様ぁ」
「入れるぞっ!!」
「はいっ、ご主人様っ!! はあんっ!!」
 深々と、理恵の下半身に、鋭次の20センチ砲が突き挿さった。
「あんっ!! 嬉しいっ!!」
 理恵は、痛みを全く、感じていないようであった。それどころか、鋭次のペニスを自分の奥深くに入れてもらう様に鋭次にしがみつき、自ら、腰を動かすのであった。
「あーーん!! 気持ちいぃーー」
 召し使いは既に、淫らな牝に成り下がっていた。
「俺に、おちんちんを入れられて嬉しいか?」
「はいっ、ご主人様っ!! 嬉しいですっ!! あーーん!!」
「こんな風に、抜き差しして欲しかったんだな?」
「はい、ご主人様ーー!!」
「こんな風に、セックスをして欲しかったんだな?」
「はいっ!! あんっ!! あーー!! その・・・通りですっ!! あんっ!!」
 鋭次の女を狂わせる腰使いに、召し使いは、歓喜の声を上げていた。

「さあ、そろそろ、フィニッシュだ!!」
 そう言うと、鋭次は、今まで以上に、激しい腰使いで抜き差しを行った。
 理恵の顔がみるみる真っ赤になって、昇り詰めていくのが分かる。
 そして、止めを差すかの如く、突きまくると、理恵は昇天していった。
「ご主人様ーー!! イクっ、イクーーー!!」
 理恵は、がくっとなり、荒い息使いで、セックスの悦びに浸っていた。
 鋭次は、20センチ砲を抜くと、余韻に浸っている召し使いに質問を開始した。
「お前の望み通りに、処女を奪ってやったぞ!! 嬉しいか?」
 大学に入学して間もない美少女召し使いは、真っ赤になってご主人様に返答をした。
「はい、ご主人様。とても嬉しいです。理恵の処女を貰ってくださって、ありがとうございました。理恵は、ご主人様に処女を捧げる事が出来て、とても幸せです」
 召し使いは、とろーんとなって甘い瞳でご主人様を見つめる。その姿はとても嬉しそうで、感謝をしている様にさえ見えるのであった。
「これでお前は、俺の、”本当の召し使い”になった訳だな」
「はい、ご主人様。理恵は、ご主人様の”本当の召し使い”になりました」
「これからも、よろしくな」
「はい、ご主人様。これからも、毎日、理恵を可愛がって下さい。お願いいたします」
 そのビデオを見ていた一郎は、ただただ驚くだけであった。

 しかし、その中の鋭次は、別の事を考えているようにも見えた。
(今日で5日目のセックスだというのに、こいつは、初々しくて可愛い奴だ)
(これは、なかなか使えるな・・・もう何日か、使ってみるかな?)
(明日は、どんな風に、処女を捧げるおねだりをするのか楽しみだな・・・)
 鋭次は、楽しそうにほくそ笑んでいるように見えた。
 哀れな美少女召し使いは、何日か前に、既に処女ではなくなっていた。
 しかし、鋭次の忘却暗示を与えられる事により、処女を捧げた事を忘れさせられていた。
 そして、毎夜、恥ずかしいネグリジェを着けさせられ、処女を捧げるおねだりをするように暗示をかけられ、たっぷりと可愛がられた後に、大切な処女を奪われるのである。
 処女のおねだりは、理恵にまかせてあるので、毎日、おねだりの方法も微妙に違っていた。それも、鋭次を悦ばせる事の一つでもあった。
 理恵は、既に、5回も鋭次に処女を捧げているのであった。

第21話 お客様へのご奉仕

 ビデオを見終わって、一郎は、複雑な気持ちになっていた。借金の為とはいえ、憧れの美少女の杉本理恵が、鋭次の召し使いをしているとは・・・
 しかも、鋭次の思いのままになっている。どんなふうに調教したのか知らないが、理恵の方から、いろいろなおねだりをしている。理恵の方から、抱いて欲しいとか、ミルクを飲ませて欲しいと言っている。
 こんな清楚な美少女が、自分からそんな事を言うわけがない。
 これは、鋭次に教え込まれているに違いない。一郎は、鋭次に、理恵をどうしたのか、問い詰めようとした。
 しかし、鋭次の目を見ると、何か、気持ちが安らいでいった。問い詰めようという気持ちも薄れていった。
 そして、理恵が、召し使いになっているという事実だけが記憶に残ったままであるが、その事は誰にも言う事が出来なくなったのだった。男なので、キスはしなかったが、鋭次の催眠術により、一郎は、そのように操作されたのである。

 驚かされるばかりの一郎であったが、気がつくと、時計の針は夕方を指していた。一郎は、夜に別の用事があったので、とりあえず帰ることにした。
「なんだ、もう帰るのか? ゆっくり、していけよ」
 鋭次が、わざとらしく言う。
「いや、ちょっと用事があるんだ」
 一郎は、もう少し、ここで理恵の様子を見たかったが、用事があるので仕方なく帰るのである。そこで、鋭次が声をかけた。
「理恵、一郎が帰る前に、ご奉仕をするんだ。今日、この家に来てもらったお客様に、感謝の気持ちを込めて、ご奉仕をするんだ」
「ご主人様、どのように、ご奉仕すればよいのでしょうか? 頭の悪い理恵には分かりません。どうか、ご指導をお願いします」
「そうかそうか。それでは、教えてやろう。俺の言う通りにするんだ」
「はい、ご主人様」
 召し使いは、ご主人様の命令を待った。

「一郎。こいつが、帰る前にご奉仕してくれるから、それから、帰ったらどうだ?」
 鋭次が、意味ありげに、一郎を引き留める。一郎の目が輝き、足を止める。
「そうか。それでは、せっかくだから、頼もうかな」
 一郎は、期待に胸を膨らませて、楽しみにした。
「それじゃあ、一郎は、そこで立っておいてくれ」
 ソファから、立ち上がった一郎に、その場に立っておくように言う。そして、召し使いに命令を耳打ちする。
「そんな・・・お客様に・・・そんな事・・・」
 理恵は、真っ赤になって、一郎の方を見る。これから、一郎に行う行為を想像して、恥ずかしそうに一郎を見る。 一郎の期待が、尚も膨らむ。
「お客様にご奉仕するんだ。わかったな?」
 鋭次が言うと、理恵は頷いた。

「一郎様、失礼いたします」
 理恵は、そう言うと、同じ大学である男の前に跪いた。
 可愛いチェック柄のミニスカートと薄いクリアグリーン色のキャミソールを身に着けて、一郎の前に正座した。ブラは着けていないので、オッパイの形がくっきりと見える。
 また、ミニスカートの裾からは、チラチラとピンク色のパンティが時々見える。思わず飛びつきたくなるのを堪えて、一郎は理恵の様子を見た。
「一郎様。本日は、ご主人様のお家に来て頂きまして、ありがとうございます。一郎様がお帰りになる前に、理恵にご奉仕をさせて下さい。お願いします」
 理恵は、三つ指をついて、一郎に言った。
「そうか。それじゃあ、頼むよ」
 一郎が、平静を装いながら、理恵に答える。
「一郎様、ありがとうございます」
 理恵が、嬉しそうに言う。しかし、これは、今夜、鋭次にお仕置きをされなくなったという意味で、喜んでいたのであった。もし、一郎に断られていれば、厳しいお仕置きをされるところだったのだ。

「それでは、失礼いたします」
 理恵は、一郎の下半身に手を伸ばした。そして、一郎の分身をジーンズの上から、ゆっくりと触り始めた。
「おいおい、何をするんだい?!」
 いきなり、分身を触られて、一郎は、驚いた様子で理恵に聞いた。 理恵は、ご奉仕の内容を説明した。
「一郎様の大切なモノを清めさせて下さい。理恵のお口でペロペロと舐めて、清めさせて下さい」
「あっ、ああ、いいぜ」
 美少女の申し入れに、焦って返事をする。
「一郎様、ありがとうございます」
 理恵は、そう言うと、一郎のジーンズのファスナーを下ろし始めた。そして、器用にトランクスの間から、一郎の分身を出した。
 ジーンズの間から、赤黒いペニスが現れた。鋭次ほどの大きさはないが、女を狂わせるには充分な大きさであった。
 それは、既に、そそり立っており、天を貫く勢いで立っている。理恵はゆっくりと、一郎のペニスを擦り始めた。
 理恵の柔らかい手で分身を触られ、一郎のペニスはますます固さを増していった。
 とても、気持ちが良い・・・今にも、爆ぜてしまうのではないかというほど、気持ちが良かった。
 普通の男であれば、とっくに爆ぜてしまっているであろう。
 それほど、理恵のテクニックは上手かった。鋭次に毎日、教え込まれていたので、知らず知らずのうちに、理恵はテクニックが上手くなっていた。
 しかし、百戦錬磨である一郎は、なんとか耐えることが出来た。

 しばらく、一郎の分身を擦っていた理恵は、次の段階に進むことにした。
 固くなったペニスを持って、理恵は、うっとりと一郎の顔を見つめた。
 一郎が、それに気付いて、何だろうと理恵を見た時、理恵は次の行動をした。
 理恵は、一郎の目を見つめながら、亀頭の先をチロッと舐めたのだ。
 まるで、ソフトクリームを舐めるかの如く、ゆっくりと優しくペロペロと舐め始めた。
 しかも、一郎の目を見つめながら、嬉しそうに舐めているではないか。
 理恵の温かい舌で舐められる度に、一郎は天にも昇る気持ちになるのであった。
「一郎様の大切なモノを清めることが出来て、理恵は嬉しいです」
 そう言って、再び、ペロペロと舐める。そして、最終段階に進む。
 舐めていたペニスを口に含んだ。そして、抜き差しを繰り返す。一郎の大きなペニスを口にくわえて、必死で口を前後に動かす。しばらくして、一郎が呻き声を出し始めた。
 それでも、理恵は、気にせずに、抜き差しを繰り返した。
「出るぞっ!! 出るぞっ!!」
 一郎は、理恵の頭を掴み、腰を前後に動かしていた。そして、一声呻いたかと思うと、理恵の口の中に、白い液体を大量に出してしまった。
「んーー、んーー」
 理恵は、一郎のペニスをしっかりとくわえて、白い液体を口の中に吸い取った。
 そして、口を開けて、一郎に、白い液体を見せる。そして、ゴクンゴクンと喉を鳴らして液体を飲んだ。
 そして、もう一度、口を開けて、一郎に見せる。白い液体は、綺麗に無くなっていた。
「一郎様のミルク、とても美味しかったです」
 理恵は、そう言って、少し萎えた一郎の分身を舐めた。白いミルクが出た後始末をするのであった。
 綺麗に舐め終わると、理恵は最後に、一郎の分身にチュッとキスをしてから、口を離した。
 そして、慣れた手つきで器用に一郎の分身をトランクスに直すと、ジーンズのファスナーを上げた。
「一郎様、ありがとうございました。これで、理恵のご奉仕はお終いです」
 そう言うと、理恵は、ペコリと頭を下げた。そして、ご主人様に報告する。
「ご主人様、お客様へのご奉仕が終わりました」
「そうか、ごくろう」
 鋭次は、当然のように、あっさりと返事をした。そして、一郎に言う。
「一郎、どうだった、こいつのご奉仕は、気持ち良かったか?」
「あっ、ああ、気持ち良かったぜ・・・」
 一郎は、まだ、夢見心地のままで、ボォーーとしたまま返事をしていた。
 憧れの美少女の口奉仕に、まだ、夢の中にいるような気分であった。
 鋭次が、召し使いに命令を下すと、召し使いは頷いた。
 理恵は、まだ、ボォーーと立っている一郎に抱きついた。しっかりと抱きついた。
 上半身には、薄い布地のキャミソールしか着けていないため、理恵の胸の感触が一郎の胸に伝わる。
 一郎は、理恵の行為に驚きながらも、理恵の背中に手を回し、優しく抱きしめた。
 そうすると、理恵は嬉しそうに一郎を見つめて言った。
「一郎様、今日は、ご主人様のお家に来て下さってありがとうございました。また、いつでも来て下さいね。お待ちしております」
 そう言うと、一郎の腕から離れて、手を前で重ねて、ペコリと頭を下げた。
 一郎は、激しく、また、鋭次の家に来たいという気持ちになった。
 今日は、用事があるので、仕方なく鋭次の家を後にすることにした。

 一郎は、憧れの美少女の杉本理恵が、鋭次の召し使いをしていたことを始め、鋭次の思いのままにされている事や、理恵の方から、セックスのおねだりをしている事や、鋭次のミルクを飲みたがるという事、そして、それらの事がビデオテープに収められている事。
 そして、最後には、お客様へのご奉仕をするという事等、信じられない事の連続であり、驚かされっぱなしであったが、これらの事は、誰にも言う事はなかった。
 例え、鋭次と二人だけの会話だったとしても、誰がどこで聞いているか分からない。
 この事を話すことが出来るのは、鋭次の家の中だけということになっていた。
 一郎が帰る前に、鋭次が催眠術をかけたので、そのようになったのであった。

< つづく >

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